JP2014234035A - 倒立振子型車両 - Google Patents

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    • B62K11/007Automatic balancing machines with single main ground engaging wheel or coaxial wheels supporting a rider

Abstract

【課題】乗り降りのし易さを考慮して倒立振子型車両の車体フレームの高さを抑えること。
【解決手段】左右の駆動ユニット7を主輪3より上方の同じ高さの位置に左右に並べて配置し、左右の駆動ユニット7とバッテリパック9とを車体フレーム2の前後に並べて配置する。
【選択図】図3

Description

本発明は、倒立振子型車両に関し、更に詳細には、車体フレームに搭載される電動式の駆動ユニットおよびバッテリの配置に関する。
倒立振子型車両として、車体フレームと、複数の回転自在の従動ローラを当該従動ローラの回転軸線が円環状をなすように組み合わせてなる主輪と、前記車体フレームに前記主輪の回転軸線と概ね同軸をなして前記主輪の両側に位置するように回転可能に支持され、前記従動ローラに対してねじれの関係をもって接触するように配置された複数の回転自在な駆動ローラを備えた左右一対の駆動ディスクと、前記左右の駆動ディスクを個別に駆動する駆動手段を有する倒立振子型車両が知られている(例えば、特許文献1)。特許文献1に係る倒立振子型車両は、主輪及び駆動ディスクの上方に電動モータを含む駆動手段が配置され、伝動ベルトによって電動モータの回転力を駆動ディスクに伝達するようにしている。
特開2011−68222号公報
車体フレームの上部に乗員用サドルが設けられているか、車体フレームの下部の左右に乗員用ステップが設けられているか、或いはその両方が設けられ、主輪を左右に跨ぐように乗員が搭乗する倒立振子型車両の場合、乗員の乗り降りのし易さを考慮して車体フレームの高さを抑えることが要望される。特に、車体フレームの上部に乗員用サドルが設けられている倒立振子型車両では、乗員用サドルに乗員が着座し易いように、乗員用サドルの床面よりの高さが低いことを要望される。更には、この要望を満たしたうえで、車体フレームに搭載される駆動手段等が乗員の乗り降りの際や搭乗状態で邪魔にならないことが要望される。
本発明が解決しようとする課題は、乗員の乗り降りのし易さを考慮して倒立振子型車両の車体フレームの高さを抑え、更には車体フレームに搭載される駆動手段等が乗員の乗り降りの際や搭乗状態で邪魔にならないように駆動手段等の配置を設定することである。
本発明による倒立振子型車両は、車体フレーム(2)と、複数の回転自在の従動ローラ(54)を、当該従動ローラ(54)の回転軸線が円環状をなすように組み合わせてなる主輪(3)と、前記主輪(3)の左右両側に位置するように前記車体フレーム(2)に回転可能に支持され、前記従動ローラ(54)に接触するように配置された複数の駆動ローラ(58)が回転自在に取り付けられた左右一対の駆動ディスク(50)と、前記車体フレーム(2)に取り付けられ、倒立振子制御のもとに前記一対の駆動ディスク(50)を個別に回転駆動する左右一対の駆動ユニット(7)と、前記車体フレーム(2)に取り付けられ、前記一対の駆動ユニット(7)に電力を供給するバッテリ(9)とを有し、前記主輪(3)を左右に跨ぐように乗員が搭乗する倒立振子型車両(1)において、前記一対の駆動ユニット(7)は前記主輪(3)より上方の同じ高さの位置に左右に並べて配置され、前記一対の駆動ユニット(7)と前記バッテリ(9)とは前記車体フレーム(2)の前後に並べて配置されている。
この構成によれば、左右の駆動ユニット(7)が上下高さ違いに配置されている場合や駆動ユニット(7)とバッテリ(9)とが上下に並べて配置されている場合に比して、倒立振子型車両(1)の高さを抑えることができ、主輪(3)を左右に跨ぐようにして乗員が乗り降りすることが容易になる。
本発明による倒立振子型車両は、好ましくは、前記一対の駆動ユニット(7)は、各々、電動モータ(61)と、前記電動モータ(61)の回転速度を減速する減速装置(62)と、前記減速装置(62)を収容する減速機ケース(182)とを有し、前記駆動ディスク(50)に対して動力を出力する前記減速装置(62)の出力軸(194、205)は前記減速機ケース(182)の車幅方向外側の壁部より車幅方向外側に突出しており、前記電動モータ(61)は前記減速機ケース(182)の車幅方向外側の前記壁部に取り付けられて当該壁部より車幅方向外側に突出している。
この構成によれば、左右の電動モータ(61)が左右で対応する出力軸(194、205)の突出側と同じ側に取り付けられて出力軸(194、205)の突出側と同じ側に突出することになり、左右の駆動ユニット(7)同士を車幅方向に近接して配置することができる。これにより、倒立振子型車両(1)の車幅を小さくすることができ、主輪(3)を左右に跨ぐようにして乗員が乗り降りすることが容易になる。
本発明による倒立振子型車両は、好ましくは、前記一対の駆動ユニット(7)の前記減速機ケース(183、184、185)同士が直接に連結されている。
この構成によれば、減速機ケース(183、184、185)が一対の駆動ユニット(7)で個別であるものに比べて、前記一対の駆動ユニット(7)の減速機ケース(183、184、185)全体の車幅方向の寸法を小さく抑えることができると共に減速機ケース(183、184、185)の部品点数を削減できる。
本発明による倒立振子型車両は、好ましくは、前記減速機ケース(182)の車幅方向内側の壁部(185)が前記一対の駆動ユニットのもので共用されている。
この構成によれば、左右の駆動ユニット(7)のギヤケース全体の車幅方向の寸法を更に小さく抑えることができる。また、減速機ケース(182)は、中間部に仕切壁が存在する構造になり、減速機ケース(182)の剛性が向上する。
本発明による倒立振子型車両は、好ましくは、前記出力軸(194、205)は前記一対の駆動ユニット(7)のもの同士で同一軸線上に且つ中心軸線が前記駆動ディスク(50)の中心軸線に対して平行になるように配置され、前記出力軸(194、205)の回転を前記駆動ディスク(50)に伝達する伝動ベルト(66)による動力伝達機構が設けられており、前記駆動ユニット(7)は前記出力軸(194、205)の中心軸線と前記駆動ディスク(50)の中心軸線との距離が増減する方向に前記車体フレーム(2)に対する取付位置を変更可能に前記車体フレーム(2)に取り付けられている。
この構成によれば、駆動ユニット(7)の前記車体フレーム(2)に対する取付位置の調整によって左右の伝動ベルト(66)の張力を同じ条件のもとで調整することができる。
