JP2014166102A - 平角線の巻線構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】平角線を用いた場合の占積率を、効率よく、かつ十分に高めることができる平角線の巻線構造を提供する。
【解決手段】奇数層の平角線12は、バックヨーク10から鍔部34に向かって巻回されると共に、偶数層の平角線12は、鍔部34からバックヨーク10に向かって巻回され、各層のスロット60へ平角線12が巻き始められる位置をそれぞれ始線位置とし、各層の巻胴部37を中心にして始線位置とは線対称の位置をそれぞれ終線位置としたとき、奇数層の終線位置に平角線12一本分の空きスペースが形成されるように、平角線12を多層に巻回してコイル8を形成する。
【選択図】図5

Description

この発明は、平角線の巻線構造に関するものである。
一般に、マグネットが設けられているロータと、巻線が巻回されているステータとにより構成されているブラシレスモータ等は、そのステータのティースに巻回されている巻線の密度(占積率)が高いほど性能を高めることができる。ここで、占積率を高めるために、断面略長方形のいわゆる平角線からなる巻線を用いる場合がある。平角線は、その形状の特徴から丸線と比較してステータ内での巻線間の隙間を小さくできるため、占積率をさらに向上させることができる。
また、近年、平角線を用いた場合の占積率をさらに高めるべく、さまざまな技術が提案されている。例えば、巻き初めだけ平角線を縦方向、つまり平角線の幅方向に巻回し、巻き進めるに従って、徐々に平角線を横方向、つまり平角線の厚み方向に移行しながら巻回する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−9480号公報
しかしながら、上述の従来技術にあっては、ティースの根元部のうち、巻き始めの平角線が配置される側とは反対側に、この巻き始めの平角線と同様の厚みを有する凸部を形成し、2番目以降にティースに巻回される平角線が巻崩れしないようにする必要がある。このように、凸部を形成する無駄なスペースが必要になり、効率よく、且つ十分に巻線の占積率を高めることができないという課題がある。
そこで、この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、平角線を用いた場合の占積率を、効率よく、かつ十分に高めることができる平角線の巻線構造を提供するものである。
上記の課題を解決するために、本発明に係る平角線の巻線構造は、周方向に沿って延在するコア本体を構成するバックヨークと、このバックヨークから径方向に沿って延出する複数の巻胴部と、これら巻胴部の先端から周方向に沿って延在する鍔部とを備え、前記バックヨークと前記巻胴部と前記鍔部とに囲まれて形成されるスロットに平角線を多層に巻回してコイルが形成される平角線の巻線構造であって、奇数層の前記平角線は、前記バックヨークから前記鍔部に向かって巻回されると共に、偶数層の前記平角線は、前記鍔部から前記バックヨークに向かって巻回され、各層の前記スロットへ前記平角線が巻き始められる位置をそれぞれ始線位置とし、各層の前記巻胴部を中心にして前記始線位置とは線対称の位置をそれぞれ終線位置としたとき、奇数層の終線位置に前記平角線一本分の空きスペースが形成されるように、前記平角線を多層に巻回して前記コイルを形成することを特徴とする。
このように構成することで、スロット内に無駄なスペースが形成されることを防止でき、平角線の占積率を効率よく、且つ十分に高めることができる。
本発明に係る平角線の巻線構造は、前記コア本体は、前記バックヨークを周方向に複数分割してなり、各コア本体に、前記巻胴部がそれぞれ1つずつ設けられ、前記スロットは、各コア本体と、このコア本体に設けられた巻胴部と、この巻胴部の先端に設けられた鍔部とに囲まれて形成されていることを特徴とする。
このように、バックヨークを周方向に分割することによりコア本体を構成した場合であっても、各コア本体から延びるティースに巻回される平角線の占積率を効率よく、且つ十分に高めることができる。
本発明に係る平角線の巻線構造は、前記奇数層の前記空きスペースには、この空きスペースが形成されている奇数層の上に巻回される偶数層の前記平角線のうち、最後から2番目に巻回される前記平角線が挿入され、さらに、この平角線の上に、最後に巻回される前記平角線が巻回されることを特徴とする。
このように構成することで、平角線の巻崩れを確実に防止しつつ、平角線の占積率を向上させることができる。
本発明に係る平角線の巻線構造は、前記コア本体の内周面は、前記巻胴部の根元から前記バックヨークの延在方向に沿うように断面弧状に形成されており、各層の最も前記コア本体側に配置されている前記平角線は、前記コア本体の内周面に当接した状態になっていることを特徴とする。
