JP6099483B2 - 倒立振子型車両 - Google Patents

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Description

本発明は、倒立振子型車両に関し、詳細には倒立振子制御が行われない状態において倒立振子型車両を倒立状態に維持する技術に関する。
倒立振子型車両として、車体フレームと、複数の回転自在の従動ローラを当該従動ローラの回転軸線が円環状をなすように組み合わせてなる主輪と、前記車体フレームに前記主輪の回転軸線と概ね同軸をなして前記主輪の両側に位置するように回転可能に支持され、前記従動ローラに対してねじれの関係をもって接触するように配置された複数の回転自在な駆動ローラを備えた左右の駆動ディスクと、前記左右の駆動ディスクを個別に駆動する駆動手段とを有する倒立振子型車両が知られている(例えば、特許文献1)。
特許文献1に係る倒立振子型車両は、車体外殻をなすカバーの下部側部に突設されたステップ基部と、前後に延びる軸線を中心としてステップ基部に回動可能に支持されたステップ先端部とからなるステップを有している。ステップ先端部は、水平方向に延びる第1回動位置と、先端が下方に延びる第2回動位置との間で回動可能になっている。ステップ先端部は、第1回動位置において、ステップ基部と協働して、乗員の足の裏を支持するフットステップを構成する。一方、ステップ先端部は、第2回動位置において先端が床面に当接可能になるため、倒立振子制御を切って倒立振子型車両を駐車する際には、スタンドとして機能し、倒立振子型車両を所定の倒立状態に維持することができる。
特開2011−63243号公報
特許文献1に係る倒立振子型車両では、乗車時にステップ先端部が第2回動位置に意図せず回転しないように、第1回動位置から第2回動位置への回転角度を約270°とし、ステップに足を乗せることによって、ステップ先端部が第1回動位置側に押されるようにしている。そのため、ステップをスタンドして使用したいときには、ステップ先端部を第1回動位置から第2回動位置に約270°回転させなければならず、足での操作が難しい。
本発明は、以上の背景を鑑みてなされたものであって、倒立振子型車両において、スタンドの操作を容易にすることを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、乗員の足を乗せるためのステップ(101)を含む車体フレーム(2)と、前記車体フレームに設けられ、倒立振子制御される主輪(3)と、起立位置と収納位置との間で回動可能に前記車体フレームに設けられ、倒立振子制御が行われておらず、かつ前記起立位置にあるときに前記車体フレームを倒立状態で支持するスタンド(116)とを有する倒立振子型車両(1)であって、前記車体フレームに設けられ、前記スタンドを前記起立位置から前記収納位置に回動させる収納用レバー(118)を有し、前記収納用レバーは、前記スタンドが前記起立位置にあるときに前記ステップの足載せ面(108)から上方に突出し、前記足載せ面側に押し下げられることによって前記スタンドを前記収納位置に回動させることを特徴とする。
この構成によれば、収納用レバーを押し下げることによってスタンドを起立位置から収納位置に変位させることができるため、乗員は足で収納用レバーを踏み込むという簡単な操作でスタンド位置を変化させることができる。特に、スタンドが起立位置にあるときには、収納用レバーはステップの足載せ面から上方に突出しているため、乗員は収納用レバーの踏み込み操作が容易である。
上記発明において、前記車体フレームに設けられ、倒立振子型車両は、前記スタンドを前記収納位置から前記起立位置に回動させる起立用レバー(117)を更に有し、前記起立用レバーは、前記ステップの乗員の前記足載せ面よりも車幅方向内側に配置されているとよい。
この構成によれば、起立用レバーを操作することによって、乗員はスタンドを収納位置から起立位置に回動させることができる。起立用レバーがステップの乗員の足を支持する部分よりも車幅方向内側に配置されているため、乗車時に乗員が意図せず起立用レバーを操作することが防止される。
上記発明において、前記起立用レバーは、前記足載せ面よりも下方に押し下げられることによって、前記スタンドを前記収納位置から前記起立位置に回動させるようにするとよい。
この構成によれば、スタンドを収納位置から起立位置に回動させるためには、起立用レバーを足載せ面よりも下方に押し下げる操作が必要になる。そのため、足を足載せ面に載せているだけではスタンドは操作されなくなる。これにより、意図しない起立用レバーの操作が防止される。
上記発明において、前記車体フレームは、前記主輪の車軸(25)に支持される車軸支持部材(26)を有し、前記ステップは、前記車軸支持部材に支持され、前記主輪の左右側部から前記主輪の前方に延び、前記スタンドは、前記ステップの前端部(105)に回動可能に支持されているとよい。
この構成によれば、スタンドがステップに支持されるため、スタンドを倒立振子型車両の構造体に支持させるための別途の構造を設ける必要がなく、部品点数を削減することができる。ステップは、乗員の足を支持できるように剛性が比較的高く形成されるため、スタンドを支持させる構造体として適している。また、スタンドとステップとをサブアッシィすることが可能になり、倒立振子型車両への組み付けが容易になる。
上記発明において、前記起立用レバー及び前記収納用レバーは、前記ステップに回動可能に支持されているとよい。
この構成によれば、起立用レバー及び収納用レバーをステップに組み込んだサブアッシィとして構成することができる。
上記発明において、前記収納用レバーは、前記主輪の左右側方に配置され、前記起立用レバーは、前記主輪の前方に配置されているとよい。
この構成によれば、起立用レバーが、主輪の前方、すなわち足を通常載せない場所に配置されているため、起立用レバーの意図しない操作が防止される。
上記発明において、前記起立用レバーは、前記スタンドが前記収納位置にあるときに前記足載せ面と面一となる面を有し、前記収納用レバーは、前記スタンドが前記収納位置にあるときに前記足載せ面と面一となる面を有するとよい。
この構成によれば、スタンドが収納位置にある状態、すなわち倒立振子型車両に搭乗可能な状態では、起立用レバー及び収納用レバーは足載せ面と面一に配置されるため、起立用レバー及び収納用レバーがステップにおいて足を載せることができる範囲を縮小させることがない。すなわち、ステップに足を載せる際に、起立用レバー及び収納用レバーは足の邪魔にならない。
上記発明において、倒立振子型車両は、前記スタンド、前記起立用レバー、及び前記収納用レバーの少なくとも1つの変位位置を検出する位置センサ(172)を有し、前記位置センサからの信号に基づいて前記スタンドの位置を検出し、前記スタンドが前記起立位置にあるときに倒立振子制御を禁止するとよい。
