JP2018170979A - 魚節類エキスの製造方法 - Google Patents

魚節類エキスの製造方法 Download PDF

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晶 太田
岡田 公一
Koichi Okada
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Abstract

【課題】一般的な装置を用いつつも、酸味や苦みが抑えられており、特徴的な香り及び優れた呈味が強い魚節類エキスの製造方法を提供する。【解決手段】魚節類を抽出原料とし、有機酸水溶液を抽出溶媒として、加圧加熱条件下で抽出する抽出工程を含むことを特徴とする魚節類エキスを得る。加圧条件は0.1〜0.5MPaであることが好ましい。また、加熱条件は100〜150℃であることが好ましい。更に、加圧条件が0.12〜0.3MPaであり前記加熱条件が105〜130℃であり、抽出時間が10〜180分であることがより好ましい。更に、有機酸水溶液の濃度が0.5〜20質量%であることが好ましい。【選択図】なし

Description

本発明は、苦味や異味が抑制され、香り及び呈味が良好に得られる魚節類エキスの製造方法に関する。
従来、魚節類エキスの製造方法としては、原料である魚節類を抽出溶媒中で加熱、加圧、酵素分解などを施して成分を抽出する方法が知られている。
しかし、常圧条件下で加熱して抽出する方法は、最も一般的な方法であるが、原料に含まれる成分を十分に抽出することができないので、エキスの香り及び呈味は弱く、特徴のある香りや呈味を出しにくかった。
また、加圧条件下で抽出する方法や、プロテアーゼなどによる酵素分解によって抽出する方法は、抽出効率を上げる有効な手段ではあるものの、飛躍的に高めるには至らなかった。更に、抽出する温度を高めたり時間を延ばしたりしても、香りの劣化や異味を引き起こしてしまうことがあり、これも有効な手段とは言えなかった。
このような背景から、魚節類エキスの抽出効率を高める種々の検討がなされており、例えば、抽出溶媒としてアルコールを用いる方法が知られている。
また、下記特許文献1には、魚節類を酢酸水溶液で加熱抽出し、その後pH調整を行うことで魚節のもつ香りのバランスを崩すことなく、香りの優れた魚節類エキスを得ることができることが記載されている。
また、下記特許文献2には、魚節類を水蒸気蒸留して得られた水蒸気蒸留物と水蒸気蒸留後の残渣の水抽出物を混合することにより香り、呈味のバランスに優れたエキスを得る方法が記載されている。
また、下記特許文献3には、魚節類を含水アルコールの存在下で、液化状態、亜臨界状態もしくは超臨界状態の二酸化炭素で抽出処理する魚節だしフレーバーの製造方法が記載されている。
更に、下記特許文献4には、魚節を含水エタノール存在下において亜臨界水処理することで旨味及び風味が好適なペースト状のエキスを得る方法が記載されている。
特開2007−159550号公報 特開2010−88308号公報 特開平10−57008号公報 特開2014−117223号公報
しかしながら、抽出溶媒としてアルコールを用いる方法では、魚節類の香気成分のうち、くん煙香に関与するフェノール、クレゾール、グアヤコールといった極性の低い成分が多く抽出される他、特定の香気成分が多く抽出されることにより、香りのバランスが崩れてしまい、更に、水溶性エキス成分の抽出効率が低下して、呈味が弱くなってしまうという問題があった。
特許文献1に示される有機酸を用いる方法では、抽出溶媒である酢酸の至適濃度が30(W/W)%以上と高濃度であるため、酢酸もしくはその中和生成物によって、酸味や苦味といった良いとはいえない呈味が付与されてしまうという問題があった。
特許文献2に示される水蒸気蒸留を施す方法では、魚節類を水蒸気蒸留して得られた水蒸気蒸留物と水蒸気蒸留後の残渣の水抽出物を混合することにより香り、呈味のバランスに優れたエキスを得る方法について記載されているが、呈味成分の抽出に関しては水による常圧加熱抽出を用いているため、呈味性における向上には繋がらない。
特許文献3に示される超臨界を施す方法では、生臭み成分も抽出されてしまい好ましくない他、抽出される水溶性成分の量が少なく、呈味成分の収率が悪い。また、この方法では超臨界流体抽出装置が必要であり、装置の導入及び運用に関わる負担が大きい。
特許文献4に示される亜臨界水を施す方法では、粒子径の細かい魚節粒子が分散しているペースト状でエキスが得られるため、濁りが生じることで商品価値が落ちてしまう食品、例えばめんつゆやだし醤油に利用することは難しく、同品質を維持しながら清澄化することは技術的に難しい。また、この方法では亜臨界水処理装置が必要であり、導入コスト及び稼働に関わる費用が大きい。
したがって、本発明の目的は、比較的一般的な装置で製造でき、苦味や異味が抑制され、香り及び呈味が良好に得られる魚節類エキスの製造方法を提供することにある。
本発明者らは、上記の課題に対して鋭意研究を重ねた結果、魚節類を抽出原料とし、有機酸水溶液を抽出溶媒として加圧加熱条件下で抽出することで、一般的な装置を用いつつも、酸味や苦みが抑えられており、特徴的な香り及び優れた呈味が強い魚節類エキスが得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、魚節類を抽出原料とし、有機酸水溶液を抽出溶媒として、加圧加熱条件下で抽出する抽出工程を含むことを特徴とする魚節類エキスの製造方法を提供するものである。
本発明によれば、魚節類を抽出原料とし、有機酸水溶液を抽出溶媒として、加圧加熱条件下で抽出することにより、魚節類エキスの抽出効率を格段に高め、これまでの魚節類エキスには感じることが出来ない特徴的な香り及び優れた呈味が強いエキスを製造することができる。ここで挙げた特徴的な香りとは、肉質香と香ばしい焙焦香からなるハム様の香りのことをいい、優れた呈味とは、魚節類の肉質感を連想するような厚みのある味及び味の持続性(後伸び)のことをいう。また、超臨界抽出装置、亜臨界水処理装置などの特殊な装置を必要とせず、圧力鍋、オートクレーブ、加圧タンクなどの比較的一般的な装置により実施することができるので、設備投資に必要な費用を軽減できる。更に、本発明の製造方法によって得られる魚節類エキスは、篩過、濾過など、公知の方法によって容易に固液分離及び清澄化を行うことができるので、利用用途を選ばない。
本発明においては、加圧条件は0.1〜0.5MPaであることが好ましい。また、加熱条件は100〜150℃であることが好ましい。更に、加圧条件が0.12〜0.3MPaであり、加熱条件が105〜130℃であり、抽出時間が10〜180分であることがより好ましい。
本発明においては、有機酸水溶液の濃度が0.5〜20%(w/v)であることが好ましい。これによれば、使用する有機酸水溶液の濃度が0.5〜20%(w/v)と比較的低い為、有機酸自体及びその中和生成物に由来する酸味や苦味が少なく、風味への影響が少ない。
本発明においては、有機酸水溶液が、乳酸、酢酸、リンゴ酸、クエン酸、グルコン酸、酒石酸、フマル酸、コハク酸、フィチン酸、アジピン酸、イタコン酸、及びアスコルビン酸からなる群より選ばれた少なくとも1種の水溶液であることが好ましい。
本発明においては、抽出工程で得られた抽出物に酵素処理を施す酵素処理工程を更に含むことが好ましい。これによれば、更に呈味性に優れたエキスが得られる。
本発明においては、酵素処理に用いる酵素がエキソ型プロテアーゼであることが好ましい。これによれば、苦味が少なく味に厚みのあるエキスを得ることができる。
本発明においては、抽出工程で得られた抽出物のpHを調整するpH調整工程を更に含むことが好ましい。
本発明においては、pH調整工程において抽出物のpHをpH4.5〜7.0に調整することが好ましい。これによれば、有機酸自体及びその中和生成物に由来する酸味や苦味が少なく、風味への影響が少ない。
本発明においては、魚節類が、鰹節、鯖節、宗田節、まぐろ節、メジ節、いわし節、あじ節、アゴ節、サンマ節、煮干、これらの節削り、これらの生産過程で生じる副生産物、又はこれらの混合物であることが好ましい。
本発明によれば、魚節類を抽出原料とし、有機酸水溶液を抽出溶媒として、加圧加熱条件下で抽出することにより、魚節類エキスの抽出効率を格段に高め、これまでの魚節類エキスには感じることが出来ない特徴的な香り及び優れた呈味が強いエキスを製造することができる。ここで挙げた特徴的な香りとは、肉質香と香ばしい焙焦香からなるハム様の香りのことをいい、優れた呈味とは、魚節類の肉質感を連想するような厚みのある味及び味の持続性(後伸び)のことをいう。また、超臨界抽出装置、亜臨界水処理装置などの特殊な装置を必要とせず、圧力鍋、オートクレーブ、加圧タンクなどの比較的一般的な装置により実施することができるので、設備投資に必要な費用を軽減できる。更に、本発明の製造方法によって得られる魚節類エキスは、篩過、濾過など、公知の方法によって容易に固液分離及び清澄化を行うことができるので、利用用途を選ばない。
本発明の抽出原料として用いられる魚節類は、特に限定はないが、鰹節、鯖節、宗田節、まぐろ節、メジ節、いわし節、あじ節、アゴ節、サンマ節、煮干、及びそれらの節削り、魚節類生産過程で生じる副生産物、又はこれらの混合物などが挙げられる。また、荒節、枯節、かつお裸節などのかつお節類及びこれらの生産過程で生じるユリ下、G粉、かつお血合い粉などの副産物が挙げられ、さらに上記魚節類の水又はアルコールによる抽出残渣が挙げられる。なお、ユリ下は、荒節を成形する際に生じる破片であり、G粉は、荒節表面のタール分をグラインダーで除去する際に発生する削り粉であり、血合い粉は、更に血合部を削り落とす際の削り粉である。
本発明の抽出溶媒として用いられる有機酸水溶液は、通常の食品製造に用いられる有機酸水溶液を用いることができ、例として乳酸、酢酸、リンゴ酸、クエン酸、グルコン酸、酒石酸、フマル酸、コハク酸、フィチン酸、アジピン酸、イタコン酸、アスコルビン酸などから選ばれた1種以上を含む水溶液が挙げられる。
有機酸水溶液の濃度は、0.5〜20%(w/v)であることが好ましく、1.0〜10%(w/v)であることがより好ましい。有機酸水溶液の濃度が上記範囲より低い場合は、香りや呈味の強いエキスを得る効果が弱くなり、上記範囲より高い場合は、香りが良くなるものの、有機酸及びその中和生成物由来の苦味・異味がでてきて、旨味を感じにくいエキスとなってしまう傾向がある。
本発明における抽出工程は、魚節類に有機酸水溶液を加え、加圧加熱条件下で行われる。一度抽出を行った抽出物を再び抽出溶媒として魚節類に加えて、2回抽出を行ってもよく、3回以上抽出を行ってもよい。
上記抽出工程における加圧加熱は、オートクレーブ、圧力鍋、加圧タンクなどの当業者に周知の一般的な装置により実施することができる。
加圧条件は、0.1〜0.5MPaであることが好ましく、0.12〜0.3MPaであることがより好ましい。圧力が上記範囲より低い場合は、香りや呈味の強いエキスを得にくくなり、上記範囲より高い場合は、香りのバランスが崩れやすく、苦味や異味といった好ましくない風味のエキスとなる傾向があるほか、使用できる装置が限られてしまう。
また、加熱条件は、100〜150℃であることが好ましく、105〜130℃であることがより好ましい。加熱が上記範囲より低い場合は、香りや呈味の強いエキスを得にくくなり、上記範囲より高い場合は、香りのバランスが崩れやすく、苦味や異味といった好ましくない風味のエキスとなる傾向があるほか、使用できる装置が限られてしまう。
上記抽出工程における抽出時間は特に制限されないが、10〜180分であることが好ましく、20〜150分であることがより好ましい。特に、加圧条件が0.12〜0.3MPaであり、加熱条件が105〜130℃であるときは、抽出時間は10〜180分であることが好ましく、20〜150分であることがより好ましい。抽出時間が上記範囲よりも短い場合は、香りや呈味の強いエキスを得にくくなり、上記範囲より高い場合は、香りのバランスが崩れやすく、苦味や異味といった好ましくない風味のエキスとなる傾向がある。
上記抽出工程で得られた抽出物に、更に酵素処理を施すことができる。この酵素処理を更に施すことで、より呈味性に優れたエキスを得ることができる。
上記酵素処理工程で用いる酵素としては、プロテアーゼ、グルタミナーゼ、ヌクレアーゼ、デアミナーゼ、リパーゼなどが挙げられるが、特にプロテアーゼが好ましく使用される。プロテアーゼとしては、エキソ型、エンド型を問わず通常の食品製造に用いられるプロテアーゼを用いることができるが、エキソ型プロテアーゼによれば苦味が少なく味に厚みのあるエキスを得ることができるため、特に好ましく用いられる。
酵素処理条件は特に制限されず、使用する酵素の至適pH、温度及び時間で行うことができる。
また、上記抽出工程で得られた抽出物に、更にpH調整を施すことができる。このpH調整工程を施すことで、酸味が緩和され、より呈味性に優れたエキスを得ることができる。なお、上記酵素処理工程を行う場合、pH調整工程は、酵素処理前の抽出物に対して行ってもよく、酵素処理後の抽出物に対して行ってもよいが、使用する酵素の至適pHが弱酸性〜中性である場合、酵素処理前の抽出物に対して行うのが好ましく、使用する酵素の至適pHが酸性の場合、処理後の抽出物に対して行うのが好ましい。
上記pH調整工程では、魚節類抽出物にアルカリ性物質を添加して、pH4.5〜7.0に調整することが好ましく、pH5.5〜6.0に調整することが更に好ましい。pHが上記範囲よりも低い場合は、有機酸由来の酸味が強くなりすぎ、上記範囲より高い場合は、有機酸の中和生成物及びアルカリ性食品添加物由来の苦味及びえぐ味が強くなる傾向がある。
pH調整に用いるアルカリ性物質としては、通常の食品製造に用いられるアルカリ性の食品添加物を用いることができ、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウムなどが挙げられる。
上記のようにして得られた抽出物を、そのまま、又は公知の方法により固液分離することで抽出原料残渣を除去し、必要に応じて、公知の方法により濃縮、乾燥することで固形分を調製し、魚節類エキスとすることができる。
上記のようにして得られた魚節類エキスは、特徴的な香り及び優れた呈味を有しているので、醤油、味噌、合わせ酢、ソース類(焼きそば、焼きうどん、お好み焼き、野菜炒め等)、たれ類(焼肉、しゃぶしゃぶ、焼き魚、煮魚、納豆、湯豆腐、冷奴、ユッケ等)、つゆ類(めんつゆ、なべつゆ、天つゆ等)、ドレッシング等の調味料類や、カレー、ソースミックス、中華料理の素、混ぜご飯の素、米飯加工品、卵料理の素(卵豆腐、茶碗蒸し、玉子焼き等)等の調理品類、更には、スープ、味噌汁、吸い物等のスープ類や、缶詰類、麺類、漬物、佃煮、惣菜、のり、海藻サラダ、練り製品、米菓、スナック類等、様々な飲食品への利用が期待できる。
以下、実施例を含む試験例を挙げて本発明を更に具体的に説明するが、これらの実施例は本発明を何ら限定するものではない。
<実施例1〜8、比較例1及び試験例1(有機酸濃度)>
下記表1に示すように、抽出溶媒として、水、乳酸濃度を0.5〜20%(w/v)の間で変化させた乳酸水溶液を用い、これらの抽出溶媒に、鰹荒節粗砕品(7mesh:開口2.80mm パス品、以下「鰹荒節」とする)を15%(w/v)の濃度となるようにそれぞれ添加し、オートクレーブにて温度115℃、圧力0.19MPaの条件で60分間加熱加圧処理を行った。得られた抽出液に、水酸化ナトリウムを加え、pH5.5に調整した後、その液部を採取して、実施例1〜8及び比較例1の鰹荒節の抽出液を得た。
上記実施例1〜8及び比較例1の抽出液各2gを、100mLの熱水にてそれぞれ希釈し、香り、呈味について官能評価を行った。官能評価は10名のパネラーにより行い、香り及び呈味(「旨味」並びに「苦味・異味」)について、5:非常に良い、4:良い、3:やや悪い、2:悪い、1:非常に悪い、の5段階で評価し、10名の合計点で25点未満を×、25〜34点を△、35〜44点を○、45点以上を◎と判定した。また、各評価項目について、×を1点、△を2点、○を4点、◎を5点として合計点を求め、評価項目数で割ることで1〜5点の総合評価点を算出し、3点未満を目的品質外として「不可」、3点以上4点未満を好ましい品質として「良」、4点以上をより好ましい品質として「優」の最終評価を下した。この試験結果を表1に示す。
Figure 2018170979
表1の結果から、抽出溶媒として、水を用いた比較例1は、香りが乏しく、旨味も十分ではなかった。これに対して、抽出溶媒として、乳酸水溶液を用いた実施例1〜8では、香り、旨味が良好で、苦味・異味も少なかった。なお、乳酸濃度の増加にともない、抽出液の香りが良くなるものの、20%(w/v)になると、乳酸及びその中和生成物由来の苦味・異味がでてくることがわかる。総合評価点は、乳酸濃度1〜10%(w/v)においてより高いことがわかった。
<実施例9〜16、比較例2及び試験例2(加熱加圧時間)>
下記表2に示すように、鰹荒節を、15%(w/v)の濃度となるように4%(w/v)乳酸水溶液に投入し、オートクレーブにて温度115℃、圧力0.19MPaの条件で、処理時間を0〜180分間の間で変化させて加熱加圧処理を行った。得られた抽出液に水酸化ナトリウムを加えpH5.5に調整した後、その液部を採取して、実施例9〜16及び比較例2の鰹荒節の抽出液を得た。
上記実施例9〜16及び比較例2の抽出液について、試験例1と同様にして、香り及び呈味(「旨味」並びに「苦味・異味」)について官能評価を行った。また、最終評価を試験例1と同様の方法で行った。この試験結果を表2に示す。
Figure 2018170979
上記表2に示されるように、加熱加圧処理を行わない比較例2は、香り、旨味が乏しかった。これに対して、加熱加圧処理を行った実施例9〜16は、香り、旨味が良好であった。ただし、抽出時間が10分では旨味がやや不足し、抽出時間が180分では香りがやや悪くなり、苦味・異味も少し感じられる傾向があった。総合評価点は、加圧・加熱処理時間20〜120分においてより高いことがわかった。
<実施例17〜24及び試験例3(pH)>
下記表3に示すように、鰹荒節を、15%(w/v)の濃度となるように、4%(w/v)乳酸水溶液に投入し、オートクレーブにて温度115℃、圧力0.19MPaの条件で60分間加熱加圧処理を行った。得られた抽出液に水酸化ナトリウムを加えpH4.0〜7.5の間で変化させて調整した後、それらの液部を採取して、実施例17〜24の鰹荒節の抽出液を得た。
上記実施例17〜24の鰹荒節の抽出液について、呈味について官能評価を行った。官能評価は10名のパネラーにより行い、酸味、苦味、えぐ味といった好ましくない味を感じない場合は「良い」、感じる場合は「悪い」として、5:非常に良い、4:良い、3:やや悪い、2:悪い、1:非常に悪い、の5段階で評価し、10名の合計点で25点未満を×、25〜34点を△、35〜44点を○、45点以上を◎と判定した。この結果を表3に示す。
Figure 2018170979
表3に示されるように、pH4.0の実施例17と、pH7.5の実施例24では、やや呈味が悪くなることがわかった。したがって、pHは4.5〜7.0に調整することが好ましいことがわかる。
<実施例25〜27、比較例3〜6>
[実施例25]
鰹荒節を、15%(w/v)の濃度となるように、4%(w/v)乳酸水溶液に投入し、オートクレーブにて温度115℃、圧力0.19MPaの条件で60分間加圧加熱処理を行った。得られた抽出液に水酸化ナトリウムを加えpH5.5に調整した後、その液部を採取して、鰹荒節の抽出液を得た。
[実施例26]
鰹荒節を、15%(w/v)の濃度となるように、4%(w/v)乳酸水溶液に投入し、実施例25と同様の条件で加圧加熱処理を行った後、「ニューラーゼF3G」(商品名、天野エンザイム社製,エンド型プロテアーゼ)0.25g(原料固形の1.5%)を加え、50℃、2時間酵素処理した。得られた酵素処理液を80℃まで加熱し、酵素を失活させた後、水酸化ナトリウムを加えpH5.5に調整し、その液部を採取して、鰹荒節の抽出液を得た。
[実施例27]
鰹荒節を、15%(w/v)の濃度となるように、4%(w/v)乳酸水溶液に投入し、実施例25と同様の条件で加圧加熱処理を行った後、「プロテアーゼM「アマノ」」(商品名、天野エンザイム社製,エキソ型プロテアーゼ)0.25g(原料固形の1.5%)を加え、50℃、2時間酵素処理した。得られた酵素処理液を80℃まで加熱し、酵素を失活させた後、水酸化ナトリウムを加えpH5.5に調整し、その液部を採取して、鰹荒節の抽出液を得た。
[比較例3]
鰹荒節を、15%(w/v)の濃度となるように4%(w/v)乳酸水溶液に投入し、水浴中にて温度85℃にて60分間加熱処理を行った。得られた抽出液に水酸化ナトリウムを加えpH5.5に調整した後、その液部を採取して、鰹荒節の抽出液を得た。
[比較例4]
鰹荒節を、15%(w/v)の濃度となるように水道水に投入し、オートクレーブにて温度115℃、圧力0.19MPaの条件で60分間加圧加熱処理を行った。得られた抽出液に水酸化ナトリウムを加えpH5.5に調整した後、その液部を採取して、鰹荒節の抽出液を得た。
[比較例5]
鰹荒節を、15%(w/v)の濃度となるように4%(w/v)乳酸水溶液に投入し、比較例3と同様の条件で加熱処理を行った後、「プロテアーゼM「アマノ」」(商品名、天野エンザイム社製,エキソ型プロテアーゼ)0.25g(原料固形の1.5%)を加え、50℃、2時間酵素処理した。得られた酵素処理液を80℃まで加熱し、酵素を失活させた後、水酸化ナトリウムを加えpH5.5に調整し、その液部を採取して、鰹荒節の抽出液を得た。
[比較例6]
鰹荒節を、15%(w/v)の濃度となるように水道水に投入し、比較例4と同様の条件で加熱処理を行った後、「プロテアーゼM「アマノ」」(商品名、天野エンザイム社製,エキソ型プロテアーゼ)0.25g(原料固形の1.5%)を加え、50℃、2時間酵素処理した。得られた酵素処理液を80℃まで加熱し、酵素を失活させた後、水酸化ナトリウムを加えpH5.5に調整し、その液部を採取して、鰹荒節の抽出液を得た。
<試験例4(加熱処理条件・抽出溶媒の違いによる香り及び呈味評価)>
前記実施例25、比較例3,4で得られた各抽出液を用いて、手持屈折計(商品名「MASTER-M」、株式会社アタゴ製)により固形分濃度を測定すると共に、ケルダール法により全窒素量を測定した。実施例25及び比較例3の固形分濃度は、抽出液の固形分濃度から4%(w/v)乳酸水溶液の固形分を除した値を求めた。固形分濃度について、3.5%未満を×、3.5〜4.4%を△、4.5〜5.4%を○、5.5%以上を◎と判定した、また、全窒素量について、2.5%未満を×、2.5〜3.4%を△、3.5〜4.4%を○、4.5%以上を◎と判定した。また、試験例1と同様の方法で香り(ハム様の香り)及び呈味(「厚み」ならびに「持続性」)について官能評価を行った。これらの結果をもとに、最終評価を試験例1と同様の方法で行った。試験結果を表4に示す。
Figure 2018170979
表4の結果から、乳酸を用いて加圧加熱処理を施した実施例25は、乳酸を用いて常圧抽出した比較例3や、水を用いて同様の加圧加熱処理を施した比較例4に比べ、高い固形分濃度及び窒素含量を示すエキスが得られることがわかった。また、官能評価の結果から、実施例25のエキスは、ハム様の特徴ある香り及び厚み、持続性のある強い呈味を有することがわかった。
<試験例5(加熱処理条件・抽出溶媒の違いによる香気成分の評価>
前記実施例25、比較例3,4で得られた各抽出液を用いて、抽出液に含まれる香気成分量を下記のガス分析法によって比較した。
(ガス分析法)
Agilent社製のガスクロマトグラフ/質量分析計(GC/MS)によって、鰹節エキスに含まれる香気成分含有量を評価した。試料0.2gを水9.8gで希釈した溶液10gをバイアル中に移し、標準物質のシクロヘキサノールを一定量添加後、50℃で1時間撹拌し、密閉したバイアル中の揮発性成分をツイスターに吸着させた。ツイスターは速やかにGC/MS分析機に供し、クロマトグラフィーを行い、香気成分信号ピークを積分して、溶液中に含まれる全香気成分及びハムに特徴的な香気成分由来ピークのエリア面積を求めた。ハムに特徴的な香気成分としては、参考文献1(小竹佐知子:公益財団法人ソルト・サイエンス研究財団 平成21年度助成研究報告書II,129-136(2013))に報告されている物質のう
ち、検出確認された1-pentanol、1-penten-3-ol、hexanal、heptanal、toluene、2,6-dimethylpyrazineを指標とした。サンプル間の比較は、標準物質のシクロヘキサノールエリア面積で補正し、比較例4の香気成分エリア面積を1とした時の比率を求めることで行い、比較例4に対して1.0倍未満を×、1.0〜1.4倍を△、1.5〜1.9倍を○、2.0倍以上を◎とした。また、最終評価を試験例1と同様の方法で行った。試験結果を表5に示す。
Figure 2018170979
表5の結果から、乳酸を用いて加圧加熱処理を施した実施例25は、水を用いて同様の加圧加熱処理を施した比較例4や、乳酸を用いて常圧抽出した比較例3に比べ、香気成分を多く有する魚節類エキスが得られることがわかった。また、官能評価で得られたハム様の特徴的な香りについても、GC/MSで確認することができた。
<試験例6(加熱処理条件、抽出溶媒、酵素処理の違い)>
前記実施例25〜27、比較例5、6で得られた各抽出液を用いて、試験例4と同様の方法で固形分濃度を測定すると共に、全窒素量を測定した。また、試験例1と同様の方法で香り(ハム様の香り)及び呈味(「厚み」、「持続性」、「苦味・異味」)について官能評価を行った。これらの結果をもとに、最終評価を試験例1と同様の方法で行った。この試験結果を表6に示す。
Figure 2018170979
表6に示されるように、乳酸水溶液を用いて加圧加熱処理した実施例25〜27は、香り及び呈味が良好であることがわかる。
また、乳酸水溶液を用いて加圧加熱処理した後、酵素処理した実施例26、27は、固形分濃度及び全窒素量が増加し、官能検査においても呈味性がより増すことが確認された。
更に、実施例26と実施例27とを比較すると、エキソ型プロテアーゼを用いたエキスは、エンド型プロテアーゼを用いたエキスに比べて、苦味・異味がなく呈味がより好ましいことがわかった。
一方、実施例26、27と、比較例5、6とを比較すると、酵素処理を行っても、常圧加熱した比較例5や、水道水を抽出溶媒とした比較6は、良好な香りや呈味が得られないことがわかる。
<実施例25、28〜32、比較例4及び試験例7(抽出溶媒の違い)>
実施例25において、抽出溶媒として、乳酸水溶液の代わりに、同濃度の酒石酸水溶液、リンゴ酸水溶液、グルコン酸水溶液をそれぞれ使用し、後は実施例25と同様の条件にて、実施例28〜32の鰹荒節の抽出液を得た。
前記実施例25(乳酸水溶液)、実施例28(酒石酸水溶液)、実施例29(リンゴ酸水溶液)、実施例30(グルコン酸水溶液)、実施例31(クエン酸水溶液)、実施例32(酢酸水溶液)、及び前記比較例4(水道水)について、試験例1と同様の方法で香り及び呈味(「旨味」、「苦味・異味」)について官能評価を行った。これらの結果をもとに、最終評価を試験例1と同様の方法で行った。この試験結果を表7に示す。
Figure 2018170979
表7に示されるように、実施例25の乳酸水溶液に限らず、他の有機酸を用いた水溶液を抽出溶媒とした実施例28〜32でも、水道水を用いた比較例4に比べて、香り、呈味の良好な鰹荒節の抽出液が得られることがわかる。特に、乳酸水溶液を用いた実施例25、酒石酸水溶液を用いた実施例28、リンゴ酸水溶液を用いた実施例29が、良好な香り、呈味であった。
<試験例8(ペプチド量の測定)>
前記実施例25〜27及び比較例3〜6で得られた各抽出液を用いて、抽出液に含まれるペプチドの分子量をゲル濾過HPLCにより分析した。分析方法は、下記の通りである。
(ゲル濾過HPLC)
日立ハイテクサイエンス社製のHPLCによって、以下の条件で分析を行った。
カラム:Superdex Peptide 10/30GL(GEヘルスケア社製)
流速:0.5mL/分、温度:25℃、検出器:紫外可視分光光度検出器(モニタ波長:220nm)
溶媒:0.1%トリフルオロ酢酸ー30%アセトニトリル水溶液
分子量スタンダード:Gly(分子量:75)、Gly-Gly(分子量:132)、Gly-Gly-Gly(分子量:189)、MeO-SucAAPVpNA(分子量:590)、Insurin chainB oxidized(分子量:3,496)、Trypsin inhibitor(分子量:6,500)
試料の固形分濃度(乳酸固形分を除く)が1.5%となるよう溶媒による希釈を行い、シリンジフィルター(孔径0.45μm)による濾過を行った後、HPLC分析機に供した。分子量スタンダードの溶出時間をもとに溶出時間帯におけるペプチドの分子量を500以下、500〜1,000、1,000〜5,000、5,000以上の4つの領域に分け、各領域のピークエリア面積を求めた。サンプル間の比較は、比較例6の結果を基準として行った。すなわち比較例6の分子量500〜1000、1000〜5000の領域におけるピークエリア面積を1とした時の比率を求め、比較例6に対して1.0倍以下を×、1.0〜1.4倍を△、1.5〜1.9倍を○、2.0倍以上を◎とした。また、最終評価を試験例1と同様の方法で行った。この試験結果を表8に示す。
Figure 2018170979
実施例25と比較例3、4とを比較すると、乳酸を用いて加圧加熱処理を施すことで、水を用いた同様の抽出の場合や、乳酸を用いた常圧抽出に比べ、ペプチド量が増加することが明らかとなった。なかでも分子量1,000〜5,000の長鎖ペプチドの含有量が特に増加することが確認された。参考文献2(西村敏英:日本調理化学会Vol.36-1,55ー62(2003))によると、分子量1,000〜5,000のペプチド群はその物自体に明確な呈味は示さずに、呈味に強い持続性をもたせることが明らかとなっている。このことから本発明によって得られたエキスにみられる味の持続性は、長鎖ペプチドに由来していることが推察される。
また、実施例26、27の結果から、乳酸水溶液を用いて加圧加熱処理を施した試料を酵素処理することで、上記の長鎖ペプチド量が飛躍的に上昇することが明らかとなった。また、分子量500〜1,000の中鎖ペプチドについてもその含有量の増加が確認された。前記参考文献2及び参考文献3(荒井綜一:日本農芸化学会Vol.10-12,787ー789(1972))によると、分子量1,000以下のペプチドには、それ自体に旨みを有するものがあるほか、旨味増強作用を示すものが知られており、試験例6において確認された実施例25〜27の味の厚みには、こういった中鎖ペプチドが影響しているものと推察される。さらに、実施例26、27と比較例5、6とを比較すると、酵素処理による中〜長鎖ペプチド量の増加は、乳酸水溶液を用いて加圧加熱処理を施した試料においてより顕著にみられることが確認された。このことから本発明の技術により、一般的な酵素処理エキスに比べて呈味がより良好になることがわかる。

Claims (11)

  1. 魚節類を抽出原料とし、有機酸水溶液を抽出溶媒として、加圧加熱条件下で抽出する抽出工程を含むことを特徴とする魚節類エキスの製造方法。
  2. 前記加圧条件は0.1〜0.5MPaである、請求項1に記載の魚節類エキスの製造方法。
  3. 前記加熱条件は100〜150℃である、請求項1又は2に記載の魚節類エキスの製造方法。
  4. 前記加圧条件が0.12〜0.3MPaであり、前記加熱条件が105〜130℃であり、抽出時間が10〜180分である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の魚節類エキスの製造方法。
  5. 前記有機酸水溶液の濃度が0.5〜20%(w/v)である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の魚節類エキスの製造方法。
  6. 前記有機酸水溶液が、乳酸、酢酸、リンゴ酸、クエン酸、グルコン酸、酒石酸、フマル酸、コハク酸、フィチン酸、アジピン酸、イタコン酸、及びアスコルビン酸からなる群より選ばれた少なくとも1種の水溶液である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の魚節類エキスの製造方法。
  7. 前記抽出工程で得られた抽出物に酵素処理を施す酵素処理工程を更に含む、請求項1〜6のいずれか1項に記載の魚節類エキスの製造方法。
  8. 酵素処理に用いる酵素がエキソ型プロテアーゼである、請求項7に記載の魚節類エキスの製造方法。
  9. 前記抽出工程で得られた抽出物のpHを調整するpH調整工程を更に含む、請求項1〜8のいずれか1項に記載の魚節類エキスの製造方法。
  10. 前記pH調整工程において前記抽出物のpHをpH4.5〜7.0に調整する、請求項9に記載の魚節類エキスの製造方法。
  11. 前記魚節類が、鰹節、鯖節、宗田節、まぐろ節、メジ節、いわし節、あじ節、アゴ節、サンマ節、煮干、これらの節削り、これらの生産過程で生じる副生産物、又はこれらの混合物である、請求項1〜10のいずれか1項に記載の魚節類エキスの製造方法。
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