JP2005127905A - 流向流速計 - Google Patents

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Abstract

【課題】 流体の流方向を検出するとともに、流体の流速をも測定することの出来る流向流速計に関するものである。
【解決手段】 翼車6の各プロペラaが2カ所の光結合を通過する毎に、ピックオフ手段2aによりパルスを検出し、この検出された各パルスの配列順序から、翼車6のプロペラaの回転方向を求め、次いで、このプロペラの回転方向から流体の流れる方向を決定するようにして、翼車6が不均一な回転をした場合でも、流体の流方向及び流速を正確に判定するようにした。又、翼車6のプロペラaとともに回転するリング23でプロペラaを包囲し、このリング23にバーコード24を表示し、このバーコード24を、ピックオフ手段で読み取ったパルスの配列順序から、翼車6のプロペラaの回転方向を求め、次いで、プロペラaの回転方向から流体の流れる方向を判定するようにした。
【選択図】 図1

Description

この発明は、流体の流方向を検出するとともに、流体の流速をも測定することの出来る流向流速計に関するものである。
一般に、家庭用から各種工業分野まで、流体の速度や流量等の各種の計測が広く行われている。各種流体計測に用いられるセンサ部としては、圧力センサ、超音波センサ、機械式センサ、光センサ、熱式センサ、磁気センサ等多くの形式のものがある。これら各種形式のセンサ部の中で機械式センサは、一般に精度が高く、流速流量計として多く使用されている。そして、機械式センサには、体積流量、流速等を測定するものとして、翼車式のものがある。
従来、翼車式のセンサ部を用いた流速計50は、図9〜図10に示すように、配管内を流れる流体中に挿入されるセンサ部51と配管と結合させるためのカップリング部52と検出部53とがシャフト54により連結されている。翼車式の流体計測用のセンサ部51は、翼車55が配管内を流れる流体により回転し、この翼車55の回転数を検出部53において検出して、流体の流量、速度が計測されるように構成されている。なお、流速計50と配管との結合は、カップリング部52により結合され、配管内の流体が外部に漏れないように締め付けられている。なお、56はハンドルである。
この従来形式のものは、翼車式のセンサ部51を単に配管内の流体中に配置して、翼車55の回転数を検出するように構成されているので、配管中を流れる流体の速度は検出することは出来るが、配管中を流れている流体の流方向を判定することは出来なかった。
しかしながら、実際の水道工事等の現場においては、配管内を流れている流体は必ずしも一定方向に流れているのではない。そのため、実際に流体の流れている流方向を把握する必要がしばしば生じていたが、実際には流体の流方向を把握することは出来なかった。そこで、何とか流体の流方向をも検出することの出来る流向流速計が求められていた。
そこで、出願人は、先に、流体の流方向を検出することが出来るとともに、流速をも測定することの出来る流向流速計について出願した。この出願にかかる流向流速計100は、図11に示すように、土中に挿入されるシャフト7の上端部分には、流方向及び流速を測定し、演算する演算表示部4と、この演算表示部4の下方に固定されているハンドル8とが固定されている。そして、このハンドル8を押圧して、流向流速計100の一部は、消火栓の口金等を介して土中の配管9内に挿入される。さらに、シャフト7の下端部分には、配管9内を流れる流体中に配置されるセンサ部2とこのセンサ部2の上方には配管9と流向流速計100とを気密に結合させるためのカップリング部5とがそれぞれ固定されている。
そして、図12に示すように、センサ部2は、流体が通過する円筒状のハウジング3と、このハウジング3内の中心部に位置するようにハウジング3に軸支されている翼車軸(翼車軸受け2bに軸支されている)と、この翼車軸に回転自在にベアリング装着された複数枚のプロペラa(a、a、a……)を有する翼車6(ここでは、6枚プロペラの翼車が使用されている)と、ハウジング3の内壁面に設けられ、翼車6が回転すると、各プロペラの通過を検出するフォトセンサ2cを有するピックオフ手段2aとにより構成されている。
さらに、センサ部2の翼車6は、6枚のプロペラa、a、a……が不均一な配置間隔で固定されている。図12に示す場合には、6枚のプロペラaは、55°、60°、65°、55°、60°、65°の配置間隔となっている。そして、センサ部2を流体中にセットすると、翼車6が回転し、6枚のプロペラa、a、a……がピックオフ手段2aを通過する毎に、パルスが出力するように構成されている。
このように構成されているので、図13〜図14に示すように、まず、電源オンオフ250により、電源をオンにするとともに、各種の必要なデータを初期設定160により実行する。流方向を測定する場合には、図14に示すように、翼車6の6枚のプロペラa(プロペラ番号a、a、a、a、a、a)が回転すると、プロペラaがセンサ部2のピックオフ手段2aを通過する毎にパルスが発生し、このパルスはパルス検出170により検出される。
この際、翼車6のプロペラa、a、a……は、図12に示すように、65°、60°、55°の順序で、且つ不均一な配置間隔で配置されているので、ピックオフ手段2aにより検出されるパルスは、プロペラ番号aとa及びaとaとのプロペラ間隔=65°の時はパルス間隔=t、プロペラ番号aとa及びaとaとのプロペラ間隔=60°の時はパルス間隔=t、プロペラ番号aとa及びaとaとのプロペラ間隔=55°の時はパルス間隔=tとなる3つのパルス間隔で各パルスが検出される。
従って、図14に示すように、翼車6がプロペラ番号a→a→a→a→a→a→a→……の方向に回転している時、即ち、配管9内を流れる流体が流方向Xの場合には、検出される各パルスのパルス間隔の配列順序は、t、t、tの順序で検出される。
同様に、翼車6のプロペラaが、プロペラ番号a→a→a→a→a→a→a→……の方向に回転している時、即ち、流方向Xと反対方向である流方向Yの場合には、検出される各パルスのパルス間隔の配列順序は、t、t、tの順序で検出される。
そのため、プロペラa、a、a……がピックオフ手段2aを通過する毎に検出される各パルスのパルス間隔を、パルス間隔読取180で読み取り、次いで、パルス間隔の配列順序検出190において、この読み取ったパルス間隔の配列順序が、t→t→tの順序であるか、t→t→tの順序であるかを流方向判定200において判定することにより、配管9内を流れている流体の流方向を決定することが出来る。
なお、流体の流速を測定する場合には、まず、ピックオフ手段2aにより検出された各パルスから回転数演算210において、翼車6のプロペラaの回転数を求める。翼車6のプロペラaの回転数が求まれば、流速演算220において、その時の流速が求められる。このようにして求められた流方向及び流速は、表示110に表示されるように構成されている。
このように、先に出願人が出願した上記形式のものは、翼車6の複数枚のプロペラa(a、a、a、a、a、a)の配置間隔を、不均一に配置し、この不均一に配置した翼車6の各プロペラaが通過する毎に、ピックオフ手段2aによりパルスを検出する。この検出された各パルスのパルス間隔の配列順序から翼車6のプロペラaの回転方向を求めるとともに、この翼車6のプロペラaの回転方向から流体の流れる流方向を決定するようにしている。従って、水道水等のように、きれいな流体の場合には、何ら問題はないが、浮遊物のある汚れた流体の場合には、この流体中のゴミ等の浮遊物がプロペラaに衝突したり、引っかかったりすると、翼車6のプロペラaの回転速度が不均一となる。そのため、ピックアップされたパルス間隔の配列順序は、正確なものではない。従って、流体の流方向を正確に判定することが出来ないという問題が発生した。
請求項1に係る発明は、流体の通過により回転する複数枚のプロペラを有する翼車を備えた流体計測用のセンサ部と、センサ部で計測した結果を演算し表示する演算表示部とを有する流向流速計において、翼車の各プロペラが通過する毎に、パルスを検出するピックオフ手段を設け、このピックオフ手段は、少なくとも1個の発光素子と少なくとも2個の受光素子とを、翼車のプロペラが通過可能な間隙を介在させて対向配置してなる2カ所の光結合とし、この2カ所の光結合で検出された各パルスの配列順序から、翼車のプロペラの回転方向を求めるとともに、このプロペラの回転方向から流体の流れる方向を決定するようにしたものであり、請求項2に係る発明は、ピックオフ手段で検出したパルスから翼車のプロペラの回転数を求め、この回転数から流体の流速を計測するようにしたものである。
請求項3に係る発明は、流体の通過により回転する複数枚のプロペラを有する翼車を備えた流体計測用のセンサ部と、センサ部で計測した結果を演算し表示する演算表示部とを有する流向流速計において、センサ部は、翼車のプロペラの頂部を包囲して、プロペラaとともに回転し、外周面にバーコードリーダを表示したリングと、このリングの外周囲に離間して配置された円筒状のハウジングとを有し、このハウジングに、リングに表示されたバーコードを読み取るピックオフ手段を設け、このピックオフ手段で検出したバーコードのパルス信号の配列順序から、翼車のプロペラの回転方向を求めるとともに、この翼車のプロペラの回転方向から流体の流れる方向を決定するようにしたものであり、請求項4に係る発明は、ピックオフ手段は、反射型センサを用いたものであり、請求項5に係る発明は、ピックオフ手段は、互いに離間した2カ所の光結合を有し、この2カ所の光結合は、バーコードのバー幅より狭い間隔に互いに離間して配置したものであり、請求項6に係る発明は、ピックオフ手段で検出したパルス信号から翼車のプロペラの回転数を求め、この回転数から流体の流速を計測するようにしたものである。
請求項1〜請求項2に係る発明は、上記のようにしたので、翼車のプロペラにゴミ等が絡まってプロペラの回転が不規則な場合でも、配管内を流れる流体の流方向を正確に決定することが出来る。従って、川や溝等を流れる汚れた流体の流方向をも測定することが出来る。さらに、翼車のプロペラの配置間隔を均等にしても流体の流方向を測定することが出来るので、翼車の製造が容易である。又、回路的にも簡単である。さらに、流速をも測定することが出来る。
請求項3〜請求項6に係る発明は、上記のように構成したので、上記請求項1と同様な効果がある。さらに、リング表面に表示されたバーコードを読み取るようにしたので、プロペラにゴミ等が付着した場合であっても確実に流体の流れる方向を判定することが出来る。又、ピックオフ手段の回路構成が非常に簡単になる。
翼車6の各プロペラaが通過する毎に、パルスを検出するピックオフ手段2aとして、2カ所の光結合を設け、この光結合をプロペラaが通過する毎に、ピックオフ手段2aによりパルスを検出し、この検出された各パルスの配列順序から、翼車のプロペラの回転方向を求め、次いで、このプロペラの回転方向から流体の流れる方向を決定するようにして、翼車6が不規則な回転をした場合でも、流体の流方向を正確に判定出来るようにした。又、プロペラaとともに回転するリング23でプロペラaを包囲し、このリング23にバーコード24を表示し、このバーコード24を読み取って翼車6のプロペラaの回転方向を求め、次いで、プロペラaの回転方向から流体の流れる方向を判定するようにした。
この発明の第1の実施例を、図1〜図5、図11に基づいて詳細に説明する。
図1〜図2は、この発明による流向流速計1(図11参照)のセンサ部2を示すもので、図1は、センサ部2の要部平面図及びT−T線断面図、図2は、ピックオフ手段2aとして2カ所の光結合A、Bを構成する発光素子3C及び受光素子3A、3Bの配置状態を示す模式図である。図3は、演算表示部4の要部ブロック図、図4は、図3のブロック図の一部を示すもので、翼車6のプロペラaの回転を2カ所の光結合A、Bでそれぞれ検出し、処理するブロック図、図5a、図5bは、それぞれ翼車6のプロペラaが、回転する方向により検出されるパルスと順序回路13の出力信号の波形図で、図5aはAパルスが進んでいる場合、図5bはBパルスが進んでいる場合にそれぞれ回転した場合を示している。なお、この実施例では、順序回路13は、Dフリップ・フロップが用いられている。
図1〜図2において、センサ部2は、流体が通過する両端開放型の円筒状のハウジング3と、このハウジング3内の中心部に位置するようにハウジング3に軸支されている翼車軸10と、この翼車軸10に回転自在にベアリング装着された複数枚のプロペラa(a、a、a……)とを有する翼車6(この実施例では、6枚プロペラの翼車が使用されている)と、円筒状のハウジング3の内壁面に設けられ、翼車6が回転すると、各プロペラaの通過を検出するピックオフ手段2aと、により構成されている。なお、翼車6は、流体により錆びることのない金属部材で形成してもよく、又、人体に影響のない合成樹脂等の材質で形成してもよい。
この実施例の場合には、翼車6の各プロペラa(a、a、a……)の通過を検出するピックオフ手段2aは、1個の発光素子3Cと2個の受光素子3A、3Bとにより構成される2カ所の光結合A、Bで、それぞれ光信号を検出するように構成されている。そして、光結合A、Bは、図1、図2に示すように、ハウジング3の長さ方向内壁面には、発光素子3Cを取り付けた発光素子用リブ3aと発光素子3Cからの放射光を受光する2個の受光素子3B、3Bを取り付けた受光素子用リブ3bとが、プロペラaの先端部分が通過可能な間隙Mを介在させて対向配置されており、さらに、受光素子用リブ3bには、2個の受光素子3A、3Bが、翼車軸10方向に互いに離間して配置されている。従って、この発光素子3Cと2個の受光素子3A、3Bとにより構成される2カ所の光結合A、Bで、各プロペラa(a、a、a……)の通過が検出されるように構成されている。
そして、翼車6は、6枚のプロペラa、a、a……が、図1に示すように、60度の均一な配置間隔で翼車軸10に固定されている。従って、翼車6が回転すると、6枚のプロペラa、a、a……の先端部分が、発光素子用リブ3aと受光素子用リブ3bとの間隙Mを通過する毎に、即ち、光結合A、Bを通過する毎に、発光素子3Cからの光信号は、図2に示すように、2カ所の光結合A、Bでそれぞれ検出され、電気信号に変換されるように構成されている。
図3に示すように、演算表示部4には、初期設定11、光結合A、BによるA、Bパルス検出12、順序回路13、出力レベル判定14、流方向判定15、翼車6の回転数演算16、回転数からの流速演算17、外部のコンピュータ(図示せず)やその他の計測機器等へデータを伝送するインタフェース18が内蔵されており、翼車6のプロペラaの回転により、光結合A、Bでそれぞれ検出されたA、Bパルスから流体の流方向、流速が算出されるように構成されている。19は電源オンオフである。
パルス検出12では、図4に示すように、光結合A、Bで検出されたAパルス、Bパルスが検出され、バッファCを介してそれぞれ順序回路13に入力される。順序回路13としては、この実施例では、Dフリップ・フロップが用いられている。出力レベル判定14では、図5a及び図5bに示すように、順序回路13の出力信号の出力レベルが判定される。この実施例の場合には、図5aに示すように、Aパルスが進んでいる場合には、出力レベルは+5Vが出力するように構成されており、図5bに示すように、Bパルスが進んでいる場合には、出力信号の出力レベルは0Vが出力するように構成されている。流方向判定15では、出力レベルから翼車6の回転方向を判定している。
