JP2018105347A - ブレーキモジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数を増加させることなく、回転中のディスクロータにパッドを当接させた際のパッドの挙動を安定させてノイズバイブレーション性能を向上させることができるブレーキモジュールを提供する。
【解決手段】ブレーキモジュール1において、パッド支持部材10は、ブラケット6に固定された部分からディスクロータ径方向外側に延出する第1延出部11と、第1延出部11の所定部分からディスクロータ接線方向に沿って両側に延出する第2延出部12と、を有し、インナーパッド3には、第2延出部12に対応する形状の切り欠き部33が形成され、回転中のディスクロータ2にインナーパッド3を当接させた際に、切り欠き部33に第2延出部12を嵌合させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両用のブレーキモジュールに関する。
軸線回りに回転可能に構成されたディスクロータと、軸線に平行な軸線方向に対してディスクロータに対向して設けられたパッドと、パッドを押圧してディスクロータに当接させるためのピストンと、を備えた車両用のブレーキモジュールが知られている。特許文献1には、パッドがキャリパに支持軸を介してロータ軸方向にて移動可能に支持され、支持軸は、キャリパに一体的に設けられていて各ライニングのロータ径方向内側かつロータ周方向中央部にて各裏板に設けたV字状の内周側トルク受け面に2箇所にて係合する単一の内周支持軸と、キャリパに一体的に設けられていて各ライニングのロータ径方向外側かつロータ周方向中間部にて各裏板に設けた外周側トルク受け面に1箇所にて係合する外周支持軸によって構成されている、ブレーキモジュールが記載されている。
特開2011−241951号公報
特許文献1には、上述したようにブレーキモジュールを構成することで、制動時のパッドの挙動が安定し、制動時のパッドの不安定挙動に伴うブレーキ鳴きの発生を抑制できると記載されている。しかしながら、特許文献1に記載のブレーキモジュールでは、パッドを保持するための部品点数が多く軽量化の点で問題があった。また、特許文献1に記載のブレーキモジュールでは、パッドが偏磨耗するなどしたときに、回転中のディスクロータにパッドを当接させた際のパッドの挙動が十分に安定しない場合があった。
本発明は、以上の背景に鑑みなされたものであり、部品点数を増加させることなく、回転中のディスクロータにパッドを当接させた際のパッドの挙動を安定させてノイズバイブレーション性能を向上させることができるブレーキモジュールを提供するものである。
本発明は、軸線回りに回転可能であるディスクロータと、軸線方向において前記ディスクロータに対向して配置され、前記ディスクロータに接した際に制動力を発揮させるパッドと、前記パッドを押圧して前記ディスクロータに当接させるピストンと、前記ピストンを軸線方向に移動可能に支持するブラケットと、回転中の前記ディスクロータに前記パッドを当接させた際に前記パッドが回転しないように前記パッドを支持するパッド支持部材と、を備えるブレーキモジュールであって、前記パッド支持部材は、前記ブラケットに固定された部分からディスクロータ径方向外側に延出する第1延出部と、前記第1延出部の所定部分からディスクロータ接線方向に沿って両側に延出する第2延出部と、を有し、前記パッドには、前記第2延出部に対応する形状の切り欠き部が形成され、回転中の前記ディスクロータに前記パッドを当接させた際に、前記切り欠き部に前記第2延出部を嵌合させるものである。
パッド支持部材は、ブラケットに固定された部分からディスクロータ径方向外側に延出する第1延出部と、第1延出部の所定部分からディスクロータ接線方向に沿って両側に延出する第2延出部と、を有する。また、パッドには、第2延出部に対応する形状の切り欠き部が形成されている。ディスクロータが正回転または逆回転しているときにパッドをディスクロータに当接させると、パッドには、ディスクロータ接線方向の一方側または他方側に向かう力、または、ディスクロータ径方向の外側または内側に向かう力が及ぼされる。回転中のディスクロータにパッドを当接させた際に、パッドの切り欠き部にパッド支持部材の第2延出部を嵌合させることにより、上述した、パッドに及ぼされるそれぞれの力を受け止めることができるので、パッドの回転を抑制することができる。これにより、回転中のディスクロータにパッドを当接させた際のパッドの挙動が安定するので、ノイズバイブレーション性能を向上させることができる。ブラケットに固定された部分から第1延出部を延出させ、第1延出部から第2延出部を延出させるだけでよいので、部品点数を増加させずに済む。
さらに、前記第2延出部のディスクロータ径方向外側の外側端面と前記切り欠き部の一側面との間に挿入されて、前記第2延出部のディスクロータ径方向内側の内側端面に、前記切り欠き部の他の側面が当接するように、前記パッドをディスクロータ径方向外側に付勢する付勢部材をさらに備えていてもよい。
付勢部材は、第2延出部のディスクロータ径方向外側の外側端面と切り欠き部の一側面(切り欠き部における当該外側端面と対向する面)との間に挿入され、パッドをディスクロータ径方向外側に付勢する。この付勢部材により、第2延出部におけるディスクロータ径方向内側の内側端部に、切り欠き部の他の側面(切り欠き部における当該内側端面と対向する面)を、常時、当接させることができる。これにより、回転中のディスクロータにパッドを当接させた際のパッドの挙動をより安定させてノイズバイブレーション性能をより向上させることができる。
本発明によれば、部品点数を増加させることなく、回転中のディスクロータにパッドを当接させた際のパッドの挙動を安定させてノイズバイブレーション性能を向上させることができる。
実施の形態1にかかるブレーキモジュールの外観を示す斜視図である。 図1に示すブレーキモジュールにおいて、シリンダを有するハウジングを省略した斜視図である。 図2に示す、ハウジングを省略したブレーキモジュールから、さらにアウターパッドを省略したものを、軸線方向と平行な方向である図2の矢印Aから見た矢視図である。 実施の形態1にかかるブレーキモジュールにおけるブラケットおよびパッド支持部材を示す斜視図である。 実施の形態1にかかるブレーキモジュールにおけるインナーパッドを示す斜視図である。 車両の前進時においてディスクロータにインナーパッドを当接させた際に、インナーパッドに及ぼされる力について説明する模式図である。 車両の後退時においてディスクロータにインナーパッドを当接させた際に、インナーパッドに及ぼされる力について説明する模式図である。 実施の形態2における、実施の形態1の図3に対応する図である。 実施の形態2にかかるブレーキモジュールにおける板バネを示す斜視図である。 実施の形態2にかかるブレーキモジュールにおけるインナーパッドを示す斜視図である。
実施の形態1
以下、図面を参照して本発明の実施の形態1について説明する。
まず、図1および図2を参照して本実施の形態にかかる車両用のブレーキモジュール1の構成について説明する。図1は、本実施の形態にかかるブレーキモジュール1の外観を示す斜視図である。図2は、図1に示すブレーキモジュール1において、シリンダ7を有するハウジング8を省略した斜視図である。図1および図2に示すように、ブレーキモジュール1は、ディスクロータ2と、パッドとしてのインナーパッド3と、ピストン5と、ブラケット6と、パッド支持部材10と、を備えている。
ディスクロータ2は、円盤状の部材であり、車両における車輪と共に軸線L1回りに回転可能に構成されている。ディスクロータ2は、車両の前進時には矢印R1の方向に回転(正回転)し、車両の後退時には矢印R2の方向に回転(逆回転)する。インナーパッド3は、軸線L1に沿う軸線方向においてディスクロータ2に対向して配置され、ディスクロータ2に接した際に制動力を発揮させる。なお、インナーパッド3の構造の詳細については後述する。
パッド支持部材10は、回転中のディスクロータ2にインナーパッド3を当接させた際に、インナーパッド3が回転しないようにインナーパッド3を支持する。なお、パッド支持部材10の構造の詳細については後述する。
ピストン5は、インナーパッド3を押圧してディスクロータ2に当接させるためのものである。ブラケット6は、ピストン5を軸線方向に移動可能に支持する。具体的には、ブラケット6には、スライドピン9によってハウジング8が取り付けられ、ピストン5は、ハウジング8のシリンダ7に液密的かつ軸線L1に沿った軸線方向に摺動可能に組み付けられている。
シリンダ7とピストン5により液密的に囲まれて形成された液室にはブレーキオイルが充填されている。液室に充填されたブレーキオイルの液圧を増加させると、ピストン5がインナーパッド3を押圧するように移動し、インナーパッド3がディスクロータ2に当接する。インナーパッド3がディスクロータ2に当接すると、インナーパッド3とディスクロータ2との間に摩擦力が生じて、回転しているディスクロータ2を減速、あるいは停止させる。
ブレーキモジュール1において、ディスクロータ2におけるインナーパッド3と対向する位置と軸線方向の反対側の位置にはアウターパッド4が配置されている。アウターパッド4は、ブラケット6に支持されたハウジング8に取り付けられている。ピストン5の移動によりインナーパッド3がディスクロータ2に当接すると、アウターパッド4もディスクロータ2に当接する。アウターパッド4がディスクロータ2に当接すると、アウターパッド4とディスクロータ2との間に摩擦力が生じて、回転しているディスクロータ2を減速、あるいは停止させる。すなわち、回転しているディスクロータ2は、インナーパッド3とアウターパッド4によって挟圧され、減速、あるいは停止される。
次に、パッド支持部材10およびインナーパッド3の構造の詳細について説明する。
図3は、図2に示す、ハウジング8を省略したブレーキモジュール1から、さらにアウターパッド4を省略したものを、軸線方向と平行な方向(図2の矢印A)から見た矢視図である。図4は、ブレーキモジュール1におけるブラケット6およびパッド支持部材10を示す斜視図である。図5は、ブレーキモジュール1におけるインナーパッド3を示す斜視図である。ここで、矢印X1は、ディスクロータ径方向外側へ向かう向き、矢印X2は、ディスクロータ径方向内側へ向かう向き、矢印Y1は、ディスクロータ接線方向の一方側に向かう向き、内側矢印Y2は、ディスクロータ接線方向の他方側に向かう向きを表す。また、矢印Z1は、軸線方向のインナー側(ディスクロータ2に対しインナーパッド3側)へ向かう向き、矢印Z2は、軸線方向のアウター側(ディスクロータ2に対しアウターパッド4側)へ向かう向きを表す。
図3および図4に示すように、パッド支持部材10は、第1延出部11と第2延出部12を有する。第1延出部11は、ブラケット6に固定された部分からディスクロータ径方向外側に延出する。第2延出部12は、第1延出部11の所定部分からディスクロータ接線方向に沿って両側に延出する。ここで、第1延出部11の所定部分は、第1延出部11において、ブラケット6に固定された部分よりも径方向外側に位置する部分であればいずれであってもよい。本実施の形態では、第1延出部11の所定部分は、第1延出部11における径方向外側の端部である。第2延出部12は、ディスクロータ径方向外側と内側において、ディスクロータ径方向に垂直な平面である、外側端面12a,内側端面12bが形成されている。また、第2延出部12には、ディスクロータ接線方向の一方側と他方側において、ディスクロータ接線方向に垂直な平面である、一方側端面12c,他方側端面12dが形成されている。
図3および図5に示すように、インナーパッド3は、裏板31と、裏板31に固着されたライニング(摩擦材)32と、を有している。裏板31は、硬質かつ高い機械的強度を有する材料、例えば、鋼材などの金属で形成されている。ライニング32の構成材料としては、特に限定されないが、例えば、ロックウール、ケブラー繊維、銅繊維のような繊維材と、樹脂のような結合材と、硫酸バリウム、ケイ酸ジルコニウム、カシュ―ダスト、グラファイトのような充填材とを含む混合物が挙げられる。インナーパッド3における裏板31には、第2延出部に対応する形状の切り欠き部33が形成されている。切り欠き部33は、ディスクロータ径方向外側と内側において、ディスクロータ径方向に垂直な平面である、外側対向側面33a,内側対向側面33bを有し、ディスクロータ接線方向の一方側と他方側において、ディスクロータ接線方向に垂直な平面である、一方側対向側面33c,他方側対向側面33dを有している。インナーパッド3の裏板31に形成された切り欠き部33にパッド支持部材10の第2延出部を嵌合させたときに、外側対向側面33aは第2延出部12の外側端面12aと、内側対向側面33bは第2延出部12の内側端面12bと、一方側対向側面33cは第2延出部12の一方側端面12cと、他方側対向側面33dは第2延出部12の他方側端面12dと、それぞれ対向する。
次に、回転中のディスクロータ2にインナーパッド3を当接させた際に、パッド支持部材10によってインナーパッド3の回転がどのように抑えられるか、について説明する。
図6は、車両の前進時、すなわち、ディスクロータ2の正回転時においてディスクロータ2にインナーパッド3を当接させた際に、インナーパッド3に及ぼされる力について説明する模式図である。図6に示すように、正回転(矢印R1の方向に回転)しているディスクロータ2にインナーパッド3を当接させたときに、インナーパッド3にはディスクロータ周方向の力Fr1、Fr2が及ぼされる。
ディスクロータ周方向の力Fr1は、ディスクロータ接線方向の一方側に向かう力Fp1とディスクロータ径方向外側に向かう力Fq1に分解することができる。また、ディスクロータ周方向の力Fr2は、ディスクロータ接線方向の一方側に向かう力Fp2とディスクロータ径方向内側に向かう力Fq2に分解することができる。すなわち、インナーパッド3には、ディスクロータ接線方向の一方側に向かう力Fp1、Fp2と、ディスクロータ径方向外側に向かう力Fq1と、ディスクロータ径方向内側に向かう力Fq2と、が及ぼされる。
回転中のディスクロータ2にインナーパッド3を当接させた際に、インナーパッド3の裏板31に形成された切り欠き部33にパッド支持部材10の第2延出部12を嵌合させる。これにより、ディスクロータ接線方向の一方側に向かう力Fp1、Fp2は、インナーパッド3の切り欠き部33における他方側対向側面33dが、第2延出部12における他方側端面12dに当接することで受け止められる。また、ディスクロータ径方向外側に向かう力Fq1は、インナーパッド3の切り欠き部33における内側対向側面33bが、第2延出部12における内側端面12bに当接することで受け止められる。さらに、ディスクロータ径方向内側に向かう力Fq2は、インナーパッド3の切り欠き部33における外側対向側面33aが、第2延出部12における外側端面12aに当接することで受け止められる。
図7は、車両の後退時、すなわち、ディスクロータ2の逆回転時においてディスクロータ2にインナーパッド3を当接させた際に、インナーパッド3に及ぼされる力について説明する模式図である。図7に示すように、逆回転(矢印R2の方向に回転)しているディスクロータ2にインナーパッド3を当接させたときに、インナーパッド3にはディスクロータ周方向の力Fr3、Fr4が及ぼされる。
ディスクロータ周方向の力Fr3は、ディスクロータ接線方向の他方側に向かう力Fp3とディスクロータ径方向外側に向かう力Fq3に分けることができる。また、ディスクロータ周方向の力Fr4は、ディスクロータ接線方向の他方側に向かう力Fp4とディスクロータ径方向内側に向かう力Fq4に分けることができる。すなわち、インナーパッド3には、ディスクロータ接線方向の他方側に向かう力Fp3、Fp4と、ディスクロータ径方向外側に向かう力Fq3と、ディスクロータ径方向内側に向かう力Fq4と、が及ぼされる。
回転中のディスクロータ2にインナーパッド3を当接させた際に、インナーパッド3の裏板31に形成された切り欠き部33にパッド支持部材10の第2延出部12を嵌合させる。これにより、ディスクロータ接線方向の他方側に向かう力Fp3、Fp4は、インナーパッド3の切り欠き部33における一方側対向側面33cが、第2延出部12における一方側端面12cに当接することで受け止められる。ディスクロータ径方向外側に向かう力Fq3は、インナーパッド3の切り欠き部33における内側対向側面33bが、第2延出部12における内側端面12bに当接することで受け止められる。ディスクロータ径方向内側に向かう力Fq4は、インナーパッド3の切り欠き部33における外側対向側面33aが、第2延出部12における外側端面12aに当接することで受け止められる。
以上より、ディスクロータ2の正回転時、逆回転時のいずれの場合においても、ディスクロータ2にインナーパッド3を当接させた際に、パッド支持部材10によって、インナーパッド3に及ぼされる力を安定して受け止めることができ、インナーパッド3の回転を抑制することができる。これにより、回転中のディスクロータ2にインナーパッド3を当接させた際のインナーパッド3の挙動が安定するので、ノイズバイブレーション性能を向上させることができる。ブラケット6に固定された部分から第1延出部11を延出させ、第1延出部11から第2延出部12を延出させるだけでよいので、部品点数を増加させずに済む。
なお、回転中のディスクロータ2にインナーパッド3を当接させていない状態において、予め、インナーパッド3の裏板31に形成された切り欠き部にパッド支持部材10の第2延出部を嵌合させておいてもよい。切り欠き部33は、軸線方向に貫通した切り欠きである。このため、インナーパッド3は、ピストン5に押圧されたときに、切り欠き部33と第2延出部12が嵌合した状態のまま軸線方向に移動して、ディスクロータ2と当接することができる。すなわち、インナーパッド3は、ピストン5に押圧されたときに、第2延出部12にガイドされて軸方向に移動する。なお、インナーパッド3の裏板31に形成された切り欠き部にパッド支持部材10の第2延出部を予め嵌合させておく場合、第2延出部12の軸線方向の幅は、インナーパッド3における裏板31の軸線方向の幅よりも長くする必要がある。
実施の形態2
以下、図面を参照して本発明の実施の形態2について説明する。なお、実施の形態1と共通の部分には共通の符号を付してその説明を省略する。
本実施の形態にかかるブレーキモジュール101の基本構成は、図1および図2を用いて説明した実施の形態1にかかるブレーキモジュール1の基本構成と同じである。図8は、実施の形態2における、実施の形態1の図3に対応する図である。図8に示すように、本実施の形態にかかるブレーキモジュール101は、第2延出部12のディスクロータ径方向内側の内側端面12bに、切り欠き部33の内側対向側面33bが当接するように、インナーパッド3をディスクロータ径方向内側に付勢する付勢部材としての板バネ40をさらに備えている点で、実施の形態1にかかるブレーキモジュール1と相違する。
図9は、ブレーキモジュール101における板バネ40を示す図である。図9に示すように、板バネ40は、本体部43の両側において本体部43と略直角になるように設けられた爪部41a,41bと、本体部43の中央において本体部43と略直角になるように設けられたバネ部42と、を有している。図10は、ブレーキモジュール101におけるインナーパッド103を示す斜視図である。図10に示すように、インナーパッド103における裏板131のディスクロータ接線方向の一方側と他方側には、くびれ部34a,34bが形成されている。板バネ40は、例えば、バネ用ステンレス鋼で形成される。
図8に示すように、裏板31のくびれ部34a,34bに板バネ40の爪部41a,41bを嵌合させることで、板バネ40を裏板31に固定している。板バネ40のバネ部42は、第2延出部12の外側端面12aと切り欠き部33の一側面である外側対向側面33aとの間に挿入されている。板バネ40のバネ部42は、先端が第2延出部12の外側端面12aと当接しており、インナーパッド3をディスクロータ径方向外側に付勢する。
切り欠き部33に第2延出部12を嵌合させた状態で、切り欠き部33と第2延出部12との間には若干の隙間が存在する。このため、回転中のディスクロータ2にインナーパッド3を当接させた際、切り欠き部33と第2延出部12が嵌合していても、インナーパッド3が若干ガタつく場合がある。板バネ40のバネ部42が、インナーパッド3をディスクロータ径方向外側に付勢することにより、インナーパッド3の切り欠き部33における他の側面である内側対向側面33bを、第2延出部12の内側端面12bに、常時、当接させることができる。これにより、回転中のディスクロータにパッドを当接させた際のパッドの挙動をより安定させてノイズバイブレーション性能をより向上させることができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
上記実施の形態では、パッド支持部材における第2延出部は直方体状の形状をしているが、これに限るものではない。第2延出部は、第1延出部の所定部分からディスクロータ接線方向に沿って両側に延出するものであればどのような形状であっても良く、例えば、円柱状であってもよい。
1,101 ブレーキモジュール
2 ディスクロータ
3,103 インナーパッド
4 アウターパッド
5 ピストン
6 ブラケット
7 シリンダ
8 ハウジング
9 スライドピン
10 パッド支持部材
11 第1延出部
12 第2延出部
12a 外側端面
12b 内側端面
12c 一方側端面
12d 他方側端面
31,131 裏板
32 ライニング
33 切り欠き部
33a 外側対向側面
33b 内側対向側面
33c 一方側対向側面
33d 他方側対向側面
34a,34b くびれ部
40 板バネ
41a,41b 爪部
42 バネ部

Claims (2)

  1. 軸線回りに回転可能であるディスクロータと、
    軸線方向において前記ディスクロータに対向して配置され、前記ディスクロータに接した際に制動力を発揮させるパッドと、
    前記パッドを押圧して前記ディスクロータに当接させるピストンと、
    前記ピストンを軸線方向に移動可能に支持するブラケットと、
    回転中の前記ディスクロータに前記パッドを当接させた際に前記パッドが回転しないように前記パッドを支持するパッド支持部材と、を備えるブレーキモジュールであって、
    前記パッド支持部材は、前記ブラケットに固定された部分からディスクロータ径方向外側に延出する第1延出部と、前記第1延出部の所定部分からディスクロータ接線方向に沿って両側に延出する第2延出部と、を有し、
    前記パッドには、前記第2延出部に対応する形状の切り欠き部が形成され、回転中の前記ディスクロータに前記パッドを当接させた際に、前記切り欠き部に前記第2延出部を嵌合させる、ブレーキモジュール。
  2. 前記第2延出部のディスクロータ径方向外側の外側端面と前記切り欠き部の一側面との間に挿入されて、前記第2延出部のディスクロータ径方向内側の内側端面に、前記切り欠き部の他の側面が当接するように、前記パッドをディスクロータ径方向外側に付勢する付勢部材をさらに備えた、請求項1に記載のブレーキモジュール。
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