JP2019126879A - 把持装置 - Google Patents

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木佐貫 義勝
Yoshikatsu Kisanuki
義勝 木佐貫
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Abstract

【課題】把持装置において、把持状態の安定化を図る技術を提供する。【解決手段】 把持装置は、把持対象物を把持する把持部と、把持部に設けられ、把持部が把持対象物を把持するときに把持対象物と接触し、把持部が把持対象物を把持する把持力および把持対象物の硬度に応じて変形する表皮部と、表皮部に配置される検出用装置を含み、表皮部の変形によって検出用装置の位置と姿勢の少なくとも一方が変化することで、表皮部の変形形状に関連する情報を検出する変形関連情報検出部と、変形関連情報検出部によって検出された情報に応じて、把持部による把持対象物の把持状態を制御する制御部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、把持装置に関する。
従来から、把持対象物を把持する把持装置が知られている(特許文献1〜3参照)。例えば、引用文献1には、物体を把持する把持部分の曲率が異なる2種類の指を有するロボットハンドが開示されている。引用文献2には、アームの先端に、アームに対して捻転可能な凸曲面状の先端曲面部を備えたマニピュレータ装置が開示されている。引用文献3には、各指機構の把持対象に対する作用力について、触点における各接触要素の物体に対する作用力及び相対速度と、物体に作用する外力との関係式から導出される連立漸化式の解探索処理によって目標作用力を設定するロボットハンドが開示されている。
特許第4997078号公報 特開2011−62788号公報 特開2013−94946号公報
しかしならが、上記先行技術によっても、把持装置によって把持対象物を把持する技術については、なお、改善の余地があった。例えば、上記先行技術では、分布型圧力センサによって把持対象物と接触しているエリアや強さを検出している。しかし、分布型圧力センサでは、接触面の圧力分布については検出できるものの、接触面の傾斜角度を検出できないため、3次元の把持対象物の形状変化を把握することができない。すなわち、上記先行技術では、把持対象物と把持装置との相対的な柔軟性(相対硬度)が考慮されておらず、把持装置で把持をおこなうと想定した把持状態とはならず、安定した把持状態が得られない場合があった。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、把持装置において、把持状態の安定化を図る技術を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、把持装置が提供される。この把持装置は、把持対象物を把持する把持部と、前記把持部に設けられ、前記把持部が前記把持対象物を把持するときに前記把持対象物と接触し、前記把持部が前記把持対象物を把持する把持力および前記把持対象物の硬度に応じて変形する表皮部と、前記表皮部に配置される検出用装置を含み、前記表皮部の変形によって前記検出用装置の位置と姿勢の少なくとも一方が変化することで、前記表皮部の変形形状に関連する情報を検出する変形関連情報検出部と、前記変形関連情報検出部によって検出された前記情報に応じて、前記把持部による前記把持対象物の把持状態を制御する制御部と、を備える。
この構成によれば、表皮部の変形形状に関連する情報には、表皮部の変形時に検出用装置の位置と姿勢の少なくとも一方が変化することによって得られた情報が含まれる。そのため、この情報から、把持部と把持対象物との接触面の範囲や接触面の傾斜角度を推定することができる。把持対象物と把持部との摩擦力は、把持部と把持対象物との接触面積に比例する。また、把持対象物の表皮部に対する相対硬度は、把持部が把持対象物を把持したときの接触面の傾斜角度の変化に関連する。よって、この構成によれば、表皮部の変形形状に関連する情報から、把持時の摩擦力の変化や相対硬度及び把持状態の変化を把握でき、この情報に応じて把持部による把持対象物の把持状態を制御することで、把持状態の安定化を図ることができる。