図3において、演算表示部4の表示20には、セグメントタイプのLCDが使用されており、この実施例では、先に出願人が出願したものと同様な表示形式が用いられているので、詳細な説明は省略する。なお、この実施例では、適用可能な配管の口径は、ψ75〜500mm程度、検出可能な流速は、5cm/sec〜相当流速程度、センサ部2の最大挿入量は、地表から1000〜1500mmとして設計されている。
次に、実際に消火栓やサドル分水栓等(図示せず)が設置されている配管9内を流れる流体(水道水が使用されている場合)の流方向及び流速を測定する場合について説明する。
まず、従来例で用いた図11を参照して説明すると、消火栓やサドル分水栓等の口金部分(図示せず)からこの流向流速計100(この実施例では流向流速計1とし、以下、流向流速計1と記す)のセンサ部2を挿入し、消火栓やサドル分水栓等の口金にカップリング部5を結合させる。次いで、流向流速計1にコンベックス(図示せず)を取り付け、消火栓やサドル分水栓等を全開にする。その後、エア抜きバルブ(図示せず)より流向流速計1内部のエアを十分に抜いた後、バルブを閉鎖する。なお、分水サドル(図示せず)で使用する場合には、カップリング部5を分水サドル用のカップリング部に交換すればよい。
この状態で、ハンドル8を把持してセンサ部2を配管9の底面まで押し下げ、この時の挿入長をコンベックス(図示せず)で読み取った後、再度ハンドル8を把持して、配管9の口径の半分の距離を引き上げて、センサ部2が配管9の口径の中心部へ位置するようにセットする。次いで、センサ部2固定用のノブ(図示せず)を回転してセンサ部2を固定する。この状態では、流体がセンサ部2のハウジング3内を通過し、翼車6が回転する。このように、流体の通過により翼車6が回転すると、図1に破線で示すように、各プロペラaの先端部分が、光結合A、Bを構成する発光部3Cと受光部3A及び発光部3Cと受光部3Bとの間隙Mを通過する毎にAパルス及びBパルスが発生するように構成されている。
そこで、図3に示すように、電源オンオフ19により、電源をオンにするとともに、各種の必要なデータを初期設定11により実行する。まず、流方向を測定する場合について説明する。翼車6が回転すると、翼車6の6枚のプロペラa(プロペラ番号a、a、a、a、a、a)が、センサ部2のピックオフ手段2a、即ち、2カ所の光結合A及び光結合Bを通過する毎に発生するAパルス及びBパルスが、A、Bパルス検出12により検出される。
従って、図1、図2に示すように、翼車6がプロペラ番号a→a→a→a→a→a→a→……の方向に回転している時、即ち、配管9内を流れる流体の流方向がR方向の場合、即ち、Aパルスが進んでいる時には、図5aに示すように、光結合Aで先にAパルスが検出され、続いて光結合BでBパルスが検出される。即ち、AパルスがBパルスより早く立ち上がる。
同様に、翼車6がプロペラ番号a→a→a→a→a→a→a→……の方向に回転している時、即ち、流方向Rと反対方向である流方向Lの場合には、図5bに示すように、光結合Bで先にBパルスが検出され、続いて光結合Aで、Aパルスが検出される。即ち、BパルスがAパルスより先に立ち上がる。
そこで、光結合A、光結合Bを通過する毎に検出される各パルスは、図4に示すように、バッファCを介して順序回路13に入力される。そして、その出力信号は、出力レベル判定14においてその出力レベルが判定される。出力レベルが、+5Vであるか0Vであるかに基づいて、流方向判定15において、配管9内を流れている流体の流方向が決定される。
次に、流体の流速を測定する場合には、まず、ピックオフ手段2aにより検出された各パルスから翼車6の回転数を求める。翼車6のプロペラaの回転数が求まれば、従来の方法により、流速を求めることが出来る。
このようにして求められた流方向は、流方向を表示する表示20に、流方向Lあるいは流方向Rを示す<<<あるいは>>>として表示され、流速は、同様に、数字で表示される。なお、測定データ等の各種のデータは、インタフェース18により外部のコンピュータや計測機器などに伝送することも出来る。
この発明の第2の実施例を、図6〜図7に基づいて詳細に説明する。
図6〜図7は、この発明による流向流速計21のセンサ部22を示すもので、図6は、センサ部22の要部平面図及びU−U線断面図である。図7は、リング23に表示したバーコード24のピックオフ手段22aとして、反射型センサを配置した状態を示す模式図である。なお、実施例1と同一のものは、同一名称、同一番号を使用する。
この第2の実施例では、センサ部22は、図6に示すように、翼車6の6枚のプロペラa、a、a……は、60度の均一な配置間隔で翼車軸10に回転自在にベアリング装着されている。さらに、このプロペラ頂部はリング23で包囲されており、このリング23の内壁面には、6枚のプロペラ先端が固定されており、翼車6のプロペラaの回転とともに、リング23も回転するように構成されている。そして、このリング23の外周面には、図6、図7に示すように、バー幅やこの配置間隔が異なるバーコード24が表示されている。
さらに、翼車6のプロペラaを内壁面に固定したリング23の外周囲には、間隙Nを介在させて、ハウジング3で包囲されており、このハウジング3の内壁面には、リング23の外周面に表示されているバーコード24を読み取るための反射型センサ22bがリブ25に取り付けられている。
即ち、この実施例2の場合には、翼車6のプロペラaの回転方向を検出するためのピックオフ手段22aは、リング23の外周面に表示したバーコード24とこのバーコード24を読み取るためにハウジング3に設けた1個の反射型センサ22bとにより構成されている。従って、翼車6が回転すると、リング23外周面に表示されているバーコード24は、反射型センサ22bで検出されるように構成されている。
このように構成されているので、翼車6が回転すると、反射型センサ22bにより、リング23の外周面に表示されているバーコード24が、パルス信号として検出される。この検出されたパルス信号の配列順序から、流方向が決定される。
この発明の第3の実施例を、図8に基づいて説明する。
図8は、リング23に表示したバーコード24aのピックオフ手段22aとしてセンサ部22に2個の反射型センサ22A、22Bを配置した状態を示す模式図である。なお、実施例2と同様な構成は、その説明を省略する。
第3の実施例では、プロペラaを包囲しているリング23の外周面には、図8に示すように、バー幅とこの配置間隔が等しいバーコード24aが表示されている。さらに、プロペラaを内壁面に固定したリング23の周囲には、間隙を介在させて、ハウジング3(図1参照)で包囲されており、このハウジング3の内壁面には、リング23外壁面に表示されているバーコード24aを読み取るための2個の反射型センサ22A、22Bが、リブ(図示せず)に互いに離間して2カ所に取り付けられている。なお、2カ所の反射型センサ22A、22Bは、バーコード24aのバー幅より狭い間隔で互いに離間して配置されている。
このように構成されているので、プロペラaとともにリング23が回転すると、2カ所の反射型センサ22A、22Bで検出されるパルスの立ち上がり時間は、回転方向により異なる。従って、実施例1と同様に、出力信号の出力レベルが、+5Vであるか0Vであるかに基づいて、流方向判定15において、配管9内を流れている流体の流方向が決定される。
この発明による流向流速計1、21は、上下水道の配管内、油送管内等を流れる流体の流方向や流速、その他、ゴミ等で汚染された箇所を流れる流体の流方向や流速をも測定出来る。又、配管内を流れる流体に限らず、河川の流方向や流速等、いかなる箇所を流れる流体でも、この流向方向及び流速を測定することが出来る。
