JP3897293B2 - 車両の運転操作装置 - Google Patents

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    • B62D6/02Arrangements for automatically controlling steering depending on driving conditions sensed and responded to, e.g. control circuits responsive only to vehicle speed

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の転舵輪を転舵する運転操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両の転舵輪を転舵する運転操作装置としては、ステアリングホイールを用いたステアリングシステムが知られている。このステアリングシステムは、一般には、ステアリングホイールの回転運動をステアリングギアボックスにおいてラック軸の直線運動に変換し、ラック軸に連結されたリンク機構を駆動させることで転舵輪を転舵するものである。
【0003】
ところで、近年になって、ステアリングホイールに結合した操舵軸と転舵輪を転舵させる転舵機構とが機械的に分離され、ステアリング装置に設けられたステアリングモータを操舵装置から電気的に制御するいわゆるステアバイワイヤ方式が報告されている。ステアバイワイヤ方式のステアリング装置(以下、「運転操作装置」という。)では、基本構成として、転舵輪を転舵させるステアリングモータと、ステアリングホイールの操作量を検出する操舵角センサを備え、この操舵角センサで検出した操作量に基づいて、ステアリングモータを制御して、運転者のステアリングホイールの操作を転舵輪に伝えている。
【0004】
このようなステアバイワイヤ方式の運転操作装置では、ステアリングホイール(操作部)に結合した操舵軸と、転舵輪とが機械的に分離されていることから、転舵輪からの反力がステアリングホイールに伝わらず、運転者は、路面や転舵輪の状況を掴みにくい。そのため、例えば特開平10−217998号公報に記載された操舵制御装置では、ステアリングホイールの操舵角(操舵量)に対応する目標制御量と、転舵軸の実際の変位量である転舵変位量との偏差、及びこの偏差の変化速度を基にして、ステアリングホイールに操舵(操作)反力を発生させることが行われている。このようにすることで、従来のステアバイワイヤ方式の運転操作装置でも、ステアリングホイールの操舵量と、転舵輪の実際の転舵量のズレに応じた反力を運転者が感じることができるようになっている。
【0005】
また、ステアバイワイヤ方式では、転舵輪と操作部とが機械的に分離していることから、操作部の設計の自由度が高い。そのため、ステアリングホイールの替わりにジョイスティックを用いて車両の転舵輪を転舵する運転操作装置も提唱されており、例えば、特開平9−301193号公報に記載の運転操作装置もこの一つである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のステアバイワイヤ方式の運転操作装置では、車両の速度に関わらず、同じように操作反力を発生させているため、高速時に操作部に受ける操作反力は、従来の一般的なステアリングホイールよりも小さく、ステアリング操作(操作部の操作)が安定し難かった。一方、車両の安定性を高めるため、高速時に適当な操作反力になるように設定すると、低速時に操作部が重くなりすぎ、操作部の操作が軽快でなくなるという問題があった。
また、路面状況を運転者に分かりやすくするために、転舵輪にかかる路面からの反力を操作反力として操作部に伝えるとしても、全ての反力を正確に操作部に伝えてしまうと、運転者にとっては不快な場合もある。
【0007】
このような背景から本発明がなされたもので、本発明は、ステアバイワイヤ方式の運転操作装置において、操作性を向上させることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記した課題を解決するため、本発明の請求項1では、運転者が操作する操作部と、前記操作部の操作量を検出する操作量検出手段と、車両の転舵輪の転舵量を検出する転舵量検出手段と、少なくとも前記操作量検出手段が検出した操作量に基づいて転舵輪の転舵量を制御する制御手段と、前記制御手段からの信号により前記操作部に操作方向に対する操作反力を与える反力付与手段とを有し、車速を検出する車速センサと接続された車両の運転操作装置において、前記制御手段は、前記操作量と前記転舵量との偏差に対して、前記偏差の高周波域において周波数の増大に応じてゲインを漸減させる周波数補正係数を乗じ、前記乗じた結果に、前記車速センサが検出した車速の増大に応じて増大する車速応動係数を乗じて前記操作反力を決定するように構成されたことを特徴とする。