この構成によれば、スタンドが起立位置にあるときには倒立振子制御が行われないようになる。倒立振子制御は主輪を制御して車体フレームの傾きを維持するため、車体フレームの傾きを規制する構造体が床面に接触すると制御が適切になされない場合がある。そのため、スタンドが起立位置にあり、床面に接触する虞がある場合には、倒立振子制御が行われないようにすることで、予期しない制御を防止し、安全性を一層高めることができる。
以上の構成によれば、倒立振子型車両において、スタンドの操作を容易にすることができる。
実施形態に係る倒立振子型車両の斜視図 倒立振子型車両の側面図 ホイールカバーを取り外した状態の倒立振子型車両の側面図 ステップユニットが収納状態にあり、ホイールカバーを取り外して示す倒立振子型車両の正面図 車体フレームの斜視図 収納状態にあるステップユニットの斜視図 収納状態にあるステップユニットの底面図 図7中のVIII−VIII断面図 図7中のIX−IX断面図 図7中のX−X断面図 図7中のXI−XI断面図 図7中のXII−XII断面図 起立状態にあるステップユニットの正面図 起立状態にあるステップユニットの斜視図 起立状態にあるステップユニットの底面図 図15中のXVI−XVI断面図 図15中のXVII−XVII断面図 駐車状態にある倒立振子型車両の側面図
以下に、図面を参照して本発明の倒立振子型車両の実施形態を説明する。以下の説明では、倒立振子型車両に着座した乗員(搭乗者)を基準として各方向を定める。
(全体構成)
図1は実施形態に係る倒立振子型車両の斜視図であり、図2は倒立振子型車両の側面図であり、図3はホイールカバーを取り外した状態の倒立振子型車両の側面図であり、図4はステップユニットが収納状態にあり、ホイールカバーを取り外して示す倒立振子型車両の正面図である。図1〜図4に示すように、倒立振子型車両1は、車体骨格をなす車体フレーム2と、主輪3を含む主輪ユニット4と、尾輪5を含む尾輪ユニット6と、主輪ユニット4を駆動する駆動ユニット7と、駆動ユニット7及び尾輪ユニット6を制御する電装ユニット8と、電装ユニット8に電力を供給するバッテリパック9と、乗員が着座するためのサドルユニット11とを有する。
(車体フレーム)
図5は、車体フレームの斜視図である。図1〜図5に示すように、車体フレーム2は、上下に延びる左右一対のサイドポスト21と、左右に延び、左右のサイドポスト21を連結するアッパビーム22及びミドルビーム23とを有している。アッパビーム22は、直線状に延び、左右両端が左右のサイドポスト21の上端部に接合されている。ミドルビーム23は、アッパビーム22よりも下方に配置され、左右両端が左右のサイドポスト21の中間部に接合されている。ミドルビーム23は、長手方向における中間部が左右両端よりも前方に突出するように湾曲して形成されている。サイドポスト21、アッパビーム22、及びミドルビーム23は、鋼製のパイプ材から形成され、ボルト締結や溶接によって互いに接合されている。以下、特に限定しない限り、接合との語は、ボルト締結や溶接等の公知の接合手法を含むものとする。他の実施形態では、サイドポスト21、アッパビーム22、及びミドルビーム23は、プレス鋼板等の公知の材料から形成されてよい。
左右のサイドポスト21の下端部には、主輪ユニット4の車軸25に支持されるマウント部材(車軸支持部材)26がそれぞれ接合されている。マウント部材26は、車軸孔(不図示)が形成されたマウント基部31と、マウント基部31から上方に延びるポスト接合部32と、マウント基部31から下方に延びるステップ接合部33とを有している。ポスト接合部32は、各サイドポスト21の下端部に接合されている。左右の車軸孔は、それぞれ左右に貫通するように形成され、互いに同軸に配置されている。車軸孔の内径は、車軸25の外径よりも小さく形成されている。車軸孔には車軸締結ボルト28が挿通される(図4参照)。車軸締結ボルト28の軸部は、左右方向における外側からワッシャ29及び車軸孔を貫通し、車軸25の端部に螺着することによって、車軸25をマウント部材26に回転不能に締結している。左右のステップ接合部33は、マウント基部31から下方に延びた後、左右方向において互いに離間する方向に延びている。左右のステップ接合部33の下端間には、後述するステップユニット35が掛け渡されている。
アッパビーム22には左右一対の第1ブラケット37が前方に突出するように接合され、ミドルビーム23には左右一対の第2ブラケット38が前方に突出するように接合されている。第1及び第2ブラケット37、38には駆動ユニット7がボルト締結され、駆動ユニット7は左右のサイドポスト21の上部前方に配置されている。
アッパビーム22には、左右一対の第3ブラケット39が後方に突出するように接合されている。第3ブラケット39にはバッテリパック9を支持するためのバッテリケース41が接合され、バッテリケース41は左右のサイドポスト21の上部後方に配置される。バッテリケース41は、後方に向けて開口する箱形に形成され、内部にバッテリパック9とのコネクタ(不図示)を有している。バッテリパック9は、後方からバッテリケース41に挿入されることによって、バッテリケース41に支持されると共に、コネクタに接続されている。
左右のサイドポスト21の上下方向における中間部には、ボルトボスである電装ユニット接合部43が設けられている。電装ユニット接合部43には、電装ユニット8の外殻をなす電装ケース44がボルト締結され、電装ケース44はバッテリケース41の直下、すなわちサイドポスト21の上部後方に配置されている。
(主輪ユニット)
図4に示すように、主輪ユニット4は、左右のマウント部材26間、及び左右のサイドポスト21間に配置されている。主輪ユニット4は、車幅方向(左右方向)に水平に延在する車軸25と、車軸25の外周に互いに独立して回転可能に支持された左右の駆動ディスク50と、車軸25によって挿通されると共に、左右の駆動ディスク50間に配置された環状の主輪3と、左右の駆動ディスク50に接合されたコグベルト用の左右の従動プーリ51とを有する。左右の駆動ディスク50と左右の従動プーリ51とは、全て車軸25の軸線を共通軸線として同一軸線上にある。車軸25の外周には、左右一対の段部(不図示)が軸線方向に所定の間隔をおいて形成されている。左右の駆動ディスク50は、車軸25に螺着されるナット(不図示)と段部と間に保持され、車軸25の軸線方向における位置が定められている。
主輪3は、倒立振子制御に基づき駆動される駆動輪であり、金属製の円環部材53と、円環部材53の外周に取り付けられた複数個の従動ローラ54(フリーローラ)とにより構成され、従動ローラ54において接地する。従動ローラ54は、円環部材53の外周に回転可能に装着された円筒状の金属製の基部(符号省略)と、基部の外周に加硫接着された円筒状のゴム製の外周部(符号省略)とにより構成されている。従動ローラ54は、円環部材53の環方向(円周方向)に複数個設けられ、各々自身の配置位置における円環部材53の接線を回転中心として個々に回転(自転)可能になっている。つまり、主輪3は、独立して自転可能な複数個の従動ローラ54を、円環をなすように組み合わせてなる。厳密には、複数個の従動ローラ54は、自身の個数に応じた角数の多角形をなすように組み合わせて主輪3をなす。
