JP2018135652A - 水栓制御装置及びそれを用いた自動水栓 - Google Patents

水栓制御装置及びそれを用いた自動水栓 Download PDF

Info

Publication number
JP2018135652A
JP2018135652A JP2017029416A JP2017029416A JP2018135652A JP 2018135652 A JP2018135652 A JP 2018135652A JP 2017029416 A JP2017029416 A JP 2017029416A JP 2017029416 A JP2017029416 A JP 2017029416A JP 2018135652 A JP2018135652 A JP 2018135652A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water discharge
distance
movement
distance sensors
operation instruction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017029416A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6715199B2 (ja
Inventor
昇治 南
Shoji Minami
昇治 南
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanei Ltd
Original Assignee
Sanei Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanei Ltd filed Critical Sanei Ltd
Priority to JP2017029416A priority Critical patent/JP6715199B2/ja
Publication of JP2018135652A publication Critical patent/JP2018135652A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6715199B2 publication Critical patent/JP6715199B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Domestic Plumbing Installations (AREA)

Abstract

【課題】非接触センサ部分をコンパクトに形成することができ、混合水栓のシングルレバーを操作する場合と同様な直感的な操作を可能とし、吐水/止水の切替、吐水量の変更及び吐水温度の変更の全ての操作を非接触センサを通じて行えるようにすることで手指の衛生状態を保つことができる水栓制御装置及びそれを用いた自動水栓を提供する。【解決手段】水栓制御装置10は、信号処理部30が、複数の距離センサ20のいずれか1つの距離センサによって検出された物体までの距離の変化に応じて、当該距離センサの距離検出方向における物体の動きを特定する機能と、いずれか2つの距離センサの検出時間差に応じて、当該2つの距離センサの配列方向における物体の動きを特定する機能と、を有し、特定された物体の動きに対して割り当てられた吐水状態の変更操作指示を出力するように構成されている。【選択図】図2

Description

本発明は、水栓制御装置及びそれを用いた自動水栓に関し、特に、非接触センサを備えることによって水栓に直接触れることなく吐水/止水の切替、吐水量の変更及び吐水温度の変更を可能とする水栓制御装置及びそれを用いた自動水栓に関する。
従来、非接触センサを備えた自動水栓として、受光部に対してオフセットして配置された2つの発光部を備え、オフセット方向に拡がりが抑制された光を投射する発光部によって三角測量による測距を行い、オフセット方向に拡がる光を投射する発光部によって動体検知を行うことで、検知範囲が広く、検知精度を確保し易い、コンパクトな人体検知センサを用いた自動水栓があった(特許文献1参照)。
また、例えば、非接触の距離検出手段を備え、距離検出手段により吐水をオンオフさせるとともに、検出された距離に応じて吐水量を可変することにより必要吐水量を得ることができる自動水栓があった(特許文献2参照)。
また、例えば、吐水口の下側に非接触で検出する物体検出手段を備え、検出エリアに物体が存在することを検出した際に吐水することを可能とし、さらに、スパウトの前面部から上面部に設けられて測定領域に存在する物体までの距離を測定するセンサを備え、当該センサの測定により当該物体までの距離が変化したことを検出した際に、吐水量又は吐水温度を変更することを可能とする水栓装置があった(特許文献3参照)。
また、例えば、吐水管に設けられた人体検知センサを有し、人体検知センサは、人体の動きを検出するモーションセンサとして構成され、人体の動きが管軸と直交する横方向の動きであるのか管軸に平行な縦方向の動きであるのかを判別する横動検出手段及び縦動検出手段を有し、人体検知センサによる検知が横方向の動きであるときには吐水状態の変更を行い、縦方向の動きであるときには吐水状態の変更を行わないようにし、人体検知センサの誤検出によって水栓が誤動作することを防止することができる自動水栓があった(特許文献4参照)。
特開2014−70429号公報 特開2010−174605号公報 特開2014−118798号公報 特開2014−66103号公報
特許文献1に記載の発明は、動体検知に適した光学系と測距に適した光学系とを組み合わせることで、信頼性の高い人体検知センサをコンパクトに形成したものではあるが、検出しているのは光量の変化と距離とであり、吐水/止水の切替又は吐水量の変更のみを実現するものであり、吐水/止水の切替、吐水量の変更及び吐水温度の変更の全てを当該人体検知センサによって実現しようとすると、さらに人体検知センサを複数個設ける必要が生じ、人体検知センサ部分のコンパクト設計を実現することが困難となる。
特許文献2に記載の自動水栓は、蛇口下部の手を非接触の距離検出手段で感知し、吐水/止水の切替及び吐水量の変更を実現するものであるが、蛇口下部において手を上下して吐水量の変更をしなければならず、蛇口上部に設けられた操作レバーを操作する場合と同様な直感的な操作を可能とするものではなかった。
特許文献3及び特許文献4に記載の水栓装置及び自動水栓は、吐水/止水の切替、吐水量の変更又は吐水温度の変更を、1つの非接触センサ又は複数の非接触センサの組合せを通じて操作されることによって、可能とするものであったが、吐水/止水の切替、吐水量の変更及び吐水温度の変更の全てを、非接触センサを通じて操作されることを可能とする自動水栓は、存在しなかった。このため、洗面台又はキッチン等において、水栓の操作者が吐水状態を吐水/止水の切替のみならず吐水量の変更及び吐水温度の変更を含めて操作しようとすると、手指が直接、操作レバー又は操作スイッチ等に触れなければならず、特に、操作者の手指が洗剤、油等で汚れている状態で操作スイッチ等に触れ、手指を吐水により洗浄した後に、再度操作スイッチ等に触れた場合に、手指の衛生状態を保てないという問題があった。
そこで、本発明は、非接触センサ部分をコンパクトに形成することができ、混合水栓のシングルレバーを操作する場合と同様な直感的な操作を可能とし、吐水/止水の切替、吐水量の変更及び吐水温度の変更の全ての操作を非接触センサを通じて行えるようにすることで手指の衛生状態を保つことができる水栓制御装置及びそれを用いた自動水栓を提供することを目的とする。
この発明に係る水栓制御装置は、複数の距離センサと信号処理部とを備える水栓制御装置であって、前記複数の距離センサは、操作者による水栓の操作を検出するように配列され、各距離センサは、当該距離センサの検出領域内に物体が存在する場合に、前記物体までの距離を検出するように構成され、前記信号処理部は、前記複数の距離センサのいずれか1つの距離センサによって検出された物体までの距離の変化に応じて、当該距離センサの距離検出方向における物体の動きを特定する機能と、前記複数の距離センサのいずれか2つの距離センサの検出時間差に応じて、当該2つの距離センサの配列方向における物体の動きを特定する機能と、を有し、前記特定された物体の動きに対して割り当てられた吐水状態の変更操作指示を出力するように構成されている。
この発明によれば、信号処理部は、前記複数の距離センサのいずれか1つの距離センサによって検出された物体までの距離の変化に応じて、当該距離センサの距離検出方向における物体の動きを特定する機能と、前記複数の距離センサのいずれか2つの距離センサの検出時間差に応じて、当該2つの距離センサの配列方向における物体の動きを特定する機能と、を有し、前記特定された物体の動きに対して割り当てられた吐水状態の変更操作指示を出力するように構成されているので、水栓の操作者は、複数の距離センサのいずれか1つの距離センサの距離検出方向又はいずれか2つの距離センサの配列方向に手指等を移動することによって、割り当てられた吐水状態の変更操作を行うことができ、吐水/止水の切替、吐水量の変更及び吐水温度の変更の全ての操作を非接触センサを通じて行うことができ、手指の衛生状態を保つことができる。
また、この発明に係る水栓制御装置は、いずれか1つの距離センサの距離検出方向における物体の動きを特定する機能と、いずれか2つの距離センサの配列方向における物体の動きを特定する機能とを有しているので、物体の3次元的な動きを特定することができ、操作の種類に対応する数の非接触センサを配列する必要がなく、非接触センサ部分をコンパクトに形成することができる。
さらに、この発明に係る水栓制御装置は、操作者の手指の動きを3次元的に特定することができ、混合水栓のシングルレバーを操作する場合と同様な直感的な操作を可能とすることができる。
この発明に係る水栓制御装置は、複数の距離センサは、3つの距離センサであり、三角形の頂点に相当する位置に配列され、信号処理部は、3つの距離センサのうちの1つの距離センサの距離検出方向に近づける物体の動きに対して吐水/止水を切り替える変更操作指示を出力し、3つの距離センサのうちの他の1つの距離センサの距離検出方向に近づける物体の動きに対して吐水量を増加する変更操作指示を出力し、3つの距離センサのうちの更に他の1つの距離センサの距離検出方向に近づける物体の動きに対して吐水量を減少する変更操作指示を出力し、3つの距離センサのうちの2つの距離センサの配列方向における物体の動きに対して吐水温度を変更する変更操作指示を出力するように構成されていてもよい。
この発明によれば、信号処理部は、3つの距離センサのうちの1つの距離センサの距離検出方向に近づける物体の動きに対して吐水/止水を切り替える変更操作指示を出力し、3つの距離センサのうちの他の1つの距離センサの距離検出方向に近づける物体の動きに対して吐水量を増加する変更操作指示を出力し、3つの距離センサのうちの更に他の1つの距離センサの距離検出方向に近づける物体の動きに対して吐水量を減少する変更操作指示を出力し、3つの距離センサのうちの2つの距離センサの配列方向における物体の動きに対して吐水温度を変更する変更操作指示を出力するように構成されているので、吐水/止水の切替、吐水量の変更及び吐水温度の変更の全ての操作を非接触センサを通じて行うことができ、手指の衛生状態を保つことができ、操作の種類に対応する数の非接触センサを配列する必要がなく、非接触センサ部分をコンパクトに形成することができ、混合水栓のシングルレバーを上下左右に操作する場合と同様な直感的な操作を可能とすることができる。
この発明に係る水栓制御装置は、前記複数の距離センサは、3つの距離センサであり、三角形の頂点に相当する位置に配列され、前記信号処理部は、前記3つの距離センサのうちの1つの距離センサの距離検出方向に近づける物体の動きに対して吐水/止水を切り替える変更操作指示を出力し、前記3つの距離センサのうちの2つの距離センサの配列方向における物体の動きに対して吐水量を変更する変更操作指示を出力し、前記3つの距離センサのうちの異なって選択された2つの距離センサの配列方向における物体の動きに対して吐水温度を変更する変更操作指示を出力するように構成されていてもよい。
この発明によれば、信号処理部は、3つの距離センサのうちの1つの距離センサの距離検出方向に近づける物体の動きに対して吐水/止水を切り替える変更操作指示を出力し、3つの距離センサのうちの2つの距離センサの配列方向における物体の動きに対して吐水量を変更する変更操作指示を出力し、前記3つの距離センサのうちの異なって選択された2つの距離センサの配列方向における物体の動きに対して吐水温度を変更する変更操作指示を出力するように構成されているので、吐水/止水の切替、吐水量の変更及び吐水温度の変更の全ての操作を非接触センサを通じて行うことができ、手指の衛生状態を保つことができ、操作の種類に対応する数の非接触センサを配列する必要がなく、非接触センサ部分をコンパクトに形成することができ、混合水栓のシングルレバーを上下左右に操作する場合と同様な直感的な操作を可能とすることができる。
この発明に係る水栓制御装置は、前記複数の距離センサは、4つの距離センサであり、四角形の頂点に相当する位置に配列され、前記信号処理部は、前記4つの距離センサのうちの1つの距離センサの距離検出方向に近づける物体の動きに対して吐水/止水を切り替える変更操作指示を出力し、前記4つの距離センサのうちの2つの距離センサの配列方向における物体の動きに対して吐水量を変更する変更操作指示を出力し、前記4つの距離センサのうちの異なって選択された2つの距離センサの配列方向における物体の動きに対して吐水温度を変更する変更操作指示を出力するように構成されていてもよい。
この発明によれば、信号処理部は、4つの距離センサのうちの1つの距離センサの距離検出方向に近づける物体の動きに対して吐水/止水を切り替える変更操作指示を出力し、4つの距離センサのうちの2つの距離センサの配列方向における物体の動きに対して吐水量を変更する変更操作指示を出力し、4つの距離センサのうちの異なって選択された2つの距離センサの配列方向における物体の動きに対して吐水温度を変更する変更操作指示を出力するように構成されているので、吐水/止水の切替、吐水量の変更及び吐水温度の変更の全ての操作を非接触センサを通じて行うことができ、手指の衛生状態を保つことができ、操作の種類に対応する数の非接触センサを配列する必要がなく、非接触センサ部分をコンパクトに形成することができ、混合水栓のシングルレバーを上下左右に操作する場合と同様な直感的な操作を可能とすることができる。
この発明に係る水栓制御装置は、前記複数の距離センサのうち任意の2つの距離センサは、手の幅以内に配列され、前記信号処理部は、前記手の幅以内に配列された2つの距離センサを跨ぐ手指の動きに対して吐水状態の変更操作指示を出力するように構成されていてもよい。
この発明によれば、任意の2つの距離センサは手の幅以内に配列されるので、非接触センサ部分をよりコンパクトに形成することができる。
加えて、信号処理部は、前記手の幅以内に配列された2つの距離センサを跨ぐ手指の動きに対して吐水状態の変更操作指示を出力するように構成されているので、意図せずにいずれか1つの距離センサに腕、手指又は皿などがかざされることによる操作者が意図しない吐水状態の変更操作指示が出力されることを防止することができる。
この発明に係る水栓制御装置は、前記信号処理部は、前記割り当てられた吐水状態の変更操作指示が吐水量又は吐水温度の変更操作指示である場合に、前記物体の動きの特定に用いられた距離センサによって検出された当該物体までの距離が一定に保持された時間に応じて、吐水量の変更又は吐水温度の変更する度合いを指定する機能を有していてもよい。
この発明によれば、信号処理部は、物体の動きの特定に用いられた距離センサによって検出された当該物体までの距離が一定に保持された時間に応じて、吐水量の変更又は吐水温度の変更する度合いを指定する機能を有しているので、水栓の操作者は、一回の手指等の動きで、操作者が所望する吐水量又は吐水温度を得ることができる。
この発明に係る水栓制御装置は、信号処理部は、特定された物体の動きに対して割り当てられた吐水状態の変更操作指示を出力した後、一定時間、吐水状態の変更操作指示を出力しないように構成されていてもよい。
この発明によれば、信号処理部は、特定された物体の動きに対して割り当てられた吐水状態の変更操作指示を出力した後、一定時間、吐水状態の変更操作指示を出力しないように構成されているので、水栓の操作者が吐水状態の変更操作を行った後、意図せずにいずれかの距離センサに腕、手指又は皿などがかざされることによる操作者が意図しない吐水状態の変更操作指示が出力されることを防止することができる。
この発明に係る水栓制御装置は、距離センサは、タイム・オブ・フライト方式の距離センサであってもよい。
この発明によれば、距離センサとしてタイム・オブ・フライト方式の距離センサを用いたので、非接触センサ部分をよりコンパクトに形成することができる。
また、タイム・オブ・フライト方式の距離センサは、物理的に0mmまで検出することができるため、操作者が行う動きの信号処理部による特定範囲が拡大し、より直感的な操作を可能とすることができる。
この発明に係る水栓制御装置は、前記信号処理部は、前記割り当てられた吐水状態の変更操作指示が吐水量又は吐水温度の変更操作指示である場合に、先に検出した距離センサによる物体までの距離と後に検出した距離センサによる物体までの距離との差に応じて、当該吐水量又は当該吐水温度を増加又は減少する変更操作指示を出力するように構成されていてもよい。
この発明によれば、信号処理部は、先に検出した距離センサによる物体までの距離と後に検出した距離センサによる物体までの距離との差に応じて、当該吐水量又は当該吐水温度を増加又は減少する変更操作指示を出力するように構成されているので、吐水量又は吐水温度の変更操作において、変更する量を同時に指定することができ、混合水栓のシングルレバーを上下左右に操作する場合により近い直感的な操作を可能とすることができる。
この発明に係る水栓制御装置は、信号処理部は、人体と人体以外の物体とを判別する物体判別手段をさらに備え、前記物体判別手段が人体以外の物体を判別した場合においては、吐水状態の変更操作指示を出力しないように構成されていてもよい。
この発明によれば、人体と人体以外の物体とを判別する物体判別手段をさらに備え、信号処理部は、物体判別手段が人体以外の物体を判別した場合においては、吐水状態の変更操作指示を出力しないように構成されているので、操作者が意図しない物体例えば皿の動きによって吐水状態の変更操作指示が出力されることを防止することができる。
この発明に係る水栓制御装置は、前記信号処理部は、前記物体の動きを特定する機能が、前記距離センサによって検出される物体までの距離が所定の範囲内にある場合に機能するように構成されていてもよい。
この発明によれば、信号処理部は、物体の動きを特定する機能が、距離センサによって検出される物体までの距離が所定の範囲内にある場合に機能するように構成されているので、例えば自動水栓の上方で行われる皿の受渡しなどの操作者が意図しない物体の動きによって吐水状態の変更操作指示が出力されることを防止することができる。
この発明に係る自動水栓は、上記水栓制御装置と、吐水/止水の切替手段、吐水量の変更手段及び吐水温度の変更手段を有する吐水機構と、を備え、吐水機構は、水栓制御装置から出力された吐水状態の変更操作指示に基づいて吐水状態を変更するように構成されている。
この発明によれば、吐水/止水の切替、吐水量の変更及び吐水温度の変更の全ての操作を非接触センサを通じて行うことができ、手指の衛生状態を保つことができる。
非接触センサ部分をコンパクトに形成することができ、混合水栓のシングルレバーを操作する場合と同様な直感的な操作を行うことができる。
この発明に係る自動水栓は、複数の距離センサは、吐水管の上面に配列されていてもよい。
この発明によれば、複数の距離センサは吐水管の上面に配列されているので、混合水栓の上部にあるシングルレバーを操作する場合と同様な直感的な操作を行うことができる。
本発明に係る水栓制御装置及びそれを用いた自動水栓によれば、非接触センサ部分をコンパクトに形成することができ、吐水/止水の切替、吐水量の変更及び吐水温度の変更の全ての操作を非接触センサを通じて行うことによって手指の衛生状態を保つことができ、混合水栓のシングルレバーを操作する場合と同様な直感的な操作を行うことができる。
本発明に係る水栓制御装置及び自動水栓の概略的な処理の流れを示した図である。 本発明に係る水栓制御装置及び自動水栓の模式的な配置及び構成を示した図である。 本発明に係る水栓制御装置の構成を示した図である。 本発明に係る水栓制御装置の処理フローを示した図である。 本発明に係る自動水栓の吐水機構の処理フローを示した図である。 本発明に係る自動水栓の吐水機構の各弁における処理フローを示した図である。 本発明に係る水栓制御装置及びそれを用いた自動水栓の複数の距離センサの配列の一例を示した図である。 本発明に係る水栓制御装置及びそれを用いた自動水栓の複数の距離センサの配列の一例と、手の動きと変更操作との対応関係の一例と、である実施例を示した図である。 本発明に係る水栓制御装置及びそれを用いた自動水栓の複数の距離センサの配列の他の一例と、手の動きと変更操作との対応関係の他の一例と、である実施例を示した図である。 本発明に係る水栓制御装置及びそれを用いた自動水栓の複数の距離センサの配列の他の一例と、手の動きと変更操作との対応関係の他の一例と、である実施例を示した図である。 本発明に係る水栓制御装置及びそれを用いた自動水栓の複数の距離センサの配列の他の一例と、手の動きと変更操作との対応関係の他の一例と、である実施例を示した図である。 本発明に係る水栓制御装置及びそれを用いた自動水栓の変更操作に対応する手の動きの他の一例を示した図である。
以下、本発明の実施形態に係る水栓制御装置及びそれを用いた自動水栓について、図を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明に係る水栓制御装置及び自動水栓の概略的な処理の流れを示した図である。図2は、本発明の実施形態に係る水栓制御装置及びそれを用いた自動水栓の模式的な配置及び構成を示した図である。
図1及び図2に示すように、水栓制御装置10は、複数の距離センサ20と信号処理部30とを備える。さらに、自動水栓50は、水栓制御装置10と吐水機構40とを備える。自動水栓50は、例えばキッチンカウンタKのシンクS近傍に設けられており、キッチンカウンタKのシンクSを挟んで奥側周辺の天板からシンクS中央に向かって、延びるように設けられている。
ここで、以下の説明における方向については、図2で示すように、操作者がキッチンカウンタK、シンクS及び自動水栓50の吐水口と対峙する側を手前側として定義し、操作者から見てキッチンカウンタK、シンクS及び自動水栓50の向こう側を奥側として定義し、操作者から見て右方向を右方向と定義し、操作者から見て左方向を左方向と定義し、鉛直上方を上方向と定義し、鉛直下方を下方向と定義する。また、以下の説明においては、混合水とは、冷水、湯又はこれらを混合した水を含むものとする。また、物体とは、手指、腕などの人体と、食器などの人体以外の物体と、を含むものとする。また、吐水状態とは、自動水栓50から吐水される混合水の温度(以下、「吐水温度」という。)と、自動水栓50から吐水される混合水の流量(以下、「吐水量」という。)と、自動水栓50から混合水が吐水されている状態又は止水されている状態と、を含むものとする。また、図2において、各構成要素を繋ぐ実線は、配管を模式的に示したものである。また、図2において、一点鎖線は、電動モータ442、472と電磁弁46と吐水制御部49と信号処理部30と複数の距離センサ20との間の電気的な接続を模式的に示したものである。
図1は、自動水栓50に対する操作者の手などの物体による入力から、吐水という結果が得られるまでの、処理の流れが示されており、物体が複数の距離センサ20に対して非接触に動きを入力すると、信号処理部30が複数の距離センサ20から信号を受信し、物体の動きを特定し、特定された物体の動きに対して割り当てられた吐水状態の変更操作指示を吐水機構40に出力する。信号処理部30からの吐水状態の変更操作指示を入力した吐水機構40は、吐水状態の変更操作指示に基づいて吐水状態を変更するように構成されており、内部の各弁を制御して、操作者が意図する吐水状態となった混合水を吐水する。以下において、吐水機構40と水栓制御装置10とを、それぞれ詳しく説明する。
(自動水栓の吐水機構)
自動水栓50の吐水機構40について説明する。図2に示すように、吐水機構40は、冷水を供給する給水管41と、湯を供給する給湯管42と、冷水及び湯を混合する割合を変更する混合部44と、吐水機構40全体の混合水の供給を開閉するための電磁弁46と、混合部44から後述する吐水口480への混合水の流量を調整する流量変更弁部47と、流量変更弁部47と接続し後述する吐水口480へ混合水を供給する吐水管48と、混合部44と電磁弁46と流量変更弁部47とを制御する吐水制御部49と、を有する。
混合部44は、給水管41からの冷水と給湯管42からの湯とをその混合割合を可変としつつ混合し、電磁弁46へと繋がる配管に混合水を供給するための部材である。混合部44は、三方バルブ440と吐水制御部49に電気的に接続する電動モータ442とにより構成される。混合部44は、電動モータ442により三方バルブ440の向きを連続的に変化させることで、混合水中の冷水と湯との混合割合つまり吐水温度を変更する。
電磁弁46は、電磁石と弁とを組み合わせたものであり、電力をON、OFFすることにより、水などの流体を止めたり流したりすることを可能とする部材である。電磁弁46は、吐水制御部49に電気的に接続されており、信号処理部30及び吐水制御部49によって制御される。電磁弁46が開状態となることにより、混合部44から供給された混合水を、後述する流量変更弁部47を経由して、吐水管48へ供給することが可能となる。一方、電磁弁46が閉状態となることにより、混合部44から供給された混合水の吐水管48への供給を完全に閉止する。つまり、電磁弁46は、吐水管48の吐水口480からの吐水/止水の切替を行う。
流量変更弁部47は、制御弁であり、信号処理部30及び吐水制御部49によって制御され、混合部44から電磁弁46を経由して吐水管48へ供給する混合水の供給流量を変更する。つまり、流量変更弁部47は、吐水管48の吐水口480から吐水される混合水の吐水量を変更するためのものである。
流量変更弁部47は、具体的には、バルブ470と電動モータ472とにより構成される。電動モータ472は、吐水制御部49に電気的に接続されている。流量変更弁部47は、電動モータ472によりバルブ470の弁開度を連続的に変化させることで、混合部44から電磁弁46を経由して吐水管48へ供給する混合水の供給流量を変更する。
吐水制御部49は、吐水機構40において混合され吐水管48へ供給される混合水中の冷水と湯との混合割合(吐水温度)を制御し、混合水の吐水管48への供給の開閉(吐水/止水の切替)を制御し、混合水の吐水管48への供給流量(吐水量)を制御するように構成される。
具体的には、吐水制御部49は、混合部44の電動モータ442と、電磁弁46と、流量変更弁部47の電動モータ472と、それぞれ電気的に接続し、それぞれを電気的に制御している。さらに、吐水制御部49は、後述する信号処理部30と電気的に接続し、信号処理部30から出力された吐水状態の変更操作指示を受信する。吐水制御部49は、マイコン又はFPGAにより構成されている。
ここで、図5は、吐水機構40の特に吐水制御部49の処理フローを示した図である。図6(a)は、電磁弁46の処理フロー、図6(b)は、混合部44の処理フロー、図6(c)は、流量変更弁部47の処理フローを示した図である。
図5に示すように、ステップ501において、吐水制御部49は待機状態となっている。信号処理部30から出力された吐水状態の変更操作指示を受信し入力した吐水制御部49は、ステップ502において、当該変更操作指示を各弁(混合部44、電磁弁46、流量変更弁部47)の制御に変換し、各弁に制御のための通知を出力する。例えば、ステップ503において、吐水/止水切替通知を受信した電磁弁46は、吐水/止水の切替を行う。具体的には、電磁弁46の駆動回路(図示しない)が、吐水/止水切替通知を受信し、図6(a)のステップ600における待機状態から、ステップ601の電磁弁駆動へ移行する。また、例えば、ステップ504において、吐水温度変更通知を受信した混合部44は、吐水温度の変更を行う。具体的には、混合部44の駆動回路(図示しない)が、吐水温度変更通知を受信し、図6(b)のステップ602における待機状態から、ステップ603の電動モータ442駆動へ移行する。そして、ステップ604において、混合水の温度(吐水温度)を測定し、ステップ605において、吐水温度変更通知で指定された吐水温度と一致するか否か判断する。不一致であれば、再度、駆動回路はステップ603に戻り電動モータ442を駆動する。また、例えば、ステップ505において、吐水量変更通知を受信した流量変更弁部47は、吐水量の変更を行う。具体的には、流量変更弁部47の駆動回路(図示しない)が、吐水量変更通知を受信し、図6(c)のステップ606における待機状態から、ステップ607の電動モータ472駆動へ移行する。
なお、混合部44は、図6(b)でフィードバック方式の処理フローが図示されているが、流量変更弁部47の吐水量変更の処理フローである図6(c)と同様に、フィードフォワード方式の処理が行われるように構成されていてもよい。
吐水管48は、キッチンカウンタKの奥側の天板から伸び、シンクS中央に向かう先端に吐水口480を設け、混合水を吐水口480から吐水するための部材である。吐水管48は、例えば逆L字形に形成されている。吐水管48は、その基端に流量変更弁部47と接続する。これによって、吐水管48は、信号処理部30及び吐水制御部49によって制御された所定の吐水量及び吐水温度を伴う混合水を、先端にある吐水口480から吐水する。吐水管48の基端は、キッチンカウンタKの奥側の天板からキッチンカウンタK内に挿入されており、キッチンカウンタKの内部において流量変更弁部47に接続する。吐水管48の上面482は、例えば、水平面状に形成されており、後述する複数の距離センサ20が配列されている。
なお、吐水機構40の構成において、混合部44と電磁弁46と流量変更弁部47とは、上記の配列に限定されず、その順番は入れ替えられることが可能であり、吐水口480からの吐水温度の変更、吐水量の変更及び吐水/止水の切替が可能となるように構成されていればよい。また、混合部44及び吐水制御部49は、吐水温度の変更手段として機能している。電磁弁46及び吐水制御部49は、吐水/止水の切替手段として機能している。流量変更弁部47及び吐水制御部49は、吐水量の変更手段として機能している。
(距離センサ)
次に、自動水栓50の水栓制御装置10の複数の距離センサ20について説明する。複数の距離センサ20は、自動水栓50の操作者による水栓の操作を検出するように配列されている。例えば、複数の距離センサ20は、その距離検出方向が鉛直方向である場合に、自動水栓50の操作者が操作のための何らかのジェスチャーを行った手指などの物体の可動範囲の水平面への正射影上に配列されている。より具体的には、例えば図2に示すように、複数の距離センサ20は、自動水栓50の操作者が吐水管48の鉛直上方で行うジェスチャーを検出できるよう、そのジェスチャーの可動範囲に対応して、吐水管48の上面482に配列されている。
複数の距離センサ20の各距離センサは、当該距離センサの検出領域内に物体例えば皿、手指等が存在する場合に、物体までの距離を検出するように構成されている。距離センサは、その方式によって検出領域の大小があるが、いずれの方式であっても、検出対象である物体までの距離を検出するための部材である。
複数の距離センサ20は、例えば、3つの距離センサであり、第1の距離センサ21と第2の距離センサ22と第3の距離センサ23とにより構成されている。以下の説明においては、距離センサの個数は3つとして説明しているが、2以上の整数であればよい。
図1及び図2に示すように、第1の距離センサ21と第2の距離センサ22と第3の距離センサ23とは、それぞれ、後述する信号処理部30に電気的に接続し、検出した信号を信号処理部30に送信する。第1の距離センサ21と第2の距離センサ22と第3の距離センサ23とは、それぞれ、いわゆるタイム・オブ・フライト方式の距離センサである。第1の距離センサ21は、発光部(図示しない)と受光部(図示しない)とを有し、発光部から投射されたレーザが検出対象である物体、例えば皿又は手指に照射され、拡散反射されたレーザの光の一部が受光部に入射し、発光部による発光と受光部による受光との間の光の位相差又は物体の検出時間を計測する。発光部は、可視光又は赤外光のレーザを発光し投射する。同様に、第2の距離センサ22は、発光部と受光部とを有し、第3の距離センサ23は、発光部と受光部とを有し、第1の距離センサと同様の機能を奏する。発光と受光との間の光の位相差又は物体の検出時間を計測した各距離センサ21、22、23は、信号処理部30に当該位相差又は検出時間を送信する。
図2及び図7に示すように、第1の距離センサ21と第2の距離センサ22と第3の距離センサ23とは、それぞれ、例えば、三角形の頂点に相当する位置に配列される。具体的には例えば、第1の距離センサ21と第2の距離センサ22と第3の距離センサ23とは、それぞれの間隔は30mm離れている状態で、吐水機構40の吐水管48の上面482に配列される。さらに、第1の距離センサ21は、吐水管48の上面482の奥側に配列され、第2の距離センサ22は、吐水管48の上面482の手前側かつ左側に配列され、第3の距離センサ23は、吐水管48の上面482の手前側かつ右側に配列される。つまり、自動水栓50の操作者から見て、第1の距離センサ21と第2の距離センサ22と第3の距離センサ23とが形成する三角形において、第2の距離センサ22と第3の距離センサ23とを結ぶ線分は、三角形の底辺に相当し、操作者から少し離れた奥側に位置する第1の距離センサ21は、三角形の頂点に相当する。
第1の距離センサ21と第2の距離センサ22と第3の距離センサ23との、それぞれの発光部は、レーザが上向きに出力されるように、吐水管48の上面482に設けられている。つまり、第1の距離センサ21と第2の距離センサ22と第3の距離センサ23との距離検出方向は、それぞれ鉛直方向である。
ここで、第1の距離センサ21と第2の距離センサ22と第3の距離センサ23とを構成するタイム・オブ・フライト方式の距離センサについて説明する。
タイム・オブ・フライト方式の距離センサは、さらに、位相差距離方式の距離センサと、パルス伝播方式の距離センサと、がある。
位相差距離方式の距離センサとは、波長及び位相が揃っているレーザの光波の、出力時の発光部での位相と、検出対象である物体によって反射した反射光の受光部での位相と、の物体までの距離に応じた位相差を検出することにより、距離検出方向(光軸上)の物体の有無と物体までの距離とを検出することを可能とするものである。
パルス伝播方式の距離センサとは、発光部が出力した一定の波長を有するパルス状のレーザの出力時刻と、当該レーザが検出対象である物体によって反射した反射光の受光部への入射時刻と、の時間差を検出することにより、距離検出方向の物体の有無と物体までの距離とを検出することを可能とするものである。
(信号処理部)
次に、自動水栓50の水栓制御装置10の信号処理部30について説明する。信号処理部30は、例えばマイコンで構成されており、図2及び図3に示すように、複数の距離センサ20に電気的に接続されている。図2に示すように、信号処理部30は、さらに、吐水制御部49に電気的に接続されている。信号処理部30には、後述するように、特定された物体の動きと、吐水状態の変更操作としての物体の動きと、の照合を行うための情報があらかじめ記憶され格納されている。
ここで、図4は、水栓制御装置10の具体的な処理フローを示した図であり、信号処理部30と複数の距離センサ20との間の処理フローを示した図である。
図4に示すように、信号処理部30は、電源が投入され機能を開始されると、ステップ400において、第1の距離センサ21と第2の距離センサ22と第3の距離センサ23とに、所定の検出時間長さと、所定の時間間隔(例えば0.015秒)と、をもって、順に検出指示を出し、シーケンシャルに作動させる。具体的には、ステップ401において、信号処理部30は、第1の距離センサ21に検出指示を出し、第1の距離センサ21から位相差又は検出時間の信号を受信する。次に、所定の時間間隔が経過後、ステップ402において、信号処理部30は、第2の距離センサ22に検出指示を出し、第2の距離センサ22から位相差又は検出時間の信号を受信する。次に、所定の時間間隔が経過後、ステップ403において、信号処理部30は、第3の距離センサ23に検出指示を出し、第3の距離センサ23から位相差又は検出時間の信号を受信する。
次に、ステップ404において、信号処理部30は、第1の距離センサ21と第2の距離センサ22と第3の距離センサ23とから得られた位相差又は検出時間の情報を用いて、複数の距離センサ20のいずれか1つの距離センサによって検出された物体までの距離と、複数の距離センサ20のいずれか2つの距離センサの検出時間差と、を演算する。
次に、ステップ405において、信号処理部30は、演算した距離及び検出時間差の情報から、複数の距離センサ20のいずれか1つの距離センサによって検出された物体までの距離の変化に応じて、当該距離センサの距離検出方向における物体の動きを特定し、複数の距離センサ20のいずれか2つの距離センサの検出時間差に応じて、当該2つの距離センサの配列方向における物体の動きを特定する。つまり、信号処理部30は、複数の距離センサ20のいずれか1つの距離センサによって検出された物体までの距離の変化に応じて、当該距離センサの距離検出方向における物体の動きを特定する機能と、複数の距離センサ20のいずれか2つの距離センサの検出時間差に応じて、当該2つの距離センサの配列方向における物体の動きを特定する機能と、を有する。これによって、信号処理部30は、物体の3次元的な動きを特定することができる。したがって、複数の距離センサ20は、操作の種類に対応する数を配列される必要がなく、コンパクトに形成されることができる。
次に、ステップ406において、信号処理部30は、上記機能によって特定された物体の動きと、自動水栓50の吐水状態の変更操作としてあらかじめ記憶されている物体の動きと、を照合し、特定された物体の動きが吐水状態の変更操作としての動きか否かを判断する。そして、吐水状態の変更操作と判断した場合、ステップ407において、当該変更操作と判断された当該特定された物体の動きに、当該変更操作に対応し吐水制御部49に指示するための変更操作指示を割り当てる。そして、ステップ408において、信号処理部30は、当該特定された物体の動きに対して割り当てられた吐水状態の変更操作指示を出力する。ここで、表1ないし表4は、信号処理部30において、特定された物体の動きが変更操作か否か判断する処理過程において、信号処理部30にあらかじめ記憶されている情報を例示した表であって、図8ないし図11の実施例に対応する表である。以下に、図8ないし図11の実施例における、特定された物体の動きと、吐水状態の変更操作と、の対応関係を表1ないし表4を用いて説明する。
図8の実施例においては、信号処理部30は、3つの距離センサが三角形の頂点に相当する位置に配列されている場合において、特定された物体(例えば操作者の手指)の動きが吐水状態の変更操作としての動きであると判断された場合は、当該特定された物体の動きに対して、割り当てられた次のような吐水状態の変更操作指示を出力する。なお、信号処理部30は、3つの距離センサが、単に物体を検出しただけでは、吐水状態の変更操作指示を出力しないように構成されている。表1は、図8の実施例における、特定された物体の動きと、吐水状態の変更操作としての物体の動きと、の照合を行うためあらかじめ記憶されている情報を示した表である。
Figure 2018135652
図8(a)に示すように、信号処理部30は、第1の距離センサ21の距離検出方向に近づける物体の動きを特定した場合は、表1に基づいて、当該特定された物体の動きが吐水/止水の切替操作としての動きであると判断し、当該特定された物体の動きに対して割り当てられた吐水/止水を切り替える変更操作指示を出力する。
図8(b)に示すように、信号処理部30は、第2の距離センサ22が物体を検出し、所定の時間経過後に、第3の距離センサ23が物体を検出し、当該2つの距離センサの配列方向における物体の動きを特定した場合は、表1に基づいて、当該特定された物体の動きが吐水温度の下降操作としての動きであると判断し、当該特定された物体の動きに対して割り当てられた吐水温度を下降する変更操作指示を出力する。
図8(c)に示すように、信号処理部30は、第3の距離センサ23が物体を検出し、所定の時間経過後に、第2の距離センサ22が物体を検出し、当該2つの距離センサの配列方向における物体の動きを特定した場合は、表1に基づいて、当該特定された物体の動きが吐水温度の上昇操作としての動きであると判断し、当該特定された物体の動きに対して割り当てられた吐水温度を上昇する変更操作指示を出力する。
図8(d)に示すように、信号処理部30は、第3の距離センサ23の距離検出方向に近づける物体の動きを特定した場合は、表1に基づいて、当該特定された物体の動きが吐水量の減少操作としての動きであると判断し、当該特定された物体の動きに対して割り当てられた吐水量を減少する変更操作指示を出力する。
図8(e)に示すように、信号処理部30は、第2の距離センサ22の距離検出方向に近づける物体の動きを特定した場合は、表1に基づいて、当該特定された物体の動きが吐水量の増加操作としての動きであると判断し、当該特定された物体の動きに対して割り当てられた吐水量を増加する変更操作指示を出力する。
なお、信号処理部30は、その他の動きを特定した場合は、表1に基づいて、当該特定された物体の動きが吐水状態の変更操作としての動きではないと判断し、吐水状態の変更操作指示を出力しない。
次に、図8の変形例の一つである図9の実施例においては、信号処理部30は、3つの距離センサが三角形の頂点に相当する位置に配列されている場合であって、手前側2つの距離センサである第2の距離センサ22と第3の距離センサ23とは操作者の手の幅以内に配列され、奥側の1つの距離センサである第1の距離センサ21は、手前側2つの距離センサとの間で手の幅よりも広く配列された場合において、特定された物体(例えば操作者の手指)の動きが吐水状態の変更操作としての動きであると判断された場合は、当該特定された物体の動きに対して、割り当てられた次のような吐水状態の変更操作指示を出力する。なお、信号処理部30は、3つの距離センサが、単に物体を検出しただけでは、吐水状態の変更操作指示を出力しないように構成されている。表2は、図9の実施例における、特定された物体の動きと、吐水状態の変更操作としての物体の動きと、の照合を行うためあらかじめ記憶されている情報を示した表である。
Figure 2018135652
図9(a)に示すように、信号処理部30は、第1の距離センサ21の距離検出方向に近づける物体の動きを特定した場合は、表2に基づいて、当該特定された物体の動きが吐水/止水の切替操作としての動きであると判断し、当該特定された物体の動きに対して割り当てられた吐水/止水を切り替える変更操作指示を出力する。
図9(b)に示すように、信号処理部30は、第2の距離センサ22が物体を検出し、所定の時間経過後に、第3の距離センサ23が物体を検出し、又は、第3の距離センサ23が物体を検出し、所定の時間経過後に、第2の距離センサ22が物体を検出し、当該2つの距離センサの配列方向における物体の動きを特定した場合は、表2に基づいて、当該特定された物体の動きが吐水温度の変更操作としての動きであると判断し、当該特定された物体の動きに対して割り当てられた吐水温度を変更する変更操作指示を出力する。
図9(c)に示すように、信号処理部30は、第2の距離センサ22及び第3の距離センサ23が同時に物体を検出し、所定の時間経過後に、第1の距離センサ21が物体を検出し、又は、第1の距離センサ21が物体を検出し、所定の時間経過後に、第2の距離センサ22及び第3の距離センサ23が同時に物体を検出し、第2の距離センサ22及び第3の距離センサ23から第1の距離センサ21への配列方向における物体の動き又はその逆の向きの物体の動き(つまり、手の幅以内に配列された2つの距離センサ22、23を跨いで第1の距離センサ21へと向かう手指の動き又はその逆の向きの手指の動き)を特定した場合は、表2に基づいて、当該特定された物体の動きが吐水量の変更操作としての動きであると判断し、当該特定された物体の動きに対して割り当てられた吐水量を変更する変更操作指示を出力する。
なお、信号処理部30は、その他の動きを特定した場合は、表2に基づいて、当該特定された物体の動きが吐水状態の変更操作としての動きではないと判断し、吐水状態の変更操作指示を出力しない。
さらに、図9及び表2に示すように、複数の距離センサ20は配列され、信号処理部30は物体である操作者の手指の動きを特定する機能を有していれば、操作者が意図せずに動かした腕などを第1の距離センサ21は検出し難く、第2の距離センサ22又は第3の距離センサ23が単独で検出したとしても吐水量の変更又は吐水温度の変更は生じ難い。つまり、信号処理部30は、操作者が意図しない腕、手指もしくは皿などの物体の動きによる、又は、意図せずに第2の距離センサ23もしくは第3の距離センサ23に腕、手指もしくは皿がかざされることによる、操作者が意図しない吐水状態の変更操作指示が出力されることを防止することができる。
次に、図8の変形例の一つである図10の実施例においては、信号処理部30は、4つの距離センサが四角形の頂点に相当する位置に配列されている場合であって、第1の距離センサ21と第2の距離センサ22と第3の距離センサ23と第4の距離センサ24とのそれぞれの距離センサは操作者の手の幅以内に配列された場合において、特定された物体(例えば操作者の手指)の動きが吐水状態の変更操作としての動きであると判断された場合は、当該特定された物体の動きに対して、割り当てられた次のような吐水状態の変更操作指示を出力する。なお、第1の距離センサ21は左側かつ奥側に、第2の距離センサ22は左側かつ手前側に、第3の距離センサ23は右側かつ手前側に、第4の距離センサ24右側かつ奥側に、配列されているものとする。また、信号処理部30は、4つの距離センサが、単に物体を検出しただけでは、吐水状態の変更操作指示を出力しないように構成されている。表3は、図10の実施例における、特定された物体の動きと、吐水状態の変更操作としての物体の動きと、の照合を行うためあらかじめ記憶されている情報を示した表である。
Figure 2018135652
図10(a)に示すように、信号処理部30は、第1の距離センサ21及び第4の距離センサ24の距離検出方向に同時に近づける物体の動き(つまり、手の幅以内に配列された2つの距離センサ21、24を跨いで2つの距離センサ21、24に近づく物体例えば手指の動き)を特定した場合は、表3に基づいて、当該特定された物体の動きが吐水/止水の切替操作としての動きであると判断し、当該特定された物体の動きに対して割り当てられた吐水/止水を切り替える変更操作指示を出力する。
図10(b)に示すように、信号処理部30は、第1の距離センサ21及び第2の距離センサ22が同時に物体を検出し、所定の時間経過後に、第3の距離センサ23及び第4の距離センサ24が同時に物体を検出し、又は、第3の距離センサ23及び第4の距離センサ24が同時に物体を検出し、所定の時間経過後に、第1の距離センサ21及び第2の距離センサ22が同時に物体を検出し、第1の距離センサ21及び第2の距離センサ22から第3の距離センサ23及び第4の距離センサ24への配列方向における物体の動き又はその逆の向きの物体の動き(つまり、手の幅以内に配列された2つの距離センサ21、22を跨いで同じく手の幅以内に配列された2つの距離センサ23、24へと向かう手指の動き又はその逆の向きの手指の動き)を特定した場合は、表3に基づいて、当該特定された物体の動きが吐水温度の変更操作としての動きであると判断し、当該特定された物体の動きに対して割り当てられた吐水温度を変更する変更操作指示を出力する。
図10(c)に示すように、信号処理部30は、第2の距離センサ22及び第3の距離センサ23が同時に物体を検出し、所定の時間経過後に、第1の距離センサ21及び第4の距離センサ24が同時に物体を検出し、又は、第1の距離センサ21及び第4の距離センサ24が同時に物体を検出し、所定の時間経過後に、第2の距離センサ22及び第3の距離センサ23が同時に物体を検出し、第2の距離センサ22及び第3の距離センサ23から第1の距離センサ21及び第4の距離センサ24への配列方向における物体の動き又はその逆の向きの物体の動き(つまり、手の幅以内に配列された2つの距離センサ22、23を跨いで同じく手の幅以内に配列された2つの距離センサ21、24へと向かう手指の動き又はその逆の向きの手指の動き)を特定した場合は、表3に基づいて、当該特定された物体の動きが吐水量の変更操作としての動きであると判断し、当該特定された物体の動きに対して割り当てられた吐水量を変更する変更操作指示を出力する。
なお、信号処理部30は、その他の動きを特定した場合は、表3に基づいて、当該特定された物体の動きが吐水状態の変更操作としての動きではないと判断し、吐水状態の変更操作指示を出力しない。
さらに、図10及び表3に示すように、複数の距離センサ20は配列され、信号処理部30は物体である操作者の手指の動きを特定する機能を有していれば、操作者が意図せずに動かした腕などを第1の距離センサ21、第2の距離センサ22、第3の距離センサ23又は第4の距離センサ24が単独で検出したとしても吐水量の変更又は吐水温度の変更が生じ難い。つまり、信号処理部30は、意図せずにいずれか1つの距離センサに腕、手指又は皿などがかざされることによる操作者が意図しない吐水状態の変更操作指示が出力されることを防止することができる。
次に、図8の変形例の一つである図11の実施例においては、信号処理部30は、4つの距離センサが四角形の頂点に相当する位置に配列されている場合において、特定された物体(例えば操作者の手指)の動きが吐水状態の変更操作としての動きであると判断された場合は、当該特定された物体の動きに対して、割り当てられた次のような吐水状態の変更操作指示を出力する。なお、第1の距離センサ21は奥側かつ左右方向の中央に、第2の距離センサ22は左側かつ前後方向の中央に、第3の距離センサ23は手前側かつ左右方向の中央に、第4の距離センサ24は右側かつ前後方向の中央に、配列されているものとする。また、信号処理部30は、4つの距離センサが、単に物体を検出しただけでは、吐水状態の変更操作指示を出力しないように構成されている。表4は、図11の実施例における、特定された物体の動きと、吐水状態の変更操作としての物体の動きと、の照合を行うためあらかじめ記憶されている情報を示した表である。
Figure 2018135652
図11(a)に示すように、信号処理部30は、第3の距離センサ23の距離検出方向に近づける物体の動きを特定した場合は、表4に基づいて、当該特定された物体の動きが吐水/止水の切替操作としての動きであると判断し、当該特定された物体の動きに対して割り当てられた吐水/止水を切り替える変更操作指示を出力する。
図11(b)に示すように、信号処理部30は、第2の距離センサ22が物体を検出し、所定の時間経過後に、第4の距離センサ24が物体を検出し、又は、第4の距離センサ24が物体を検出し、所定の時間経過後に、第2の距離センサ22が物体を検出し、当該2つの距離センサの配列方向における物体の動きを特定した場合は、表4に基づいて、当該特定された物体の動きが吐水温度の変更操作としての動きであると判断し、当該特定された物体の動きに対して割り当てられた吐水温度を変更する変更操作指示を出力する。
図11(c)に示すように、信号処理部30は、第3の距離センサ23が物体を検出し、所定の時間経過後に、第1の距離センサ21が物体を検出し、又は、第1の距離センサ21が物体を検出し、所定の時間経過後に、第3の距離センサ23が物体を検出し、当該2つの距離センサの配列方向における物体の動きを特定した場合は、表4に基づいて、当該特定された物体の動きが吐水量の変更操作としての動きであると判断し、当該特定された物体の動きに対して割り当てられた吐水量を変更する変更操作指示を出力する。
なお、信号処理部30は、その他の動きを特定した場合は、表4に基づいて、当該特定された物体の動きが吐水状態の変更操作としての動きではないと判断し、吐水状態の変更操作指示を出力しない。
上記のように、信号処理部30は、特定された物体の動きが吐水状態の変更操作としての動きか否か判断し、当該特定された物体の動きに対して割り当てられた吐水状態の変更操作指示を出力する。
信号処理部30は、割り当てられた吐水状態の変更操作指示が吐水量又は吐水温度の変更操作指示である場合に、1つの動きに対して所定の温度又は所定の水量を変更する変更操作指示を出力するものとしてもよい。
または、信号処理部30は、割り当てられた吐水状態の変更操作指示が吐水量又は吐水温度の変更操作指示である場合に、物体の動きの特定に用いられた距離センサによって検出された当該物体までの距離が一定に保持された時間に応じて、吐水量の変更又は吐水温度の変更する度合いを指定する機能を有していてもよい。例えば、信号処理部30による変更操作指示が、図8(e)のような吐水量を増加する変更操作指示である場合に、第3の距離センサ23の距離検出方向に物体を近づける動きの後、物体の動きの特定に用いられた第3の距離センサ23から当該物体までの距離が一定に保持(物体が静止)された時間に応じて、吐水量の増加する度合いを指定する機能を有していてもよい。また、例えば、信号処理部30による変更操作指示が、図10(b)の吐水温度を変更する変更操作指示である場合に、第1の距離センサ21及び第2の距離センサ22から第3の距離センサ23及び第4の距離センサ24へと向かう物体の動きの後、物体の動きの特定に用いられた第3の距離センサ23及び第4の距離センサ24から当該物体までの距離が一定に保持(物体が静止)された時間に応じて、吐水量の増加する度合いを指定する機能を有していてもよい。信号処理部30は、当該機能を有しているので、水栓の操作者は、一回の手指等の動きで、操作者が所望する吐水量又は吐水温度を得ることができる。
さらに、信号処理部30は、特定された物体の動きに対して割り当てられた吐水状態の変更操作指示を出力した後、一定時間、吐水状態の変更操作指示を出力しないように構成されていてもよい。例えば、信号処理部30は、図9(a)の止水から吐水への切替の変更操作指示を出力した後、2秒間、吐水状態の変更操作指示を出力しないように構成されていてもよい。これにより、止水から吐水への切替のために第1の距離センサ21の距離検出方向に物体例えば手指を近づける動きを行った後に、手指を洗浄するため引く動きを行った場合に、手指が第2距離センサ22及び第3距離センサ23の上方を通過し、当該動きが信号処理部30によって図9(c)の吐水量の変更操作として認識され、操作者が意図しない吐水量の変更操作指示が出力されることを防止することができる。
さらに、信号処理部30は、割り当てられた吐水状態の変更操作指示が吐水量又は吐水温度の変更操作指示である場合に、先に検出した距離センサによる物体までの距離と後に検出した距離センサによる物体までの距離との差に応じて、当該吐水量又は当該吐水温度を増加又は減少する変更操作指示を出力するように構成されていてもよい。例えば、図12に示すように、吐水状態の変更操作として操作者の手指を左右方向に移動しつつ、かつ、鉛直方向に移動するような、第2の距離センサ22から第3の距離センサ23の上方への斜めの動きが行われた場合に、第2の距離センサ22が検出した物体までの距離がh2であり、所定の時間経過後に、第3の距離センサ23が検出した物体までの距離がh3であった場合に、h2−h3が負であれば、信号処理部30は、吐水量又は吐水温度を増加又は上昇する変更操作指示を出力するとともに、その絶対値に応じて、変更する量を同時に指定し、h2−h3が正であれば、吐水量又は吐水温度を減少又は下降する変更操作指示を出力するとともに、その絶対値に応じて、変更する量を同時に指定するように構成されていてもよい。これにより、信号処理部30は、混合水栓のシングルレバーを上下左右に操作する場合により近い直感的な操作を可能とすることができる。
さらに、信号処理部30は、人体と人体以外の物体とを判別する物体判別手段をさらに備え、物体判別手段が人体以外の物体を判別した場合においては、吐水状態の変更操作指示を出力しないように構成されていてもよい。例えば、対面キッチンにおいては、キッチンカウンタ越しに、皿に盛られた料理を提供するということがあるが、その際に複数の距離センサ20の上方を皿が通過することがある。その場合においても、信号処理部30は、人体と人体以外の物体とを判別する物体判別手段をさらに備え、物体判別手段が人体以外の物体である皿を判別した場合においては、皿の動きに対して割り当てられた吐水状態の変更操作指示を出力することを防止することができる。つまり、信号処理部30は、操作者が意図しない物体例えば皿の動きによって吐水状態の変更操作指示が出力されることを防止することができる。なお、物体判別手段としては、温度センサによる人体の温度とそれ以外の物体の温度との差を用いた物体判別手段があり、CCDなどの撮像素子から得られた画像情報を処理することによる物体判別手段がある。
さらに、信号処理部30は、物体の動きを特定する機能が、距離センサによって検出される物体までの距離が所定の範囲内にある場合に機能するように構成されていてもよい。例えば、操作者が意図せずに複数の距離センサ20の上方を皿が通過した場合においても、距離センサによって検出される物体までの距離が50mm以内にある場合に機能するように構成されていれば、50mmを超えた高さで通過した皿の動きを特定することをなくすことができる。つまり、信号処理部30は、自動水栓50の上方で行われる皿の受渡しなどの、操作者が意図しない物体の動きによって吐水状態の変更操作指示が出力されることを防止することができる。
上記の水栓制御装置10及びそれを用いた自動水栓50によれば、操作者は、自動水栓の吐水/止水の切替、吐水量の変更及び吐水温度の変更の全ての操作を、非接触センサである複数の距離センサ20を通じて行うことが可能となる。そして、吐水/止水の切替、吐水量の変更及び吐水温度の変更の全ての操作を非接触センサを通じて行うことによって手指の衛生状態を保つことができる。
水栓制御装置10の信号処理部30は、いずれか1つの距離センサの距離検出方向における物体の動きを特定する機能と、いずれか2つの距離センサの配列方向における物体の動きを特定する機能と、有していることから、物体の3次元的な動きを特定することができる。これにより、複数の距離センサ20は、操作の種類に対応する数を配列される必要がなく、コンパクトに形成されることができる。
水栓制御装置10は、物体の3次元的な動きを特定することができることから、操作者が自動水栓50の操作のために行う混合水栓のシングルレバーと同様な直感的な操作を可能とすることができる。
加えて、信号処理部30は、手の幅以内に配列された2つの距離センサを跨ぐ手指の動きに対して吐水状態の変更操作指示を出力するように構成されていることにより、意図せずにいずれか1つの距離センサに腕、手指又は皿などがかざされることによる操作者が意図しない吐水状態の変更操作指示が出力されることを防止することができる。
加えて、信号処理部30は、物体の動きの特定に用いられた距離センサによって検出された当該物体までの距離が一定に保持された時間に応じて、吐水量の変更又は吐水温度の変更する度合いを指定する機能を有していることにより、一回の物体の動きで、操作者が所望する吐水量又は吐水温度を得ることができる。
加えて、信号処理部30は、特定された物体の動きに対して割り当てられた吐水状態の変更操作指示を出力した後、一定時間、吐水状態の変更操作指示を出力しないように構成されていることにより、自動水栓50の操作者が吐水状態の変更操作のための物体の動きを行った後、意図せずにいずれか距離センサに腕、手指又は皿などの物体がかざされることによる操作者が意図しない吐水状態の変更操作指示が出力されることを防止することができる。
加えて、タイム・オブ・フライト方式の距離センサは、三角測距方式の距離センサに比して構造的にコンパクトであるため、非接触センサ部分をよりコンパクトに形成することができる。
さらに、タイム・オブ・フライト方式の距離センサは、物理的に0mmまで検出することができるため、操作者が行う動きの信号処理部30による特定範囲が拡大し、より直感的な操作を可能とすることができる。
加えて、信号処理部30は、先に検出した距離センサによる物体までの距離と後に検出した距離センサによる物体までの距離との差に応じて、当該吐水量又は当該吐水温度を増加又は減少する変更操作指示を出力するように構成されていることにより、吐水量又は吐水温度の変更操作において、変更する量を同時に指定することができ、混合水栓のシングルレバーを上下左右に操作する場合により近い直感的な操作を可能とすることができる。
加えて、信号処理部30は、人体と人体以外の物体とを判別する物体判別手段をさらに備えることにより、操作者が意図しない物体例えば皿の動きによって吐水状態の変更操作指示が出力されることを防止することができる。
加えて、信号処理部30は、物体の動きを特定する機能が、距離センサによって検出される物体までの距離が所定の範囲内にある場合に機能するように構成されていることにより、距離センサによって検出される物体までの距離が所定の範囲外で行われる物体の動きを特定せず、例えば自動水栓50の上方で行われる皿の受渡しなどの、操作者が意図しない物体の動きによって吐水状態の変更操作指示が出力されることを防止することができる。
加えて、信号処理部30は、物体の動きを特定する機能が、距離センサによって検出される物体までの距離が所定の時間に応じて変化する範囲内にある場合に機能するように構成されていてもよい。例えば、吐水/止水の切替のために用いられる距離センサによって検出される物体までの距離が、吐水状態が止水状態である場合には、50mm以内にある場合に、信号処理部30の物体の動きを特定する機能が機能するように構成され、吐水/止水の切替のために用いられる距離センサによって検出される物体までの距離が、吐水状態が吐水状態である場合には、30mm以内にある場合に、信号処理部30の物体の動きを特定する機能が機能するように構成されていてもよい。また、例えば、自動水栓50が頻繁に使われる時間帯においては、信号処理部30の物体の動きを特定する機能が、物体までの距離が長い距離の範囲内にある場合に機能するように構成され、自動水栓50があまり使われない時間帯においては、信号処理部30の物体の動きを特定する機能が、物体までの距離が短い距離の範囲内にある場合に機能するように構成されていてもよい。つまり、信号処理部30の物体の動きを特定する機能は、複数の距離センサ20によって検出される物体までの距離が時間に応じて適宜変化しうるように、構成されていてもよい。これによって、信号処理部30は、操作者が意図しない物体例えば皿の動きによって吐水状態の変更操作指示が出力されることを防止することができる。
加えて、信号処理部30は、吐水状態の変更操作指示を出力する際に、あらかじめ設定された吐水状態の初期値を基準としてその変更操作指示を出力するように構成されていてもよいし、操作者が自動水栓50を前回使用した際の吐水状態の前回値を基準としてその変更操作指示を出力するように構成されていてもよい。
以上のように、本発明の実施の形態は、前記記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。
すなわち、本発明の技術的思想及び目的の範囲から逸脱することなく、以上説明した実施の形態に対し、機序、形状、材質、数量、位置又は配列等に関して、様々の変更を加えることができるものであり、それらは、本発明に含まれるものである。
例えば、複数の距離センサ20は、タイム・オブ・フライト方式の距離センサに限られず、三角測距方式の距離センサであってもよい。三角測距方式の距離センサであれば、タイム・オブ・フライト方式の距離センサに比べて、非接触センサ部分を安価に構成することができる。
また、例えば、吐水機構40による混合水の吐水温度の変更、吐水/止水の切替及び吐水温度の変更を、混合部44のみによって可能とされていてもよい。具体的には、混合部44の三方バルブ440を混合水栓用のカートリッジに置き換え、カートリッジの開度を全閉にすれば、止水することができる。また、混合部44のカートリッジの開度及び向きを任意に組み合わせることで、吐水し、吐水温度及び吐水流量の変更を行うことができる。
また、例えば、吐水機構40による混合水の吐水温度の変更、吐水/止水の切替及び吐水温度の変更を、混合部44、電磁弁46及び流量変更弁部47によらず、給水管41からの冷水の供給量を可変するバルブ及び電動モータと、給湯管42からの湯の供給量を可変するバルブ及び電動モータと、によるそれぞれの弁開度の組合せにより可能とされていてもよい。
また、例えば、吐水機構40による混合水の吐水温度の上昇を、電熱器によって可能とされていてもよい。
また、例えば、複数の距離センサ20の個数又は配列は、上記の個数又は配列に限定されず、2つ以上の個数であって、操作者による水栓の操作を検出するように配列されていればよい。例えば、吐水管48の上面482に限定されず、キッチンカウンタKの天板の任意の位置、キッチンカウンタKの側面又はキッチンの壁面の任意の位置など、操作者が水栓の操作を行い得る場所に対応して配列されていればよい。さらに、例えば、水栓制御装置10及びそれを用いた自動水栓50は、キッチンに限られず、洗面台、トイレなど、水栓が用いられる場所に用いられてもよい。あるいは、複数の距離センサ20が吐水管48の上面482に配列される場合であっても、それ以外の平面に配列される場合であっても、当該面が水平から傾いた平面であってもよい。これにより、複数の距離センサ20に水滴がかかった状態となっても、すぐに水滴が流れ落ちることができ、水滴により水栓制御装置10及びそれを用いた自動水栓50の誤反応が生じることを防止することができる。また、複数の距離センサ20の個数又は配列と、物体の動きと、吐水状態の変更操作指示と、の組合せは、上記の組合せに限定されず、種々変更されてもよい。
また、例えば、水栓制御装置10及びそれを用いた自動水栓50には、吐水状態を示す表示ディスプレイが設けられていてもよい。
また、例えば、信号処理部30は、複数の距離センサ20に同時に検出指示を出し、同時に作動させるように構成されていてもよい。あるいは、複数の距離センサ20は各距離センサ毎に自ら信号を出力するように構成されており、信号処理部30は、各距離センサからの信号を待ち、各距離センサから受信した信号を基に、物体の動きを特定する機能を有していてもよい。
10 水栓制御装置
20 複数の距離センサ
21 第1の距離センサ
22 第2の距離センサ
23 第3の距離センサ
24 第4の距離センサ
30 信号処理部
40 吐水機構
41 給水管
42 給湯管
44 混合部
440 三方バルブ
442 電動モータ
46 電磁弁
47 流量変更弁部
470 バルブ
472 電動モータ
48 吐水管
480 吐水口
482 吐水管の上面
49 吐水制御部
50 自動水栓
K キッチンカウンタ
S シンク

Claims (13)

  1. 複数の距離センサと信号処理部とを備える水栓制御装置であって、
    前記複数の距離センサは、操作者による水栓の操作を検出するように配列され、各距離センサは、当該距離センサの検出領域内に物体が存在する場合に、前記物体までの距離を検出するように構成され、
    前記信号処理部は、
    前記複数の距離センサのいずれか1つの距離センサによって検出された物体までの距離の変化に応じて、当該距離センサの距離検出方向における物体の動きを特定する機能と、
    前記複数の距離センサのいずれか2つの距離センサの検出時間差に応じて、当該2つの距離センサの配列方向における物体の動きを特定する機能と、を有し、
    前記特定された物体の動きに対して割り当てられた吐水状態の変更操作指示を出力するように構成された、水栓制御装置。
  2. 前記複数の距離センサは、3つの距離センサであり、三角形の頂点に相当する位置に配列され、
    前記信号処理部は、前記3つの距離センサのうちの1つの距離センサの距離検出方向に近づける物体の動きに対して吐水/止水を切り替える変更操作指示を出力し、前記3つの距離センサのうちの他の1つの距離センサの距離検出方向に近づける物体の動きに対して吐水量を増加する変更操作指示を出力し、前記3つの距離センサのうちの更に他の1つの距離センサの距離検出方向に近づける物体の動きに対して吐水量を減少する変更操作指示を出力し、前記3つの距離センサのうちの2つの距離センサの配列方向における物体の動きに対して吐水温度を変更する変更操作指示を出力するように構成された、請求項1に記載の水栓制御装置。
  3. 前記複数の距離センサは、3つの距離センサであり、三角形の頂点に相当する位置に配列され、
    前記信号処理部は、前記3つの距離センサのうちの1つの距離センサの距離検出方向に近づける物体の動きに対して吐水/止水を切り替える変更操作指示を出力し、前記3つの距離センサのうちの2つの距離センサの配列方向における物体の動きに対して吐水量を変更する変更操作指示を出力し、前記3つの距離センサのうちの異なって選択された2つの距離センサの配列方向における物体の動きに対して吐水温度を変更する変更操作指示を出力するように構成された、請求項1に記載の水栓制御装置。
  4. 前記複数の距離センサは、4つの距離センサであり、四角形の頂点に相当する位置に配列され、
    前記信号処理部は、前記4つの距離センサのうちの1つの距離センサの距離検出方向に近づける物体の動きに対して吐水/止水を切り替える変更操作指示を出力し、前記4つの距離センサのうちの2つの距離センサの配列方向における物体の動きに対して吐水量を変更する変更操作指示を出力し、前記4つの距離センサのうちの異なって選択された2つの距離センサの配列方向における物体の動きに対して吐水温度を変更する変更操作指示を出力するように構成された、請求項1に記載の水栓制御装置。
  5. 前記複数の距離センサのうち任意の2つの距離センサは、手の幅以内に配列され、
    前記信号処理部は、前記手の幅以内に配列された2つの距離センサを跨ぐ手指の動きに対して吐水状態の変更操作指示を出力するように構成された、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の水栓制御装置。
  6. 前記信号処理部は、前記割り当てられた吐水状態の変更操作指示が吐水量又は吐水温度の変更操作指示である場合に、前記物体の動きの特定に用いられた距離センサによって検出された当該物体までの距離が一定に保持された時間に応じて、吐水量の変更又は吐水温度の変更する度合いを指定する機能を有する、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の水栓制御装置。
  7. 前記信号処理部は、前記特定された物体の動きに対して割り当てられた吐水状態の変更操作指示を出力した後、一定時間、吐水状態の変更操作指示を出力しないように構成された、請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の水栓制御装置。
  8. 前記距離センサは、タイム・オブ・フライト方式の距離センサである、請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の水栓制御装置。
  9. 前記信号処理部は、前記割り当てられた吐水状態の変更操作指示が吐水量又は吐水温度の変更操作指示である場合に、先に検出した距離センサによる物体までの距離と後に検出した距離センサによる物体までの距離との差に応じて、当該吐水量又は当該吐水温度を増加又は減少する変更操作指示を出力するように構成された、請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の水栓制御装置。
  10. 前記信号処理部は、人体と人体以外の物体とを判別する物体判別手段をさらに備え、
    前記物体判別手段が人体以外の物体を判別した場合においては、吐水状態の変更操作指示を出力しないように構成された、
    請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の水栓制御装置。
  11. 前記信号処理部は、前記物体の動きを特定する機能が、前記距離センサによって検出される物体までの距離が所定の範囲内にある場合に機能するように構成されている、請求項1ないし請求項10のいずれかに記載の水栓制御装置。
  12. 請求項1ないし請求項11のいずれかに記載の水栓制御装置と、
    吐水/止水の切替手段、吐水量の変更手段及び吐水温度の変更手段を有する吐水機構と、
    を備え、
    前記吐水機構は、前記水栓制御装置から出力された吐水状態の変更操作指示に基づいて吐水状態を変更するように構成されている、自動水栓。
  13. 前記複数の距離センサは、吐水管の上面に配列されている、請求項12に記載の自動水栓。
JP2017029416A 2017-02-20 2017-02-20 水栓制御装置及びそれを用いた自動水栓 Active JP6715199B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017029416A JP6715199B2 (ja) 2017-02-20 2017-02-20 水栓制御装置及びそれを用いた自動水栓

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017029416A JP6715199B2 (ja) 2017-02-20 2017-02-20 水栓制御装置及びそれを用いた自動水栓

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018135652A true JP2018135652A (ja) 2018-08-30
JP6715199B2 JP6715199B2 (ja) 2020-07-01

Family

ID=63366057

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017029416A Active JP6715199B2 (ja) 2017-02-20 2017-02-20 水栓制御装置及びそれを用いた自動水栓

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6715199B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020111974A (ja) * 2019-01-11 2020-07-27 Sanei株式会社 自動水栓システム
JP7354002B2 (ja) 2020-02-05 2023-10-02 Sanei株式会社 水栓制御装置及びそれを用いた自動水栓
JP7387526B2 (ja) 2020-04-10 2023-11-28 Sanei株式会社 水栓制御装置及びそれを用いた自動水栓
JP7398953B2 (ja) 2019-12-26 2023-12-15 株式会社Lixil 吐水装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102334040B1 (ko) * 2020-12-18 2021-12-01 김춘규 수전 샤워기 제어 시스템

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04257996A (ja) * 1991-02-13 1992-09-14 Matsushita Electric Works Ltd 人体検知装置
JP2007291607A (ja) * 2006-04-20 2007-11-08 Inax Corp 水栓装置
JP2009046836A (ja) * 2007-08-16 2009-03-05 Toto Ltd 水栓装置
JP2011247008A (ja) * 2010-05-28 2011-12-08 Lixil Corp 給水装置における操作装置
JP2012117256A (ja) * 2010-11-30 2012-06-21 Kureo:Kk 自動水栓
JP2014066103A (ja) * 2012-09-27 2014-04-17 Lixil Corp 自動水栓
JP2014118798A (ja) * 2012-12-19 2014-06-30 Panasonic Corp 水栓装置
JP2015222012A (ja) * 2010-02-02 2015-12-10 チュン−チア チェン、 非接触式自動水栓のシステムおよび方法
JP2016061136A (ja) * 2014-09-12 2016-04-25 鐘添和 感知式給水装置及びその方法

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04257996A (ja) * 1991-02-13 1992-09-14 Matsushita Electric Works Ltd 人体検知装置
JP2007291607A (ja) * 2006-04-20 2007-11-08 Inax Corp 水栓装置
JP2009046836A (ja) * 2007-08-16 2009-03-05 Toto Ltd 水栓装置
JP2015222012A (ja) * 2010-02-02 2015-12-10 チュン−チア チェン、 非接触式自動水栓のシステムおよび方法
JP2011247008A (ja) * 2010-05-28 2011-12-08 Lixil Corp 給水装置における操作装置
JP2012117256A (ja) * 2010-11-30 2012-06-21 Kureo:Kk 自動水栓
JP2014066103A (ja) * 2012-09-27 2014-04-17 Lixil Corp 自動水栓
JP2014118798A (ja) * 2012-12-19 2014-06-30 Panasonic Corp 水栓装置
JP2016061136A (ja) * 2014-09-12 2016-04-25 鐘添和 感知式給水装置及びその方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020111974A (ja) * 2019-01-11 2020-07-27 Sanei株式会社 自動水栓システム
JP7061582B2 (ja) 2019-01-11 2022-04-28 Sanei株式会社 自動水栓システム
JP7398953B2 (ja) 2019-12-26 2023-12-15 株式会社Lixil 吐水装置
JP7354002B2 (ja) 2020-02-05 2023-10-02 Sanei株式会社 水栓制御装置及びそれを用いた自動水栓
JP7387526B2 (ja) 2020-04-10 2023-11-28 Sanei株式会社 水栓制御装置及びそれを用いた自動水栓

Also Published As

Publication number Publication date
JP6715199B2 (ja) 2020-07-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2018135652A (ja) 水栓制御装置及びそれを用いた自動水栓
US11859375B2 (en) Touchless faucet assembly and method of operation
CA2974388C (en) Faucet
EP2847392B1 (en) Electronic plumbing fixture fitting
JP6175723B2 (ja) 水栓装置
US11852963B2 (en) Systems and methods for controlling a plumbing fixture, smart mirror, and the like using projected images
JP2013024740A (ja) 検出装置
JP2015113604A (ja) 水栓装置
WO2014097592A1 (ja) 水栓装置
JP2012211485A (ja) 自動水栓
JP7354002B2 (ja) 水栓制御装置及びそれを用いた自動水栓
JP2017141608A (ja) 水栓装置
JP7387526B2 (ja) 水栓制御装置及びそれを用いた自動水栓
JP6433820B2 (ja) 自動水栓
JP2014159715A (ja) 自動水栓
JP2016199852A (ja) 自動水栓
JP6035646B2 (ja) 自動水栓
WO2019207589A1 (en) Contactless temperature control of fluid in a fluid dispenser
JP2014173301A (ja) 水栓装置
JP6519914B2 (ja) 自動水栓
JP2018168530A (ja) 水周り装置
JP5945852B2 (ja) 水栓装置
JP2022099527A (ja) 非接触空中操作水栓
JP2019019650A (ja) 吐水装置
JP6198096B2 (ja) 水栓装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190205

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191203

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191129

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200130

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200601

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200608

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6715199

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250