JP2018153896A - 保持機構、移載装置、ハンドリングロボットシステム及びロボットハンドリング方法 - Google Patents

保持機構、移載装置、ハンドリングロボットシステム及びロボットハンドリング方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明が解決しようとする課題は、小型かつ物品状態のセンシングを両立する保持機構、移載装置、ハンドリングロボットシステム及びロボットハンドリング方法を提供することである。【解決手段】実施形態の保持機構は、第1保持部と、前記第1保持部と第1方向に対向する第2保持部と、前記第1保持部と繋がり前記第1保持部を前記第1方向に移動可能な第1ガイドと、前記第1ガイドを前記第1方向に移動可能な第2ガイドと、前記第2保持部と繋がり前記第2保持部を前記第1方向に移動可能な第3ガイドと、前記第3ガイドを前記第1方向に移動可能であって、前記第2ガイドと前記第1方向に並ぶ第4ガイドと、前記第1保持部と前記第2保持部の間の距離を変化させる駆動機構と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明の実施形態は、保持機構、移載装置、ハンドリングロボットシステム及びロボットハンドリング方法に関する。
近年、物流分野では、通信販売の拡大による物品(荷物、ワークなどとも称される)の取扱量が増加傾向にある。一方、国内においては、少子高齢化を背景とした労働力不足が懸念されており、物流センター等の省人化及び自動化ニーズが急速に高まっている。最新の物流センターでは、自動保管、入出庫、搬送及び仕分け等にマテリアルハンドリング装置が活用されている。マテリアルハンドリング装置の保持機構は、多関節マニピュレータの先端部に配置され、2つの保持部により物品を挟持する機構が多く採用されている。物品のピッキングや詰め合わせといった作業は、多種多様な物品を保持する必要がある。例えば、大きい物品を保持する場合は、それぞれの保持部を大きく駆動させる必要があるため、保持機構が大型化する。柔らかい物品等を正確に保持する場合は、物品の状態や周囲環境をセンシングするセンサを設ける必要があるため、保持機構が大型化及び複雑化する。
このように、保持機構の大型化により、狭い空間に載置された物品等を正確に保持できず、依然人手に頼った作業が多い。また、物品の状態や周囲環境を正確にセンシングすることが難しく、保持した物品を破損させることも多い。
保持機構の小型化と物品状態のセンシングを両立させた保持機構の開発が望まれている。
特開2006−35329号公報 特許第5861255号公報
本発明が解決しようとする課題は、小型かつ物品状態の正確なセンシングを両立する保持機構、移載装置、ハンドリングロボットシステム及びロボットハンドリング方法を提供することである。
実施形態の保持機構は、第1保持部と、前記第1保持部と第1方向に対向する第2保持部と、前記第1保持部と繋がり前記第1保持部を前記第1方向に移動可能な第1ガイドと、前記第1ガイドを前記第1方向に移動可能な第2ガイドと、前記第2保持部と繋がり前記第2保持部を前記第1方向に移動可能な第3ガイドと、前記第3ガイドを前記第1方向に移動可能であって、前記第2ガイドと前記第1方向に並ぶ第4ガイドと、前記第1保持部と前記第2保持部の間の距離を変化させる駆動機構と、を備える。
また、実施形態の移載装置は、前記保持機構と、前記保持機構を移動するマニピュレータと、を備える。
また、実施形態のハンドリングロボットシステムは、前記移載装置と、前記移載装置が保持する物品を認識する認識装置と、を備える。
また、実施形態のロボットハンドリング方法は、物品を保持するために第1方向にそれぞれ移動し、前記第1方向と交差する第2方向の変位量を検出可能な第1及び第2保持部を含む保持機構と、前記保持機構を移動するマニピュレータと、を有する移載装置と、前記保持機構が保持する物品を認識する認識装置と、前記認識装置の認識結果に基づいて前記移載装置の駆動を制御する制御装置と、を備えるハンドリングロボットシステムにおけるロボットハンドリング方法であって、前記認識結果に基づいて前記制御装置が前記マニピュレータを駆動して前記保持機構を前記物品に接近させるステップと、前記第1又は第2保持部が前記物品と接触して前記第2方向の前記変位量を検出するステップと、前記変位量に基づいて前記制御装置が前記移載装置を駆動して前記保持機構の姿勢を制御するステップと、前記第1及び第2保持部を前記第1方向に駆動して前記物品を保持するステップと、を備える。
第1の実施形態にかかる保持機構を用いたハンドリングロボットシステムの一例を示す概略図である。 第1の実施形態にかかる保持機構を用いた移載装置の一例を示す図である。 第1の実施形態にかかる保持機構の一例を示す図である。 保持機構が開いた状態の斜視図である。 保持機構の正面図及び側面図である。 基台部に設置された移動機構の構成を示す斜視図と上面図である。 基台部に設置された移動機構の構成を示す正面図と断面図である。 第3ガイド部及び第4ガイド部の構成を示す図である。 移動機構のガイド部の構成を示す側面図及び断面図である。 制御装置の構成と各種センサ及び移載装置との関係を示すブロック図である。 ハンドリングロボットシステムの動作の一例を示すフロー図である。 保持機構の保持動作の一例を示す図である。 第1乃至4保持アームが傾斜した物品に接触している状態を示す図である。 第1乃至4保持アームが物品の表面をつつきながら保持機構の移動方向を決定する方法を示す平面図である。 物品の傾斜量に応じた保持機構1の姿勢補正の一例を示す図である。 第2の実施形態にかかる保持機構の一例を示す図である。 第3の実施形態にかかる保持機構の一例を示す図である。 第4の実施形態にかかる保持機構の一例を示す図である。 第5の実施形態にかかる保持機構の一例を示す図である。
以下、図面を参照して実施形態にかかる保持機構及びハンドリングロボットシステムについて説明する。同じ符号が付されているものは同様のものを示す。なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係や部分間の大きさの比係数などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比係数が異なって表される場合もある。
(第1の実施形態)
第1の実施形態について図1を参照して説明する。図1は、第1の実施形態にかかる保持機構を用いたハンドリングロボットシステムの一例を示す概略図である。
図1に示すように、ハンドリングロボットシステム100は、移載装置110と、制御装置120と、認識装置130と、搬送装置140と、を備える。
ハンドリングロボットシステム100は、積載領域150に載置された複数の物品Gを認識装置130により認識する。そして、その認識結果を用いて制御装置120は、移載装置110を駆動することにより物品Gを保持しつつ物品Gを搬送装置140に移載する。また、搬送装置140上に位置する物品Gを移載装置110により保持しつつ積載領域150に物品Gを載置する。物品Gとは、段ボール箱等に入れられた製品、パッケージされた製品、製品単品等を含む。
まず、移載装置110について説明する。
図2は、本実施形態にかかる保持機構1を用いた移載装置110の一例を示す図である。 図2に示すように移載装置110は、マニピュレータ111と、マニピュレータ111を固定する基部112と、マニピュレータ111の先端に配置され物品Gを保持する保持機構1と、を備える。
マニピュレータ111は、少なくとも2つのリンクと、リンクの端部をそれぞれ繋ぐ複数の関節部と、を備える。関節部は、例えば、モータ、エンコーダ及び減速機等で構成される。マニピュレータ111は、モータの駆動により各リンクをそれぞれ回転又は直動可能である。これにより、先端に設けられた保持機構1を移動する。関節部は、1軸方向の回転に限定されず多軸方向の回転を含む。マニピュレータ111は、いわゆる垂直多関節型のロボットである。また、マニピュレータ111は、3軸(XYZ軸)方向の直動機構とリンクを回転させる回転軸と関節部を組合せた構成でも良い。
基部112は、マニピュレータ111の端部を固定する。基部112は、床面や地面に設置される。基部112は、例えば移動可能な台車等であり、移載装置110が床面上を移動可能であっても良い。
保持機構1は、物品Gを保持可能な少なくとも2つの保持部を有する。これらの保持部は互いに接触可能に配置される。物品Gを保持する際、保持機構1は、保持部それぞれの間隔を縮小して保持部を物品Gに接触させ、物品Gを挟持することにより保持する。
次に、図3乃至9を参照して本実施形態にかかる保持機構1の構成について詳しく説明する。
図3は、本実施形態にかかる保持機構1の一例を示す斜視図である。図3(a)は、保持機構1が閉じた状態を示す。図3(b)は、保持機構1が開いた状態を示す。
図4は、保持機構1が開いた状態の斜視図である。図4(a)は、正面斜視図であり、図4(b)は、背面斜視図である。
図5は、保持機構1の正面図及び側面図である。図5(a)及び(b)は、保持機構1が閉じた状態及び開いた状態の正面図である。図5(c)は、保持機構1の側面図である。簡単のため保持部が第1保持部と第2保持部の2つの場合について説明する。保持機構1が「閉じた状態」とは、第1保持部と第2保持部が互いに接触している状態を示す。また、保持機構1が「開いた状態」とは、第1保持部と第2保持部が互いに離れている状態を示す。
ここで、説明の便宜上、+X方向、−X方向、+Y方向、−Y方向、+Z方向、および−Z方向について定義する。+X方向、−X方向、+Y方向、および−Y方向は、例えば、略水平面に沿う方向である。−X方向は、+X方向の反対方向である。実施形態において、+X方向、−X方向は「保持部が移動する方向」である。+Y方向は、+X方向と交差する方向(例えば略直交する方向)である。−Y方向は+Y方向の反対方向である。+Z方向は、+X方向および+Y方向と交差する方向(例えば略直交する方向)であり、例えば略鉛直上向き方向である。−Z方向は+Z方向の反対方向であり、例えば略鉛直下向き方向である。定義の座標軸は、保持機構1を基準としているため、マニピュレータ111に設置された保持機構1の向きにより適宜変更される。
