JP2007291607A - 水栓装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】非接触式又は接触式の水用操作部,湯用操作部を備え、何れかの操作部の操作に基づいて対応する水,湯を選択的に吐水する水栓装置において、水用操作部,湯用操作部のそれぞれに対する操作時間に応じて対応する水吐水,湯吐水のそれぞれの吐水流量を変化させるようになしてあるとともに、水吐水中又は湯吐水中に、水吐水から湯吐水に若しくはその逆に切り替えたときに、切替前の吐水流量を維持したままで切替後の吐水を行うようにする。
【選択図】 図3
Description
下記特許文献1にこの種の水栓装置が開示されている。
この特許文献1に開示の水栓装置では、水用操作部,湯用操作部の何れについても操作時間の長短によって、詳しくは操作継続時間が長くなると自動的に吐水流量を増大変化させるようになしている。
逆の場合も同様で、湯吐水中に水吐水に切り替えたとき、折角吐水流量を所望流量まで増大変化させておいても、水吐水に切り替えた時点で水吐水の吐水流量が最小流量に戻ってしまい、水吐水の吐水流量を湯吐水時の吐水流量と同じとするためには、改めて水用操作部を操作し続けて吐水流量を増大させる作業を行わなければならない。
従って本発明によれば吐水流量を調節するための操作が簡単となって、吐水流量を調節するための時間も短縮化でき、水栓装置の使い勝手を良好となすことができる。
また現在吐水中の吐水種に対応した操作部を再度操作することで吐水停止(止水)するものとなしておくことができる。
また吐水開始のための操作部を別途に設けておいて、第1吐水種用操作部,第2吐水種用操作部については吐水切替えのための操作部となしておくこともできるが、これら第1吐水種用操作部,第2吐水種用操作部は、それぞれ吐水開始のための操作部として構成しておくことが望ましい。
図1において、10は本例の水栓装置で、カウンター等取付基体12から起立した本体部14の先端に吐水口16を有し、また先端部の図中右側面と左側面とに水用操作部18-1,湯用操作部18-2を有している。
同様に止水状態で湯用操作部18-2を操作して吐水口16から湯吐水を開始させた後、湯用操作部18-2に対する操作を継続すると、操作継続時間に応じて吐水口16からの湯の吐水流量が増大変化する。
そして水吐水が行われている状態で水用操作部18-1を再び操作すると、その時点で吐水口16からの水吐水が停止(止水)する。
同様に湯吐水が行われている状態で湯用操作部18-2を再び操作すると、その時点で吐水口16からの湯吐水が停止(止水)する。
またここでは水用操作部18-1,湯用操作部18-2を本体部14の先端に設けているが、これら水用操作部18-1,湯用操作部18-2は他の箇所に設けておくこともできる。
その際、本実施形態では切替前の最終吐水流量と切替直後の吐水流量とが同じ吐水流量となるようにしてある。
詳しくは、水吐水中に湯用操作部18-2を操作して水吐水から湯吐水に切り替えたとき、切替前において既に調節してある水吐水の最終吐水流量と同じ吐水流量で切替直後の湯吐水を行う。
同様に湯吐水から水吐水に切り替えた場合においても、切替前の湯吐水の最終吐水流量と同じ吐水流量で切替直後の水吐水を行う。
詳しくは、吐水口16から水吐水している状態で湯用操作部18-2を操作して湯吐水に切り替えると、切替直後においては切替前の水吐水のときと同じ吐水流量で湯吐水を行うが、そのまま湯用操作部18-2を操作し続けると、そこから更に湯吐水の吐水流量が次第に増大変化して行く。
例えば水吐水に切り替えたときに、未だ最大流量に達していないときには、その時点から更に水吐水の吐水流量が増大変化し、そしてピークの最大流量に達すると、その後は吐水流量が次第に減少変化(ここでは段階的に変化。但し連続的であっても良い)して行く。
図5(A)において、20は水流路で、この水流路20上に止水栓22と、減圧弁24及び水流路20の開閉を行う電磁弁26が設けられている。
28は、水流路20からの水を導入して加熱し、湯として貯溜する電気温水器で、この電気温水器28から湯流路30が延び出している。そしてこの湯流路30が水流路20とともに共通流路32に繋がっている。
この共通流路32上には流量調整弁36が設けられ、また湯流路30上にはこれを開閉する電磁弁34が設けられている。
尚この制御部38には、上記の水用操作部18-1,湯用操作部18-2が電気的に接続されており、それぞれから操作信号が制御部38へと入力される。電磁弁26,34及び流量調整弁36は、制御部38へのそれら操作信号の入力に基づいて制御部38により作動制御される。
この(A)に示すものでは、湯として電気温水器28に保持されている温度の湯がそのまま供給される。
この例では、本体部14に湯を供給するに際しても、水流路20を通じて水を供給し且つ流量調整弁36による流量調整作用で、湯流路30からの湯に所定量の水を加えることで温度調節をし、本体部14に対し温調(温度調節)された適温の湯を供給することができる。
勿論、湯を供給するに際して水流路20からの水の供給を停止しておけば、電気温水器28内の温度と同じ温度の熱い湯を本体部14へと供給することができる。
この例ではまた、共通流路32上に流量センサ42が設けられており、この流量センサ42による流量の検知結果が制御部38へと入力され、これに基づいて共通流路32を通じて送られる水又は湯の流量が適正流量となるように制御される。
本実施形態においてはまた、切替後の吐水流量を、切替前の最終吐水流量をスタート吐水流量として、切替後の吐水種に対応する操作部に対する操作継続時間に応じて変化させるようになしているため、切替後において吐水流量を調節するための操作を簡単に短時間で行うことができる。
例えば上記実施形態は水と湯とを切り替える場合の例であるが、本発明は原水と浄水とを選択的に吐水可能で、それぞれに対応した原水用操作部,浄水用操作部を備えて、それらの操作により吐水の切替えをなし、且つそれぞれの操作部の操作継続時間に応じて吐水流量を変化させるようになした水栓装置に対して適用することも可能である。
また水栓装置を水と湯だけでなく別種の第3の吐水種、例えば浄水を吐水可能に構成した場合においても適用可能であり、更に上例では操作部に対する操作継続時間に応じて吐水流量を変化させるようにしているが、操作部に対する操作を繰り返し且つその繰返し数に応じて吐水流量を変化させるようになすことも可能であるなど、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
18-1 水用操作部(第1吐水種用操作部)
18-2 湯用操作部(第2吐水種用操作部)
Claims (2)
- 水と湯,原水と浄水等少なくとも第1吐水種と第2吐水種とを含む複数の互いに異なった吐水種にそれぞれ対応した第1吐水種用操作部,第2吐水種用操作部を含む複数の非接触式又は接触式の操作部を備え、該第1吐水種用操作部と該第2吐水種用操作部との何れかの操作に基づいて対応する前記第1吐水種と第2吐水種との何れかを吐水するようになした水栓装置であって、
前記第1吐水種用操作部,第2吐水種用操作部のそれぞれに対する操作時間若しくは操作回数に応じて対応する前記第1吐水種,第2吐水種のそれぞれの吐水流量を変化させるようになしてあるとともに、前記第1吐水種用操作部及び第2吐水種用操作部の何れか一方の操作部の操作に基づいて対応する前記第1吐水種及び第2吐水種の何れか一方を吐水中に、他方の操作部の操作に基づいて対応する他方の吐水種の吐水に切り替えたときに、切替前の吐水流量を維持したまま切替後の吐水を行うようになしてあることを特徴とする水栓装置。 - 請求項1において、前記他方の吐水種の吐水に切り替えた後の吐水流量を、切替前の前記一方の吐水種の吐水流量をスタート吐水流量として前記他方の操作部に対する操作時間又は操作回数に応じて変化させるようになしてあることを特徴とする水栓装置。
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