JP5263058B2 - 搭乗姿勢保持機構及び同軸二輪車 - Google Patents
搭乗姿勢保持機構及び同軸二輪車 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5263058B2 JP5263058B2 JP2009176273A JP2009176273A JP5263058B2 JP 5263058 B2 JP5263058 B2 JP 5263058B2 JP 2009176273 A JP2009176273 A JP 2009176273A JP 2009176273 A JP2009176273 A JP 2009176273A JP 5263058 B2 JP5263058 B2 JP 5263058B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- boarding
- coaxial
- holding mechanism
- boarding step
- posture holding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Motorcycle And Bicycle Frame (AREA)
Description
また、搭乗者が体重移動を行いやすくするために、搭乗ステップが車体とは独立して、当該車体の前後方向に傾動する同軸二輪車が知られている(例えば、特許文献2)。
前記ガイドは溝部を有し、前記溝部に前記支持軸が挿入されること、が好ましい。
前記抑制機構として前記溝部に絞り込み部が形成されること、が好ましい。
または前記抑制機構として前記車体と前記搭乗ステップとの間に弾性部材が設けられること、が好ましい。
前記抑制機構として、前記同軸二輪車に搭載された姿勢検出センサユニットが検出した加速度が所定の大きさ以上のとき、収納される爪部を備え、前記姿勢検出センサユニットが検出した加速度が所定の大きさより小さいとき、前記爪部を突出させて前記搭乗ステップに接触させ、前記搭乗ステップの傾動を抑制すること、が好ましい。
前記駆動ユニットは、モータの駆動力を伝達手段を介して支持軸に与え、前記支持軸を前記ガイドに沿って移動させることによって、前記搭乗ステップを傾動させること、が好ましい。
または前記駆動ユニットは、モータの駆動力を伝達手段を介して前記搭乗ステップに与え、前記搭乗ステップを傾動させること、が好ましい。
本発明の第1実施形態を説明する。
本実施形態の同軸二輪車1は、いわゆる自走倒立二輪車である。
同軸二輪車1は、図1に示すように、車体10と、左右一対の車輪20L、20Rと、左右一対の車輪駆動ユニット30L、30R(図8)と、操作レバー40と、搭乗ステップ50と、を備えている。
図4(a)に示すように、通常の同軸二輪車1の走行時では、加速度の変化が小さく、搭乗ステップ50に生じる慣性力が小さいので、搭乗ステップ50は前後に殆ど移動せず、搭乗ステップ50は略水平状態に維持される。そして、同軸二輪車1が急停止すると、同軸二輪車1の加速度方向は後向きであり、車体10の前方へ向かって慣性力が搭乗ステップ50に生じるので、図5に示すように、搭乗ステップ50は車体10の前方へ押し出される。このとき、搭乗姿勢保持機構70の支持軸71は、ガイド72に案内されながら前方へ移動する。ガイド72は、前方へ向かって上昇する円弧形状であるので、搭乗ステップ50は、図4(b)に示すように、同軸二輪車1の加速度方向側の端部、即ち後方端部が下降する。そのため、搭乗者の重心は、図4(c)に示すように、後方へ移動し、搭乗者が当該慣性力に対して容易に対抗し得る姿勢をとることができる。
図6(a)に示すように、通常の同軸二輪車1の走行時では、加速度の変化が小さく、搭乗ステップ50は略水平状態に維持される。そして、同軸二輪車1が急加速すると、同軸二輪車1の加速度方向は前向きであり、車体10の後方へ向かって慣性力が搭乗ステップ50に生じるので、図7に示すように、搭乗ステップ50は車体10の後方へ押し出される。このとき、搭乗姿勢保持機構70の支持軸71は、ガイド72に案内されながら後方へ移動する。ガイド72は、後方へ向かって上昇する円弧形状であるので、搭乗ステップ50は、図6(b)に示すように、同軸二輪車1の加速度方向側の端部、即ち前方端部が下降する。そのため、搭乗者の重心は、図6(c)に示すように、前方へ移動し、搭乗者が当該慣性力に対して容易に対抗し得る姿勢をとることができる。
したがって、同軸二輪車1は、搭乗時の搭乗者の姿勢を安定させることができ、しかも安全性を向上させることができる。
本発明の第2実施形態を説明する。但し、上記実施形態と重複する説明は省略する。
第1実施形態の搭乗姿勢保持機構70は、支持軸71によって搭乗ステップ50を軸支しているだけの構成である。そのため、搭乗者が同軸二輪車1を前方又は後方へ移動させるべく、荷重を前方又は後方へ移動させた際に、搭乗ステップ50が前後方向へ振られる場合がある。
ちなみに、ガイド72に形成される突出部の大きさは、予め設定される当該慣性力の大きさに基づいて、適宜設定される。
本発明の第3実施形態を説明する。但し、上記実施形態と重複する説明は省略する。
本実施形態の搭乗姿勢保持機構702は、第2実施形態の搭乗姿勢保持機構701と同様の思想に基づくものである。すなわち、搭乗姿勢保持機構702も、搭乗者が同軸二輪車を前方又は後方へ移動させるべく、荷重を前方又は後方へ移動させた際に、搭乗ステップ50が前後方向へ振られることを軽減するものである。
本発明の第4実施形態を説明する。但し、上記実施形態と重複する説明は省略する。
上記実施形態の搭乗姿勢保持機構は、搭乗ステップ50に生じる慣性力によって当該搭乗ステップ50を前方又は後方へ傾動させているが、この限りでない。
先ず、同軸二輪車の主電源をONにし、制御系を稼働状態とする(S1)。このとき、搭乗ステップ50に搭載された傾斜センサ(図示を省略)の検出値が制御装置63に出力され、当該制御装置63は搭乗ステップ50が水平状態となるように、駆動装置751に制御信号を出力する。
同軸二輪車が搭乗者に操作されている間、上述のS2〜S9の制御が繰り返される。その後、搭乗者が搭乗ステップ50から降車し、主電源をOFFとすると、制御系が停止状態となる(S10)。
