JP2018177139A - 倒立振子型車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】前突時のアウタシェルの破損を軽減すること。
【解決手段】車体フレーム30から前方に突出してアウタシェル12の前部を貫通し、サドル16の垂下部92の裏面に当接する遊端を有する突起部102を設ける。
【選択図】図3

Description

本発明は、倒立振子型車両に関し、更に詳細には、車体に搭乗者が着座するためのシートを備えた倒立振子型車両に関する。
従来、この種の倒立振子型車両として、倒立振子制御に基づき駆動される駆動輪(主輪)と、前記駆動輪を支持する車体フレームと、前記車体フレームを被覆するアウタシェルと、前記車体フレームに上下位置を変更可能に取り付けられ、搭乗者が着座するためのシートとを備えたものが知られている(特許文献1参照)。
特開2014−234036号公報
上述の如き倒立振子型車両において、シートを、アウタシェルの前部に沿って垂下した垂下部を含む構造とし、垂下部の左右両側面が、乗降時に乗員の脚部のガイド面になったり、着座した乗員の左右の脚部によって挟まれたりすることにより、乗り易さや乗り心地を改善し、併せて意匠性の向上を図ることが考えられている。
しかし、シートの垂下部が設けられると、前突時の衝撃が垂下部を通じてアウタシェルに伝わり易くなり、アウタシェルが破損する虞が高くなる。
本発明が解決しようとする課題は、前突時のアウタシェルの破損を軽減することである。
本発明の一つの実施形態による倒立振子型車両は、倒立振子制御に基づき駆動される駆動輪(14)と、前記駆動輪(14)を支持する車体フレーム(30)と、前記車体フレーム(30)を被覆するアウタシェル(12)と、前記車体フレーム(30)に上下位置を変更可能に取り付けられ、搭乗者が着座するためのシート(16)とを備えた倒立振子型車両において、前記シート(16)は前記アウタシェル(12)の前部に沿って垂下した垂下部(92)を含み、更に、前記車体フレーム(30)から前方に突出して前記アウタシェル(12)の前部を貫通し、前記垂下部(92)の裏面に当接する遊端を有する突起部(102)を備えている。
この構成によれば、前突時の衝撃は、垂下部(92)から突起部(102)に作用し、車体フレーム(30)に伝わる。これにより、前突時の衝撃がアウタシェル(12)に作用することが回避され、アウタシェル(12)の破損が軽減される。
上記倒立振子型車両において、好ましくは、前記突起部(102)は、金属パイプ製の本体(102A)と、本体(102A)の遊端に装着されたゴム製のプラグ(102B)とを含む。
この構成によれば、遊端をなす金属パイプの先端がプラグ(102B)によって保護されると共に、プラグ(102B)の弾性変形によって前突時の衝撃の吸収が行われる。
上記倒立振子型車両は、好ましくは、更に、前記アウタシェル(12)の前部と前記垂下部(92)とに設けられて左右方向の変位を規制して前記垂下部(92)の上下方向の移動を案内する案内部(98、100)を備えている。
この構成によれば、垂下部(92)が、左右方向に変位することが規制されると共に、アウタシェル(12)に対するシート(16)の上下移動のガイドとしても作用する。
上記倒立振子型車両において、好ましくは、前記案内部は、前記アウタシェル(12)の前部に沿って上下方向に延在する第1の直線レール(98)と、前記垂下部(92)が前記第1の直線レール(98)と前後に対向する部分を上下方向に延在して前記第1の直線レール(98)とスライド可能に係合する第2の直線レール(100)とを含む。
この構成によれば、アウタシェル(12)に対する垂下部の案内が確実に行われると共に、第1の直線レール(98)及び第2の直線レール(100)がそれぞれアウタシェル(12)及び垂下部(92)の補強リブとして作用し、アウタシェル(12)及び垂下部(92)の剛性が向上する。
上記倒立振子型車両において、好ましくは、前記アウタシェル(12)は前方に突出して上下方向に延在する中空の突出部(96)を含み、前記第1の直線レール(98)は前記突出部(96)の前面に設けられており、前記突起部(102)は前記突出部(96)の内部を通過して前記第1の直線レール(98)を貫通している。
この構成によれば、突出部(96)がアウタシェル(12)を補強するリブとして作用するトトもに、突起部(102)が突出部(96)の横揺れを抑制するように作用する。
