JP7061582B2 - 自動水栓システム - Google Patents
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Description
特許文献1に記載の給水制御装置は、利用者の状態に合わせた給水装置の放水制御をするものであるところ、利用者の状態とは、手洗いを行ったか否かの状態を判定することであり、各個人の動作に応じた吐水制御をするものではない。
また、この発明にかかる自動水栓システムは、使用者を認証するための顔認証用カメラと、顔認証用カメラにより取得された画像から抽出された特徴情報から使用者を認証するための使用者認証部と、を含み、湯温指示部は、認証された使用者に対応する使用温度を使用者履歴情報記憶部から読み出し、該使用温度になるように電気給湯器に指示を出力する機能を有する。
さらに、この発明にかかる自動水栓システムは、使用者による動作を判定するための画像を取得するための動作判定用カメラと、動作判定用カメラにより取得された画像から特徴情報を抽出し、抽出された特徴情報に基づいて動作を判定するための動作判定部と、を含み、使用者履歴情報は、さらに、動作が判定されたときに使用者が使用した使用温度の情報を含み、湯温指示部は、動作を判定したときに、使用者ごとに判定された動作に対応する使用温度を使用者履歴情報記憶部から読み出し、該使用温度になるように電気給湯器に指示を出力する機能を有する。
また、この発明にかかる自動水栓システムは、動作判定用カメラが、吐水管部に配置され、動作判定用カメラの撮像方向が、吐水管部の吐水口から吐水する方向と略平行に向くように設けられることが好ましい。
さらに、この発明にかかる自動水栓システムは、動作判定部が判定する動作は、洗顔の動作、歯磨きの動作または髭剃りの動作であり、動作判定部が、画像から抽出された特徴量に基づいて手の平と特定したとき、洗顔の動作と判定し、画像から抽出された特徴量に基づいて歯ブラシと特定したとき、歯磨きの動作と判定し、画像から抽出された特徴量に基づいて剃刃と特性したとき、髭剃りの動作と判定することが好ましい。
また、この発明にかかる自動水栓システムは、使用者が吐水装置に近づいたことを検知する人感センサと、人感センサにより吐水装置に使用者近づいたことを検知したとき、顔認証カメラを待機状態から認証可能な状態になるような指示を出力する人感処理部と、を含むことが好ましい。
さらに、この発明にかかる自動水栓システムは、人感センサによって、使用者が前記吐水装置から離れたことを検知したとき、人感処理部は、使用者認証部が使用者を認証した時間を使用者履歴情報記憶部に記憶する機能を含むことが好ましい。
また、この発明にかかる自動水栓システムは、使用者による前記吐水装置のジェスチャー動作を検出するためのジェスチャー用センサと、検出されたジェスチャー動作を判定するジェスチャー判定部と、判定されたジェスチャー動作に対して割り当てられた吐水状態を変更するための指示を出力する吐水制御部と、を含む、ことが好ましい。
さらに、この発明にかかる自動水栓システムは、吐水状態の変更は、吐水量の変更および吐水温度の変更のうちの少なくともいずれか一方とすることが好ましい。
また、この発明にかかる自動水栓システムによれば、使用者を認証するための顔認証用カメラと、顔認証用カメラにより取得された画像から抽出された特徴情報から使用者を認証するための使用者認証部と、を含み、湯温指示部は、認証された使用者に対応する使用温度を使用者履歴情報記憶部から読み出し、該使用温度になるように電気給湯器に指示を出力する機能を有するので、使用者の嗜好に応じた使用温度の湯水を準備することができる。
さらに、この発明にかかる自動水栓システムによれば、使用者による動作を判定するための画像を取得するための動作判定用カメラと、動作判定用カメラにより取得された画像から特徴情報を抽出し、抽出された特徴情報に基づいて動作を判定するための動作判定部と、を含み、使用者履歴情報は、さらに、動作が判定されたときに使用者が使用した使用温度の情報を含み、湯温指示部は、動作を判定したときに、使用者ごとに判定された動作に対応する使用温度を使用者履歴情報記憶部から読み出し、該使用温度になるように電気給湯器に指示を出力する機能を有するので、使用者の動作に応じた設定温度の湯水を準備することができる。
また、この発明にかかる自動水栓システムによれば、動作判定用カメラは、吐水管部に配置され、動作判定用カメラの撮像方向が、吐水管部の吐水口から吐水する方向と略平行に向くように設けられると、吐水させるために道具を持っていく際に自然に動作判定を行うことができる。
さらに、この発明にかかる自動水栓システムによれば、動作判定部が判定する動作は、洗顔の動作、歯磨きの動作または髭剃りの動作であり、動作判定部が、画像から抽出された特徴量に基づいて手の平と特定したとき、洗顔の動作と判定し、画像から抽出された特徴量に基づいて歯ブラシと特定したとき、歯磨きの動作と判定し、画像から抽出された特徴量に基づいて剃刃と特定したとき、髭剃りの動作と判定することができると、画像のオブジェクトに応じた各動作を判定することができる。
また、この発明にかかる自動水栓システムによれば、使用者が吐水装置に近づいたことを検知する人感センサと、人感センサにより吐水装置に使用者近づいたことを検知したとき、顔認証カメラを待機状態から認証可能な状態になるような指示を出力する人感処理部と、を含むと、自動水栓システムが使用者により使用されていない間は、待機状態としておくことで、無駄な電力の消費を回避することができる。
さらに、この発明にかかる自動水栓システムによれば、人感センサによって、使用者が吐水装置から離れたことを検知したとき、人感処理部は、使用者認証部が使用者を認証した時間を使用者履歴情報記憶部に記憶する機能を含むと、使用者が離れたときに、使用者が自動水栓システムを使用した時間、動作、設定温度を記憶することができ、その後、使用者が本自動水栓システムを使用した際に、利用することができる。
また、この発明にかかる自動水栓システムによれば、使用者による吐水装置のジェスチャー動作を検出するためのジェスチャー用センサと、検出されたジェスチャー動作を判定するジェスチャー判定部と、判定されたジェスチャー動作に対して割り当てられた吐水状態を変更するための指示を出力する吐水制御部と、を含むと、ジェスチャー動作により吐水状態の変更するための操作することができる。
自動水栓システム10は、たとえば、図1に示すように、洗面部Wに設置される。洗面部Wは、鏡面部Mと、洗面カウンタCと、シンクSとを備える。自動水栓システム10を導入することにより、個々人の動作に応じた吐水状態を提供することを行いうる。
吐水装置20は、吐水管部22と、供給機構24とを有する。
また、湯を供給するに際して、給水管36からの水の供給を停止しておけば、電気温水器26に貯留された温度と同じ温度の熱い湯を吐水管部22へと供給することができる。
使用者情報入力部40は、人感センサ42と、顔認証用カメラ44と、動作判定用カメラ46と、ジェスチャー用センサ部48と、を有する。
制御部60は、人感センサ42、顔認証用カメラ44、動作判定用カメラ46およびジェスチャー用センサ部48により入力された各信号等を取得し、その取得された各信号や画像等に基づいて供給機構24を制御するために設けられる。制御部60は、たとえば、洗面部Wにおける洗面カウンタCの下部や台所のシンクの下部等に設けられる空間に配置される。
また、人感センサ42によって、使用者が吐水装置20から離れたことを検知したとき、人感処理部64は、使用者の顔を認証した時間、動作時の設定温度を使用者履歴情報記憶部78に記憶する機能を含む。そうすると、使用者が離れたときに、使用者が自動水栓システムを使用した時間、動作時の設定温度を記憶することができ、その後、使用者が本自動水栓システムを使用した際に、利用することができる。
動作判定部70aによる動作の判定は、たとえば、洗顔の動作、歯磨きの動作または髭剃りの動作である。動作判定部70aが、オブジェクト画像から抽出された特徴量に基づいて手の平と判定されたとき、洗顔の動作と判定し、オブジェクト画像から抽出された特徴量に基づいて歯ブラシと判定されたとき、歯磨きの動作と判定し、オブジェクト画像から抽出された特徴量に基づいて剃刃と判定されたとき、髭剃りの動作と判定することができる。このようにオブジェクト画像から抽出された特徴量に基づいてオブジェクトが特定され、そのオブジェクトに応じた各動作を判定することができる。
なお、動作学習部70bは、本自動水栓システム10の外部装置として独立した装置の形態により備えるようにしてもよい。
各使用者の動作に対応するデフォルト値である使用温度は、表1に示す。
ジェスチャー判定部72が、物体(手)を検出し、所定の時間経過後に、奥から手前へ向けて移動させることで、物体(手)を遠ざける動きと特定したとき、すなわち、奥から手前へ物体(手)を移動したとき、表2に基づいて、所定の吐水量だけ吐水量を減少するような変更操作としての動きであると判断し、吐水量を減少するように吐水制御部62に指示する。
次に、自動水栓システムに用いられる供給機構の変形例について説明する。図10は、この発明の実施の形態にかかる自動水栓システムにおける吐水装置の吐水管部への湯水の供給機構の変形例、使用者情報入力部および制御部の構成例を示す図である。
また、湯を供給するに際して、混合部90において、給水管36からの水の供給を停止しておけば、電気温水器26に貯留された温度と同じ温度の熱い湯を吐水管部22へと供給することができる。
すなわち、本発明の技術的思想及び目的の範囲から逸脱することなく、以上説明した実施の形態に対し、機序、形状、材質、数量、位置又は配置等に関して、様々の変更を加えることができるものであり、それらは、本発明に含まれるものである。
20 吐水装置
22 吐水管部
24 供給機構
26 電気給湯器
28 水側流量調整弁
30 湯側流量調整弁
32 温度センサ
34 流量センサ
40 使用者情報入力部
42 人感センサ
44 顔認証用カメラ
46 動作判定用カメラ
48 ジェスチャー用センサ部
48a センサモジュール
60 制御部
62 吐水制御部
64 人感処理部
66 湯温指示部
68 使用者認証部
70 動作処理部
70a 動作判定部
70b 動作学習部
72 ジェスチャー判定部
74 記憶部
76 顔認証情報記憶部
78 使用者履歴情報記憶部
80 動作情報記憶部
82 ジェスチャー情報記憶部
90 混合部
92 電磁弁
94 流量変更弁部
W 洗面部
M 鏡面部
C 洗面カウンタ
S シンク
A1 顔認証エリア
A2 動作判定エリア
D1 X軸方向(左右方向)
D2 Z軸方向(奥行き方向)
Claims (8)
- 吐水するための吐水管部と、
所定の温度に設定し、前記吐水管部から所定の温度の湯水を供給するための電気給湯器と、を含む吐水装置と、
前記吐水装置を使用者が使用した使用時間における前記吐水装置の使用に関する情報および前記使用時間において前記電気給湯器に対して設定された使用温度の情報を含む使用者履歴情報を記憶する使用者履歴情報記憶部と、
前記使用者履歴情報記憶部に記憶された使用者の前記使用時間における前記吐水装置の使用に関する情報に基づいて所定の給湯温度の湯水を準備するように指示を出力する湯温指示部と、
前記使用者を認証するための顔認証用カメラと、
前記顔認証用カメラにより取得された画像から抽出された特徴情報から使用者を認証するための使用者認証部と、
前記使用者による動作を判定するための画像を取得するための動作判定用カメラと、
前記動作判定用カメラにより取得された画像から特徴情報を抽出し、抽出された特徴情報に基づいて動作を判定するための動作判定部と、
を備え、
前記使用者履歴情報は、さらに、前記動作が判定されたときに前記使用者が使用した使用温度の情報を含み、
前記湯温指示部は、
前記認証された使用者に対応する使用温度を前記使用者履歴情報記憶部から読み出し、該使用温度になるように前記電気給湯器に指示を出力する機能を有し、かつ、
前記動作を判定したときに、使用者ごとに前記判定された動作に対応する使用温度を前記使用者履歴情報記憶部から読み出し、該使用温度になるように前記電気給湯器に指示を出力する機能を有する、自動水栓システム。 - 前記動作判定用カメラは、前記吐水管部に配置され、
前記動作判定用カメラの撮像方向が、前記吐水管部の吐水口から吐水する方向と略平行に向くように設けられる、請求項1に記載の自動水栓システム。 - 前記動作判定部が判定する動作は、洗顔の動作、歯磨きの動作または髭剃りの動作であり、
前記動作判定部が、
前記画像から抽出された特徴量に基づいて手の平と特定したとき、前記洗顔の動作と判
定し、
前記画像から抽出された特徴量に基づいて歯ブラシと特定したとき、前記歯磨きの動作
と判定し、
前記画像から抽出された特徴量に基づいて剃刃と特定したとき、前記髭剃りの動作と判
定する、請求項1または請求項2に記載の自動水栓システム。 - 前記使用者が前記吐水装置に近づいたことを検知する人感センサと、
前記人感センサにより前記吐水装置に前記使用者が近づいたことを検知したとき、前記顔認証用カメラを待機状態から認証可能な状態になるような指示を出力する人感処理部と、
を含む、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の自動水栓システム。 - 前記人感センサが、前記使用者が前記吐水装置から離れたことを検知したとき、前記人感処理部は、前記使用者認証部が前記使用者を認証した時間を前記使用者履歴情報記憶部に記憶する機能を含む、請求項4に記載の自動水栓システム。
- 前記人感センサが、前記使用者が前記吐水装置から離れたことを検知したとき、前記人感処理部は、前記使用者による動作を判定したときの使用温度を前記使用者履歴情報記憶部に記憶する機能を含む、請求項4または請求項5に記載の自動水栓システム。
- 前記使用者による前記吐水装置のジェスチャー動作を検出するためのジェスチャー用センサと、
前記検出されたジェスチャー動作を判定するジェスチャー判定部と、
前記判定されたジェスチャー動作に対して割り当てられた吐水状態を変更するための指示を出力する吐水制御部と、
を含む、請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の自動水栓システム。 - 前記吐水状態の変更は、吐水量の変更および吐水温度の変更のうちの少なくともいずれか一方である、請求項7に記載の自動水栓システム。
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