本発明による倒立振子型車両は、好ましくは、前記駆動ユニット(7)は、前記電動モータ(61)を隔てて前記出力軸(194、205)の中心軸線より離間した位置にて、前記出力軸(194、205)の中心軸線と平行な軸線周りに回動可能に前記車体フレーム(2)に取り付けられている。
この構成によれば、駆動ユニット(7)の回動中心から出力軸(194、205)までの距離を大きく取ることができ、小さい回動角で伝動ベルト(66)の張力調整可能範囲が大きくなる。
本発明による倒立振子型車両は、好ましくは、前記車体フレーム(2)の上部に乗員用サドル(84)が取り付けられており、前記電動モータ(61)は前記乗員用サドル(84)の真下位置に配置されている。
この構成によれば、乗員用サドル(84)に着座した乗員の膝より下の下肢Mは乗員用サドル(84)の前方に位置することに対し、電動モータ(61)が乗員用サドル(84)の真下位置に配置されているので、電動モータ(61)が横置きで車幅方向外方に突出していても、乗員用サドル(84)に着座した乗員の下肢Mが電動モータ(61)に接触することがなく、快適な着座環境が得られる。
本発明による倒立振子型車両は、好ましくは、前記電動モータ(61)は、平面視で全体が前記乗員用サドル(84)の外輪郭線より内側に配置されている。
この構成によれば、電動モータ(61)が横置きで車幅方向外方に突出していても、乗員用サドル(84)に着座した乗員の下肢Mが電動モータ(61)に接触することがなく、快適な着座環境が得られる。
本発明による倒立振子型車両は、好ましくは、前記車体フレーム(2)の下部に左右の乗員用ステップ(101)が取り付けられており、前記電動モータ(61)は、左右で対応するもの同士の前記乗員用サドル(84)が最も車幅方向外側に突出した点と乗員用ステップ(101)が最も車幅方向外側に突出した点とを結ぶ仮想線(L1)より車幅方向内側に配置されている。
この構成によれば、倒立振子型車両(1)が横転しても、電動モータ(61)が床面に当接することがない。
本発明による倒立振子型車両は、好ましくは、前記減速装置(62)は、前記電動モータ(61)のロータ軸(64)に固定されたドライブギヤ(186、198)と、前記出力軸(194、205)に固定されたドリブンギヤ(195、206)と、前記ドライブギヤ(186、198)と前記ドリブンギヤ(195、206)とに噛合するアイドルギヤ(196、197、207、208)および当該アイドルギヤ(196、197、207、208)を支持するアイドルギヤ軸(193、204)とを有し、前記ロータ軸(64)と前記出力軸(194、205)と前記アイドルギヤ軸(193、204)とは互い平行で、これら軸の中心軸線を結ぶ仮想線(L0)が、上に凸の屈曲線になるように、前記ロータ軸(64)と前記出力軸(194、205)と前記アイドルギヤ軸(193、204)とが配置されている。
この構成によれば、ロータ軸(64)と出力軸(194、205)との軸間距離が短くなり、左右のロータ軸(64)と出力軸(194、205)とアイドルギヤ軸(193、204)とが前後方向に一直線状に配置される場合に比して減速装置(62)の前後長を短くでき、左右のロータ軸(64)と出力軸(194、205)とアイドルギヤ軸(193、204)とが垂直方向に一直線状に配置される場合に比して減速装置(62)の上下長を短くできるので、乗員用サドル(84)に着座した乗員の下肢Mが減作装置(62)に接触しないことと、車体フレーム(2)の高さを抑えることとを両立することができる。
本発明による倒立振子型車両は、好ましくは、前記バッテリ(9)は前記主輪(3)の上方位置に配置され、前記バッテリ(9)より前記駆動ユニット(7)に供給する電力を制御するパワードライブユニット(44)が前記バッテリ(9)の上方あるいは下方に隣接して配置され、前記主輪(3)と前記バッテリ(9)あるいは前記パワードライブユニット(44)との間にできる空間に倒立振子制御のために前記車体フレーム(2)の姿勢を検知する姿勢検知装置(91)が配置されている。
この構成によれば、デットスペースの有効利用が図られ、倒立振子型車両(1)をコンパクトなものにすることができる。
本発明による倒立振子型車両によれば、左右の駆動ユニットが主輪より上方の同じ高さの位置に左右に並べて配置され、左右の駆動ユニットとバッテリとが車体フレームの前後に並べて配置されているから、倒立振子型車両の高さを抑えることができ、主輪を左右に跨ぐようにして乗員が乗り降りすることが容易になる。
本発明による倒立振子型車両の一つの実施形態を示す側面図。 本実施形態による倒立振子型車両の斜視図。 本実施形態による倒立振子型車両のカバー類を取り外した状態での側面図。 本実施形態による倒立振子型車両の正面図。 本実施形態による倒立振子型車両に用いられる車体フレーム及び主輪ユニットの斜視図。 図3の線VI−VIに沿った拡大断面図。 図3の線VII−VIIに沿った拡大断面図。
以下に、図面を参照して本発明の倒立振子型車両の実施形態を説明する。以下の説明では、倒立振子型車両に着座した乗員を基準として各方向を定める。
(全体構成)
倒立振子型車両1は、図1〜図4に示されているように、車体フレーム2と、主輪3を含む主輪ユニット4と、尾輪5を含む尾輪ユニット6と、主輪ユニット4を駆動する駆動ユニット7と、駆動ユニット7及び尾輪(副輪)ユニット6を制御する電装ユニット8と、電装ユニット8に電力を供給するバッテリパック9と、乗員が着座するサドル(乗員用サドル)84を含むサドルユニット11と、乗員の足載せ部であるフットステップ(乗員用ステップ)101を含むステップユニット35と、主輪ユニット4の略上半分と駆動ユニット7と電装ユニット8とバッテリパック9との外側を覆うアウタシェル10とを有する。
(車体フレーム)
車体フレーム2は、図5に示されているように、上下に延びる左右一対のサイドポスト21と、左右(車幅方向)に延びて左右のサイドポスト21を互いに連結するアッパビーム22及びミドルビーム23とを有している。アッパビーム22は、直線状に水平に延在し、左右両端を左右のサイドポスト21の上端部に接合されている。ミドルビーム23は、平面視で前側に突出したステープル形をしており、アッパビーム22よりも下方に配置されて左右両端を左右のサイドポスト21の上下方向の中間部に接合されている。
サイドポスト21、アッパビーム22及びミドルビーム23は、鋼鉄製或いはアルミニウム製のパイプ材から形成され、ボルト締結や溶接によって互いに接合されている。以下、特に限定しない限り、接合との語は、ボルト締結や溶接等の公知の接合手法を含むものとする。他の実施形態では、サイドポスト21、アッパビーム22及びミドルビーム23は、プレス鋼板等の公知の材料から形成されてもよい。
