JPH09322494A - 固定子の巻線方法及び巻線装置 - Google Patents

固定子の巻線方法及び巻線装置

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JPH09322494A
JPH09322494A JP16393996A JP16393996A JPH09322494A JP H09322494 A JPH09322494 A JP H09322494A JP 16393996 A JP16393996 A JP 16393996A JP 16393996 A JP16393996 A JP 16393996A JP H09322494 A JPH09322494 A JP H09322494A
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winding
yoke
pole
wire
nozzle
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JP16393996A
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Tatsuhiko Ogiwara
辰彦 荻原
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Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軸心側に突出した複数のポールに巻線する
際、渡り線に損傷を発生させることのない巻線装置及び
巻線方法の提供。 【解決手段】 巻線装置1は、線材81を繰り出すノズ
ル11を備えた給線部材10と、ヨーク86の保持部材
21と、給線部材10又は保持部材21の駆動手段とを
有し、駆動手段は、1のポール871に対してその遠心
側から軸心側に線材81を巻回した後、ノズル11を次
のポール872の巻回開始位置に回転させ、次にノズル
11を若干の角度だけ逆回転させて線材81に弛みを生
ぜしめ、次のポール872の巻回を開始する。並びにポ
ール871,872間を渡る線材81に弛みを生じさせ
次の巻線を開始する巻線方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は,回転電機のポール等,軸心側に
突設した部材に線材を順次巻き付けていく巻線装置また
は巻線方法に関する。
【0002】
【従来技術】モーターや発電機等の回転電機の固定子に
は,図14に示すように,円筒形のヨーク91から内側
に向けて突設したポール92に線材81を巻き付けて固
定子巻線80を形成したものが知られている。そして,
ポール92に対する線材81の巻回は,ノズル961か
ら線材81を繰り出す給線部材96を用い,給線部材9
6をヨーク91の軸心Cと平行方向に上下動させると共
にこの上下動の間にこれに連動して矢印で示すようにポ
ール92の左右に正逆回転させつつ線材81を巻回す
る。
【0003】そして,ポール92の遠心側(ヨーク91
の内壁面911側)から巻回を開始し,軸心側に位置す
るポール92の端板921まで巻回が完了すると,隣の
ポール92の位置にノズル961を回転させて移動し,
同様の巻回作業を次々と実行していく。即ち,図15に
示すように,1のポール92に巻線80を形成したら次
のポール92に巻回方向を逆にして線材81を巻回し,
次々と巻線80を形成していく。
【0004】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記従来の巻
回方法(装置)では,図14に示すように,1つのポー
ル92の巻線80を完了し,次ぎのポール92にノズル
961を移動させ巻回を開始した場合に,ポール92間
の渡り線82や巻き始めの線材がノズル961に接触し
傷つけられ易いという問題がある。即ち,図14に示す
ように,渡り線82は,ポール92の軸心側と遠心側と
の間を斜め方向に渡ることになるため,ノズル961が
次の巻回のため上下動した場合に,ノズル961の端部
