JP4713417B2 - ディスクブレーキ - Google Patents

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Description

本発明は、車両等の制動用に用いられるディスクブレーキに関する。
従来の車両等の制動用に用いられるディスクブレーキには、キャリパ本体にディスク軸線方向に延ばしてパッドピンを橋架させ、このパッドピンに一対のブレーキパッドを摺動可能に挿通して支持させるとともに、一対のブレーキパッドそれぞれのディスク円周方向両側を押圧するカバースプリングを装着したものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−23977号公報
ところで、耐振性向上等を目的としてカバースプリングの押圧力を強くすると、ブレーキパッドの摺動抵抗が増加してしまい、その結果、制動解除時にブレーキパッドが戻りづらく、引き摺り現象を生じる可能性があった。
したがって、本発明は、制動解除時にブレーキパッドが戻りづらくなることに起因して生じる引き摺り現象の発生を抑制することができるディスクブレーキの提供を目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、ディスクを挟みディスクパス部を介して対向配置された一対の押圧手段を有するキャリパ本体を備え、該キャリパ本体内にはディスクを挟んで両側に一対のブレーキパッドがパッドピンに吊下されて配置され、該一対のブレーキパッドそれぞれのディスク円周方向両側を押圧するカバースプリングを装着したディスクブレーキにおいて、前記カバースプリングは、ディスク円周方向中間で前記パッドピンに係合される本体部と、該本体部から前記一対のブレーキパッドのディスク円周方向両側に向けてそれぞれ延びる一対の押圧部とを備え該一対の押圧部はそれぞれ、前記ブレーキパッドのディスク円周方向へ互いに平行に延びる一対の脚部と、これら脚部のそれぞれの先端からディスクと離間する方向に延出し前記一対のブレーキパッドのディスク円周方向のそれぞれの端部に当接する一対のパッド当接部とを備え、該一対のパッド当接部は、前記カバースプリングが前記パッドピンと前記ブレーキパッドとに係合する前の状態で互いに平行に配置されてなり、前記カバースプリングが前記パッドピンと前記ブレーキパッドとに係合した状態で前記脚部がねじれることで前記一対のパッド当接部がそれぞれディスク半径方向外側に傾斜するようになることを特徴としている。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記脚部は、前記本体部側よりも前記パッド当接部側が細くなっていることを特徴としている。
請求項3に係る発明は、請求項1または2に係る発明において、前記カバースプリングには、前記本体部からディスク円周方向に延出して前記ディスクパス部に当接するキャリパ当接部が形成されており、少なくとも前記パッド当接部には摺動性向上コーティングが施され、前記キャリパ当接部の前記ディスクパス部に当接するキャリパ当接面には前記摺動性向上コーティングが施されていないことを特徴としている。
請求項1に係る発明によれば、一対のブレーキパッドを押圧するカバースプリングの一対のパッド当接部が、ディスク円周方向中間の本体部から一対のブレーキパッドのディスク円周方向両側に向けてそれぞれ延びる脚部に対して、脚部の先端からディスクと離間する方向に延出し、パッドピンとブレーキパッドに係合した状態で前記脚部がねじれることで、それぞれがディスク半径方向外側に傾斜してブレーキパッドに当接するため、カバースプリングの付勢力がブレーキパッドをディスクから離間させる方向に作用する。したがって、耐振性向上等を目的としてカバースプリングの押圧力を強くしても、制動解除時にブレーキパッドをカバースプリングで戻すことになり、引き摺り現象の発生を簡素な構造のカバースプリングで抑制することができる。
請求項2に係る発明によれば、脚部が、本体部側よりもパッド当接部側が細くなっているため、パッド当接部が、より大きい角度で傾斜してブレーキパッドに当接でき、また、ねじり角の比率が大きく異なり、脚部の形状によるバネ定数が大きくなる。これらの理由から、制動解除時にブレーキパッドをカバースプリングで戻す力が大きくなり、引き摺り現象の発生を一層抑制することができる上、カバースプリングの製造時の寸法誤差に伴う荷重のバラツキが少なくなる。また、脚部が、本体部側よりもパッド当接部側が細くなっているため、ブレーキパッドの摩耗状況の外側からの目視確認が容易に可能となる。
