JP2018154249A - ドローン用安全装置および方法ならびにドローン - Google Patents

ドローン用安全装置および方法ならびにドローン Download PDF

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Abstract

【課題】ドローンの墜落時の衝撃を最小限に抑えるとともに、地上にいる人や物に対する安全性をも確保する。【解決手段】ドローンに搭載され、ドローンの墜落時における安全を確保するためのドローン用安全装置10であって、ドローンに備えられ、ドローンのプロペラ110の不具合を検知するための不具合検知部32と、ドローンに備えられ、エアバッグ36が収納されたエアバッグ収納部35と、不具合検知部によって不具合が検知された場合、ドローンのプロペラの駆動を停止させるとともに、エアバッグ収納部に収納されたエアバッグを作動させる信号処理部26とを備える。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、ドローンの墜落時における安全を確保するためのドローン用安全装置および方法、ならびにドローン用安全装置を備えたドローンに関する。
従来、遠隔操縦または自律式のマルチコプター(以下、「ドローン」という)は、安価で、機動性に富んでおり、搭載したカメラ、各種センサ等を活用して、様々な産業分野で利用され始めている。
特開2010−36749号公報 特許第5558978号明細書
http://japanese.engadget.com/2016/05/09/1-parazero-safeair/ (平成28年10月3日検索)
しかしながら、ドローンは、故障時に墜落する可能性が高い。そして、万一墜落した場合、ドローン本体の破損のみならず、地上の人員や物に衝突すると、大事故になる恐れもあるという問題がある。これは、重量の大きいドローン程、深刻である。
本発明が解決しようとする課題は、ドローンの墜落時の衝撃を最小限に抑えるとともに、地上にいる人や物に対する安全性確保に寄与することができるドローン用安全装置および方法、ならびにドローンを提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明では、以下のような手段を講じる。
すなわち、請求項1の発明は、ドローンに搭載され、ドローンの墜落時における安全を確保するためのドローン用安全装置であって、ドローン本体を支持する脚部に取り付けられ、ドローンの墜落時における衝撃を吸収するための例えばダンパのような衝撃吸収手段を備える。
請求項2の発明は、ドローンに備えられ、ドローンのプロペラの不具合を検知するための不具合検知部と、ドローンに備えられ、パラシュートが収納されたパラシュート収納部と、不具合検知部によって不具合が検知された場合、ドローンのプロペラの駆動を停止させるとともに、パラシュート収納部に収納されたパラシュートを上空に射出して開傘させる信号処理部と、を備えた請求項1に記載のドローン用安全装置である。
請求項3の発明は、不具合検知部によって不具合が検知された場合、信号処理部が、不具合が検知されたプロペラと、このプロペラに対向するプロペラの駆動を停止させ、パラシュートを上空に射出し、吊索を伸び切らせた後に、残りのプロペラの駆動を停止させる、請求項2に記載のドローン用安全装置である。
請求項4の発明は、パラシュートの開傘が、火工品を使用することなく実施される、請求項2または3に記載のドローン用安全装置である。
請求項5の発明は、ドローンに搭載され、ドローンの墜落時における安全を確保するためのドローン用安全装置であって、ドローンに備えられ、ドローンのプロペラの不具合を検知するための不具合検知部と、ドローンに備えられ、エアバッグが収納されたエアバッグ収納部と、不具合検知部によって不具合が検知された場合、ドローンのプロペラの駆動を停止させるとともに、エアバッグ収納部に収納されたエアバッグを作動させる信号処理部と、を備える。
請求項6の発明は、不具合検知部によって不具合が検知された場合、信号処理部が、不具合が検知されたプロペラと、このプロペラに対向するプロペラの駆動を停止させ、エアバッグ収納部に収納されたエアバッグを作動させた後に、残りのプロペラの駆動を停止させる、請求項5に記載のドローン用安全装置である。
請求項7の発明は、エアバッグの作動が、火工品を使用することなく実施される、請求項5または6に記載のドローン用安全装置である。
請求項8の発明は、エアバッグ収納部において、収納されたエアバッグを作動させるために、例えば、バネ力を撃針に与えることによって、撃針によって圧縮空気ボンベに穴を開け、圧縮空気ボンベに充填されていた空気を穴から放出させることによってエアバッグを膨張させるエアバッグ作動機構を備えた、請求項5乃至7のうち何れか1項に記載のドローン用安全装置である。
請求項9の発明は、ドローンに備えられ、パラシュートが収納されたパラシュート収納部をさらに備え、不具合検知部によって不具合が検知された場合、信号処理部が、パラシュート収納部に収納されたパラシュートを上空に射出して開傘させる、請求項5または8に記載のドローン用安全装置である。
請求項10の発明は、不具合検知部によって前記不具合が検知された場合、信号処理部が、不具合が検知されたプロペラと、このプロペラに対向するプロペラの駆動を停止させ、パラシュートを上空に射出し、吊索を伸び切らせた後に、残りのプロペラの駆動を停止させる、請求項9に記載のドローン用安全装置である。
請求項11の発明は、パラシュートの開傘と、エアバッグの作動とは、火工品を使用することなく実施される、請求項9または10に記載のドローン用安全装置である。
請求項12の発明は、不具合検知部によって不具合が検知されると、信号処理部が、予め定められた一定時間後に、パラシュートを開傘させる、請求項2、9乃至11のうち何れか1項に記載のドローン用安全装置である。
請求項13の発明は、収納されたパラシュートを開傘させるために、パラシュート収納部においてバネ力を、収納されたパラシュートに与えて、パラシュートをパラシュート収納部から射出させるパラシュート作動機構を備えた、請求項2、9乃至11のうち何れか1項に記載のドローン用安全装置である。
請求項14の発明は、ドローン本体を支持する脚部に取り付けられ、ドローンの墜落時における衝撃を吸収するための例えばダンパのような衝撃吸収手段を備えた請求項5乃至13のうち何れか1項に記載のドローン用安全装置である。
請求項15の発明は、ドローンの浮上を検知するための浮上検知部をさらに備え、信号処理部は、浮上検知部によって、ドローンの浮上が検知されている場合に動作する、請求項2乃至14のうち何れか1項に記載のドローン用安全装置である。
請求項16の発明は、浮上検知部が、ドローンの接地部分に設けられ、ドローンの接地時におけるドローン本体の接地圧力を検知する第1の感圧センサを備え、第1の感圧センサによって接地圧力が検知されない場合に、信号処理部において、ドローンが浮上していると判定する、請求項15に記載のドローン用安全装置である。