が渡り線82に接触し,渡り線82や第1ターン目の線
材81に断線や傷を生じ易くなる。
【0005】なお,上記のような巻線の不具合は,回転
電機の固定子に限られるものではなく,内側に向けて突
設した複数のポール状の部材に対してその半径方向に巻
線する場合において,共通に生じうる課題である。本発
明は,かかる従来の問題点に鑑みてなされたものであ
り,ノズルと線材との接触による巻線損傷の発生を抑制
することのできる,回転電機の固定子等内側に突設した
部材へ順次巻回する線材の巻線方法及び巻線装置を提供
しようとするものである。
【0006】
【課題の解決手段】請求項1の発明にかかる巻線方法
は,1のポールに対してその遠心側から軸心側に線材を
巻回した後,軸心側から遠心方向に線材を繰り出すノズ
ルを次のポールの巻回開始位置に移動させ,次にノズル
を若干の量だけ逆移動させて線材に弛みを生ぜしめ,そ
の後に次のポールに対する巻回を開始する。
【0007】即ち,1のポールの巻線を完了し,次のポ
ールの巻線を開始する場合に,中間にノズルの逆移行運
動を挿入し,これによってポールに渡る線材に弛みを生
じさせる(図5,符号89参照)。そのため,次ぎのポ
ールに線材を巻回するためにノズルを上下した場合に
は,線材が弛みを持っているため下記に述べるようにノ
ズルが線材に接触し難くなり,また仮にノズルが線材に
接触した場合にも衝撃が弱くなる。
【0008】即ち,ノズルは軸心側から遠心方向に線材
を繰り出すため,線材の弛みは外側に凸となる(曲率中
心が軸心側にある)ため,ノズルが上下動した場合に線
材とノズルが接触しにくくなる。また,接触した場合に
も線材がピンと張っていないため,線材に対するノズル
の衝撃が小さくなる。そのため本方法によれば,ノズル
と線材との接触による巻線損傷の発生を少なくすること
ができる。
【0009】一方,本願の請求項2の発明にかかる線材
の巻線装置は,請求項1の巻線方法を実行する巻線装置
である。即ち,本装置は,ノズルがヨークの軸心と平行
方向に往復する軸方向運動,上記軸心の周りに正逆回転
する回動運動,及び上記軸心に近接又は離隔する半径方
向運動とを上記給線部材又は保持部材に対して行わせし
める駆動手段とを有しており,上記駆動手段は,1のポ
ールに対してその遠心側から軸心側に線材を巻回した
後,上記ノズルを次のポールの巻回開始位置に移動さ
せ,次にノズルを若干の量だけ逆移動させて線材に弛み
を生ぜしめ,その後に次のポールに対して線材の巻回を
開始する。
【0010】そのため,前記のように,本装置によれば
ノズルと線材との接触による巻線損傷の発生を少なくす
ることができる。なお,上記において,ノズルの軸方向
運動,回転運動,及び半径方向運動は,全て固定子とノ
ズルとの相対運動であればよく,給線部材(ノズル)及
び保持部材(固定子)の一方または双方を駆動すること
により実現することができ,必ずしもノズル側を駆動す
る必要はない。
【0011】つぎに,請求項3の発明にかかる巻線方法
は,1のポールに対してその遠心側から軸心側に線材を
巻回し,その後線材を軸心側から遠心側に移動又は押圧
してヨークの内壁に沿ってポール間に線材を配置し,次
のポールに対して線材の巻回を開始する。本方法では,
1のポールに巻線を完了し次ぎのポールの位置に線材が
移動する場合に,詳細を後述する図13に示すように線
材が遠心側のヨークの内壁に沿って配置され,線材はポ
ール間にピンと張られていない。
【0012】そのため,ノズルが上下動した場合にポー
ル間に渡る線材とノズルとは接触し難くなる。また,仮
にノズルが接触した場合にも線材がピンと張っていない
ため,線材に対する衝撃が小さくなる。そのため本方法
によれば,ノズルと線材との接触による巻線損傷の発生
を少なくすることができる。
【0013】そして,請求項4の発明にかかる巻線装置
は,請求項3の巻線方法を実現する巻線装置の1つであ
る。即ち,上記巻線装置は,軸心側から遠心方向に線材
を繰り出すノズルを備えた給線部材と,上記ヨークを保
持する保持部材と,上記ノズルがヨークの軸心と平行方