左右のサイドポスト21の下端部には、後述する主輪ユニット4の車軸25を支持する左右のマウント部材(車軸支持部材)26がそれぞれ接合されている。左右のマウント部材26は、各々、車軸孔(不図示)を貫通形成されたボス形状の車軸支持部31と、車軸支持部31から上方に延びてサイドポスト21の下端部を接合されたポスト接合部32と、車軸支持部31から下方に延びるステップ接合部33とを有している。左右のステップ接合部33は、車軸支持部31から下方に延びた後、左右方向において互いに離間する方向(車幅方向外側)に折曲している。左右のステップ接合部33の下端にはステップユニット35が取り付けられている。なお、車軸孔(不図示)は左右のマウント部材26のもの同士で左右方向に延在する同一軸線上に形成されている。
アッパビーム22には左右一対の第1ブラケット37が前方に突出するように接合され、ミドルビーム23には左右一対の第2ブラケット38が前方に突出するように接合されている。第1ブラケット37及び第2ブラケット38は駆動ユニット7の取り付けのためのものである。駆動ユニット7の取付構造については詳細に後述する。アッパビーム22には左右一対の第3ブラケット39が後方に突出するように接合されている。第3ブラケット39にはバッテリパック9を着脱可能に支持するバッテリケース41(図1〜図3参照)が取り付けられている。バッテリケース41の取付構造についても詳細に後述する。左右のサイドポスト21の上下方向における中間部には、ボルトボスである電装ユニット取付部43が設けられている。
(サドルユニット)
サドルユニット11は、図1〜図4に示されているように、乗員の臀部を支持する乗員用サドル84を有している。乗員用サドル84は、骨格(底板)をなす板状のベース部材86と、ベース部材86の上部に取り付けられた可撓性のパッド87とを有している。ベース部材86の下部には、左右一対のシートポスト85が下方へと突出している。
左右のシートポスト85は、左右のサイドポスト21内にサイドポスト21の上端開口より入れ筒式に挿入され、サイドポスト21に支持される。左右のサイドポスト21の上端付近には、サイドポスト21を径方向に貫通する調整ねじ88が螺着されている。左右のシートポスト85には、直径方向に貫通して調整ねじ88を受容する受容孔(不図示)がシートポスト85の長手方向(高さ方向)に沿って複数形成されている。調整ねじ88が通過する受容孔が選択されることによってサイドポスト21に対するシートポスト85の挿入深さが選択される。これにより、サイドポスト21に対する乗員用サドル84の高さを調整することができる。
乗員用サドル84は比較的大きい平面積を有するものであり、シートポスト85より前後左右に大きく張り出している。これにより、乗員用サドル84の外輪郭線は左右のシートポスト85より前後左右に大きく離れた位置にある。
(ステップユニット)
ステップユニット35は、図1〜図4に示されているように、乗員の足裏を支持するためのフットステップ101と、フットステップ101に設けられたスタンド装置102とを有する。
フットステップ101は、乗員の足の裏を載せられる左右の足載せ部108と、左右の足載せ部108の前端を互いに連結する前側連結部105とを有して平面視において後方に開口したU字形を呈し、左右の足載せ部108の後端をステップ接合部33にボルト締結によって固定されている。この取り付けにより、前側連結部105は主輪3の前方を車幅方向に横切って延在する。左右の足載せ部108は、主輪ユニット4の左右両側にあって、各々対応する側において車幅方向外方に突出し、倒立振子制御が行われた状態において、略水平となる。
スタンド装置102は、倒立振子制御が行われない不使用時に倒立振子型車両1を起立状態に維持するためのものであり、左右一対のスタンドアーム(スタンド)116と、起立用ペダル117と、左右一対の収納用ペダル118とを有している。
左右一対のスタンドアーム116は、互いに左右対称形で、直線状に延びる柱状のスタンド基部125と、スタンド基部125の先端に設けられた接地部126とを有している。本実施形態では、スタンドアーム116は、接地部126がスタンド基部125に対して直交する方向に延びていることにより、略L字形を呈する。左右のスタンドアーム116はスタンド基部125の基端をフットステップ101の前側連結部105の下底部に軸127によって回動可能に取り付けられている。
スタンドアーム116は、軸127を回動中心として、接地部126が接地面(床面)より上方に跳ね上げられた収納位置(図1〜図3において実線によって示されている位置)と、接地部126が下方に繰り出されて接地面に接地する起立位置(図3において仮想線によって示されている位置)との間で回動可能になっている。スタンドアーム116は、起立位置(スタンド使用位置)において、倒立振子型車両1を80度程度前倒した起立状態に維持する。
起立用ペダル117は、フットステップ101の前側連結部105に取り付けられ、スタンドアーム116とリンク接続されていて、踏み込まれることによってスタンドアーム116を収納位置より起立位置に回動させる。
収納用ペダル118はフットステップ101の左右の足載せ部108に各々設けられ、スタンドアーム116とリンク接続されていて、スタンドアーム116が起立位置にある状態では、図3に仮想線によって示されているように、その踏み面が足載せ部108の上面より上方に繰り出す。
収納用ペダル118は、上方に繰り出し状態において踏み込まれることによってスタンドアーム116を起立位置より収納位置に回動させる。スタンドアーム116が収納位置にある状態では、足載せ部108は、図1〜図3に実線によって示されているように、その踏み面が足載せ部108の上面と面一になって、それ以上、踏み込めない状態になる。
(主輪ユニット)
主輪ユニット4は、図1〜図4に示されているように、左右のマウント部材26間、及び左右のサイドポスト21間に配置されている。主輪ユニット4は、車軸25と、車軸25の外周に互いに独立して回転可能に支持された左右の駆動ディスク50と、自身の環状内側の空間を車軸25が通過していて左右の駆動ディスク50間に配置された略円環状の主輪3と、左右一対の駆動ディスク50に接合されたコグベルト用の左右の従動プーリ(大径プーリ)51とを有する。
車軸25の左右の端部は、左右のマウント部材26に貫通形成されている車軸孔(不図示)および左右のマウント部材26の車幅方向外側に配置されたワッシャ29を貫通し、当該車軸25の左右の端部に各々螺着した車軸締結ボルト28によって左右のマウント部材26に固定されている。これにより、車軸25は左右のマウント部材26を橋渡しするように車幅方向(左右方向)に延在して両端を左右のマウント部材26に回転不能に固定されている。