(2)上記形態の把持装置において、前記表皮部は、硬度の異なる複数の部材が積層された構成を有し、前記把持対象物と接触する外表面側から内側に向かって順に硬度が高くなるよう前記複数の部材が配置されており、前記変形関連情報検出部は、複数の前記検出用装置を含み、前記複数の検出用装置は、前記表皮部において、前記複数の部材のそれぞれに対応して配置されていてもよい。この構成によれば、表皮部は、外表面側から内側に向かって順に硬度が高くなるように構成されているため、様々な硬度の把持対象物に対して、把持対象物の硬度に応じた変形をすることができる。すなわち、比較的柔らかい把持対象物の硬度の差異は、柔らかい表皮部の外表面側の変形の差異として表れ、比較的硬い把持対象物の硬度の差異は、硬い表皮部の内側の変形の差異として表れる。この構成によれば、硬度の異なる複数の部材のそれぞれの変形に対応して検出用装置の位置と姿勢が変化するため、検出可能な把持対象物の硬度の範囲を広げることができる。よって、変形関連情報検出部は、より正確に、把持部と把持対象物との接触面の範囲や接触面の傾斜角度に関連する情報を検出することができる。
(3)上記形態の把持装置において、前記検出用装置は、慣性センサによって構成されており、自身の加速度と角速度の少なくとも一方を検出するものであり、前記制御部は、前記表皮部が前記把持対象物との接触によって変形したときに、前記慣性センサによって検出された前記加速度と前記角速度の少なくとも一方を用いて、前記表皮部において、前記把持対象物と接触する接触面の傾斜角度を推定してもよい。この構成によれば、慣性センサによって検出された加速度と角速度の少なくとも一方を用いて、把持対象物と接触する接触面の傾斜角度を容易に推定することができる。
(4)上記形態の把持装置において、前記検出用装置は、RFタグによって構成されており、前記変形関連情報検出部は、電磁波センサによって、前記RFタグの座標位置を検出するものであり、前記制御部は、前記表皮部が前記把持対象物との接触によって変形したときに、前記電磁波センサによって検出された前記RFタグの座標位置を用いて、前記表皮部において、前記把持対象物と接触する接触面の傾斜角度を推定してもよい。この構成によれば、電磁波センサによって検出されたRFタグの座標位置を用いて、把持対象物と接触する接触面の傾斜角度を容易に推定することができる。
(5)上記形態の把持装置において、前記複数の部材は、それぞれ粘性の異なる流体が注入された複数の袋体によって構成されていてもよい。この構成によれば、簡易な構成によって、表皮部の硬度を外表面側から内側に向かって順に高くすることができる。
(6)上記形態の把持装置において、前記複数の部材は、流体が注入された複数の袋体であって、互いに注入圧が異なる複数の袋体によって構成されていてもよい。この構成によっても、簡易に表皮部の硬度を外表面側から内側に向かって順に高くすることができる。
(7)上記形態の把持装置において、前記把持部は、複数本の指部を有するロボットハンドであり、前記表皮部は、前記複数の指部の先端部に設けられ、それぞれ山形の曲面形状を有しており、前記指部の先端部には、前記先端部の姿勢を検出するための姿勢検出装置が配置されていてもよい。この構成によれば、姿勢検出装置によって、指部の姿勢を容易に検出することができる。
(8)本発明の他の一形態によれば、把持装置が提供される。この把持装置は、把持対象物を把持する把持部と、前記把持部に設けられ、前記把持部が前記把持対象物を把持するときに前記把持対象物と接触し、前記把持部が前記把持対象物を把持する把持力および前記把持対象物の硬度に応じて変形する表皮部と、前記表皮部に配置される検出用装置を含み、前記表皮部の変形によって前記検出用装置の位置と姿勢の少なくとも一方が変化することで、前記表皮部の変形形状に関連する情報を検出する変形関連情報検出部と、を備え、前記表皮部は、硬度の異なる複数の部材が積層された構成を有し、前記把持対象物と接触する外表面側から内側に向かって順に硬度が高くなるよう前記複数の部材が配置されており、前記変形関連情報検出部は、複数の前記検出用装置を含み、前記複数の検出用装置は、前記表皮部において、前記複数の部材のそれぞれに対応して配置されている。
この構成によれば、表皮部の変形形状に関連する情報から、把持時の摩擦力の変化や相対硬度及び把持状態の変化を把握でき、この情報に応じて把持部による把持対象物の把持状態を制御することで、把持状態の安定化を図ることができる。また、表皮部は、外表面側から内側に向かって順に硬度が高くなるように構成されているため、より広い範囲の硬度において、把持対象物の硬度の差異を表皮部の変形形状の変化に反映させることができるため、より正確に、把持部と把持対象物との接触面の範囲や接触面の傾斜角度に関連する情報を検出することができる。
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能であり、例えば、ロボットハンド、ロボットハンドの指先構造、把持装置の制御方法、この制御方法をコンピュータに実行させるコンピュータプログラムなどの形態で実現することができる。
第1実施形態における把持装置1の概略構成を示した説明図である。 指先部の断面構成を示した説明図である。 変形計測部の構成を示した説明図である。 把持対象物との接触時の表皮部の変形形状を示した第1の説明図である。 把持対象物との接触時の表皮部の変形形状を示した第2の説明図である。 圧迫体と被圧迫体とを接触させた状態を示した説明図である。 被圧迫体との接触時における圧迫体の変形形状を示した説明図である。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態における把持装置1の概略構成を示した説明図である。把持装置1は、例えば、産業用ロボットや人型ロボット等に用いられる装置であり、ロボットハンド10と、制御部40とを備えている。
ロボットハンド10は、人の手を模した多自由度を有する多指ロボットハンドであり、第1指部11と、第2指部12と、第3指部13と、第4指部14と、掌部15とを備えている。第1指部11は人の手の人差し指に対応し、第2指部12は中指に対応し、第3指部13は薬指に対応し、第4指部14は親指に対応し、掌部15は手のひらに対応している。
各指部11〜14は、それぞれ、指先部21と、第1関節部22と、中節部23と、第2関節部24と、基節部25と、第3関節部26とを備えている。指先部21、中節部23、および、基節部25は、リンクもしくは節と呼ばれる部分であり、第1関節部22、第2関節部24、および、第3関節部26は、ジョイントもしくは関節と呼ばれる可動部分である。指先部21、中節部23、および、基節部25は、第1関節部22、第2関節部24、および、第3関節部26によって互いに回動可能に接続されている。各指部11〜14は、これらの部材によるリンク機構が形成されている。
各指部11〜14は、上述のリンク機構と、図示しないモータ(アクチュエータ)を備え、モータの駆動によって関節部22、24、26が回動し、関節部に接続された2つのリンクの相対的な角度が変化する。これにより、各指部11〜14は、人の指のように、まっすぐの状態と折れ曲がった状態との間の任意の状態にすることができる。モータの駆動によって、各指部11〜14を人の指のように伸展、屈曲させる機構の具体的な構成については任意の構成を採用することができる。例えば、各指部11〜14は、モータの他に、図示しない減速機構と、回転運動を直線運動に変換する図示しないクランク機構とを備えていてもよい。この場合、モータの出力軸を減速機構の入力軸に接続し、減速機構の出力軸をクランク機構の入力軸に接続し、クランク機構の出力軸をリンク機構に接続することで、モータの出力軸の時計回り又は反時計回りの回転によって、リンク機構を伸展、屈曲させることができる。
各指部11〜14は、第3関節部26を介して掌部15に接続されている。掌部15は、腕部16に接続されており、腕部16に対して3自由度で回動可能に構成されている。腕部16は、人の腕を模した多自由度を有するリンク機構部であり、図示しない上腕部と前腕部とを含んでいる。腕部16とロボットハンド10は、腕部16の先端にロボットハンド10が取り付けられたロボットアーム17として構成されている。腕部16は、ロボットハンド10を任意の位置に移動させることができ、また、任意の姿勢にすることができる。
ロボットハンド10は、指部11〜14のうちの2本以上よって物体(把持対象物)70を挟んで把持し、把持した物体(把持対象物)70の位置および姿勢を変更させることができる。ここで、物体の位置とは、3次元座標における位置を意味しており、3次元座標により表すことができる。物体の姿勢とは、3次元座標において物体の向きを意味しており、ベクトルによって表すことができる。
指先部21は、人の指の末節に該当する部位であり、指の背側(外側)に爪部27を備え、指の腹側(内側)に表皮部30を備えている。表皮部30は、ロボットハンド10が把持対象物70を把持するときに、主に接触する部分であり、曲率が概ね一様な山形の曲面形状を有している。これにより、表皮部30は、把持対象物70と、指先部21との接触角度が所定の範囲内であれば、接触角度によらず、接触面積をほぼ同じにすることができる。表皮部30は、シリコンゴム、天然ゴム、合成ゴム等の柔軟なゴム弾性体によって形成されている。表皮部30は、把持対象物70との接触面積に比例して、摩擦係数(摩擦力)が変化する。すなわち、接触面積が大きいほど摩擦力が増大する。指先部21の詳細な構成については、図2で詳述する。