上記倒立振子型車両は、好ましくは、更に、前記車体フレーム(30)から左右の下方に各々突出したスタンド用の左右の脚部(20)を備え、前記突起部(102)は前記車体フレーム(30)の上部から前方に突出しており、前記シート(16)が取り外された状態下で、前記突起部(102)と前記脚部(20)とによって前記車体フレーム(30)を前倒状態で床面上に載置可能である。
この構成によれば、突起部(102)と脚部とが、組立製造時やメンテナンス時に車体フレーム(30)を前倒状態で床面上に載置する際に、その状態を安定して維持するスタンドとして有効に機能する。
本発明による倒立振子型車両によれば、前突時のアウタシェルの破損が軽減する。
本発明による倒立振子型車両の一つの実施形態の前側から見た斜視図(サドルが降下位置にある状態) 本実施形態による倒立振子型車両の前側から見た斜視図(サドルが上昇位置にある状態) 本実施形態による倒立振子型車両の後側から見た斜視図 本実施形態による倒立振子型車両のサドル取外状態の前側から見た斜視図 本実施形態による倒立振子型車両のアウタシェルの要部の拡大斜視図 本実施形態による倒立振子型車両のサドルの要部の拡大斜視図 本実施形態による倒立振子型車両のサドル及びアウタシェル取外状態の側面図 本実施形態による倒立振子型車両の走行部の正面図 本実施形態による倒立振子型車両のサドル昇降作業時の状態を斜視図 本実施形態による倒立振子型車両の前倒作業時の状態を側面図
以下に、本発明による倒立振子型車両の一つの実施形態を、図1〜図10を参照して説明する。
倒立振子型車両10は、図1〜図3に示されているように、アウタシェル12と、一部がアウタシェル12の底部開口から外部に露呈して接地する主輪(駆動輪)14と、アウタシェル12の外部にあって乗員が着座するシートをなすサドル16と、アウタシェル12の下部の左右両側にあって乗員の足載せをなす左右のステップ18と、アウタシェル12の下部から前側に突出した左右一対のスタンド用脚部20とを備えている。
アウタシェル12は、薄肉構造の樹脂成形品であり、図1〜図4に示されているように、概ね、上部壁22A及び前部壁22Bをなすメインメンバ22と、各々左右の側部壁24Aをなす左右のサイドメンバ24との組立体により構成され、後述する車体フレーム30及び車体フレーム30に取り付けられた主輪14の駆動機構を被覆する。
車体フレーム30は、全体が金属製で、図7に示されているように、プレス成形品による左右一対のロアサイドメンバ32と、各々上下方向に延在して下端を対応する側のロアサイドメンバ32に接合されたパイプ製の左右一対のメインポスト34と、左右のメインポスト34の上部を互いに連結するアッパプレート36と、アッパプレート36に接合された後端を有してアッパプレート36から前方に延出した平面視で略U字形状のアッパパイプ38と、各メインポスト34の中間部を互いに連結するミドルクロスパイプ(不図示)に接合された後端を有してメインポスト34から前方に延出し且つ前部において下方に向けて折曲した左右一対のサイドパイプ40とを含む。車体フレーム30は、更に、左右のサイドパイプ40の前部を互いに連結するフロントクロスパイプ42と、車幅方向(左右方向)の中央部にあってアッパパイプ38の前部に接合された上端及びフロントクロスパイプ42に接合された下端を有する側面視で略鉤形状したフロントセンタパイプ44と、各ロアサイドメンバ32に接合された後端及び対応する側のサイドパイプ40の下端近傍に接合された左右一対のフロントサイドパイプ46と、各サイドパイプ40に接合された左右の前端を有して主輪14の後方を迂回して延在する平面視で略ステープル形状の第1リアクロスパイプ48と、各メインポスト34の中間部に接合された左右の前端を有して主輪14の後方を迂回して延在する平面視で略ステープル形状の第2リアクロスパイプ50とを含む。
左右一対のロアサイドメンバ32は、図7及び図8に示されているように、車幅方向(左右方向)に水平に延在するディスク支持軸60の両端を支持している。ディスク支持軸60は各ロアサイドメンバ32の内方に左右一対のドライブディスク62を個別に回転可能に支持している。
各ドライブディスク62は周方向に等間隔をおいて金属製の複数のドライブローラ64を回転可能に支持している。左右のドライブローラ64は、同一個数で各々、回転中心がドライブディスク62の回転中心(中心軸線)に対してねじれの関係となるように、左右対称に各ドライブディスク62に配置されている。
各ドライブディスク62には大径のドリブンプーリ66が取り付けられている。アッパパイプ38にはモータマウント板52によって電動モータ及び減速装置を含む左右の電動駆動装置68が取り付けられている。各電動駆動装置68の出力軸にはドライブプーリ(不図示)が取り付けられている。左右のドリブンプーリ66及びドライブプーリ(不図示)には左右対応するもの同士を駆動連結するコグベルト69が掛け渡されている。左右の電動駆動装置68はこの伝動機構によって左右のドライブディスク62を個別に回転駆動する。
前述の主輪14は左右のドライブディスク62間に無軸状態で配置されている。主輪14は、金属製の円環部材70と、円環部材70の外周に取り付けられたゴム製の複数のドリブンローラ72とを含む。各ドリブンローラ72は、円環部材70の環方向(円周方向)に配列され、自身の配置位置における円環部材70の接線方向に延在する軸線周り(円環部材70の断面中心周り)に個別に転動(自転)可能である。
左右のドライブローラ64は、ドリブンローラ72を左右両側から挟むようにして各外周面をドリブンローラ72の外周面に押し付けられ、主輪14を回転可能に支持している。
左右のロアサイドメンバ32には、図7に示されているように、平面視で略ステープル形状をした尾輪アーム74の左右の前端が支持軸76によって回動可能に取り付けられている。尾輪アーム74は主輪14の後方を迂回するように設けられており、主輪14の後方に位置する尾輪(副輪)78を回転可能に支持している。
アッパパイプ38の上部には電気ボックス80が取り付けられている。電気ボックス80には、倒立振子制御を行うためのジャイロセンサやコンピュータ及び倒立振子制御のもとに左右の電動駆動装置68に対する電力供給を制御する主輪PDU(パワードライブユニ)等の電子機器(不図示)が収納されている。車体フレーム30の後部にはバッテリパック82が着脱可能に取り付けられている。バッテリパック82は電気ボックス80の電子機器及び左右の電動駆動装置68の電源である。
倒立振子型車両10は、倒立振子制御則に従った制御処理に基づいて左右の電動駆動装置68が駆動されることにより、主輪14が駆動され、車体フレーム30が略直立姿勢に維持する状態で、前後左右に走行する。
前述の左右のステップ18は各々ステップマウント部材84によって左右のロアサイドメンバ32に取り付けられている。
左右のサイドパイプ40の下端にはマウント板86によって車幅方向に略水平に延在するマウントパイプ88が取り付けられている。前述の左右のスタンド用脚部20は各々マウントパイプ88の左右の各端部から下向きに外方に傾斜して延出している。左右のスタンド用脚部20は、左右対称の配置であり、先端にゴムキャップ21を取り付けられている。
サドル16は、樹脂成形品であり、図1及び図2に示されているように、アウタシェル12の上部壁22Aの上方を上部壁22Aに沿って略水平に延在して乗員の臀部を載せられる先細形状のサドル主部90と、サドル主部90の前部からアウタシェル12の前部壁22Bの前方を前部壁22Bに沿って垂下した垂下部92とを一体に有する。
サドル主部90の下底部には左右一対のサドル支柱94の上端が接合されている。各サドル支柱94は、サドル主部90の下底部から垂下し、メインポスト34に摺動可能に挿入され、任意の挿入位置でサドル主部90に解放可能に固定される。これにより、サドル16全体が、図1に示されている降下位置と図2に示されている上昇位置との間にて上下位置を変更可能に車体フレーム30に取り付けられる。
サドル16の上下位置の変更は、図9に示されているように、バッテリパック82(図3参照)を車体フレーム30の後部に設けられたバッテリ装着部83から取り外し、サドル支柱94をメインポスト34に固定する締結ボルト85をバッテリ装着部83の前部に形成された左右のボルト通し孔83Aから取り外すことによりに行われる。
垂下部92は、図1及び図2に示されているように、サドル16の上述の上下位置の変更に応じてアウタシェル12の前部壁22Bに対して上下方向に変位する。垂下部92は、下側に向かうほど左右幅及び前方への突出量が低減する略アーチ形状をした横断面形状を有し、サドル主部90の前部の左右の側面90Aに各々滑らかに連続する左右の側面92Aを有している。
垂下部92の左右の側面92Aは、サドル主部90の前側の左右の側面90Aと共に、乗降時の乗員の脚部のガイド面になったり、着座した乗員の左右の脚部によって挟まれたりすることにより、乗り易さや乗り心地の改善に寄与する。
アウタシェル12のメインメンバ22は、図4及び図5に示されているように、一体成形によって前部壁22Bから前方に突出して上下方向に延在する中空の突出部96を含む。突出部96の前面には凹溝による第1の直線レール98が一体成形されている。第1の直線レール98はアウタシェル12の前部に沿って略垂直に延在している。サドル16の垂下部92が第1の直線レール98と前後に対向する裏面には、図6に示されているように、第1の直線レール98の左右両側の溝外側面98Aにスライド可能に摺接する左右の内側面100Aを有して上下方向に延在する左右2個の突条による第2の直線レール100が一体成形されている。
第1の直線レール98と第2の直線レール100との係合によって垂下部92の上下移動の案内が確実に行われると共に垂下部92がアウタシェル12に対して左右方向に変位するが規制される。これにより、左右一対のサドル支柱94とメインポスト34との嵌合に加えてこれより前方の第1の直線レール98と第2の直線レール100との係合部もサドル16の昇降ガイドになり、サドル16の昇降(上下移動)が拗れを生じることなく円滑に行われるようになる。突出部96及び第1の直線レール98はアウタシェル12及び垂下部92の補強リブとして作用し、アウタシェル12の剛性が向上する。第2の直線レール100は垂下部92の補強リブとして作用し、垂下部92の剛性が向上する。
車体フレーム30は、図5及び図7に示されているように、フロントセンタパイプ44から前方に突出した突起部102を有する。突起部102は基端をフロントセンタパイプ44に溶接された金属パイプ製の本体102Aと本体102Aの遊端(前端)に装着されたゴム製のプラグ102Bとを含む。本体102Aはアウタシェル12の前部、より詳細には突出部96の内部を通過して第1の直線レール98の凹溝底部98Bに形成された貫通孔99を貫通している。プラグ102Bは第1の直線レール98から前方に突出した位置にあって垂下部92の裏面に対して当接している。
この構成により、前突時の衝撃は、垂下部92から突起部102に作用し、車体フレーム30に伝わる。これにより、前突時の衝撃がアウタシェル12に作用することが回避され、薄肉構造のアウタシェル12の破損が軽減される。突起部102の遊端はゴム製のプラグ102Bによって構成されているので、本体102Aの先端がプラグ102Bによって保護されると共に、前突時の衝撃がプラグ102Bの弾性変形によって吸収される。突起部102は、突出部96の内部を通過していることにより、突出部96が横揺れすることを抑制する作用もする。
サドル16が取り外された状態下では、図10に示されているように、前倒状態の車体フレーム30を、突起部102と左右のスタンド用脚部20とによる3点支持によって安定して床面上に載置することができる。
これにより、車体フレーム30の下部に取り付けられるアンダカバー104等の取付作業や各種のメンテナンス作業が容易に行われ得るようになる。
以上、本発明を、その好適な実施形態について説明したが、当業者であれば容易に理解できるように、本発明はこのような実施形態により限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。また、上記実施形態に示した構成要素は全てが必須なものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて適宜取捨選択することが可能である。
10 :倒立振子型車両
12 :アウタシェル
14 :主輪(駆動輪)
16 :サドル(シート)
18 :ステップ
20 :スタンド用脚部
21 :ゴムキャップ
22 :メインメンバ
22A :上部壁
22B :前部壁
24 :サイドメンバ
24A :側部壁
30 :車体フレーム
32 :ロアサイドメンバ
34 :メインポスト
36 :アッパプレート
38 :アッパパイプ
40 :サイドパイプ
42 :フロントクロスパイプ
44 :フロントセンタパイプ
46 :フロントサイドパイプ
48 :第1リアクロスパイプ
50 :第2リアクロスパイプ
52 :モータマウント板
60 :ディスク支持軸
62 :ドライブディスク
64 :ドライブローラ
66 :ドリブンプーリ
68 :電動駆動装置
69 :コグベルト
70 :円環部材
72 :ドリブンローラ
74 :尾輪アーム
76 :支持軸
78 :尾輪
80 :電気ボックス
82 :バッテリパック
83 :バッテリ装着部
83A :ボルト通し孔
84 :ステップマウント部材
85 :締結ボルト
86 :マウント板
88 :マウントパイプ
90 :サドル主部
90A :側面
92 :垂下部
92A :側面
94 :サドル支柱
96 :突出部
98 :第1の直線レール
98A :溝外側面
98B :凹溝底部
99 :貫通孔
100 :第2の直線レール
100A :内側面
102 :突起部
102A :本体
102B :プラグ
104 :アンダカバー
この構成によれば、突出部(96)がアウタシェル(12)を補強するリブとして作用すると共に、突起部(102)が突出部(96)の横揺れを抑制するように作用する。
アッパパイプ38の上部には電気ボックス80が取り付けられている。電気ボックス80には、倒立振子制御を行うためのジャイロセンサやコンピュータ及び倒立振子制御のもとに左右の電動駆動装置68に対する電力供給を制御する主輪PDU(パワードライブユニット)等の電子機器(不図示)が収納されている。車体フレーム30の後部にはバッテリパック82が着脱可能に取り付けられている。バッテリパック82は電気ボックス80の電子機器及び左右の電動駆動装置68の電源である。
アウタシェル12のメインメンバ22は、図4及び図5に示されているように、一体成形によって前部壁22Bから前方に突出して上下方向に延在する中空の突出部96を含む。突出部96の前面には凹溝による第1の直線レール98が一体成形されている。第1の直線レール98はアウタシェル12の前部に沿って略垂直に延在している。サドル16の垂下部92が第1の直線レール98と前後に対向する裏面には、図6に示されているように、第1の直線レール98の左右両側の溝側面98Aにスライド可能に摺接する左右の側面100Aを有して上下方向に延在する左右2個の突条による第2の直線レール100が一体成形されている。
10 :倒立振子型車両
12 :アウタシェル
14 :主輪(駆動輪)
16 :サドル(シート)
18 :ステップ
20 :スタンド用脚部
21 :ゴムキャップ
22 :メインメンバ
22A :上部壁
22B :前部壁
24 :サイドメンバ
24A :側部壁
30 :車体フレーム
32 :ロアサイドメンバ
34 :メインポスト
36 :アッパプレート
38 :アッパパイプ
40 :サイドパイプ
42 :フロントクロスパイプ
44 :フロントセンタパイプ
46 :フロントサイドパイプ
48 :第1リアクロスパイプ
50 :第2リアクロスパイプ
52 :モータマウント板
60 :ディスク支持軸
62 :ドライブディスク
64 :ドライブローラ
66 :ドリブンプーリ
68 :電動駆動装置
69 :コグベルト
70 :円環部材
72 :ドリブンローラ
74 :尾輪アーム
76 :支持軸
78 :尾輪
80 :電気ボックス
82 :バッテリパック
83 :バッテリ装着部
83A :ボルト通し孔
84 :ステップマウント部材
85 :締結ボルト
86 :マウント板
88 :マウントパイプ
90 :サドル主部
90A :側面
92 :垂下部
92A :側面
94 :サドル支柱
96 :突出部
98 :第1の直線レール
98A :溝側面
98B :凹溝底部
99 :貫通孔
100 :第2の直線レール
100A :側面
102 :突起部
102A :本体
102B :プラグ
104 :アンダカバー

Claims (6)

  1. 倒立振子制御に基づき駆動される駆動輪と、
    前記駆動輪を支持する車体フレームと、
    前記車体フレームを被覆するアウタシェルと、
    前記車体フレームに上下位置を変更可能に取り付けられ、搭乗者が着座するためのシートとを備えた倒立振子型車両において、
    前記シートは前記アウタシェルの前部に沿って垂下した垂下部を含み、
    更に、
    前記車体フレームから前方に突出して前記アウタシェルの前部を貫通し、前記垂下部の裏面に当接する遊端を有する突起部を備えた倒立振子型車両。
  2. 前記突起部は、金属パイプ製の本体と、本体の遊端に装着されたゴム製のプラグとを含む請求項1に記載の倒立振子型車両。
  3. 前記アウタシェルの前部と前記垂下部とに設けられて左右方向の変位を規制して前記垂下部の上下方向の移動を案内する案内部を備えた請求項1又は2に記載の倒立振子型車両。
  4. 前記案内部は、前記アウタシェルの前部に沿って上下方向に延在する第1の直線レールと、前記垂下部が前記第1の直線レールと前後に対向する部分を上下方向に延在して前記第1の直線レールとスライド可能に係合する第2の直線レールとを含む請求項3に記載の倒立振子型車両。
  5. 前記アウタシェルは前方に突出して上下方向に延在する中空の突出部を含み、
    前記第1の直線レールは前記突出部の前面に設けられており、前記突起部は前記突出部の内部を通過して前記第1の直線レールを貫通している請求項4に記載の倒立振子型車両。
  6. 前記車体フレームから左右の下方に各々突出したスタンド用の左右の脚部を備え、
    前記突起部は前記車体フレームの上部から前方に突出しており、
    前記シートが取り外された状態下で、前記突起部と前記脚部とによって前記車体フレームを前倒状態で床面上に載置可能な請求項1〜5の何れか一項に記載の倒立振子型車両。
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