図3及び4に示すように保持機構1は、第1保持部2と、第2保持部3と、基台部4と、基台部4に設けられ第1保持部2と第2保持部3をそれぞれ+X方向あるいは−X方向に移動する移動機構5と、を備える。
第1保持部2は、第2保持部3と対になり物品Gを挟持することにより保持する。
第1保持部2は、第1移動部20と、第1保持アーム21と、第2保持アーム22と、第1保持アーム21と一端部で接続される第1リンク23と、第2保持アーム22と一端部で接続される第2リンク24と、第1移動部20に固定され第1リンク23と第2リンク24が繋がる第1ガイド部25と、第1リンク23の他端部と第1移動部20の端部との間に配置される第1センサ26及び第1弾性部27と、第2リンク24の他端部と第1移動部20の端部との間に配置される第2センサ28及び第2弾性部29と、を備える。
第1移動部20は、後述する移動機構5の第3ラック及び第3ガイド部と接続される。第1移動部20は、第3ガイド部に沿って+X方向あるいは−X方向(第1方向とも称される)に移動可能である。
第1保持アーム21と第2保持アーム22は、後述する第2保持部3の第3保持アームと第4保持アームと対になり物品Gを保持する箇所である。第1乃至4保持アームを総称して保持アームと称しても良い。
第1リンク23は、一端で第1保持アーム21と接続され、第1リンク23に設けられたスライドガイド231が第1ガイド部25に設けられたスライドレール251に繋がる(図4(b)参照)。これにより、第1ガイド部25は、第1保持アーム21及び第1リンク23を+Z方向に支持する。スライドガイド231とスライドレール251は、Z方向に沿って設けられている。従って、第1保持アーム21及び第1リンク23は、第1ガイド部25に沿って+Z方向あるいは−Z方向(第2方向とも称される)に移動可能である。図5(c)に示すように、第1リンク23は、Z方向に移動する際に、基台部4及び移動機構5と干渉しないよう隙間を設けて配置される。第1リンクの他端部232は、第1センサ26及び第1弾性部27を介して第1移動部の端部201と繋がる(図4(a)参照)。第1弾性部27は、第1保持アーム21及び第1リンク23を+Z方向に付勢する。第1弾性部27は、第1リンク23の他端部232と第1移動部の端部201の間にZ方向の弾性力を付加する。第1ガイド部25のスライドレール251には、第1リンク23が+Z方向の所定の位置で静止するようにストッパー(図示しない)が設けられているのが好ましい。第1弾性部27は、例えばバネなど常に弾性力が生成可能な部材であれば何でも良い。第1センサ26は、第1保持アーム21のZ方向の変位量を計測する変位センサである。第1センサ26の変位量の計測範囲は、第1移動部の端部201と第1リンク23の他端部232のZ方向の距離の範囲である。そのため、広範囲の変位を計測したい場合は、第1移動部の端部201と第1リンク23の他端部232のZ方向の距離を広くするのが良い。第1センサ26は第1弾性部27を含んでも良い。
第2リンク24は、一端で第2保持アーム22と接続され、第2リンク24に設けられたスライドガイド241が第1ガイド部25に設けられたスライドレール252に繋がる(図4(b)参照)。これにより第1ガイド部25は、第2保持アーム22及び第2リンク24を+Z方向に支持する。スライドガイド241とスライドレール252は、Z方向に沿って設けられている。従って、第2保持アーム22及び第2リンク24は、第1ガイド部25に沿って+Z方向あるいは−Z方向に移動可能である。図5(c)に示すように、第2リンク24は、Z方向に移動する際に、基台部4及び移動機構5と干渉しないよう隙間を設けて配置される。第2リンクの他端部242は、第2センサ28及び第2弾性部29を介して第1移動部の端部202と繋がる(図4(b)参照)。第2弾性部29は、第2保持アーム22及び第2リンク24を+Z方向に付勢する。第2弾性部29は、第2リンクの他端部242と第1移動部の端部202の間にZ方向の弾性力を付加する。第2弾性部29は、例えばバネなど常に弾性力が生成可能な部材であれば何でも良い。第1ガイド部25のスライドレール252には、第2リンク24が+Z方向の所定の位置で静止するようにストッパー(図示しない)が設けられているのが好ましい。第2センサ28は、第2保持アーム22のZ方向の変位量を計測する変位センサである。第2センサ28の変位量の計測範囲は、第1移動部の端部202と第2リンク24の他端部242のZ方向の距離の範囲である。そのため、広範囲の変位を計測したい場合は、第1移動部の端部202と第2リンク24の他端部242のZ方向の距離を広くするのが良い。第2センサ28は、第1弾性部29を含んでも良い。
第1保持アーム21及び第2保持アーム22は、第1ガイド部25に設けられたスライドレール251、252によりY方向の位置が定まるが、保持アームはそれぞれ、若干の隙間を設けて配置されていることが好ましい。また、第1保持アーム21及び第2保持アーム22は、Z方向に別個に移動可能である。第1保持アームは、第1リンクを含んでも良い。また、第2保持アームは、第2リンクを含んでも良い。また、第1保持部2は、第1保持アーム21及び第2保持アーム22を有することを説明したが、第1保持アーム21及び第2保持アーム22は、一体として形成され一つの保持アームを形成しても良い。
第2保持部3は、第2移動部30と、第3保持アーム31と、第4保持アーム32と、第3保持アーム31と一端部で接続される第3リンク33と、第4保持アーム32と一端部で接続される第4リンク34と、第2移動部30に固定され第3リンク33と第4リンク34と繋がる第2ガイド部35と、第3リンク33の他端部と第2移動部30の端部との間に配置される第3センサ36及び第3弾性部37と、第4リンク34の他端部と第2移動部30の端部との間に配置される第4センサ38及び第4弾性部39と、を備える。
第2移動部30は、後述する移動機構5の第4ラック及び第4ガイド部と接続される。第2移動部30は、第4ガイド部に沿ってX方向に移動可能である。
第3リンク33は、一端で第3保持アーム31と接続され、第3リンク33に設けられたスライドガイド331が第2ガイド部35に設けられたスライドレール351に繋がる(図4(a)参照)。これにより、第2ガイド部35は、第3保持アーム31及び第3リンク33を+Z方向に支持する。スライドガイド331とスライドレール351は、Z方向に沿って設けられている。従って、第3保持アーム31及び第3リンク33は、第2ガイド部35に沿ってZ方向に移動可能である。第3リンク33は、Z方向に移動する際に、基台部4及び移動機構5と干渉しないよう隙間を設けて配置される。第3リンクの他端部332は、第3センサ36及び第1弾性部37を介して第2移動部の端部301と繋がる(図4(a)参照)。第3弾性部37は、第3保持アーム31及び第3リンク33を+Z方向に付勢する。第3弾性部37は、第3リンクの他端部332と第2移動部の端部301の間にZ方向の弾性力を付加する。第3弾性部37は、例えばバネなど常に弾性力が生成可能な部材であれば何でも良い。第2ガイド部35のスライドレール351には、第3リンク33が+Z方向の所定の位置で静止するようにストッパー(図示しない)が設けられているのが好ましい。第3センサ36は、第3保持アーム31のZ方向の変位量を計測する変位センサである。第3センサ36の変位量の計測範囲は、第2移動部30の端部301と第3リンク33の他端部332のZ方向の距離の範囲である。そのため、広範囲の変位を計測したい場合は、第2移動部の端部301と第3リンク33の他端部332のZ方向の距離を広くするのが良い。第3センサ36は、第3弾性部37を含んでも良い。
第4リンク34は、一端で第4保持アーム32と接続され、第4リンク34に設けられたスライドガイド341が第2ガイド部35に設けられたスライドレール352に繋がる(図4(a)参照)。これにより第2ガイド部35は、第4保持アーム32及び第4リンク34を+Z方向に支持する。スライドガイド341とスライドレール352は、Z方向に沿って設けられている。従って、第4保持アーム32及び第4リンク34は、第2ガイド部35に沿って+Z方向あるいは−Z方向に移動可能である。第4リンク34は、Z方向に移動する際に、基台部4及び移動機構5と干渉しないよう隙間を設けて配置される。第4リンクの他端部342は、第4センサ38及び第4弾性部39を介して第2移動部の端部302と繋がる(図4(b)参照)。第4弾性部39は、第4保持アーム32及び第4リンク34を+Z方向に付勢する。第4弾性部39は、第4リンクの他端部342と第2移動部の端部302の間にZ方向の弾性力を付加する。第2ガイド部35のスライドレール352には、第4リンク34が+Z方向の所定の位置で静止するようにストッパー(図示しない)が設けられているのが好ましい。第4弾性部39は、例えばバネなど常に弾性力が生成可能な部材であれば何でも良い。第4センサ38は、第4保持アーム32のZ方向の変位量を計測する変位センサである。第4センサ36の変位量の計測範囲は、第2移動部の端部302と第4リンク34の他端部342のZ方向の距離の範囲である。そのため、広範囲の変位を計測したい場合は、第2移動部の端部302と第4リンク34の他端部342のZ方向の距離を広くするのが良い。第4センサ38は、第4弾性部39を含んでも良い。上述した、第1乃至4センサは、検出部と称しても良い。第1乃至4センサは、例えば、リニアエンコーダ、超音波センサ、可変抵抗、静電容量センサ、パルスコーダ、ファイバセンサ、レーザ変位センサ等を用いても良い。また、変位に応じた電圧又は電流を出力する他のセンサが用いられても良い。また、第1乃至4センサは、変位センサに限定されない。例えば、力センサや圧力センサ等でも良い。