制御部40は、ROM、RAM、および、CPUを含んで構成されるコンピュータであり、ロボットハンド10と腕部16を含むロボットアーム17の動作制御をおこなう。制御部40は、把持司令部41と、接触状態演算部42と、駆動演算部43と、を備えている。把持司令部41は、接触状態演算部42と信号線により接続されており、外部からの信号情報IEの入力に基づいて、把持対象物70を把持するための指令である把持動作指令H1を接触状態演算部42に出力する。信号情報IEとは、例えば、把持司令部41に接続されているカメラから入力される映像情報やスイッチから入力される接点入力情報などである。
接触状態演算部42は、各指部11〜14に配置された後述する変形計測部51〜53、および、姿勢計測部54と信号線で接続されており、これらに駆動電力を供給すると共に、これらからの出力信号(加速度信号Acc、および、角速度信号Gyro)が入力される。接触状態演算部42は、また、駆動演算部43と信号線で接続されている。接触状態演算部42は、把持動作指令H1が入力されると、加速度信号Acc、および、角速度信号Gyroを特定の時間間隔Δtで計測する。接触状態演算部42は、後述する方法によって、加速度信号Accおよび角速度信号Gyroから、表皮部30の変形形状、具体的には、表皮部30における把持対象物70との接触面の範囲、接触面積、接触面の傾斜角度を推定する。また、接触状態演算部42は、後述する方法によって、加速度信号Accおよび角速度信号Gyroから、ロボットハンド10の把持対象物70に対する相対的な姿勢を推定する。接触状態演算部42は、これらの推定値から、把持対象物70を現在の各指部11〜14の状態(伸展、屈曲状態、姿勢)で把持可能か否かを判断し、把持可能と判断した場合には、駆動演算部43と、把持司令部41に把持状態保持信号Hholdを出力する。
駆動演算部43は、モータ駆動回路44と接続されており、接触状態演算部42からの出力信号に基づいて、モータ駆動回路44を制御するための駆動信号を出力する。モータ駆動回路44は、各指部11〜14の図示しないモータ(アクチュエータ)の駆動を制御し、各指部11〜14を駆動演算部43から出力された信号に沿った状態(伸展、屈曲状態、姿勢)にする。
制御部40は、把持対象物70を把持するときの把持力と、上述した表皮部30の変形形状の時間的な変化から、把持対象物70の硬度を推定することができる。よって、制御部40は、ロボットハンド10を制御して把持対象物70を把持すると、把持対象物70の硬度に応じて各指部11〜14の状態(伸展、屈曲状態、姿勢)を制御することができる。
図2は、指先部21の断面構成を示した説明図である。指先部21は、爪部27と表皮部30のほか、ベース部35と、第1変形計測部51と、第2変形計測部52と、第3変形計測部53と、姿勢計測部54と、を備えている。表皮部30は、互いに硬度の異なる3つの皮部(第1皮部31、第2皮部32、および第3皮部33)が積層された構成を有している。3つの皮部31〜33のうち、第1皮部31が最も硬度が低く柔らかい。第2皮部32は、第1皮部31よりも硬度が高く、第3皮部33よりも硬度が低い。第3皮部33は、最も硬度が高く硬い。つまり、表皮部30は、外表面側から内側に向かって順に硬度が高くなるように構成されている。
第1変形計測部51と、第2変形計測部52と、第3変形計測部53と、姿勢計測部54は、慣性センサであり、自身の加速度および角速度を検出する。第1変形計測部51は、第1皮部31の内部において平面的にほぼ等間隔に複数並んで配置されている。第2変形計測部52は、第2皮部32の内部において同様に複数並んで配置されている。第3変形計測部53は、第3皮部33の内部において同様に複数並んで配置されている。第1変形計測部51と、第2変形計測部52と、第3変形計測部53は、表皮部30の外表面に直交する基準軸Sに沿って縦に並んで配置されている。姿勢計測部54は、指先部21の姿勢を検出するための慣性センサであり、ベース部35に配置されている。
図3は、変形計測部51〜53の構成を示した説明図である。第1変形計測部51、第2変形計測部52、第3変形計測部53、および、姿勢計測部54は、センサ座標系(x、y、z)におけるx,yおよびz軸の3軸の加速度信号Accや、3軸の角速度信号Gyroを出力する。加速度信号Accから、各変形計測部51〜53の傾斜角度を特定することができる。すなわち、センサ座標系のx,yおよびz軸の各軸に作用する重力加速度の大きさから、変形計測部51〜53の基準軸Sに対する傾斜角度θI、θII、θIIIを算出することができる。基準軸Sの絶対座標系(X、Y、Z)における姿勢角度θMは、姿勢計測部54から出力される加速度信号Accを用いて算出することができる。なお、姿勢角度θMは、ロボットアーム17を構成するリンク機構のリンク座標情報から公知の手法を用いて算出することもできる。
把持対象物が表皮部30(第1皮部31)に接触すると、まず、表皮部30の接触面(第1皮部31の外表面の一部)が変形する。接触面の変形にともなって変形計測部51〜53の傾斜角度(姿勢)が連続的に変化する。傾斜角度の変化の大きさは、加速度信号Accから算出した傾斜角度θI、θII、θIIIの変化量から算出することができる。また、角速度信号Gyroの大きさ、角速度信号Gyroの時間積分値の大きさ等から算出してもよい。傾斜角度θI、θII、θIII、姿勢角度θM、加速度信号Acc、および、角速度信号Gyroの変化した空間領域の大きさから、表皮部30における把持対象物との接触面の範囲、接触面積の大きさ、触面の傾斜角度、および、ロボットハンド10の把持対象物に対する相対的な姿勢を推定することができる。
制御部40の接触状態演算部42(図1)は、4本の各指部11〜14についてこれらの推定をおこない、各指部11〜14の推定結果に基づいて、把持対象物を現在の各指部11〜14の状態(伸展、屈曲状態、姿勢)で把持可能か否かを判断する。なお、姿勢を推定するのは、各指部の伸展、屈曲状態が同じであっても、把持対象物とロボットハンド10との位置関係によって、対象物の重力方向に対するロボットハンド10の位置が変化し、これにより、把持状態が変化するためである。把持可能と判断した場合は、把持司令部41と駆動演算部43に把持状態保持信号Hholdを出力する。
一方、接触状態演算部42は、把持対象物を現在の各指部11〜14の状態(伸展、屈曲状態、姿勢)で把持できないと判断した場合には、駆動演算部43に信号を出力してロボットアーム17と4本の各指部11〜14の姿勢を変更制御する。これらの姿勢の変更制御は、把持対象物が把持可能と判断されるまで繰り返しおこなわれる。なお、姿勢変更制御は、実動作でおこなってもよいし、シミュレーション計算でおこなってもよい。シミュレーション計算の場合には、好適な姿勢変更制御が得られた後に実動作を実施する。
図4と図5を用いて、把持対象物との接触時における表皮部30の変形形状について説明する。図4は、把持対象物71、72との接触時における表皮部30の変形形状を示した説明図である。図4の把持対象物71と把持対象物72は、同じ形状で硬度が異なる物体である。把持対象物71の硬度は、第1皮部31よりも高く、第2皮部32よりも低い。把持対象物72の硬度は第1皮部31よりも低い。把持対象物71の把持時には、第1皮部31の変形が大きく、第2皮部32と第3皮部33の変形が小さい。つまり、皮部31〜33に埋めこまれた変形計測部51〜53の信号変化量は、第1変形計測部51が大きく、第2変形計測部52と第3変形計測部53は小さい。一方、把持対象物72の把持時には、すべての皮部31〜33の変形が小さい。つまり、変形計測部51〜53の信号変化量は、いずれも小さい。ここから、比較的柔らかい把持対象物の硬度の差異は、第1変形計測部51の信号変化量に表れやすいことがわかる。
図5は、把持対象物73、74との接触時における表皮部30の変形形状を示した説明図である。図5の把持対象物73と把持対象物74は、硬度が等しく形状が異なる物体である。これらの硬度は、第3皮部33よりも高い。把持対象物73の把持時には、第1皮部31と第2皮部32の変形が大きく、第3皮部33の変形が小さい。一方、把持対象物74の把持時には、すべての皮部31〜33の変形が大きい。ここから、比較的硬い把持対象物の形状や硬度の差異は、第3変形計測部53の信号変化量に表れやすいことがわかる。
各皮部31〜33の硬度や把持力は既知であり、また、把持対象物の相対硬度に対する変形量は、試験等によって対応関係が明らかになっている。よって、把持力と、表皮部30の変形形状の時間的な変化から把持対象物の硬度を推定することができる。また、信号変化が生じた変形計測部51〜53の位置から、把持対象物との接触面の範囲や接触面積を推定することができる。また、姿勢計測部54に対する変形計測部51〜53の相対位置が既知であることから、これらからの出力信号から指先部21と把持対象物との相対姿勢を推定することができる。このように、把持対象物と、皮部31〜33の相対硬度の違いによって、表皮部30と把持対象物のそれぞれの変形状況が異なる。そのため、表皮部30に配置された変形計測部51〜53の信号変化量から、把持対象物の硬度や、接触面の範囲、接触面積、ロボットハンド10と把持対象物との相対姿勢を推定することができる。
