JP2019193471A - 回転電機のステータ - Google Patents

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貴大 園田
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Abstract

【課題】軸方向の長さを短くすることが可能な回転電機のステータを提供する。【解決手段】少なくとも3種類の磁極を有して構成される回転電機のステータ1は、コイル20を構成する導体30が巻き付け可能なティース11が周方向に沿って複数設けられた筒状のステータコア10を備え、磁極の夫々は、複数のティース11のうち、互いに隣接するティース11に亘って導体30が巻き付けられて構成され、互いに隣接するティース11に巻き付けられる導体30は巻き付け方向が互いに逆であり、磁極の夫々における、互いに隣接するティース11の夫々から導体30が引き出されるステータコア10の軸方向に沿った引出位置が互いに異なるように形成されている。【選択図】図3

Description

本発明は、少なくとも3種類の磁極を有して構成される回転電機のステータに関する。
従来、回転電機が広く利用されてきた。この種の回転電機には永久磁石を有するロータと、コイルを有するステータとを備えて構成されるものがあり、これまでにステータに関する技術が検討されてきた(例えば特許文献1及び2)。
特許文献1に記載の技術は、薄板を積層した積層鉄心からなり、バックヨーク部と当該バックヨーク部から突出したティース部とを有する磁極片を複数個、備えた固定子(ステータ)に関するものである。この固定子では、フライヤを用いてティースに導体が巻き付けられる。磁極片は、第1及び第2の2個1組の磁極片と第3及び第4の2個1組の磁極片とを有する。第1及び第2の磁極片は、バックヨーク部の周方向端面同士が互いに隣接し、且つ、フライヤによる導体の巻き付けを行っていない磁極片に対して干渉しないように、ティース部同士がV字形を呈する様に配置されている。第3及び第4の磁極片は、バックヨーク部の周方向端面同士が互いに隣接し、且つ、フライヤによる導体の巻き付けを行っていない磁極片に対して干渉しないように、ティース部同士がV字形を呈する様に配置した後、第1の磁極片のティース部にフライヤにより導体を巻き付けている。
特許文献2には、同相を構成する第1−第4の巻線を一本の線材を連続して巻き付けて構成した回転電機に関して記載されている。この回転電機では、隣接する第1の巻線と第2の巻線とを互いに逆巻きに巻き付け、第1の巻線と第2の巻線とに対して周方向に離れた位置に配置されて隣接する第3の巻線と第4の巻線とを互いに逆巻きに巻き付け、一本の線材上で内側に位置する第2の巻線と第3の巻線との間を中性点としている。
特開2013−141412号公報 特開2014−108029号公報
特許文献1に記載の技術は、フライヤを用いて導体を巻き付けるため、線径の太い導体を巻き付ける場合には、当該線径が太い導体を巻き付けることが可能なフライヤを用意する必要がある。また、互いに異なるティースに巻き付けられた導体同士を繋ぐ導体(後述する「渡り線」に相当)がステータの軸方向一方側に集められることから、ステータの当該導体がステータの軸方向に沿って積層されることになり、線径の太い線材を用いた場合においてステータの軸方向長さが長くなる。また、ティースにおいて導体が巻き付けている方向と、ティースに巻き付けられた導体を他のティースに向けて引き出す引出方向とが互いに異なる場合があるので、導体の巻き付け作業が複雑になり、製造コスト(加工費用や製造装置の費用)が増大する可能性がある。
また、特許文献2に記載の技術は、中性点を有するスター結線の回転電機には適用できるが、中性点を有さないデルタ結線の回転電機は想定されていない。
そこで、軸方向の長さを短くすることが可能な回転電機のステータが求められる。
本発明に係る回転電機のステータの特徴構成は、少なくとも3種類の磁極を有して構成される回転電機のステータであって、コイルを構成する導体が巻き付け可能なティースが周方向に沿って複数設けられた筒状のステータコアを備え、前記磁極の夫々は、前記複数のティースのうち、互いに隣接するティースに亘って前記導体が巻き付けられて構成され、前記互いに隣接するティースに巻き付けられる前記導体は巻き付け方向が互いに逆であり、前記磁極の夫々における、前記互いに隣接するティースの夫々から前記導体が引き出される前記ステータコアの軸方向に沿った引出位置が互いに異なるように形成されている点にある。