請求項3に係る発明によれば、ディスクパス部に当接するカバースプリングのキャリパ当接面には摺動性向上コーティングが施されていないため、カバースプリングをキャリパ本体に確実に固定でき、カバースプリングの荷重が安定するとともにパッドの姿勢が安定し、ブレーキ鳴きの発生を抑制できる。
本発明の第1実施形態のディスクブレーキを図1〜図5を参照して以下に説明する。
図1〜図3は、キャリパ固定型のディスクブレーキを示すものである。これらの図において、1はキャリパ本体で、このキャリパ本体1は、ディスクロータの制動面を形成するディスク部(ディスク)Dに対しその軸線方向における内側(車両内側)に配置されるインナ側キャリパ半割体2Aと、ディスク部Dに対しその軸線方向における外側(車両外側)に配置されるアウタ側キャリパ半割体2Bとを突き合わせて一体に連結して構成されている。なお、図1〜図3において、ディスク部Dの車両前進時における回転方向を矢印Fで示している。
図1に示すように、インナ側キャリパ半割体2Aは、ディスク円周方向における両側部と中央部との三カ所にディスク部Dの方向に向けて突出する突出部3A,4A,5Aを有しており、アウタ側キャリパ半割体2Bも、ディスク円周方向における両側部と中央部との三カ所にディスク部Dの方向に向けて突出する突出部3B,4B,5Bを有している。そして、これらキャリパ半割体2A,2Bは、ディスク回入側の突出部3A,3B同士、ディスク回出側の突出部4A,4B同士およびディスク円周方向中央の突出部5A,5B同士をそれぞれ突き合わせた状態で、突出部3A,3B同士、突出部4A,4B同士、および突出部5A,5B同士が、それぞれタイボルト6,6,6により連結されている。
キャリパ本体1は、そのインナ側キャリパ半割体2Aに設けられた図2に示す二つの取付孔7を通したボルト(図示略)により車両の非回転部に取り付けられるようになっており、この取付状態で、図1に示す突出部3A,3B,4A,4B,5A,5Bがディスク部Dの半径方向外方を跨ぐ位置に配置される。これにより、突出部3A,3Bがディスク回入側でディスク部Dの半径方向外方を跨ぐディスクパス部8を、突出部4A,4Bがディスク回出側でディスク部Dの半径方向外方を跨ぐディスクパス部9を、突出部5A,5Bがディスク円周方向中央でディスク部Dの半径方向外方を跨ぐディスクパス部10を、それぞれ形成することになり、これら三つのディスクパス部8,9,10がディスク円周方向に間隔をあけて配置される。そして、ディスクパス部8,10の間およびディスクパス部9,10の間は、それぞれディスク半径方向に貫通する開口部11,11とされ、各開口部11内にカバースプリング12がそれぞれ配置されている。
なお、図3に示すように、ディスクパス部8,10の間にあるディスク回入側の開口部11のディスク半径方向に沿いかつディスク軸線方向に沿っていて互いに対向するディスク回入側の対向面11aおよびディスク回出側の対向面11bのうち、ディスク回出側の対向面11bには、インナ側キャリパ半割体2Aの突出部5Aよりもディスク半径方向内側にボルト70で取り付けられるパッドガイド71のディスク外径側のガイド板部72が当接しており、対向面11aおよびこれに対向するパッドガイド71のガイド板部72の対向面72bが、ディスク回入側のブレーキパッド22をディスク軸線方向に沿ってガイドし、かつ制動時のトルクを受けるディスク外径側のトルク受面となっている。
同様に、ディスクパス部9,10の間にあるディスク回出側の開口部11のそれぞれのディスク半径方向に沿いかつディスク軸線方向に沿っていて互いに対向するディスク回入側の対向面11aおよびディスク回出側の対向面11bのうち、ディスク回出側の対向面11bには、インナ側キャリパ半割体2Aの突出部4Aよりもディスク半径方向内側にボルト70で取り付けられるパッドガイド71のディスク外径側のガイド板部72が当接しており、対向面11aおよびこれに対向するパッドガイド71のガイド板部72の対向面72bが、ディスク回出側のブレーキパッド22をディスク軸線方向に沿ってガイドし、かつ制動時のトルクを受けるディスク外径側のトルク受面となっている。
また、インナ側キャリパ半割体2Aおよびアウタ側キャリパ半割体2Bのそれぞれには、ディスク円周方向つまりディスク部Dの回転方向に配列して二つのボア13が、開口部11に臨んで形成されており、各ボア13には、押圧手段としての有底筒状のピストン15が摺動可能に納められている。なお、図3においては、断面とした関係上、これらボア13およびピストン15については、インナ側のみが図示されている。ボア13は、インナ側キャリパ半割体2Aとアウタ側キャリパ半割体2Bとの間で相互に対向するように配置されている。
一方、各ボア13には、図1に示す給液口19から導入されたブレーキ液が供給されるようになっており、このブレーキ液の供給に応じて二対のピストン15が同期して突出するようになる。なお、18はエア抜き用のブリーダを装着するためのブリーダ取付部である。
インナ側キャリパ半割体2Aおよびアウタ側キャリパ半割体2Bのそれぞれには、上記した2つの開口部11にそれぞれ臨んでピン取付部20,21が設けられている。同じ開口部11に配設されるインナ側キャリパ半割体2A側のピン取付部20とアウタ側キャリパ半割体2B側のピン取付部21とは、ディスク軸線方向において相対向して配置されており、相対向する2つのピン取付部20,21同士には、ディスク軸線方向に沿うパッドピン24が橋架されている。その結果、各開口部11にそれぞれ一本ずつパッドピン24が設けられている。
そして、これらパッドピン24は、図3に示すように、共に、それぞれが設けられる開口部11のディスク円周方向の中央位置よりも、ディスク回入側に若干オフセットして設けられている。これらパッドピン24は、インナ側キャリパ半割体2Aおよびアウタ側キャリパ半割体2Bに橋架された状態で、図1に示すように頭部24aと頭部24aに対し反対側の着脱可能なクリップ24bとで抜け止めされている。
各パッドピン24は、それぞれ、一本がディスク部Dのディスク軸線方向における両側に配置される一対のブレーキパッド22を摺動可能に挿通させて吊下支持する。つまり、ディスク部Dを挟んで両側に配置されるディスク回入側の一対のブレーキパッド22を、キャリパ本体1にディスク軸線方向に延ばして橋架されたディスク回入側の一つのパッドピン24のみに摺動可能に挿通させ、このパッドピン24のみで支持する構造になっている。同様に、ディスク部Dを挟んで両側に配置されるディスク回出側の一対のブレーキパッド22も、キャリパ本体1にディスク軸線方向に延ばして橋架されたディスク回出側の一つのパッドピン24のみに摺動可能に挿通され、このパッドピン24のみで支持される構造になっている。その結果、キャリパは、ディスク部Dを介して配置された二対(四つ)のブレーキパッド22をそれぞれ一つずつのピストン15で押圧する対向ピストン4ポットタイプの分割パッド型となっている。
各ブレーキパッド22は、図3に示すように、それぞれ、略矩形の裏板25とこの裏板25に接合された摩擦材26とからなっている。ここで、図3においては、断面とした関係上、インナ側のブレーキパッド22のみが図示されている。裏板25のディスク半径方向外側のディスク円周方向における中央にディスク半径方向外側に突出するように支持ボス部27が形成されており、裏板25のディスク回入側および回出側の端部側それぞれにも、ディスク半径方向外側に突出するように肩ボス部29がそれぞれ形成されている。裏板25は、ディスク円周方向の中央に対し鏡面対称形状をなしている。
支持ボス部27には、ディスク円周方向に長い長穴形状をなすとともにディスク軸線方向に沿って貫通するパッドピン穴28が、ブレーキパッド22のディスク円周方向における中央位置に対し両側それぞれに延在するように形成されている。ディスク回入側にオフセットされたパッドピン24が、このパッドピン穴28のディスク回入側に挿通されることで、ブレーキパッド22はパッドピン24に支持される。このパッドピン穴28が長穴形状をなしていることで、摩擦材26側から見て左右異なることになるインナ側とアウタ側のパッドピン24に対して共通のブレーキパッド22が取付可能となっている。
また、パッドピン穴28が、ディスク円周方向に長い長穴形状をなしている結果、ディスク回入側のブレーキパッド22は、ディスク円周方向に若干移動して、外径側のトルク受面11a,72bに対し当接することができ、ディスク回出側のブレーキパッド22も、ディスク円周方向に若干移動して、外径側のトルク受面11a,72bに対し当接することができるようになっている。
各ブレーキパッド22の各肩ボス部29は、半径方向外側の先端面29aがディスク円周方向およびディスク軸線方向に沿っており、各肩ボス部29の半径方向外側かつ支持ボス部27側の角には面取り面29bがディスク軸線方向に沿って形成されている。なお、各肩ボス部29の先端面29aは、支持ボス部27のパッドピン穴28のディスク半径方向における中央位置とディスク半径方向における位置が略一致している。
インナ側キャリパ半割体2Aおよびアウタ側キャリパ半割体2Bには、各一対のブレーキパッド22をディスク軸線方向にガイドし、かつ各一対のブレーキパッド22に生じるトルクを受けるための三つの突起であるガイド突起部31,32,33が、ディスク円周方向における両側部と中央部とにディスク部Dの方向に向けて突出するように設けられている。なお、図3においては、断面とした関係上、これらガイド突起部31,32,33についてはインナ側のみが図示されている。
ディスク回入側において隣り合うガイド突起部31,33の、ディスク半径方向に沿いかつディスク軸線方向に沿って互いに対向するディスク回入側の対向面34aおよびディスク回出側の対向面34bのうち、ディスク回出側の対向面34bには、上記したパッドガイド71のディスク内径側のガイド板部73が当接しており、対向面34aおよびこれに対向するパッドガイド71のガイド板部73の対向面73bが、ディスク回入側のブレーキパッド22をディスク軸線方向に沿ってガイドし、かつ制動時のトルクを受けるディスク内径側のトルク受面となっている。
同様に、ディスク回出側において隣り合うガイド突起部32,33の、ディスク半径方向に沿いかつディスク軸線方向に沿って互いに対向するディスク回入側の対向面34aおよびディスク回出側の対向面34bのうち、ディスク回出側の対向面34bには、上記したパッドガイド71のディスク内径側のガイド板部73が当接しており、対向面34aおよびこれに対向するパッドガイド71のガイド板部73の対向面73bが、ディスク回出側のブレーキパッド22をディスク軸線方向に沿ってガイドし、かつ制動時のトルクを受けるディスク内径側のトルク受面となっている。
ここで、ディスク回入側および回出側のいずれの開口部11においても、ディスク回入側にある内径側のトルク受面34aと前述の外径側のトルク受面11aとは同一平面上に配置され、ディスク回出側にあるパッドガイド71のトルク受面72bとトルク受面73bとが同一平面上に配置されている。
なお、冷却等の理由により、ディスクパス部8とガイド突起部31との間は凹部40とされ、ディスクパス部9とガイド突起部32との間は凹部41とされ、ディスクパス部10とガイド突起部33との間は凹部42とされており、各開口部11のディスク回出側となる凹部41,42にそれぞれパッドガイド71がボルト止めされている。
ディスクパス部8,10の間およびディスクパス部9,10の間の各開口部11内に配置される各カバースプリング12は、ディスク回入側の開口部11に配置されるものがディスク回入側の開口部11のパッドピン24に係合されてディスク回入側の開口部11に配置される一対のブレーキパッド22のディスク円周方向両側を押圧することになり、ディスク回出側の開口部11に配置されるものがディスク回出側の開口部11のパッドピン24に係合されてディスク回出側の開口部11に配置される一対のブレーキパッド22のディスク円周方向両側を押圧することになる。
各カバースプリング12は、ステンレス鋼板等のバネ性を有する金属薄板をプレス装置により打抜きおよび曲げ加工等することにより一体成形されるもので、それぞれ、図4に詳細に示されるように、ディスク円周方向(図4(a),(b)の矢示A−B方向)における中間部に、ディスク軸線方向(図4(a)の矢示C−D方向)に長い長方形状をなす本体部52を備えており、この本体部52には、ディスク軸線方向に沿いかつディスク半径方向内側(図4(b)の矢示F方向)に凹む略半円筒状をなし図3に示すようにパッドピン24のディスク半径方向内側にパッドピン24を半分覆うように係合されるピン係合部52Aが形成されている。
また、各カバースプリング12は、それぞれ、本体部52のディスク軸線方向における両側からディスク回出側(図4(a),(b)の矢示A方向)にそれぞれ延出し、図3に示すように一対のブレーキパッド22のディスク回出側の肩ボス部29の面取り面29bに当接してこれら一対のブレーキパッド22をディスク半径方向内側かつディスク回出側へ押圧する一対の第1押圧部53を有している。
各第1押圧部53は、具体的に、本体部52のディスク軸線方向の両端部から一対のブレーキパッド22のディスク回出側に向けてそれぞれ延びる互いに平行な脚部53Aと、これら脚部53Aのそれぞれの先端から相反方向(つまりディスク部Dから離間する方向)に延出し、先端部で対応するブレーキパッド22のディスク回出側の端部に当接するパッド当接部53Bとを備えている。言い換えれば、脚部53Aのディスク軸線方向の中央線Xを基準として、パッド当接部53Bによる延出量が逆側への延出量に比べて大きくなっている。ここで、脚部53Aはディスク軸線方向の幅が一定で本体部52からディスク回出側に延出しており、パッド当接部53Bはディスク回出側の端縁部53Baがディスク軸線方向に沿い、ディスク回入側の端縁部53Bbが外側ほどディスク回出側に位置するように傾斜していて、全体として先細形状をなしている。
さらに、各カバースプリング12は、それぞれ、本体部52のディスク軸線方向における両側から第1押圧部53とは反対側つまりディスク回入側に延出し、図3に示すように一対のブレーキパッド22のディスク回入側の肩ボス部29の先端面29aに当接してこれら一対のブレーキパッド22をディスク半径方向内側へ押圧する一対の第2押圧部54を有している。
各第2押圧部54も、具体的に、本体部52のディスク軸線方向の両端部から一対のブレーキパッド22のディスク回入側に向けてそれぞれ延びる脚部54Aと、これら脚部54Aのそれぞれの先端から相反方向(つまりディスク部Dから離間する方向)に延出し、先端部で対応するブレーキパッド22のディスク回入側の端部に当接するパッド当接部54Bとを備えている。言い換えれば、脚部54Aのディスク軸線方向の中央線Xを基準として、パッド当接部54Bによる延出量が逆側への延出量に比べて大きくなっている。ここで、脚部54Aはディスク軸線方向の幅が一定で本体部52からディスク回入側に延出しており、パッド当接部54Bはディスク回入側の端縁部54Baがディスク軸線方向に沿い、ディスク回出側の端縁部54Bbが外側ほどディスク回入側に位置するように傾斜していて、全体として先細形状をなしている。第2押圧部54のパッド当接部54Bは、第1押圧部53のパッド当接部53Bよりもディスク円周方向の幅が広くなっている。
加えて、各カバースプリング12は、それぞれ、本体部52のディスク軸線方向における中央側から第2押圧部54と同じディスク回入側に延出してディスクパス部8,10のうちディスク回入側に隣接するもののディスク半径方向内側に当接する一つのキャリパ当接部55を有している。このキャリパ当接部55は全体としてディスク軸線方向の幅が一定であり、本体部52からディスク回入側かつ第2押圧部54よりもディスク半径方向内側方向に直線状に延出する、キャリパ本体1とは当接しない延出部55Aと、この延出部55Aの本体部52とは反対側からディスク半径方向外側に若干屈曲してディスク回入側に直線状に延出してディスクパス部8,10のうちディスク回入側に隣接するものにディスク中心側から当接する当接本体部55Bとで構成されている。
そして、図3に示すようにカバースプリング12が本体部52のピン係合部52Aにおいてパッドピン24に係合された状態で、第2押圧部54は、パッドピン24に支持されたブレーキパッド22の裏板25のディスク回入側の肩ボス部29の先端面29aにパッド当接部54Bのディスク軸線方向の先端部において当接することになる。このとき、第2押圧部54は、撓んで、図5にイメージを示すように、パッド当接部54Bが先端側ほどディスク半径方向外側に傾斜する状態となり、その結果、裏板25の主としてディスク部D側の端縁部にほぼ線接触する状態となる。この状態で、第2押圧部54からの力Fは、肩ボス部29を先端面29aの延在方向に応じたディスク半径方向内側へ押圧する分力f1と、パッド当接部54Bの傾斜によりディスク軸線方向においてディスク部Dから離れる方向に押圧する分力f2とを発生させることになり、裏板25をディスク半径方向内側へ押圧し、さらにディスク軸線方向においてディスク部Dから離れる方向に押圧する。
また、同状態で、第1押圧部53は、図3に示すように、パッドピン24に支持されたブレーキパッド22のディスク回出側の肩ボス部29の面取り面29bにパッド当接部53Bのディスク軸線方向の先端部において当接することになる。このとき、第1押圧部53も、撓んで、パッド当接部53Bが先端側ほどディスク半径方向外側に傾斜する状態となり、その結果、肩ボス部29の面取り面29bの主としてディスク部D側の端縁部にほぼ線接触する状態となる。この状態で、第1押圧部53は、肩ボス部29を面取り面29bの傾斜方向に応じたディスク半径方向内側かつディスク回出側へ押圧し、さらにパッド当接部53Bの傾斜によりディスク軸線方向においてディスク部Dから離れる方向に押圧する。
さらに、同状態で、キャリパ当接部55は、当接本体部55Bのディスク外径側のキャリパ当接面55Baで、ディスクパス部8,10のうちディスク回入側に隣り合うもののディスク半径方向内側のスプリング当接面58に当接する。つまり、ディスク回入側のカバースプリング12は、キャリパ当接面55Baでディスクパス部8のディスク半径方向内側のスプリング当接面58に当接することになり、ディスク回出側のカバースプリング12は、キャリパ当接面55Baでディスクパス部10のディスク半径方向内側のスプリング当接面58に当接することになる。なお、各スプリング当接面58は当接本体部55Bを嵌合させる嵌合凹部60に形成されている。この状態で、キャリパ当接部55は、主として延出部55Aがディスク半径方向内方に撓んだ状態でスプリング当接面58に当接させられることになるため、キャリパ本体1に対しディスク半径方向外側への荷重を発生させ、反対に、カバースプリング12の第2押圧部54側にディスク半径方向内側への荷重を発生させる。
ここで、各カバースプリング12は、組み付け前に、キャリパ当接部55の当接本体部55Bのディスクパス部8,10への当接面、つまりブレーキパッド22とは反対側のキャリパ当接面55Baの全範囲(図4(a)のハッチング部分)にマスキングテープを貼り付けた状態で、パッド当接部53B,54Bを含む全体を、二硫化モリブデンあるいはPTFE等が配合された塗料等の摺動性向上コーティング材の液中に漬け込んだ後に引き上げて乾燥させることで、摺動性向上コーティングを施すようになっている。ここで、このような摺動性向上コーティング材への漬け込み時に、摺動性向上コーティング材が、ブレーキパッド22とは反対側の面にも塗布されてしまうが、マスキングテープを貼り付けた当接本体部55Bのキャリパ当接面55Baは、摺動性向上コーティング材が塗布されることはなく、摺動性向上コーティングは施されない。このように摺動性向上コーティング材が塗布されたカバースプリング12が摺動性向上コーティング材の固着後、マスキングテープが剥がされた状態で、上記のように組み付けられることになる。なお、スプレー等で摺動性向上コーティング材をカバースプリング12に塗布しても良く、この場合、カバースプリング12のブレーキパッド22側にのみ摺動性向上コーティング材を塗布すれば、当接本体部55Bのキャリパ当接面55Baは、摺動性向上コーティング材が塗布されることはなく、マスキングテープを貼付する必要がなくなるが、塗料の回り込みが生じる可能性もあるためマスキングテープを貼付するのが好ましい。
そして、上記したキャリパ本体1では、カバースプリング12が第1押圧部53でブレーキパッド22をディスク回出側へ押圧することになるため、ブレーキパッド22にはそのディスク半径方向外側をディスク回出側のトルク受面72bに当接させる力が発生することになる。そして、これに加えて、カバースプリング12は、キャリパ本体1のディスク半径方向内側のスプリング当接面58にキャリパ当接部55が当接して第2押圧部54側にディスク半径方向内側への荷重を発生させているため、第2押圧部54が大きな押圧力でブレーキパッド22のディスク回入側の肩ボス部29をディスク半径方向内方に押圧することになる。この押圧でブレーキパッド22には、パッドピン24を中心としてそのディスク半径方向内側をディスク回出側のトルク受面73bに当接させる方向の回転力が発生することになる。
以上の結果、ブレーキパッド22は、ディスク回出側の両トルク受面11b,73bに面接触で当接することになる。
また、カバースプリング12は、パッド当接部53B,54Bが先端側ほどディスク半径方向外側に傾斜する状態となるため、ディスク部Dを介して両側に配置されたブレーキパッド22をディスク軸線方向においてディスク部Dから離れる方向に押圧することになる。その結果、インナ側キャリパ半割体2Aおよびアウタ側キャリパ半割体2Bのそれぞれに設けられたピストン15が、制動時にディスク部Dに押し付けていたブレーキパッド22への押圧を解除すると、ブレーキパッド22はカバースプリング12で押されてディスク部Dから離れる方向に移動する。
以上に述べた第1実施形態のディスクブレーキによれば、パッドピン24に摺動可能に挿通されて支持された一対のブレーキパッド22を押圧するカバースプリング12のパッド当接部53B,54Bが、ディスク円周方向中間の本体部52から一対のブレーキパッド22のディスク円周方向両側に向けてそれぞれ延びる脚部53A,54Aに対して、脚部53A,54Aの先端からディスク部Dと離間する方向に延出し、先端側ほどディスク半径方向外側に傾斜する状態でブレーキパッド22に当接するため、カバースプリング12の付勢力がブレーキパッド22をディスク部Dから離間させる方向に作用する。したがって、耐振性向上等を目的としてカバースプリング12の押圧力を強くしても、制動解除時にブレーキパッド22をカバースプリング12で戻すことになり、引き摺り現象の発生を簡素な構造のカバースプリング12で抑制することができる。
また、ブレーキパッド22の摺動性を向上するため、カバースプリング12のパッド当接部53B,54Bを含む全体に、摺動性向上コーティングを施すことになり、摩擦係数を低減できることから、制動解除時にブレーキパッド22をカバースプリング12でディスク部Dとは離れる方向に良好に戻すことができるが、これに対し、ディスクパス部8,10に当接するカバースプリング12の当接本体部55Bには摺動性向上コーティングが施されていないため、カバースプリング12をキャリパ本体1に確実に固定でき、カバースプリング12の荷重が安定するとともにブレーキパッド22の姿勢が安定し、ブレーキ鳴きの発生を抑制できる。
次に、本発明の第2実施形態のディスクブレーキを主に図6〜図8を参照して以下に第1実施形態との相違部分を中心に説明する。第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付しその説明は略す。
第2実施形態では、カバースプリング12が第1実施形態に対し相違している。つまり、図7に示すように、第2実施形態のカバースプリング12は、両第1押圧部53の脚部53Aが、本体部52側よりもパッド当接部53B側が細くなっており、両第2押圧部54の脚部54Aも、本体部52側よりもパッド当接部54B側が細くなっている。
具体的に、本体部52からディスク回出側に向けて延びる一対の脚部53Aは、ディスク軸線方向において互いに対向する端縁部53Aaがディスク軸直交方向に沿っており、互いに反対側となる端縁部53Abがディスク回出側ほど互いに近づくように傾斜している。同様に、本体部52からディスク回入側に向けて延びる一対の脚部54Aは、ディスク軸線方向において互いに対向する端縁部54Aaがディスク軸直交方向に沿っており、互いに反対側となる端縁部54Abがディスク回入側ほど互いに近づくように傾斜している。
このような第2実施形態のカバースプリング12も、本体部52のピン係合部52Aにおいてパッドピン24に係合された状態で、第2押圧部54は、パッドピン24に支持されたブレーキパッド22の裏板25のディスク回入側の肩ボス部29の先端面29aにパッド当接部54Bのディスク軸線方向の先端部において当接することになる。このとき、第2押圧部54が、撓んで、図8にイメージを示すように、パッド当接部54Bが先端側ほどディスク半径方向外側に傾斜する状態となり、その結果、裏板25の主としてディスク部D側の端縁部にほぼ線接触する状態となる。この状態で、第2押圧部54からの力Fは、肩ボス部29を先端面29aの延在方向に応じたディスク半径方向内側へ押圧する分力f1と、パッド当接部54Bの傾斜によりディスク軸線方向においてディスク部Dから離れる方向に押圧する分力f2とを発生させることになり、裏板25をディスク半径方向内側へ押圧し、さらにディスク軸線方向においてディスク部Dから離れる方向に押圧する。
また、同状態で、第1押圧部53は、パッドピン24に支持されたブレーキパッド22のディスク回出側の肩ボス部29の面取り面29bにパッド当接部53Bのディスク軸線方向の先端部において当接することになる。このとき、第1押圧部53も、撓んで、パッド当接部53Bが先端側ほどディスク半径方向外側に傾斜する状態となり、その結果、肩ボス部29の面取り面29bの主としてディスク部D側の端縁部にほぼ線接触する状態となる。この状態で、第1押圧部53は、肩ボス部29を面取り面29bの傾斜方向に応じたディスク半径方向内側かつディスク回出側へ押圧し、さらにパッド当接部53Bの傾斜によりディスク軸線方向においてディスク部Dから離れる方向に押圧する。
以上に述べた第2実施形態のディスクブレーキによれば、第1実施形態と同様の効果を奏することは勿論、脚部53Aが本体部52側よりもパッド当接部53B側が細くなっており、脚部54Aが本体部52側よりもパッド当接部54B側が細くなっているため、パッド当接部53B,54Bが、より大きい角度で傾斜してブレーキパッド22に当接でき、また、基端と先端とでねじり角の比率が大きく異なり、脚部53A,54Aの形状によるバネ定数が大きくなる。
ここでねじり角について見てみると、本体部からの距離をL、脚部からパッド当接部までの距離をR、荷重をP、脚部断面の長方形寸法から求まる定数をK2、脚部断面の幅寸法をa、脚部断面の厚さ寸法をb、材料の横弾性係数をGとすると、撓み角は次式で求められる。
撓み角=(L・R2・P)/(K2・a・b3・G)
上記式により、第1実施形態のように脚部53A,54Aが一定幅であるよりも、先細形状をなしている方が、根元と先端のねじり角の比率が大きくなるため、形状によるバネ定数が大きくなる。
これらの理由から、制動解除時にブレーキパッド22をカバースプリング12で戻す力f2が第1実施形態のf2よりも大きくなり、引き摺り現象の発生を一層抑制することができる上、カバースプリング12の製造時の寸法誤差に伴う荷重のバラツキが少なくなる。
また、脚部53Aが本体部52側よりもパッド当接部53B側が細くなっており、脚部54Aが本体部52側よりもパッド当接部54B側が細くなっているため、ブレーキパッド22の摩耗状況の外側からの目視確認が容易に可能となる。
なお、上記第1,第2実施形態においては、キャリパ半割体2A,2Bを連結することにより一体化されるキャリパ本体1を有する2ピース構造のものを例にとり説明したが、一体のキャリパ本体を有する1ピース構造にも適用可能である。
また、上記第1,第2実施形態においては、液圧式のディスクブレーキを例にとり説明したが、押圧手段を電動モータで駆動する電動ブレーキにも適用可能である。
加えて、上記第1,第2実施形態においては、キャリパ固定型のディスクブレーキを例にとり説明したが、キャリパフローティング型のディスクブレーキにも適用可能である。この場合、押圧手段は、一方がキャリパ本体に対し可動のピストンで他方がキャリパ本体の非可動部となる。
本発明の第1実施形態のディスクブレーキを示す平面図である。 本発明の第1実施形態のディスクブレーキを示す正面図である。 本発明の第1実施形態のディスクブレーキを示す図1に示すZ−Z線に沿う正断面図である。 本発明の第1実施形態のディスクブレーキのカバースプリングを示す図であって(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 本発明の第1実施形態のディスクブレーキにおけるカバースプリングの取付時の変形イメージを示す図である。 本発明の第2実施形態のディスクブレーキを示す平面図である。 本発明の第2実施形態のディスクブレーキのカバースプリングを示す図であって(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 本発明の第2実施形態のディスクブレーキにおけるカバースプリングの取付時の変形イメージを示す図である。
符号の説明
1 キャリパ本体
8,9,10 ディスクパス部
12 カバースプリング
15 ピストン(押圧手段)
22 ブレーキパッド
24 パッドピン
28 パッドピン穴
D ディスク部(ディスク)
52 本体部
53A 脚部
53B パッド当接部
54A 脚部
54B パッド当接部
55 キャリパ当接部
55Ba キャリパ当接面

Claims (3)

  1. ディスクを挟みディスクパス部を介して対向配置された一対の押圧手段を有するキャリパ本体を備え、該キャリパ本体内にはディスクを挟んで両側に一対のブレーキパッドがパッドピンに吊下されて配置され、該一対のブレーキパッドそれぞれのディスク円周方向両側を押圧するカバースプリングを装着したディスクブレーキにおいて、
    前記カバースプリングは、
    ディスク円周方向中間で前記パッドピンに係合される本体部と、該本体部から前記一対のブレーキパッドのディスク円周方向両側に向けてそれぞれ延びる一対の押圧部とを備え
    該一対の押圧部はそれぞれ、前記ブレーキパッドのディスク円周方向へ互いに平行に延びる一対の脚部と、これら脚部のそれぞれの先端からディスクと離間する方向に延出し前記一対のブレーキパッドのディスク円周方向のそれぞれの端部に当接する一対のパッド当接部とを備え、
    該一対のパッド当接部は、前記カバースプリングが前記パッドピンと前記ブレーキパッドとに係合する前の状態で互いに平行に配置されてなり、前記カバースプリングが前記パッドピンと前記ブレーキパッドとに係合した状態で前記脚部がねじれることで前記一対のパッド当接部がそれぞれディスク半径方向外側に傾斜するようになることを特徴とするディスクブレーキ。
  2. 前記脚部は、前記本体部側よりも前記パッド当接部側が細くなっていることを特徴とする請求項1記載のディスクブレーキ。
  3. 前記カバースプリングには、前記本体部からディスク円周方向に延出して前記ディスクパス部に当接するキャリパ当接部が形成されており、少なくとも前記パッド当接部には摺動性向上コーティングが施され、前記キャリパ当接部の前記ディスクパス部に当接するキャリパ当接面には前記摺動性向上コーティングが施されていないことを特徴とする請求項1または2記載のディスクブレーキ。
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