このように、コア本体の内周面が断面弧状に形成され、コア本体の内周面がいわゆるオーバーハングした状態であっても、平角線が巻回されるスペースを有効に活用することができ、平角線の占積率を向上させることができる。
本発明に係る平角線の巻線構造は、前記奇数層の前記空きスペースは、前記平角線による前記奇数層の巻回時に、前記空きスペースに対応する位置に治具を配置することにより形成されることを特徴とする。
このように構成することで、効率よく、確実に空きスペースを形成しつつ、この空きスペースに偶数層に巻回される平角線を挿入させることができる。
本発明に係る平角線の巻線構造は、ブラシレスモータのステータにおけるコイルの形成に適用されたことを特徴とする。
このように構成することで、占積率を、効率よく、かつ十分に高めることができるブラシレスモータを提供できる。
本発明によれば、スロット内に無駄なスペースが形成されることを防止でき、平角線の占積率を効率よく、且つ十分に高めることができる。
本発明の実施形態におけるブラシレスモータの断面図である。 本発明の実施形態におけるステータの斜視図である。 本発明の実施形態における分割コアの斜視図である。 本発明の実施形態における分割コアに平角線を巻回した状態を示す斜視図である。 図4のA−A線に沿う断面図である。 本発明の実施形態における1層目の平角線の巻回状態を示す説明図であって、(a)は、図4のB−B線に沿う断面図、(b)は、図4のC−C線に沿う断面図、(c)は、図4のD−D線に沿う断面図、(d)は、図4のE矢視である。 本発明の実施形態における2層目の平角線の巻回状態を示す説明図であって、(a)は、図4のB−B線に沿う断面図、(b)は、図4のC−C線に沿う断面図、(c)は、図4のD−D線に沿う断面図、(d)は、図4のE矢視である。 本発明の実施形態における3層目の平角線の巻回状態を示す説明図であって、(a)は、図4のB−B線に沿う断面図、(b)は、図4のC−C線に沿う断面図、(c)は、図4のD−D線に沿う断面図、(d)は、図4のE矢視である。 本発明の実施形態における4層目の平角線の巻回状態を示す説明図であって、(a)は、図4のB−B線に沿う断面図、(b)は、図4のC−C線に沿う断面図、(c)は、図4のD−D線に沿う断面図、(d)は、図4のE矢視である。 本発明の実施形態における5層目の平角線の巻回状態を示す説明図であって、(a)は、図4のB−B線に沿う断面図、(b)は、図4のC−C線に沿う断面図、(c)は、図4のD−D線に沿う断面図、(d)は、図4のE矢視である。 本発明の実施形態における平角線成形装置の構成図である。 本発明の実施形態における平角線の成形方法の説明図である。 本発明の実施形態における巻線機の主要部を示す構成図であって、(a)、(b)は、巻線機による平角線の巻回手順について示す。
(ブラシレスモータ)
次に、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、ブラシレスモータ1の断面図、図2は、ステータ3の斜視図である。
図1、図2に示すように、ブラシレスモータ1は、ヨークハウジング2に圧入されたステータ3と、ステータ3に対して回転自在に設けられたロータ4とを有し、例えば、電動パワーステアリング(EPS;Electric Power Steering)の電動機として用いられるものである。
ヨークハウジング2は、略有底円筒形状を有し、筒状部分の内周にステータ3が圧入されている。ヨークハウジング2のエンド部(底部)2Aは、径方向中央部に軸受5を圧入してある。この軸受5には、ロータ4の回転軸6の一端側が回転自在に支持されている。ヨークハウジング2の開口部は、ブラケット7で閉鎖されている。
ステータ3は、略円筒形状のバックヨーク10を有し、バックヨーク10から径方向内側に向かって、突出形成された複数のティース33と、このティース33の周囲を被覆するように装着された絶縁性のインシュレータ11と、このインシュレータ11の上からティース33に巻回される断面略矩形状の平角線12とを備えている。そして、それぞれのティース33に平角線12を巻回することにより、複数のコイル8が形成される。
ロータ4は、回転軸6に不図示のロータコアが圧入固定されており、このロータコアの外周面に設けられた複数の永久磁石13と、回転軸6に圧入固定された位置検出用のレゾルバ14を構成するレゾルバロータ14Aとから構成されている。永久磁石13は、周方向に磁極が順番に変わるように配置されている。
ヨークハウジング2の開口部2Bには、この開口部2Bを閉塞するようにブラケット7が設けられている。ブラケット7は、略円板形状を有し、径方向中央部に厚さ方向に貫通する貫通孔20が形成されている。貫通孔20内には、軸受21が圧入固定されており、軸受21で回転軸6の他端側を回転自在に支持している。
さらに、レゾルバ14を構成するレゾルバステータ14Bがレゾルバロータ14Aの位置に合わせて固定されており、回転軸6と一体に回転するレゾルバロータ14Aの回転位置を検出可能になっている。
また、ブラケット7のヨークハウジング2側には、略円環状のターミナル22aが複数配設されたバスバーユニット22が設けられている。バスバーユニット22は、ステータ3側のそれぞれのコイル8と、ブラケット7の外周から引き込まれたリード線23とを電気的に繋ぐ役割を有し、リード線23を介して接続される外部の電源から各平角線12に電流供給が可能になっている。この他にブラケット7の外周部には、ブラシレスモータ1を固定するときに使用されるボルト孔24が穿設されている。
(分割コア)
ここで、バックヨーク10は、周方向に分割可能な分割コア方式が用いられている。すなわち、バックヨーク10は、周方向に複数に分割された分割コア30を環状に連結して構成されている。
図3は、分割コア30の斜視図である。
同図に示すように、分割コア30は、例えば金属板を複数積層してなるものであって、周方向に延びるコア本体31を有している。コア本体31は、分割コア30を環状に連結したときにバックヨーク10の環状の磁路を形成する部分であり、且つヨークハウジング2の内周面に固定される部分であって、断面略円弧状に形成されている。
コア本体31の周方向の両端部は、他の分割コア30に圧入によって連結される連結部32A,32Bになっている。一方の連結部32Aは凸形状を有し、他方の連結部32Bは連結部32Aを受け入れ可能な凹形状を有している。
また、コア本体31の内周面31Aには、周方向略中央部からティース33が径方向内側(回転中心側)に向かって突出形成されている。ティース33は、径方向に沿って延びる巻胴部37と、巻胴部37の径方向内側の端部、つまり、巻胴部37の先端部に一体形成され、周方向両側に沿って延びる鍔部34とにより構成されている。
これら巻胴部37とコア本体31と鍔部34とに囲まれて、平角線12を巻回するためのスロット60が形成されている。つまり、各分割コア30にはティース33を挟んで一対のスロット60が設けられる。ここで、コア本体31の周方向端部と鍔部34の周方向端部とを結んだ仮想線(図5における二点鎖線)より内側がスロット60におけるコイル収容部61となる。
鍔部34の径方向内側の端面には、2条の凹部35が軸方向に沿って形成されており、2条の凹部35によって一つの分割コア30に対して三つの擬似ティースが形成された状態になる。一方、鍔部34においてスロット60に面する部位は、スロット60の周方向の開口部に向かって徐々に広がるように斜壁部(スロット内側壁部)34Aが形成されている。これにより、スロット60は、スロット底部60Aからスロット60の周方向の開口側に向けて徐々にその開口幅が広がる末広がり形状に構成されている。
ここで、コア本体31は、略円筒状のバックヨーク10を周方向に分割したものであるから、スロット60に面するスロット対向面(スロット外側壁部)36が、ティース33の延在方向に対して直交しておらず、断面円弧状に形成されている。つまり、コア本体31のスロット対向面36は、ティース33の根元部33A、つまり、ティース33とバックヨーク10との接続部から周方向外側に向かうにしたがって径方向内側に向かって張り出すように、いわゆるオーバーハングした状態になっている。そして、このように形成されたティース33の周囲を被覆するようにインシュレータ11が装着されている。
(インシュレータ)
図4は、分割コア30に平角線12を巻回した状態を示す斜視図、図5は、図4のB−B線に沿う断面図である。
図3〜図5に示すように、インシュレータ11は、第1インシュレータ11aと第2インシュレータ11bとからなり、ティース33を分割コア30の長さ方向(軸方向)の両方の端部30A,30Bから挟み込むように装着されている。各インシュレータ11a,11bは、ティース33のスロット60に面する部位、及びティース33の端部30A(端部30B)とを被覆するインシュレータ本体40と、インシュレータ本体40におけるティース33の端部30A(端部30B)に対応する部位から軸方向に沿って立設する外壁部41A及び内壁部41Bとが一体成形されたものである。
外壁部41Aは、ティース33の根元部に対応する位置に配置され、周方向に沿って延在するように断面弧状に形成されている。また、内壁部41Bは、鍔部34の径方向内側の端面に対応する部位に配置され、周方向に沿って延在するように断面弧状に形成されている。すなわち、内壁部41Bの周方向の長さよりも外壁部41Aの周方向の長さが長く設定されている。
また、一対のインシュレータ11のうち、分割コア30の軸方向一端部30A側(図3、図4における上端側)に装着された第1インシュレータ11aの外壁部41Aには、ティース33に巻回されている平角線12の巻き始め端部12Aと巻き終わり端部12Bとが引き出されるスリット42A,42Bが形成されている。
(平角線の巻線構造)
次に、図5〜図10に基づいて、平角線12の巻回作業について説明しながら平角線12の巻線構造について説明する。尚、以下の説明において、平角線12に、ティース33に巻回される順番に番号を付して説明する。また、図5〜図10において、ティース33の左側に形成されているスロット60を単に左側のスロット60と称し、ティース33の右側に形成されているスロット60を単に右側のスロット60と称して説明する。
図4に示すように、平角線12は、巻き始め端部12Aと巻き終わり端部12Bとがそれぞれ分割コア30の軸方向一端部30A側(図3、図4における上側)から引き出されるように巻回されている。すなわち、平角線12は、分割コア30の軸方向一端部30A側から左側のスロット60に挿入され、ティース33の軸方向他端部30B側(図3、図4における下側)を通って右側のスロット60から引き出されるように巻回されている。また、図5に示すように、平角線12は、その巻線層が5層となるようにティース33に巻回されている。
図6は、1層目の平角線12の巻回状態を示す説明図、図7は、2層目の平角線12の巻回状態を示す説明図、図8は、3層目の平角線12の巻回状態を示す説明図、図9は、4層目の平角線12の巻回状態を示す説明図、図10は、5層目の平角線12の巻回状態を示す説明図である。また、各図の(a)は、各層の状態における図4のB−B線に沿う断面図、各図の(b)は、各層の状態における図4のC−C線に沿う断面図、各図の(c)は、各層の状態における図4のD−D線に沿う断面図、各図の(d)は、各層の状態における図4のE矢視である。
まず、図6に基づいて、1層目について説明する。
同図に示すように、1層目の平角線12は、1番目の平角線12が左側のスロット60におけるティース33の根元部33A側に挿入される。この後、1番目の平角線12は、右側のスロット60から引き出される。このとき、右側のスロット60におけるティース33の根元部33Aには、ティース33の軸方向一端部30A側に、平角線12の一本分の第1空きスペースS1が形成されるように巻回される(図6(a)参照)。
この一本分の第1空きスペースS1は、ティース33に平角線12を巻回するための巻線機80に設けられている治具51により形成される。尚、巻線機80及び治具51の詳細については後述する。
そして、1番目の平角線12を巻回した後、2番目、3番目、4番目、5番目の平角線12をコア本体31側から鍔部34側に向かって巻回していく。このとき、右側のスロット60には、ティース33の根元部33Aに第1空きスペースS1が形成されているので、5番目の平角線12が4番目の平角線12の上に巻回される。
続いて、図7に基づいて、2層目について説明する。
同図に示すように、2層目の平角線12は、6番目の平角線12が左側のスロット60におけるティース33の鍔部34側に挿入される。そして、鍔部34側からコア本体31側に向かって、6番目、7番目、8番目、9番目、10番目の平角線12を、この順番で巻回していく。ここで、右側のスロット60には、ティース33の根元部33Aに第1空きスペースS1が形成されているので、この第1空きスペースS1に9番目の平角線12が挿入される(図7(a)参照)。
この後、右側のスロット60では、9番目の平角線12の上に10番目の平角線12が巻回された状態になる。また、10番目の平角線12は、インシュレータ11を介してコア本体31の内周面31Aに当接した状態になる。
続いて、図8に基づいて、3層目について説明する。
同図に示すように、3層目の平角線12は、11番目の平角線12が左側のスロット60におけるコア本体31の内周面31A側に挿入される。この後、11番目の平角線12は、右側のスロット60から引き出される。このとき、右側のスロット60におけるコア本体31の内周面31A側には、ティース33の軸方向一端部30A側に、平角線12の一本分の第2空きスペースS2が形成されるように巻回される(図8(a)参照)。この一本分の第2空きスペースS2も、巻線機80に設けられている治具51により形成される。
そして、11番目の平角線12を巻回した後、12番目、13番目、14番目、15番目の平角線12をコア本体31側から鍔部34側に向かって巻回していく。このとき、右側のスロット60には、コア本体31の内周面31A側に第2空きスペースS2が形成されているので、15番目の平角線12が14番目の平角線12の上に巻回される。
続いて、図9に基づいて、4層目について説明する。