このような特徴構成とすれば、磁極の夫々において、互いに隣接するティースに巻き付けられた導体同士を接続する部分(後述する「渡り線」に相当)を、ステータコアの軸方向の一方側及び他方側に分散させることができるので、渡り線の形成作業を容易にできる。更には、ステータコアの軸方向一方側にのみ、渡り線が積層されることを避けることができる。このため、仮に径が太い導体を用いた場合であってもステータコアの軸方向長さを短くすることができる。したがって、ステータコアの材料を削減できるので、製造コストを低減することが可能となる。
また、前記複数のティースのうちの所定の1つのティースから他のティースへの前記導体の前記引出位置は、前記1つのティースに巻き付けられた状態の前記導体の巻線の方向(接線の方向)と前記1つのティースから前記他のティースの方向に向かって前記導体を引っ張る方向とが一致する位置であると好適である。
このような構成とすれば、導体を巻き付ける際に、当該導体を支持するガイド部品が不要となる。したがって、製造コストを抑制できる。
また、前記導体は三相回転電機用のデルタ結線を構成していると好適である。
このような構成であれば、従来のステータコアよりも短い軸方向長さを有する、デルタ結線により構成されたステータコアのコイルを容易に形成することができる。
ステータの斜視図である。 ステータの軸方向視図である。 ティースに対する巻線の状態を模式的に示す図である。
本発明に係る回転電機のステータはコンパクトに(特に、軸方向長さが短くなるように)構成される。以下、本実施形態の回転電機のステータ(以下「ステータ」とする)1について説明する。ここで、回転電機とは、電動機及び発電機の総称である。このため、ステータ1は電動機及び発電機の双方に適用可能である。また、本ステータ1は、少なくとも3種類の磁極を有して構成される。3種類の磁極とは、U相、V相、W相からなる各相の磁極である。以下ではステータ1を三相電動機に適用した場合の例を挙げて説明する。
図1にはステータ1の斜視図が示され、図2にはステータコア10の軸方向外側から見たステータ1が示される。本実施形態に係るステータ1は、ステータコア10、コイル20、導体30、渡り線40、給電線50を備えて構成される。
ステータコア10は、図1及び図2に示されるように筒状に形成される。特に本実施形態では、ステータコア10は円筒状に形成され、電磁鋼板からなる複数の円環状の薄板を積層して構成される。ステータコア10は、内周面から径方向内側に向って突出する複数のティース11が周方向に沿って複数設けられる。「内周面から径方向内側に向って突出する」とは、円筒状のステータコア10の内周面から当該ステータコア10の軸心に向かって突出していることを意味する。ティース11には、コイル20を構成する導体30が巻き付け可能である。
本実施形態では、ステータコア10の周方向に沿って12個のティース11が設けられる。したがって、本実施形態のステータ1は、所謂「10極12スロット」の三相電動機に利用される。図2には、理解を容易にするために、夫々のティース11に対して反時計回りに11Aから11Lまで符号が付されている。
コイル20は、複数のティース11のうち互いに隣り合う2つのティース11に同相の導体30が巻き付けられて形成される。複数のティース11とは、ステータコア10に形成される12個のティース11である。互いに隣り合う2つのティース11とは、例えば図2において、夫々、ティース11Aとティース11B、ティース11Cとティース11D、ティース11Eとティース11F、ティース11Gとティース11H、ティース11Iとティース11J、ティース11Kとティース11Lにあたる。同相とは、三相電動機における三相(U相、V相、W相)のうちの同一の相である。図2には、理解を容易にするために、同一の相毎にティース11が一点鎖線で囲まれる。導体30とは、周囲が絶縁材料で被覆された導線である。コイル20は、このような導体30をU相毎、V相毎、及びW相毎にティース11に巻き付けて形成される。これにより、磁極の夫々(すなわち、U相、V相、W相)は、複数のティース11のうち互いに隣接する2つのティース11に亘って導体30が巻き付けられて構成される。
図3には、理解を容易にするためにステータコア10の軸心からステータコア10の内周面を見た場合の展開図が示される。また、理解を容易にするために渡り線40を各ティース11に巻き付けている導体30よりも太く示しているが、実際には同じ太さの導体で良い。更には、導体30と渡り線40とは1本の線材を用いて構成しても良い。