向に往復する軸方向運動,上記軸心の周りに正逆回転す
る回動運動,及び上記軸心に近接又は離隔する半径方向
運動とを上記給線部材又は保持部材に対して行わせしめ
る駆動手段とを有している。
【0014】そして,上記駆動手段は,1のポールに対
してその遠心側から軸心側に線材を巻回し,次に上記ノ
ズルを軸心側から遠心側に向けて半径方向運動をさせた
後,遠心側のヨークの内壁に沿ってノズルを次のポール
に移動させ,次のポールに対して線材の巻回を開始す
る。そのため,図7に示すようにポール間の線材は遠心
側のヨークの内壁に沿って配置されるようになり,線材
はポール間にピンと張られず,請求項3の巻線方法を実
現することができる。
【0015】また,請求項5の発明にかかる巻線装置
は,請求項3の巻線方法を実現する他の巻線装置であ
る。即ち,上記巻線装置は,前記給線部材,保持部材,
駆動手段の他に,ポールの近傍に挿入しヨークの軸心側
から遠心側に向けた半径方向運動可能な線材のプッシュ
部材とを有している。
【0016】そして,上記駆動手段は,1のポールに対
してその遠心側から軸心側に向けた線材の巻回を完了し
次のポールにノズルを移動させて線材の巻回を開始する
場合には,次の巻回の開始前に上記プッシュ部材を両ポ
ールの間に配置し軸心側から遠心側に向けた半径方向運
動を行わせしめて両ポールの間に懸架された線材を遠心
方向に押圧し線材をヨークの内壁に沿った形状に配置す
る。その結果,本装置によれば,図11に示すようにポ
ール間の線材は遠心側のヨークの内壁に沿って配置され
るようになり,線材はポール間にピンと張られず,請求
項3の巻線方法を実現することができる。
【0017】また,請求項6の発明にかかる巻線装置
は,請求項3の巻線方法を実現するもう一つの巻線装置
である。即ち,上記巻線装置は,前記給線部材,保持部
材,及び駆動手段とを有しており,上記給線部材は,ノ
ズルがポールとポールとの間を移行する際に,これに同
期して線材のノズルからの繰り出し速度を速めてポール
間に渡る線材に弛みを持たせることを特徴とする。
【0018】その結果,図7に示すようにポール間の線
材は遠心側のヨークの内壁に沿って配置されるようにな
り,線材はポール間にピンと張られず,請求項3の巻線
方法を実現することができる。なお,ノズルから繰り出
される線材の速度を速めることと,ノズルから繰り出さ
れる線材の引っ張り力(テンション)を弱めることとは
等価であり,線材の引っ張り力(テンション)を弱める
ことによっても同様の効果を奏することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
実施形態例1 本例は,図1に示すように,略円筒形のヨーク86とそ
のヨーク86の内壁から軸心方向に向けて突設した複数
のポール871,872とを有する回転電機の固定子8
5において,図3に示すようにポール871の遠心側か
ら巻回を開始しポール871の軸心側において巻回を完
了する線材81の巻回作業を複数のポール871,87
2に対して順次実施する線材81の巻線装置である。
【0020】巻線装置1は,図1に示すように,軸心側
から遠心方向に線材81を繰り出すノズル11を備えた
給線部材10と,ヨーク86を保持する保持部材21
と,ノズル11を固定子85に対してヨーク86の軸心
と平行方向に往復させる軸方向運動,上記軸心の周りに
正逆回転させる回動運動,及び上記軸心に近接又は離隔
させる半径方向運動とを給線部材10又は保持部材21
に対して行わせしめる図示しない駆動手段とを有してい
る。
【0021】そして,上記駆動手段は,図2,図3に示
すように1のポール871に対してその遠心側から軸心
側に線材81を巻回した後,ノズル11を次のポール8
72の巻回開始位置に回転させ,次に図4,図5に示す
ようにノズル11を若干の角度だけ逆回転させて線材8
1に弛みを生ぜしめ,その後に図6,図7に示すように
次のポール872に対して線材81の巻回を開始する。
【0022】以下それぞれについて説明を補足する。固
定子85は,単相発電機の固定子であり,図1に示すよ
うに,ヨーク86の周りに等間隔に複数個のポール87
1,872を突設させたものである。同図において符号
875は,ポール871,872の軸心側に配置する端
板であり,符号41は線材81を送りだす繰り出し装置
である。
【0023】ノズル11(給線部材10)は,図示しな
い駆動手段によって駆動され,ヨーク86の軸心と平行
方向に上下することが出来ると共に上記軸心の周りに正
逆回転することができる。また,ヨーク86(保持部材
21)は,図示しない駆動手段によって駆動され,軸心
の周りに正逆回転することができる。
【0024】そして,1のポール871に線材81を巻
回する場合には,ノズル11をヨーク86の軸心と平行
方向に上下動させると共にその上下動の間にこれに連動
してポール871の左右に正逆回転させつつ巻回する。
そして,図2の破線で示すようにポール871に対する
巻回が完了し巻線80を形成すると,図2,図3の実線
で示すようにノズル11が相対的に次ぎのポール872
の位置に移動するようにヨーク86(ポール871,8
72)を逆回転させる。そして,渡り線82は,一旦ピ
ンと張った形状となる。
【0025】その後,図4,図5に示すように,ヨーク
86(ポール871,872)を若干正回転(相対的に
ノズル11を逆回転)させて渡り線82に弛み89を生
ぜしめる。このように線材81に弛みが生じた状態か
ら,次ぎに線材81を繰り出しながらノズル11を正回
転させて図6,図7に示すように渡り線82が撓みのあ
る形状とし,次ぎの巻線を開始する。即ち,ポール87
2に対しては,巻回の回転方向だけを反対にしポール8
71の巻回と同一の手順に従って線材81を巻き付け
る。
【0026】そのため,本装置1によれば,ノズル11
とポール871,872間に渡る渡り線82との接触に
よる渡り線82や第1ターン目の線材81巻線損傷の発
生を極めて少なくすることができる。
【0027】実施形態例2 本例は,実施形態例1において,ポール871,872
の間に挿入可能であり且つヨーク86の軸心側から遠心
側に向けた半径方向運動が可能な線材81のプッシュ部
材31(図8〜図11)を設けたもう一つの実施形態例
である。そして,前記駆動手段が1のポール871に対
してその遠心側から軸心側に向けた線材81の巻回を完
了し,次のポール872にノズル11を移動させて線材
81の巻回を開始する場合において,図8,図9に示す
ように次の巻回の開始前にプッシュ部材31を両ポール
871,872の間の軸心寄りの位置に挿入する。
【0028】次ぎに図10,図11に示すように,プッ
シュ部材31に対して軸心側から遠心側に向けた半径方
向運動を行わせしめ,両ポール871,872の間に懸
架された線材81を遠心方向に押圧し,渡り線82をヨ
ークの内壁に沿った形状に配置する。その後,図12に
示すように,プッシュ部材31を引き抜き,次のポール
872に対する巻回を開始する。その結果,図13に示
すように,巻線80の渡り線82がヨーク86の内壁に
沿って配置される。その他については実施形態例1と同
様である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例1の巻線装置の要部の斜視図。
【図2】実施形態例1において巻線の進行状態を軸心側
からポールに向かって見た正面図(第1ポール巻線完了
時)。
【図3】実施形態例1において巻線の進行状態を底部か
ら見た下面図(第1ポール巻線完了時)。
【図4】実施形態例1において巻線の進行状態を軸心側
からポールに向かって見た正面図(第1ポール巻線完了
し第2ポールへの移行時)。
【図5】実施形態例1において巻線の進行状態を底部か
ら見た下面図(第1ポール巻線完了し第2ポールへの移
行時)。
【図6】実施形態例1において巻線の進行状態を軸心側
からポールに向かって見た正面図(第2ポールの巻線開
始時)。
【図7】実施形態例1において巻線の進行状態を底部か
ら見た下面図(第2ポールの巻線開始時)。
【図8】実施形態例2において巻線の進行状態を軸心側
からポールに向かって見た正面図(第1ポール巻線完了
し第2ポールへの移行時)。