【0009】
このような運転操作装置によれば、運転者が操作部を操作した操作量と、転舵輪の転舵量との偏差、すなわち操作部の位置(=操作量)と、その操作部の位置に対応する転舵量との差があった場合に、その差に応じて制御手段により転舵輪が制御される。その一方で、制御装置は、車速センサが検出した車速の増大に応じて車速応動係数を前記した偏差に乗じ、この値に応じて、反力付与手段により操作部に操作反力が与えられる。
その結果、車速が低いときには操作部にかかる操作反力、すなわち操作しようとする方向に対する力が小さく、車速が高い時には、操作部にかかる反力が大きくなる。したがって、低車速時の軽快感を損なわずに、高車速時の急操作を防止することができる。
また、運転者が操作部を操作した操作量と、転舵輪の転舵量との偏差の高周波域において周波数の増大に応じてゲインを漸減させる周波数補正係数を前記偏差に乗じた上で操作反力が決定される。したがって、転舵輪が路面の凹凸、その他の振動などにより細かく振れることにより生ずる偏差は、操作反力として操作部に加えられない。そのため、運転者の操作感を良くすることができる。
【0010】
また、本発明の請求項2では、請求項1に記載の車両の運転操作装置において、運転者が操作可能なモード設定スイッチを設け、前記制御手段は、前記モード設定スイッチで選択されたモードに応じて設定される1つの前記車速応動係数を利用して前記操作反力を決定するよう構成されたことを特徴とする。
【0011】
このような運転操作装置によれば、運転者がモード設定スイッチを操作して、選択したモードに応じて1つの車速応動係数が設定される。そして、この車速応動係数を利用して、すなわち、前記偏差にこの設定された車速応動係数を乗じた値に応じて操作部に操作反力が与えられる。したがって、運転者が選択したモードに応じて、操作部にかかる操作反力の大きさのパターンが変更される。そのため、運転者の好みに応じて、操作感を変更することができる。
【0014】
また、本発明の請求項では、請求項に記載の車両の運転操作装置において、前記周波数補正係数は、前記偏差の低周波域におけるゲインより中周波域におけるゲインが高いことを特徴とする。
【0015】
このような運転操作装置によれば、前記した偏差の中周波域の成分を中心に操作反力を操作部に加えることができる。したがって、運転者がスポーティな操舵を行っている中周波域で操作反力を加えることができる。
【0016】
また、本発明の請求項では、請求項1または請求項に記載の車両の運転操作装置において、運転者が操作可能なモード設定スイッチを設け、前記制御手段は、前記モード設定スイッチで選択されたモードに応じて設定される1つの前記周波補正係数を利用して前記操作反力を決定するよう構成されたことを特徴とする。
【0017】
このような運転操作装置によれば、運転者がモード設定スイッチを操作して、選択したモードに応じて1つの周波数補正係数が設定される。そして、この周波数補正係数を利用して、すなわち、前記偏差にこの設定された周波数補正係数を乗じた値に応じて操作部に操作反力が与えられる。したがって、運転者が選択したモードに応じて、操作部にかかる操作反力の大きさのパターンが変更される。そのため、運転者の好みに応じて、操作感を変更することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係る車両の運転操作装置の構成図であり、図2は、操作レバーの構造の詳細を示す斜視図である。
図1に示すように、第1実施形態に係る車両の運転操作装置は、操作部1を右又は左に転舵操作することにより、制御装置4を介して転舵機構部2を作動させる装置である。転舵機構部2では、制御装置4からの信号によりステアリングモータ5を駆動し、このステアリングモータ5の動きをボールねじ機構9によりラック軸7の直線動作に変換して、転舵輪W,Wを転舵する。
操作部1の詳細については後記するが、操作部1は、主として運転者が操作するレバー11と、このレバー11の操作量を検出する操作量検出手段12と、制御装置4の指令に応じ、レバー11に操作反力を与える操作反力モータ19とを備えている。なお、操作反力モータ19が、特許請求の範囲にいう反力付与手段に相当する。
【0019】
操作量検出手段12が検出した操作量は制御装置4に入力される。
一方、ラック軸7にはラック軸7の位置(以下、単に「ラック位置」ともいう)を検出するラック位置センサ10が設けられており、ラック位置センサ10が検出したラック位置が制御装置4に入力されている。ラック位置センサ10は、ラック軸に沿って設けられたリニアエンコーダやポテンショメータ等の公知のセンサが用いられ、複数のセンサを組み合わせて使用することも可能である。なお、このラック位置センサ10は、特許請求の範囲にいう転舵量検出手段に相当する。本実施形態では、ラック位置を検出することで、転舵輪W,Wの転舵量を検出している。
また、車両には、車速センサ22が設けられており、車速センサ22が検出した車両の速度が制御装置4に入力されている。
【0020】
制御装置4からの信号により駆動されるステアリングモータ5は、ボールねじ機構9のナットに連結されている。一方、ボールねじ機構9のねじ軸はラック軸7に形成されている。したがって、ボールねじ機構9により、ステアリングモータ5の回転運動が、ラック軸7の直線運動に変換される。また、ラック軸7は、タイロッド8,8を介して転舵輪W,Wに連結されており、ラック軸7の直線運動が、転舵輪W,Wの転舵運動に変換されている。
【0021】
[操作部1]
次に、操作部1の詳細について説明する。
図2に示すように、操作部1は、運転者が操作するレバー11と、レバー11の操作量を検出する操作量検出手段12と、操作量検出手段12を保持するフレーム部13とを有している。
レバー11は、その上部を運転者が手で握って操作するもので、その下部にはロッド14の一端部14aが固定されている。ロッド14はレバー11と直交するように固定されており、フレーム部13の壁部13a、13b、13c、13dにベアリング等により軸支されている。これによりレバー11は、ロッド14を支軸として左右方向に回転するように傾動させて操作することが可能となっている。なお、以降において、ロッド14を支軸としてレバー11を右側に傾動させて転舵輪W、Wを右側に転舵させることを右転舵操作、ロッド14を支軸としてレバー11を左側に傾動させて転舵輪W、Wを左側に転舵させることを左転舵操作と記載して説明する。
【0022】
操作量検出手段12を構成する操作トルクセンサ15および操作量センサ16は、ロッド14の長手方向に沿って配置されている。なお、特許請求の範囲にいう操作量検出手段としては操作トルクセンサはなくても構わない。
操作トルクセンサ15は、ひずみゲージ等を用いた公知のセンサからなり、レバー11にかかるトルク量を検出することで、操作開始時や、転舵輪W、Wの方向切り替え時の応答性を向上させるのに利用される。ここで、本実施形態の操作トルクセンサ15は0.1V〜4.9Vのアナログで出力される。制御装置4を構成するCPU(Central Processing Unit)は、これをデジタル信号として入力する。そして、このデジタル信号を所定値オフセットして、アナログ出力での2.5Vが0点になるようにする。つまり、制御装置4は、操作トルクセンサ15の出力を、レバー11を中立位置から右転舵操作をすると値(検出値Ts)が+に、中立位置から左転舵操作をすると値(検出値Ts)が−になるようにした正負の値として処理する。これにより、制御装置4が認識する操作トルクセンサ15の出力特性は、図3に示すようなものになる。この操作トルクセンサからの出力(検出値Ts)は、後に説明するFF(Feed-Forward)制御に用いられる。
【0023】
操作量センサ16は、レバー11の操作によるロッド14の回転角度を検出するポテンショメータから構成されている。操作量センサ16はレバー11の操作量を電圧値(検出値θs)として出力するものである。制御装置4のCPUは、この操作角センサ16の出力も前記した操作トルクセンサ15の出力と同様に処理する。つまり、図4に示すように、レバー11が中立位置にあるときの基準電圧値が0点にされ、右転舵操作をするようにレバー11にトルクをかけると検出値θsが増大し、逆に左転舵操作をするようにレバー11にトルクをかけると検出値θsが減少する。なお、この操作量センサ16からの出力(検出値θs)は、制御装置4が転舵輪W,Wの転舵量を設定するのに用いられる。
【0024】
さらに、ロッド14は他端部14bにプーリ17を有している。このプーリ17は、ベルト18を介して操作反力モータ19の回転軸に連結されている。
操作反力モータ19は、制御装置4からの信号を受けて、次に述べるセンタリング機構20と協働して、レバー11の操作量、及び操作トルクに応じて、レバー11の操作方向に対する向きに所定の大きさの反力(操作反力)を発生させることで転舵操作の操作性を向上させる。