図3に示されるように、互いに隣接するティース11に巻き付けられる導体30は巻き付け方向が互いに逆になるように巻き付けられる。ティース11Aには当該ティース11Aをステータコア10の軸心から径方向に沿って見て反時計周りに導体30が巻き付けられ、ティース11Aに隣接するティース11Bには時計回りに導体30が巻き付けられる。ティース11Aに巻き付けられた導体30は、ステータコア10の軸方向一端側に設けられた渡り線40を介してティース11Bに巻き付けられる。
また、ティース11Bに巻き付けられた導体30は、ステータコア10の軸方向他端側に設けられた渡り線40を介してティース11Gに巻き付けられる。ティース11Gには当該ティース11Gをステータコア10の軸心から径方向に沿って見て反時計周りに導体30が巻き付けられ、ティース11Gに隣接するティース11Hには時計回りに導体30が巻き付けられる。ティース11Gに巻き付けられた導体30は、ステータコア10の軸方向一端側に設けられた渡り線40を介してティース11Hに巻き付けられる。したがって、ティース11Aに巻き付けられた導体30とティース11Bに巻き付けられた導体30とティース11Gに巻き付けられた導体30とティース11Hに巻き付けられた導体30とは直列に接続される。
また、ティース11Cには当該ティース11Cをステータコア10の軸心から径方向に沿って見て反時計周りに導体30が巻き付けられ、ティース11Cに隣接するティース11Dには時計回りに導体30が巻き付けられる。ティース11Cに巻き付けられた導体30は、ステータコア10の軸方向一端側に設けられた渡り線40を介してティース11Dに巻き付けられる。
また、ティース11Dに巻き付けられた導体30は、ステータコア10の軸方向他端側に設けられた渡り線40を介してティース11Iに巻き付けられる。ティース11Iには当該ティース11Iをステータコア10の軸心から径方向に沿って見て反時計周りに導体30が巻き付けられ、ティース11Iに隣接するティース11Jには時計回りに導体30が巻き付けられる。ティース11Iに巻き付けられた導体30は、ステータコア10の軸方向一端側に設けられた渡り線40を介してティース11Jに巻き付けられる。したがって、ティース11Cに巻き付けられた導体30とティース11Dに巻き付けられた導体30とティース11Iに巻き付けられた導体30とティース11Jに巻き付けられた導体30とは直列に接続される。
更に、ティース11Eには当該ティース11Eをステータコア10の軸心から径方向に沿って見て反時計周りに導体30が巻き付けられ、ティース11Eに隣接するティース11Fには時計回りに導体30が巻き付けられる。ティース11Eに巻き付けられた導体30は、ステータコア10の軸方向一端側に設けられた渡り線40を介してティース11Fに巻き付けられる。
また、ティース11Fに巻き付けられた導体30は、ステータコア10の軸方向他端側に設けられた渡り線40を介してティース11Kに巻き付けられる。ティース11Kには当該ティース11Kをステータコア10の軸心から径方向に沿って見て反時計周りに導体30が巻き付けられ、ティース11Kに隣接するティース11Lには時計回りに導体30が巻き付けられる。ティース11Kに巻き付けられた導体30は、ステータコア10の軸方向一端側に設けられた渡り線40を介してティース11Lに巻き付けられる。したがって、ティース11Eに巻き付けられた導体30とティース11Fに巻き付けられた導体30とティース11Kに巻き付けられた導体30とティース11Lに巻き付けられた導体30とは直列に接続される。
渡り線40は、ステータコア10のティース11よりも軸方向一端側又は軸方向他端側に設けられ、周方向に互いに離間するティース11に巻き付けられた同相の磁極を構成する導体30同士を接続する。コイル20は、互いに隣り合うティース11に対して、U相、V相、W相の順に形成される。本実施形態ではティース11は12個あるので、ティース11A及びティース11Bと共に、ティース11G及びティース11Hにより同相のコイル20(図3の例ではU相のコイル20)が形成され、ティース11C及びティース11Dと共に、ティース11I及びティース11Jにより同相のコイル20(図3の例では相のコイル20)が形成され、ティース11E及びティース11Fと共に、ティース11K及びティース11Lにより同相のコイル20(図3の例ではU相のコイル20)が形成される。
また、図3に示されるように、磁極の夫々における、互いに隣接するティース11の夫々から導体30が引き出されるステータコア10の軸方向に沿った引出位置が互いに異なるように形成される。U相のコイル20に着目した場合、ティース11Aからは軸方向一端側から導体30が引き出されて渡り線40に接続され、ティース11Aに隣接するティース11Bからは軸方向他端側から導体30が引き出されて渡り線40に接続される。したがって、互いに隣接するティース11Aとティース11Bとは、導体30が引き出されるステータコア10の軸方向に沿った引出位置が互いに異なる。