【図9】実施形態例2において巻線の進行状態を底部か
ら見た下面図(第1ポール巻線完了し第2ポールへの移
行時)。
【図10】実施形態例2において巻線の進行状態を軸心
側からポールに向かって見た正面図(第2ポールの巻線
開始直前)。
【図11】実施形態例2において巻線の進行状態を底部
から見た下面図(第2ポールの巻線開始直前)。
【図12】実施形態例2において巻線の進行状態を軸心
側からポールに向かって見た正面図(第2ポールの巻線
開始時)。
【図13】実施形態例2において巻線の完了した固定子
の下面図。
【図14】従来装置において巻線を完了した固定子と給
線装置の配置を底部から見た下面図。
【図15】固定子の巻線状態を軸心側からポール側に向
かって見た展開正面図。
【符号の説明】
1...巻線装置, 10...給線部材, 11...ノズル, 21...保持部材, 81...線材, 86...ヨーク, 871,872...ポール,

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略円筒形のヨークとそのヨークの内壁か
    ら軸心方向に向けて突設したポールとを有する回転電機
    等の固定子において,ポールの遠心側から巻回を開始し
    ポールの軸心側において巻回を完了する線材の巻回作業
    を複数のポールに対して順次実施する線材の巻線方法で
    あって,軸心側から遠心方向に線材を繰り出すノズルを
    移動させ1のポールに対してその遠心側から軸心側に線
    材を巻回した後,ノズルを次のポールの巻回開始位置に
    移動し,次にノズルを若干の量だけ逆移動させて線材に
    弛みを生ぜしめ,その後に次のポールに対する巻回を開
    始することを特徴とする固定子の巻線方法。
  2. 【請求項2】 略円筒形のヨークとそのヨークの内壁か
    ら軸心方向に向けて突設したポールとを有する回転電機
    等の固定子において,ポールの遠心側から巻回を開始し
    ポールの軸心側において巻回を完了する線材の巻回作業
    を複数のポールに対して順次実施する線材の巻線装置で
    あって,上記巻線装置は,軸心側から遠心方向に線材を
    繰り出すノズルを備えた給線部材と,上記ヨークを保持
    する保持部材と,上記ノズルがヨークに対してヨークの
    軸心と平行方向に往復する軸方向運動,ノズルがヨーク
    に対してヨークの軸心の周りに正逆回転させる回動運
    動,及びノズルがヨークに対してヨークの軸心に近接又
    は離隔させる半径方向運動とを上記給線部材又は保持部
    材に対して行わせしめる駆動手段とを有しており,上記
    駆動手段は,1のポールに対してその遠心側から軸心側
    に線材を巻回した後,上記ノズルを次のポールの巻回開
    始位置に移動させ,次にノズルを若干の量だけ逆移動さ
    せて線材に弛みを生ぜしめ,その後に次のポールに対し
    て線材の巻回を開始することを特徴とする固定子の巻線
    装置。
  3. 【請求項3】 略円筒形のヨークとそのヨークの内壁か
    ら軸心方向に向けて突設したポールとを有する回転電機
    等の固定子において,ポールの遠心側から巻回を開始し
    ポールの軸心側において巻回を完了する線材の巻回作業
    を複数のポールに対して順次実施する線材の巻線方法で
    あって,1のポールに対してその遠心側から軸心側に線
    材を巻回し,その後ポール間に渡る線材を軸心側から遠
    心側に移動又は押圧してヨークの内壁に沿ってポール間
    に懸架し,次のポールに対して線材の巻回を開始するこ
    とを特徴とする固定子の巻線方法。
  4. 【請求項4】 略円筒形のヨークとそのヨークの内壁か
    ら軸心方向に向けて突設したポールとを有する回転電機
    等の固定子において,ポールの遠心側から巻回を開始し
    ポールの軸心側において巻回を完了する線材の巻回作業
    を複数のポールに対して順次実施する線材の巻線装置で