請求項17の発明は、不具合検知部が、ドローンの各プロペラを駆動するための各モータの温度異常または電流異常に基づいて、対応するプロペラかモータの不具合を検知する、請求項2乃至14のうち何れか1項に記載のドローン用安全装置である。
請求項18の発明は、不具合検知部が、ドローンの複数のプロペラの各々に対して設けられた複数の第2の感圧センサを備え、信号処理部は、対応するプロペラからの風圧に比例して変化する、各第2の感圧センサの抵抗値を電圧に変換して、各プロペラの回転数を把握し、この回転数が、ドローンの制御装置からの回転数指示値に対して予め定められた値以下である場合または、回転数指示値如何に関わらず予め決定された回転数以下である場合、対応するプロペラかモータに不具合があると判定する、請求項2乃至14のうち何れか1項に記載のドローン用安全装置である。
請求項19の発明は、不具合検知部が、ドローンの複数のプロペラの各々に対して備えられた近赤外LED、光学フィルタ、および受光素子を備え、近赤外LEDが、対応するプロペラに向けて近赤外光を照射し、受光素子が、対応するプロペラによって反射された近赤外光を光学フィルタを経由して受光した後、増幅して信号処理部に出力し、信号処理部では、受光素子によって単位時間当たりに受光された近赤外光をカウントし、何れかの受光素子によるカウント値が、モータドライバから入力したドローン制御装置からの回転数指示値に対して予め定められた値以下である場合または、回転数指示値如何に関わらず予め決定された回転数以下である場合、対応するプロペラかモータに不具合があると判定する、請求項2乃至14のうち何れか1項に記載のドローン用安全装置である。
請求項20の発明は、ドローン用の駆動電源とは独立した、ドローン用安全装置用の駆動電源をさらに備えた、請求項1乃至19のうち何れか1項に記載のドローン用安全装置である。
請求項21の発明は、請求項1乃至20のうち何れか1項に記載のドローン用安全装置を備えたドローンである。
請求項22の発明は、ドローンの墜落時における安全を確保するための方法であって、ドローンが浮上している場合に、ドローンのプロペラの何れかの不具合を検知すると、ドローンのすべてのプロペラの駆動を停止させ、ドローンに備えられたパラシュートを開傘させるとともに、ドローンに備えられたエアバッグを作動させるようにした方法である。
請求項23の発明は、ドローンに搭載され、ドローンの墜落時における安全を確保するためのドローン用安全装置であって、ドローンに備えられ、エアバッグが収納されたエアバッグ収納部と、ドローンに備えられ、パラシュートが収納されたパラシュート収納部と、ドローンが浮上している場合に、ドローンの異常に応じて送出されるドローン用安全装置外部からの強制作動指令に応じて、ドローンのプロペラの駆動を停止させ、パラシュート収納部に収納されたパラシュートを上空に射出して開傘させるとともに、エアバッグ収納部に収納されたエアバッグを作動させる信号処理部と、を備えるドローン用安全装置である。
請求項24の発明は、ドローンの墜落時における安全を確保するための方法であって、ドローンが浮上している場合に、ドローンの異常に応じて送出されるドローン用安全装置外部からの強制作動指令に応じて、ドローンのプロペラの駆動を停止させ、ドローンに備えられたパラシュートを上空に射出して開傘させるとともに、ドローンに備えられたエアバッグを作動させるようにした方法である。
本発明の実施形態のドローン用安全装置の構成例を示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態のドローン用安全装置が搭載されたドローンの外観例を示す斜視図である。 本発明の実施形態のドローン用安全装置が搭載されたドローンの別の外観例を示す斜視図である(浮上検知センサとエアバッグ収納部との設置場所が異なる例)。 本発明の実施形態のドローン用安全装置が搭載されたドローンの別の外観例を示す正面図である(1つのエアバッグ収納部を備えた例)。 風圧センサ方式の不具合検知センサの一例を示す概念図である。 近赤外線方式の不具合検知センサの一例を示す概念図である。 モータドライバの構成例を示す機能ブロック図である。 パラシュート収納筒の一例を示す機能構成図である。 エアバッグボックスの一例を示す機能構成図である。 図2のドローンにおいてパラシュートが開傘しエアバッグが膨張した状態の一例を示す正面図である。 図10に対応する底面図である。 図4のドローンにおいてパラシュートが開傘しエアバッグが膨張した状態の一例を示す正面図である。 図12に対応する底面図である。 パラシュート、エアバッグ、およびダンパの作動範囲を説明するための図である。
以下に、本発明の実施形態のドローン用安全装置を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態のドローン用安全装置の構成例を示す機能ブロック図である。
図2は、本発明の実施形態のドローン用安全装置が搭載されたドローンの外観例を示す斜視図である。
すなわち、同実施形態のドローン用安全装置10は、ドローン100に搭載され、ドローン100の墜落時における安全を確保するためのものである。例示するドローン100は、プロペラ110を6個備えているが、これは一例であって、同実施形態のドローン用安全装置10が適用されるドローン100のプロペラ110の数は、6個に限定されるものではない。
ドローン用安全装置10は、ドローン100の浮上を検知するための浮上検知センサ30(本例では2個)と、プロペラ110の不具合を検知するための不具合検知センサ32(本例では6個)と、プロペラ110の不具合時に開傘されるパラシュート40を備えたパラシュートボックス20と、プロペラ110の不具合時に作動されるエアバッグ36を備えたエアバッグボックス35とを備えている。
図2に示すように、パラシュートボックス20は、ドローン100の本体の上端側に備えられる。
一方、浮上検知センサ30はドローン100の接地部分もしくはその周辺部に設けられる。また、エアバッグボックス35はドローン100の下端側に設けられる。エアバッグボックス35は、エアバッグ36が作動した時に、エアバッグ36がドローン100の最下端よりも下方に位置するようになるのであれば、必ずしも接地部分もしくはその周辺部に設けられる必要は無い。
ドローン本体を支持する脚部115には、下端側にダンパ116が設けられている。このダンパ116は、ドローンの着陸時や、墜落時における衝撃を吸収する衝撃吸収手段として機能する。
なお、図2に示す例では、略正方形を形成する接地部120の4隅のうち、互いに対角する2隅に浮上検知センサ30が備えられ、残りの対角する2隅にエアバッグボックス35が備えられている。
しかしながら、このような配置は一例であって、例えば図3のように、接地部120の4隅ではなく、接地部120の4辺のそれぞれの中点付近に、浮上検知センサ30とエアバッグ作動機構34とを交互に備えるようにしても良い。
また、浮上検知センサ30とエアバッグボックス35との個数は、必ずしも同数である必要は無い。例えば、図4の正面図に示すように、大きな1つのエアバッグボックス35を中央に備えることによって実現することも可能である。
一方、浮上検知センサ30は、ドローン100が浮上していることを確実に検知するために、少なくとも2個以上必要である。
また、不具合検知センサ32は、個々のプロペラ110の直下にそれぞれ設けられており、それぞれが、対応するプロペラ110の回転を検知し、検知結果を信号bとして信号処理部26に出力する。なお、不具合検知センサ32の具体的な構成は、後述する。
パラシュートボックス20はさらに、未開傘のパラシュート40と、パラシュート40を開傘させるためのパラシュート作動機構21と収納されるパラシュート収納筒23に加えて、作動スイッチ22、安全装置用バッテリ24、DCDCコンバータ25、信号処理部26、および警報ブザー28を備えている。
作動スイッチ22をオンにすると、信号処理部26がそれを検知し、ドローン用安全装置10の動作が可能となる。また、安全装置用バッテリ24からの電源が、DCDCコンバータ25を介してドローン用安全装置10全体に供給される。さらには、安全装置用バッテリ24からの電源が、DCDCコンバータ25を介して、制御用電源rとして、モータドライバ130およびブザーへ供給される。安全装置用バッテリ24は、ドローン100の本体の電源とは別個に設けられており、これによって、ドローン用安全装置10は、ドローン100の電源に異常があった場合であっても、影響を受けず、ドローン用安全装置10と独立して動作することが可能となっている。
このように、ドローン用安全装置10の動作が可能な状態で、ドローン100を起動させ、プロペラ110が正常に回転し、ドローン100が地上から浮上すると、浮上検知センサ30内の感圧センサの荷重が大きく低減し、それに比例して抵抗値も大きく変化する。浮上検知センサ30は、この抵抗値の変化を信号aとして信号処理部26に出力する。これにより、信号処理部26は、ドローン100が浮上していると認識する。
また、各不具合検知センサ32は、対応するプロペラ110の回転を検知し、検知結果を、信号bとして信号処理部26に出力する。信号処理部26では、対応するプロペラ110の回転が、プロペラ回転数制御信号pによるドローン制御装置(図示せず)からの回転数指示値に対して予め定められた値以下である場合または、回転数指示値如何に関わらず予め決定された回転数以下である場合、対応するプロペラ110に不具合があると判定する。
不具合検知センサ32の具体例について、図1、図5および図6を用いて説明する。
図5は、不具合検知センサ32の一例である風圧センサ方式の概念図であって、感圧センサ33aを備えて構成される風圧方式の不具合検知センサ32の例である。図5に示すような風圧センサ方式の不具合検知センサ32は、対応するプロペラ110からの風圧に比例して感圧センサの抵抗が変化するが、この抵抗値を信号bとして信号処理部26に出力する。図1に示す信号処理部26では、対応するプロペラからの風圧に比例して変化する、感圧センサ33aの抵抗値を電圧に変換して、各プロペラの回転数を把握し、この回転数が、後述する段落[0056]に示すモータドライバ130からの回転数制御信号pによる回転数指示値に対して予め定められた値以下である場合または、回転数指示値如何に関わらず予め決定された回転数以下である場合、前記対応するプロペラ110かモータ140に不具合があると判定する。また、不具合検知センサ32の側面または底面には、水抜き穴33bが設けられており、内部に貯まった雨水等の水が、水抜き穴33bから抜け出るようにしている。
一方、図6は、不具合検知センサの別の例である近赤外線センサ方式の概念図である。近赤外線センサ方式の不具合検知センサは、近赤外LED33c、光学フィルタ33d、受光素子33eおよび増幅器33fを備えて構成される。このような近赤外線センサ方式の不具合検知センサでは、近赤外LED33cが、対応するプロペラ110に向けて近赤外光cを照射し、光学フィルタ33dが、太陽光のような外来光を遮断する一方、プロペラ110によって反射された近赤外光dを透過して、受光素子33eに出力する。受光素子33eは、光学フィルタ33dによってフィルタ出力された近赤外光dを受光するとそれを電気信号に変換し、その電気信号は、増幅器33fにて増幅して信号bとして信号処理部26に出力する。図1に示す信号処理部26では、受光素子33eによって単位時間当たりに受光された近赤外光をカウントし、何れかの受光素子によるカウント値が、後述する段落[0056]に示すモータドライバ130からの回転数制御信号pによる回転数指示値に対して予め定められた値以下である場合または、回転数指示値如何に関わらず予め決定された回転数以下である場合、対応するプロペラ110かモータ140に不具合があると判定する。また、近赤外光cの反射率を改善し、プロペラ110の回転数に関わる検出精度を高めるため、プロペラ110の裏面は、白色に塗装するか、白色テープを張り付けるようにしている。
回転異常等のプロペラ110の不具合を検知するために、これら不具合検知センサ32に加えて、またはその代わりに、各プロペラ110を駆動するための各モータ140へ、ドローン制御装置(図示せず)から送られるプロペラ回転数制御信号pに応じてモータ駆動信号jを提供する各モータドライバ130において検知されるモータ140の異常(温度、電流値)に基づいて、信号処理部26において、プロペラ110かモータ140の不具合を判定するようにしてもよい。
図7は、モータドライバ130の構成例を示す機能ブロック図である。
モータドライバ130は、MPU 131、ドライバAMP 132、AMP 133、および電流センサ134を備えていて、不具合検知センサ32と同様の機能を有する。
万が一、対応するプロペラ110の欠損や脱落があった場合、モータトルクが低下するので、電流センサ134によって検知される電流は、プロペラ回転数制御信号pによるプロペラ回転数指示値に対する通常の電流値とは異なる数値となる。したがって、MPU 131は、その異常を検知できる。MPU 131はまた、過電流か、極端に少ない負荷電流(負荷オープン)あるいは、モータ140の温度異常kにより、モータ140本体の異常を検知できる。MPU 131は、これら異常を検知した場合、モータ出力信号mにモータ異常ステータスを重畳して信号処理部26へ送る。また、MPU 131は、DCDCコンバータ25を介して安全装置用バッテリ24から提供された制御用電源rをも受け取る。さらにMPU131は、ドローン制御装置(図示せず)からのプロペラ回転数制御信号pをモータ出力信号mとして信号処理部26に常時出力する。
信号処理部26は、浮上検知センサ30からの、信号aにより、ドローン100の浮上が検知されている場合に、何れかの不具合検知センサ32からの信号bによりプロペラ110かモータ140に不具合があると自身で判定した場合、あるいは、モータドライバ130からのモータ出力信号mにモータ異常ステータス信号が出力されると、特定のプロペラ110の駆動を停止させるために、特定のプロペラ110を駆動しているモータドライバ130へプロペラ停止信号eを出力する。
例えば、1個または2個の不具合検知センサ32からの信号bによりプロペラ回転異常が検知された場合、あるいは、1個または2個のモータドライバ130からモータ異常信号mが出力された場合、すなわち、1個または2個のプロペラ110の不具合が検知された場合、信号処理部26は、不具合が検知されたプロペラ110および対向するプロペラのモータドライバ130へ、プロペラ停止信号eを出力し、このモータドライバ130によって駆動されるモータ140を停止させ、これらプロペラ110を停止させる。これによって、ドローン100の姿勢の上下反転等を防止する。同時に、パラシュート作動機構21を作動させるために、信号処理部26はさらに、パラシュート収納筒23に設けられたパラシュート作動機構21へ作動信号fを出力する。また、パラシュート40の作動と同時に、エアバッグ36を膨張させるために、信号処理部26は、エアバッグ作動機構34に作動信号gを出力する。これに応じて、パラシュート作動機構21およびエアバッグ作動機構34が作動を開始する。これによってパラシュート40が射出されるとともに、エアバッグ36が膨張する。
次に、信号処理部26は、パラシュート40の吊索が伸び切るまでの時間経過後(例えば、約1秒経過後)に、全て(本実施形態では例えば6個)のモータドライバ130へプロペラ停止信号を出力する。これによって、モータドライバ130は、モータへのモータ駆動信号jを遮断し、全てのプロペラ110を停止させる。以上により、ドローン100が自由落下に入る前にパラシュート40の吊索41を伸び切らせて、開傘高度の低下を阻止するようにしている。
信号処理部26はさらに、パラシュート作動機構21への作動信号fおよびエアバッグ作動機構34への作動信号gの出力と同時に、警報ブザー28へ、作動信号iを出力する。これに応じて、警報ブザー28が鳴動し、地上の人員に対して注意喚起する。
一方、3個以上の不具合検知センサ32から信号bが出力された場合、すなわち、3個以上のプロペラ110の不具合が検知された場合、信号処理部26は、全て(実施形態では例えば6個)のモータドライバ130へプロペラ停止信号eを出力する。これを受けたモータドライバ130は、モータ駆動信号jを遮断することによって、全てのプロペラ110を停止させる。信号処理部26は、プロペラ停止信号eの出力と同時に、警報ブザー28に対して、作動信号iを出力する。これに応じて、警報ブザー28が鳴動し、地上の人員に対して注意喚起する。また、ドローン制御装置(図示せず)から安全装置強制作動信号hが入力された場合、信号処理部26は、上記と同様の動作を行う。ここで、安全装置強制作動信号hは、ドローンの操作員が、ドローンの異常を察知した場合に、自らドローン制御装置(図示せず)にドローン用安全装置の作動を指示する命令を送出した場合または、ドローン制御装置(図示せず)自身が、地上から通信信号が電波障害などを受けて異常動作するか或いは途絶することも含めた、ドローンの異常を検知した場合にドローン制御装置(図示せず)からドローン用安全装置に送出される信号を意味する。
上述したように、信号処理部26は、パラシュート作動機構21に作動信号fを、エアバッグ作動機構34に作動信号gを出力し、パラシュート作動機構21およびエアバッグ作動機構34を作動させる。これに応じて、パラシュート作動機構21およびエアバッグ作動機構34が作動を開始する。以下に、パラシュート作動機構21およびエアバッグ作動機構34の作動の詳細を説明する。
図8は、パラシュート収納筒23の一例を示す機能構成図である。
図8に図示されるパラシュート作動機構21は、トレイ50、バネ52、ワイヤ53、固定ブロック54、安全ピン55、カム56、およびサーボモータ57を備えている。
トレイ50は、未開傘のパラシュート40を収納するためのパラシュート収納部51内に配置されており、底面には、ワイヤ53が固定されている。ワイヤ53は、パラシュート収納部51の下部に設けられパラシュート作動機構21を貫通している穴60を通って延びており、下端に固定ブロック54が固定されている。パラシュート収納部51には、トレイ50の下部にバネ52が配置されている。
パラシュート収納筒23に未開傘のパラシュート40を収納する場合には、穴60の下端開口部から固定ブロック54に接続されたひも付きリング59を図中下方に向けて引き、トレイ50を下降させることによってバネ52を圧縮する。固定ブロック54を十分な長さに引いたならば、カム56によって固定ブロック54が上方に戻らないように固定する。これによって、バネ52は圧縮されたままとなり、パラシュート収納部51に、未開傘のパラシュート40を収納するための空間が確保されるようになる。その後、固定ブロック54からひも付きリング59を取り外す。
また、固定ブロック54を十分に引いた位置に対応する、パラシュート収納筒23の側面位置には、安全ピン55を通すための対向する2つの穴が開いている。また、これら2つの穴に対応するように、固定ブロック54に貫通穴が設けられている。
パラシュート収納筒23の一方の穴から、安全ピン55を、固定ブロック54の貫通穴を通って、パラシュート収納筒23の逆側の側面位置の穴まで通すことによって、固定ブロック54を、パラシュート収納筒23に固定する。
これによって、万が一、カム56が回転し、カム56が固定ブロック54を固定しなくなった場合であっても、固定ブロック54は、安全ピン55によってパラシュート収納筒23に固定されているので、圧縮されたバネ52が延びることはない。
この状態で、カバー58を開け、パラシュート収納筒23の図中上方から、未開傘のパラシュート40をトレイ50の上に配置する。このようにしてパラシュート収納部51に未開傘のパラシュート40を収納した後に、カバー58を閉じる。そして、ドローン用安全装置10を作動させる場合には、安全ピン55を抜く。これによって、固定ブロック54は、カム56のみによって固定されるようになる。
信号処理部26から出力される作動信号fは、パラシュート作動機構21のサーボモータ57へ入力される。サーボモータ57は、作動信号fを入力されると、回転を開始する。サーボモータ57にはカム56が固定されており、サーボモータ57が回転すると、カム56も連動して回転し、固定ブロック54の固定が解除される。
これによって、圧縮されたバネ52のバネ力が解放され、パラシュート40が図中上方向へと押し上げられ、カバー58が開き、パラシュート40が上方へと射出される。このようにして、パラシュート40が開傘されるようになる。
図9は、エアバッグボックス35の一例を示す機能構成図である。
エアバッグボックス35の内部には、空気流通路68が設けられており、空気流通路68の内部に、バネ61、固定ブロック62、安全ピン63、撃針64、および圧縮空気ボンベ67を備えている。また、空気流通路68の周囲に、サーボモータ65、カム66、およびエアバッグ36を備えている。
バネ61、固定ブロック62、安全ピン63、撃針64、サーボモータ65、カム66、および圧縮空気ボンベ67は、図1に示すエアバッグ作動機構34を構成する。
空気流通路68のサーボモータ65側の一端には、バネ61の一端が固定されている。バネ61の他端は、固定ブロック62の裏面に固定されている。固定ブロック62の表面には、撃針64が固定されている。エアバッグ作動機構34を作動させるためには、先ず、固定ブロック62を押してバネ61を圧縮させる。
固定ブロック62を十分に押した位置に対応する、空気流通路68の側面位置には、安全ピン63を通すための対向する2つの穴が開いている。また、これら2つの穴に対応するように、固定ブロック62に貫通穴が設けられている。
固定ブロック62を十分に押し、バネ61を十分に圧縮させたならば、カム66によって固定ブロック62を固定する。これによって、バネ61は圧縮されたままとなる。
さらに、空気流通路68の側面位置に設けられた穴から、安全ピン63を、固定ブロック62の貫通穴を通って、空気流通路68の逆側の側面位置の穴まで通すことによって、固定ブロック62を、空気流通路68に固定する。
これによって、万が一、カム66が回転し、カム66が固定ブロック62を固定しなくなった場合であっても、固定ブロック62は、安全ピン63によって固定されているので、圧縮されたバネ61が延びることはない。
この状態で、空気流通路68の他端(サーボモータ65が配置されている側とは反対側)に圧縮空気ボンベ67を配置するとともに、空気流通路68に沿ってエアバッグ36を配置する。
そして、ドローン用安全装置10を作動させる前には、安全ピン63を抜く。これによって、固定ブロック62は、カム66のみによって固定されるようになる。
信号処理部26からエアバッグ作動機構34へ出力される作動信号gは、サーボモータ65へ入力される。サーボモータ65は、作動信号gを入力されると、回転を開始する。サーボモータ65にはカム66が固定されており、サーボモータ65が回転すると、カム66も連動して回転し、固定ブロック62の固定が解除される。
これによって、圧縮されたバネ61のバネ力が解放され、固定ブロック62が、空気流通路68内を圧縮空気ボンベ67に向かって勢いよく移動し、固定ブロック62の表面側に固定されている撃針64が、圧縮空気ボンベ67の封止部に穴を開けることによって、圧縮空気ボンベ67に充填されていた空気を、空気流通路68へ放出させることによってエアバッグ36を膨張させる。
図10は、図2のように2つのエアバッグボックス35が設けられたドローン100においてパラシュート40が開傘し、エアバッグ36が膨張した状態の一例を示す正面図である。図11は、図10に対応する底面図である。図12は、図4のように1つのエアバッグボックス35が設けられたドローン100においてパラシュート40が開傘し、エアバッグ36が膨張した状態の一例を示す正面図である。図13は、図12に対応する底面図である。
このように、同実施形態のドローン用安全装置10によれば、パラシュート40の開傘、および、エアバッグ36の膨張のいずれも、火工品を使用することなく実施される。非特許文献1には、ドローンが浮上中に故障した場合、ドローンをパラシュートで降下させる技術が開示されているが、パラシュートを開傘するために火工品が使用されており、日本国内では、火薬取締法の制約対象となる。したがって、非特許文献1で開示されているような技術は、日本国内での実施は現実的ではないのに対して、同実施形態のドローン用安全装置10は、そのような制約を受けることなく実施することができる。
さらには、同実施形態のドローン用安全装置10は、パラシュート40およびエアバッグ36が誤作動なく、かつ確実に作動するように、以下のような対策が講じられている。
すなわち、ドローン用安全装置10は、ドローン100用の電源とは独立している専用の安全装置用バッテリ24によって駆動されるので、ドローン100の電源系に不具合が生じた場合であっても、パラシュート40およびエアバッグ36を確実に作動させることができる。
また、ドローン用安全装置10を作動させない場合には、安全ピン55によって固定ブロック54を固定し、安全ピン63によって固定ブロック62を固定することによって、パラシュート40およびエアバッグ36の誤作動を阻止することができる。
さらには、ドローン用安全装置10の作動は、浮上検知センサ30および信号処理部26によるドローン100の浮上の検知が前提となっているので、ドローン100が浮上していない場合におけるパラシュート40およびエアバッグ36の誤作動をも阻止することができる。
そして、ドローン100が浮上している間は、不具合検知センサ32および信号処理部26が、対応するプロペラ110による風圧を検知するか、または、近赤外光を対応するプロペラ110に向けて照射し、対応するプロペラ110からの単位時間当たりの反射光をカウントすることにより、プロペラ110の回転数を個々に検知することができる。そして、検知された風圧または回転数が、プロペラ回転数制御信号pによるドローン制御装置(図示せず)からの回転数指示値に対して予め定められた値以下である場合または、回転数指示値如何に関わらず予め決定された回転数以下である場合、対応するプロペラ110かモータ140に不具合があると判定することができる。
あるいは、対応するプロペラ110の欠損や脱落があった場合のモータトルクの低下に伴う電流の変化や、モータ140に異常があった場合の過電流か、極端に少ない負荷電流(負荷オープン)、または、モータ140の温度異常を検知することによっても、対応するプロペラ110かモータ140に不具合があると判定することができる。
上述したように、同実施形態のドローン用安全装置10は、パラシュート40を確実に開傘させることが可能となる。しかしながら、パラシュート40は、ドローン100の高度が低い場合には、開傘が間に合わず、パラシュート40による衝撃吸収機能を期待できない場合がある。したがって、同実施形態のドローン用安全装置10では、パラシュート40による衝撃吸収効果を期待できない高度からの墜落に対しては、エアバッグ36による衝撃吸収効果を利用し、エアバッグ36の作動も間に合わないような低い高度からの墜落に対しては、ダンパ116による衝撃吸収効果を利用するようにしている。このような衝撃吸収効果の使い分けを、図14を用いて説明する。
図14は、パラシュート40、エアバッグ36、およびダンパ116の作動範囲を説明するための図であり、横軸が作動許容時間(s(秒))であり、左縦軸が高度(m)であり、右縦軸が着地速度(m/s)である。また、左縦軸の左側に、パラシュート40、エアバッグ36、およびダンパ116それぞれの作動範囲を示している。また、曲線Aは落下距離(h=1/2gt)であり、直線Bは速度(V=gt)を示している。
作動範囲Rでは、パラシュート40の最低開傘高度は20mと仮定している。また、エアバッグ36の最低作動高度は後述する段落[0097]から、5mであり、ダンパ116は作動のための準備時間を要しないことから最低作動高度は0mである。
曲線Aにおけるプロット(1)に示すように、最低開傘高度20mにおけるエアバッグ36の作動許容時間は、約2(s)以下であるが、作動時間は常識的範囲の約1(s)とする。
これは、プロット(2)により、エアバッグ36が、地上5(m)以上で有効であり、5(m)以下で無効であることを意味する。
従って、ドローン100を、高度5(m)からエアバッグ36なしで自由落下させてもドローン100が破損しないように、ダンパ116を備えている。
次に、パラシュートの最低開傘高度と仮定した高度20mから、60kgのドローン本体がパラシュート未開傘の状態で自由落下した場合、プロット(3)に示す着地速度20(m/s)が、0.01(s)で0(m/s)まで減速したとする。この時の衝撃力は、F=(mv)/t(式1)で算出され、120(kN)となる。
これが、エアバッグ36により、t=0.02(s)となった場合、着地時の衝撃力は、(式1)から60(kN)となる。この数値は、エアバッグ無しでの着地速度10(m/s)に同じであり、プロット(4)から導かれるプロット(2)に示す高度5(m)からの自由落下と同等の数値となる。これは、前述した段落[0096]に示すダンパ116によりドローン100を破損させない自由落下高度に同じであることを意味する。
以上説明したように、同実施形態に係るドローン用安全装置10によれば、例えば高度20(m)以上のように、パラシュート40が作動できる十分に高い高度においてプロペラ110の不具合が発生した場合、パラシュート40と、エアバッグ36と、ダンパ116とによって、ドローン100の墜落時の衝撃を吸収することができる。
また、例えば高度5〜20(m)のように、パラシュート40の作動が間に合わない低い高度においてプロペラ110の不具合が発生した場合であっても、エアバッグ36と、ダンパ116とによって、ドローン100の墜落時の衝撃を吸収することができる。
さらには、例えば高度5(m)以下のように、パラシュート40のみならず、エアバッグ36の作動も間に合わない高度においてプロペラ110の不具合が発生した場合であっても、ダンパ116によって、ドローン100の墜落時の衝撃を吸収することができる。
このように、同実施形態に係るドローン用安全装置10は、パラシュート40、エアバッグ36、およびダンパ116からなる3つの機能によって、ドローン100がどの高度から墜落した場合であっても、墜落時の衝撃を最小限に抑えることができる。
同実施形態のドローン用安全装置10によれば、上述したように、高い高度(例えば20m以上)からの墜落時には、パラシュート40、エアバッグ36、およびダンパ116による3つの機能によって、確実に衝撃を吸収することができる。
また、パラシュート40の開傘が間に合わない中位の高度(例えば5m〜20m)であっても、エアバッグ36とダンパ116の機能によって、衝撃を吸収することができる。
さらには、エアバッグ36の作動も間に合わない低い高度(例えば〜5m)であっても、ダンパ116の機能によって、衝撃を吸収することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10 ドローン用安全装置、20 パラシュートボックス、21 パラシュート作動機構、22 作動スイッチ、23 パラシュート収納筒、24 安全装置用バッテリ、25 DCDCコンバータ、26 信号処理部、28 警報ブザー、30 浮上検知センサ、32 不具合検知センサ、33a 感圧センサ、33b 水抜き穴、33c 近赤外LED、33d 光学フィルタ、33e 受光素子、33f 増幅器、33g ドライブ回路、34 エアバッグ作動機構、35 エアバッグボックス、36 エアバッグ、40 パラシュート、41 吊索、50 トレイ、51 パラシュート収納部、52 バネ、53 ワイヤ、54 固定ブロック、55 安全ピン、56 カム、57 サーボモータ、58 カバー、59 ひも付きリング、60 穴、61、バネ、62 固定ブロック、63 安全ピン、64 撃針、65 サーボモータ、66 カム、67 圧縮空気ボンベ、68 空気流通路、100 ドローン、110 プロペラ、115 脚部、116 ダンパ、120 接地部、130 モータドライバ、131 MPU、132 ドライバAMP、133 AMP、134 電流センサ、140 モータ。
すなわち、請求項1の発明は、ドローンに搭載され、ドローンの墜落時における安全を確保するためのドローン用安全装置であって、ドローン本体を支持する脚部に取り付けられ、ドローンの墜落時における衝撃を吸収するための例えばダンパのような衝撃吸収手段と、ドローンに備えられ、ドローンのプロペラの不具合を検知するための不具合検知部と、ドローンに備えられ、パラシュートが収納されたパラシュート収納部と、不具合検知部によって不具合が検知された場合、ドローンのプロペラの駆動を停止させるとともに、パラシュート収納部に収納されたパラシュートを上空に射出して開傘させる信号処理部と、ドローンの浮上を検知するための浮上検知部と備え、信号処理部は、浮上検知部によって、前記ドローンの浮上が検知されている場合に動作する、ドローン用安全装置である。
請求項の発明は、不具合検知部によって不具合が検知された場合、信号処理部が、不具合が検知されたプロペラと、このプロペラに対向するプロペラの駆動を停止させ、パラシュートを上空に射出し、吊索を伸び切らせた後に、残りのプロペラの駆動を停止させる、請求項に記載のドローン用安全装置である。
請求項の発明は、パラシュートの開傘が、火工品を使用することなく実施される、請求項またはに記載のドローン用安全装置である。
請求項の発明は、ドローンに搭載され、ドローンの墜落時における安全を確保するためのドローン用安全装置であって、ドローンに備えられ、ドローンのプロペラの不具合を検知するための不具合検知部と、ドローンに備えられ、エアバッグが収納されたエアバッグ収納部と、不具合検知部によって不具合が検知された場合、ドローンのプロペラの駆動を停止させるとともに、エアバッグ収納部に収納されたエアバッグを作動させる信号処理部と、ドローンの浮上を検知するための浮上検知部とを備え、信号処理部は、浮上検知部によって、ドローンの浮上が検知されている場合に動作する。
請求項の発明は、不具合検知部によって不具合が検知された場合、信号処理部が、不具合が検知されたプロペラと、このプロペラに対向するプロペラの駆動を停止させ、エアバッグ収納部に収納されたエアバッグを作動させた後に、残りのプロペラの駆動を停止させる、請求項に記載のドローン用安全装置である。
請求項の発明は、エアバッグの作動が、火工品を使用することなく実施される、請求項またはに記載のドローン用安全装置である。
請求項7の発明は、エアバッグ収納部において、収納されたエアバッグを作動させるために、例えば、バネ力を撃針に与えることによって、撃針によって圧縮空気ボンベに穴を開け、圧縮空気ボンベに充填されていた空気を穴から放出させることによってエアバッグを膨張させるエアバッグ作動機構を備えた、請求項乃至のうち何れか1項に記載のドローン用安全装置である。
請求項の発明は、ドローンに備えられ、パラシュートが収納されたパラシュート収納部をさらに備え、不具合検知部によって不具合が検知された場合、信号処理部が、パラシュート収納部に収納されたパラシュートを上空に射出して開傘させる、請求項またはに記載のドローン用安全装置である。
請求項の発明は、不具合検知部によって前記不具合が検知された場合、信号処理部が、不具合が検知されたプロペラと、このプロペラに対向するプロペラの駆動を停止させ、パラシュートを上空に射出し、吊索を伸び切らせた後に、残りのプロペラの駆動を停止させる、請求項に記載のドローン用安全装置である。
請求項10の発明は、パラシュートの開傘と、エアバッグの作動とは、火工品を使用することなく実施される、請求項またはに記載のドローン用安全装置である。
請求項11の発明は、不具合検知部によって不具合が検知されると、信号処理部が、予め定められた一定時間後に、パラシュートを開傘させる、請求項乃至10のうち何れか1項に記載のドローン用安全装置である。
請求項12の発明は、収納されたパラシュートを開傘させるために、パラシュート収納部においてバネ力を、収納されたパラシュートに与えて、パラシュートをパラシュート収納部から射出させるパラシュート作動機構を備えた、請求項乃至10のうち何れか1項に記載のドローン用安全装置である。
請求項13の発明は、ドローン本体を支持する脚部に取り付けられ、ドローンの墜落時における衝撃を吸収するための例えばダンパのような衝撃吸収手段を備えた請求項乃至12のうち何れか1項に記載のドローン用安全装置である。
請求項14の発明は、浮上検知部が、ドローンの接地部分に設けられ、ドローンの接地時におけるドローン本体の接地圧力を検知する第1の感圧センサを備え、第1の感圧センサによって接地圧力が検知されない場合に、信号処理部において、ドローンが浮上していると判定する、請求項に記載のドローン用安全装置である。
請求項15の発明は、不具合検知部が、ドローンの各プロペラを駆動するための各モータの温度異常または電流異常に基づいて、対応するプロペラかモータの不具合を検知する、請求項乃至13のうち何れか1項に記載のドローン用安全装置である。
請求項16の発明は、不具合検知部が、ドローンの複数のプロペラの各々に対して設けられた複数の第2の感圧センサを備え、信号処理部は、対応するプロペラからの風圧に比例して変化する、各第2の感圧センサの抵抗値を電圧に変換して、各プロペラの回転数を把握し、この回転数が、ドローンの制御装置からの回転数指示値に対して予め定められた値以下である場合または、回転数指示値如何に関わらず予め決定された回転数以下である場合、対応するプロペラかモータに不具合があると判定する、請求項乃至13のうち何れか1項に記載のドローン用安全装置である。
請求項17の発明は、不具合検知部が、ドローンの複数のプロペラの各々に対して備えられた近赤外LED、光学フィルタ、および受光素子を備え、近赤外LEDが、対応するプロペラに向けて近赤外光を照射し、受光素子が、対応するプロペラによって反射された近赤外光を光学フィルタを経由して受光した後、増幅して信号処理部に出力し、信号処理部では、受光素子によって単位時間当たりに受光された近赤外光をカウントし、何れかの受光素子によるカウント値が、モータドライバから入力したドローン制御装置からの回転数指示値に対して予め定められた値以下である場合または、回転数指示値如何に関わらず予め決定された回転数以下である場合、対応するプロペラかモータに不具合があると判定する、請求項乃至13のうち何れか1項に記載のドローン用安全装置である。
請求項18の発明は、ドローン用の駆動電源とは独立した、ドローン用安全装置用の駆動電源をさらに備えた、請求項1乃至17のうち何れか1項に記載のドローン用安全装置である。
請求項19の発明は、請求項1乃至18のうち何れか1項に記載のドローン用安全装置を備えたドローンである。
請求項20の発明は、ドローンの墜落時における安全を確保するための方法であって、ドローン浮上が検知されている場合に、ドローンのプロペラの何れかの不具合を検知すると、ドローンのすべてのプロペラの駆動を停止させ、ドローンに備えられたパラシュートを開傘させるとともに、ドローンに備えられたエアバッグを作動させるようにした方法である。
請求項21の発明は、ドローンに搭載され、ドローンの墜落時における安全を確保するためのドローン用安全装置であって、ドローンに備えられ、エアバッグが収納されたエアバッグ収納部と、ドローンに備えられ、パラシュートが収納されたパラシュート収納部と、ドローンの浮上を検知するための浮上検知部と、浮上検知部によって、ドローン浮上が検知されている場合に、ドローンの異常に応じて送出されるドローン用安全装置外部からの強制作動指令に応じて、ドローンのプロペラの駆動を停止させ、パラシュート収納部に収納されたパラシュートを上空に射出して開傘させるとともに、エアバッグ収納部に収納されたエアバッグを作動させる信号処理部と、を備えるドローン用安全装置である。
請求項22の発明は、ドローンの墜落時における安全を確保するための方法であって、ドローン浮上が検知されている場合に、ドローンの異常に応じて送出されるドローン用安全装置外部からの強制作動指令に応じて、ドローンのプロペラの駆動を停止させ、ドローンに備えられたパラシュートを上空に射出して開傘させるとともに、ドローンに備えられたエアバッグを作動させるようにした方法である。

Claims (24)

  1. ドローンに搭載され、前記ドローンの墜落時における安全を確保するためのドローン用安全装置であって、
    ドローン本体を支持する脚部に取り付けられ、前記ドローンの墜落時における衝撃を吸収するための衝撃吸収手段を備えたドローン用安全装置。
  2. 前記ドローンに備えられ、前記ドローンのプロペラの不具合を検知するための不具合検知部と、
    前記ドローンに備えられ、パラシュートが収納されたパラシュート収納部と、
    前記不具合検知部によって前記不具合が検知された場合、前記ドローンのプロペラの駆動を停止させるとともに、前記パラシュート収納部に収納されたパラシュートを上空に射出して開傘させる信号処理部と、
    を備えた請求項1に記載のドローン用安全装置。
  3. 前記信号処理部は、前記不具合検知部によって前記不具合が検知された場合、不具合が検知されたプロペラと、このプロペラに対向するプロペラの駆動を停止させ、前記パラシュートを上空に射出し、吊索を伸び切らせた後に、残りのプロペラの駆動を停止させる、請求項2に記載のドローン用安全装置。
  4. 前記パラシュートの開傘が、火工品を使用することなく実施される、請求項2または3に記載のドローン用安全装置。
  5. ドローンに搭載され、前記ドローンの墜落時における安全を確保するためのドローン用安全装置であって、
    前記ドローンに備えられ、前記ドローンのプロペラの不具合を検知するための不具合検知部と、
    前記ドローンに備えられ、エアバッグが収納されたエアバッグ収納部と、
    前記不具合検知部によって前記不具合が検知された場合、前記ドローンのプロペラの駆動を停止させるとともに、前記エアバッグ収納部に収納されたエアバッグを作動させる信号処理部と、
    を備えたドローン用安全装置。
  6. 前記信号処理部は、前記不具合検知部によって前記不具合が検知された場合、不具合が検知されたプロペラと、このプロペラに対向するプロペラの駆動を停止させ、前記エアバッグ収納部に収納されたエアバッグを作動させた後に、残りのプロペラの駆動を停止させる、請求項5に記載のドローン用安全装置。
  7. 前記エアバッグの作動が、火工品を使用することなく実施される、請求項5または6に記載のドローン用安全装置。
  8. 前記エアバッグ収納部において、前記収納されたエアバッグを作動させるために、圧縮空気ボンベに充填されていた空気によって前記エアバッグを膨張させるエアバッグ作動機構を備えた、請求項5乃至7のうち何れか1項に記載のドローン用安全装置。
  9. 前記ドローンに備えられ、パラシュートが収納されたパラシュート収納部をさらに備え、 前記信号処理部は、前記不具合検知部によって前記不具合が検知された場合、前記パラシュート収納部に収納されたパラシュートを上空に射出して開傘させる、請求項5または8に記載のドローン用安全装置。
  10. 前記信号処理部は、前記不具合検知部によって前記不具合が検知された場合、不具合が検知されたプロペラと、このプロペラに対向するプロペラの駆動を停止させ、前記パラシュートを上空に射出し、吊索を伸び切らせた後に、残りのプロペラの駆動を停止させる、請求項9に記載のドローン用安全装置。
  11. 前記パラシュートの開傘と、前記エアバッグの作動とは、火工品を使用することなく実施される、請求項9または10に記載のドローン用安全装置。
  12. 前記不具合検知部によって前記不具合が検知されると、前記信号処理部が、予め定められた一定時間後に、前記パラシュートを開傘させる、請求項2、9乃至11のうち何れか1項に記載のドローン用安全装置。
  13. 前記収納されたパラシュートを開傘させるために、前記パラシュート収納部においてバネ力を、前記収納されたパラシュートに与えて、前記パラシュートを前記パラシュート収納部から射出させるパラシュート作動機構を備えた、請求項2、9乃至11のうち何れか1項に記載のドローン用安全装置。
  14. ドローン本体を支持する脚部に取り付けられ、前記ドローンの墜落時における衝撃を吸収するための衝撃吸収手段を備えた請求項5乃至13のうち何れか1項に記載のドローン用安全装置。
  15. 前記ドローンの浮上を検知するための浮上検知部をさらに備え、
    前記信号処理部は、前記浮上検知部によって、前記ドローンの浮上が検知されている場合に動作する、請求項2乃至14のうち何れか1項に記載のドローン用安全装置。
  16. 前記浮上検知部が、前記ドローンの接地部分に設けられ、前記ドローンの接地時におけるドローン本体の接地圧力を検知する第1の感圧センサを備え、前記第1の感圧センサによって接地圧力が検知されない場合に、前記信号処理部において、前記ドローンが浮上していると判定する、請求項15に記載のドローン用安全装置。
  17. 前記不具合検知部が、前記ドローンの各プロペラを駆動するための各モータの温度異常または電流異常に基づいて、対応するプロペラかモータの不具合を検知する、請求項2乃至14のうち何れか1項に記載のドローン用安全装置。
  18. 前記不具合検知部が、前記ドローンの複数のプロペラの各々に対して設けられた複数の第2の感圧センサを備え、
    前記信号処理部は、対応するプロペラからの風圧に比例して変化する、前記各第2の感圧センサの抵抗値を電圧に変換して、各プロペラの回転数を把握し、この回転数が、前記ドローンの制御装置からの回転数指示値に対して予め定められた値以下である場合または、回転数指示値如何に関わらず予め決定された回転数以下である場合、前記対応するプロペラかモータに不具合があると判定する、請求項2乃至14のうち何れか1項に記載のドローン用安全装置。
  19. 前記不具合検知部が、前記ドローンの複数のプロペラの各々に対して備えられた近赤外LED、光学フィルタ、および受光素子を備え、
    前記近赤外LEDが、対応するプロペラに向けて近赤外光を照射し、前記受光素子が、前記対応するプロペラによって反射された近赤外光を前記光学フィルタを経由して受光した後、増幅して前記信号処理部に出力し、前記信号処理部は、前記受光素子によって単位時間当たりに受光された近赤外光をカウントし、何れかの受光素子によるカウント値が、モータドライバから入力したドローン制御装置からの回転数指示値に対して予め定められた値以下である場合または、回転数指示値如何に関わらず予め決定された回転数以下である場合、対応するプロペラかモータに不具合があると判定する、請求項2乃至14のうち何れか1項に記載のドローン用安全装置。
  20. 前記ドローン用の駆動電源とは独立した、ドローン用安全装置用の駆動電源をさらに備えた、請求項1乃至19のうち何れか1項に記載のドローン用安全装置。
  21. 請求項1乃至20のうち何れか1項に記載のドローン用安全装置を備えたドローン。
  22. ドローンの墜落時における安全を確保するための方法であって、
    前記ドローンが浮上している場合に、前記ドローンのプロペラの何れかの不具合を検知すると、前記ドローンのすべてのプロペラの駆動を停止させ、
    前記ドローンに備えられたパラシュートを開傘させるとともに、前記ドローンに備えられたエアバッグを作動させるようにした方法。
  23. ドローンに搭載され、前記ドローンの墜落時における安全を確保するためのドローン用安全装置であって、
    前記ドローンに備えられ、エアバッグが収納されたエアバッグ収納部と、
    前記ドローンに備えられ、パラシュートが収納されたパラシュート収納部と、
    前記ドローンが浮上している場合に、前記ドローンの異常に応じて送出されるドローン用安全装置外部からの強制作動指令に応じて、前記ドローンのプロペラの駆動を停止させ、前記パラシュート収納部に収納されたパラシュートを上空に射出して開傘させるとともに、前記エアバッグ収納部に収納されたエアバッグを作動させる信号処理部と、
    を備えるドローン用安全装置。
  24. ドローンの墜落時における安全を確保するための方法であって、
    前記ドローンが浮上している場合に、前記ドローンの異常に応じて送出されるドローン用安全装置外部からの強制作動指令に応じて、前記ドローンのプロペラの駆動を停止させ、前記ドローンに備えられたパラシュートを上空に射出して開傘させるとともに、前記ドローンに備えられたエアバッグを作動させるようにした方法。
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