同図に示すように、4層目の平角線12は、16番目の平角線12が左側のスロット60におけるティース33の鍔部34側に挿入される。そして、鍔部34側からコア本体31側に向かって、16番目、17番目、18番目、19番目の平角線12を、この順番で巻回していく。ここで、右側のスロット60には、コア本体31の内周面31A側に第2空きスペースS2が形成されているので、この第2空きスペースS2に18番目の平角線12が挿入される(図9(a)参照)。
この後、右側のスロット60では、18番目の平角線12の上に19番目の平角線12が巻回された状態になる。また、19番目の平角線12は、インシュレータ11を介してコア本体31の内周面31Aに当接した状態になる。
続いて、図10に基づいて、5層目について説明する。
同図に示すように、5層目の平角線12は、20番目の平角線12が左側のスロット60におけるコア本体31の内周面31A側に挿入される。そして、コア本体31側から鍔部34側に向かって、20番目、21番目の平角線12を、この順番で巻回していく。この後、平角線12の巻き終わり端部12Bを、ティース33の軸方向一端部30A側から引き出し、平角線12の巻回作業が完了する。
このように、ティース33に平角線12を巻回する際、奇数層である1層目と3層目の右側のスロット60に、それぞれ第1空きスペースS1、第2空きスペースS2を形成している。そして、第1空きスペースS1に、偶数層である2層目における9番目の平角線12を挿入すると共に、第2空きスペースS2に、偶数層である4層目における18番目の平角線12を挿入するようになっている。
換言すれば、図6(a)に示すように、奇数層である1層目の平角線12が巻き始められる位置を始線位置E11とし、この始線位置E11とはティース33の巻胴部37を中心にして線対称の位置を終線位置E12としたとき、この終線位置E12に第1空きスペースS1が形成される。そして、この第1空きスペースS1に、1層目の上に巻回される2層目の最後から2番目(9番目、図7(a)参照)の平角線12が挿入される。さらに、この9番目の平角線12の上に、2層目の最後(10番目)の平角線12が巻回される。
また、図8(a)に示すように、奇数層である3層目の平角線12が巻き始められる位置を始線位置E21とし、この始線位置E21とはティース33の巻胴部37を中心にして線対称の位置を終線位置E22としたとき、この終線位置E22に第2空きスペースS2が形成される。そして、この第2空きスペースS2に、3層目の上に巻回される4層目の最後から2番目(18番目、図9(a)参照)の平角線12が挿入される。さらに、この9番目の平角線12の上に、2層目の最後(19番目)の平角線12が巻回される。
このように巻回された平角線12は、各層の最もコア本体31側に配置されているものが、それぞれインシュレータ11を介してコア本体31の内周面31Aに当接されている。
(平角線の成形方法)
次に、図11、図12に基づいて、平角線12の成形方法について説明する。
図11は、平角線成形装置70の構成図、図12は、平角線12の成形方法の説明図である。
図11、図12に示すように、平角線成形装置70は、断面円形の丸素線71を巻回した巻線リール72と、平角線を形成するための平角線成形ローラ73を備えている。巻線リール72は、回転自在に支持されている。平角線成形ローラ73は、第1ローラ74、第2ローラ75、及び第3ローラ76の3つのローラ74,75,76で構成されている。
第1ローラ74は、丸素線71を上下方向から押し潰すためのもので、上下一対のローラ74A,74Bが回転自在に設けられている。第2ローラ75は、丸素線71を横方向から押し潰すためのもので、左右一対のローラ75A,75Bが回転自在に設けられている。第3ローラ76は、丸素線71を再び上下方向から押し潰すためのもので上下一対のローラ76A,76Bが回転自在に設けられている。
これらローラ76A,76Bは、それぞれ上下方向にスライド可能に設けられている。また、第3ローラ76は不図示の制御部に電気的に接続されており、制御部の信号に基づいてローラ76A,76B間の距離を適宜設定できるようになっている。また、平角線成形ローラ73の下流側(図11における右側)には、巻線機80が設けられている。この巻線機80に、分割コア30が平角線12の巻回方向に向かって回転可能にセットされている。
そして、巻線リール72から引出された丸素線71は、まず、第1ローラ74を通過することによって上下方向に押し潰される。次に、第2ローラ75を通過することによって横方向が押し潰され、扁平率の一番小さい断面略正方形の仮平角線12Aが形成される。
この後、第3ローラ76によって仮平角線12Aが所定の厚さに押し潰され、仮平角線12Aから所定の扁平率の平角線12に形成される。つまり、第3ローラ76によって、平角線12の扁平率を決定するようになっている。そして、所定の扁平率に形成された平角線12は、分割コア30のスロット60へと巻回されていく。