また、ティース11Gからは軸方向一端側から導体30が引き出されて渡り線40に接続され、ティース11Gに隣接するティース11Hからは軸方向他端側から導体30が引き出されて給電線50に接続される。したがって、互いに隣接するティース11Gとティース11Hとは、導体30が引き出されるステータコア10の軸方向に沿った引出位置が互いに異なる。
更に、U相のコイル20に着目した場合に互いに隣接するティース11Bとティース11Gとも、上述したように、導体30が引き出されるステータコア10の軸方向に沿った引出位置が互いに異なる。
同様に、V相のコイル20に着目した場合、ティース11Cからは軸方向一端側から導体30が引き出されて渡り線40に接続され、ティース11Cに隣接するティース11Dからは軸方向他端側から導体30が引き出されて渡り線40に接続される。したがって、互いに隣接するティース11Cとティース11Dとは、導体30が引き出されるステータコア10の軸方向に沿った引出位置が互いに異なる。
また、ティース11Iからは軸方向一端側から導体30が引き出されて渡り線40に接続され、ティース11Iに隣接するティース11Jからは軸方向他端側から導体30が引き出されて給電線50に接続される。したがって、互いに隣接するティース11Iとティース11Jとは、導体30が引き出されるステータコア10の軸方向に沿った引出位置が互いに異なる。
更に、V相のコイル20に着目した場合に互いに隣接するティース11Dとティース11Iとも、上述したように、導体30が引き出されるステータコア10の軸方向に沿った引出位置が互いに異なる。
同様に、W相のコイル20に着目した場合、ティース11Eからは軸方向一端側から導体30が引き出されて渡り線40に接続され、ティース11Eに隣接するティース11Fからは軸方向他端側から導体30が引き出されて渡り線40に接続される。したがって、互いに隣接するティース11Eとティース11Fとは、導体30が引き出されるステータコア10の軸方向に沿った引出位置が互いに異なる。
また、ティース11Kからは軸方向一端側から導体30が引き出されて渡り線40に接続され、ティース11Kに隣接するティース11Lからは軸方向他端側から導体30が引き出されて給電線50に接続される。したがって、互いに隣接するティース11Kとティース11Lとは、導体30が引き出されるステータコア10の軸方向に沿った引出位置が互いに異なる。
更に、W相のコイル20に着目した場合に互いに隣接するティース11Fとティース11Kとも、上述したように、導体30が引き出されるステータコア10の軸方向に沿った引出位置が互いに異なる。
また、本実施形態では、複数のティース11のうちの所定の1つのティース11から他のティース11への導体30の引出位置は、前記1つのティース11に巻き付けられた状態の導体30の巻線の方向(接線の方向)と前記1つのティース11から前記他のティース11の方向に向かって導体30を引っ張る方向とが一致する位置に設定される。
具体的には、ティース11Aからティース11Bへの導体30の引出位置は、ティース11Aに巻き付けられた状態の導体30の巻線の方向とティース11Aからティース11Bの方向に向かって導体30を引っ張る方向とが一致する位置に設定される。「ティース11Aに巻き付けられた状態の導体30の巻線の方向」とは、ステータコア10の軸心から径方向にそってティース11Aを見た際にティース11Aの形状が円形状である場合には、ティース11Aの外周縁からティース11Aの径方向に直交する方向に沿って延長した方向が相当する。また、ステータコア10の軸心から径方向にそってティース11Aを見た際にティース11Aの形状が多角形状である場合には、多角形の外縁と点で接触するときは当該点とティース11Aの中心とを結ぶ線に対して直交する方向に沿って延長した方向であり、多角形の外縁と線で接触するときは当該接触する辺を延長した方向と考えると良い。「ティース11Aからティース11Bの方向に向かって導体30を引っ張る方向」とは、導体30をティース11Aからティース11Bに引き回す場合に、導体30に所定のテンションを掛けて引っ張る方向にあたる。
したがって、ティース11Aの前記形状が円形状である場合には、ティース11Aからティース11Bへの導体30の引出位置は、ティース11Aの外周縁からティース11Aの径方向に直交する方向に沿って延長した方向と導体30をティース11Aからティース11Bに引き回す場合に導体30に所定のテンションを掛けて引っ張る方向とが一致する位置に設けられ、図3に示されるように、ティース11Aの前記形状が多角形状である場合には、ティース11Aからティース11Bへの導体30の引出位置は、ティース11Aの当該多角形状の辺を延長した方向と、導体30をティース11Aからティース11Bに引き回す場合に導体30に所定のテンションを掛けて引っ張る方向とが一致する位置に設けられる。
以下、U相のコイル20における、ティース11Bからティース11Gへの導体30の引出位置、及びティース11Gからティース11Hへの導体30の引出位置も同様に設けられる。なお、ティース11Hからは給電線50に接続されるのでこの限りではない。
また、V相のコイル20における、ティース11Cからティース11Dへの導体30の引出位置、ティース11Dからティース11Iへの導体30の引出位置、及びティース11Iからティース11Jへの導体30の引出位置も同様に設けられる。
更には、W相のコイル20における、ティース11Eからティース11Fへの導体30の引出位置、ティース11Fからティース11Kへの導体30の引出位置、及びティース11Kからティース11Lへの導体30の引出位置も同様に設けられる。
また、導体30は、三相回転電機用のデルタ結線を構成するように接続すると良い。すなわち、例えば図3における給電線50のUinとWoutとを接続し、VinとUoutとを接続し、WinとVoutとを接続すると良い。もちろん、導体30は、三相回転電機用のスター結線を構成するように接続しても良い。
また、上記のように構成することで、ステータコア10の軸方向両側に渡り線40を配置することができる。したがって、ステータコア10における軸方向両側における渡り線40同士の積層数を低減できるので、ステータ1の軸方向長さの増大を抑制できる。また、全ての磁極において、夫々のティース11に巻き付けられる導体30巻き数がn+1/2(ターン)(nは整数)とすることができるので、全てのティース11における巻き数を等しくでき、電気的特性のバラツキを低減できる。
〔その他の実施形態〕
上記実施形態では、3種類の磁極を有する場合の例を挙げて説明したが、4種類以上の磁極を有するものに適用することも可能である。
上記実施形態では、複数のティース11のうちの所定の1つのティース11から他のティース11への導体30の引出位置は、1つのティース11に巻き付けられた状態の導体30の接線の方向と1つのティース11から他のティース11の方向に向かって導体30を引っ張る方向とが一致する位置であるとして説明したが、複数のティース11のうちの所定の1つのティース11から他のティース11への導体30の引出位置は、1つのティース11に巻き付けられた状態の導体30の接線の方向と1つのティース11から他のティース11の方向に向かって導体30を引っ張る方向とが一致しない位置であっても良い。
上記実施形態では、特に図3において、導体30が夫々の磁極のコイル20を構成するように示したが、例えば各磁極のコイル20が並列接続されるように構成することも可能である。
本発明は、少なくとも3種類の磁極を有して構成される回転電機のステータに用いることが可能である。
1:ステータ(回転電機のステータ)
10:ステータコア
11:ティース
20:コイル
30:導体

Claims (3)

  1. 少なくとも3種類の磁極を有して構成される回転電機のステータであって、
    コイルを構成する導体が巻き付け可能なティースが周方向に沿って複数設けられた筒状のステータコアを備え、
    前記磁極の夫々は、前記複数のティースのうち、互いに隣接するティースに亘って前記導体が巻き付けられて構成され、
    前記互いに隣接するティースに巻き付けられる前記導体は巻き付け方向が互いに逆であり、
    前記磁極の夫々における、前記互いに隣接するティースの夫々から前記導体が引き出される前記ステータコアの軸方向に沿った引出位置が互いに異なるように形成されている回転電機のステータ。
  2. 前記複数のティースのうちの所定の1つのティースから他のティースへの前記導体の前記引出位置は、前記1つのティースに巻き付けられた状態の前記導体の接線の方向と前記1つのティースから前記他のティースの方向に向かって前記導体を引っ張る方向とが一致する位置である請求項1に記載の回転電機のステータ。
  3. 前記導体は三相回転電機用のデルタ結線を構成している請求項1又は2に記載の回転電機のステータ。
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