JP2015113604A - 水栓装置 - Google Patents

水栓装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015113604A
JP2015113604A JP2013255304A JP2013255304A JP2015113604A JP 2015113604 A JP2015113604 A JP 2015113604A JP 2013255304 A JP2013255304 A JP 2013255304A JP 2013255304 A JP2013255304 A JP 2013255304A JP 2015113604 A JP2015113604 A JP 2015113604A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
detection
unit
water
area
region
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013255304A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6186660B2 (ja
Inventor
俊之 森
Toshiyuki Mori
俊之 森
佳代 江口
Kayo Eguchi
佳代 江口
山口 重行
Shigeyuki Yamaguchi
重行 山口
宏子 中森
Hiroko Nakamori
宏子 中森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2013255304A priority Critical patent/JP6186660B2/ja
Publication of JP2015113604A publication Critical patent/JP2015113604A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6186660B2 publication Critical patent/JP6186660B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Domestic Plumbing Installations (AREA)

Abstract

【課題】反射型光電センサーを用いて、物体の存否を適切に検知することができる水栓装置を提供する。
【解決手段】吐水口310からの吐水の有無を切り替える弁を備える。反射型光電センサーで構成されて、検知領域50における物体90の存否を検知する第一検知部5を備える。第一検知部5を用いて検知領域50に物体90が存在することを検知した際に、弁を開いて吐水口310から吐水を行う制御部を備える。検知領域50の位置を変更する検知領域変更部を備える。物体90の大きさを検知するための第二検知部8を備える。制御部が、第二検知部8によって検知した物体90の大きさに応じて、検知領域変更部を制御して検知領域50の位置を変更する。
【選択図】図1

Description

本発明は、物体の存否を検知して、吐水の有無を切り替える水栓装置に関するものである。
特許文献1には、検出装置が記載されている。この検出装置は、吐水口の下側の検知領域における物体の存否を検知するため、第一センサー、第二センサー、及び第三センサーを備えている。第一センサーは、測距反射型光電センサーである。第二センサー及び第三センサーは、限定反射型光電センサーである。前記物体としては、皿やこの皿を持つ利用者の手等が挙げられる。この検出装置は、第一センサ、第二センサー、及び第三センサーを用いて、検知領域に物体が存在することを検知したときに、カランから水を吐出する。また、検出装置は、第一センサ、第二センサー、及び第三センサーを用いて、検知領域に物体が存在しないことを検知したときには、カランからの吐水を停止する。
特開2013−164910号公報
ところで、水栓から吐出される水を利用して食器等の物体を洗浄する場合、その物体の大きさに応じて利用者が洗浄を行う作業位置が異なる場合がある。例えば、利用者は、大きな皿を洗浄する場合、皿が吐水口等に接触することを避けるため、皿を吐水口からやや離れた位置に配置することがある。また、利用者は、小さなスプーンを洗浄する場合、吐水口から吐出された水をスプーンに当たりやすくするために、スプーンを吐水口に近い位置に配置することがある。
ここで、特許文献1のように物体の存否を検知するために反射型光電センサーを用いた場合、前記のように物体を配置する位置が異なると以下のような事態が生じる恐れがある。すなわち、利用者が物体を反射型光電センサーの検知領域に配置したつもりでも、物体が検知領域から外れて物体が検知されず、水栓から水が吐出されないといった事態が生じる恐れがある。
そこで、本発明は、反射型光電センサーを用いて、物体の存否を適切に検知することができる水栓装置を提供することを課題とする。
本発明の水栓装置は、水を吐出する吐水口と、前記吐水口からの吐水の有無を切り替える弁と、反射型光電センサーで構成されて検知領域における物体の存否を検知する第一検知部と、前記第一検知部を用いて前記検知領域に物体が存在することを検知した際に、前記弁を開いて前記吐水口から吐水を行う制御部とを備え、さらに、前記検知領域の位置を変更する検知領域変更部と、物体の大きさを検知するための第二検知部とを備え、前記制御部が、前記第二検知部によって検知した物体の大きさに応じて、前記検知領域変更部を制御して前記検知領域の位置を変更することを特徴とする。
前記水栓装置において、前記第二検知部が前記吐水口の下側で且つ前記吐水口よりも前側の領域に存在する物体の大きさを検知するものであることが好ましい。
前記水栓装置において、前記第一検知部が限定反射型光電センサーであることが好ましい。
また、前記水栓装置において、前記制御部が、前記第二検知部で検知した物体の大きさが小さい程、前記第一検知部の検知領域が前記吐水口に近づくように前記検知領域変更部を制御することが好ましい。
本発明に係る水栓装置にあっては、第一検知部の検知領域の位置を、物体の大きさに応じて、第一検知部によって検知されやすい位置に移動することができ、第一検知部によって物体の存否を適切に検知することが可能になる。
本発明の実施形態の水栓装置の説明図であり、(a)は大きな皿を吐水口の下側に配置した状態を示し、(b)は小さな皿を吐水口の下側に配置した状態を示し、(c)はスプーンを吐水口の下側に配置した状態を示している。 同上の水栓装置のシステム構成図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1には本実施形態の水栓装置1が設けられた流し台2が示されている。なお、以下では、水栓装置1を流し台2に設置した状態における方向を基準にして説明する。また、以下では流し台2から見て利用者が立つ側を前方とし、流し台2から見て利用者が立つ側と反対側を後方として説明する。
流し台2の上部20には、シンク21が設けられている。シンク21は、流し台2の上方に向かって開口している。水栓装置1は、流し台2の上方からシンク21に向けて水を吐出する吐水部3を備えている。
水栓装置1の利用者は、流し台2の手前(前側)に立つ。この利用者は、吐水部3から吐出した水を利用して、シンク21内で被洗浄物を洗浄することができる。被洗浄物としては、例えば、食器、調理器具、食材等が挙げられる。
図2には本実施形態の水栓装置1のシステム構成図が示されている。水栓装置1は吐水系統を備えている。吐水系統は、吐水部3、水供給路4、及び弁10を備えている。
水供給路4は流し台2の内部に設けられている。水供給路4の上流側には、給水源11として、水道管(不図示)及び給湯器(不図示)が接続されている。
水供給路4の下流側の端部は、吐水部3に接続されている。水道管の水と給湯器で生成された湯は混合される。このように混合された水(混合水)は、水供給路4から吐水部3に供給される。
弁10は、水供給路4に設けられている。弁10は、例えば開閉可能な電磁弁である。弁10は、水供給路4を通水可能な状態と通水不能な状態とに切り替える。
弁10が開くと、給水源11の水が水供給路4を介して吐水部3に供給される。弁10が閉じると、水供給路4は遮断され、吐水部3に水が供給されない状態になる。
吐水部3は、水栓装置1の本体を構成している。吐水部3は、図1に示されるようにシンク21の後方の流し台2の上面部22に設けられている。なお、吐水部3は、シンク21の後方の流し台2の上面部22以外の箇所に設けられてもよい。例えば、吐水部3は、シンク21の上端部より後方に突出したフランジ部の上等に設けられてもよい。
吐水部3は、流し台2の上面部22から立ち上がった縦長のベース30と、ベース30の上面部300から立ち上がったスパウト31を備えている。
ベース30は、流し台2から上方に突出した吐水部3の基部を構成している。ベース30は流し台2に対して固定されている。スパウト31の基端部311(根本側の端部)は、ベース30の上面部300に対して固定されている。
スパウト31は、側面視逆U字状に湾曲した管状に形成されている。すなわち、スパウト31は、ベース30から上方に突出した後に前側において下方に折り返されている。スパウト31は、平面視でベース30から前方に向かって突出している。スパウト31の先端部は、ベース30の前側で且つシンク21の上側に位置している。スパウト31の先端部には、下方に開口した吐水口310が設けられている。
吐水部3の内部には、吐水口310に水を供給するための吐水路(不図示)が形成されている。吐水路は、ベース30の下端部からスパウト31の吐水口310にまで延びている。
吐水路の上流側の端部は、図2に示される水供給路4の下流側の端部に接続されている。弁10が開いた状態にあるときには、水供給路4から吐水路に水が供給され、この水が吐水口310から下方のシンク21に向けて吐出される。
水栓装置1は、さらに第一検知部5、検知領域変更部7、制御部6、及び第二検知部8を備えている。第一検知部5は、図1に示されるように、吐水口310の下側に存在する検知領域50において、物体90が存在しているか否か(物体90の存否)を検知する。第一検知部5で検知される物体90は、人体の一部(利用者の手等)、皿やスプーン等の食器、調理器具、食材等である。第一検知部5で検知した物体90の存否の検知結果は、吐水口310からの吐出の有無を切り替えるために用いられる。
第一検知部5は、反射型の光電センサーである。詳しくは、第一検知部5は、限定反射型光電センサーである。なお、第一検知部5は拡散反射型の光電センサーであってもよい。
第一検知部5は、光を発する投光部51と、光を受ける受光部52を備えている。投光部51は、スパウト31の先端側の部分に設けられている。詳しくは、投光部51は、スパウト31の下方に折り返した前部から後方に突出した部分の後面に設けられている。投光部51は、吐水口310の後側で且つ吐水口310の近傍に位置している。
投光部51は、投光素子で構成されている。投光部51は、照射光として、赤外線を下方に向けて照射する。なお、投光部51は、赤外線以外の不可視光線を照射するものであってもよい。また、投光部51は、可視光を照射するものであってもよい。以下、投光部51から照射される光の照射領域を投光領域510と記載する。
投光部51は、スパウト31に対して固定されている。このため、投光領域510の位置は固定されている。投光領域510は、吐水口310より前側及び後側に広がっている。
投光部51の投光領域510に物体90が存在しない状態では、投光部51から照射された光は、シンク21の上方部を通過してシンク21の底面210に向かう。
受光部52は、受光素子で構成されている。受光部52は、吐水部3のベース30の前部に設けられている。受光部52は、投光部51よりも後側に位置している。受光部52は、ベース30の前側から来た光を受けるため、前側に向けた状態で吐水部3に設けられている。
受光部52は、吐水部3に対して横軸回りに回動可能に設けられており、上下に回動可能である。ここで、横軸回りとは受光部52の回動軸方向が左右方向(横方向)と平行であることを意味している。以下、受光部52で受光可能な領域を、受光領域520と記載する。
受光部52を上下に回動することで、受光領域520は上下に移動する。なお、受光領域520の位置を変更可能にするには、受光部52をベース30に対して回動可能に設けてもよいし、受光部52を保持する保持部材をベース30に対して回動可能に設けてもよい。また、受光部52の受光領域520を変更可能にする手段は、前記に限定されるものではない。例えばミラーで反射した光を受光部52で受けるようにし、このミラーを回動可能にすることで受光領域520を変更可能にしてもよい。
受光部52の受光領域520は、図1(a)に示されるように、受光軸521が前側程下方に位置するように傾斜した状態と、図1(c)に示されるように、受光軸521が略水平な状態あるいは前側程上方に位置するように傾斜した状態との間の範囲で移動する。ここで、受光軸521は、受光部52で受光可能な光芒の中心軸である。
投光部51の投光軸511と、受光部52の受光軸521は、吐水口310の下方で且つシンク21の底面210の上方の位置で交差するように設定されている。ここで、投光軸511は、投光部51から照射された光芒の中心軸である。
第一検知部5の動作領域は、投光部51の投光領域510と、受光部52の受光領域520とが重複する領域である。そして、この動作領域が、第一検知部5を用いて物体90の存否を検知することができる検知領域50となる。検知領域50は、図1(a)〜図1(c)に示されるいずれの位置にあるときにも、吐水口310から下側に離れ、且つシンク21の底面210から上側に離れる。また、検知領域50は、図1(a)〜図1(c)に示されるいずれの位置にあるときにも、吐水口310から吐出される水の吐出領域(以下、吐水領域と記載する)に存在する。
検知領域変更部7は、第一検知部5の検知領域50の位置を変更する。検知領域変更部7は、モーターで構成される。モーターの駆動軸は、受光部52に連結される。検知領域変更部7が駆動されると、回転する駆動軸に連結された受光部52が横軸回りに回動する。これにより、受光部52の受光領域520は、図1(a)〜図1(c)に示されるように上下動する。このように受光領域520が移動すると、受光領域520と固定された投光領域510との重なる領域である検知領域50(動作領域)は上下に移動する。なお、検知領域変更部7の駆動軸は、受光部52に直接連結されてもよいし、受光部52に他の部材を介して連結されてもよい。また、検知領域変更部7は、前述したミラーを駆動するモーターであってもよい。
図1(a)〜図1(c)に示されるように、検知領域50に物体90が存在する状態では、投光部51から照射された光は、検知領域50に存在する物体90によって反射する。このように物体90で反射した光は、受光部52側に進行する。このため、投光部51から照射された光は、受光部52に到達し易くなる。
一方、検知領域50に物体90が存在しない状態では、投光部51から照射された光は、検知領域50を通過してシンク21の底部に向かう。このため、投光部51から照射された光は、受光部52に到達し難くなる。すなわち、受光部52の受光量は、検知領域50における物体90の存否に応じて変化する。従って、受光部52の受光量の変化を検出することで、検知領域50における物体90の存否を検知することが可能になる。
制御部6は、常時または間欠的に、投光部51から検知領域50に向けて光を照射し、同時に受光部52の出力(例えば検知電圧)を監視する。そして、制御部6は、受光部52の出力に基づき、検知領域50における物体90の存否を判定する。
制御部6は、検知領域50における物体90の存否の判定結果に基づいて、吐水部3からの吐水の有無(吐水口310から水を吐出するか否か)を切り替える。吐水部3の吐水の有無の切り替えは、制御部6が図2に示される弁10を駆動して弁10の開閉を切り替えることにより行われる。
具体的に制御部6は、検知領域50に物体90が存在することを検知した場合、弁10を開いて吐水口310からシンク21に水を吐出する。利用者は、このように吐水口310から吐出された水を、吐水口310の下方に差し入れた手や皿等の物体90に当てることで、物体90を洗浄することができる。また、制御部6は、検知領域50に物体90が存在しないと判定した場合、弁10を閉じて吐水口310からの吐水を停止する。
第二検知部8は、複数の撮像装置を用いて、吐水部3の前側に存在する物体90の三次元的な大きさを検知する。具体的に第二検知部8は、撮像装置として、第一カメラ80と第二カメラ81を備えている。
第一カメラ80及び第二カメラ81は、夫々ビデオカメラである。第一カメラ80及び第二カメラ81の夫々の撮像素子には、例えばCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサーが用いられる。第一カメラ80及び第二カメラ81の夫々の撮像素子は、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)や、MOS(Metal Oxide Semiconductor)であってもよい。また、第一カメラ80及び第二カメラ81は、可視光の画像を撮影するカメラの他、赤外線(例えば近赤外線)に感度を持つ撮像素子を備えた赤外線カメラであってもよい。
第一カメラ80は、例えばスパウト31の上端部の下側に設けられており、流し台2に対して固定されている。第一カメラ80は前斜め下方に向けられている。第一カメラ80は、その撮影領域が吐水口310の下側且つベース30の前側に設定されており、この撮影領域を連続的に撮影する。
第二カメラ81は、例えば流し台2の上面部22においてシンク21の側方に位置する箇所に設けられており、流し台2に対して固定されている。第二カメラ81は、シンク21の上方部に臨む側方に向けられている。第二カメラ81は、その撮影領域が、第一カメラ80と同様、吐水口310の下側且つベース30の前側に設定されており、この撮影領域を連続的に撮影する。第一カメラ80の撮影領域と第二カメラ81の撮影領域は重複する。
第二カメラ81は第一カメラ80で撮影される領域を第一カメラ80とは異なる向きで撮影する。このように両カメラ80、81で共通の領域を異なる向きで撮影することで、第一カメラ80で撮影した画像データと第二カメラ81で撮影した画像データの比較から視差情報を所得することができる。従って、第一カメラ80で撮影した画像データ、第二カメラ81で撮影した画像データ、及び視差情報に基づいて、両カメラ80、81で撮影した物体90の大きさを判定することが可能になる。
ここで、両カメラ80、81で撮影される領域は、吐水口310よりも前側の領域を含むことが好ましい。利用者が吐水口310から吐出された水で物体90を洗浄しようとするときに、両カメラ80、81での物体90の検知を早い段階で行えるからである。なお、両カメラ80、81で撮影される領域は、吐水領域の存在する領域(吐水口310の真下の領域)を含むものであってもよいし、吐水領域の存在する領域を含まないものであってもよい。
制御部6は、常時又間欠的に、第一カメラ80で撮影した画像データ及び第二カメラ81で撮影した画像データを監視する。制御部6は、両カメラ80、81で撮影された領域に物体90が存在することを検知したとき、両カメラ80、81の画像データに基づいてこの物体90の大きさを判定する。そして、制御部6は、このようにして検知した物体90の大きさに応じて、以下のように検知領域変更部7を駆動し、第一検知部5の検知領域50を変更する。
制御部6は、第二検知部8で検知した物体90の大きさが小さくなる程、受光部52の受光領域520が上方に位置するように検知領域変更部7を制御する。これにより、第一検知部5の検知領域50は、検知した物体90が小さくなる程、図1(a)〜図1(c)に示されるように、上方に移動して吐水口310に近づくようになる。なお、この制御部6による検知領域変更部7の制御においては、検知領域50の位置を段階的に変更してもよいし、無段階で連続的に変更してもよい。
吐水口310の下側に小さい皿等の物体90が差し出された場合、第一検知部5の検知領域50は、図1(b)に示される位置に移動する。小さい皿等の物体90を洗浄する場合、物体90は、吐水口310から適度に離れた図1(b)に示される位置に配置されやすい。小さい皿等の物体90は、吐水口310に接触し難く且つ吐水口310から吐出された水に当たりやすい位置に配置するのがよいためである。従って、第一検知部5の検知領域50が図1(b)に示される位置に移動すると、第一検知部5によって小さい皿等の物体90を検知しやすくなる。
吐水口310の下側に大きい皿等の比較的大きな物体90が差し出された場合、第一検知部5の検知領域50は、図1(b)に示される位置よりも下側となる図1(a)に示される位置に移動して吐水口310から離れる。大きい皿等の物体90を洗浄する場合、物体90は、吐水口310から離れた図1(a)に示される位置に配置されやすい。大きい皿等の物体90は、吐水口310から吐出された水を当てやすく、吐水口310により接触し難い位置に配置されるのがよいためである。従って、第一検知部5の検知領域50が図1(a)に示される位置に移動すると、第一検知部5によって大きい皿等の大きな物体90を検知しやすくなる。
また、吐水口310の下側にスプーン等の比較的小さな物体90が差し出された場合、第一検知部5の検知領域50は、図1(b)に示される位置よりも上側となる図1(c)に示される位置に移動して吐水口310に近づく。スプーン等の物体90は、吐水口310から吐出された水を当てることが難しく、吐水口310に近い位置に配置されやすい。従って、第一検知部5の検知領域50が図1(c)に示される位置に移動すると、第一検知部5によってスプーン等の小さな物体90を検知しやすくなる。
以上説明した本実施形態の水栓装置1は、水を吐出する吐水口310と、吐水口310からの吐水の有無を切り替える弁10と、反射型光電センサーで構成されて検知領域50における物体90の存否を検知する第一検知部5とを備えている。水栓装置1は、さらに、第一検知部5を用いて検知領域50に物体90が存在することを検知した際に、弁10を開いて吐水口310から吐水を行う制御部6を備えている。水栓装置1は、さらに、第一検知部5の検知領域50の位置を変更する検知領域変更部7と、物体90の大きさを検知するための第二検知部8とを備えている。そして、制御部6が、第二検知部8によって検知した物体90の大きさに応じて、検知領域変更部7を制御して第一検知部5の検知領域50の位置を変更する。
この水栓装置1は、第一検知部5によって検知領域50に物体90が存在することを検知したとき、制御部6が弁10を制御して吐水口310から吐水を行う。このため、利用者は、第一検知部5の検知領域50に物体90を移動するだけで、吐水口310から水を簡単に吐出することができる。また、制御部6は、第二検知部8によって検知した物体90の大きさに応じて、検知領域変更部7を制御して第一検知部5の検知領域50の位置を変更する。このため、第一検知部5の検知領域50の位置を、物体90の大きさに応じて、第一検知部5によって検知されやすい位置に移動することができる。従って、第一検知部5を用いて物体90を検知しやすくなり、物体90の存否をより適切に検知することが可能になる。
また、本実施形態のように、第一検知部5が限定反射型光電センサーであることが好ましい。限定反射型光電センサーは、強い受光出力を得るために投受光の指向角度が小さい。このため、第一検知部5を限定反射型光電センサーとすることで、物体90の存否を精度よく検知することができる。
また、第二検知部8は、本実施形態のように、吐水口310の下側で且つ吐水口310よりも前側の領域に存在する物体90の大きさを検知するものであることが好ましい。このようにすることで、吐水口310の下側に差し出される物体90の大きさを早い段階で検知し、これに応じて第一検知部5の検知領域50を物体90を検知しやすい位置に変更することができる。
また、限定反射型光電センサーは、投光軸と受光軸が比較的大きな角度で交差する。このため、限定反射型光電センサーの動作領域は、投光光芒(投光部から出射される光芒)と受光光芒(受光部で受光される光芒)が交差する領域(限定領域)に限定される。従って、第一検知部5として限定反射型光電センサーを用いた場合、物体90が検知領域50から外れた位置に配置されやすくなる。しかし、本実施形態では、前述したように第一検知部5の検知領域50の位置を、物体90の大きさに応じて、第一検知部5によって検知されやすい位置に移動することができるため、限定反射型光電センサーを用いて物体90を適切に検知することができる。
また、水栓装置1の利用者は、吐水口310から吐出される水で物体90を洗浄する場合、物体90が小さくなる程、物体90を吐水口310に近づけて配置しやすい。このため、制御部6は、本実施形態のように、第二検知部8で検知した物体90の大きさが小さい程、第一検知部5の検知領域50が吐水口310に近づくように検知領域変更部7を制御することが好ましい。こうすると、大きさの異なる様々な物体90の存否を第一検知部5によって適切に検知することが可能になる。
なお、本実施形態の水栓装置1は、物体90の存否を検知するためのセンサーとして、第一検知部5のみを備えたものである。しかし、水栓装置1に、第一検知部5に加えて、一乃至複数の他のセンサーを設け、第一検知部5の検知結果と他のセンサーの検知結果とに基づいて、吐水口310からの吐水の有無を切り替えても構わない。
また、検知領域変更部7によって第一検知部5の検知領域50を移動する方向は、本実施形態のものに限られるものではない。例えば、本実施形態では、物体90が大きくなると、物体90が吐水部3のベース30に当たりやすくなるため、物体90が小さくなる程、第一検知部5の検知領域50が後側に位置するようにしてもよい。また、物体90が小さくなる程、第一検知部5の検知領域50が後斜め上方に移動するようにしてもよい。
また、本実施形態では検知領域変更部7を受光部52の向きを変更するものである。しかし、検知領域変更部7は、投光部51の向きを変更するものや、投光部51及び受光部52の向きを変更するものであってもよい。
また、第二検知部8を構成する第一カメラ80と第二カメラ81の設置位置は本実施形態のものに限られず、両カメラ80、81は、物体90を異なる方向から撮影可能な位置に設置されればよい。また、第二検知部8は、TOF(time of flight)型等の距離画像センサを用いることにより、一つの撮像装置で構成していてもよい。
また、本発明は、例えば洗面台等、流し台2以外のものに設置される水栓装置に適用してもよい。また、この他、水栓装置1は発明の趣旨を逸脱しない範囲内で適宜設計変更可能である。
1 水栓装置
10 弁
310 吐水口
5 第一検知部
50 検知領域
6 制御部
7 検知領域変更部
8 第二検知部
90 物体

Claims (4)

  1. 水を吐出する吐水口と、
    前記吐水口からの吐水の有無を切り替える弁と、
    反射型光電センサーで構成されて検知領域における物体の存否を検知する第一検知部と、
    前記第一検知部を用いて前記検知領域に物体が存在することを検知した際に、前記弁を開いて前記吐水口から吐水を行う制御部とを備え、
    さらに、前記検知領域の位置を変更する検知領域変更部と、
    物体の大きさを検知するための第二検知部とを備え、
    前記制御部が、前記第二検知部によって検知した物体の大きさに応じて、前記検知領域変更部を制御して前記検知領域の位置を変更することを特徴とする水栓装置。
  2. 前記第二検知部が前記吐水口の下側で且つ前記吐水口よりも前側の領域に存在する物体の大きさを検知するものであることを特徴とする請求項1に記載の水栓装置。
  3. 前記第一検知部が限定反射型光電センサーであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の水栓装置。
  4. 前記制御部が、前記第二検知部で検知した物体の大きさが小さい程、前記第一検知部の前記検知領域が前記吐水口に近づくように前記検知領域変更部を制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の水栓装置。
JP2013255304A 2013-12-10 2013-12-10 水栓装置 Expired - Fee Related JP6186660B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013255304A JP6186660B2 (ja) 2013-12-10 2013-12-10 水栓装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013255304A JP6186660B2 (ja) 2013-12-10 2013-12-10 水栓装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015113604A true JP2015113604A (ja) 2015-06-22
JP6186660B2 JP6186660B2 (ja) 2017-08-30

Family

ID=53527680

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013255304A Expired - Fee Related JP6186660B2 (ja) 2013-12-10 2013-12-10 水栓装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6186660B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017137725A (ja) * 2016-02-05 2017-08-10 Toto株式会社 自動水栓装置
WO2018017780A1 (en) * 2016-07-20 2018-01-25 Moen Incorporated Electronic plumbing fixture fittings with shaped and limited sensor detection zones
WO2020102718A1 (en) * 2018-11-16 2020-05-22 Bradley Fixtures Corporation A fixture pod for a lavatory fixture
CN111989443A (zh) * 2018-04-19 2020-11-24 骊住株式会社 喷水控制装置、喷水控制系统以及喷水控制方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7185376B2 (ja) * 2018-03-30 2022-12-07 株式会社Lixil 吐水制御装置、吐水制御システム、及び吐水制御方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0266871U (ja) * 1988-11-04 1990-05-21
JP2005061079A (ja) * 2003-08-13 2005-03-10 San-Ei Faucet Mfg Co Ltd 給水装置における自動給水方法および自動給水装置
JP2012002033A (ja) * 2010-06-21 2012-01-05 Konica Minolta Holdings Inc 自動給水装置
JP2013024741A (ja) * 2011-07-21 2013-02-04 Panasonic Corp 検出装置
JP2013164910A (ja) * 2012-02-09 2013-08-22 Panasonic Corp 検出装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0266871U (ja) * 1988-11-04 1990-05-21
JP2005061079A (ja) * 2003-08-13 2005-03-10 San-Ei Faucet Mfg Co Ltd 給水装置における自動給水方法および自動給水装置
JP2012002033A (ja) * 2010-06-21 2012-01-05 Konica Minolta Holdings Inc 自動給水装置
JP2013024741A (ja) * 2011-07-21 2013-02-04 Panasonic Corp 検出装置
JP2013164910A (ja) * 2012-02-09 2013-08-22 Panasonic Corp 検出装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017137725A (ja) * 2016-02-05 2017-08-10 Toto株式会社 自動水栓装置
WO2018017780A1 (en) * 2016-07-20 2018-01-25 Moen Incorporated Electronic plumbing fixture fittings with shaped and limited sensor detection zones
US10557254B2 (en) 2016-07-20 2020-02-11 Moen Incorporated Electronic plumbing fixture fittings with shaped and limited sensor detection zones
CN111989443A (zh) * 2018-04-19 2020-11-24 骊住株式会社 喷水控制装置、喷水控制系统以及喷水控制方法
EP3783157A4 (en) * 2018-04-19 2021-06-02 LIXIL Corporation WATER DRAIN CONTROL DEVICE, WATER DRAIN CONTROL SYSTEM AND WATER DRAIN CONTROL METHOD
US11306465B2 (en) * 2018-04-19 2022-04-19 Lixil Corporation Water spout control device, water spout control system, and water spout control method
WO2020102718A1 (en) * 2018-11-16 2020-05-22 Bradley Fixtures Corporation A fixture pod for a lavatory fixture
US11408157B2 (en) 2018-11-16 2022-08-09 Bradley Fixtures Corporation Fixture pod for a lavatory fixture

Also Published As

Publication number Publication date
JP6186660B2 (ja) 2017-08-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6186660B2 (ja) 水栓装置
JP6175723B2 (ja) 水栓装置
TW201903257A (zh) 衛生清洗裝置
JP5588400B2 (ja) カラン
JP6715199B2 (ja) 水栓制御装置及びそれを用いた自動水栓
CN113688964A (zh) 具有自动对象识别的配件和用于借助于自动对象识别来控制配件的方法
JP2011050586A (ja) 便座装置
TWI667004B (zh) Toilet device
TW201902406A (zh) 衛生清洗裝置
JP6155523B2 (ja) 水栓装置
KR102521849B1 (ko) 로봇 청소기
JP6175722B2 (ja) 水栓装置
TWI611126B (zh) 水龍頭裝置
TW201903256A (zh) 衛生清洗裝置
JP5588401B2 (ja) 検出装置
JP5771783B2 (ja) 検出装置
JP5945852B2 (ja) 水栓装置
JP5737926B2 (ja) 自動水栓装置
JP2001329583A (ja) 自動水栓
JP6704610B2 (ja) トイレシステム
JP2018168530A (ja) 水周り装置
JP2014205983A (ja) 水栓装置
JP2019019650A (ja) 吐水装置
JP2009235731A (ja) 手洗い装置
JP2009153972A (ja) システムキッチン

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161111

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170614

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170620

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170714

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6186660

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees