JP2006035329A - 物体把持装置 - Google Patents

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Fumiyoshi Kurihara
史好 栗原
Hiroki Shiozawa
裕樹 塩澤
Hiroyasu Iwata
浩康 岩田
Shigeki Sugano
重樹 菅野
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Abstract

【課題】 簡便な手法で硬さの異なる物体についても適切に把持することが可能な物体把持装置を提供する。
【解決手段】 関節15は、モータ155と、弾性要素152と、変位を計測するポテンショメータ153とを備えており、受動柔軟関節150と駆動関節としての機能を併せ持っている。モータドライバ7によりモータ155を駆動すると、指先が把持対象物に接触し、その後しばらくは、把持対象物9からの反力により弾性要素152が伸展するため、ポテンショメータ153で測定している関節15自体の変位角には変化がない。その後、把持対象物9が変形をし始めると、変位角は再び増大するため、ポテンショメータ153の出力から変形を判定できる。この判定結果を基にして最大の把持力で物体を把持する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、対象物を把持するロボットハンド等の物体把持装置に関する。
ロボットハンドを用いて物体を把持する場合、適切な力(把持力)で物体を把持する必要がある。この適切な把持力を求めるためには、指先などの物体との接触部に圧力覚センサを配置し、その出力を基にして制御を行う手法があるが、圧力覚センサは高価であり、センサや配線等を配置するためにハンド自体が大型化する等の問題が指摘されている。さらに、実際の把持力算出に際しては、対象物の硬さや重さ、摩擦係数等を考慮する必要があるが、限定されていない種々の対象物を把持する必要がある場合には、正確な把持力を算出することができないという問題がある。
そこで、硬さの異なる物体を適切に把持する手法として、特許文献1〜3に記載された技術が提案されている。特許文献1に記載されている技術では、物体に接触したときの対向する指の間隔と、所定の把持力で把持したときの指の間隔との関係から物体の柔軟度を求めて把持を行っている。また、特許文献2および特許文献3に記載されている技術では、把持対象物の変形量か反力目標値のいずれかが満足される条件で把持を行うことで、把持対象物に応じた把持を行おうとするものである。
特開平8−323678号公報 特開平6−126684号公報 実開平5−31887号公報
しかしながら、特許文献2、特許文献3の技術は、力センサのほか、位置センサ、ずれセンサ、触覚センサ等を必要とし、ハンドの大型化や装置のコストアップという点で問題がある。また、特許文献1の技術は、圧力覚センサは不要となるものの、指先に触覚センサを必要としており、ハンドの大型化や装置のコストアップという点では同様である。さらに、いずれの技術でも物体の柔軟度が均一性を有することが前提となっており、異方性のある物体、例えば、表面の場所により材質が異なるような物体を異なる姿勢で把持する場合には適切な把持力で把持することが困難であるという問題がある。
把持に必要な物体の特性情報(摩擦係数・硬さ・重さ・形状等)をデータベースとして登録しておき、その情報を用いて把持を行う手法もあるが、この手法は把持する物体が限定されている場合にしか適用できず、不特定の物体を把持対象とする用途では適用できない。さらに、同一の物体であっても表面の状態(例えば、表面が濡れている場合)によって把持力は異なるため、現実的とはいえない。また、未登録の物体についても適切な把持力を求めることができないという問題がある。
そこで本発明は、簡便な手法で様々な物体を適切に把持することが可能な物体把持装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る物体把持装置は、少なくとも対向する2本の指または腕を備え、アクチュエータによってこれらの指または腕の少なくとも一本を駆動させて物体を把持する物体把持装置において、これらの指または腕の少なくとも1カ所に配置され、アクチュエータの駆動に連動する弾性要素を有する受動柔軟関節と、柔軟関節の変位量を検出する変位量検出センサと、アクチュエータ駆動時の変位量検出センサの出力変化から把持対象物からの反力状態を推定し、推定結果を基にしてアクチュエータによる把持力を調整する把持力調整手段と、を備えていることを特徴とする。
把持力調整手段は、変位量検出センサの出力変化から把持対象物の変形開始を推定し、変形開始時点の把持力により把持対象物を把持するとよい。
物体を把持する場合には、対向する指または腕の間に把持対象物が入るように指または腕を配置し、アクチュエータを駆動して指または手により把持対象物を挟み込む。このとき、アクチュエータの駆動に応じて、まず、一方の指(手)を把持対象物の表面に接触させる。さらに、アクチュエータを駆動させると、受動柔軟関節の弾性要素が変形するが、指(手)の先端位置は保たれる。アクチュエータを引き続き駆動させると、弾性要素で発生する力と対象物の反力との釣り合いが崩れ、把持対象物が変形し始める。ここで、指(手)の接触と、この物体の変形開始に至る進展状況は、変位量検出センサの出力から判定できる。この物体の変形開始時の把持力で物体を把持することにより、十分な把持力を確保する。
この受動柔軟関節は、減衰要素を備えていてもよい。減衰要素を備えることで、弾性要素やアクチュエータに起因する振動成分を効果的に減衰させる。
受動柔軟関節とアクチュエータは、回転軸が同軸に配置されているとよい。あるいは、アクチュエータはリニア駆動式であり、その駆動方向が受動柔軟関節の可動方向と一直線状に配置されていてもよい。この場合、駆動関節と受動柔軟関節とが同一関節に配置される。
本発明によれば、受動柔軟関節の変位から把持対象物体からの反力を推定するとともに、把持対象物体の変形を予測し、適切な力で物体を把持することができる。このときに把持対象物体表面の物性を予め把握する必要がないので、非常に柔らかい物体、脆い物体、不可逆的変形を起こしやすい物体を除けば、性状が未知の物体や性状が不均一な物体に対しても適切な把持力で把持を行うことができる。このため、予めデータベース等に登録しておく必要がなく、簡単な構成で把持を行うことができ、ハンド・指先の小型化が可能となる。また、実際に把持している物体の反力を用いて把持力を制御しているため、把持力の制御誤差を吸収することができる。特に、ロボットハンドを視覚装置により制御しているような場合に、視覚装置によるロボットハンドや物体の位置判定の誤差を吸収することができるという利点も有する。
減衰要素を備えることで、振動成分が効果的に減衰でき、把持力の制御性が向上する。
駆動関節と受動柔軟関節とを同一関節に配置すれば、把持位置を別に検出するセンサがなくても、制御を行うことができるため、装置構成が簡便化して好ましい。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の参照番号を附し、重複する説明は省略する。
図1は本発明に係る物体把持装置の一実施形態であるロボットハンド100の概略図であり、図2は、そのブロック構成図である。
このロボットハンド100は、基部3に対向する多関節の2指1、2(以下、第1指1、第2指2と称する。)が配置され、この2指1、2によって把持対象物9を挟み込んで把持するものである。第1指1は、3つの指節10〜12からなり、3つの関節13〜15により相互接続されるとともに、基部3へと接続されている。同様に第2指2も3つの指節20〜22からなり、3つの関節23〜25により相互接続されるとともに、基部3へと接続されている。この基部3は、図示していないアーム部に接続されている。
各関節13〜15、23〜25には、駆動用のモータ(アクチュエータ)が内蔵されているか、他の関節と連動して駆動するように構成されている。これにより、第1指1、第2指2とも最大3自由度のリンク系を構成している。ロボットハンド100全体での自由度は最大で6となる。各関節13〜15、23〜25中で少なくとも独立稼働可能な関節には、関節の曲げ角度を検出するためのポテンショメータが配置される。また、関節を駆動するモータには、モータの駆動量を検出するモータエンコーダが配置されている。
このロボットハンド100は、CPU、RAM、ROM等で構成される制御部8により制御される。図2においては、第1指の基部3よりの関節15のみを代表して記載している。制御部8には、ポテンショメータ153とモータエンコーダ156の出力信号が入力され、モータドライバ7により、関節15内に設けられたモータ(アクチュエータ)155の動きを制御する。モータエンコーダ156は、モータ155の駆動量を検出する。一方、関節15のモータ155には、減衰要素151と、弾性要素152が接続され、指節14と基部3とを接続する構成をとる。モータ155により、関節15は、駆動関節として機能するとともに、減衰要素151と弾性要素152により、関節15は、受動柔軟関節150として機能する。なお、ポテンショメータ153は、指節14と基部3との実際の角度を検出する。減衰要素151としては、オイルダンパ、粘性ダンパ、減衰ゴム等を用いることができる。弾性要素152としては、コイルバネ、板バネ、ゴム、ウレタン、シリコン等等の各種の弾性体を用いることができる。
制御部8には、別途制御用の情報として、把持対象物9の位置情報や形状情報等が入力される。この把持対象物9に関する情報は、例えば、カメラアイ等で把持対象物9の画像を撮像し、立体視を用いた画像処理により把握する手法等により取得することができる。
本実施形態における把持対象物9の把持動作について具体的に説明する。図3は、把持動作の制御処理のフローチャートであり、図4は、このときの関節15内の各回転角等の関係を示しており、図5、図6は、図1に引き続く把持動作を説明する概略図である。また、図7は、ポテンショメータ153の出力の時間変化例を示す図である。
ここで、図4に示されるように、基部3に対する指節14の変位角をθjntとし、モータ155による設定変位角である駆動関節角をθactとし、受動柔軟関節150の伸展による変位角である受動柔軟関節伸展角をθcmpとする。
まず、制御部8は、受信した把持対象物9の位置情報等を基にして、図示していないアーム部を駆動することにより、第1指1と第2指2とで把持対象物9を挟み込める位置に基部3を移動させる(ステップS1)。このとき、第1指1と第2指2とは開かれた状態にある。このロボットハンド100の移動は、アーム部によるものに限られるものではなく、ロボットハンド100が脚部や台車を有するロボットに取り付けられている場合にはその脚部・台車の移動やその他の本体部分の運動によって実現されてもよい。
次に、モータドライバ7により、第1指1と第2指2の各関節に配置されたモータ等を駆動することで、第1指1と第2指2の先端を把持対象物9が接触可能な位置に配置する(ステップS2)。ここでは、指先を確実に接触させる必要はなく、後述するようにその後は関節15のみの駆動で把持対象物9との接触が可能な位置まで移動させれば足りる。
この状態から、モータドライバ7により、関節15以外のモータの駆動を停止し(ステップS3)、関節15のモータ155のみを図1で反時計回りに駆動を続ける(ステップS4)。次に、ポテンショメータ153の出力から変位角θjntの時間変化量Δθjntを求めてその値を判定する(ステップS5)。
第1指1と第2指2の先端が把持対象物9に接触していない条件下では、θjnt=θactとなる。このため、図1、図4において時計回りを正にとるとθjntは減少する(図7参照)。一方、第1指1と第2指2の先端が把持対象物9に接触する(このときのθjntとθactをθとする。)と、以後、Δθjntは0になる。そこで、Δθjntが0になるまで、ステップS5へ戻るループ処理を継続する。この状態では、関節15のモータ155の駆動は継続される。
第1指1と第2指2の先端が把持対象物9に接触後、さらに、モータ155の駆動を続けていくと、第1指1の位置関係は変動しないまま関節15(受動柔軟関節150)内の弾性要素152が伸展する(図5参照)。この状態においては、モータ155の駆動によりθactは変動するが、θjntはθのまま変化せず(図7参照)、Δθact=−Δθcmpが成立する。さらに、モータ155の駆動を続けていくと、最大反力Fと弾性要素152で発生する力が釣り合いが崩れ、把持対象物9が変形し始める(図6参照。なお、この図は説明の理解を容易にするため、変形状態を誇張して描いているのであって、実際の制御においては、微細な変形にとどまる)。このとき、|Δθact|>|Δθcmp|となる。このため、θjntは再び減少し始める(図7参照)。
そこで、Δθjntを判定し(ステップS6)、これが再び変化し始めるまでステップS6へと戻るループ処理を行う。一方、θjntが再び減少し始めた場合(この時点でのθactの値をθとする。)には、ステップS7へと移行してモータ155の駆動を停止し、処理を終了する。これにより、θact≒θとなるよう把持を行うことになる。なお、この時点でモータ155の駆動角を少し戻すと、物体の弾性により変形前の状態へと戻すことができ好ましい。
このように、受動柔軟関節150内の弾性要素152を弾性により変形させることで、最大反力Fを把握することができ、把持対象物8が変形しない限界の最大の把持力で物体を把持することができる。この最大把持力を把持位置に応じて直接測定しているため、把持対象物8の物性が未知の場合(初見の物体)や把持位置によって弾性の異なる不均質な場合でも適切な把持力で把持対象物8を把持することができる。
また、物体の表面状態が異なる場合、例えば、表面が濡れて滑りやすくなっている場合と乾いている場合においてもそれぞれ適切な把持力で把持を行うことができる。さらに、同じ物体であっても把持するときのロボットハンド100の姿勢が異なる場合においても適切な把持力で把持を行うことができるため物体を把持する際の姿勢の自由度が増し、把持制御の制御性が向上するという利点も有する。このように、多種多様な物体を多種多様な姿勢で把持させることが可能となるため、特に、生活共存型のロボットのロボットハンド制御として有効である。
この最大把持力の測定は、受動柔軟関節150内の弾性要素152と、ポテンショメータ153により行っているため、装置構成が簡単ですみ、低コストで実現が可能である。また、最大把持力で把持することで、外乱に強く安定した把持が実現できる。減衰要素151を備えることで、外乱による関節部分の振動的な動きが発生することがなく、把持制御の制御性が向上する。
さらに、把持対象物の反力状態を基にして把持力を制御しているため、モデル等や登録されている物体の性状データを用いて求めた把持力により制御を行う場合と異なり、把持力の制御誤差を吸収することができ、把持制御の精度が向上する。さらに、例えば、視覚装置からの把持対象物の位置情報を用いて制御を行う場合にも、位置情報の認識誤差を吸収して適切な把持を行うことができる。
ただし、把持対象物が、非常に柔らかい物体(例えば、柔らかいタオルや紙風船等)や不可逆的に変形するような物体(液体や粉末が入った袋等)やきわめて脆い物体(薄いガラス製品等)の場合には、図7におけるθとθの間隔が極端に短かくなったり、θとθ間のような平坦部が見られなかったり、このような傾向に至る前に対象物が破損したりするため、最大把持力を適切に把握することができない。しかし、これらの対象物を除けば本実施形態は、広範囲の物体に対して適用が可能である。
例えば、柔軟関節の弾性要素の剛性よりも比較的低剛性で、かつ、限界荷重以下の荷重により著しい剛性変化をきたす対象物を把持する場合にも対象物を適切な強さで把持することが可能となる。もちろん、線型剛性を有する対象物や非線形剛性を示す対象物に対しても適切な把持力を達成することができる。
図8(a)〜図8(d)は、この第1の実施形態の変形形態を示す構成図である。図8(a)に示されるロボットハンド100aは、第2指2aは基部3aと一体化され、その位置関係は固定されている。一方、第1指1aは、受動柔軟関節と駆動関節をかねた関節15aで指節10aが接続された単関節構造であり、第1指1aを駆動して第2指2aとの間に把持対象物9を挟み込む構成を有している。
図8(b)に示されるロボットハンド100bは、さらに第2指2bの基部3bとの一体化を進めた構成を有している。この実施形態では、第1指1aは、関節14b、15bを有する2関節構成であり、受動柔軟関節と駆動関節をかねた関節15bと、駆動関節である関節14bを有している。
図8(c)に示されるロボットハンド100cは、第1の実施形態のロボットハンド100を単関節構成としたものであり、受動柔軟関節と駆動関節をかねた関節15cによって接続されている第1指1cと駆動関節である関節25cによって接続されている第2指2cとを有している。
図8(d)に示されるロボットハンド100dは、第1指1dと、第2指2dの両方が駆動部4とケーブル5によって接続され、駆動部4によりケーブルを図の上下に移動させることで第1指1dと、第2指2dの駆動を制御する。この実施形態においては駆動部4内のモーターとケーブル5の間に弾性要素が配置されており、駆動部4が受動柔軟関節をかねる構成となっている。そして、回転系の角度検出センサに代えて変位検出センサが用いられる。なお、両者を併用することもできる。
次に、本発明に係る物体把持装置の第2の実施形態であるロボットハンド100eについて説明する。図9に示される本実施形態のロボットハンド100eの基本構成は図1に示される第1の実施形態のロボットハンド100と同じである。相違点は、第1指1eの関節の構成であり、基部3e側から2番目の関節14eを駆動関節とし、先端側の関節13eを受動柔軟関節としている。さらに、指先の把持対象物との接触面16eには、接触位置を検出するためのタクタイルセンサが配置されている。
本実施形態における把持対象物9の把持動作について図9〜図11を参照して具体的に説明する。図10は、動作時の指の幾何学的関係を模式的に示す図であり、図11は、把持動作の制御処理のフローチャートである。
まず、制御部8は、受信した把持対象物9の位置情報等を基にして、図示していないアーム部を駆動することにより、第1指1と第2指2とで把持対象物9を挟み込める位置に基部3を移動させ(ステップS11)、タクタイルセンサの出力を参照しながら、モータドライバ7により、第1指1eと第2指2eの各関節に配置されたモータ等を駆動することで、第1指1eと第2指2eの先端を把持対象物9に接触させる(ステップS12)。
本実施形態ではタクタイルセンサを備えていることにより、把持対象物9と、第1指1eと第2指2eとの接触を確実に判定することができる。
第1指1eと第2指2eの先端が把持対象物9に接触した状態においては、図10で破線で示されるように、駆動関節である関節14eと、受動柔軟関節である関節13e、把持対象物9と第1指1eの接触点Pとは一直線状に並ぶ。このときの関節14eと関節13eの距離をl、関節13eと接触点Pとの距離をlとし、この状態からさらに駆動を続けた場合の関節14eの駆動角度をθact、関節13e部分での伸展角をθcmpとする。そして、関節14eの位置を原点にとり、接触時の関節14eと関節13eを結ぶ線をx軸方向にとる座標系を考える。この場合、破線で示される接触時点では、当然θact=θcmp=0となり、接触点Pの位置座標は(l+l,0)となる。
そこで、この接触時点での位置関係を記憶しておき(ステップS13)、モータドライバ7により駆動関節となる関節14eのみのモータの駆動を継続する(ステップS14)。
第1指1eと第2指2eの先端が把持対象物9に接触後、さらに、関節14eのモータの駆動を続けていくと、関節13e内の弾性要素が伸展して、関節13eが時計回りに駆動する。このとき、第1指1eと把持対象物9の接触点Pは、関節14eとの相対位置関係は同一位置に保たれるが、第1指1eの先端の指節10e内における位置は指先方向へと移動する。このため、接触点Pと関節13eの距離は接触開始時点のlより長くなる。接触開始時点におけるlをl2iとすると以下の関係が成立する。
sinθact=lsinθcmp
cosθact+lcosθcmp=l+l2i
さらに、関節14e内のモータの駆動を続けていくと、最大反力Fと関節13eの弾性要素で発生する力が釣り合いが崩れ、把持対象物9が変形し始める。このときには、以下の関係が成立する。
sinθact<lsinθcmp
したがって、lsinθactとlsinθcmpとを比較し(ステップS15)、両者が同一な場合には、ステップS14へ戻るループ処理を継続し、両者が釣り合わなくなった時点でステップS16へと移行して駆動関節である関節14eのモータの駆動を停止し、処理を終了することにより、第1の実施形態と同様に物体が変形し始めた時点の把持力で物体の把持を行うことができる。なお、この時点で関節14eのモータの駆動角を少し戻すと、物体の弾性により変形前の状態へと戻すことができ好ましいことも第1の実施形態と同様である。
本実施形態では、第1の実施形態と異なり、受動柔軟関節と駆動関節とを別の関節に配置している。受動柔軟関節となる関節13eに駆動関節としての機能をもたせないことで、関節13eの幅(図9における紙面に直交する方向の距離)を短縮して小型化することができるため、把持対象物9が小さな場合に特に有効である。
次に、本発明に係る物体把持装置の第3の実施形態であるロボットハンド100fについて具体的に説明する。図12に示される本実施形態のロボットハンド100fの基本構成は図9に示される第2の実施形態のロボットハンド100eと同じである。相違点は、受動柔軟関節である関節13eが駆動関節である関節14eとギア比1対1で連動して駆動する構成となっている点である。
本実施形態における把持対象物9の把持動作について図12〜図14を参照して具体的に説明する。図13は、動作時の指の幾何学的関係を模式的に示す図であり、図14は、把持動作の制御処理のフローチャートである。
まず、制御部8は、受信した把持対象物9の位置情報等を基にして、図示していないアーム部を駆動して(ステップS21)、関節を駆動させることで、第1指1fと第2指2fの先端を把持対象物9に接触させる(ステップS22)までの動作は第2の実施形態と同様である。
本実施形態でもタクタイルセンサを備えていることにより、把持対象物9と、第1指1fと第2指2fとの接触を確実に判定することができる。
この実施形態では、関節14fと関節13fとが連動して駆動するため、第1指1fと第2指2fの先端が把持対象物9に接触した状態においては、図13に破線で示されるように、駆動関節である関節14fと、受動柔軟関節である関節13fの駆動角度θactは同一になる。ここで、関節14fの位置を原点にとり、指節12f方向をy軸方向とする直交座標系を考える。このときの関節14fと関節13fの距離をl、関節13fと接触点Pとの距離をlとし、関節13f部分での伸展角をθcmpとする。このときθcmp=0となり、接触点Pのy軸の位置座標はl1cossθact+l2cos2θactで表せる。これを初期位置yとして記憶し(ステップS23)、モータドライバ7により駆動関節となる関節14fのみのモータの駆動を継続する(ステップS24)。
第1指1fと第2指2fの先端が把持対象物9に接触後、さらに、関節14fのモータの駆動を続けていくと、関節13f内の弾性要素が伸展して、関節13fには反時計回りの駆動力と時計回りの伸展による反力とが発生する。このとき、第1指1fと把持対象物9の接触点Pは、関節14fとの相対位置関係は同一位置に保たれるが、第1指1fの先端の指節10f内における位置は指先方向へと移動する。このため、以下の関係が成立する。
cosθact+lcos(2θact−θcmp)=y
さらに、関節14f内のモータの駆動を続けていくと、最大反力Fと関節13f内の弾性要素で発生する力が釣り合いが崩れ、把持対象物9が変形し始める。このときには、以下の関係が成立する。
cosθact+lcos(2θact−θcmp)<y
したがって、lcosθact+lcos(2θact−θcmp)とyとを比較し(ステップS25)、両者が同一な場合には、ステップS24へ戻るループ処理を継続し、両者が釣り合わなくなった時点でステップS26へと移行して駆動関節である関節14fのモータの駆動を停止し、処理を終了することにより、第1、第2の実施形態と同様に物体が変形し始めた時点の把持力で物体の把持を行うことができる。なお、この時点で関節14fのモータの駆動角を少し戻すと、物体の弾性により変形前の状態へと戻すことができ好ましいことも第1、第2の実施形態と同様である。
本実施形態では、第2の実施形態と異なり、受動柔軟関節を駆動関節の連動関節とすることで把持対象物9に対する指先の角度を垂直に近い角度にすることができる。このため、駆動関節のトルクを把持対象物9に押しつける方向で加えることができるため、駆動関節のモータのトルクが小さい場合でも、把持力を大きくとることができ、安定した把持を行うことができる。
図15〜図19は、さらに別の実施形態のロボットハンドを示す図である。図15に示される実施形態は、第1の実施形態の第1指1に加えて、これに並伸する第3指6gを配置したものである。この実施形態では、各指に対して上述した制御を行ってもよいし、第1指1g、第3指6gの一方を固定し、他方について制御を行ってもよい。
図16に示される実施形態は、図15に示される実施形態の駆動関節を兼ねた柔軟関節の位置を1関節分先端側(15g→14h)に移動させた点のみが相違する。駆動関節と柔軟関節を同じ関節位置に配置すると、その部分の幅(紙面に直交する方向の長さ)が太くなるが、指の根本ではなく、これより先端位置にこの関節を配置することで、基部3hを大型化することなく、駆動関節を兼ねた柔軟関節を配置することが容易になる。
図17は、第2、第3の実施形態を多指化したものであり、図18は、柔軟関節の数を増やした形態である。これらの形態においても本発明は好適に適用可能である。
以上の説明では、多指により、手中に収まる程度の比較的小型の対象物を把持する場合を例に説明したが、片手では把持することが困難な大型の対象物を複数の腕により挟み込んで把持する場合にも本発明は好適に適用することができる。この場合には、一方の腕、または手の関節を柔軟受動関節として利用すればよく、3次元方向のいずれの方向からの把持にも好適に適用することができる。
本発明に係る物体把持装置の一実施形態であるロボットハンド100の概略図である。 図1のロボットハンドのブロック構成図である。 第1の実施形態における把持動作の制御処理のフローチャートである。 関節15内の回転角の関係を示す図である。 把持動作の図1に引き続いた状態を示す図である。 把持動作の図5に引き続いた状態を示す図である。 エンコーダポテンションメータ153の出力の時間変化例を示す図である。 第1の実施形態の変形形態を示す図である。 本発明に係る物体把持装置の第2の実施形態の概略図である。 図9のロボットハンドの動作時の指の幾何学的関係を模式的に示す図である。 図9のロボットハンドの把持動作の制御処理のフローチャートである。 本発明に係る物体把持装置の第3の実施形態の概略図である。 図12のロボットハンドの動作時の指の幾何学的関係を模式的に示す図である。 図12のロボットハンドの把持動作の制御処理のフローチャートである。 さらに別の実施形態のロボットハンドの概略図である。 さらに別の実施形態のロボットハンドの概略図である。 さらに別の実施形態のロボットハンドの概略図である。 さらに別の実施形態のロボットハンドの概略図である。
符号の説明
1…ギア比、1、2、6…指、3…基部、4…駆動部、5…ケーブル、7…モータドライバ、8…制御部、8…把持対象物、8…特開平、9…把持対象物、10〜12、20〜22…指節、13〜15、23〜25…関節、16…指先、17…弾性要素、25…関節、100…ロボットハンド、150…受動柔軟関節、151…減衰要素、152…弾性要素、153…ポテンショメータ、155…モータ、156…モータエンコーダ、F…最大反力、P…接触点、θact…駆動角度、θjnt…変位角、θcmp…伸展角。

Claims (5)

  1. 少なくとも対向する2本の指または腕を備え、アクチュエータによって前記指または腕の少なくとも一本を駆動させて物体を把持する物体把持装置において、
    前記指または腕の少なくとも1カ所に配置され、前記アクチュエータの駆動に連動し、弾性要素を有する受動柔軟関節と、
    前記柔軟関節の変位量を検出する変位量検出センサと、
    前記アクチュエータ駆動時の前記変位量検出センサの出力変化から把持対象物からの反力状態を推定し、推定結果を基にして前記アクチュエータによる把持力を調整する把持力調整手段と、
    を備えていることを特徴とする物体把持装置。
  2. 前記把持力調整手段は、前記変位量検出センサの出力変化から把持対象物の変形開始を推定し、変形開始時点の把持力により把持対象物を把持することを特徴とする請求項1記載の物体把持装置。
  3. 前記受動柔軟関節は、減衰要素を備えていることを特徴とする請求項1記載の物体把持装置。
  4. 前記受動柔軟関節と前記アクチュエータは、回転軸が同軸に配置されていることを特徴とする請求項1記載の物体把持装置。
  5. 前記アクチュエータはリニア駆動式であり、その駆動方向が前記受動柔軟関節の可動方向と一直線状に配置されていることを特徴とする請求項1記載の物体把持装置。
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