第3保持アーム31及び第4保持アーム32は、第2ガイド部35に設けられたスライドレール351、352によりY方向の位置が定まるが、保持アームはそれぞれ、Y方向に若干の隙間を設けて配置されていることが好ましい。また、第3保持アーム31及び第4保持アーム32は、別個にZ方向に移動可能である。また、第3保持アームは、第3リンクを含んでも良い。また、第4保持アームは、第4リンクを含んでも良い。また、第2保持部3は、第3保持アーム31及び第4保持アーム32を有することを説明したが、第3保持アーム31及び第4保持アーム32は、一体として形成され一つの保持アームを形成しても良い。
第1保持部2と第2保持部3は、X軸と垂直な面に対して略対称に配置されていることが好ましい。
本実施形態では、第1保持部2と第2保持部3の形状が先細りであるとともに板状であり、かつ第1乃至4弾性部や変第1乃至4センサが第1保持部2と第2保持部3の先端から離間して配置されている。このような構成により、第1保持部2と第2保持部3が狭い隙間等にも入り易いという効果が得られる。
基台部4は、第1保持部2と第2保持部3を接続した移動機構5を設置する箇所である。基台部4は、マニピュレータ111の先端部に接続される(図1及び2参照)。基台部4には、例えばマニピュレータ111と接続するためのコネクタや配線や第1保持部2及び第2保持部3を駆動するためのモータ等が内蔵されても良い。
次に、移動機構5の構成について説明する。
図6乃至9を参照して保持機構1の移動機構5について説明する。
図6は、基台部4に設置された移動機構5の構成を示す斜視図と上面図である。簡単のため第1保持部2及び第2保持部3は省略している。図6(a)と(b)は、保持機構1が閉じた状態と開いた状態の基台部4及び移動機構5を示す斜視図である。図6(c)と(d)は、保持機構1が閉じた状態と開いた状態の基台部4及び移動機構5を示す上面図である。
図7は、基台部4に設置された移動機構5の構成を示す正面図と断面図である。簡単のため第1保持部2及び第2保持部3は省略している。図7(a)と(b)は、保持機構1が閉じた状態と開いた状態のA−A断面図である。図7(c)と(d)は、保持機構1が閉じた状態と開いた状態のB−B断面図である。
図6及び7に示すように、移動機構5は、第1ラック50と、第2ラック51と、第1ラック50と第2ラック51をそれぞれ第1方向(X方向あるいは−X方向)に駆動する駆動部52と、第1ラック50に対して+Z方向に位置する第3ラック53と、第2ラック51に対して+Z方向に位置する第4ラック54と、第1ラック50及び第3ラック53とそれぞれ径の異なる歯車でかみ合う第1歯車55(第1ギアとも称される)と、第2ラック51及び第4ラック54とそれぞれ径の異なる歯車でかみ合う第2歯車56(第2ギアとも称される)と、第3ガイド部57と、第4ガイド部58と、を備える。移動機構5の構成のうち、第3ガイド部57と第4ガイド部58を除いた構成を駆動機構と称することがある。
上述した第1保持部2の第1移動部20は、第3ラック53及び第3ガイド部57と接続される。また、第2保持部3の第2移動部30は、第4ラック54及び第4ガイド部58と接続される。
第1ラック50と第2ラック51は、それぞれ板状の略直方体形状に形成され、X方向に沿って配置される。また、第1ラック50と第2ラック51は、Z方向に略同一高さに位置する。第1歯車55が位置する側の第1ラック50の側面500には、複数の歯が設けられており、第1歯車55とかみ合う。また、第2歯車56が位置する側の第2ラック51の側面510には、複数の歯が設けられており、第2歯車56とかみ合う。第1ラック50と第2ラック51は、駆動部52にそれぞれ接続され、駆動部52の駆動力によりそれぞれX方向に移動する。例えば、第1ラック50が+X方向に移動し、第2ラック51が−X方向に移動する(この時、保持機構は、開いた状態となる)。また、第1ラック50が−X方向に移動し、第2ラック51が+X方向に移動する(この時、保持機構は、閉じた状態となる)。第1ラック50と第2ラック51の駆動により、第1歯車55と第2歯車56は回転する。
駆動部52は、基台部4上に設置される。駆動部52は、第1ラック50に対して第2ラック51を対称に移動する。対称に移動とは、例えば第1ラック50が+X方向に移動した場合は、第2ラック51は−X方向に移動することである。また、第1ラック50と第2ラック51を個別に+X方向又は−X方向に移動可能であっても良い。駆動部52は、例えば、横送りボールネジとステッピングモータを備え、ステッピングモータの駆動によりX方向に移動する。また、リニアアクチュエータで駆動しても良い。
第3ラック53と第4ラック54は、それぞれ板状の略直方体形状に形成され、X方向に沿って配置される。第3ラック53は、第1ラック50に対して+Z方向に位置し第1ラック50と重なる位置に配置される。第4ラック54は、第2ラック51に対して+Z方向に位置し第2ラック51と重なる位置に配置される。第3ラック53と第4ラック54は、Z方向に略同一の高さに位置する。第1歯車55が位置する側の第3ラック53の側面530には、複数の歯が設けられており、第1歯車55とかみ合う。また、第2歯車56が位置する側の第4ラック54の側面540には、複数の歯が設けられており、第2歯車56とかみ合う。第1ラック50が駆動部52により駆動されることで第1歯車55が回転し、その回転力を用いて第3ラック53は移動する。第3ラック53は、第1移動部20を介して後述する第3ガイド部57と接続されるため、第3ガイド部57の移動方向であるX方向に沿って第3ラック53は移動する。第4ラック54も同様であり、第2ラック51が駆動部52により駆動されることで第2歯車56が回転し、その回転力を用いて第4ラック54は移動する。第4ラック54は、第2移動部30を介して後述する第4ガイド部58と接続されるため、第4ガイド部58の移動方向であるX方向に沿って第4ラック54は移動する。
第1歯車55と第2歯車56は、基台部4上に設置される。第1歯車55(第1ギアとも称される)は、基台部4に設けられた第1軸A1を中心に回転可能である。また、第2歯車56(第2ギアとも称される)は、基台部4に設けられた第2軸A2を中心に回転可能である。第1軸A1と第2軸A2は、X方向に並び、間隔を置いて設置される。第1軸A1と第2軸A2の軸方向は、Z方向に略平行である。第1歯車55は、同軸上に径の異なる歯車550と歯車551を2つ有する。歯車550と歯車551は、一体に連結されて第1歯車55を形成する。歯車550は、第1ラック50とかみ合う。歯車551は、第3ラック53とかみ合う。歯車550の径は、歯車551の径より小さいことが好ましい。第2歯車56は、同軸上に径の異なる歯車560と歯車561を2つ有する。歯車560と歯車561は、一体に連結されて第2歯車56を形成する。歯車560は、第2ラック51とかみ合う。歯車561は、第4ラック54とかみ合う。歯車560の径は、歯車561の径より小さいことが好ましい。歯車550と歯車560は、略同一形状である。また、歯車551と歯車561は、略同一形状である。
ここで、第1歯車55にかみ合う第1ラック50と第3ラック53の移動量について説明する。第1歯車55の歯車550のピッチ円直径がDaとし、歯車551のピッチ円直径がDbとする。ピッチ円直径とは、「歯車の歯数×モジュール(歯車の歯の大きさ)」である。例えば、駆動部52を駆動して第1ラック50を+X方向に移動すると第1ラック50にかみ合う歯車550が回転し、第1軸A1によって歯車551も同じ回転数で回転する。そして、歯車551が回転することで、第3ラック53が+X方向に移動する。この時、第1ラック50の移動距離と第3ラック53の移動距離の比率は、予め導出できる。歯車550と歯車551が1回転した場合は、第1ラック50の移動距離が「π×Da」となる。一方、第3ラック53の移動距離は、「π×Db」となる。つまり、歯車550と歯車551の直径比に対して第1ラック50の移動量を乗じた値が第3ラック53の移動量となる。具体的には、ラックの移動距離の比が「ラックの移動距離の比=歯車の直径比」となるので、「移動距離の比=Db/Da」となる。例えば、歯車550のピッチ円直径をDa=12とし、歯車551のピッチ円直径をDb=24とすると、移動距離の比率は2となる。損失を無視すれば、移動距離の入力に対して出力は、2倍となる。この比率は、DaとDbとの差が大きい程大きくなる。また、ピッチ円直径は、「歯数×モジュール」なので、歯数又はモジュール、あるいは、その両方により設定可能である。歯車550と歯車551の径を変更することにより、入力である第1ラック50の移動量に対して出力である第3ラック53の移動量を増大できる。第2歯車56と第2ラック51及び第4ラック54の移動量の関係についても同様である。
次に、図8及び9を参照して第3ガイド部57及び第4ガイド部58の構成について説明する。
図8は、第3ガイド部57及び第4ガイド部58の構成を示す図である。簡単のため、第1保持部2及び第2保持部3は省略している。図8(a)及び(b)は、保持機構1が閉じた状態と開いた状態の基台部4及び移動機構5を示す正面図である。図8(c)及び(d)は、保持機構1が閉じた状態と開いた状態の基台部4及び移動機構5のガイド部を示す背面図である。
図9は、移動機構5のガイド部の構成を示す側面図及びC−C断面図である。
図8及び9に示すように、第3ガイド部57と第4ガイド部58は、基台部4の側面部に位置し、X方向に沿って並べて配置される。また、第3ガイド部57と第4ガイド部58のZ方向の高さは、略同一である。
第3ガイド部57は、第1ブロック570と、第1レール571と、第1の側板572と、第2の側板573と、第1直動ガイド574と、第2レール575と、第2直動ガイド576と、第3の側板577と、第1の支柱578と、第5弾性部579と、を備える。
第1ブロック570は、第1部分5700と、第2部分5701と、を備える。第1部分5700は、第2部分5701と比較して平坦部5702を基準に厚さが薄くなっている箇所である。−Z方向から見ると第1部分5700と第2部分5701では、高さの異なる段差形状となっている。第2部分5701のX軸と略垂直な側面には、X方向に略平行に貫通穴H1(図9(b)参照)が設けられている。貫通穴H1には、第1の支柱578が通される。貫通穴H1と第1の支柱578は、接触せずに隙間が設けられているのが好ましい。