尚、図4に詳示するように、分割コア30に巻回された平角線12の巻き始め端部12A、及び巻き終わり端部12Bを、平角線12に成形しないで丸素線71のままにしておくと、これら巻き始め端部12A、及び巻き終わり端部12Bをバスバーユニット22等の接続部材に接続する際に、従来と同じ接続方法を採用することができ、製造設備等の変更を最小限なものとし、製造コストを抑えられるというメリットがある。
(巻線機)
次に、図13に基づいて、巻線機80について説明する。
図13は、巻線機80の主要部を示す構成図であって、(a)、(b)は、巻線機80による平角線12の巻回手順について示す。
図13(a)に示すように、巻線機80は、分割コア30のティース33を挟んで両側のスロット60に対してそれぞれ配置されている一対のガイド50a,50bからなるガイド装置50と、ティース33への平角線12の巻回途中に空きスペースS1,S2(図6(a)、図8(a)参照)を形成するための治具51とを有している。
各ガイド50a,50bは、コア本体31のスロット対向面(スロット外側壁部)36と略平行に延びるアーム52を有している。このアーム52において、スロット対向面(スロット外側壁部)36と対向する側の面が、平角線12を摺接して案内するガイド面53となっている。
また、アーム52がコア本体31のスロット対向面(スロット外側壁部)36と略平行に延びているので、コア本体31がいわゆるオーバーハングした状態になっていても、スロット60内に平角線12をスムーズに案内することができる。
また、各ガイド50a,50bは、分割コア30に対して、分割コア30の径方向(図13(a)におけるX方向)、及びこの径方向と直交する方向(図13(a)におけるY方向)に独立して移動可能に設けられている。そして、各ガイド50a,50bを相互にを移動させることにより、アーム52をスロット60内に進入させたり、スロット60の外に退避させたりすることができるようになっている。さらに、各ガイド50a,50bをX方向に移動させることにより層毎に巻回される平角線12を案内し、各ガイド50a,50bをY方向に移動させることにより平角線12の層の切り替わりに対応できるようになっている。
一方、治具51は棒状に形成されており、分割コア30の軸方向一端部30A上を径方向(X方向)に沿ってスライド移動自在に設けられている。また、治具51は、コア本体31の内周面31Aから平角線12の一本分だけ突出可能に設けられている。
(巻線機の作用)
このような構成のもと、図13(a)に示すように、1層目の平角線12をティース33に巻回するときには、初めに、左側のスロット60において、ガイド50aのアーム52のガイド面53とコア本体31のスロット対向面(スロット外側壁部)36との隙間が、平角線12がガイド面53に沿ってほぼ隙間なく摺動可能な大きさとなるようにする。さらに、1層目の径方向最外側の平角線12をインシュレータ11に接触させて巻回したときに、アーム52の先端部54がこの平角線12の側面の一部を径方向内側から受けるように、ガイド50aを配置する。また、右側のスロット60においては、第1空きスペースS1に対応する位置に、治具51の先端を突出させると共に、ガイド50bのアーム52の先端部54と治具51との隙間が、平角線12の幅寸法と略等しくなるようにガイド50bをセットする。
このように各ガイド50a,50bと治具51とを配置させた状態から、1層目における1番目の平角線12の巻回を開始し、ガイド50a,50b及び治具51を分割コア30と共に回転させながらティース33に巻回していく。このとき、分割コア30が1回転する間に、各ガイド50a,50bを径方向内側に平角線12の幅寸法分だけそれぞれ移動させる。この各ガイド50a,50bの移動と、治具51とにより、図13における右側のスロット60に、第1空きスペースS1がスムーズに形成される。
同様にして、分割コア30を1回転する毎に、各ガイド50a,50bを径方向内側に平角線12の幅寸法分だけ移動させながら、1層目の平角線12を順次巻回していく。このように、平角線12はガイド面53と1層目で既に巻回された平角線12の径方向内側の壁面によりガイドされて5回巻回される。ここで、1層目の平角線12を順次巻回している間、治具51は、第1空きスペースS1に対応する位置に、突出したままの状態になっている。尚、5番目の平角線12は、左側のスロット60においては1層目の最内周側に巻回されるが、左側のスロット60においては、4番目の平角線12の上に巻回される(図13(b)参照)。
続いて、図13(b)に示すように、2層目の平角線12をティース33に巻回するときには、2層目における1周目の平角線12、つまり、6番目の平角線12を巻回するときには、左側のスロット60において、ガイド50aのアーム52の先端部54が分割コア30の鍔部34にほぼ当接するように配置される。さらに、先端部54におけるガイド面53が鍔部34の斜壁部34Aとほぼ面一となるように、ガイド50aを配置させる(図13(b)における二点鎖線参照)。また、右側のスロット60においては、5番目の平角線に当接するように、ガイド50bのアーム52の先端部54を配置する。さらに、アーム52の先端部54のガイド面53が、5番目の平角線12の径方向外側の側面とほぼ面一となるように、ガイド50bを配置する。このようにガイド50a,50bを配置させた状態で、2層目における6番目の平角線12の巻回を開始し、分割コア30を回転させながら1層目の平角線12の上に巻回していく。
このとき、6番目の平角線12の巻回が終了した後、ガイド50a,50bを、7番目の平角線12の巻回を案内する位置に移動させる。すなわち、ガイド50a,50bのアーム52の先端部54をスロット60のコイル収容部61内に進入させ、アーム52の先端部54を、6番目の平角線12にそれぞれ当接させる。さらに、アーム52の先端部54のガイド面53が、6番目の平角線12の径方向外側の側面とほぼ面一となるように、ガイド50aを配置する。
このようにガイド50aを配置させた状態から、7番目の平角線12の巻回を開始し、ガイド50a,50bを分割コア30と共に回転させながら1層目の平角線12の上に巻回していく。そして、分割コア30が1回転する間に、ガイド50a,50bを径方向外側に平角線12の幅寸法分だけそれぞれ移動させる。このとき、2層目の平角線12をガイド面53と2層目の平角線12の径方向外側の壁面によりガイドして5回順次巻回していく。
ここで、9番目の平角線12を半周巻回したところで、分割コア30の回転を継続させつつ、治具51をコア本体31の径方向外側へと退避させる。すると、この治具51が退避することにより形成された右側のスロット60の第1空きスペースS1に9番目の平角線12が挿入される。さらに、この上から10番目の平角線12が巻回される。
そして、これを順次繰り返すことにより、平角線12の巻回作業が完了する。
尚、ガイド50a,50bの動き、及び治具51の動きは、平角線12を径方向外側から径方向内側に向かって移動しながら巻回していく奇数層のうち、1層目と3層目とでは、上述した1層目におけるガイド50a,50bの動きと同様となる。5層目は、ガイド50a,50bの動きのみ1層目におけるガイド50a,50bの動きと同様になり、治具51は、コア本体31の径方向外側に退避したままの状態になる。
一方、偶数層(2層目と4層目)のガイド50a,50bの動き、及び治具51の動きは、互いに同様になる。
(効果)
したがって、上述の実施形態によれば、ティース33に平角線12を巻回する際、奇数層である1層目と3層目の右側のスロット60に、それぞれ第1空きスペースS1、第2空きスペースS2を形成し、第1空きスペースS1に、偶数層である2層目における9番目の平角線12を挿入すると共に、第2空きスペースS2に、偶数層である4層目における18番目の平角線12を挿入するようになっているので、スロット60内に無駄なスペースが形成されることを防止でき、平角線12の占積率を効率よく、且つ十分に高めることができる。また、平角線12の平角線の巻崩れを確実に防止できる。
とりわけ、ステータ3を、分割コア30を環状に連結することにより構成した場合であっても、平角線12の占積率を効率よく、且つ十分に高めることができる。
また、第1空きスペースS1及び第2空きスペースS2を形成するにあたって、巻線機80にガイド装置50と治具51を設けている。さらに、この治具51を、分割コア30の軸方向一端部30A上を径方向(X方向)に沿ってスライド自在としている。このため、効率よく、確実に空きスペースS1,S2を形成しつつ、これら空きスペースS1,S2に偶数層に巻回される平角線12を挿入させることができる。
さらに、ティース33に巻回されている各層の最もコア本体31側に配置されている平角線12が、それぞれインシュレータ11を介してコア本体31の内周面31Aに当接されている。このため、コア本体31がいわゆるオーバーハングした状態であっても、平角線12が巻回されるスペースを有効に活用することができ、平角線12の占積率を向上させることができる。
尚、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述の実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
例えば、上述の実施形態では、平角線12の巻線層の数を5層としたが、これに限るものではなく、4層以下であってもよいし、6層以上であってもよい。また、各層における平角線12の巻回数も前述した実施形態のものに限るものではない。要するに、スロット60の形状、大きさに応じて層数も巻回数も適宜設定されるものである。
さらに、上述の実施形態では、平角線12の巻回途中で第1空きスペースS1及び第2空きスペースS2を形成するにあたり、巻線機80に設けられたガイド装置50と棒状の治具51を用いた場合について説明した。また、治具51は、分割コア30の軸方向一端部30A上を径方向(X方向)に沿ってスライド自在に設けられている場合について説明した。しかしながら、ティース33の軸方向一端部30A側に、平角線12の一本分の空きスペースS1,S2が形成されればよく、治具51の構成は適宜設計変更可能である。
そして、上述の実施形態では、平角線12の扁平率を、丸素線71を横方向に1回、上下方向に2回押し潰すことによって設定する場合について説明したが、横方向に2回、上下方向に1回押し潰すことによって平角線12の扁平率を設定してもよい。また、1方向を2回押し潰すことによって平角線12の扁平率を設定する場合に限らず、1方向を押し潰す回数は3回以上であってもよい。この場合、平角線成形装置70の第3ローラ76の下流側(図11における右側)に、さらに第4ローラ、第5ローラ、…、を設ければよい。
また、上述の実施形態では、バックヨーク10が周方向に分割された分割コア30より構成されている、いわゆる分割コア方式の場合について説明したが、バックヨーク10が分割されていないものであっても、この実施形態における平角線12の巻線構造を適用することができる。また、バックヨーク10からティース33が径方向外側に向かって放射状に形成されるステータ3にも、本実施形態の平角線12の巻線構造を採用することが可能である。
1 ブラシレスモータ
3 ステータ
8 コイル
10 バックヨーク
12 平角線
22 バスバーユニット
30 分割コア
31 コア本体
33 ティース
34 鍔部
37 巻胴部
50 ガイド装置
51 治具
60 スロット
E11,E21 始線位置
E12,E22 終線位置
S1 第1空きスペース(空きスペース)
S2 第2空きスペース(空きスペース)

Claims (6)

  1. 周方向に沿って延在するコア本体を構成するバックヨークと、
    このバックヨークから径方向に沿って延出する複数の巻胴部と、
    これら巻胴部の先端から周方向に沿って延在する鍔部とを備え、
    前記バックヨークと前記巻胴部と前記鍔部とに囲まれて形成されるスロットに平角線を多層に巻回してコイルが形成される平角線の巻線構造であって、
    奇数層の前記平角線は、前記バックヨークから前記鍔部に向かって巻回されると共に、偶数層の前記平角線は、前記鍔部から前記バックヨークに向かって巻回され、
    各層の前記スロットへ前記平角線が巻き始められる位置をそれぞれ始線位置とし、各層の前記巻胴部を中心にして前記始線位置とは線対称の位置をそれぞれ終線位置としたとき、
    奇数層の終線位置に前記平角線一本分の空きスペースが形成されるように、前記平角線を多層に巻回して前記コイルを形成することを特徴とする平角線の巻線構造。
  2. 前記コア本体は、前記バックヨークを周方向に複数分割してなり、
    各コア本体に、前記巻胴部がそれぞれ1つずつ設けられ、
    前記スロットは、各コア本体と、このコア本体に設けられた巻胴部と、この巻胴部の先端に設けられた鍔部とに囲まれて形成されていることを特徴とする請求項1に記載の平角線の巻線構造。
  3. 前記奇数層の前記空きスペースには、この空きスペースが形成されている奇数層の上に巻回される偶数層の前記平角線のうち、最後から2番目に巻回される前記平角線が挿入され、
    さらに、この平角線の上に、最後に巻回される前記平角線が巻回されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の平角線の巻線構造。
  4. 前記コア本体の内周面は、前記巻胴部の根元から前記バックヨークの延在方向に沿うように断面弧状に形成されており、
    各層の最も前記コア本体側に配置されている前記平角線は、前記コア本体の内周面に当接した状態になっていることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の平角線の巻線構造。
  5. 前記奇数層の前記空きスペースは、前記平角線による前記奇数層の巻回時に、前記空きスペースに対応する位置に治具を配置することにより形成されることを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の平角線の巻線構造。
  6. ブラシレスモータのステータにおけるコイルの形成に適用されたことを特徴とする請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の平角線の巻線構造。
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