左右の駆動ディスク50と左右の従動プーリ51とは、全て車軸25の中心軸線を共通軸線として同一軸線上にある。車軸25の外周には、左右一対の段部(不図示)が軸線方向に所定の間隔をおいて形成されている。左右の駆動ディスク50は、車軸25に螺着されるナット(不図示)と車軸25の段部と間に保持され、車軸25の軸線方向における位置(左右の駆動ディスク50の軸線方向の間隔)を定められている。
主輪3は、倒立振子制御に基づき駆動される駆動輪であり、金属製の円環部材53と、円環部材の外周に取り付けられた複数個の従動ローラ(フリーローラ)54とにより構成され、従動ローラ54の外周面をもって接地する。従動ローラ54は、円環部材53の外周に回転可能に装着された円筒状の金属製の基部54Aと、基部54Aの外周に加硫接着された円筒状のゴム製の外周部54Bとにより構成されている。従動ローラ54は、円環部材53の環方向(円周方向)に複数個設けられ、各々自身の配置位置における円環部材53の接線を回転中心として個々に回転(自転)可能になっている。つまり、主輪3は、独立して自転可能な複数個の従動ローラ54を、円環をなすように組み合わせてなる。厳密には、複数個の従動ローラ54は、自身の個数に応じた角数の多角形をなすように組み合わせて主輪3をなす。
左右の駆動ディスク50は、円環部材53の中心半径より小さい外径の円盤形をなし、その外周部は略円錐台形をなす。駆動ディスク50の外周部には、周方向に等間隔をおいて複数の金属製の駆動ローラ58が回転可能に支持されている。左側の駆動ディスク50の駆動ローラ58と右側の駆動ディスク50の駆動ローラ58とは、左右対称形をなすように配置され、各駆動ローラ58の回転中心は駆動ディスク50の回転中心に対してねじれの関係となるように配置されている。これにより、左右の駆動ローラ58は、左右対称形をなし、はすば歯車の歯すじに似た傾斜配置となっている。
駆動ディスク50の駆動ローラ58の外周部は、主輪の従動ローラ54の外周部に押し付けられた状態で接触している。左右の駆動ディスク50の駆動ローラ58が左右両側から従動ローラ54を挟むことにより、主輪3は左右の駆動ディスク50の間に無軸状態で、左右の駆動ディスク50と同心に支持され、左右の駆動ディスク50と共に自身の中心周り回転(公転)可能となっている。
以上のようにして、左右の駆動ディスク50と左右の従動プーリ51と車軸25と主輪とによる主輪ユニット4としての組立体が構成される。
(駆動ユニット)
左右の駆動ユニット7は、図3、図4に示されているように、各々、電動モータ61と、減速装置62と、コグベルト用の駆動プーリ63とを有する。減速装置62は、図6、図7に示されているように、左側の電動モータ用の左側ギヤ列180と、右側の電動モータ用の右側ギヤ列181とを個別に有し、その全体を一つのギヤケース組立体(減速機ケース)182内に収納されている。
ギヤケース組立体182は、左側ケース半体183と、右側ケース半体184と、左側ケース半体183と右側ケース半体184とに挟まれて配置された中間ケース185とをボルト179によって互いに締結したものであり、左側ケース半体183と中間ケース185とによって左側の駆動ユニット7の減速機ケースが構成され、右側ケース半体184と中間ケース185とによって右側の駆動ユニット7の減速機ケースが構成される。左側ケース半体183と中間ケース185とによって構成された減速機ケース内には左側ギヤ列180が収納され、右側ケース半体184と中間ケース185とによって構成された減速機ケース内には右側ギヤ列181が収納されている。
このようにして、左側の駆動ユニット7の減速機ケースは左側ケース半体183と中間ケース185とによって構成され、右側の駆動ユニット7の減速機ケースは右側ケース半体184と中間ケース185とによって構成されるので、左右の駆動ユニット7のギヤケース同士が直接に連結され、しかも、ギヤケースの車幅方向内側の壁部が中間ケース185によって一つの壁部として左右の駆動ユニット7のもので共用されている構造になる。
左側ケース半体183の車幅方向外側の壁部である左側壁183Aには、左側の電動モータ61が、横置き状態、つまりロータ軸(モータ軸)64が左右方向に延在する配置で固定されている。右側ケース半体184の車幅方向外側の壁部である右側壁184Aには、右側の電動モータ61が、横置き状態、つまりロータ軸(モータ軸)64が左右方向に延在する配置で固定されている。ロータ軸64の中心軸線は駆動ディスク50の中心軸線に対して平行にあり、ロータ軸64は左右の電動モータ61のもの同士で同一軸線になる配置である。これにより、左右の電動モータ61は主輪3より上方の同じ高さの位置に左右に並べて配置されることになる。
左側の電動モータ61のロータ軸64は左側ケース半体183の左側壁を貫通して左側ケース半体183内に位置する部分を有し、当該部分にドライブギヤ(小径ギヤ)186を固定されている。ドライブギヤ186の軸線方向で見て電動モータ61とは反対の側には軸体177がロータ軸64と同一軸線上に固定されている。軸体177はボール軸受188によって中間ケース185に回転可能に支持されている。
左側ケース半体183と中間ケース185とは、各々ボール軸受189、190、191、192によって左側ギヤ列180のアイドルギヤ軸193と出力軸194とを各々回転可能に支持している。アイドルギヤ軸193と出力軸194とは各々左右方向に延在し、アイドルギヤ軸193の中心軸線および出力軸194の中心軸線は駆動ディスク50の中心軸線に対して平行である。
出力軸194にはドリブンギヤ(大径ギヤ)195が固定されている。アイドルギヤ軸193にはドライブギヤ186に噛合する大径アイドルギヤ196とドリブンギヤ195に噛合する小径アイドルギヤ197とが固定されている。
出力軸194は左側ケース半体183の左側壁を貫通して左側ケース半体183外(左方)に突出する部分を有しており、当該部分に左側のコグベルト用の駆動プーリ(小径プーリ)63が固定されている。この左側の駆動プーリ63と左側の従動プーリ51とには左側の無端のコグベルト66が掛け渡されている。
右側の電動モータ61のロータ軸64は右側ケース半体184の右側壁を貫通して右側ケース半体184内に位置する部分を有し、当該部分にドライブギヤ(小径ギヤ)198を固定されている。ドライブギヤ198の軸線方向で見て電動モータ61とは反対の側には軸体178がロータ軸と同一軸線上に固定されている。軸体178はボール軸受199によって中間ケース185に回転可能に支持されている。
右側ケース半体184と中間ケース185とは、各々ボール軸受200、201、202、203によって右側ギヤ列181のアイドルギヤ軸204と出力軸205とを回転可能に支持している。アイドルギヤ軸204と出力軸205とは各々左右方向に延在し、アイドルギヤ軸204の中心軸線および出力軸205の中心軸線は駆動ディスク50の中心軸線に対して平行である。
出力軸205にはドリブンギヤ(大径ギヤ)206が固定されている。アイドルギヤ軸204にはドライブギヤ198に噛合する大径アイドルギヤ207とドリブンギヤ206に噛合する小径アイドルギヤ208とが固定されている。
出力軸205は右側ケース半体184の右側壁を貫通して右側ケース半体184外(右方)に突出する部分を有しており、当該部分に右側のコグベルト用の駆動プーリ(小径プーリ)63が固定されている。この右側の駆動プーリ63と右側の従動プーリ51とには右側の無端のコグベルト66が掛け渡されている。
左右のアイドルギヤ軸193、204は同一軸線上にあり、左右の出力軸194、205も同一軸線上にある。この軸配置により、左側ギヤ列180と右側ギヤ列181とは主輪3より上方の同じ高さの位置に左右に並べて配置されることになる。また、このことによって左右のコグベルト66の長さが同じになり、左右のコグベルト66を1種類のベルトで共用することができる。
また、左右のロータ軸64と出力軸194、205とアイドルギヤ軸193、204とは互い平行であり、ロータ軸64より前方にアイドルギヤ軸193、204があり、アイドルギヤ軸193、204の下方に出力軸194、205があり、この軸配置によって、図3に示されているように、側面視で、これら軸の中心軸線A、B、Cを結ぶ仮想線L0が、鉤形線、好ましくは、上に凸の屈曲線になっている。
図3に示されているように、ギヤケース組立体182の上部後側、つまり、電動モータ61が取り付けられている側の上部には左右の第1ブラケット37間に位置する上側取付部209が突出形成されていると共に、出力軸194、205近傍のギヤケース組立体182の下部には左右の第2ブラケット38間に位置する下側取付部210が突出形成されている。
ギヤケース組立体182は、左右の第1ブラケット37と上側取付部209とを左右方向に水平に貫通するボルト211とナット(不図示)とによって車体フレーム2に固定されていると共に、左右の第2ブラケット38と下側取付部210とを左右方向に水平に貫通するボルト212とナット(不図示)とによって車体フレーム2に固定されている。
ボルト211は、左右方向に水平に延在して出力軸194、205に対して平行であり、電動モータ61を隔てて出力軸194、205の中心軸線より大きく離間した位置にある。ボルト211の締結が弛められた状態では、ギヤケース組立体182はボルト211を枢軸として出力軸194、205の中心軸線と平行な軸線周りに回動可能である。このギヤケース組立体182の回動によって出力軸194、205の中心軸線が駆動ディスク50と一体の従動プーリ51の中心軸線に対して離接する方向に変位し、出力軸194、205の中心軸線と駆動ディスク50および従動プーリ51の中心軸線との距離が増減する。
第2ブラケット38に形成されているボルト貫通孔38Aはボルト211の中心軸線を中心とした円弧に近似する長孔になっており、ボルト貫通孔38Aを貫通するボルト212の締結によって長孔の範囲内においてギヤケース組立体182を任意の回動位置にて車体フレーム2に固定することができる。このギヤケース組立体182の回動位置の調整によって左右のコグベルト66のテンションを同時に一括して行うことができる。
左右の電動モータ61は、ギヤケース組立体182が何れの回動位置にあっても乗員用サドル84の真下位置に配置され、且つ、平面視で全体が乗員用サドル84の外輪郭線より内側に配置される。左右の電動モータ61は、左右のサイドポスト21の前方に配置され、左右のサイドポスト21よりも左右外方へと突出している。左右の駆動プーリ63は、左右の電動モータ61に対して前方かつ下方に配置され、左右の従動プーリ51の上方に配置されている。左右において対応する駆動プーリ63及び従動プーリ51には無端のコグベルト66が掛け渡されている。駆動プーリ63は、従動プーリ51より直径が小さく、かつ歯数が少なく設定されている。これにより、左側の電動モータ61の回転力は、左側ギヤ列180、左側の駆動プーリ63、左側のコグベルト66、左側の従動プーリ51を介して左側の駆動ディスク50に伝達される。同様に、右側の電動モータ61の回転力は、右側ギヤ列181、右側の駆動プーリ63、右側のコグベルト66、右側の従動プーリ51を介して右側の駆動ディスク50に伝達される。
主輪3、左右の駆動ディスク50、左右の従動プーリ51、左右の駆動プーリ63、及び左右のコグベルト66の外側を覆うように合成樹脂製のディスク・ベルトカバー67が設けられている。ディスク・ベルトカバー67の下部は、開口を有しており、開口において主輪3の下部が外部に露出している。なお、ディスク・ベルトカバー67はアウタシェル10の内側に配置されるインナシェルである。
(尾輪ユニット)
尾輪ユニット6は、図1〜図3に示されているように、尾輪アーム71を介して車軸25に支持されている。尾輪アーム71は、前後に延び、後端部が略直線状に延在する一方、前端側が左右に二股に分岐した二股部72となっている。二股部72の間には主輪ユニット4(左右の駆動ディスク50及び主輪3)、ディスク・ベルトカバー67、左右のマウント部材26が配置され、二股部72の先端部は車軸25の左右両端部に回動可能に支持されている。これにより、尾輪アーム71は、主輪3、左右の駆動ディスク50及びディスク・ベルトカバー67と干渉することなく、主輪3の後方に延在している。
尾輪アーム71の後端には尾輪ユニット6が支持されている。尾輪ユニット6は、尾輪アーム71に対して回転可能に支持された尾輪5と、尾輪5を回転駆動する電動モータ73と、電動モータ73の回転角を検出する回転角センサ74と、尾輪5を被覆する尾輪カバー75とを有する。尾輪アーム71が車軸25の軸線周りに回転可能に支持されているため、尾輪ユニット6の尾輪5は自重によって接地している。
尾輪5は、尾輪アーム71に対して回転可能に支持された円板状のホイール77と、ホイール77に外周部に自転可能に取り付けられた複数のフリーローラ78とにより構成されたオムニホイールである。フリーローラ78は、各々の配置位置におけるホイール77の接線を回転軸線として回転可能になっている。尾輪5は、フリーローラ78において接地する。尾輪5が接地した状態において、電動モータ73の回転軸、すなわちホイール77の回転軸線は前後に延在する。すなわち、平面視で車軸25の軸線(主輪3の回転中心軸線)に対して直交する軸線を中心としてホイール77は回転する。
左右のサイドポスト21には、後方かつ下方に突出したストッパ81が取り付けられている。ストッパ81は、尾輪アーム71が所定の回動位置にあるときに二股部72の上面に突き当たることによって、車軸25を中心とした尾輪アーム71の上方への回動範囲(車両を右方から見た状態(図3参照)において尾輪アーム71の反時計廻り方向への回動範囲を規制する。換言すると、車体フレーム2の後方への最大傾斜角を設定する。
(電装ユニット)
電装ユニット8は、図3に示されているように主輪PDU89と、尾輪PDU90と、DC−DCコンバータ(不図示)と、I/Oインターフェース(不図示)と、これらを収容する扁平な長方体状の電装ケース44と、ジャイロセンサ91とを有する。
主輪PDU89は、駆動ユニット7を制御するための主輪制御用パワードライブユニットであり、ジャイロセンサ91の出力信号等を入力して倒立不倒制御を行う。尾輪PDU90は、尾輪ユニット6を制御するための尾輪制御用パワードライブユニットであり、ジャイロセンサ91の出力信号等を入力して旋回制御を行う。DC−DCコンバータは、バッテリパック9から供給される直流電圧を所定の直流電圧に降圧する。ジャイロセンサ91は、車体フレーム2の姿勢を検知する姿勢検知装置であり、所定の軸線(例えば、鉛直線)に対する車体フレーム(倒立振子型車両1)の傾斜角及び角速度を検出する。
電装ケース44は、左右のサイドポスト21に設けられた電装ユニット取付部43にボルト締結され、後述するバッテリケース41の平らな下底面と主輪ユニット4の円弧状の上面との間にできる略三角形状のデットスペースに、バッテリケース41の下方に隣接して水平に配置されている。これにより、電装ケース44は、乗員用サドル84の下方位置において、側方から見て後端が乗員用サドル84の後端より後方にはみ出さない範囲で、大部分が左右のサイドポスト21よりも後方に配置される。ジャイロセンサ91も、上述のデットスペースにあって電装ケース44の底面に、側方から見て後端が乗員用サドル84の後端より後方にはみ出さないように装着されている。この電装ケース44およびジャイロセンサ91の配置によってバッテリケース41と主輪ユニット4との間のデットスペースの有効利用が図られる。
(バッテリ)
バッテリケース41は、図1〜図3に示されているように、後方に向けて開口した長方体状のものであり、前部上側を第3ブラケット39に固定され、乗員用サドルの真下位置において左右のサイドポスト21の上部後方に水平に、且つ側方から見て後端が乗員用サドル84の後端より後方にはみ出さない位置に配置される。
バッテリケース41は、水平配置で、後方に向けて開口した長方体状の箱形に形成され、内部にバッテリ接続用のコネクタ(不図示)を有している。バッテリパック9は、長方体状のもので、後方からバッテリケース41内に挿入されることによって、バッテリケース41内に保持されると共にコネクタに接続される。
左右の駆動ユニット7とバッテリケース41と電装ケース44とは、各々の全体が、乗員用サドル84の左右最外方部と対応する側の左右のフットステップ101の左右最外方部とを結ぶ仮想線L1(図4参照)より内側(車幅方向中央側)にあって仮想線L1より車幅方向外側にはみ出す部分を含まず、しかも、乗員用サドル84の最前端とフットステップ101の最前端と結ぶ仮想線L2(図1参照)より後方にあって仮想線L2より前方にはみ出す部分を含まず、且つ乗員用サドル84の最後端と尾輪ユニット6の後端と結ぶ仮想線L3(図1参照)より後方にあって仮想線L3より後方にはみ出す部分を含まない。
これにより、倒立振子型車両1が前後あるいは左右に転倒しても、駆動ユニット7、バッテリケース41、電装ケース44が床面(地面)に当接することがない。
(倒立振子型車両の姿勢及び走行制御)
倒立振子型車両1の走行動作について説明する。主輪PDU89は、ジャイロセンサ91により計測される車体フレーム2の前後左右の傾斜角及び角速度の変化より乗員用サドル84に着座した乗員を含む倒立振子型車両1全体の重心位置を随時演算する。
主輪PDU89は、乗員を含む倒立振子型車両1全体の重心がニュートラル位置(例えば、車軸25の上方)にある時には、倒立振子制御則に従った制御処理に基づいて駆動ユニット7の電動モータ61を駆動し、車体フレーム2を直立姿勢に維持する。
このとき、尾輪PDU90は、旋回制御則に従った制御処理に基づいて尾輪ユニット6の電動モータ73を停止状態に維持し、尾輪5は回転しない。
乗員を含む倒立振子型車両1全体の重心がニュートラル位置より前側に移動すると、主輪PDU89が倒立振子制御則に従った制御処理のもとに左右の駆動ユニット7の電動モータ61をそれぞれ正転方向に同一速度で駆動する。電動モータ61の駆動によって、左右の駆動ディスク50が同一速度で前転し、主輪3が自身の輪中心を回転軸として正転、つまり、前進方向に公転する。このとき、左右の駆動ディスク50に回転速度差が生じないため、駆動ディスク50の駆動ローラ58及び主輪3の従動ローラ54が自転せず、倒立振子型車両1は真っ直ぐに前進する。
乗員を含む倒立振子型車両1全体の重心がニュートラル位置より後側に移動すると、主輪PDU89が倒立振子制御則に従った制御処理のもとに、左右の駆動ユニット7の電動モータ61をそれぞれ逆転方向に同一速度で駆動する。電動モータ61の駆動によって、左右の駆動ディスク50が同一速度で逆転し、主輪3が自身の輪中心を回転軸として逆転、つまり、後進方向に公転する。このとき、左右の駆動ディスク50に回転速度差が生じないため、駆動ディスク50の駆動ローラ58及び主輪3の従動ローラ54が自転せず、倒立振子型車両1は真っ直ぐに後進する。
前進時及び後進時には、尾輪PDU90は、旋回制御則に従った制御処理のもとに、尾輪ユニット6の電動モータ73の停止状態が維持され、尾輪5は公転しない。このとき、倒立振子型車両1の前進に伴って尾輪5のフリーローラ78が自転する。
乗員を含む倒立振子型車両1全体の重心がニュートラル位置より左側あるいは右側に移動すると、主輪PDU89が、倒立振子制御則に従った制御処理のもとに、左右の駆動ユニット7の電動モータ61を、互いに異なった回転方向及び又は回転速度に駆動する。電動モータ61の駆動によって、左右の駆動ディスク50間に回転速度差が生じ、左右の駆動ディスク50の回転力による円周(接線)方向の力に対し、この力に直交する向きの分力が左右の駆動ローラ58と主輪3の従動ローラ54との接触面に作用する。この分力によって従動ローラ54が自身の中心軸線周りに回転(自転)することになる。
従動ローラ54の回転は、左右の駆動ディスク50の回転速度差によって定まる。例えば、左右の駆動ディスク50を互いに同一速度で逆向きに回転させると、主輪3は全く公転せず、従動ローラ54の自転だけが生じる。これにより、主輪3には左右方向の走行力が加わることになり、倒立振子型車両1は、左右方向に移動(真横移動)する。また、左右の駆動ディスク50を同一方向に相違した速度で回転させると、主輪3の公転と共に従動ローラ54の自転が生じる。これにより、倒立振子型車両1は、斜め前方や斜め後方に移動する。
このとき、尾輪PDU90は、旋回制御則に従った制御処理のもとに、尾輪ユニット6の電動モータ73を駆動し、真横移動速度と同等の回転速度で尾輪5を回転(公転)させてもよい。主輪3の従動ローラ54の回転による移動量と、尾輪5の回転による移動量とに差が生じる場合には、倒立振子型車両1は旋回する。
(効果)
(1)左右の電動モータ61と左側ギヤ列180、右側ギヤ列181とを有する左右の駆動ユニット7が主輪3より上方の同じ高さの位置に左右に並べて配置され、左右の駆動ユニットとバッテリパック9とが車体フレーム2の前後に並べて配置されているから、左右の駆動ユニットが上下段違いに設けられていたり、左右の駆動ユニットとバッテリパック9とが上下に並べて配置されていたりする場合に比して、倒立振子型車両1の高さを抑えることができ、主輪3を左右に跨ぐようにして乗員が乗り降りすることが容易になる。特に、車体フレーム2の高さを抑えることで、乗員用サドル84の高さを低くすることができるので、主輪3を左右に跨ぐようにして乗員が乗員用サドル84に着座したり、離座したりすることも容易になる。
(2)減速装置62の左右の出力軸194、205が各々ギヤケース組立体182の車幅方向外側の壁部より車幅方向外側に突出しており、左右の電動モータ61が各々ギヤケース組立体182の車幅方向外側の壁部、つまり左右で対応する出力軸194、205の突出側と同じ側に取り付けられて出力軸194、205の突出側と同じ側に突出しているから、左右の駆動ユニット7同士を左右方向(車幅方向)に近接して配置することができる。これにより、倒立振子型車両1の車幅を小さくすることができ、主輪3を左右に跨ぐようにして乗員が乗り降りすることが容易になる。
(3)左側の駆動ユニット7のギヤケースが左側ケース半体183と中間ケース185とによって構成され、右側の駆動ユニット7のギヤケースが右側ケース半体184と中間ケース185とによって構成されるので、左右の駆動ユニット7のギヤケース同士が直接に連結された構造であることにより、ギヤケースが左右の駆動ユニット7で個別であるものに比べて、左右の駆動ユニット7のギヤケース全体の車幅方向の寸法を小さく抑えることができると共にギヤケースの部品点数を削減できる。また、左右の駆動ユニット7のギヤケース同士の連結剛性が高くなり、ギヤケース組立体182のコンパクト化が可能になる。
(4)しかも、ギヤケースの車幅方向内側の壁部が中間ケース185によって一つの壁部として左右の駆動ユニット7のもので共用されている構造であることにより、左右の駆動ユニット7のギヤケース全体の車幅方向の寸法を更に小さく抑えることができると共にギヤケースの部品点数を削減できる。また、ギヤケース組立体182は、中間部に中間ケース185による仕切壁が存在する構造になり、ギヤケース組立体182の剛性が向上する。
(5)駆動ユニット7のギヤケース組立体182が、ボルト211を枢軸として出力軸194、205の中心軸線と平行な軸線周りに回動可能であり、この回動によって出力軸194、205の中心軸線が駆動ディスク50と一体の従動プーリ51の中心軸線に対して離接方向に変位し、出力軸194、205の中心軸線と駆動ディスク50の中心軸線との距離が増減するから、ボルト211の中心軸線を中心としたギヤケース組立体182の回動位置の調整によって左右のコグベルト66の張力を一括して同じ条件のもとで調整することができる。
(6)ギヤケース組立体182は、電動モータ61を隔てて出力軸194、205の中心軸線より離間した位置にて、ボルト211とナット(不図示)とによって出力軸194、205の中心軸線と平行な軸線周りに回動可能に車体フレーム2に取り付けられているから、ギヤケース組立体182の回動中心から出力軸194、205までの距離を大きく取ることができ、小さい回動角でコグベルト66の張力調整可能範囲が大きくなる。
(7)乗員用サドル84に着座した乗員の膝より下の下肢(脚部)Mは、図1、図3に仮想線によって示されているように、乗員用サドル84の前方に位置することに対し、電動モータ61が乗員用サドル84の真下位置に配置されているので、電動モータ61が横置きで車幅方向外方に突出していても、乗員用サドル84に着座した乗員の下肢Mが電動モータ61に接触することがない。これにより、快適な着座環境が得られる。また、このことは、電動モータ61の横置きを可能に、車体フレーム2の高さを抑えることに寄与する。
(8)電動モータ61は、平面視で全体が乗員用サドル84の外輪郭線より内側に配置されているので、電動モータ61が横置きで車幅方向外方に突出していても、乗員用サドル84に着座した乗員の下肢Mが電動モータ61に接触することがなく、快適な着座環境が得られる。
(9)電動モータ61は、左右で対応するもの同士の乗員用サドル84が最も車幅方向外側に突出した点とフットステップが最も車幅方向外側に突出した点とを結ぶ仮想線L1より車幅方向内側に配置されていることにより、倒立振子型車両1が横転しても、電動モータ61が床面(地面)に当接することがない。
(10)ロータ軸64より前方にアイドルギヤ軸193、204があり、アイドルギヤ軸193、204の下方に出力軸194、205があり、この軸配置によって、図3に示されているように、これら軸の中心軸線A、B、Cを結ぶ仮想線L0が、鉤形線、より詳細には上に凸の屈曲線になってことにより、ロータ軸64と出力軸194、205との軸間距離が短くなり、左右のロータ軸64と出力軸194、205とアイドルギヤ軸193、204とが前後方向に一直線状に配置される場合に比して減速装置62の前後長を短くでき、左右のロータ軸64と出力軸194、205とアイドルギヤ軸193、204とが垂直方向に一直線状に配置される場合に比して減速装置62の上下長を短くできる。このことにより、乗員用サドル84に着座した乗員の下肢Mが減速装置62に接触しないことと、車体フレーム2の高さを抑えることとを両立することができ、下肢Mの居住空間を狭めることなく乗員の快適性を維持することができる。尚、アイドルギヤ軸193、204は出力軸194、205に対して左右方向外側へのはり出し量が少ないので、各軸の中心軸線A、B、Cを結ぶ仮想線L0が上に凸の屈曲線になるように、アイドルギヤ軸193、204が出力軸194、205より上方に配置されても、乗員の下肢Mの居住空間に対する影響度が少ない。
また、減速装置62を、乗員用サドル84の最前端とフットステップ101の最前端と結ぶ仮想線L2より後方に配置することが可能になり、倒立振子型車両1が前転しても、減速装置62が床面(地面)に当接することがない。
(11)バッテリパック9が主輪3の上方位置に配置され、主輪PDU89や尾輪PDU90を収容した電装ケース44がバッテリパック9の下方に隣接して配置されて主輪3と電装ケース44との間にできるデットスペースにジャイロセンサ91が配置されるので、デットスペースの有効利用が図られ、倒立振子型車両1をコンパクトなものにすることができる。
以上、本発明を、その好適な実施形態について説明したが、当業者であれば容易に理解できるように、本発明はこのような実施形態によって限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、バッテリパック9と電装ケース44との配置は、上下逆転で、電装ケース44がバッテリパック9の上方に隣接して配置されてもよい。また、駆動ユニット7が出力軸194、205の中心軸線と駆動ディスク50の中心軸線との距離が増減する方向に車体フレーム2に対する取付位置を変更可能に車体フレーム2に取り付ける構造は、回動式でなく、スライド式であってもよい。
また、上記実施形態に示した構成要素は必ずしも全てが必須なものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて適宜取捨選択することが可能である。
1 倒立振子型車両
2 車体フレーム
3 主輪
4 主輪ユニット
5 尾輪
6 尾輪ユニット
7 駆動ユニット
8 電装ユニット
9 バッテリパック
11 シートユニット
21 サイドポスト
25 車軸
26 マウント部材
35 ステップユニット
41 バッテリケース
44 電装ケース
84 乗員用サドル
85 シートポスト
89 主輪PDU(パワードライブユニット)
90 尾輪PDU(パワードライブユニット)
91 ジャイロセンサ
101 フットステップ
102 スタンド装置
116 スタンドアーム
117 起立用ペダル
118 収納用ペダル

Claims (11)

  1. 車体フレーム(2)と、
    複数の回転自在の従動ローラ(54)を、当該従動ローラ(54)の回転軸線が円環状をなすように組み合わせてなる主輪(3)と、
    前記主輪(3)の左右両側に位置するように前記車体フレーム(2)に回転可能に支持され、前記従動ローラ(54)に接触するように配置された複数の駆動ローラ(58)が回転自在に取り付けられた左右一対の駆動ディスク(50)と、
    前記車体フレーム(2)に取り付けられ、倒立振子制御のもとに前記左右の駆動ディスク(50)を個別に回転駆動する左右一対の駆動ユニット(7)と、
    前記車体フレーム(2)に取り付けられ、前記一対の駆動ユニット(7)に電力を供給するバッテリ(9)とを有し、
    前記主輪(3)を左右に跨ぐように乗員が搭乗する倒立振子型車両(1)において、
    前記一対の駆動ユニット(7)は前記主輪(3)より上方の同じ高さの位置に左右に並べて配置され、
    前記一対の駆動ユニット(7)と前記バッテリ(9)とは前記車体フレーム(2)の前後に並べて配置されている倒立振子型車両。
  2. 前記一対の駆動ユニット(7)は、各々、電動モータ(61)と、前記電動モータ(61)の回転速度を減速する減速装置(62)と、前記減速装置(62)を収容する減速機ケース(182)とを有し、
    前記駆動ディスク(50)に対して動力を出力する前記減速装置(62)の出力軸(194、205)は前記減速機ケース(182)の車幅方向外側の壁部より車幅方向外側に突出しており、
    前記電動モータ(61)は前記減速機ケース(182)の車幅方向外側の前記壁部に取り付けられて当該壁部より車幅方向外側に突出している請求項1に記載の倒立振子型車両。
  3. 前記一対の駆動ユニット(7)の前記減速機ケース(183、184、185)同士が直接に連結されている請求項2に記載の倒立振子型車両。
  4. 前記減速機ケース(182)の車幅方向内側の壁部(185)が前記一対の駆動ユニットのもので共用されている請求項3に記載の倒立振子型車両。
  5. 前記出力軸(194、205)は前記一対の駆動ユニット(7)のもの同士で同一軸線上に且つ中心軸線が前記駆動ディスク(50)の中心軸線に対して平行になるように配置され、前記出力軸(194、205)の回転を前記駆動ディスク(50)に伝達する伝動ベルト(66)による動力伝達機構が設けられており、
    前記駆動ユニット(7)は前記出力軸(194、205)の中心軸線と前記駆動ディスク(50)の中心軸線との距離が増減する方向に前記車体フレーム(2)に対する取付位置を変更可能に前記車体フレーム(2)に取り付けられている請求項2から4の何れか一項に記載の倒立振子型車両。
  6. 前記駆動ユニット(7)は、前記電動モータ(61)を隔てて前記出力軸(194、205)の中心軸線より離間した位置にて、前記出力軸(194、205)の中心軸線と平行な軸線周りに回動可能に前記車体フレーム(2)に取り付けられている請求項5に記載の倒立振子型車両。
  7. 前記車体フレーム(2)の上部に乗員用サドル(84)が取り付けられており、前記電動モータ(61)は前記乗員用サドル(84)の真下位置に配置されている請求項2から6の何れか一項に記載の倒立振子型車両。
  8. 前記電動モータ(61)は、平面視で全体が前記乗員用サドル(84)の外輪郭線より内側に配置されている請求項7に記載の倒立振子型車両。
  9. 前記車体フレーム(2)の下部に左右の乗員用ステップ(101)が取り付けられており、
    前記電動モータ(61)は、左右で対応するもの同士の前記乗員用サドル(84)が最も車幅方向外側に突出した点と乗員用ステップ(101)が最も車幅方向外側に突出した点とを結ぶ仮想線(L1)より車幅方向内側に配置されている請求項7または8に記載の倒立振子型車両。
  10. 前記減速装置(62)は、前記電動モータ(61)のロータ軸(64)に固定されたドライブギヤ(186、198)と、前記出力軸(194、205)に固定されたドリブンギヤ(195、206)と、前記ドライブギヤ(186、198)と前記ドリブンギヤ(195、206)とに噛合するアイドルギヤ(196、197、207、208)および当該アイドルギヤ(196、197、207、208)を支持するアイドルギヤ軸(193、204)とを有し、
    前記ロータ軸(64)と前記出力軸(194、205)と前記アイドルギヤ軸(193、204)とは互い平行で、これら軸の中心軸線を結ぶ仮想線(L0)が、上に凸の屈曲線になるように、前記ロータ軸(64)と前記出力軸(194、205)と前記アイドルギヤ軸(193、204)とが配置されている請求項2から9の何れか一項に記載の倒立振子型車両。
  11. 前記バッテリ(9)は前記主輪(3)の上方位置に配置され、
    前記バッテリ(9)より前記駆動ユニット(7)に供給する電力を制御するパワードライブユニット(44)が前記バッテリ(9)の上方あるいは下方に隣接して配置され、
    前記主輪(3)と前記バッテリ(9)あるいは前記パワードライブユニット(44)との間にできる空間に倒立振子制御のために前記車体フレーム(2)の姿勢を検知する姿勢検知装置(91)が配置されている請求項1から10の何れか一項に記載の倒立振子型車両。
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