JP2018114475A - 塗布装置および塗布方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板を浮上させた状態で搬送するとともにノズルを基板の搬送方向と逆方向に移動させながらノズルの吐出口から塗布液を吐出して基板に塗布する塗布技術において、基板に塗布される塗布液の厚みを安定化させる。【解決手段】基板搬送機構により搬送される前記基板の先端が前記複数の孔列のうち前記搬送方向における最下流に位置する最下流孔列の上方に到達する前に、前記塗布浮上部により浮上された前記基板に対する前記ノズルからの前記塗布液の吐出を開始するとともに前記逆方向への前記ノズルの移動を開始する。【選択図】図6C

Description

この発明は、基板を搬送するとともに吐出口から塗布液を吐出するノズルを基板の搬送方向と逆方向に移動させることで基板に塗布液を塗布する塗布装置および塗布方法に関するものである。
半導体装置や液晶表示装置などの電子部品等の製造工程では、基板の表面にレジスト液(本発明の「塗布液」の一例に相当)を塗布する塗布装置が用いられている。例えば特許文献1に記載の塗布装置では、基板の裏面に気体を吹き付けて基板を浮上させた状態で当該基板を搬送する。また、この基板の搬送方向において長尺型ノズルを移動させ、当該長尺型ノズルに対して基板を相対的に搬送する。そして、このように相対移動する基板の表面に対して長尺型ノズルからレジスト液を吐出して基板のほぼ全体にレジスト液を塗布する。
特許第4571525号 特許第5346643号
上記のように構成された塗布装置では、基板を浮上して搬送するために、基板の搬送方向に沿って搬入領域、塗布領域および搬出領域がこの順に一列に設けられている。これらの領域のうち塗布領域ではその領域内の各位置で基板にほぼ均一な浮上力を与え、基板を搬入領域から搬出領域まで搬送する途中で基板が塗布領域のほぼ全域を覆っている間に、長尺型ノズルを用いて基板の被処理面にレジスト液が塗布される(塗布処理)。また、この塗布処理中に、基板の被処理面にレジスト液を供給する長尺型ノズルの位置を塗布領域の下流側端部から上流側端部まで搬送方向と反対の方向に移動させる。
ところで、塗布領域では高い精度で浮上させる必要があり、その浮上量として例えば50μmに設定されている。これに対し、搬入領域および搬出領域においては高い浮上精度は要求されていないことから、浮上量は例えば100〜150μmの範囲内に設定されている。そして、長尺型ノズルが塗布領域の下流側端部の上方に位置した状態で塗布処理が開始され、その直後に基板の先端が塗布領域と異なる浮上量で基板を浮上させる搬出領域に載り移る。この際に、長尺型ノズルの直下位置での浮上量が変動し、レジスト液の膜厚が不安定となる。
また、このような問題は塗布処理の終了段階においても生じる。すなわち、塗布処理の進行により長尺型ノズルは基板の搬送方向と逆方向に移動し、塗布領域の上流側端部の上方まで移動して塗布処理を終了する。この塗布終了段階において、基板の後端は塗布領域と異なる浮上量を有する搬入領域から塗布領域に載り移る。この際に、長尺型ノズルの直下位置での浮上量が変動し、レジスト液の膜厚が不安定となる。
この発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、基板を浮上させた状態で搬送するとともにノズルを基板の搬送方向と逆方向に移動させながらノズルの吐出口から塗布液を吐出して基板に塗布する塗布技術において、基板に塗布される塗布液の厚みを安定化させることを目的とする。
この発明の第1態様は、塗布装置であって、基板を浮上させる浮上機構と、浮上機構により浮上された基板を搬送する基板搬送機構と、基板搬送機構によって搬送される基板に塗布液を吐出口から吐出して塗布するノズルと、塗布液を吐出しているノズルを基板の搬送方向と逆方向に移動させるノズル移動部と、を備え、浮上機構は、気体を噴出する噴出孔および気体を吸引する吸引孔を搬送方向に対して垂直な幅方向に交互に配置した孔列が搬送方向に複数配列された面、または噴出孔を複数個幅方向に配置した孔列と吸引孔を複数個幅方向に配置した孔列とが搬送方向に交互に配列された面を有し、面から基板に浮上させる塗布浮上部と、搬送方向において塗布浮上部の下流側に隣接して設けられ、基板に浮上力を与える下流側補助浮上部と、を有し、基板搬送機構により搬送される基板の先端が複数の孔列のうち搬送方向における最下流に位置する最下流孔列の上方に到達する前に、塗布浮上部により浮上された基板に対するノズルからの塗布液の吐出を開始するとともに逆方向へのノズルの移動を開始することを特徴としている。
また、この発明の第2態様は、塗布方法であって、塗布浮上部により浮上された基板を搬送するとともにノズルを基板の搬送方向と逆方向に移動させながらノズルの吐出口から塗布液を吐出して基板に塗布する塗布工程と、塗布浮上部から搬送されてくる基板を、搬送方向において塗布浮上部の下流側に隣接して設けられた下流側補助浮上部により浮上させて搬送方向に搬送する搬出工程とを備え、塗布浮上部が、気体を噴出する噴出孔および気体を吸引する吸引孔を搬送方向に対して垂直な幅方向に交互に配置した孔列が搬送方向に複数配列された面、または噴出孔を複数個幅方向に配置した孔列と吸引孔を複数個幅方向に配置した孔列とが搬送方向に交互に配列された面を有し、面から基板に浮上させるように構成されているとき、塗布工程では、基板の先端が複数の孔列のうち搬送方向における最下流に位置する最下流孔列の上方に到達する前に、塗布浮上部により浮上された基板に対するノズルからの塗布液の吐出を開始するとともに逆方向へのノズルの移動を開始することを特徴としている。
このように構成された第1態様および第2態様にかかる発明では、基板が塗布浮上部により浮上された状態で搬送方向に搬送されながら当該基板に対して塗布液が塗布される(塗布処理)。この塗布処理の開始直後に基板の先端は塗布浮上部の最下流孔列の上方を経由して搬出浮上部に搬送される。つまり、特許文献1に記載の発明のように塗布開始直後に塗布浮上部(特許文献1の「塗布領域」に相当)の下流端から直接的に搬出浮上部(特許文献1の「搬出領域」に相当)に基板が載り移るのではなく、塗布処理を受けた基板は、基板の浮上量が安定している最下流孔列の上方を経由して載り移る。したがって、この載り移りによる浮上量の変動が最下流孔列を越えて搬送方向の上流側に及ぶのを回避し、基板に塗布される塗布液の厚みは安定している。
また、この発明の第3態様は、塗布装置であって、基板を浮上させる浮上機構と、浮上機構により浮上された基板を搬送する基板搬送機構と、基板搬送機構によって搬送される基板に塗布液を吐出口から吐出して塗布するノズルと、塗布液を吐出しているノズルを基板の搬送方向と逆方向に移動させるノズル移動部と、を備え、浮上機構は、気体を噴出する噴出孔および気体を吸引する吸引孔を搬送方向に対して垂直な幅方向に交互に配置した孔列が搬送方向に複数配列された面、または噴出孔を複数個幅方向に配置した孔列と吸引孔を複数個幅方向に配置した孔列とが搬送方向に交互に配列された面を有し、面から基板に浮上させる塗布浮上部と、浮上機構は、搬送方向において塗布浮上部の上流側に隣接して設けられ、基板に浮上力を与える上流側補助浮上部を有し、基板搬送機構により搬送される基板の先端が複数の孔列のうち搬送方向における最上流に位置する最上流孔列の上方を通過した後に、塗布浮上部により浮上された基板に対するノズルからの塗布液の吐出を停止することを特徴としている。
さらに、この発明の第4態様は、塗布方法であって、塗布浮上部により浮上された基板を搬送するとともにノズルを基板の搬送方向と逆方向に移動させながらノズルの吐出口から塗布液を吐出して基板に塗布する塗布工程と、塗布浮上部に搬送すべき基板を、搬送方向において塗布浮上部の上流側に隣接して設けられた上流側補助浮上部により浮上させて搬送方向に搬送する搬入工程とを備え、塗布浮上部が、気体を噴出する噴出孔および気体を吸引する吸引孔を搬送方向に対して垂直な幅方向に交互に配置した孔列が搬送方向に複数配列された面、または噴出孔を複数個幅方向に配置した孔列と吸引孔を複数個幅方向に配置した孔列とが搬送方向に交互に配列された面を有し、面から基板に浮上させるように構成されているとき、塗布工程では、基板の先端が複数の孔列のうち搬送方向における最上流に位置する最上流孔列の上方を通過した後に、塗布浮上部により浮上された基板に対するノズルからの塗布液の吐出を停止することを特徴としている。
このように構成された第3態様および第4態様にかかる発明では、基板が上流側補助浮上部により浮上された状態で塗布浮上部に搬入され、塗布浮上部で搬送方向に搬送されながら当該基板に対して塗布液が塗布される(塗布処理)。この塗布処理では、基板は塗布浮上部の最上流孔列の上方を経由して搬送される。つまり、特許文献1に記載の発明のように搬入浮上部(特許文献1の「搬入領域」に相当)から塗布浮上部(特許文献1の「塗布領域」に相当)に載り移って直ちに塗布処理を実行するのはなく、載り移った後に基板の浮上量が安定している塗布浮上部の上流側領域の上方を介して基板を搬送し、塗布処理を行う。したがって、載り移りによる浮上量の変動が最上流孔列を越えて搬送方向の下流側で及ぶのを回避し、基板に塗布される塗布液の厚みは安定している。
以上のように、本発明によれば、基板の浮上量の変動を抑え、安定した厚みで塗布液を基板に塗布することができる。
本発明にかかる塗布装置の一実施形態を示す図である。 図1Aから塗布機構を取り外した平面図である。 図1Aに示す塗布装置を制御する制御機構を示すブロック図である。 浮上機構の平面図である。 浮上機構と塗布機構との関係を模式的に示す側面図である。 図1Aに示す塗布装置の側面図である。 図1Aに示す塗布装置により実行される塗布処理を示すフローチャートである。 塗布処理中の各段階における各部の位置関係を示す図である。
図1Aは本発明にかかる塗布装置の一実施形態を示す図であり、鉛直上方から見た平面図である、また、図1Bは図1Aから塗布機構を取り外した平面図である。また、図2は図1Aに示す塗布装置を制御する制御機構を示すブロック図である。なお、図1A、図1Bおよび後で説明する各図では、装置各部の配置関係を明確にするために、基板Sの搬送方向を「X方向」とし、図1A、図1Bの左手側から右手側に向かう水平方向を「+X方向」と称し、逆方向を「−X方向」と称する。また、X方向と直交する水平方向Yのうち、装置の正面側を「−Y方向」と称するとともに、装置の背面側を「+Y方向」と称する。さらに、鉛直方向Zにおける上方向および下方向をそれぞれ「+Z方向」および「−Z方向」と称する。
塗布装置1は、コロコンベア100から搬送されてくる水平姿勢の矩形基板Sを受け入れ、当該基板Sの表面Sfに塗布液を塗布するスリットコータである。この塗布装置1では、コロコンベア100に隣接して移載機構2が設けられている。この移載機構2は、コロコンベア100から基板Sを受け取って浮上機構3に移載する。
浮上機構3は3つの浮上ユニット3A〜3Cを有している。これらの浮上ユニット3A〜3Cは、図1Bに示すように、基板Sの搬送方向Xに配列され、搬送中の基板Sに浮上力を与える機能を有している。より詳しくは、最も上流側、つまり(−X)方向側に上流浮上ユニット3Aが移載機構2に隣接して配置され、最も下流側、つまり(+X)方向側に下流浮上ユニット3Cが配置されている。また、上流浮上ユニット3Aと下流浮上ユニット3Cとの間に中央浮上ユニット3Bが配置されている。
図3Aは浮上機構の平面図であり、図3Bは浮上機構と塗布機構との関係を模式的に示す側面図である。なお、これらの図面では、中央浮上ユニット3Bの全部と、上流浮上ユニット3Aおよび下流浮上ユニット3Cの一部分とを模式的に示している。
上流浮上ユニット3Aおよび下流浮上ユニット3Cは、ともに多数の空気の噴出孔31が1枚の板状のステージ面32の全面にわたってマトリックス状に分散して形成されている。そして、各噴出孔31に対して圧縮空気が与えられることで、各噴出孔31からの圧縮空気の噴出による気体圧力によって基板Sを浮上させる。これによって、上流浮上ユニット3Aおよび下流浮上ユニット3Cでは、基板Sは上記ステージ面32から所定の浮上高さ、例えば10〜500マイクロメートルだけ浮上する。なお、各噴出孔31に圧縮空気を供給するために、例えば特許文献2に記載の構成を用いることができる。
また、図3Aおよび図3Bへの図示を省略しているが、下流浮上ユニット3Cは上記噴出孔31以外に複数のリフトピンおよびリフトピン昇降機構を有している。複数のリフトピンは噴出孔31の合間を縫って所定間隔をおいて、基板Sの裏面Sb全体に対向可能に設けられている。そして、リフトピンはステージ面32の下方に設置されたリフトピン昇降機構によって、鉛直方向(Z軸方向)に昇降駆動される。つまり、下降時はリフトピンの先端が下流浮上ユニット3Cのステージ面32よりも(−Z)方向側に下降し、上昇時はリフトピンの先端が基板Sを移載ロボット(図示省略)に受け渡す位置まで上昇する。こうして上昇したリフトピンによって基板Sの下面は支持され、持ち上げられるので、基板Sは下流浮上ユニット3Cのステージ面32から上昇する。これによって、移載ロボットによる基板Sの塗布装置1からのアンローディングが可能となる。
一方、中央浮上ユニット3Bは、次のように構成されて、上流浮上ユニット3Aおよび下流浮上ユニット3Cよりも高い浮上精度を有している。すなわち、中央浮上ユニット3Bは、矩形形状の板状のステージ面33を有している。このステージ面33には、上流浮上ユニット3Aおよび下流浮上ユニット3Cに設けられた噴出孔31よりも狭いピッチで複数の孔がマトリックス状に分散して設けられている。また、上流浮上ユニット3Aおよび下流浮上ユニット3Cと異なり、中央浮上ユニット3Bでは、孔のうち半分は圧縮空気の噴出孔34aとして機能し、残りの半分は吸引孔34bとして機能する。つまり、噴出孔34aから圧縮空気を基板Sの裏面Sbに向けて噴出してステージ面33と基板Sの裏面Sbとの間の空間SP(図3B)に圧縮空気を送り込む。一方、吸引孔34bを介して空間SPから空気を吸引するように構成されている。このように上記空間SPに対して空気の噴出と吸引とが行われることで、上記空間SPでは各噴出孔34aから噴出された圧縮空気の空気流は水平方向に広がった後、当該噴出孔34aに隣接する吸引孔34bから吸引されることになり、上記空間SPに広がる空気層(圧力気体層)における圧力バランスは、より安定的となり、基板Sの浮上高さを高精度に、しかも安定して制御することができる。なお、各噴出孔34aへの圧縮空気の供給および吸引孔34bからの空気の吸引を行うために、例えば特許文献2に記載の構成を用いることができる。
また、上記のように噴出孔34aおよび吸引孔34bの配列構造を別の角度から見ると、次のような構造を有していると定義することができる。すなわち、中央浮上ユニット3Bは、基板Sの搬送方向Xに対して直交する水平方向Yに延びる帯状に基板Sの一部を安定して浮上させる10個の孔列35a〜35jを有している。これらの孔列35a〜35jはこの順序で搬送方向(+X)に配置されている。なお、以下においては、搬送方向(+X)において最も上流側に配置された孔列35aを「最上流孔列35a」と称するとともに、最も下流側に配置された孔列35jを「最下流孔列35j」と称する。
これら10個の孔列のうち上流側から奇数番目の孔列35a、35c、35e、35g、35iは、噴出孔34a、吸引孔34b、噴出孔34a、…、吸引孔34bおよび噴出孔34aをこの順序でY方向に配列したものである。一方、残りの孔列、つまり偶数番目の孔列35b、35d、35f、35h、35jは、吸引孔34b、噴出孔34a、吸引孔34b、…、噴出孔34aおよび吸引孔34bをこの順序でY方向に配列したものである。なお、各孔列35a〜35jのY方向サイズは基板SのY方向サイズと同じあるいは若干広いため、Y方向において基板Sを安定して浮上させることが可能となっている。
一方、搬送方向Xにおいて、孔列35a〜35jは所定距離だけ離間して配置されている。このため、後で詳述するように互いに隣接する2つの孔列の間の上方にスリットノズル511を位置させた場合、スリットノズル511の下端部に設けられた吐出口511aが噴出孔34aおよび吸引孔34bと直上に位置するのを回避し、スリットノズル511内の塗布液の粘度増大や吐出口511aの目詰まり等のトラブルが発生するのを効果的に防止することができる。また、スリットノズル511を塗布開始時点で最下流孔列35jとそれよりも1つ上流側の孔列35iとの間の上方に位置させた後で、搬送方向と逆方向(−X)に移動させ、塗布終了段階で最上流孔列35aとそれよりも1つ下流側の孔列35bとの間の上方まで移動させる。これによって、塗布開始段階や塗布終了段階での塗布液の膜厚を安定的に均一化させることができる。そこで、本実施形態では、塗布処理中にスリットノズル511を移動させる範囲(以下「ノズル移動範囲」という)を、最下流孔列35jと孔列35iとの間の上方位置から最上流孔列35aと孔列35bとの間の上方位置までとしている。これらの点については、後で図5および図6Aないし図6Eを参照しつつ詳述する。
塗布装置1では、浮上ユニット3A〜3Cにより浮上された状態の基板Sを搬送方向Xに間欠的に搬送するために、搬送機構4が設けられている。以下、図1A、図1B、図3Bおよび図4を参照しつつ搬送機構4の構成について説明する。
図4は図1Aに示す塗布装置の側面図である。搬送機構4は、浮上機構3により浮上状態で支持されている基板SのY方向の両側端部を吸引して保持しながら浮上機構3により基板Sを浮上させたまま搬送方向Xに搬送する機能を有している。搬送機構4は、図1Bに示すように、基板Sを吸着保持するチャック部41を複数個備えている。ここでは、2つのチャック部材41aをX方向に配列して一体的にX方向に移動自在なチャック部41を、(+Y)側および(−Y)方向側にそれぞれ1個、合計2個設けているが、各チャック部材41aをチャック部41として設けてもよい。本実施形態では、上記した2つのチャック部41は、左右対称(+Y側と−Y側とで対称)構造となっており、左右それぞれで、基板Sを吸着保持する。また、搬送機構4は、搬送チャック走行ガイド42と、搬送チャックリニアモータ43と、搬送チャックリニアスケール44と、チャック昇降シリンダ45とを、備えている。チャック部41はチャック昇降シリンダ45の動作により昇降させることが可能となっている。このため、装置全体を制御する制御部9(図2)からの保持指令に応じてチャック昇降シリンダ45が作動することで、チャック部41が上昇して(+Y)側、(−Y)側の基板Sの両端部の下面を支持して吸着保持する。また、搬送チャック走行ガイド42は塗布装置1の基台10上でX方向に延設されており、制御部9からの搬送指令に応じて搬送チャックリニアモータ43が作動することで、チャック部41を搬送チャック走行ガイド42に沿って搬送方向Xに往復駆動させる。これによって、チャック部41により保持された基板Sが搬送方向Xに搬送される。なお、本実施形態では、搬送方向Xにおける基板Sの位置を搬送チャックリニアスケール44によって検出可能となっており、制御部9は搬送チャックリニアスケール44の検出結果に基づいて搬送チャックリニアモータ43を駆動制御する。
上記した搬送機構4により基板Sは表面Sfを鉛直上方に向けた、いわゆるフェースアップ状態で搬送方向Xに搬送されるが、当該搬送中に塗布液を基板Sの表面Sfに塗布するために、塗布機構5が設けられている。塗布機構5は、基台10に対して搬送方向Xに移動可能なノズルユニット51と、搬送方向Xにおいて当該ノズルユニット51の上流側(図1Aの左手側)で基台10に固定されたノズル洗浄待機ユニット52と、塗布液をノズルユニット51に供給する塗布液供給ユニット58と、塗布液補充ユニット59とを有している。
ノズルユニット51は、図4に示すように、Y方向に基板Sの表面Sfに対向して延設されたスリットノズル511と、スリットノズル511を支持するノズル支持部材512と、Y方向において搬送機構4よりも外側に設けられた左右対称(+Y側と−Y側とで対称)構造を有する昇降部513とを備えている。この実施形態では、一対の昇降部513でノズル支持部材512を介してスリットノズル511を鉛直方向Zに昇降させるように構成されている。より詳しくは、各昇降部513は、柱状部材514と、鉛直方向Zに平行に延びた状態で柱状部材514に取り付けられたボールネジ515と、ボールネジ515の上端部に連結された回転モータ516と、ボールネジ515に螺合されたブラケット517とを備えている。そして、制御部9からの回転指令に応じて回転モータ516が作動すると、ボールネジ515が回転し、その回転量に応じてブラケット517が鉛直方向Zに昇降する。このように構成された(+Y)方向側および(−Y)方向側のブラケット517に対してノズル支持部材512の両端部がそれぞれ取り付けられ、ノズル支持部材512を介して昇降可能に支持されている。
また、各昇降部513は、図4に示すように、塗布機構5の移動機構518によって搬送方向Xに往復移動される。この移動機構518は、図4に示すように、昇降部513を下方から支持するベース部518aと、走行ガイド518bと、リニアモータ518cとを備えている。走行ガイド518bは、図1Aや図1Bに示すように、塗布装置1の基台10上でX方向に延設されており、制御部9からの移動指令に応じてリニアモータ518cが作動することで昇降部513を走行ガイド518bに沿って搬送方向Xに往復移動させ、昇降部513とともにスリットノズル511をメンテナンス位置と吐出位置とに位置決め可能となっている。ここで、「メンテナンス位置」とはノズル洗浄待機ユニット52で予備吐出を含むメンテナンス動作を行う位置を意味し、「吐出位置」とは基板Sに向けて塗布液を吐出する動作を行う位置、つまり中央浮上ユニット3Bの直上位置を意味している。
ノズル支持部材512の下端部にスリットノズル511が吐出口511aを下方に向けた状態で取り付けられている。このため、制御部9による回転モータ516の制御によってスリットノズル511を昇降させて吐出口511aを搬送機構4により搬送される基板Sの表面Sfに近接させたり、逆に上方に離間させることが可能となっている。また、後述する浮上高さ検出センサ(図3B中の符号53)の出力に基づいて制御部9が回転モータ516を制御しており、これによって基板Sの表面Sfと吐出口511aとの間隔を高精度に調整可能となっている。そして、吐出口511aを基板Sの表面Sfに近接させた状態で塗布液供給ユニット58から塗布液がスリットノズル511に圧送されると、吐出口511aから基板Sの表面Sfに向けて吐出される。なお、スリットノズル511には、ノズル先端を保護するための保護部材(図3B中の符号6B1)、浮上高さ検出センサ(図3B中の符号53)および振動センサ(図3B中の符号6B2)が取り付けられている。
この塗布液供給ユニット58は、図4に示すように、塗布液をスリットノズル511に圧送するための圧送源として、チューブポンプやベローズポンプ等の、体積変化により塗布液を送液するポンプ581を用いている。このポンプ581の出力側には、配管582の一方端が接続されている。また、この配管582の他方端は2本に分岐しており、図4に示すように、そのうちの一方の配管583はスリットノズル511の(−Y)方向側の端部に接続され、他方の配管584はスリットノズル511の(+Y)方向側の端部に接続されている。これらの配管583、584には、それぞれ開閉弁585、586が介挿されており、制御部9からの開閉指令に応じて開閉し、これによってスリットノズル511への塗布液の送液と送液停止を切替可能となっている。
また、スリットノズル511への塗布液の供給によってポンプ581に充填されている塗布液の割合、つまりポンプ充填率が減少する。そこで、塗布液補充ユニット59が設けられている。この塗布液補充ユニット59は、図3Bに示すように、塗布液を貯留する貯留タンク591と、当該貯留タンク591をポンプ581に接続する配管592と、配管592に介挿された開閉弁593とを備えている。この開閉弁593は制御部9から補充指令に応じて開成し、貯留タンク591内の塗布液をポンプ581に補充可能とする。逆に、制御部9から補充停止指令に応じて閉成し、貯留タンク591からポンプ581への塗布液の補充を規制する。なお、本実施形態では、上記した開閉弁593のみならず塗布液供給ユニット58の開閉弁585、586の開閉も制御しながら塗布液の補充動作を行う。つまり、補充動作を行わない間、開閉弁593は閉成され、貯留タンク591からポンプ581への塗布液の流入を規制する。これに対し、開閉弁585、586を閉成する一方、開閉弁593を開成した状態でポンプ581が作動することで貯留タンク591内の塗布液がポンプ581に引き込まれて充填される。
ノズル洗浄待機ユニット52は基板Sの表面Sfへの塗布液の供給を行ったスリットノズル511の先端部から塗布液を洗浄除去する装置であり、当該洗浄処理によってスリットノズル511の吐出口511aは次の塗布処理に適した状態に整えられる。このノズル洗浄待機ユニット52は、図3Bおよび図4に示すように、主にローラ521、洗浄ユニット522、ローラバット523などで構成されてノズル洗浄および予備吐出を行う洗浄待機部524を備えている。この洗浄待機部524では、塗布処理が行われた後のスリットノズル511の吐出口511aの洗浄が行われる。また、ローラ521の外周面にスリットノズル511を近接させた状態で吐出口511aから一定の塗布液を吐出させると、吐出口511aに塗布液の液だまりが形成される(予備吐出動作)。このように吐出口511aに液だまりが均一に形成されると、その後の塗布処理を高精度に行うことが可能となる。このように、スリットノズル511の吐出口511aは初期化され、次の塗布処理に備える。なお、ローラ521の回転は制御部9からの回転指令に応じてローラ回転モータ(図示省略)の駆動により行われる。また、ローラ521に付着した塗布液は、ローラ521が回転する際にローラバット523内に貯留された洗浄液に下端が浸漬されることで、除去される。
上記したように、本実施形態では、スリットノズル511を基板Sの表面Sfに近接させて塗布処理を行うため、表面Sfに異物が存在すると、異物とスリットノズル511との衝突によってスリットノズル511が損傷することがある。また、上記衝突によってスリットノズル511の位置に誤差が生じると、その後における塗布処理を継続することができなくなる。そこで、本実施形態では、基板Sの表面Sfに存在する異物を検出するために、2種類の異物検出機構6A、6Bが設けられている。
異物検出機構6Aは、搬送方向Xにおいて塗布機構に設けられたスリットノズル511の上流側で上記異物を非接触方式で検出するものであり、投光部6A1および受光部6A2を有している。投光部6A1および受光部6A2は、図1Bに示すように、Y方向において中央浮上ユニット3Bを外側から挟み込むように配置されている。投光部6A1および受光部6A2はそれぞれ基台10の上面から鉛直方向Zに立設された支持部材(図示省略)の上端部に取り付けられ、投光部6A1および受光部6A2の高さ位置が調整されている。より具体的には、図3Bに示すように投光部6A1から照射されたレーザ光が基板Sの表面Sf上を通過して受光部6A2に入射されるように、投光部6A1および受光部6A2が配設されている。そして、投光部6A1は受光部6A2に向けてレーザ光を照射する。一方、受光部6A2は投光部6A1から照射されたレーザ光を受光し、その受光量を計測して制御部9に出力する。そして、制御部9は当該受光量に基づいて異物検出を行う。
もう一方の異物検出機構6Bは接触方式で上記異物を検出するものであり、本実施形態では、塗布機構5のスリットノズル511に取り付けられている。異物検出機構6Bは、搬送方向Xにおける吐出口511aの上流側でスリットノズル511に取り付けられた保護部材6B1と、スリットノズル511の振動を検出する振動センサ6B2とを有している。保護部材6B1は、スリットノズル511のノズル先端を保護するために水平方向Yに延設されたプレート部材であり、プレート面が基板Sの表面Sfに対して直交するように配置されている。このため、ノズルユニット51の直下位置を基板Sが搬送される際に、基板S上に異物が存在した場合、保護部材6B1は、スリットノズル511のノズル先端と異物との接触によるスリットノズル511の破損を抑制する。また、異物が存在した場合、保護部材6B1が異物と接触して当該保護部材6B1に振動が発生し、スリットノズル511に伝達される。この振動を振動センサ6B2が検出して制御部9に出力する。そして、制御部9は当該振動に基づいて異物検出を行う。なお、スリットノズル511には、上記異物検出機構6B以外に、保護部材6B1よりも先に基板Sの上方領域に進入する位置に、基板Sの浮上高さを非接触で検知するための浮上高さ検出センサ53が設置されている。この浮上高さ検出センサ53によって、浮上した基板Sと、中央浮上ユニット3Bのステージ面33の上面との離間距離を測定することが可能であり、その検出値に伴って、制御部9を介して、スリットノズル511が下降する位置を調整することができる。なお、浮上高さ検出センサ53としては、光学式センサや、超音波式センサなどを用いることができる。
このように、本実施形態では、2種類の異物検出機構6A、6Bを設けることで異物検出を確実に行うことができる。しかも、異物検出時には制御部9は基板Sの搬送を強制的に停止してスリットノズル511の破損や基板Sのダメージなどを未然に防止する。
制御部9は上記したように塗布装置1の装置各部を制御する機能を有している。この制御部9には、予め定められた処理プログラムを実行して各部の動作を制御するCPU91と、CPU91により実行される処理プログラムや処理中に生成されるデータ等を記憶保存するためのメモリ92と、処理の進行状況や異物検出などを必要に応じてユーザーに報知するための表示部93とが設けられている。そして、塗布装置1では、CPU91が処理プログラムにしたがって装置各部を以下のように制御することで塗布処理が実行される。
図5は図1Aに示す塗布装置により実行される塗布処理を示すフローチャートである。また、図6Aないし図6Eは塗布処理中の各段階における各部の位置関係を示す図である。図5に示す塗布処理は、コロコンベア100から未処理の基板Sを受け取った後で、当該基板Sを(+X)方向に浮上搬送しながらスリットノズル511から塗布液を基板Sの表面Sfに吐出して塗布層を形成するものである。この塗布処理は、CPU91が予め記憶された処理プログラムを実行して各部を制御することによりなされる。
制御部9に対して塗布指令が与えられると、移載機構2がコロコンベア100から基板Sを受け取り、浮上ユニット3Aに移載する(ステップS101)。また、制御部9は塗布指令に含まれる塗布処理に関する各種情報、つまり吐出口511aから吐出される塗布液の吐出速度、基板速度、ノズル速度、塗布液の厚みなどの塗布条件を取得し、それらに基づいて基板Sの搬送タイミング、スリットノズル511の移動タイミングおよび塗布液の吐出タイミングなどを演算する。
次のステップS102では、ノズル洗浄待機ユニット52において、予備吐出を実行する。この予備吐出は、ローラ521の外周面にスリットノズル511を近接させた状態で吐出口511aから一定の塗布液を吐出させる動作であり、これによって、図6Aに示すように、吐出口511aに塗布液の液だまりLDが形成される。このように吐出口511aに液だまりLDが均一に形成されると、その後の塗布処理を高精度に行うことが可能となる。こうして、スリットノズル511の吐出口511aは初期化され、次の塗布処理の準備を完了する。
これに続いて、制御部9からの移動指令に応じて昇降部513および移動機構518が作動してスリットノズル511を塗布開始位置PSに移動させ、吐出口511a(図3B)を鉛直下方に向けて静止して位置決めする(ステップS103)。また、スリットノズル511の移動と同時あるいは前後して、搬送機構4が制御部9からの搬送指令に応じて基板Sを(+X)方向に搬送させ、基板Sの表面Sfのうち最初に塗布すべき領域(本実施形態では基板Sの先端領域)が塗布開始位置PSに位置した時点で基板Sの搬入を停止して静止させる(ステップS104:搬入工程)。こうして、図6Bに示すように、スリットノズル511および基板Sの塗布開始位置PSへの位置決めがともに完了すると、図5および図6Bないし図6Eに示すようにして塗布処理が実行される(ステップS105)。また、塗布処理と並行して移載機構2が次の基板Sをコロコンベア100から受け取り、浮上ユニット3Aに移載し(ステップS106)、次の塗布処理に備える。
塗布処理の開始直前では、図6Bに示すようにスリットノズル511の吐出口511aおよび基板Sの(+X)側端部は塗布開始位置PSに静止し(つまり、基板搬送速度、ノズル移動速度はともにゼロ)、基板Sの表面Sfの直上位置にスリットノズル511が位置している。また、昇降部513によりスリットノズル511が基板Sに近接される。こうして吐出口511aを近接させた状態で一定時間の間に制御部9は塗布液供給ユニット58を制御して一定量の塗布液をスリットノズル511に圧送してビードB(基板S上での液溜り)を形成する。
そして、(+X)方向への基板Sの搬送と、(−X)方向へのスリットノズル511の移動と、吐出口511aからの塗布液の吐出とが実行される。この塗布処理の開始時点では、基板Sの先端およびスリットノズル511の吐出口511aはいずれも塗布開始位置PSに位置決めされている。つまり、基板Sの先端が最下流孔列35jとそれよりも1つ上流側の孔列35iとの間の上方に位置した状態でスリットノズル511の吐出口511aから塗布液が吐出され、基板Sの(+X)側端部での塗布処理が開始されて塗布膜CLが形成される。また、基板Sが(+X)方向に移動されるのに対し、スリットノズル511が(−X)方向に移動され、図6Cに示すように、塗布膜CLの形成領域が基板Sの後端側に広がっていく。このとき、基板Sの先端は最下流孔列35jを通過した時点より下流浮上ユニット3Cへの載り移りによる影響を受け、最下流孔列35jから下流浮上ユニット3Cの上流端に達すると、基板Sの浮上量は瞬間的に大きくなる。したがって、特許文献1に記載の発明と同様に中央浮上ユニット3Bの先端において塗布処理を開始すると、塗布膜CLの先端における膜厚が変動してしまう。
これに対し、本実施形態では、上記したように基板Sの先端が最下流孔列35jの上方に到達する前に、塗布処理を開始している。このため、最下流孔列35jよりも下流側で基板Sの浮上量が変動したとしても、塗布処理の開始時点およびそれ以降について、スリットノズル511の位置している範囲(ノズル移動範囲)では基板Sの浮上量は安定している。
この安定状態は基板Sの後端が塗布終了位置PEに到達するまで継続される。というのも、図3A、図3B、図6Aないし図6Eに示すように、本実施形態では塗布終了位置PEが最上流孔列35aとそれよりも1つ下流側の孔列35bとの間に設定されているからである。その理由を図6Bないし図6Dを参照しつつ説明する。塗布処理を開始する時点で中央浮上ユニット3Bよりも上流側(同図の左手側)での基板Sの浮上量は大きくなっており、中央浮上ユニット3Bの最上流孔列35aに達するまでの間に基板Sの浮上量は徐々に小さくなる。したがって、特許文献1に記載の発明と同様に中央浮上ユニット3Bの後端において塗布処理を終了すると、塗布膜CLの後端における膜厚が変動してしまう。
これに対し、本実施形態では、スリットノズル511のノズル移動範囲の上流限(位置PE)が最上流孔列35aよりも下流側に設定されており、基板Sの後端が最上流孔列35aの上方を通過して塗布終了位置PEに到達した時点で塗布液の吐出を停止している。このため、図6Cや図6Dに示すように、上流浮上ユニット3Aから中央浮上ユニット3Bへの基板Sの載り移りの影響を受けることなく、スリットノズル511の直下位置での基板Sの浮上量は安定している。しかも、図6Eに示すように、スリットノズル511が上流限に到達した時点において中央浮上ユニット3Bへの基板Sの載り移りは既に完了し、基板Sの後端は最上流孔列35aよりも下流側に位置している。
このように本実施形態では、塗布処理を行っている間に、スリットノズル511の直下位置における基板Sの浮上量は安定している。そして、スリットノズル511の吐出口511aおよび基板Sの後端がともに塗布終了位置PEまで移動した時点で塗布液の吐出は停止される。こうして塗布液の層、つまり塗布層CLが基板Sの全面に均一な膜厚で塗布することができる。
上記した塗布処理(ステップS105)が完了した時点では、図6Eに示すように、基板Sの表面Sfのうち最後に塗布すべき領域(本実施形態では基板Sの後端領域)とスリットノズル511とが塗布終了位置PEに位置している。この後、スリットノズル511が塗布終了位置PEからノズル洗浄待機ユニット52に向けて移動される(ステップS107)。一方、塗布液が塗布された基板Sは次のようにして搬出される(ステップS108)。すなわち、基板Sは下流浮上ユニット3Cまで搬送された後でリフトピン(図示省略)を上昇され、下流浮上ユニット3Cのステージ面32から持ち上げられる。さらに、当該基板Sは移載ロボット(図示省略)により塗布装置1から搬出される。
ここで、移載機構2により次の未処理基板Sが浮上ユニット3Aに移載されて待機しているとき(ステップS109で「YES」)には、ステップS102に戻って上記処理を繰り返す。
以上のように、本実施形態によれば、塗布処理の開始は最下流孔列35jよりも上流側で行われる。また、塗布膜CLの塗布を受けた基板Sは少なくとも最下流孔列35jの上方を経由して下流浮上ユニット3Cに載り移るため、当該載り移りによる浮上量の変動が最下流孔列35jを越えて搬送方向Xの上流側で及ぶことはなく、基板Sに塗布された塗布膜CLの厚みを安定させることができる。
また、塗布処理の終了は最上流孔列35aよりも下流側で行われる。また、基板Sは必ず最上流孔列35aの上方を経由して搬入された後で塗布処理が行われるため、上流浮上ユニット3Aから中央浮上ユニット3Bへの基板Sの載り移りによる浮上量の変動が最上流孔列35aを越えて搬送方向Xの下流側で及ぶことはない。その結果、基板Sに塗布された塗布膜CLの厚みを安定的に均一化することができる。
さらに、上記実施形態では、塗布開始位置PSおよび塗布終了位置PEが孔列から外れて設定されている。より具体的には、図3Aおよび図3Bに示すように、塗布開始位置PSは最下流孔列35jとそれよりも1つ上流側の孔列35iとの中間位置に設定されるとともに、塗布終了位置PEは最上流孔列35aとそれよりも1つ下流側の孔列35bとの中間位置に設定されている。このため、塗布開始時点では、最下流孔列35jとそれよりも1つ上流側の孔列35iとの間の上方に吐出口511aが位置している。また、塗布終了時点では、最上流孔列35aとそれよりも1つ下流側の孔列35bとの間の上方に吐出口511aが位置している。このような構成を採用したことで、噴出孔34aから噴出される気体が直接的に吐出口511aに吹き付けられるのを防止することができる。その結果、スリットノズル511内での塗布液の粘度の増加や塗布液の固化による吐出口511aの詰まりなどの発生を抑制することができ、高品質な塗布処理を安定して行うことが可能となっている。
上記したように、この実施形態では、浮上機構3を構成する上流浮上ユニット3A、中央浮上ユニット3Bおよび下流浮上ユニット3Cがそれぞれ本発明の「上流側補助浮上部」、「塗布浮上部」および「下流側補助浮上部」の一例に相当している。また、搬送機構4および移動機構518がそれぞれ本発明の「基板搬送機構」および「ノズル移動機構」の一例に相当している。また、最下流孔列35jが本発明の「第1孔列」の一例に相当するとともに、それの1つ上流側の孔列35iが本発明の「第2孔列」の一例に相当している。また、最上流孔列35aが本発明の「第3孔列」の一例に相当するとともに、それの1つ下流側の孔列35bが本発明の「第4孔列」の一例に相当している。ステップS104、S105、S108がそれぞれ本発明の「搬入工程」、「塗布工程」および「搬出工程」の一例に相当している。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。例えば上記実施形態では、塗布開始位置PSを最下流孔列35jとそれよりも1つ上流側の孔列35iとの間に設定しているが、最下流孔列35jよりも上流側で、かつ塗布終了位置PEよりも下流側に設定してもよい。また、塗布終了位置PEを最上流孔列35aとそれよりも1つ下流側の孔列35bとの間に設定しているが、最上流孔列35aよりも下流側で、かつ塗布開始位置PSよりも上流側に設定してもよい。ただし、塗布液の粘度増加や吐出口511aの詰まりなどの発生を効果的に防止するためには、塗布開始位置PSを互いに隣接する2つの孔列の間に設定し、塗布終了位置PEを互いに隣接する2つの孔列の間に設定するのが望ましい。
また、上記実施形態では、基板Sの先端を塗布開始位置PSに位置決めさせた後で塗布処理を開始しているが、基板Sの先端に非塗布領域を設ける場合には、基板Sの先端を最下流孔列35jと塗布開始位置PSとの間に搬送した後で、塗布液の吐出、基板Sの搬送およびスリットノズル511の移動を開始してもよい。また、基板Sの後端に非塗布領域を設ける場合には、スリットノズル511が塗布終了位置PEに到着した時点で基板Sの後端が最上流孔列35aと塗布終了位置PEとの間に搬送され、塗布液の吐出停止、基板Sの搬送停止およびスリットノズル511の移動停止を実行してもよい。
また、上記実施形態では、中央浮上ユニット3Bのステージ面33において噴出孔34aおよび吸引孔34bを搬送方向Xに対して垂直な幅方向Yに交互に配置した孔列35a〜35jが搬送方向Xに複数配列されているが、中央浮上ユニット3Bでの孔列の構成、配置および個数などについてはこれに限定されるものではない。例えば特許文献1に記載の発明と同様に噴出孔34aを複数個幅方向Yに配置した孔列と吸引孔34bを複数個幅方向Yに配置した孔列とを搬送方向Xに交互に配列された面を有する場合にも、本発明を適用することで同様の作用効果が得られる。
この発明は、基板を搬送するとともに吐出口から塗布液を吐出するノズルを基板の搬送方向と逆方向に移動させることで基板に塗布液を塗布する塗布技術全般に適用することができる。
1…塗布装置
3…浮上機構
3A…上流浮上ユニット(上流側補助浮上部)
3B…中央浮上ユニット(塗布浮上部)
3C…下流浮上ユニット(下流側補助浮上部)
4…(基板)搬送機構
5…塗布機構
34a…噴出孔
33…(中央浮上ユニットの)ステージ面
34b…吸引孔
35a…最上流孔列(第3孔列)
35b…(第4)孔列
35i…(第2)孔列
35j…最下流孔列(第1孔列)
511…スリットノズル
511a…吐出口
518…(ノズル)移動機構
CL…塗布膜
PE…塗布終了位置
PS…塗布開始位置
X…搬送方向
Y…幅方向

Claims (11)

  1. 基板を浮上させる浮上機構と、
    前記浮上機構により浮上された前記基板を搬送する基板搬送機構と、
    前記基板搬送機構によって搬送される前記基板に塗布液を吐出口から吐出して塗布するノズルと、
    前記塗布液を吐出している前記ノズルを前記基板の搬送方向と逆方向に移動させるノズル移動機構と、を備え、
    前記浮上機構は、
    気体を噴出する噴出孔および気体を吸引する吸引孔を前記搬送方向に対して直交する幅方向に交互に配置した孔列が前記搬送方向に複数配列された面、または前記噴出孔を複数個幅方向に配置した孔列と前記吸引孔を複数個前記幅方向に配置した孔列とが前記搬送方向に交互に配列された面を有し、前記面から前記基板に浮上させる塗布浮上部と、
    前記搬送方向において前記塗布浮上部の下流側に隣接して設けられ、前記基板に浮上力を与える下流側補助浮上部と、を有し、
    前記基板搬送機構により搬送される前記基板の先端が前記複数の孔列のうち前記搬送方向における最下流に位置する最下流孔列の上方に到達する前に、前記塗布浮上部により浮上された前記基板に対する前記ノズルからの前記塗布液の吐出を開始するとともに前記逆方向への前記ノズルの移動を開始する
    ことを特徴とする塗布装置。
  2. 請求項1に記載の塗布装置であって、
    前記ノズル移動機構は、前記塗布液の吐出開始前に、前記複数の孔列のうち互いに隣接する第1孔列と第2孔列との間の上方に前記吐出口が位置するように前記ノズルを移動させる塗布装置。
  3. 請求項2に記載の塗布装置であって、
    前記第1孔列は前記最下流孔列であり、前記第2孔列は前記搬送方向において前記最下流孔列の上流側に配置された孔列である塗布装置。
  4. 請求項2または3に記載の塗布装置であって、
    前記ノズル移動機構により位置決めされた前記ノズルの前記吐出口の直下位置に前記基板の先端が到達した後で、前記基板に対する前記ノズルからの前記塗布液の吐出を開始するとともに前記逆方向への前記ノズルの移動を開始する塗布装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか一項に記載の塗布装置であって、
    前記浮上機構は、前記搬送方向において前記塗布浮上部の上流側に隣接して設けられ、前記基板に浮上力を与える上流側補助浮上部をさらに有し、
    前記基板搬送機構により搬送される前記基板の後端が前記複数の孔列のうち前記搬送方向における最上流に位置する最上流孔列の上方を通過した後に、前記塗布浮上部により浮上された前記基板に対する前記ノズルからの前記塗布液の吐出を停止する塗布装置。
  6. 基板を浮上させる浮上機構と、
    前記浮上機構により浮上された前記基板を搬送する基板搬送機構と、
    前記基板搬送機構によって搬送される前記基板に塗布液を吐出口から吐出して塗布するノズルと、
    前記塗布液を吐出している前記ノズルを前記基板の搬送方向と逆方向に移動させるノズル移動機構と、を備え、
    前記浮上機構は、
    気体を噴出する噴出孔および気体を吸引する吸引孔を前記搬送方向に対して直交する幅方向に交互に配置した孔列が前記搬送方向に複数配列された面、または前記噴出孔を複数個幅方向に配置した孔列と前記吸引孔を複数個前記幅方向に配置した孔列とが前記搬送方向に交互に配列された面を有し、前記面から前記基板に浮上させる塗布浮上部と、
    前記浮上機構は、前記搬送方向において前記塗布浮上部の上流側に隣接して設けられ、前記基板に浮上力を与える上流側補助浮上部を有し、
    前記基板搬送機構により搬送される前記基板の先端が前記複数の孔列のうち前記搬送方向における最上流に位置する最上流孔列の上方を通過した後に、前記塗布浮上部により浮上された前記基板に対する前記ノズルからの前記塗布液の吐出を停止する
    ことを特徴とする塗布装置。
  7. 請求項5または6に記載の塗布装置であって、
    前記ノズル移動機構は、前記塗布液の吐出停止時点で、前記複数の孔列のうち互いに隣接する第3孔列と第4孔列の間の上方に前記吐出口が位置するように前記ノズルを移動させる塗布装置。
  8. 請求項7に記載の塗布装置であって、
    前記第3孔列は前記最上流孔列であり、前記第4孔列は前記搬送方向において前記最上流孔列の下流側に配置された孔列である塗布装置。
  9. 塗布浮上部により浮上された基板を搬送するとともにノズルを前記基板の搬送方向と逆方向に移動させながら前記ノズルの吐出口から塗布液を吐出して前記基板に塗布する塗布工程と、
    前記塗布浮上部から搬送されてくる前記基板を、前記搬送方向において前記塗布浮上部の下流側に隣接して設けられた下流側補助浮上部により浮上させて前記搬送方向に搬送する搬出工程とを備え、
    前記塗布浮上部が、気体を噴出する噴出孔および気体を吸引する吸引孔を前記搬送方向に対して直交する幅方向に交互に配置した孔列が前記搬送方向に複数配列された面、または前記噴出孔を複数個幅方向に配置した孔列と前記吸引孔を複数個前記幅方向に配置した孔列とが前記搬送方向に交互に配列された面を有し、前記面から前記基板に浮上させるように構成されているとき、
    前記塗布工程では、前記基板の先端が前記複数の孔列のうち前記搬送方向における最下流に位置する最下流孔列の上方に到達する前に、前記塗布浮上部により浮上された前記基板に対する前記ノズルからの前記塗布液の吐出を開始するとともに前記逆方向への前記ノズルの移動を開始する
    ことを特徴とする塗布方法。
  10. 請求項9に記載の塗布方法であって、
    前記塗布浮上部に搬送すべき前記基板を、前記搬送方向において前記塗布浮上部の上流側に隣接して設けられた上流側補助浮上部により浮上させて前記搬送方向に搬送する搬入工程とをさらに備え、
    前記塗布工程では、前記基板の先端が前記複数の孔列のうち前記搬送方向における最上流に位置する最上流孔列の上方を通過した後に、前記塗布浮上部により浮上された前記基板に対する前記ノズルからの前記塗布液の吐出を停止する塗布方法。
  11. 塗布浮上部により浮上された基板を搬送するとともにノズルを前記基板の搬送方向と逆方向に移動させながら前記ノズルの吐出口から塗布液を吐出して前記基板に塗布する塗布工程と、
    前記塗布浮上部に搬送すべき前記基板を、前記搬送方向において前記塗布浮上部の上流側に隣接して設けられた上流側補助浮上部により浮上させて前記搬送方向に搬送する搬入工程とを備え、
    前記塗布浮上部が、気体を噴出する噴出孔および気体を吸引する吸引孔を前記搬送方向に対して直交する幅方向に交互に配置した孔列が前記搬送方向に複数配列された面、または前記噴出孔を複数個幅方向に配置した孔列と前記吸引孔を複数個前記幅方向に配置した孔列とが前記搬送方向に交互に配列された面を有し、前記面から前記基板に浮上させるように構成されているとき、
    前記塗布工程では、前記基板の先端が前記複数の孔列のうち前記搬送方向における最上流に位置する最上流孔列の上方を通過した後に、前記塗布浮上部により浮上された前記基板に対する前記ノズルからの前記塗布液の吐出を停止する
    ことを特徴とする塗布方法。
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