【0025】
ロッド14のレバー11と操作量センサ16との間にはレバー11を中立位置に戻すように付勢するセンタリング機構20が設けられている。センタリング機構20は、ロッド14に固定されたプレート20aと、プレート20aの左右の両端部のそれぞれに引っ掛けられたセンタリングバネ20b、20bとから構成されている。センタリングバネ20b、20bの下側のフックはフレーム部13の底部13eに引っ掛けられている。従って、例えば、左転舵操作が行われたときは、図4における手前側に位置するセンタリングバネ20bが伸び、このセンタリングバネ20bに元の長さに戻ろうとする反力が発生するので、レバー11は中立位置に戻るように付勢されることになる。また、左転舵操作が行われた状態から、レバー11を中立位置に戻す場合は、このセンタリングバネ20bの反力がレバー11の戻りをアシストする。
【0026】
[制御装置4]
次に、図5及び図6を参照して、制御装置4について説明する。図5は、本実施形態の運転操作装置の制御の概要を説明する図であり、図6は、制御装置のブロック図である
図5に示すように、本実施形態の制御装置4では、バネ係数K1に応じたセンタリングバネ20bによる操作反力と、車速応動係数K2に応じた操作反力とが操作部1に加えられる。
操作部1(レバー11)の操作は、センタリングバネ20bを伸ばすので、レバー11を中立位置に戻すように操作反力がかかる。すなわち、操作量にセンタリングバネ20bのバネ係数K1を乗じた操作反力が操作部1(レバー11)に加えられる。また、操作部1の操作量をもとにして、ラックの目標位置が設定される。この目標ラック位置は、単に操作部1の位置(操作量)に比例した量など、一定の関係で求められる位置である。そして、実際のラック位置と、目標ラック位置との間の偏差が計算される。この偏差は、通常のステアバイワイヤ方式でないステアリング装置では、ステアリング軸の捻れなどに相当する量である。この偏差に、車速が高いほど大きな値になる車速応動係数K2(図7参照)を乗じて、操作反力が決定され、操作部1に操作反力が加えられる。
【0027】
次に、このような制御をする制御装置4の一例について詳細に説明する。
制御装置4は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)および所定の電気回路を備えたECU(電子制御装置)から構成され、図6に示すように、操作部1および転舵機構部2とは信号伝達ケーブルであるハーネスを介して電気的に連結されている。
そして、制御装置4は、操作部1の操作量センサ16、操作トルクセンサ15からの検出値を受け取り転舵機構部2のステアリングモータ5を駆動させる転舵制御部31と、操作部1の操作反力モータ19の制御を行う操作反力制御部32とから構成されている。
なお、制御装置4が特許請求の範囲にいう制御手段に相当する。
【0028】
[転舵制御部31]
転舵制御部31は、操作部1の操作量センサ16の検出値θsを取り込んで運転者の行った操作量に対応するラック位置の目標値Trsを設定する目標ラック位置設定部34と、ラック位置の目標値Trsと現在のラック位置の偏差を演算する偏差演算部35と、偏差に対応してステアリングモータ5を駆動させる出力信号Ds(方向信号+PWM信号)を発生させるステアリングモータ制御信号出力部36と、この出力信号Dsに基づいてステアリングモータ5を駆動させる出力信号Ssを発生させる電気回路であるステアリングモータ駆動回路37とから構成されている。
【0029】
目標ラック位置設定部34は、操作量センサ16の検出値θsをアドレスとしてマップ検索して目標ラック位置を決定し、これに基づく目標ラック位置信号Trsを出力する。
【0030】
偏差演算部35は、目標ラック位置信号Trsと、ラック位置センサ10で測定した現在のラック位置信号Psとの偏差を演算するもので、偏差が正の値であれば右方向への転舵と判断し、偏差が負の値であれば左方向への転舵と判断し、それぞれに合わせた極性および大きさの偏差信号Drsを出力する。
【0031】
そして、ステアリングモータ制御信号出力部36は、偏差信号Drsに対してP(Proportional)、I(Integral)、および、D(Differential)処理を施した制御信号Csを演算し、後述する制御信号Fcsと合成する。そして、その合成値の符号および絶対値の大きさに応じた出力信号Ds(方向信号+PWM信号)をステアリングモータ駆動回路37に出力する。なお、ステアリングモータ制御信号出力部36は、前記のようなPID機能を備えることで目標ラック位置に対するラック軸7の移動の追従性を向上させている。
【0032】
ここで、転舵制御部31は、転舵操作における初期応答性を向上させるために、操作部1の操作トルクセンサ15のトルク検出値Tsに基づいてステアリングモータ制御信号出力部36に制御信号Fcsを出力することでFF制御を行うFF制御部38を備えている。これにより、操作の初期段階等のようにレバー11の操作量は少ないが、レバー11にかけられたトルクが大きい状態において、後に続くレバーの操作量の増加に先駆けてラック軸7を移動させることができるので、転舵操作の応答性を向上させることができる。ここで、この制御信号Fcsは、FF制御部38内に用意されたトルク検出値Tsとステアリングモータ5の駆動量とのマップに基づいて決定されている。
【0033】
[操作反力制御部32]
操作反力制御部32は、操作部1外に設けられた車速センサ22からの車速検出値(以下「車速」と省略する)Vと、偏差演算部35からの偏差信号Drsとに基づいてレバー11に作用させる目標反力を決定する目標操作反力設定部39と、目標操作反力設定部39から出力される目標操作反力信号Tmsを取得し、操作反力モータ19を駆動させるための制御信号Mcsを出力する操作反力モータ制御信号出力部40と、制御信号Mcsに基づいて操作反力モータ19を駆動させるための電気回路からなる操作反力モータ駆動回路41とから構成されている。
【0034】
目標操作反力設定部39は、図7に示すように、車速センサ22から入力された車速Vに応じたゲイン(車速応動係数K2)を出力する車速応動係数設定部42と、偏差信号Drsと車速応動係数K2とを乗じて目標操作反力信号Tmsを出力する反力要素相乗積演算部50とを備えている。
【0035】
車速応動係数設定部42は、図8に例示したような、車速Vが大きくなるにつれて大きくなるような車速Vの関数として設定された車速応動係数のマップK2(V)に基づいて、目標操作反力のゲインを設定する。すなわち、車速センサ22が検出した車速VからマップK2(V)を参照して車速応動係数K2を求め、目標操作反力設定部39に出力する。
【0036】
なお、車速応動係数K2は、運転者の好みに応じて選択できるようにしておくのが好ましい。例えば、図6に示したように、操作部1の付近などに「スポーツモード」、「ノーマルモード」、「ラグジュラリーモード」等のモードを選択できるモード設定スイッチ23を設け、このモード設定スイッチ23からの出力信号Smsを目標操作反力設定部39に入力するようにする。そして、図7に示すように、目標操作反力設定部39では、車速応動係数設定部42に選択されたモードを示す出力信号Smsに入力し、この出力信号Smsに応じて、複数のパターンの中から1つの車速応動係数K2の変化のパターンを選択するようにする。車速応動係数K2のパターンは、例えば、図9に示したようなものである。「ノーマルモード」は標準的な操作反力を加えるように設定され、「スポーツモード」は、K2(V)のマップを「ノーマルモード」に比較して全体に大きな値をとるようにして、レバー11に操作反力が大きめにかかるように設定する。そして、「ラグジュアリーモード」では、K2(V)のマップを「ノーマルモード」に比較して全体に小さな値をとるように設定する。
【0037】
車速応動係数設定部42は、出力信号Smsに応じて、これらのマップK2(V)の中から1つのK2(V)の変化のパターンを決定し、車速Vから車速応動係数K2を求めて、目標操作反力設定部39に出力する。このように、マップK2(V)の変化のパターンを複数用意しておくと、運転者が「スポーツモード」を選択したときには、レバー11にかかる操作反力は比較的大きくなり、運転者はダイレクトな操作感を得ることができる。また、運転者が「ラグジュラリーモード」を選択したときには、レバー11にかかる操作反力は比較的小さくなり、運転者はソフトで高級感のある操作感を得ることができる。
【0038】
なお、このようにモードを選択できるようにした場合、目標操作反力設定部39が出力する目標操作反力信号Tmsと、偏差信号Drsの関係は、図10に示すような関係になる。すなわち、ある車速Vにおいて図9のK2(V)のマップから車速応動係数K2を求め、偏差信号Drsを乗じているので、偏差の増大に比例して目標操作反力信号Tmsは増大する。また、「スポーツモード」は「ノーマルモード」に対して全ての車速Vにおいて大きな値のK2を与えるので、全体的に大きな目標操作反力信号Tmsをとる。同様に、「ラグジュラリーモード」は「ノーマルモード」に対して全ての車速Vにおいて小さな値のK2を与えるので、全体的に小さな目標操作反力信号Tmsをとる。
【0039】
次に、このような車両の運転操作装置を搭載した車両における転舵操作について、図1、図6及び図7などを参照して説明する。
まず、車両が交差点に差し掛かって低速で走行しているときに、運転者がレバー11を中立位置から右側に転舵操作をした場合について説明する。操作の初期段階には、レバー11の操作量は少ないが、レバー11にかけられたトルクが大きくなる。ここで、操作トルクセンサ15からのトルク検出値Tsが出力されるので、転舵制御部31のFF制御部38がトルク検出値Tsをアドレスとしてトルクマップ(図示せず)を検索してステアリングモータ制御信号出力部36の制御信号Fcsを決定する。そして、この制御信号Fcsに基づいて、ラック軸7が直線運動し、レバー11の本格的な操作に先駆けてラック軸7が右側に移動し始める。
【0040】
そして、レバー11の操作量に基づいて、目標ラック位置設定部34が目標ラック位置を設定し、偏差演算部35が目標ラック位置の現在のラック位置からの偏差を演算する。一方、目標操作反力設定部39内の車速応動係数設定部42が現在の車速Vから車速応動係数K2を決定し、反力要素相乗積演算部50に車速応動係数K2を出力する(図7参照)。ここで、車両は低速で走行していることから、車速応動係数K2としては、比較的小さな値が設定される。反力要素相乗積演算部50(目標操作反力設定部39)は、前記偏差信号Drsと車速応動係数K2を乗じて目標操作反力信号Tmsを演算して操作反力モータ制御信号出力部40に出力する。
さらに、操作反力モータ制御信号出力部40が目標操作反力信号Tmsに基づいて制御信号Mcsを操作反力モータ駆動回路41に出力し、操作反力モータ駆動回路41が出力する駆動信号Msにより操作反力モータ19が駆動される。
このようにして、操作部1のレバー11に加えられた操作反力は、比較的小さな力であり、運転者は軽快に操作部1を操作することが可能である。
【0041】
次に、車両が高速道路などで巡航している場合に、運転者がレーンチェンジをするためにレバー11を中立位置から右側に転舵操作した場合を説明する。まず、操作の初期段階には、レバー11の操作量は少ないが、レバー11にかけられたトルクが大きくなる。ここで、操作トルクセンサ15からのトルク検出値Tsが出力されるので、転舵制御部31のFF制御部38がトルク検出値Tsをアドレスとしてトルクマップ(図示せず)を検索してステアリングモータ制御信号出力部36の制御信号Fcsを決定する。そして、この制御信号Fcsに基づいて、ラック軸7が直線運動し、レバー11の本格的な操作に先駆けてラック軸7が右側に移動し始める。
【0042】
そして、レバー11の操作量に基づいて、目標ラック位置設定部34が目標ラック位置を設定し、偏差演算部35が目標ラック位置の現在のラック位置からの偏差を演算する。一方、車速応動係数設定部42が現在の車速Vから車速応動係数K2を決定し、反力要素相乗積演算部50に車速応動係数K2を出力する。ここで、車両は高速で走行していることから、車速応動係数K2としては、比較的大きな値が設定される。反力要素相乗積演算部50(目標操作反力設定部39)は、前記偏差と車速応動係数を乗じて目標操作反力信号Tmsを演算して操作反力モータ制御信号出力部40に出力する。
さらに、操作反力モータ制御信号出力部40が目標操作反力信号Tmsに基づいて制御信号Mcsを操作反力モータ駆動回路41に出力し、操作反力モータ駆動回路41が出力する駆動信号Msにより操作反力モータ19が駆動される。
このようにして、操作部1のレバー11に加えられた操作反力は、比較的大きな力であり、運転者は操作部1を急操作することができなくなり、車両の走行を安定させることが可能である。
【0043】
このように、本実施形態の車両の運転操作装置によれば、車両が低速時には、軽快な操作感を実現し、かつ高速時には急操作を防止して車両の安定性を高めることができる。
【0044】
また、操作部1の付近などにモード設定スイッチ23を設けて、運転者にモードを選択させた場合には、その選択したモードに応じて、車速応動係数K2が選択され、この車速応動係数K2に偏差を乗じて操作反力が設定される。そのため、運転者の好みに応じて操作反力の大きさが設定できる。
【0045】
[第2実施形態]
次に本発明の第2実施形態について説明する。参照する図面において、図11は、第2実施形態に係る車両の運転操作装置の制御の概要を説明する図であり、図12は、目標操作反力設定部39のブロック図である。なお、本実施形態では、主として第1実施形態と異なる部分について説明し、第1実施形態と同様な部分については同じ符号を付して説明を省略する。
【0046】
図11に示すように、本実施形態の制御装置4では、バネ係数K1に応じたセンタリングバネ20bによる操作反力と、車速応動係数K2及び、周波数補正係数K3に応じた操作反力とが操作部1に加えられる。
周波数補正係数K3は、有用な情報である路面などの状況を操作反力として運転者に伝えるため、偏差信号Drsの周波数に応じて重み付けをする係数である。例えば、図13に示すように、偏差の周波数が高周波な場合に、ゲインを低減させるように重み付けがされている。
【0047】
図12に示すように、本実施形態の制御装置4における目標操作反力設定部39は、第1実施形態の目標操作反力設定部39に対し、周波数補正係数K3を反力要素相乗積演算部50に出力する周波数補正係数設定部43をさらに備えている。
周波数補正係数設定部43は、モード設定スイッチ23からの出力信号Smsに応じて、複数のゲインのパターンの中から一つのパターンを出力する。例えば、図13に示すように、「スポーツモード」が選択された場合には、「ノーマルモード」に対して全体的に大きなゲインとし、ゲインを0とする周波数も高く設定される。また、「ラグジュラリーモード」が選択された場合には、「ノーマルモード」に対して全体的に小さなゲインとし、ゲインを0とする周波数も低く設定される。
なお、モード設定スイッチ23は必ずしも設けなくてもよい。
【0048】
反力要素相乗積演算部50は、偏差演算部35から入力された偏差信号Drsに対し、周波数補正係数設定部43から入力された周波応動係数K3を乗じる。このとき、偏差信号Drsの周波数ごとに図13のようなゲインが乗じられるので、周波数補正係数K3は一種の高周波をカットするフィルタとして働く。そして、反力要素相乗積演算部50は、周波数補正係数K3を乗じた後、さらに、車速応動係数設定部42から入力された車速応動係数K2とを乗じて目標操作反力信号Tmsを操作反力モータ制御信号出力部40へ出力する。
【0049】
次に、このような車両の運転操作装置を搭載した車両の転舵操作について図11及び図12等を参照しながら説明する。
運転者がレバー11を中立位置から右側に転舵操作した場合、第1実施形態と同様にFF制御部38が、レバー11の本格的な操作に先駆けてラック軸7を右側に移動させ始める。
【0050】
そして、レバー11の操作量に基づいて、目標ラック位置設定部34が目標ラック位置を設定し、偏差演算部35が目標ラック位置の現在のラック位置からの偏差を演算する。一方、車速応動係数設定部42が現在の車速Vから車速応動係数K2を決定し、反力要素相乗積演算部50に車速応動係数K2を出力する。
また、周波数補正係数設定部43が、モード設定スイッチ23からの出力信号Smsに応じて、周波数補正係数K3を反力要素相乗積演算部50へ出力する。反力要素相乗積演算部50(目標操作反力設定部39)は、前記偏差と周波数補正係数K3を乗じ、これに車速応動係数K2を乗じて目標操作反力信号Tmsを演算して操作反力モータ制御信号出力部40に出力する。
さらに、操作反力モータ制御信号出力部40が目標操作反力信号Tmsに基づいて制御信号Mcsを操作反力モータ駆動回路41に出力し、操作反力モータ駆動回路41が出力する駆動信号Msにより操作反力モータ19が駆動される。
このようにして、本実施形態の運転操作装置では、偏差信号Drsの高周波成分を低減させた上で、操作反力が加えられるので、操作部1に不快な高周波の振動が伝わらない。したがって、操作部1のレバー11に加えられる操作反力は、車速が高くなるほど大きくなって安定性が増すのに加え、高周波の振動が少なくなることで、快適な操作も可能になる。
【0051】
なお、前記した周波数補正係数K3は、図13に示したような高周波成分を低減させるパターンだけでなく、図14に示すように、偏差の周波数に対し、低周波のゲインより中周波のゲインを大きくしたようなパターンにするのも好ましい。また、このときに、高周波のゲインは、前記した図13の場合と同様に、ある周波数で低減させるのが望ましい。
周波数補正係数K3をこのようなゲインのパターンにすることで、運転者がゆっくり操舵している時には軽く、曲線路などでスポーティな操舵をしている時には適度な操舵反力を加え、かつ、不快な高周波の振動を伝えずに、快適な操作も可能にすることができる。
【0052】
以上説明した本発明は、前記した発明の実施形態に限定されることなく幅広く変形実施することができる。
例えば、運転者が操作する操作部1を、ジョイスティック型のレバー11を例に説明したが、操作部1は、通常のステアリングホイールでもよい。また、転舵操作のみをレバー11で行うこととしたが、スロットル操作やブレーキ操作を同じレバー11で行うようにしてもよい。また、制御装置4はソフトウェア的にもハードウェア的にも構成することができる。
また、目標操作反力の設定に際しては、レバー11の行きか戻りか、操作の速度などを加味して決定しても良い。例えば、転舵輪W,Wが、車両の進行に従い、自然に中立の状態に戻るいわゆるセルフアライニングをするように動作させてもよい。
また、ステアリングモータ5としてステッピングモータを使用するときは、フィードバックループを形成する必要がないので、その場合には、転舵輪W,Wを制御するのを目的としては、偏差演算部35は必要ではない。
【0053】
【発明の効果】
以上詳述した通り、本発明によれば、以下のように運転操作装置の操作性を向上させることができる。
請求項1に記載の発明によれば、低車速時の軽快感を損なわずに、高車速時の急操作を防止することができる。また、操作部に加える操作反力の高周波成分を少なくして運転者の操作感を良くすることができる。
【0054】
請求項2に記載の発明によれば、運転者の好みに応じて車両の操作感を変更することができる。
【0056】
請求項に記載の発明によれば、スポーティな操作を行っている中周波域において適度な操作反力を操作部に伝えることができる。
【0057】
請求項に記載の発明によれば、運転者の好みに応じて車両の操作感を変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る車両の運転操作装置の構成図である。
【図2】操作レバーの構造の詳細を示す斜視図である。
【図3】操作トルクセンサの出力特性を示すグラフである。
【図4】操作量センサの出力特性を示すグラフである。
【図5】本実施形態の運転操作装置の制御の概要を説明する図である。
【図6】制御装置のブロック図である。
【図7】第1実施形態に係る目標操作反力設定部のブロック図である。
【図8】車速応動係数K2のマップである。
【図9】3つのモードの車速応動係数K2を示したマップである。
【図10】3つのモードにおける偏差と目標操作反力信号の関係を示したグラフである。
【図11】第2実施形態に係る車両の運転操作装置の制御の概要を説明する図である。
【図12】第2実施形態に係る目標操作反力設定部のブロック図である。
【図13】3つのモードにおける偏差の周波数とゲインの関係を示したグラフである。
【図14】偏差の周波数とゲインの関係の他の例を示すグラフである。
【符号の説明】
1…操作部
2…転舵機構部
4…制御装置
10…ラック位置センサ(転舵量検出手段)
11…レバー
12…操作量検出手段
15…操作トルクセンサ
16…操作量センサ
19…操作反力モータ
22…車速センサ
23…モード設定スイッチ
K2…車速応動係数
K3…周波数補正係数

Claims (4)

  1. 運転者が操作する操作部と、前記操作部の操作量を検出する操作量検出手段と、車両の転舵輪の転舵量を検出する転舵量検出手段と、少なくとも前記操作量検出手段が検出した操作量に基づいて転舵輪の転舵量を制御する制御手段と、前記制御手段からの信号により前記操作部に操作方向に対する操作反力を与える反力付与手段とを有し、車速を検出する車速センサと接続された車両の運転操作装置において、
    記制御手段は、前記操作量と前記転舵量との偏差に対して、前記偏差の高周波域において周波数の増大に応じてゲインを漸減させる周波数補正係数を乗じ、前記乗じた結果に、前記車速センサが検出した車速の増大に応じて増大する車速応動係数を乗じて前記操作反力を決定するように構成されたことを特徴とする車両の運転操作装置。
  2. 運転者が操作可能なモード設定スイッチを設け、
    前記制御手段は、前記モード設定スイッチで選択されたモードに応じて設定される1つの前記車速応動係数を利用して前記操作反力を決定するよう構成されたことを特徴とする請求項1に記載の車両の運転操作装置。
  3. 前記周波数補正係数は、前記偏差の低周波域におけるゲインより中周波域におけるゲインが高いことを特徴とする請求項に記載の車両の運転操作装置。
  4. 運転者が操作可能なモード設定スイッチを設け、
    前記制御手段は、前記モード設定スイッチで選択されたモードに応じて設定される1つの前記周波補正係数を利用して前記操作反力を決定するよう構成されたことを特徴とする請求項1または請求項に記載の車両の運転操作装置。
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