この発明の第1の実施例を示すもので、センサ部2の要部平面図及びT−T線断面図である。 この発明の第1の実施例を示すもので、光結合A、Bの配置状態を示す模式図である。 この発明の第1の実施例を示すもので、演算表示部4の要部ブロック図である。 この発明の第1の実施例を示すもので、2カ所の光結合A、Bでそれぞれ検出し、処理するブロック図である。 この発明の第1の実施例を示すもので、Aパルスが進んでいる場合の波形図である。 この発明の第1の実施例を示すもので、Bパルスが進んでいる場合の波形図である。 この発明の第2の実施例を示すもので、センサ部22の要部平面図及びU−U線断面図である。 この発明の第3の実施例を示すもので、リング23に表示したバーコード24のピックオフ手段22aとして、反射型センサを配置した状態を示す模式図である。 この発明の第3の実施例を示すもので、リング23に表示したバーコード24aのピックアップ手段22aとしてセンサ部22に2個の反射型センサ22A、22Bを配置した状態を示す模式図である。 従来の流速計50の斜視図ある。 従来の流速計50の要部斜視図ある。 流向流速計1、21、100の要部構成を示すもので、センサ部2を水道管等の配管9内に挿入した状態を示す要部斜視図である。 出願人が先に出願したもので、センサ部2の要部平面図である。 出願人が先に出願したもので、演算表示部4の要部ブロック図である。 出願人が先に出願したもので、翼車6のプロペラa、a……の配置間隔を不均一にした場合のパルスの波形図である。
符号の説明
1、21 流向流速計
2、22 センサ部
2a、22a ピックオフ手段
4 演算表示部
6 翼車
a(a、a…) プロペラ
23 リング
24、24a バーコード
A、B 光結合
3A、3B 受光素子
3C 発光素子
M 発光素子3Cと受光素子3A、3Bとの間隙
N ハウジング3とリング23との間隙

Claims (6)

  1. 流体の通過により回転する複数枚のプロペラを有する翼車を備えた流体計測用のセンサ部と、前記センサ部で計測した結果を演算し表示する演算表示部とを有する流向流速計において、
    前記翼車の各プロペラが通過する毎に、パルスを検出するピックオフ手段を設け、
    このピックオフ手段は、少なくとも1個の発光素子と少なくとも2個の受光素子とを、前記翼車のプロペラが通過可能な間隙を介在させて対向配置してなる2カ所の光結合とし、
    この2カ所の光結合で検出された各パルスの配列順序から、前記翼車のプロペラの回転方向を求めるとともに、このプロペラの回転方向から前記流体の流れる方向を決定すること
    を特徴とする流向流速計。
  2. 前記ピックオフ手段で検出したパルスから翼車のプロペラの回転数を求め、この回転数から前記流体の流速を計測すること
    を特徴とする請求項1に記載の流向流速計。
  3. 流体の通過により回転する複数枚のプロペラを有する翼車を備えた流体計測用のセンサ部と、前記センサ部で計測した結果を演算し表示する演算表示部とを有する流向流速計において、
    前記センサ部は、翼車のプロペラの頂部を包囲して、このプロペラとともに回転し、外周面にバーコードを表示したリングと、このリングの外周囲に離間して配置された円筒状のハウジングとを有し、
    このハウジングに、前記リングに表示された前記バーコードを読み取るピックオフ手段を設け、
    このピックオフ手段で検出した前記バーコードのパルス信号の配列順序から、前記翼車のプロペラの回転方向を求めるとともに、この翼車のプロペラの回転方向から前記流体の流れる方向を決定すること
    を特徴とする流向流速計。
  4. 前記ピックオフ手段は、反射型センサを用いたこと
    を特徴とする請求項3に記載の流向流速計。
  5. 前記ピックオフ手段は、互いに離間した2カ所の光結合を有し、
    この2カ所の光結合は、前記バーコードのバー幅より狭い間隔に互いに離間して配置したこと
    を特徴とする請求項3に記載の流向流速計。
  6. 前記ピックオフ手段で検出したパルス信号から翼車のプロペラの回転数を求め、この回転数から前記流体の流速を計測すること
    を特徴とする請求項3〜請求項5にそれぞれ記載の流向流速計。
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