左右の駆動ディスク50は、円環部材53の中心半径より小さい外径の円盤形をなし、その外周部は略円錐台形をなす。駆動ディスク50の外周部には、周方向に等間隔をおいて複数の金属製の駆動ローラ58が回転可能に支持されている。左側の駆動ディスク50の駆動ローラ58と右側の駆動ディスク50の駆動ローラ58とは、左右対称形をなすように配置され、各駆動ローラ58の回転中心は駆動ディスク50の回転中心に対してねじれの関係となるように配置されている。これにより、左右の駆動ローラ58は、左右対称形をなし、はすば歯車の歯すじに似た傾斜配置となっている。
左右の駆動ディスク50は、主輪3を左右両側より挟むように配置され、主輪3を略同一軸線上(同心)に支持する。これにより、主輪3は左右の駆動ディスク50間に支持される。
駆動ディスク50の駆動ローラ58の外周部は、主輪3の従動ローラ54の外周部に押し付けられた状態で接触している。左右の駆動ディスク50の駆動ローラ58が左右両側から従動ローラ54を挟むことにより、主輪3は左右の駆動ディスク50の間に無軸状態で支持され、左右の駆動ディスク50と共に自身の中心を回転軸として回転(公転)可能となっている。以上のようにして、左右の駆動ディスク50、左右の従動プーリ51、車軸25及び主輪3による主輪ユニット4としての組立体が構成される。主輪ユニット4は、左右のマウント部材26間に配置され、ワッシャ29及び車軸孔を貫通し、車軸25の端部に接合される車軸締結ボルト28によってマウント部材26の内側に締結される。車軸締結ボルト28の頭部はマウント部材26から左右外方へと突出している。
(駆動ユニット)
駆動ユニット7は、左右一対の電動モータ61と、減速機構62と、左右一対のコグベルト用の駆動プーリ63とを有する。減速機構62は、1つのギヤケース64と、ギヤケース64内に支持された左側の電動モータ61用のギヤ列(不図示)と、ギヤケース64内に支持された右側の電動モータ61用のギヤ列(不図示)とを有する。左右の電動モータ61は、ギヤケース64の左右の側部に、ギヤケース64を挟んで互いに回転軸が同軸となるように接合されている。減速機構62における2つのギヤ列の各出力軸(不図示)は、互いに同軸にギヤケース64の左右の側部から突出している。各ギヤ列の出力軸は、左右の電動モータ61の回転軸と平行に配置されており、左側の電動モータ61に対応したギヤ列の出力軸は左方に突出し、右側の電動モータ61に対応したギヤ列の出力軸は右方に突出している。駆動プーリ63は、各ギヤ列の出力軸に接合されている。
ギヤケース64が第1ブラケット37及び第2ブラケット38にボルト締結されることによって、駆動ユニット7は車体フレーム2に支持される。駆動ユニット7は車体フレーム2に支持された状態で、駆動ユニット7は左右のサイドポスト21の上部前方に配置され、主輪ユニット4の前部上方に配置されている。左右の電動モータ61は、左右のサイドポスト21の前方に配置され、左右のサイドポスト21よりも左右外方へと突出している。左右の駆動プーリ63は、左右の電動モータ61に対して前方かつ下方に配置され、左右の従動プーリ51の上方に配置されている。左右において対応する駆動プーリ63及び従動プーリ51には無端のコグベルト66が掛け渡されている。駆動プーリ63は、従動プーリ51に対して直径が小さく、かつ歯数が少なく設定されている。これにより、左側の電動モータ61の回転力は、減速機構62の左側のギヤ列、左側の従動プーリ51、コグベルト66、左側の従動プーリ51を介して左側の駆動ディスク50に伝達される。同様に、右側の電動モータ61の回転力は、減速機構62の右側のギヤ列、右側の従動プーリ51、コグベルト66、右側の従動プーリ51を介して右側の駆動ディスク50に伝達される。
主輪3、左右の駆動ディスク50、左右の従動プーリ51、左右の駆動プーリ63、及びコグベルト66を覆うように合成樹脂製のホイールカバー67が設けられている。ホイールカバー67の下部は、開口を有しており、主輪3の下部が外部に露出している。
(尾輪ユニット)
尾輪ユニット6は、尾輪アーム71を介して車軸25に支持されている。尾輪アーム71は、前後に延び、後端部が略直線状に延在する一方、前端部105が左右に二股に分岐した二股部72となっている。二股部72の間には主輪ユニット4(左右の駆動ディスク50及び主輪3)、ホイールカバー67、左右のマウント部材26が配置され、二股部72の先端部(前端部105)は車軸締結ボルト28に同軸に接合された回動軸30に回動可能に支持されている。これにより、尾輪アーム71は、主輪3、左右の駆動ディスク50及びホイールカバー67と干渉することなく、主輪3の後方に延在している。
尾輪アーム71の後端には尾輪ユニット6が支持されている。尾輪ユニット6は、尾輪アーム71に対して回転可能に支持された尾輪5と、尾輪5を回転駆動する電動モータ73と、電動モータ73の回転角を検出する回転角センサ74と、尾輪5を被覆する尾輪カバー75とを有する。尾輪アーム71が車軸25の軸線回りに回転可能に支持されているため、尾輪ユニット6の尾輪5は自重によって接地している。
尾輪5は、尾輪アーム71に対して回転可能に支持された円板状のホイール77と、ホイール77に外周部に自転可能に取り付けられた複数のフリーローラ78とにより構成されたオムニホイールである。フリーローラ78は、設けられた各位置におけるホイール77の接線を回転軸線として回転可能になっている。尾輪5は、フリーローラ78において接地する。尾輪5が接地した状態において、電動モータ73の回転軸、すなわちホイール77の回転軸線は前後に延在する。すなわち、平面視で車軸25の軸線(主輪3の回転中心軸線)に対して直交する軸線を中心としてホイール77は回転する。
左右のサイドポスト21には、後方かつ下方に突出したストッパ81が取り付けられている。ストッパ81は、尾輪アーム71が所定の回動位置にあるときに二股部72の上面に突き当たることによって、車軸25を中心とした尾輪アーム71の上方への回動範囲(車両を右方から見た状態(図2及び図3参照)において尾輪アーム71の反時計回り方向への回動範囲)を規制する。換言すると、車体フレーム2(サイドポスト21)の後方への最大傾斜角を設定する。
(サドルユニット)
図1〜図4に示すように、サドルユニット11は、乗員の臀部を支持するサドル84と、サドル84を車体フレーム2に支持する左右一対のサドルポスト85とを有している。サドル84は、骨格(底板)をなす板状のベース86と、ベース86の上部に取り付けられた可撓性のパッド87とを有している。左右一対のサドルポスト85は、上下に延びる柱状をなし、その上端がベース86の下部に接合されている。左右のサドルポスト85は、左右のサイドポスト21の上端開口に挿入され、サイドポスト21に支持される。左右のサイドポスト21の上端付近には、サイドポスト21を径方向に貫通する調整ねじ88が螺着されている。左右のサドルポスト85には、直径方向に貫通し、調整ねじ88を受容する受容孔(不図示)が形成されている。受容孔は、サドルポスト85の長手方向に沿って複数形成されている。調整ねじ88が通過する受容孔を選択することによって、サイドポスト21に対するサドルポスト85の挿入深さが選択される。すなわち、サイドポスト21に対するサドル84の高さを調整することができる。
(電装ユニット)
電装ユニット8は、いずれも図示しない主輪PDU、尾輪PDU、DC−DCコンバータ、及びI/Oインターフェースと、ジャイロセンサ91とを有している。主輪PDUは駆動ユニット7を制御するための主輪制御用パワードライブユニットであり、尾輪PDUは尾輪ユニット6を制御するための尾輪制御用パワードライブユニットである。DC−DCコンバータは、バッテリパック9から供給される直流電圧を所定の直流電圧に降圧する。ジャイロセンサ91は、所定の軸線(例えば、鉛直線)に対する車体フレーム2の傾斜角及び角速度を検出する。主輪PDU、尾輪PDU、DC−DCコンバータ、及びI/Oインターフェースは、箱形の電装ケース44内に収容されている(図1参照)。
電装ケース44は、左右のサイドポスト21に設けられた電装ユニット接合部43にボルト締結され、バッテリケース41の下方かつ主輪ユニット4の上方に配置される。側方から見て電装ケース44は、大部分が左右のサイドポスト21よりも後方に配置される。ジャイロセンサ91は、電装ケース44の底面に接合され、上下方向において電装ケース44と主輪ユニット4との間に配置されている。電装ユニット8の電源をON、OFFするスイッチボタン93は、ホイールカバー67の前面、すなわち主輪3の前方上方に設けられている。スイッチボタン93から出力信号は、I/Oインターフェースに入力される。
(ステップユニット)
図6は収納状態にあるステップユニットの斜視図であり、図7は収納状態にあるステップユニットの底面図である。図8〜図12は図7中の各直線に沿った断面図である。図13は起立状態にあるステップユニットの正面図であり、図14は起立状態にあるステップユニットの斜視図であり、図15は起立状態にあるステップユニットの底面図である。図16及び図17は図15中の各直線に沿った断面図である。図6に示すように、ステップユニット35は、乗員の足裏を支持するためのフットステップ101と、フットステップ101に設けられたスタンド装置102とを有する。スタンド装置102は、倒立振子制御が行われない不使用時に倒立振子型車両1を起立状態に維持するために使用される。
図6及び図7に示すように、フットステップ101は、ホイールカバー67の前方を左右に延在する前端部105と、前端部105の左端及び右端からそれぞれ後方に延びる左右一対の側部106とを有している。フットステップ101は、左右の側部106の後端部において左右のマウント部材26のステップ接合部33にボルト締結されている。フットステップ101は、平面視において後方に開口したU字形を呈し、前端部105の後縁、左側の側部106の右縁、右側の側部106の左縁は、ホイールカバー67の外面に沿って配置されている。フットステップ101の上面である足載せ面108は、倒立振子制御が行われた状態において、略水平面となるように形成されている。フットステップ101の足載せ面108には、乗員の足の裏が載せられる。詳細には、足載せ面108のうちの左右の側部106の上方に位置する部分である主足載せ面部109(図1及び図6中の二点鎖線)に乗員の足が載せられる。
図5では、スタンド装置102を省略してフットステップ101を示している。図5及び図6に示すように、フットステップ101の前端部105の左右方向における中央部には、前縁から後方へと延びる第1切欠部111が形成されている。第1切欠部111は、フットステップ101を上下に貫通し、平面視において略四角形状を呈する。フットステップ101の左右の側部106における前端(前端部105の左右両端部)のそれぞれには、前縁から後方へと延びる第2切欠部112が形成されている。第2切欠部112は、フットステップ101を上下に貫通し、平面視において略四角形状を呈する。第2切欠部112の左右の側縁に沿う部分には、足載せ面108に対して段違いに凹んだ凹部113が形成されている。凹部113の底面は、足載せ面108と平行な面を形成している。フットステップ101の下部には、下方に突出する下壁114が適所に形成されている。下壁114はスタンド装置102を支持すると共に、フットステップ101に剛性を付与する。
図6〜図12に示すように、スタンド装置102は、左右一対のスタンドアーム(スタンド)116と、起立用レバー(起立用ペダル)117と、左右一対の収納用レバー(収納用ペダル)118と、左右一対の第1リンク121と、左右一対の第2リンク122と、左右一対の付勢装置123とを有している。
図6及び図7に示すように、左右一対のスタンドアーム116は、互いに左右対称形をなす。左右のスタンドアーム116は、フットステップ101の前端部105における下壁114に、第1切欠部111を左右から挟むように配置される。左右のスタンドアーム116は、直線状に延びる柱状のスタンド基部125と、スタンド基部125の先端に設けられた接地部126とを有している。本実施形態では、接地部126がスタンド基部125に対して直交する方向に延び、スタンドアーム116は略L字形を呈する。
図6、図11、図14、図16に示すように、左右のスタンドアーム116は、スタンド基部125の接地部126側と異なる端部において、フットステップ101の下壁114に、左右に延びる第1軸線Aを中心として回動可能に支持されている。第1軸線Aはフットステップ101に対して変位しない固定軸線である。詳細には、スタンド基部125は、第1軸線Aを中心とした第1軸127を介して、フットステップ101の下壁114に支持されている。第1軸127は、ボルトであり、下壁114を回動可能に貫通し、先端部においてスタンド基部125に螺着されている。左右のスタンドアーム116がフットステップ101に支持された状態において、左右のスタンドアーム116の接地部126は互いに離れる方向(左右方向において外方)に延びている。左右のスタンドアーム116は、接地部126が第1軸線Aに対して後方に配置される収納位置(図6参照)と、スタンド基部125の接地部126側が第1軸線Aに対して前方かつ下方に配置される起立位置(図16参照)との間で回動可能になっている。図11及び図16に示すように、スタンド基部125には、スタンドアーム116が起立位置にあるときにフットステップ101の下面である衝止部128に突き当たるストッパ凸部129が突設されている。すなわち、ストッパ凸部129がフットステップ101の下面に突き当たることによって、スタンドアーム116の回動範囲が規制され、起立位置が定められている。