本発明の第5実施形態を説明する。但し、上記実施形態と重複する説明は省略する。
第4実施形態の駆動ユニット75は、駆動装置によって支持軸71を回転させているが、この限りでない。
例えば、上記実施形態の搭乗ステップは、車体の突出部に搭乗姿勢保持機構を介して連結されているが、この限りでない。要するに、搭乗ステップは、車体に搭乗姿勢保持機構を介して連結されていれば良い。
上記実施形態の同軸二輪車は、搭乗者が当該同軸二輪車を前後方向に傾動させることで、前進又は後進を実現しているが、この限りでない。同軸二輪車の前進又は後進は、搭乗者がスロットレバーなどを操作することがで、実現されても良い。
上記実施形態の爪部は、搭乗ステップの上面に接触する構成とされているが、この限りでない。搭乗ステップに、当該爪部が嵌合される凹み部が形成されており、爪部が当該凹み部に嵌め込まれることで、搭乗ステップの動きを略抑制する構成でも良い。要するに、爪部によって、搭乗ステップの動きを抑制することができる構成であれば良い。
上記実施形態の搭乗姿勢保持機構は、支持軸を搭乗ステップに形成し、ガイドを車体に形成しているが、逆の構成でも良い。
10 車体、11 突出部、12 溝部、111 車体の側面
20(20L、20R) 車輪
30(30L、30R) 車輪駆動ユニット
40 操作レバー
50 搭乗ステップ、51 搭乗ステップの側面、52 搭乗ステップの底部、521 搭乗ステップの底部の後方面、522 搭乗ステップの底部の前方面
60 角度検出センサ
61 バッテリー
62 姿勢検出センサユニット
63 制御装置、63a 演算回路、63b 記憶装置
64(64L、64R) 駆動回路
65 非常停止スイッチ
70 搭乗姿勢保持機構、71 支持軸、72 ガイド
73 抑制機構、731 絞り込み部
75、76 駆動ユニット
701、702、703 搭乗姿勢保持機構
74 抑制機構、741 弾性部材、742 爪部、743 支柱
751 駆動装置、752 ギア
761 駆動装置、762 伝達手段(駆動ベルト)
7511 ギア
7611 プーリ
Claims (10)
- 車体に支持された搭乗ステップを備え、同軸上に配置された一対の車輪を駆動制御することにより、移動する同軸二輪車に用いる搭乗姿勢保持機構であって、
前記搭乗姿勢保持機構は、前記車体の重心位置を通る垂直面上に略配置され、前記搭乗ステップを前記車体の左右方向から支持する支持軸と、前記搭乗ステップを前記車体の前方又は後方へ傾動させるべく、前記支持軸を案内するガイドと、を備え、前記車体と前記搭乗ステップとを連結し、前記搭乗ステップにおける前記同軸二輪車の加速度方向側の端部が下降するように、前記搭乗ステップを前記車体の前方又は後方へ傾動させる搭乗姿勢保持機構。 - 前記ガイドは溝部を有し、前記溝部に前記支持軸が挿入されることを特徴とする請求項1に記載の搭乗姿勢保持機構。
- 前記同軸二輪車の加速度が所定の大きさ以上となるまで、前記支持軸の動きを略抑制する抑制機構を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の搭乗姿勢保持機構。
- 前記抑制機構として、前記ガイドが有する、前記支持軸が挿入される溝部に絞り込み部が形成されることを特徴とする請求項3に記載の搭乗姿勢保持機構。
- 前記抑制機構として前記車体と前記搭乗ステップとの間に弾性部材が設けられることを特徴とする請求項3に記載の搭乗姿勢保持機構。
- 前記抑制機構として、前記同軸二輪車に搭載された姿勢検出センサユニットが検出した加速度が所定の大きさ以上のとき、収納される爪部を備え、
前記姿勢検出センサユニットが検出した加速度が所定の大きさより小さいとき、前記爪部を突出させて前記搭乗ステップに接触させ、前記搭乗ステップの傾動を抑制することを特徴とする請求項3乃至5のいずれか1項に記載の搭乗姿勢保持機構。 - 前記搭乗ステップを傾動させる駆動力を前記搭乗ステップに与える駆動ユニットを備え、
前記駆動ユニットのモータは、前記同軸二輪車に搭載された姿勢検出センサユニットの検出値に基づいて制御されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の搭乗姿勢保持機構。 - 前記駆動ユニットは、モータの駆動力を伝達手段を介して前記支持軸に与え、前記支持軸を前記ガイドに沿って移動させることによって、前記搭乗ステップを傾動させることを特徴とする請求項7に記載の搭乗姿勢保持機構。
- 前記駆動ユニットは、モータの駆動力を伝達手段を介して前記搭乗ステップに与え、前記搭乗ステップを傾動させることを特徴とする請求項7に記載の搭乗姿勢保持機構。
- 請求項1乃至9のいずれか1項に記載の搭乗姿勢保持機構を備える同軸二輪車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009176273A JP5263058B2 (ja) | 2009-07-29 | 2009-07-29 | 搭乗姿勢保持機構及び同軸二輪車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009176273A JP5263058B2 (ja) | 2009-07-29 | 2009-07-29 | 搭乗姿勢保持機構及び同軸二輪車 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011025887A JP2011025887A (ja) | 2011-02-10 |
JP5263058B2 true JP5263058B2 (ja) | 2013-08-14 |
Family
ID=43635156
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009176273A Active JP5263058B2 (ja) | 2009-07-29 | 2009-07-29 | 搭乗姿勢保持機構及び同軸二輪車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5263058B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108001592A (zh) * | 2017-12-15 | 2018-05-08 | 何国煜 | 一种平衡车控制系统 |