第1レール571は、第1ブロック570の平坦部5702上に設けられる。第1レール571の方向は、X方向と略平行である。
第1の側板572と第2の側板573は、第1ブロック570のX方向と垂直な側面に配置される。詳しく述べると、第1の側板572は、第1部分5700のうちX方向と垂直な側面に配置され、第2の側板573は、第2部分5701のX方向と垂直かつ平坦部5702と交わる側面に配置される。第1の側板572と第2の側板573は、略平行に配置される。また、第1の側板572と第2の側板573は、第1直動ガイド574のストッパーとして機能するため、第1レール571より+Z方向に突出していることが好ましい。また別の観点から見ると、第1レール571の両端部に第1の側板572及び第2の側板573が位置する。第1の側板572及び第2の側板573を総称して第1ストッパーと称しても良い。第1の側板572と第2の側板573は、第1ブロック570と一体として形成され、第1ブロック570に含まれても良い。
第1直動ガイド574は、第1レール571に繋がり第1レール571に沿って移動可能である。第1レール571は、X方向と略平行に設けられているため、第1直動ガイド574は、第1レール571に沿ってX方向に移動可能である。第1直動ガイド574には、第1レール571と繋がるためのスライドガイド(図示しない)が設けられている。第1直動ガイド574は、第1保持部2の第1移動部20が接続され、第1移動部20を介して第3ラック53と繋がる。
第2レール575は、第1レール571に対して−Z方向に位置する。また、第2レール575の方向は、X方向と略平行であり第1レール571と略同一方向である。第2レール575は、安定のため土台を有していても良い。また、第2レール575は、基台4上に設けられていても良い。
第2直動ガイド576は、第2レール575に繋がり第2レール575に沿って移動可能である。第2レール575は、X方向と略平行に設けられているため、第2直動ガイド576は、第2レール575に沿ってX方向に移動可能である。第2直動ガイド576には、第2レール575と繋がるためのスライドガイド(図示しない)が設けられている。第2直動ガイド576には、第1ブロック570の第2部分5701が接続される。従って、第1ブロック570及び第2直動ガイド576は、第2レール575に沿ってX方向に移動可能である。第2直動ガイド576は、第1ブロック570に包含されていても良い。その場合、第1ブロック570の第2部分5701に第2レール575と繋がるスライドガイド(図示しない)が設けられる。
第3の側板577は、第2レール575のX方向に垂直な側面に配置される。つまり、第3の側板577は、第2の側板573と略平行に配置される。別の観点でみると、第3の側板577は、第2レール575の端部に位置する。また、第3の側板577は、第1ブロック570及び第2直動ガイド576のストッパーとして機能するため、第2レール575より+Z方向に突出する。例えば、第1ブロック570が第2レール575上を+X方向に移動する時、第1ブロック570の第2部分5701の側面が第3の側板577と当接することにより静止する。この時、図8(d)に示す保持機構1が開いた状態となる。
第1の支柱578は、第2の側板573と第3の側板577の間を繋ぐように配置される。上述したように、第1の支柱578は、第2部分5701に設けられた貫通穴H1を通り抜けて第2の側板573と第3の側板577に設置される。第1の支柱578は、第2の側板573と第3の側板577の両方に設置されることに限定されない。第1の支柱578は、第3の側板577に設置され、貫通穴H1に入り込んでいれば第2の側板573に設置されていなくても良い(図9(b)参照)。第1の支柱578は、第5弾性部579のガイドとして機能する。
第5弾性部579は、第2部分5701のX方向と略垂直な側面と第3の側板577の間に配置され、第2部分5701と第3の側板577の間に弾性力を付加する。第5弾性部579は、例えば第1の支柱578を中心に巻回して配置されたバネで良い。また、バネ以外にも弾性力を付加できるものだったら何でも良い。第5弾性部579により、第1ブロック570は、−X方向の所定の位置に付勢される。例えば、第2レール575に第2直動ガイド576の−X方向の移動を静止するストッパー(図示しない)が設けられており、第5弾性部579の弾性力により第1ブロック570がそのストッパー位置で付勢されていても良い。このストッパーと第3の側板577を総称して第2ストッパーと称しても良い。
第4ガイド部58は、X方向と垂直な面に対して第3ガイド部57と略対称な構成となる。
第4ガイド部58は、第2ブロック580と、第3レール581と、第4の側板582と、第5の側板583と、第3直動ガイド584と、第4レール585と、第4直動ガイド586と、第6の側板587と、第2の支柱588と、第6弾性部589と、を備える。
第2ブロック580は、第1部分5800と、第2部分5801と、を備える。第1部分5800は、第2部分5801と比較して平坦部5802を基準に厚さが薄くなっている箇所である。−Z方向から見ると第1部分5800と第2部分5801では、高さの異なる段差形状となっている。第2部分5801のX軸と略垂直な側面には、X方向に略平行な方向に貫通穴H2(図9(b)参照)が設けられている。貫通穴H2には、第2の支柱588が通される。貫通穴H2と第2の支柱588は、接触せずに隙間が設けられているのが好ましい。
第3レール581は、第2ブロック580の平坦部5802上に設けられる。第3レール581の方向は、X方向と略平行である。
第4の側板582と第5の側板583は、第2ブロック580のX方向と垂直な側面に配置される。詳しく述べると、第4の側板582は、第1部分5800のうちX方向と垂直な側面に配置され、第5の側板583は、第2部分5801のX方向と垂直かつ平坦部5802と交わる側面に配置される。第4の側板582と第5の側板583は、略平行に配置される。また、第4の側板582と第5の側板583は、第3直動ガイド584のストッパーとして機能するため、第3レール581より+Z方向に突出していることが好ましい。また別の観点から見ると、第3レール581の両端部に第4の側板582及び第5の側板583が位置する。第4の側板582及び第5の側板583を総称して第3ストッパーと称しても良い。第4の側板582と第5の側板583は、第2ブロック580と一体として形成され、第2ブロック580に含まれても良い。
第3直動ガイド584は、第3レール581に繋がり第3レール581に沿って移動可能である。第3直動ガイド584には、第3レール581と繋がるためのスライドガイド(図示しない)が設けられている。第3直動ガイド584には、第2保持部3の第2移動部30が接続され、第2移動部30を介して第4ラック54と繋がる。
第4レール585は、第3レール581に対して−Z方向に位置する。また、第4レール585の方向は、X方向と略平行であり第3レール581と略同一方向である。第4レール585は、安定のため土台を有していても良い。また、第4レール585は、基台4上に設けられていても良い。
第4直動ガイド586は、第4レール585に繋がり第4レール585に沿って移動可能である。第4直動ガイド586には、第4レール585と繋がるためのスライドガイド(図示しない)が設けられている。第4直動ガイド586には、第2ブロック580の第2部分5801が接続される。従って、第2ブロック580及び第4直動ガイド586は、第4レール585に沿ってX方向に移動可能である。第4直動ガイド586は、第2ブロック580に包含されていても良い。その場合、第2ブロック580の第2部分5801に第4レール585と繋がるスライドガイド(図示しない)が設けられる。
第6の側板587は、第4レール585のX方向に垂直な側面に配置される。つまり、第6の側板587は、第5の側板583と略平行に配置される。また、第6の側板587は、第2ブロック580及び第4直動ガイド586のストッパーとして機能するため、第4レール585より+Z方向に突出する。例えば、第2ブロック580が第4レール585上を−X方向に移動する時、第2ブロック580の第2部分5801の側面が第6の側板587と当接することにより静止する。
第2の支柱588は、第5の側板583と第6の側板587の間を繋ぐように配置される。上述したように、第2の支柱588は、第2部分5801に設けられた貫通穴H2を通り抜けて第5の側板583と第6の側板587に設置される。第2の支柱588は、第5の側板583と第6の側板587の両方に設置されることに限定されない。第2の支柱588は、第6の側板587に設置され、貫通穴H2に入り込んでいれば第5の側板583に設置されていなくても良い(図9(b)参照)。
第6弾性部589は、第2部分5801のX方向と略垂直な側面と第6の側板587の間に配置され、第2部分5801と第6の側板587の間に弾性力を付加する。第6弾性部589は、例えば第2の支柱588を中心に巻回して配置されたバネで良い。また、バネ以外にも弾性力を付加できるものだったら何でも良い。第6弾性部589により、第2ブロック580は、+X方向の所定の位置に付勢される。例えば、第4レール585に第4直動ガイド586の+X方向の移動を静止するストッパー(図示しない)が設けられており、第6弾性部589の弾性力により第2ブロック580がそのストッパー位置で付勢されていても良い。このストッパーと第6の側板587を総称して第4ストッパーと称しても良い。
また、第3ガイド部57の第2レール575と第4ガイド部58の第4レール585は、同一部材で一体成形されていても良い。この場合、レール上にストッパーが無くても第5弾性部579と第6弾性部589の弾性力により、第1ブロック570の側面に設置された第2の側板573と第2ブロック580の側面に設置された第5の側板583とがレールの中央付近で当接して付勢される。あるいは、第2直動ガイド576と第4直動ガイド586がレールの中央付近で当接して付勢される。第3ガイド部57及び第4ガイド部58のX方向の幅は、保持機構1が閉じた状態で基台部4と略同一の幅となる(図8(c)参照)。保持機構1が開いた状態(図8(d)参照)で、第3ガイド部57の第1ブロック570(第2部部分5701)と第1の側板572は、基台部4のX方向に略垂直な側面から突出する。また、第4ガイド部58の第2ブロック580(第2部部分5801)と第4の側板582は、基台部4のX方向に略垂直な側面から突出する。
次に、移動機構5の動作の一例について説明する。ここでは、保持機構1が閉じた状態から開いた状態に至るまでの一連の動作について説明する。
保持機構1が閉じた状態で移動機構5は、第1ラック50と第2ラック51、第3ラック53と第4ラック54、第3ガイド部57と第4ガイド部58がそれぞれ略接した状態となる(図3(a)、図5(a)、図7(a)(c)、図8(a)(c)参照)。次に、駆動部52を駆動することにより、第1ラック50と第2ラック51をX方向に沿って互いに離れる方向に移動する。第1ラック50の駆動により第1ラック50とかみ合う歯車550は、反時計回り(CCW方向)に回転する。また第2ラック51の駆動により第2ラック51とかみ合う歯車560は、時計回り(CW方向)に回転する。これにより歯車551と歯車561は、回転し、歯車551とかみ合う第3ラック53と歯車561とかみ合う第4ラック54は、X方向に互いに離れる方向に移動する。これにより第1保持部2及び第2保持部も互いに離れる方向に移動する。
第3ラック53と第4ラック54の駆動により、第3ガイド部57の第2の側板573に当接し、第1保持部2を介して第3ラック53と繋がる第1直動ガイド574と、第4ガイド部58の第5の側板583に当接し、第2保持部3を介して第4ラック54と繋がる第3直動ガイド584は、離れる方向に移動する。
第1直動ガイド574は、第1の側板572に当接する。第3直動ガイド584は、第4の側板582に当接する。
更に第1直動ガイド574は、第1の側板572に当接した状態で第1ブロック570及び第1の側板572(第2の側板573も含む)に+X方向の駆動力を与える。この駆動力が第5弾性部579の弾性力より大きくなると第1ブロック570は、+X方向に移動する。そして、+X方向へ移動する第1ブロック570の第2部分5701は、第3の側板577と当接して止まる。
同様に、第3直動ガイド584は、第4の側板582に当接した状態で第2ブロック580及び第4の側板582(第5の側板583も含む)に−X方向の駆動力を与える。この駆動力が第6弾性部589の弾性力より大きくなると第2ブロック580は、−X方向に移動する。そして、−X方向へ移動する第2ブロック580の第2部分5801は、第6の側板587と当接して止まる(図3(b)、図5(b)、図7(b)(d)、図8(b)(d)参照)。この時、保持機構1は、最大に開いた状態となる。最大に開いた状態とは、第1保持部2と、第2保持部3の距離が最も離れた状態を示す。保持機構1は、移動機構5の駆動による第1保持部2及び第2保持部3の開閉動作により物品を保持可能である。
次に、制御装置120について説明する。
図10は、制御装置120の構成と各種センサ及び移載装置との関係を示すブロック図である。図10の破線部の枠内が制御装置120の構成を示す。
制御装置120は、入力部121と、コマンド生成部122と、目標指令値を生成する目標生成部123と、駆動制御部124と、ドライバ125と、信号処理部126と、判定部127と、を備える。
入力部121は、移載装置の動作指令情報が入力される箇所である。入力部121への入力は、例えば、タッチパネルやモニタ等で直接入力しても良いし、無線や有線で離れた場所から入力しても良い。無線で通信する場合は、入力部121は通信部として機能する。通信部は、外部コンピュータやサーバからの動作指令情報を受信する。無線通信装置が好ましいが、それ以外にも、通信装置を通信ネットワークとして構成しても良い。通信ネットワークとしては、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。入力部は、動作指令情報をコマンド生成部122に送信する。または、入力部にはマイクが設置され、作業者(ユーザ)の音声により動作指令情報を入力することもできる。入力部121は、ハンドリングロボットシステムが自動で物品Gを認識して駆動する場合は、必ずしも必要な構成では無い。
コマンド生成部122は、動作指令情報及び後述する認識装置130での物品Gの認識結果に基づいて各動作プロセスで必要となる動作手順を動作コマンドとして生成する。コマンド生成部122は、実行される動作コマンドに応じた各動作モード情報を生成する。動作コマンドは、移載装置110の一連の動作に関するコマンドであり、例えばプログラムとしての情報である。動作モード情報は、個別の動作に関する情報である。例えば、保持機構1を「開く」や「下降する」といった動作である。コマンド生成部122は、動作モード情報等を記憶した記憶部を有する。記憶部には、保持する対象となる物品の形状、重量や柔軟性等の属性データも予め記憶されている。記憶部として、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。コマンド生成部122は、動作コマンドを目標生成部123へ出力する。また、コマンド生成部122は、動作コマンドの各動作モードと記憶部に記憶されている実際の動作情報を紐付けて判定部127に出力する。
目標生成部123は、コマンド生成部122からマニピュレータ111及び保持機構1に対する動作コマンドが入力される。目標生成部123は、マニピュレータ111及び保持機構1の目標指令値を生成する。目標指令値は、駆動制御部124に出力される。
駆動制御部124は、目標生成部123からマニピュレータ111及び保持機構1の目標指令値が入力され、目標指令値に応じてマニピュレータ111及び保持機構1を駆動するための駆動指令情報を生成する。駆動指令情報は、ドライバ125へ出力される。
ドライバ125は、駆動制御部124からマニピュレータ111及び保持機構1の駆動指令情報が入力され、駆動出力を生成する。マニピュレータ111及び保持機構1は、ドライバ125から駆動出力を受信し、アクチュエータ等を動作させて駆動量を調整する。アクチュエータは、例えば、モータと送りねじを組み合せたものや空圧シリンダなどを用いることができる。
信号処理部126は、マニピュレータ111及び保持機構1の駆動による各種センサ(例えば、第1乃至4センサ等)の信号を受信し、そのセンサ信号に対して信号増幅処理やアナログデジタル変換処理等を行う。
判定部127は、信号処理部126で変換されたセンサ信号が入力される。判定部127は、センサ信号に応じて保持機構1の開閉量の調整、載置環境の傾斜の有無及び物品の保持状態等を判定する。判定部127は、コマンド生成部122から動作コマンドに対応するマニピュレータ111及び保持機構1の動作情報を受信する。判定部127は、この動作情報とセンサ信号による情報を比較する。判定部127は、この比較結果に基づいてマニピュレータ111及び保持機構1の駆動の停止や物品状態に応じたマニピュレータ111の姿勢補正等の動作コマンドを生成する。判定部127は、コマンド生成部122に対して動作コマンドを修正する戻り値コマンドを出力する。戻り値コマンドによりコマンド生成部122は、動作コマンドを補正し入力部で入力された動作指令情報に適した処理動作を実行できる。これにより保持機構1の動作の信頼性及び確実性が向上される。
コマンド生成部122、目標生成部123、駆動制御部124、信号処理部126及び判定部127は、例えばCPU(中央演算処理装置:Central Processing Unit)やメモリや補助記憶部などを備え、プログラム等を実行する。なお、全て又は一部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やPLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを用いて実現されても良い。
次に、認識装置130について説明する。
図1に示すように、認識装置130は、積載領域150に載置された複数の物品Gを認識する。
認識装置130は、第1画像センサ131〜第3画像センサ133と、画像センサそれぞれと繋がる計算機134と、を備える。
第1画像センサ131〜第3画像センサ133は、例えば、積載領域150に載置された複数の物品Gに対して斜め前方、上方、斜め後方に位置する。第1画像センサ131〜第3画像センサ133は、移動可能であっても良い。第1画像センサ131〜第3画像センサ133は、距離画像センサ又は赤外線ドットパターン投影方式カメラなどの三次元位置計測可能なカメラを利用することができる。赤外線ドットパターン投影方式カメラは、赤外線のドットパターンを対象物品に投影し、その状態で積載領域150に載置された物品Gの赤外線画像を撮影する。赤外線画像を解析することで物品Gの3次元情報を得ることが可能である。赤外線ドットパターン投影方式カメラは、カラー画像又はモノクロ画像を撮影することができても良い。また、赤外線ドットパターン投影方式カメラの他に、カラー画像又はモノクロ画像を取得するカメラなどの光学センサを含んでいても良い。画像は、例えば、jpg、gif、pngやbmp等の一般的に用いられている画像データでも良い。画像センサは、3つについて説明したが、それに限定されず少なくとも1つ以上であれば良い。また、2つ以上の複数であっても良い。
計算機134は、第1画像センサ131〜第3画像センサ133から出力されるデータに基づいて物品Gの位置情報を導出する。物品Gの3次元位置情報は、制御装置120へ出力される。制御装置120は、物品Gの位置情報に基づいて移載装置110を制御する。計算機134は、例えばCPUやメモリや補助記憶部などを備え、プログラム等を実行する。なお、全て又は一部は、ASICやPLDやFPGA等のハードウェアを用いて実現されても良い。