スタンドアーム116が起立位置にあるときに、接地部126の最下部に位置する部分には、接地部126の長手方向に沿って延びる係合溝131が形成されている。係合溝131には、例えばナイロン等の樹脂部材132が嵌め付けられ、ねじ等によって固定されている。樹脂部材132は、一部が係合溝131から外方に突出している。これにより、スタンドアーム116が接地する際には、樹脂部材132が床面に接触することになる。
図6及び図7に示すように、起立用レバー117は第1切欠部111に配置される。図9に示すように、起立用レバー117は、板状の踏板部135と、踏板部135の下面に突設された左右一対のアーム部136とを有している。各アーム部136は、踏板の下面から踏板と平行に、踏板の後縁よりも後方に突出し、その後屈曲部を形成して下面と直交する方向に延びている。起立用レバー117は、左右のアーム部136の屈曲部において、フットステップ101の下壁114に、左右に延びる第2軸線Bを中心として回動可能に支持されている。第2軸線Bは、フットステップ101に対して変位しない固定軸線であり、第1軸線Aより後方に位置すると共に、第1切欠部111の後縁よりも後方に位置している。詳細には、起立用レバー117の左右のアーム部136は、第2軸線Bを中心とした第2軸137を介して、フットステップ101の下壁114に支持されている。第2軸137は、ボルトであり、各アーム部136を回動可能に貫通し、先端部において下壁114に螺着されている。
図9に示すように、起立用レバー117の両アーム部136は、踏板部135に接合された部分から屈曲部に到る側部が、踏板の上面と平行となるペダル側ストッパ部139を形成している。一方、フットステップ101における第1切欠部111の後縁部の下部は、ステップ側ストッパ部141を形成している。ペダル側ストッパ部139とステップ側ストッパ部141とが突き当たることによって起立用レバー117の回動範囲の一端が定められている。ペダル側ストッパ部139とステップ側ストッパ部141とが突き当たるときに、起立用レバー117の踏板部135の上面は、フットステップ101の足載せ面108と面一となる。このときの起立用レバー117の位置を第1位置という(図6及び図9参照)。起立用レバー117は、第1位置と、踏板部135が第1切欠部111の下方に位置する第2位置(図14及び図16参照)との間で回動可能になっている。
図6及び図14に示すように、収納用レバー118は第2切欠部112に配置される。図12及び図17に示すように、収納用レバー118は、板状の踏板部145と、踏板部145の下面に突設されたアーム部146とを有している。収納用レバー118のアーム部146は、踏板部145の下面から円弧状に湾曲しつつ後方に延びている。各収納用レバー118は、アーム部146の先端部において、フットステップ101の下壁114に、左右に延びる第3軸線Cを中心として回動可能に支持されている。第3軸線Cはフットステップ101に対して変位しない固定軸線であり、第2切欠部112の後縁よりも後方に位置している。詳細には、各収納用レバー118のアーム部146は、第3軸線Cを中心とした第3軸147を介して、フットステップ101の下壁114に支持されている。第3軸147は、ボルトであり、各アーム部146を回動可能に貫通し、先端部において下壁114に螺着されている。
収納用レバー118は、踏板部145の上面がフットステップ101の足載せ面108と面一となる第3位置(図6及び図12参照)と、踏板部135がフットステップ101の足載せ面108よりも上方に位置する第4位置(図14及び図17参照)との間で回動可能になっている。収納用レバー118の踏板部145は第2切欠部112よりも大きいため、第3位置において、踏板部145は、第2切欠部112の左右に設けられた凹部113内に延出している。図11に示すように、踏板部145の下面が凹部113の底面と突き当たることによって、収納用レバー118の第3位置が規制されている。凹部113を設け、凹部113内に収納用レバー118の踏板部135を配置するようにしたため、第3位置において踏板部145の上面と足載せ面108とが面一に配置されるようになっている。図1及び図6に示すように、収納用レバー118が第3位置にあるときに、主足載せ部109は、踏板部145の上面と、フットステップ101の足載せ面とによって面一となる面に形成される。
図7及び図10に示すように、第1リンク121は左右一対設けられ、左側の第1リンク121は左側のスタンドアーム116と起立用レバー117の左側のアーム部136とを連結し、右側の第1リンク121は右側のスタンドアーム116と起立用レバー117の右側のアーム部136とを連結している。左右の第1リンク121は、一端においてスタンドアーム116のスタンド基部125に左右に延びる第4軸線Dを中心として回動可能に連結され、他端においてアーム部136の先端部に左右に延びる第5軸線Eを中心として回動可能に連結されている。第4軸線Dは第1軸線Aを中心として回転する軸線であり、第5軸線Eは第2軸線Bを中心として回転する軸線である。スタンドアーム116が収納位置にあるときに、第4軸線Dは第1軸線Aの上方に配置され、第5軸線Eは第2軸線Bの下方に配置されている。
第1リンク121は、第4軸線Dを中心とした第4軸148を介して、スタンド基部125に連結されている。第4軸148は、ボルトであり、第1リンク121を回動可能に貫通し、先端部においてスタンド基部125に螺着されている。また、第1リンク121は、第5軸線Eを中心とした第5軸149を介して、起立用レバー117のアーム部136に連結されている。第5軸149は、ボルトであり、アーム部136を回動可能に貫通し、先端部において第1リンク121に螺着されている。
図7に示すように、第2リンク122は左右一対設けられ、左側の第2リンク122は左側のスタンドアーム116と左側の収納用レバー118のアーム部136とを連結し、右側の第2リンク122は右側のスタンドアーム116と右側の収納用レバー118のアーム部136とを連結している。図12及び図17に示すように、左右の第2リンク122は、一端においてスタンドアーム116のスタンド基部125に左右に延びる第6軸線Fを中心として回動可能に連結され、他端において収納用レバー118のアーム部136に左右に延びる第7軸線Gを中心として回動可能に連結されている。第6軸線Fは第1軸線Aを中心として回転する軸線であり、第7軸線Gは第3軸線Cを中心として回転する軸線である。第6軸線Fはスタンドアーム116のスタンド基部125の長手方向における中間部に配置され、第7軸線Gは収納用レバー118のアーム部136の長手方向における中間部に配置されている。
第2リンク122は、アーム部136に回動可能に連結される第1端部材151と、スタンドアーム116に回動可能に連結される第2端部材152と、第1端部材151及び第2端部材152に連結された接続軸153とを有する。接続軸153は、両端部に雄ねじ部(不図示)を有し、第1端部材151及び第2端部材152に形成された雌ねじ孔(不図示)に螺着されている。第2リンク122は、接続軸153を回転させ、第1端部材151及び第2端部材152への螺入長さを変更することによって長さを変更可能になっている。
第2リンク122は、第6軸線Fを中心とした第6軸155を介して、スタンド基部125に連結されている。第6軸155は、ボルトであり、第2リンク122の第1端部材151を回動可能に貫通し、先端部においてスタンド基部125に螺着されている(図11参照)。また、第2リンク122は、第7軸線Gを中心とした第7軸156を介して、収納用レバー118のアーム部146に連結されている。第7軸156は、ボルトであり、第2リンク122の第2端部材152を回動可能に貫通し、先端部において収納用レバー118のアーム部146に螺着されている。
図7及び図12に示すように、左右一対の付勢装置123は、半円の弧状に湾曲した第3リンク161と、第3リンク161の一端に連結された引張りコイルばねであるばね162とを有する。収納用レバー118のアーム部136には、湾曲した内側から外側へと貫通する挿通孔163が形成されている。挿通孔163は、アーム部136の左右方向における略中央部に形成されている。第3リンク161の他端は、挿通孔163を外側から内側へと通過して、アーム部136の湾曲した内側部分に、左右に延びる第8軸線Hを中心として回動可能に連結されている。第8軸線Hは、第3軸線Cを中心として回転する。第3リンク161は、第8軸線Hを中心とした第8軸164を介して、フットステップ101の下壁114に支持されている。第8軸164は、ピンであり、第3リンク161を回動可能に貫通し、両端部が収納用レバー118のアーム部136に圧入されている。
ばね162の第3リンク161側と相反する他端は、フットステップ101の下壁114に接合されたブラケットである係止部166に引っ掛けられ、左右方向に延びる第9軸線Iを中心として回動可能となっている。第8軸線H及び第9軸線Iを結ぶ線分を線分Jとすると、図12に示すように収納用レバー118が第3位置にあるときに線分Jが第3軸線Cの下方に位置し、図17に示すように収納用レバー118が第4位置にあるときに線分Jが第3軸線Cの上方に位置するように、第8軸線H及び第9軸線Iの位置が設定されている。これにより、付勢装置123は、収納用レバー118が回動範囲内において第3位置側にあるときに、収納用レバー118を第3位置側に付勢し、収納用レバー118が回動範囲内において第4位置側にあるときに、収納用レバー118を第4位置側に付勢する。すなわち、付勢装置123に付勢され、収納用レバー118は第3位置又は第4位置に維持される。
図6〜図8に示すように、フットステップ101の前端部105の下側には、前端部105の下部に接合されたセンサ支持部171と、センサ支持部171の筒部に挿入され、支持された位置センサ172とが設けられている。位置センサ172は、起立用レバー117の位置を検出し、起立用レバー117の位置に応じた信号を電装ユニット8のI/Oインターフェースに出力する。位置センサ172は、ハウジング173と、ハウジング173に対して進退可能に設けられ、図示しない付勢手段によって突出方向に付勢されたプランジャ174とを有し、ハウジング173に対するプランジャ174の位置に応じた信号を出力する。起立用レバー117が第1位置にあるときには、プランジャ174と起立用レバー117の踏板とは離間しており、起立用レバー117が第2位置にあるときには、プランジャ174は起立用レバー117の踏板に押され、ハウジング173内に没入する。
電装ユニット8による制御において、位置センサ172からの信号に基づいて、起立用レバー117が第2位置にある状態、すなわちスタンドアーム116が起立位置にある状態においては、倒立振子制御を行わないようにするとよい。これにより、スタンドアーム116が起立位置にあるときに、誤ってスイッチボタン93が操作されても倒立振子制御が開始されなくなる。
以上のように構成したスタンド装置102は、図6〜図12に示すように、起立用レバー117が第1位置にあるときに、左右の第1リンク121によって起立用レバー117にそれぞれ連結された左右のスタンドアーム116は収納位置に位置する。また、左右の第2リンク122によって左右のスタンドアーム116にそれぞれ連結された左右の収納用レバー118は第3位置に位置する。このとき、付勢装置123によって、収納用レバー118は第3位置に付勢されているため、左右のスタンドアーム116は収納位置に維持され、起立用レバー117は第1位置に維持される。
この状態から、起立用レバー117の踏板を足先等によって下方へと押し下げる(踏み込む)と、付勢装置123の付勢力に抗して起立用レバー117は第2軸線Bを中心として回動する。これにより、第5軸149(第5軸線E)が後方へと移動し、第1リンク121が後方へと移動する。そして、第1リンク121の後方への移動に伴って左右のスタンドアーム116が第1軸線Aを中心として起立位置側に回動する。左右のスタンドアーム116は、ストッパ凸部129が衝止部128に突き当たるまで回動し、起立位置に位置する(図13〜図17参照)。なお、倒立振子型車両1が所定の倒立状態にあるときには、スタンドアーム116の接地部126は回動過程において床面に接触することはない。
スタンドアーム116が収納位置から起立位置に回動すると、スタンドアーム116の回動に応じて第6軸155(第6軸線F)が前方に移動するため、第2リンク122が前方に移動する。第2リンク122が前方に移動すると、第7軸156を介して第2リンク122に連結された収納用レバー118は、第3位置から第4位置に第3軸線Cを中心として回動する。収納用レバー118は、ストッパ凸部129が衝止部128に突き当たるまで回動し、第4位置に位置する。収納用レバー118が第4位置に位置するときには、付勢装置123が収納用レバー118を第4位置側に付勢するため、収納用レバー118は第4位置に維持され、スタンドアーム116は起立位置に維持され、起立用レバー117は第2位置に維持される(図6〜図12参照)。
スタンドアーム116を起立位置から収納位置に移動させる場合には、左右の収納用レバー118のいずれかを付勢装置123の付勢力に抗して足等によって押し下げる(踏み込む)。押し下げられた収納用レバー118は第4位置から第3位置に第3軸線Cを中心に回動する。このとき、収納用レバー118の踏板部145は凹部113の底面に突き当たるため、収納用レバー118は第4位置を越えて回動することはない。収納用レバー118の回動に応じて、第2リンク122は後方に移動し、スタンドアーム116は第1軸線Aを中心に回動して起立位置から収納位置に回動する。このとき、スタンドアーム116の回動に応じて第1リンク121が前方に移動し、収納用レバー118は第2軸線Bを中心として第2位置から第1位置に回動する。起立用レバー117は、第1位置において、ペダル側ストッパ部139がステップ側ストッパ部141に突き当たるため、第1位置を越えて回動することはない(図9参照)。
起立用レバー117が回動することによって、踏み込まれた側と相反する側のスタンドアーム116が第1軸線Aを中心として起立位置から収納位置に回動し、第2リンク122によって、踏み込まれた側と相反する側の収納用レバー118が第3軸線Cを中心として第4位置から第3位置に回動する。
(倒立振子型車両1の姿勢及び走行制御)
倒立振子型車両1の走行動作について説明する。主輪PDUは、ジャイロセンサ91により計測される車体フレーム2の前後左右の傾斜角及び角速度の変化よりサドルユニット11に着座した乗員を含む倒立振子型車両1全体の重心位置を随時演算する。
主輪PDUは、乗員を含む倒立振子型車両1全体の重心がニュートラル位置(例えば、車軸25の上方)にある時には、倒立振子制御則に従った制御処理に基づいて駆動ユニット7の電動モータ61を駆動し、車体フレーム2を直立姿勢に維持する。
このとき、尾輪PDUは、旋回制御則に従った制御処理に基づいて尾輪ユニット6の電動モータ73を停止状態に維持し、尾輪5は回転しない。
乗員を含む倒立振子型車両1全体の重心がニュートラル位置より前側に移動すると、主輪PDUが倒立振子制御則に従った制御処理のもとに、駆動ユニット7の電動モータ61をそれぞれ正転方向に同一速度で駆動する。電動モータ61の駆動によって、左右の駆動ディスク50が同一速度で前転し、主輪3が自身の輪中心を回転軸として正転、つまり、前進方向に公転する。このとき、左右の駆動ディスク50に回転速度差が生じないため、駆動ディスク50の駆動ローラ58及び主輪3の従動ローラ54が自転せず、倒立振子型車両1は真っ直ぐに前進する。
乗員を含む倒立振子型車両1全体の重心がニュートラル位置より後側に移動すると、主輪PDUが倒立振子制御則に従った制御処理のもとに、左右の駆動ユニット7の電動モータ61をそれぞれ逆転方向に同一速度で駆動する。電動モータ61の駆動によって、左右の駆動ディスク50が同一速度で逆転し、主輪3が自身の輪中心を回転軸として逆転、つまり、後進方向に公転する。このとき、左右の駆動ディスク50に回転速度差が生じないため、駆動ディスク50の駆動ローラ58及び主輪3の従動ローラ54が自転せず、倒立振子型車両1は真っ直ぐに後進する。
前進時及び後進時には、尾輪PDUは、旋回制御則に従った制御処理のもとに、尾輪ユニット6の電動モータ73の停止状態が維持され、尾輪5は公転しない。このとき、倒立振子型車両1の前進に伴って尾輪5のフリーローラ78が自転する。
乗員を含む倒立振子型車両1全体の重心がニュートラル位置より左側あるいは右側に移動すると、主輪PDUが、倒立振子制御則に従った制御処理のもとに、駆動ユニット7の電動モータ61を、互いに異なった回転方向及び又は回転速度に駆動する。電動モータ61の駆動によって、左右の駆動ディスク50間に回転速度差が生じ、左右の駆動ディスク50の回転力による円周(接線)方向の力に対し、この力に直交する向きの分力が左右の駆動ローラ58と主輪3の従動ローラ54との接触面に作用する。この分力によって従動ローラ54が自身の中心軸線回りに回転(自転)することになる。
従動ローラ54の回転は、左右の駆動ディスク50の回転速度差によって定まる。例えば、左右の駆動ディスク50を互いに同一速度で逆向きに回転させると、主輪3は全く公転せず、従動ローラ54の自転だけが生じる。これにより、主輪3には左右方向の走行力が加わることになり、倒立振子型車両1は、左右方向に移動(真横移動)する。また、左右の駆動ディスク50を同一方向に相違した速度で回転させると、主輪3の公転と共に従動ローラ54の自転が生じる。これにより、倒立振子型車両1は、斜め前方や斜め後方に移動する。
このとき、尾輪PDUは、旋回制御則に従った制御処理のもとに、尾輪ユニット6の電動モータ73を駆動し、真横移動速度と同等の回転速度で尾輪5を回転(公転)させてもよい。主輪3の従動ローラ54の回転による移動量と、尾輪5の回転による移動量とに差が生じる場合には、倒立振子型車両1は旋回する。
(倒立振子型車両の停止状態及び乗降方法)
図18は、駐車状態にある倒立振子型車両の側面図である。図18に示すように、倒立振子制御が切られた(OFFにされた)倒立振子型車両1は、起立位置にあるスタンドアーム116によって、車体フレーム2が前傾した状態に維持される。この状態では、スタンドアーム116の接地部126が床面に突き当たることによって、フットステップ101を介して連結された車体フレーム2の床面に対する姿勢が維持される。この状態を停止姿勢とする。停止姿勢では、起立用レバー117は第2位置にあり、収納用レバー118は第4位置にある。
停止姿勢にある倒立振子型車両1を起動し、乗る方法の一例を以下に説明する。最初に、乗員は、左右のサイドポスト21が概ね上下に延在するように、図18に示すような前傾した倒立振子型車両1を後方へと起こし、図2に示す姿勢にする。これにより、スタンドアーム116の接地部126は、床面から離間する。次に、乗員は両足を床面についたまま、サドル84に着座する。この状態から、左右いずれかの片足の足裏をフットステップ101の足載せ面108に載せ、左右いずれかの収納用レバー118を押し下げる(踏み込む)。これにより、スタンドアーム116は収納位置に移動し、起立用レバー117は第1位置に移動する。次に、乗員はスイッチボタン93を操作し、倒立振子型車両1を起動して倒立振子制御を開始する。倒立振子制御が開始した後は、乗員は床面についた足をフットステップ101上に載せるとよい。
倒立振子制御が行われている倒立振子型車両1から降りる方法の一例を以下に説明する。最初に、乗員は、少なくとも一方の足を床面につき、スイッチボタン93を操作し、倒立振子制御を切る。この状態では、乗員が自らの足で倒立振子型車両1を支え、姿勢を維持する。次に、一方の足先で起立用レバー117を押し下げ(踏み込み)、起立用レバー117を第1位置から第2位置へと回転させ、スタンドアーム116を収納位置から起立位置に回転させる。次に、乗員は車体フレーム2を前傾させ、スタンドアーム116の接地部126を床面に接触させる。これにより、倒立振子型車両1は停止姿勢に維持される。
以上のように構成した倒立振子型車両1の効果について説明する。起立用レバー117は、フットペダルの前端部105、すなわち車幅方向内側であって主輪3の前方に配置されているため、乗員が乗車中に誤って起立用レバー117を踏み込むことが防止される。また、起立用レバー117を操作する際には、フットステップ101の足載せ面108よりも下方に踏み込む(押し込む)ことが必要となるため、乗員が乗車中に誤って起立用レバー117を踏み込むことが抑制される。
収納用レバー118は、左右一対設けられ、いずれか一方の操作によってスタンドアーム116及び他方の収納用レバー118を回転させることができるため、操作性が良い。また、収納用レバー118は、スタンドアーム116が収納位置にあるときには、第3位置にあり、操作できない状態となっているため、誤操作が行われる虞がない。また、収納用レバー118は、第3位置において、踏板部145の上面がフットステップ101の足載せ面108と面一を形成し、フットステップ101の一部として機能することができる。また、スタンドアーム116が起立位置にあるときには、収納用レバー118は第4位置にあり、踏板がフットステップ101の足載せ面108よりも上方に突出して配置されるため、踏み込み操作が容易である。
スタンドアーム116の接地部126に樹脂部材132を設け、樹脂部材132において床面と接触するようにしたため、樹脂部材132が床面に密着し、接地部126と床面との滑りが抑制される。また、接地部126と床面との接触による傷の発生が防止される。
電装ユニット8による制御において、位置センサ172からの信号に基づいて、起立用レバー117が第2位置にある状態、すなわちスタンドアーム116が起立位置にある状態においては、スイッチボタン93が操作されても倒立振子制御を開始しないようにすることによって、スタンドアーム116と床面との接触に起因する倒立振子制御の誤制御が防止され、安全性が一層高められる。また、倒立振子制御が行われている状態において、スタンドアーム116が収納位置から起立位置に変位した場合に、倒立振子制御を切るようにしてもよい。
以上、本発明を、その好適形態実施例について説明したが、当業者であれば容易に理解できるように、本発明はこのような実施例により限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、上記の実施形態では、第1軸127等をボルトによって構成したが、ボルトに代えてピンを挿入してもよいし、スタンドアーム116等に第1軸127を一体に形成してもよい。スタンドアーム116や起立用レバー117、収納用レバー118の形状は例示であり、使用に応じて適宜変更することができる。また、実施形態では、付勢装置123が収納用レバー118を直接に付勢する構成としたが、付勢装置123はスタンドアーム116や起立用レバー117、第1リンク121等を直接に付勢する構成としてもよい。また、実施形態では、位置センサ172は起立用レバー117の位置を検出することによって、スタンドアーム116の位置を検出するようにしたが、位置センサ172はスタンドアーム116の位置を直接に検出してもよいし、位置センサ172が収納用レバー118や、第1〜第3リンク121、122、161の位置を検出することによってスタンドアーム116の位置を検出するようにしてもよい。
1…倒立振子型車両、2…車体フレーム、3…主輪、4…主輪ユニット、5…尾輪、6…尾輪ユニット、7…駆動ユニット、8…電装ユニット、9…バッテリパック、11…サドルユニット、21…サイドポスト、25…車軸、26…マウント部材(車軸支持部材)、35…ステップユニット、50…駆動ディスク、51…従動プーリ、53…円環部材、54…従動ローラ、58…駆動ローラ、61…電動モータ、63…駆動プーリ、66…コグベルト、71…尾輪アーム、93…スイッチボタン、101…フットステップ(ステップ)、102…スタンド装置、105…前端部、108…足載せ面、116…スタンドアーム、117…起立用レバー、118…収納用レバー、121…第1リンク、122…第2リンク、123…付勢装置、126…接地部、128…衝止部、129…ストッパ凸部、131…スリット、132…ゴム部材、135…踏板部、136…アーム部、139…ペダル側ストッパ部、141…ステップ側ストッパ部、161…第3リンク、162…ばね、164…第8軸、171…センサ支持部、172…位置センサ、A…第1軸線、B…第2軸線、C…第3軸線、D…第4軸線、E…第5軸線、F…第6軸線、G…第7軸線、H…第8軸線、I…第9軸線、J…線分

Claims (7)

  1. 乗員の足を乗せるためのステップ(101)を含む車体フレーム(2)と、前記車体フレームに設けられ、倒立振子制御される主輪(3)と、起立位置と収納位置との間で回動可能に前記車体フレームに設けられ、倒立振子制御が行われておらず、かつ前記起立位置にあるときに前記車体フレームを倒立状態で支持するスタンド(116)とを有する倒立振子型車両(1)であって、
    前記車体フレームに設けられ、前記スタンドを前記起立位置から前記収納位置に回動させる収納用レバー(118)を有し、
    前記収納用レバーは、前記スタンドが前記起立位置にあるときに前記ステップの足載せ面(108)から上方に突出し、前記足載せ面側に押し下げられることによって前記スタンドを前記収納位置に回動させ
    前記車体フレームは、前記主輪の車軸(25)を支持する車軸支持部材(26)を有し、
    前記ステップは、前記車軸支持部材に支持され、前記主輪の左右側部から前記主輪の前方に延び、
    前記スタンドは、前記ステップの前端部(105)に回動可能に支持されていることを
    特徴とする倒立振子型車両。
  2. 前記車体フレームに設けられ、前記スタンドを前記収納位置から前記起立位置に回動させる起立用レバー(117)を更に有し、
    前記起立用レバーは、前記ステップの前記足載せ面よりも車幅方向内側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の倒立振子型車両。
  3. 前記起立用レバーは、前記足載せ面よりも下方に押し下げられることによって、前記スタンドを前記収納位置から前記起立位置に回動させることを特徴とする請求項2に記載の倒立振子型車両。
  4. 前記起立用レバー及び前記収納用レバーは、前記ステップに回動可能に支持されていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の倒立振子型車両。
  5. 前記収納用レバーは、前記主輪の左右側方に配置され、
    前記起立用レバーは、前記主輪の前方に配置されていることを特徴とする請求項2〜請求項4のいずれか1つの項に記載の倒立振子型車両。
  6. 前記起立用レバーは、前記スタンドが前記収納位置にあるときに前記足載せ面と面一となる面を有し、
    前記収納用レバーは、前記スタンドが前記収納位置にあるときに前記足載せ面と面一となる面を有することを特徴とする請求項2〜請求項5のいずれか1つの項に記載の倒立振子型車両。
  7. 前記スタンド、前記起立用レバー、及び前記収納用レバーの少なくとも1つの変位位置を検出する位置センサ(172)を有し、
    前記位置センサからの信号に基づいて前記スタンドの位置を検出し、前記スタンドが前記起立位置にあるときに倒立振子制御を禁止することを特徴とする請求項2〜請求項6のいずれか1つの項に記載の倒立振子型車両。
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