JP7147940B2 (ja) | 2016-07-28 | 2022-10-05 | Jsr株式会社 | 組成物、硬化物及び積層体 |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101473862B1 (ko) | 2013-08-27 | 2014-12-17 | 김준형 | 투휠 셀프 밸런싱 휠체어 |
JP6237567B2 (ja) * | 2014-10-20 | 2017-11-29 | トヨタ自動車株式会社 | 倒立型移動体 |
CN105270526B (zh) * | 2015-09-30 | 2018-01-16 | 江西迪安新能源动力有限公司 | 一种两轮电动平衡车 |
GB2569657A (en) * | 2017-12-22 | 2019-06-26 | Uniwheel Ltd | Load balancing transportation device |
CN214069909U (zh) | 2018-06-11 | 2021-08-27 | 株式会社村田制作所 | 高频模块和通信装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6543564B1 (en) * | 1994-05-27 | 2003-04-08 | Deka Products Limited Partnership | Balancing personal vehicle |
JP4411867B2 (ja) * | 2003-06-04 | 2010-02-10 | トヨタ自動車株式会社 | 重心移動により操舵可能な車両 |
JP4887865B2 (ja) * | 2005-12-14 | 2012-02-29 | 株式会社エクォス・リサーチ | 車両 |
-
2009
- 2009-07-29 JP JP2009176273A patent/JP5263058B2/ja active Active
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7147940B2 (ja) | 2016-07-28 | 2022-10-05 | Jsr株式会社 | 組成物、硬化物及び積層体 |
CN108001592A (zh) * | 2017-12-15 | 2018-05-08 | 何国煜 | 一种平衡车控制系统 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011025887A (ja) | 2011-02-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5263058B2 (ja) | 搭乗姿勢保持機構及び同軸二輪車 | |
JP4872276B2 (ja) | 走行体 | |
US8256545B2 (en) | Coaxial two-wheel vehicle and method of controlling the same | |
JP4710934B2 (ja) | 車体構造及び同軸二輪車 | |
KR101340985B1 (ko) | 도립 이륜 장치, 그 제어 방법 및 제어 프로그램 | |
JP5062328B2 (ja) | 移動体、及びその制御方法 | |
WO2011111123A1 (ja) | 移動体 | |
JP2014151721A (ja) | ホイールウォーカー | |
JP2011046287A (ja) | 同軸二輪車及びその制御方法 | |
JP2011201386A (ja) | 移動体及び移動体の制御方法 | |
JP6277404B2 (ja) | 自動車 | |
JP2018012492A (ja) | 電動式ボード | |
JP2013144513A (ja) | 車両 | |
JP5262935B2 (ja) | 同軸二輪車 | |
JP5360178B2 (ja) | 走行体 | |
JP6183325B2 (ja) | 倒立二輪型移動体及びその制御方法 | |
JP2010030440A (ja) | 同軸二輪車及びその制御方法 | |
JP5131076B2 (ja) | 同軸二輪車及びその制御方法 | |
JP6183324B2 (ja) | 倒立二輪型移動体及びその制御方法 | |
JP6245115B2 (ja) | 倒立型移動体及びその制御方法 | |
JP2012076471A (ja) | 移動体 | |
JP6172092B2 (ja) | 倒立二輪型移動体システム及びその制御方法 | |
JP2016088307A (ja) | 倒立二輪型移動体 | |
JP5966882B2 (ja) | 移動体制御装置、移動体制御方法及びプログラム | |
JP6172091B2 (ja) | 倒立二輪型移動体及びその制御方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20111020 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20121226 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130115 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130307 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130402 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130415 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5263058 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |