JP2018168530A - 水周り装置 - Google Patents
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Abstract
Description
図1は、実施形態に係る水周り装置1を表す正面図である。
図2は、実施形態に係る水周り装置1の構成を表すブロック図である。
図3は、実施形態に係る水周り装置1を表す側面図である。
図4は、実施形態に係る水周り装置1の動作を例示する側面図である。
反射式センサ20は、赤外光等の伝播波を送信するとともに、伝播波の反射波を受信する。反射式センサ20は、受信した反射波に基づき、被検知体を検知する。反射式センサ20は、例えば、吐水口40の下方に差し出された手を検知する。
給水経路42には、電磁弁50が接続されている。電磁弁50が開閉されることで、吐水口40の吐止水が制御される。この他に、使用者は、図1に表した操作部45を用いて、吐水口40の吐止水を操作することも可能である。
反射式センサ20の検知領域21は、吐水口40から吐水される方向に沿って形成される。また、電波センサ10の検知領域11は、反射式センサ20の検知領域21よりも上方に形成される。
反射式センサ20は、吐水口40と同じ高さか、吐水口40よりも上方に設けられる。電波センサ10は、吐水口40よりも上方に設けられる。電波センサ10は、反射式センサ20と同じ高さに設けられていても良いし、反射式センサ20よりも上方に設けられていても良い。
図4(a)に表したように、水周り装置1に被検知体である人体が接近すると、電波センサ10がその動きを検知する。続いて、図4(b)に表したように、手が吐水口40の下方に差し出されると、反射式センサ20がその手を検知する。制御部30は、電波センサ10が人体の接近を検知し、反射式センサ20が人体を検知した場合、吐水口40から吐水されるように電磁弁50を制御する。
反射式センサ20は高い検知精度を有するものの、上述したように、反射式センサ20の検知領域21に湯気が有る場合、誤検知が生じる可能性がある。
この課題に対して、水周り装置1に対する被検知体の接近および離反と、吐水口40付近の被検知体の有無と、の両方を、湯気の影響を受けない電波センサ10によって検知することも考えられる。しかし、この場合、電波センサ10が、吐水口40から吐出される水の流れや、吐水口40の下方の洗面器に溜められた水などを、被検知体の動作として誤検知する可能性がある。
また、被検知体の接近および離反を検知するための電波センサと、吐水口40付近の被検知体の有無を検知するための別の電波センサと、を設けることも考えられるが、この場合も、2つの電波センサの電波が干渉するため、誤検知が生じる可能性がある。
本実施形態に係る水周り装置1によれば、湯気の影響を受け難い電波センサ10の検知結果によって被検知体の動作が検知され、且つ、湯気が無い状態では高い検知精度を有する反射式センサ20によって吐水口40付近の被検知体の有無が検知される。こうすることで、吐水口40付近に湯気が存在する場合でも、吐水口40における自動的な吐止水の制御を、被検知体の有無および動作に応じてより正確に行うことが可能となる。
また、電波センサ10から放射された電波が、吐水口40から吐出される水に反射されると、電波センサ10は、被検知体が離反しているものと誤検知する可能性がある。この点について、電波センサ10を、吐水口40と同じ高さか、それよりも上方に設けることで、吐水口40から吐出される水に電波が放射され難くなり、電波センサ10における誤検知を抑制することができる。
図5及び図6は、実施形態に係る水周り装置1における制御を例示する模式図である。
なお、本願明細書では、電波センサ10および反射式センサ20のそれぞれについて、被検知体を検知している状態を「検知状態」と言い、被検知体を検知していない状態を「非検知状態」と言う。
こうすることで、反射式センサ20が検知状態にあるときの電波センサ10の消費電力を低減することができる。また、反射式センサ20が検知状態となったときには、電波センサ10が通常モードへ移行するため、反射式センサ20の誤検知に基づく吐水を防止することができる。
このような制御によれば、使用者がバケツや洗面器に水を溜めたい場合などに、手を長時間吐水口40の下に差し出す必要が無く、水周り装置1の使い勝手を向上させることができる。
図7は、実施形態の変形例に係る水周り装置2の構成を表すブロック図である。
水周り装置2において、制御部30は、電波センサ10の検知結果に基づいて電磁弁50以外の他の機器の制御もさらに行う。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
Claims (9)
- 給水経路から供給された湯または水を吐出する吐水口と、
前記給水経路に接続された電磁弁と、
電波を放射するとともに前記電波の反射波を受信し、被検知体の動作を検知する電波センサと、
伝播波を送信するとともに前記伝播波の反射波を受信し、被検知体を検知する反射式センサと、
前記電磁弁を駆動する制御部と、
を備えた水周り装置において、
前記制御部は、前記電波センサおよび前記反射式センサの検知結果をもとに前記電磁弁を駆動し、前記吐水口の吐止水を制御する水周り装置。 - 前記反射式センサの検知領域は、前記吐水口から吐水される方向に沿って形成され、
前記電波センサの検知領域は、前記反射式センサの検知領域よりも上方に形成される請求項1記載の水周り装置。 - 前記反射式センサは、前記吐水口と同じ高さか、前記吐水口よりも上方に設けられ、
前記電波センサは、前記吐水口と同じ高さか、前記吐水口よりも上方に設けられる請求項1または2に記載の水周り装置。 - 前記制御部は、前記電波センサが非検知状態のときは、前記反射式センサの検知結果に拘らず、前記吐水口が止水されるように前記電磁弁を制御する請求項1〜3のいずれか1つに記載の水周り装置。
- 前記制御部は、前記吐水口から吐水されている状態で、前記電波センサが非検知状態となったときは、前記反射式センサの検知結果に拘らず、前記吐水を停止させるように前記電磁弁を制御する請求項1〜4のいずれか1つに記載の水周り装置。
- 前記反射式センサは、前記伝播波を間欠的に送信し、
前記制御部は、前記電波センサが非検知状態のときは、前記反射式センサの前記伝播波の送信を停止するか、前記伝播波が送信されない期間を長くする請求項1〜5のいずれか1つに記載の水周り装置。 - 前記制御部は、前記電波センサおよび前記反射式センサが検知状態のときは、前記電波センサから間欠的に電波を放射させる請求項1〜6のいずれか1つに記載の水周り装置。
- 前記制御部は、前記反射式センサが非検知状態のときは、前記電波センサを待機モードとし、前記反射式センサが非検知状態から検知状態となったときに、前記電波センサを前記待機モードから通常モードへ移行させ、
前記待機モードにおける前記電波センサの消費電力は、前記通常モードにおける前記電波センサの消費電力よりも小さい請求項1〜7のいずれか1つに記載の水周り装置。 - 前記制御部は、前記電波センサが検知状態にあり、前記反射式センサが前記被検知対象を第1時間継続して検知した場合、その後の前記反射式センサの検知結果に拘らず、第2時間継続して前記吐水口から吐水されるように前記電磁弁を制御する請求項1〜8のいずれか1つに記載の水周り装置。
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