次に、搬送装置140について説明する。
図1に示すように、搬送装置140は、移載装置110に保持された物品Gを載置して搬送する箇所である。
搬送装置140は、例えば複数のローラを所定の方向に並べ、ベルトを巻いたベルトコンベア141と、搬送制御装置142と、を備える。ベルトコンベア141は、複数のローラを所定の方向に回転することによりベルトを駆動し、物品Gを搬送する。搬送制御装置142は、ベルトコンベアの駆動を制御する。例えば、搬送速度や搬送方向を制御する。
搬送装置140は、ベルトコンベアに限定されず、ローラコンベアやその他のソータ等を含む。搬送制御装置142は、例えばCPUやメモリや補助記憶部を備えたコンピュータである。搬送装置140の動作は、予め設定されたプログラムにより搬送制御装置142が自動で制御するが、作業者が手動で搬送制御装置142を操作することにより制御しても良い。
積載領域150は、物品Gが積載あるいは載置される箇所である。積載領域150は、カゴ台車、スチール台車、ボックスパレット、パレットや棚等で良い。
次に、本実施形態にかかるハンドリングロボットシステムの動作の一例について説明する。
図11は、ハンドリングロボットシステムの動作の一例を示すフロー図である。
まず、搬送装置140の搬送制御装置142は、ベルトコンベア141が物品Gの受け入れ準備が整うと物品位置要求信号を認識装置130の計算機134に送信する(ステップ1101)。計算機134は、搬送制御装置142からの物品位置要求信号を受信すると、第1画像センサ131〜第3画像センサ133を用いて物品Gの位置認識を開始する(ステップ1102)。計算機134は、第1画像センサ131〜第3画像センサ133の認識結果に基づいて物品Gの位置情報を計測する(ステップ1103)。物品Gが何も検出されない場合(Noの場合)、計算機134は、エラー信号を搬送制御装置142へ送信する(ステップ1104)。物品Gが検出された場合(Yesの場合)、計算機134は、物品の位置情報を制御装置120へ送信する(ステップ1105)。
制御装置120は、計算機134から位置情報を受信すると、位置情報に基づいて移載装置110で移載可能な物品Gの取り出し手順を導出する(ステップ1106)。制御装置120は、移載装置110の保持機構1を動作させて、物品Gを積載領域150からベルトコンベア141上に移載する(ステップ1107)。移載がすべて完了すると、制御装置120は、移載完了信号を認識装置130へ送信する(ステップ1108)。認識装置130は、積載領域150上に物品Gが残っているか確認するため、物品Gの位置計測を再び行う(ステップ1109)。物品Gが残っている場合は(Yesの場合)、計算機134は、位置情報を制御装置120へ送信し、上記物品Gの移載が行われる(ステップ1105へ戻る)。物品Gが残っていない場合(Noの場合)は、移載完了信号を搬送制御装置142へ送信する。搬送制御装置142は、移載完了信号を受信すると、ベルトコンベア141を停止して処理が完了する(ステップ1110)。また、搬送制御装置142は、移載完了信号を受信すると、作業者に知らせる警報等を発しても良い。警報を聞いた作業者は、物品Gが無くなった積載領域(例えば、カゴ台車)を物品Gが積載されている積載領域(例えば、カゴ台車)に置き換えても良い。本実施形態のハンドリングロボットシステムでは、積載領域150に積載された複数の物品Gのうち、保持機構1で保持し易い最上段の物品Gから順番に移載が行われるのが良い。なお、物品Gが無くなった例えばカゴ台車を物品Gの積載された別のカゴ台車に置き換える作業は、カゴ台車を搬送する自動コンベア等を用いて自動化しても良い。
次に、保持機構1の保持動作について詳しく説明する。
ここでは、保持機構1の第1乃至4センサを用いた保持動作について説明する。
図12は、保持機構1の保持動作の一例を示す図である。
図12(a)に示すように、物品G2の上に物品G1が水平に載置されている。制御装置120は、上方の物品G1を保持可能であると判定した場合、移載装置110を駆動する。保持機構1は、認識装置130の認識結果等に基づいてマニピュレータ111により下降される。この時、保持機構1は、閉じた状態である。認識装置130で物品G1の高さ情報が正確に導出されていれば第1乃至4保持アームが物品G1上面に接触する前に下降動作を停止する。認識結果に基づいて物品G1の高さ情報が正確に導出されていない場合、第1乃至4保持アームが物品G1の上面に接触し−Z方向に押し込まれる(変位する)。これにより、第1乃至4センサが−Z方向に変位し、物品G1との接触が検出される。第1乃至4保持アームが物品G1に接触したことを検出し、制御装置120は、即座に保持機構1の下降動作を停止する。
次に、図12(b)に示すように、保持機構1は、第1保持部2及び第2保持部3を開くように駆動される。この時、制御装置120は、認識装置130の認識結果から物品G1の幅情報に基づいて第1保持部2と第2保持部3の開き幅を制御する。または、制御装置120は、保持機構1の第1保持部2と第2保持部3を少し開いて、マニピュレータ111で保持機構1を下降させ、第1乃至4保持アームで物品G1との接触を検出すると、マニピュレータ111で保持機構1を上昇させ、第1保持部及び第2保持部を更に少し開いて、マニピュレータ111で保持機構1を下降させ、第1乃至4保持アームで物品G1との接触を検出するという一連の動作を繰り返して第1保持部2と第2保持部の開き幅を制御しても良い。具体的に述べると、保持機構1の開き幅を徐々に大きくしながら物品G1との接触を行うと、第1保持部2又は第2保持部3のどちらか一方が物品G1と接触しなくなる。接触が検出されなくなった方の保持部の位置を記憶しておき、更に開き幅を大きくしていく。もう一方の保持部が物品G1と接触しなくなった時の接触が検出されなくなった保持部の位置を更に記憶する。第1保持部2及び第2保持部3の物品G1との接触が検出されなくなった位置の差分が、物品Gのおおよその幅となる。また、接触が検出されなくなった位置の中心位置が物品Gのおおよその中央位置となる。制御装置120は、センシングされた物品G1の幅と中央位置に基づいて保持機構1を開くように制御すれば良い。
別の観点から見ると、保持機構1を閉じた状態で、物品G1の表面を第1乃至4保持アームでつつきながら又はなぞりながら表面形状を検出しても良い。この場合も、物品G1の表面を第1乃至4保持アームが変位している状態から変位が0の状態になる位置を記憶しておき、物品G1の幅と中央位置を導出しても良い。
次に、図12(c)に示すように、物品G1の幅に開いた状態の保持機構1は、下降される。認識結果に基づいて物品G2の高さ情報が正確に導出されていれば、第1乃至4保持アームは、物品G2の上面に接触する前に下降動作が停止される。認識結果に基づいて物品G2の高さ情報が正確に導出されていない場合、第1乃至4保持アームは、物品G2の上面に接触し−Z方向に押し込まれる(変位する)。第1乃至4センサは−Z方向に変位し、物品G2との接触が検出される。接触が検出されると制御装置120は、即座に保持機構1の下降動作を停止する。停止した後は、マニピュレータ111により保持機構1は、第1乃至4保持アームの変位量が無くなるまで上昇される。
次に、図12(d)に示すように、保持機構1は、閉じる動作をする。このとき、制御装置120は、認識装置130の物品G1の認識結果に基づいて第1保持部と第2保持部の閉じ幅を制御する。または、駆動部のアクチュエータが電動である場合は、第1保持部と第2保持部で物品G1を挟持した際に、制御装置120は、過負荷電流を検出して挟持動作を停止しても良い。または、第1乃至4保持アームの表面に接触を検出するための感圧ゴムの圧力センサやスイッチ等を配置しても良い。または、認識装置130で保持状態を認識することによりの保持の成否を判定しても良い。
次に、図12(e)に示すように、物品G1を挟持した状態で保持機構1は、マニピュレータ111により上昇され、物品G1は搬送装置140に移載される。
例えば、図12(b)に示す動作の際に、第1保持部及び第2保持部のどちらか一方が物品G1との接触を検出した場合、マニピュレータ111により接触を検出した保持部の方向へ保持機構1を移動して位置の補正を行っても良い。また、第1乃至4センサの検出範囲より物品G1の表面が大きく湾曲している場合、第1乃至4保持アームが湾曲した表面をならうように移動するため、第1乃至4センサの検出範囲に収まるように、保持機構1をマニピュレータ111で上下動させても良い。このように、制御装置120は、物品Gの一部の形状を計測することにより物品Gの位置及び姿勢を推定し、保持し易い姿勢に保持機構1を移動させる。
次に、図13乃至16を参照して第1乃至4保持アームのセンシング方法について説明する。
図13は、第1乃至4保持アームが傾斜した物品Gに接触している状態を示す図である。
図13(a)は、保持機構1を側面方向から見た全体図と保持アーム先端の拡大図である。図13(c)は、第1乃至4保持アームの先端平面を物品に投影した平面図である。
上述したように第1乃至4保持アームは、Z方向に移動可能であり、変位量を第1乃至4センサで検出する。
図13(b)に示すように第1乃至4保持アーム21、22、31、32の先端平面と物品Gの表面との相対角度Φは、第1保持アーム21と第2保持アーム22の変位量の差をw(又は、第3保持アームと第4保持アームの変位量の差)とし、先端平面の幅をdとすると、arctan(w/d)で表される。なお、相対角度Φを導出するための保持アームの組み合わせとして、第1保持アーム21と第2保持アーム22との差分、第3保持アーム31と第4保持アーム32との差分、第1保持アーム21と第3保持アーム31との差分、第2保持アーム22と第4保持アーム32との差分があり、いずれか1組の保持アームの差分を利用して相対角度Φを導出しても良い。また、複数の組の保持アームの差分を利用しても良い。相対角度Φを導出するための保持アームの選択方法として、差分が大きい保持アームの組を選択する方法、差分が小さい保持アームの組を選択する方法、−Z方向の変位量が最も大きい保持アームが含まれる保持アームの組を選択する方法、各組の平均を選択する方法等がある。−Z方向の変位量が最も大きい保持アームが含まれる組を選択する方法は、相対角度Φの誤差を最も小さくできる可能性がある。また、認識装置130の認識結果から物品Gの上面の大まかな形状が解っている場合、物品Gの上面の角部付近をそれぞれ第1乃至4保持アームで接触することで、上面の傾きを3次元的に推定できる。
図14は、第1乃至4保持アームで物品Gの表面をつつきながら保持機構1の移動方向を決定する方法を示す平面図である。図14では、第1乃至4保持アーム21、22、31,32の接触のパターンを網羅的に示している。図14では、第1乃至4保持アームが物品Gの上面に接触した際に、変位を検出したセンサの位置から物品Gに近づくための保持機構1の移動方向を推定する。図中の破線矢印の方向が保持機構1の移動方向である。その方向に既定量だけマニピュレータ111が、保持機構1を移動させる。具体的には、接触を検出した保持アームの方向に保持機構1を既定量だけ移動する。変位を検出したセンサ方向へ既定量だけ移動した後に、更に物品Gの表面をつつき、変位を検出したセンサ方向へ既定量移動する動作を繰り返して物品Gの位置まで近づければ良い。また、第1乃至4保持アームの変位の検出だけでなく、認識装置130の認識結果とも組み合わせて移動方向を決定しても良い。これにより、より精度の高い物品Gの位置検出が可能になる。
図15は、物品Gの傾斜量に応じた保持機構1の姿勢補正の一例を示す図である。図15(a)に示すように、まず保持機構1を降下させる。次に、図15(b)に示すように、第1乃至4保持アームのいずれかが物品Gとの接触を検出したら制御装置120は、保持機構1の降下を停止する。次に、図15(c)に示すように、制御装置120は、マニピュレータ111を駆動して、接触していない保持アームの方向へ保持機構1を傾ける。この時、回転中心は、最初に接触した保持アームの先端である。第1乃至4保持アーム全てが物品Gに接触した時、制御装置120は、マニピュレータによる保持機構1の傾き動作を停止する。これにより第1乃至4保持アームの先端部と物品Gの上面が平行になる。次に、図15(d)に示すように、保持機構1を物品Gの幅以上に開く。物品Gの幅及び物品Gの中心位置のセンシングは、上述した方法を用いれば良い。また、制御装置120は、保持機構1が傾いた状態で第1乃至4保持アームのZ方向の変位量が0になるまで上昇させ、認識装置130の物品Gの認識結果に基づいて物品Gの幅まで保持機構1を開いても良い。次に、図15(e)に示すように、物品Gを保持するため保持機構1を下降する。次に、図15(f)に示すように、保持機構1を閉じて物品Gを保持し搬送装置140へ移載する。
全ての保持アームが物品Gの直上にあれば、すぐに物品Gの上面の傾き計測を行うことができるが、通常、物品Gからずれている場合もある(図14に示すように保持アームが2つのみ接触している場合等)。この場合、認識装置130の認識結果に基づいて全ての保持アームが物品Gに接触するように保持機構1を移動するのが良い。これにより、取り損ねを低減し、保持の確実性を向上できる。上述の方法では、保持機構1を物品Gに接近させるために下降し、第1乃至4保持アームいずれかの接触を検出した時点で保持機構1を傾けたが、全ての保持アームが接触するまで下降しても良い。その場合、制御装置120は、第1乃至4保持アームそれぞれの変位量の差分から物品の傾斜を導出し、導出結果に基づいて保持機構を回転することにより姿勢変更しても良い。
上述した説明では、第1乃至4保持アームで物品Gの上面(+Z方向)の状態をセンシングすることを主に説明したが、同様のセンシング方法を用いて物品Gの側面状態のセンシングも可能である。また、上述したセンシング方法を組合せて用いることも可能である。
本実施形態にかかる保持機構1は、移動機構5に第3ガイド部及び第4ガイド部を用いることにより、第1保持部2及び第2保持部3をX方向に段階的に開くことができる。また、第1保持部2及び第2保持部3が開いた時に保持機構1のサイズ増大を防止することができる。これにより、狭い空間に載置された物品Gに対してもアクセスが可能である。
また、保持機構1は、移動機構5に第1乃至4ラックとそれらにかみ合う第1、2歯車を用いることで簡易な構成とすることができる。
また、保持機構1は、第1及び2歯車それぞれに径の異なる2つの歯車を用いることにより、保持部の開閉速度及び開閉量を増大できる。
また、保持機構1は、第1乃至4保持アームがZ方向に移動可能であるため、第1乃至4保持アームが物品Gに接触した際に、物品Gの破損を防止することができる。
また、保持機構1は、第1乃至4保持アームのZ方向の変位量等を第1乃至4センサで検出できるため、認識装置130による物品Gの認識精度が悪い場合に、物品Gの高さ情報等を正確に検出することができる。
また、保持機構1の第1乃至4センサでのセンシングを活用することにより物品Gや物品Gが載置されている台等に第1乃至4保持アームが接触した際に、マニピュレータの駆動速度を低減したりするならい制御を行うことができる。
また、認識装置130による認識では、物品Gやその載置環境の傾斜状態を正確に認識できない場合があるが、保持機構1による上記センシング方法を用いることで、物品Gやその載置環境の傾斜情報等を正確に検出することができる。
また、認識装置130と保持機構1のセンシングを組合せることにより、正確かつ安定して物品Gを保持することができる。
また、保持機構1は、第1乃至4センサの4つのセンサを有することにより、物品Gや載置環境の平面情報を精度良く検出することができる。
本実施形態にかかる保持機構1の第3ガイド部57及び第4ガイド部58のそれぞれは、X方向に移動可能な直動ガイドをZ方向に2段有するが、これに限定されずZ方向に直動ガイドが複数段配置されても良い。その場合、第1ブロック570と、第1レール571と、第1の側板572と、第2の側板573と、第1直動ガイド574までの構成がZ方向に複数段重ねられる。
本実施形態にかかるハンドリングロボットシステムは、移載装置110と、制御装置120と、認識装置130を有し、物品Gが載置された棚等まで自立移動して物品Gのピッキングや検品を行うピッキング装置や検品装置を含む。また、物品Gを入れた荷台を備え、荷台から棚等へ物品Gを品出しする品出し装置や荷入れ装置を含む。
(第2の実施形態)
第2の実施形態について図16を参照して説明する。図16は、第2の実施形態にかかる保持機構の一例を示す図である。ここでは、簡単のため、第1保持部及び第2保持部は、省略している。
図16に示すように、第2の実施形態にかかる保持機構は、第3ガイド部57及び第4ガイド部58の第1乃至4直動ガイドのそれぞれにX方向の変位量を計測する第5乃至8センサが設けられている。それ以外の構成については、第1の実施形態にかかる保持機構と同様である。
第5乃至8センサは、それぞれ第1乃至4直動ガイドに内蔵される。また、第5センサは、第1直動ガイド574と第1の側板572の間に配置されても良い。第6センサは、第2直動ガイド576と第3の側板577の間に配置されても良い。第7センサは、第3直動ガイド584と第4の側板582の間に配置されても良い。第8センサは、第4直動ガイド586と第6の側板587の間に配置されても良い。第5乃至8センサには、例えば、リニアエンコーダ、超音波センサ、可変抵抗、静電容量センサ、パルスコーダ、ファイバセンサ、レーザ変位センサ等が用いられる。また、変位に応じた電圧又は電流を出力する他のセンサが用いられても良い。
第5乃至8センサを用いることにより、第1保持部2、第2保持部3、第1ブロック570、第2ブロック580の移動量を正確に計測できる。
また、第1保持部2及び第2保持部3の開閉量を直接測定できるため、精度の高い保持機構1の開閉制御を実現できる。
また、本実施形態にかかる保持機構は、直動ガイドを積層配置して大きいストロークを得る構造のため、1つ当たりの変位センサの計測範囲は小さくて済む。これにより、安価かつ小型な変位センサを用いることができる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態について図17を参照して説明する。図17は、第3の実施形態にかかる保持機構の一例を示す図である。
図17に示すように、第3の実施形態にかかる保持機構の移動機構5は、第1歯車55と第1軸A1の間にゴム等の弾性要素552が設けられている。また、第2歯車56と第2軸A2の間にゴム等の弾性要素562が設けられている。それ以外の構成については、第1の実施形態にかかる保持機構と同様である。
第1歯車55及び第2歯車56に弾性要素が設けられることにより、保持機構1が物品Gを保持する際に弾性要素が変形し、物品Gに余分な力が作用することを防止することができる。これにより、物品Gの破損等を防止できる。
また、保持機構1が物品Gを保持する際、保持動作の安全性及び確実性を向上することができる。また、マニピュレータ111の位置決め精度が低い場合でも、弾性要素により保持機構1が物品Gを保持する際の誤差量を機械的に吸収することができる。
(第4の実施形態)
第4の実施形態について図18を参照して説明する。図18は、第4の実施形態にかかる保持機構の一例を示す図である。
図18に示すように、第4の実施形態にかかる保持機構1は、第1保持部2の第1保持アーム21と第2保持アーム22の先端に第1吸着部60と、第2保持部3の第3保持アーム31と第4保持アーム32の先端に第2吸着部61と、第1吸着部及び第2吸着部を減圧する真空ポンプ(図示しない)と、を備える。それ以外の構成については、第1の実施形態にかかる保持機構と同様である。
第1吸着部60と第2吸着部61は、吸着パッドでも良い。第1吸着部60と第2吸着部61は、物品Gと接して吸着により保持する。第1吸着部60と第2吸着部61は、それぞれ少なくとも1個以上の吸着パッドを有している。第1吸着部と第2吸着部は、チューブを介して真空ポンプと接続されている。
真空ポンプは、物品Gと接する第1吸着部60及び第2吸着部61の内部を減圧する。真空ポンプ以外にも減圧装置として加圧部と真空発生器を組み合わせて負圧を生成する構成としても良い。また、第1吸着部60及び第2吸着部61と真空ポンプを繋ぐチューブの途中に切替えバルブを配置し、吸引開始及び停止を任意に制御しても良い。切り換えバルブは、電磁弁や電動モータで動作するバルブや空気圧により動作するバルブでも良い。更に、切り換えバルブには、コンプレッサーなどの加圧発生装置を配管しても良い。この場合、切り換えバルブを制御することで任意のタイミングで第1吸着部及び第2吸着部の負圧と正圧を切り換えでき、物品Gの吸着と解放をスムーズに行うことができる。
本実施形態にかかる保持機構1を用いることにより、第1保持部及び第2保持部の限界開き幅以上の物品も保持することができる。これによって、より多品種の物品も保持することができる。
(第5の実施形態)
第5の実施形態について図19を参照して説明する。図19は、第5の実施形態にかかる保持機構の一例を示す図である。
図19に示すように、第5の実施形態にかかる保持機構は、3つの保持部70と、保持部それぞれに繋がる3つの移動機構71と、を有する。それ以外の構成については第1の実施形態にかかる保持機構と同様である。
各保持部は、物品Gを保持する際に保持部それぞれが中心位置に集まるように放射状に配置される。また、各保持部は、Z方向に移動可能である。各保持部には、Z方向の変位を検出するセンサ701が設けられており保持アームの変位を検出可能である。第1の実施形態にかかる保持部は、それぞれ保持アームを2つ有することを説明したが、本実施形態にかかる保持部は、保持アーム702が1つで良い。また、保持アーム702の形状は、棒状であっても良い。
各保持部70は、それぞれに設けられた移動機構71により放射状に移動可能である。移動機構71は、第5ラック710と、第5ラック710を駆動する駆動部711と、第5ラック710に対して+Z方向に位置する第6ラック712と、第5ラック710及び第6ラック712とそれぞれ径の異なる歯車でかみ合う第3歯車713(第3ギアとも称される)と、第5ガイド部714と、を備える。移動機構71の構成のうち、第5ガイド部714を除く構成を駆動機構と称することがある。具体的には、第1の実施形態にかかる第1保持部又は第2保持部を移動する移動機構の構成と同様である。各移動機構71は、放射状に配置される。移動機構71がそれぞれ駆動することにより保持部70それぞれを放射状に開閉移動する。保持部70は、3つの場合について説明したが、3つに限定されずそれ以上であっても良い。
本実施形態にかかる保持機構は、少なくとも3つの保持部70を有することにより、より安定して物品を保持できる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 保持機構
2 第1保持部
3 第2保持部
4 基台部
5 移動機構
100 ハンドリングロボットシステム
110 移載装置
120 制御装置
130 認識装置
140 搬送装置
150 積載領域

Claims (20)

  1. 第1保持部と、
    前記第1保持部と第1方向に対向する第2保持部と、
    前記第1保持部と繋がり前記第1保持部を前記第1方向に移動可能な第1ガイドと、
    前記第1ガイドを前記第1方向に移動可能な第2ガイドと、
    前記第2保持部と繋がり前記第2保持部を前記第1方向に移動可能な第3ガイドと、
    前記第3ガイドを前記第1方向に移動可能であって、前記第2ガイドと前記第1方向に並ぶ第4ガイドと、
    前記第1保持部と前記第2保持部の間の距離を変化させる駆動機構と、
    を備える保持機構。
  2. 前記駆動機構は、前記第1保持部と前記第2保持部のそれぞれを第1方向に駆動する請求項1に記載の保持機構。
  3. 前記第1乃至4ガイドのそれぞれは、前記第1方向の変位量を検出する第1検出部を有する請求項1に記載の保持機構。
  4. 前記駆動機構は、第1ラックと、前記第1ラックと前記第1方向に並ぶ第2ラックと、前記第1ラックに対して前記第1方向と交差する第2方向に位置し前記第1保持部と繋がる第3ラックと、前記第2ラックに対して前記第2方向に位置し前記第2保持部と繋がる第4ラックと、前記第1ラック及び第3ラックとかみ合う第1ギアと、前記第2ラック及び第4ラックとかみ合う第2ギアと、前記第1ラックと前記第2ラックそれぞれを前記第1方向に駆動する駆動部と、を有する請求項1に記載の保持機構。
  5. 前記第1ギアは、同軸上に一体に設けられた第1歯車と、第3歯車と、を有し、
    前記第2ギアは、同軸上に一体に設けられた第2歯車と、第4歯車と、を有し、
    前記第1歯車は、前記第1ラックとかみ合い、
    前記第2歯車は、前記第2ラックとかみ合い、
    前記第3歯車は、前記第3ラックとかみ合い、
    前記第4歯車は、前記第4ラックとかみ合う請求項4に記載の保持機構。
  6. 前記第3歯車の径は、前記第1歯車の径より大きく、
    前記第4歯車の径は、前記第2歯車の径より大きい請求項5に記載の保持機構。
  7. 前記第1ガイドは、第1ブロックと、前記第1ブロック上に前記第1方向に沿って設けられた第1レールと、前記第1保持部と繋がり前記第1レールに沿って移動可能な第1直動ガイドと、前記第1レールの端部で前記第1直動ガイドの移動を静止させる第1ストッパーと、を有し、
    前記第2ガイドは、前記第1方向に沿って設けられた第2レールと、前記第1ブロックと繋がり前記第2レールに沿って移動可能な第2直動ガイドと、前記第2レールの端部で前記第2直動ガイドの移動を静止させる第2ストッパーと、を有し、
    前記第3ガイドは、第2ブロックと、前記第2ブロック上に前記第1方向に沿って設けられた第3レールと、前記第2保持部と繋がり前記第3レールに沿って移動可能な第3直動ガイドと、前記第3レールの端部で前記第3直動ガイドの移動を静止させる第3ストッパーと、を有し、
    前記第4ガイドは、前記第1方向に沿って設けられた第4レールと、前記第2ブロックと繋がり前記第4レールに沿って移動可能な第4直動ガイドと、前記第4レールの端部で前記第4直動ガイドの移動を静止させる第4ストッパーと、を有する請求項1に記載の保持機構。
  8. 前記第1ブロックと前記第2ストッパーの間に位置し前記第1ガイドを前記第3ガイドに近づける方向に付勢する第1弾性部と、前記第2ブロックと前記第4ストッパーの間に位置し前記第3ガイドを前記第1ガイドに近づける方向に付勢する第2弾性部と、を有する請求項7に記載の保持機構。
  9. 前記第1保持部及び第2保持部のそれぞれは、前記第1方向に交差する第2方向に移動可能である請求項1に記載の保持機構。
  10. 前記第1保持部及び第2保持部のそれぞれは、前記第2方向の変位量を検出する第2検出部を有する請求項9に記載の保持機構。
  11. 前記第1保持部及び第2保持部のそれぞれは、前記第2方向に弾性力を与える弾性部を有する請求項9に記載の保持機構。
  12. 前記第1保持部は、前記第1ガイドと繋がる第1移動部と、前記第2方向に移動可能な第1保持アームと、前記第2方向に移動可能な第2保持アームと、前記第1移動部と前記第1保持アームの間に位置し前記第1保持アームの変位量を検出する第3検出部と、前記第1移動部と前記第2保持アームの間に位置し前記第2保持アームの変位量を検出する第4検出部と、を有し、
    前記第2保持部は、前記第3ガイドと繋がる第2移動部と、前記第2方向に移動可能な第3保持アームと、前記第2方向に移動可能な第4保持アームと、前記第2移動部と前記第3保持アームの間に位置し前記第3保持アームの変位量を検出する第5検出部と、前記第2移動部と前記第4保持アームの間に位置し前記第4保持アームの変位量を検出する第6検出部と、を有する請求項9に記載の保持機構。
  13. 前記駆動機構と前記第1乃至4ガイドを設置する基台部を更に備える請求項1に記載の保持機構。
  14. 放射状に配置された複数の保持部と、
    前記保持部のそれぞれと繋がり前記保持部を放射状に移動可能な複数の第1ガイドと、
    前記第1ガイドのそれぞれと繋がり前記第1ガイドを放射状に移動可能な複数の第2ガイドと、
    前記保持部それぞれの間の距離を変化させる駆動機構と、
    を備える保持機構。
  15. 請求項1に記載の保持機構と、
    前記保持機構を移動するマニピュレータと、を備える移載装置。
  16. 請求項15に記載の移載装置と、
    前記移載装置が保持する物品を認識する認識装置と、を備えるハンドリングロボットシステム。
  17. 前記認識装置の認識結果に基づいて前記移載装置の駆動を制御する制御装置を更に備える請求項16に記載のハンドリングロボットシステム。
  18. 物品を保持するために第1方向にそれぞれ移動し、前記第1方向と交差する第2方向の変位量を検出可能な第1及び第2保持部を含む保持機構と、前記保持機構を移動するマニピュレータと、を有する移載装置と、前記保持機構が保持する物品を認識する認識装置と、前記認識装置の認識結果に基づいて前記移載装置の駆動を制御する制御装置と、を備えるハンドリングロボットシステムにおけるロボットハンドリング方法であって、
    前記認識結果に基づいて前記制御装置が前記マニピュレータを駆動して前記保持機構を前記物品に接近させるステップと、
    前記第1又は第2保持部が前記物品と接触して前記第2方向の前記変位量を検出するステップと、
    前記変位量に基づいて前記制御装置が前記移載装置を駆動して前記保持機構の姿勢を制御するステップと、
    前記第1及び第2保持部を前記第1方向に駆動して前記物品を保持するステップと、を備えるロボットハンドリング方法。
  19. 前記制御装置は、前記第1又は第2保持部の前記変位量により、前記物品の傾斜量を導出する請求項18に記載のロボットハンドリング方法。
  20. 前記制御装置は、前記第1又は第2保持部の前記変位量により、前記物品の前記第1方向の幅を導出する請求項18に記載のロボットハンドリング方法。
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