    あって,上記巻線装置は,軸心側から遠心方向に線材を
    繰り出すノズルを備えた給線部材と,上記ヨークを保持
    する保持部材と,上記ノズルがヨークに対してヨークの
    軸心と平行方向に往復する軸方向運動,ノズルがヨーク
    に対してヨークの軸心の周りに正逆回転する回動運動,
    及びノズルがヨークに対してヨークの軸心に近接又は離
    隔する半径方向運動とを上記給線部材又は保持部材に対
    して行わせしめる駆動手段とを有しており,上記駆動手
    段は,1のポールに対してその遠心側から軸心側に線材
    を巻回し,次に上記ノズルを軸心側から遠心側に向けて
    半径方向運動をさせた後,遠心側のヨークの内壁に沿っ
    てノズルを次のポールに移動させ,次のポールに対して
    線材の巻回を開始することを特徴とする固定子の巻線装
    置。
  5. 【請求項5】 略円筒形のヨークとそのヨークの内壁か
    ら軸心方向に向けて突設したポールとを有する回転電機
    等の固定子において,ポールの遠心側から巻回を開始し
    ポールの軸心側において巻回を完了する線材の巻回作業
    を複数のポールに対して順次実施する線材の巻線装置で
    あって,上記巻線装置は,軸心側から遠心方向に線材を
    繰り出すノズルを備えた給線部材と,上記ヨークを保持
    する保持部材と,上記ノズルがヨークに対してヨークの
    軸心と平行方向に往復する軸方向運動,ノズルがヨーク
    に対してヨークの軸心の周りに正逆回転する回動運動,
    及びノズルがヨークに対してヨークの軸心に近接又は離
    隔させる半径方向運動とを上記給線部材又は保持部材に
    対して行わせしめる駆動手段と,ポールの近傍に挿入可
    能であると共にヨークの軸心側から遠心側に向けた半径
    方向運動可能な線材のプッシュ部材とを有しており,上
    記駆動手段が1のポールに対してその遠心側から軸心側
    に向けた線材の巻回を完了し,次のポールにノズルを移
    動させて線材の巻回を開始する場合において,次の巻回
    の開始前に上記プッシュ部材を両ポールの間に配置し軸
    心側から遠心側に向けた半径方向運動を行わせしめて両
    ポールの間に懸架された線材を遠心方向に押圧すること
    を特徴とする固定子の巻線装置。
  6. 【請求項6】 略円筒形のヨークとそのヨークの内壁か
    ら軸心方向に向けて突設したポールとを有する回転電機
    等の固定子において,ポールの遠心側から巻回を開始し
    ポールの軸心側において巻回を完了する線材の巻回作業
    を複数のポールに対して順次実施する線材の巻線装置で
    あって,上記巻線装置は,軸心側から遠心方向に線材を
    繰り出すノズルを備えた給線部材と,上記ヨークを保持
    する保持部材と,上記ノズルがヨークに対してヨークの
    軸心と平行方向に往復する軸方向運動,ノズルがヨーク
    に対してヨークの軸心の周りに正逆回転する回動運動,
    及びノズルがヨークに対してヨークの軸心に近接又は離
    隔する半径方向運動とを上記給線部材又は保持部材に対
    して行わせしめる駆動手段とを有しており,上記駆動手
    段は,1のポールに対してその遠心側から軸心側に線材
    を巻回し,次にノズルを次のポールに移動させて次のポ
    ールに対して線材の巻回を行うと共に,上記給線部材
    は,ノズルが1のポールと次のポールとの間を移行する
    際に,これに同期して線材のノズルからの繰り出し速度
    を速めることにより又はノズルから繰り出される線材の
    張力を弱めることにより,ポール間に渡る線材に弛みを
    持たせることを特徴とする固定子の巻線装置。
JP16393996A 1996-06-03 1996-06-03 固定子の巻線方法及び巻線装置 Withdrawn JPH09322494A (ja)

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