図6と図7を用いて、把持対象物と接触面の相対硬度の違いと、接触面の形状変化との関係についてシミュレーションによって説明する。ここでは、図6(a)に示すように、半球状の圧迫体100と、平坦面を有する被圧迫体101を用意し、圧迫体100を被圧迫体101に押しつけ、そのときの圧迫体100の形状を観察した。圧迫体100と被圧迫体101の相対硬度については、図6(b)に示すように、以下の3つのケースとした。
(1)圧迫体100の硬度<被圧迫体101の硬度
(2)圧迫体100の硬度=被圧迫体101の硬度
(3)圧迫体100の硬度>被圧迫体101の硬度
この3ケースについて、圧迫体100を同じ力の大きさで被圧迫体101に押しつけた。
図7は、上記3ケースについて被圧迫体101との接触時の圧迫体100の変形状態を示した説明図である。図7(a)は、ケース(1)における圧迫体100の変形状態であり、図7(b)は、ケース(2)における圧迫体100の変形状態であり、図7(c)は、ケース(3)における圧迫体100の変形状態である。図7(a)〜(c)から、圧迫体100の被圧迫体101に対する相対硬度が高い場合には、圧迫体100の接触面の変形量が小さく、相対硬度が低い場合には、接触面の変形量が大きくなることがわかる。このように、圧迫体100の被圧迫体101に対する相対硬度に応じて圧迫体100の接触面の変形形状が変化する。よって、本実施形態の表皮部30においても、表皮部30と把持対象物との相対硬度によって、表皮部30の接触面の変形形状が異なることがわかる。本実施形態では、この特性を利用し、把持時における変形形状の時間的な変化から、把持対象物の硬度を推定する。
以上説明した、本実施形態の把持装置1によれば、ロボットハンド10が把持対象物を把持したとき、変形計測部51〜53から出力される加速度信号Accおよび角速度信号Gyroが変化する。制御部40は、この加速度信号Accおよび角速度信号Gyroの変化量から、把持対象物と接触している接触面の範囲や傾斜角度を推定することができる。把持対象物と表皮部30との摩擦力は、表皮部30の接触面積に比例する。また、把持対象物の表皮部30に対する相対硬度は、表皮部30が把持対象物を把持したときの接触面の傾斜角度の変化に関連する。よって、推定した接触面の範囲や傾斜角度に応じてロボットハンド10による把持対象物の把持状態を制御することで、把持状態の安定化を図ることができる。また、ロボットアーム17で把持対象物を移動させる際にも、加速度信号Accおよび角速度信号Gyroから、外力の作用による把持対象物の姿勢変化や摩擦力の変化等による把持状態の不安定化を把握することができるため、例えば、把持対象物を途中で落とす前に把持力や姿勢を変更でき、把持対象物の落下を抑制できる。
また、本実施形態の把持装置1によれば、表皮部30は、外表面側から内側に向かって順に硬度が高くなるように構成されているため、様々な硬度の把持対象物に対して、把持対象物の硬度に応じた変形をすることができる。すなわち、比較的柔らかい把持対象物の硬度の差異は、第1皮部31の変形の差異として表れ、比較的硬い把持対象物の硬度の差異は、第3皮部33の変形の差異として表れる。この構成によれば、硬度の異なる3つの皮部31〜33のそれぞれの変形に対応して変形計測部51〜53の姿勢が変化するため、検出可能な把持対象物の硬度の範囲を広げることができる。
従来の6軸力センサや接触センサでは、計測が接触面における局所座標系でおこなわれる。すなわち、接触面の特定の点についてのみの計測をおこなっているため、接触面の角度や把持対象物の形状変化などを把握することができなかった。一方、本実施形態では、加速度信号Accおよび角速度信号Gyroの変化量から、把持対象物と接触している接触面の範囲や傾斜角度を推定することができるため、推定した接触面の範囲や傾斜角度に応じてロボットハンド10による把持対象物の把持状態を制御することで、把持状態の安定化を図ることができる。また、各指部11〜14の接触面の範囲や傾斜角度に加え、各指部11〜14に対する把持対象物の相対的な姿勢を推定することもできるため、把持対象物の姿勢に応じた好適な把持動作制御をおこなうことができる。
<本実施形態の変形例>
本発明は上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
[変形例1]
第1実施形態では、表皮部30を構成する3つの3つの皮部(第1皮部31、第2皮部32、および、第3皮部33)は、互いに硬度の異なるシリコンゴムによって構成されているものとした。しかし、3つの皮部31〜33は、シリコンゴム以外によって構成されていてもよい。例えば、3つの皮部31〜33は、ナイロンやゴム等で形成された袋体であってもよい。この場合、袋体に吸入するオイル等の流体の粘性を変化させることによって、各袋体の硬度を変化させることができる。また、袋体に注入する注入圧を変化させることによっても、硬度を変化させることができる。よって、これらによっても、表皮部30を外表面側から内側に向かって順に硬度が高くなるように構成することができる。
[変形例2]
第1実施形態では、表皮部30は、互いに硬度の異なる3つの皮部(第1皮部31、第2皮部32、および第3皮部33)が積層された構成を有しているものとした。しかし、表皮部30は、互いに硬度の異なる2つの皮部が積層された構成であってもよいし、互いに硬度の異なる4つ以上の皮部が積層された構成であってもよい。また、1以上の皮部の硬度が他の1以上の皮部の硬度を等しくてもよいし、外表面側よりも内側の皮部の硬度が硬度が高くなっていてもよい。さらに、表皮部30は、1種類の皮部によって構成されていてもよい。なお、表皮部30は、互いに硬度の異なる2以上の皮部によって構成されている方が好ましく、外表面側から内側に向かって順に硬度が高くなるように構成されている方が好ましい。
[変形例3]
第1実施形態では、第1変形計測部51と、第2変形計測部52と、第3変形計測部53と、姿勢計測部54は、慣性センサによって構成されているものとした。しかし、表皮部30の接触面の範囲や傾斜角度を検出するためのセンサはこれ以外であってもよい。例えば、表皮部30の接触面の範囲や傾斜角度を電磁波センサによって検出することも可能である。具体的には、第1実施形態の、第1変形計測部51と、第2変形計測部52と、第3変形計測部53と、姿勢計測部54が配置されている位置にRFタグを配置し、電磁波センサによって、これらのRFタグの座標位置を検出することによっても、表皮部30の接触面の範囲や傾斜角度を検出することができる。
[変形例4]
第1実施形態では、変形計測部51〜53は、それぞれ、皮部31〜33の内部に平面的に等間隔に複数並んで配置されているものとした。しかし、変形計測部51〜53は、皮部31〜33の変形よって、自身の姿勢が変化する場所であれば、皮部31〜33の内部以外の場所に配置されていてもよい。例えば、変形計測部51〜53は、皮部31〜33に隣接する位置に配置されていれば、皮部31〜33の変形を検出することができる。ここでの隣接とは、皮部31〜33の表面に接触している状態のほか、皮部31〜33に接していないが皮部31〜33の変形を検出可能な程度に近い位置も含まれる。
[変形例5]
第1実施形態の指先部21には、姿勢計測部54が設けられているものとした。しかし、把持装置1は、姿勢計測部54を備えていなくてもよい。なお、制御部40は、姿勢計測部54からの出力信号を用いなくても、指先部21の姿勢を検出することができる。例えば、ロボットアーム17を駆動する各モータに供給する電力から指先部21の姿勢を推定することができる。また、ロボットアーム17を構成するリンク機構のリンク座標情報から指先部21の姿勢を推定することができる。
[変形例6]
第1実施形態の把持装置1は、4本の指を持つロボットハンド10として構成されているものとした。しかし、把持装置1は、把持対象物を把持可能な機構を有していれば、これ以外の構成であってもよい。また、第1実施形態の表皮部30は、指先部21の腹側(内側)に配置されている。しかし、表皮部30は、指先部21の腹側以外の部位や、指先部21以外の場所に配置されていてもよい。
以上、実施形態、変形例に基づき本態様について説明してきたが、上記した態様の実施の形態は、本態様の理解を容易にするためのものであり、本態様を限定するものではない。本態様は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本態様にはその等価物が含まれる。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することができる。
1…把持装置
10…ロボットハンド
11〜14…指部
15…掌部
16…腕部
17…ロボットアーム
21…指先部
22、24、26…関節部
23、25…節部
27…爪部
30…表皮部
31〜33…皮部
35…ベース部
40…制御部
41…把持司令部
42…接触状態演算部
43…駆動演算部
44…モータ駆動回路
51〜53…第1変形計測部
54…姿勢計測部
70〜74…把持対象物
100…圧迫体
101…被圧迫体

Claims (8)

  1. 把持装置であって、
    把持対象物を把持する把持部と、
    前記把持部に設けられ、前記把持部が前記把持対象物を把持するときに前記把持対象物と接触し、前記把持部が前記把持対象物を把持する把持力および前記把持対象物の硬度に応じて変形する表皮部と、
    前記表皮部に配置される検出用装置を含み、前記表皮部の変形によって前記検出用装置の位置と姿勢の少なくとも一方が変化することで、前記表皮部の変形形状に関連する情報を検出する変形関連情報検出部と、
    前記変形関連情報検出部によって検出された前記情報に応じて、前記把持部による前記把持対象物の把持状態を制御する制御部と、を備える、
    把持装置。
  2. 請求項1に記載の把持装置において、
    前記表皮部は、硬度の異なる複数の部材が積層された構成を有し、前記把持対象物と接触する外表面側から内側に向かって順に硬度が高くなるよう前記複数の部材が配置されており、
    前記変形関連情報検出部は、複数の前記検出用装置を含み、
    前記複数の検出用装置は、前記表皮部において、前記複数の部材のそれぞれに対応して配置されている、
    把持装置。
  3. 請求項2に記載の把持装置において、
    前記検出用装置は、慣性センサによって構成されており、自身の加速度と角速度の少なくとも一方を検出するものであり、
    前記制御部は、前記表皮部が前記把持対象物との接触によって変形したときに、前記慣性センサによって検出された前記加速度と前記角速度の少なくとも一方を用いて、前記表皮部において、前記把持対象物と接触する接触面の傾斜角度を推定する、
    把持装置。
  4. 請求項2に記載の把持装置において、
    前記検出用装置は、RFタグによって構成されており、
    前記変形関連情報検出部は、電磁波センサによって、前記RFタグの座標位置を検出するものであり、
    前記制御部は、前記表皮部が前記把持対象物との接触によって変形したときに、前記電磁波センサによって検出された前記RFタグの座標位置を用いて、前記表皮部において、前記把持対象物と接触する接触面の傾斜角度を推定する、
    把持装置。
  5. 請求項2から請求項4までのいずれか一項に記載の把持装置において、
    前記複数の部材は、それぞれ粘性の異なる流体が注入された複数の袋体によって構成されている、
    把持装置。
  6. 請求項2から請求項4までのいずれか一項に記載の把持装置において、
    前記複数の部材は、流体が注入された複数の袋体であって、互いに注入圧が異なる複数の袋体によって構成されている、
    把持装置。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の把持装置において、
    前記把持部は、複数本の指部を有するロボットハンドであり、
    前記表皮部は、前記複数の指部の先端部に設けられ、それぞれ山形の曲面形状を有しており、
    前記指部の先端部には、前記先端部の姿勢を検出するための姿勢検出装置が配置されている、
    把持装置。
  8. 把持装置であって、
    把持対象物を把持する把持部と、
    前記把持部に設けられ、前記把持部が前記把持対象物を把持するときに前記把持対象物と接触し、前記把持部が前記把持対象物を把持する把持力および前記把持対象物の硬度に応じて変形する表皮部と、
    前記表皮部に配置される検出用装置を含み、前記表皮部の変形によって前記検出用装置の位置と姿勢の少なくとも一方が変化することで、前記表皮部の変形形状に関連する情報を検出する変形関連情報検出部と、を備え、
    前記表皮部は、硬度の異なる複数の部材が積層された構成を有し、前記把持対象物と接触する外表面側から内側に向かって順に硬度が高くなるよう前記複数の部材が配置されており、
    前記変形関連情報検出部は、複数の前記検出用装置を含み、
    前記複数の検出用装置は、前記表皮部において、前記複数の部材のそれぞれに対応して配置されている、
    把持装置。
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