JP6648506B2 - ディスクブレーキ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ディスクブレーキ装置に関する。
従来、ブレーキパッドに荷重を与える弾性部材をキャリパのボディで支持した構成のディスクブレーキ装置が知られている。
特表2008−527272号公報
この種のディスクブレーキ装置では、ブレーキパッドの振動の発生を抑制しやすいとともに、ボディにおいて弾性部材を支持する構成を簡素化しやすい新規な構成が得られれば有意義である。
本発明のディスクブレーキ装置は、回転するディスクロータと、前記ディスクロータの周縁部を間隔を空けて部分的に覆ったボディと、前記ボディと前記ディスクロータとの間で前記ディスクロータの軸方向に互いに間隔を空けて位置されているとともに、前記ディスクロータの前記軸方向の両側に位置された一対のブレーキパッドと、前記ボディに設けられ、前記一対のブレーキパッドを前記ディスクロータに押し付けるアクチュエータと、前記ディスクロータの径方向での前記一対のブレーキパッドのそれぞれの内側の部分に設けられた内側支持部と、前記径方向での前記一対のブレーキパッドのそれぞれの外側の部分に設けられた外側支持部と、前記ボディに支持され、前記一対のブレーキパッドのそれぞれの前記内側支持部を支持した内側支軸と、前記ボディに支持され、前記内側支軸回りの前記一対のブレーキパッドの揺動を可能に、前記一対のブレーキパッドのそれぞれの前記外側支持部を支持した外側支軸と、前記一対のブレーキパッドの前記径方向の外側に位置され、前記ボディおよび前記外側支軸と前記一対のブレーキパッドとの間に介在した弾性部材と、を備え、前記ボディは、前記外側支軸における前記ディスクロータの周方向の一方側に位置された支持部を有し、前記弾性部材は、前記外側支軸の前記ディスクロータの径方向の内側から前記外側支軸に接触した第一の接触部と、前記第一の接触部の前記周方向の一方側に位置されていて、前記支持部の前記径方向の内側から前記支持部に接触した第二の接触部と、前記第一の接触部と前記第二の接触部との間に設けられていて、前記一対のブレーキパッドを前記径方向の内側に向けて押す第一の押部と、前記第一の接触部の前記周方向の他方側に位置されていて、前記一対のブレーキパッドを前記周方向の一方側に押す第二の押部と、を有した。よって、例えば、第一の押部がブレーキパッドをディスクロータの径方向の内側に向けて押すとともに、第二の押部がブレーキパッドをディスクロータの周方向の一方側に押すので、ブレーキパッドを内側支軸と外側支軸とに押し付けることができる。したがって、一対のブレーキパッドの振動の発生を抑制しやすい。また、弾性部材は、第一の接触部および第二の接触部とで支持されるので、ボディに第一の接触部と接触する支持部以外に弾性部材を支持する構成を設ける必要がない。したがって、ボディにおいて弾性部材を支持する構成を簡素化しやすい。また、一つの弾性部材によって、一対のブレーキパッドと外側支軸とを押すので、一対のブレーキパッドと外側支軸とを別々の二つの弾性部材で押す場合に比べて、ディスクブレーキ装置を簡素化しやすいとともにコスト低減を図りやすい。
また、前記ディスクブレーキ装置では、例えば、前記弾性部材は、前記第一の接触部と前記第二の押部との間に設けられていて前記径方向に突出するとともに前記軸方向に延びた屈曲部を有した。よって、例えば、屈曲部が設けられていることによって弾性部材がより変形しやすい。つまり、屈曲部が設けられていることにより第二の押部のブレーキパッドを押す力が小さくなるので、複数のディスクブレーキ装置を製造する場合、弾性部材の個体間でブレーキパッドを押す力にばらつきが生じるのを抑制しやすい。
また、前記ディスクブレーキ装置では、例えば、前記弾性部材は、前記第一の接触部を有したベース部と、一対の前記第二の接触部と、一方が前記一対のブレーキパッドの一方を前記径方向の内側に向けて押し、他方が前記一対のブレーキパッドの他方を前記径方向の内側に向けて押す一対の前記第一の押部と、それぞれが前記ベース部の前記周方向の一方側の端部から延びているとともに、互いに前記軸方向に間隔を空けて位置された一対の第一の延部と、を有し、一対の前記第二の接触部の一方および前記一方の第一の押部は、前記一対の第一の延部の一方に設けられ、一対の前記第二の接触部の他方および前記他方の第一の押部は、前記一対の第一の延部の他方に設けられた。よって、例えば、一対の第一の押部によって一対のブレーキパッドをディスクロータの径方向の内側に向けて個別に押すことができる。
また、前記ディスクブレーキ装置では、前記弾性部材は、前記第一の接触部を有したベース部と、一方が前記一対のブレーキパッドの一方を前記周方向の一方側に向けて押し、他方が前記一対のブレーキパッドの他方を前記周方向の一方側に向けて押す一対の前記第二の押部と、それぞれが前記ベース部の前記周方向の他方側の端部から延びているとともに、互いに前記軸方向に間隔を空けて位置された一対の第二の延部と、を有し、前記一方の前記第二の押部は、前記一対の第二の延部の一方に設けられ、前記他方の前記第二の押部は、前記一対の第二の延部の他方に設けられた。よって、例えば、一対の押部によって一対のブレーキパッドをディスクロータの周方向の一方側に向けて個別に押すことができる。
また、前記ディスクブレーキ装置は、前記径方向での前記一対のブレーキパッドのそれぞれの外側の部分に設けられているとともに、前記外側支軸の前記周方向の一方側に位置された第一の凸部と、前記径方向での前記一対のブレーキパッドのそれぞれの外側の部分に設けられているとともに、前記外側支軸の前記周方向の他方側に位置された第二の凸部と、を備え、前記第一の押部は、前記第一の凸部を前記径方向の内側に向けて押し、前記第二の押部は、前記第二の凸部を前記周方向の一方側に押す。よって、例えば、第二の押部が、第二の凸部をディスクロータの周方向の一方側に押すので、第二の押部が一対のブレーキパッドの径方向の内側部分を押す場合に比べて、より小さい力で、内側支軸を中心としディスクロータの周方向の一方側へのモーメントを一対のブレーキパッドに付与することができる。したがって、弾性部材を小型化しやすい。
また、前記ディスクブレーキ装置では、前記弾性部材には、前記第一の接触部と前記第二の押部との間に開口部が設けられた。よって、例えば、開口部が設けられていることによって弾性部材がより変形しやすい。つまり、開口部が設けられていることにより第二の押部のブレーキパッドを押す力が小さくなるので、複数のディスクブレーキ装置を製造する場合、弾性部材の個体間でブレーキパッドを押す力にばらつきが生じるのを抑制しやすい。
図1は、実施形態のディスクブレーキ装置の平面図である。 図2は、実施形態のディスクブレーキ装置の底面図である。 図3は、実施形態のキャリパの斜視図である。 図4は、図1のIV-IV線に沿った断面図である。 図5は、図1のV-V線に沿った断面図である。 図6は、実施形態のキャリパの一部の底面図である。 図7は、実施形態のボディの底面図である。 図8は、実施形態の弾性部材の斜視図である。 図9は、実施形態の弾性部材を図8とは異なる方向から見た斜視図である。 図10は、実施形態の弾性部材を図8,9とは異なる方向から見た斜視図である。 図11は、実施形態の弾性部材の平面図である。 図12は、実施形態の弾性部材の背面図である。 図13は、実施形態の弾性部材の側面図である。 図14は、図3のXIV部を拡大して示す図である。 図15は、図4のXV部を拡大して示す図である。 図16は、図15のXVI部を拡大して示す図である。 図17は、図15のXVII部を拡大して示す図である。
以下、本発明の例示的な実施形態が開示される。以下に示される実施形態の構成、ならびに当該構成によってもたらされる作用および結果(効果)は、一例である。本発明は、以下の実施形態に開示される構成以外によっても実現可能である。また、本発明によれば、構成によって得られる種々の効果(派生的な効果も含む)のうち少なくとも一つを得ることが可能である。また、以下では、便宜上、X方向、Y方向、およびZ方向が規定される。X方向、Y方向、およびZ方向は、互いに直交する。
本実施形態は、本発明のディスクブレーキ装置を車両用のピストン対向型(固定型)ディスクブレーキ装置に実施した例である。図1〜図3に示されるように、本実施形態のディスクブレーキ装置1は、車軸ハブ(図示省略の回転体)に組付けられて車輪(図示省略)と一体に回転するディスクロータ10(図4,5)と、ディスクロータ10の周縁部10aを跨いで配置されたキャリパ11と、を備えている。また、キャリパ11は、ボディ20と、六個(複数)のピストン31〜36(図4〜6)と、インナー側ブレーキパッド40と、アウター側ブレーキパッド50と、内側支軸61,62と、外側支軸71と、弾性部材81と、を備えている。なお、以下では、ディスクロータ10の軸方向をロータ軸方向、ディスクロータ10の径方向をロータ径方向、ディスクロータ10の周方向をロータ周方向とも称する。
ディスクロータ10は、キャリパ11に対して回転する。ディスクロータ10は、インナー側ブレーキパッド40のライニング42とアウター側ブレーキパッド50のライニング52とによって挟持可能な環状の被制動面10b,10cを有している。また、ディスクロータ10は、被制動面10b,10cが制動時にインナー側ブレーキパッド40のライニング42およびアウター側ブレーキパッド50のライニング52によって挟持されることにより、回転を制動されるようになっている。ディスクロータ10は、車輪の前進回転時(車両の前進時)には、車輪と一体に図4の時計方向に回転(正回転)し、図4の左方側が回入側(リーディング側)となり、図4の右方側が回出側(トレーリング側)となる。以下では、ロータ周方向の回出側(図4の右方側)をロータ周方向の一方側、ロータ周方向のうち回入側(図4の左方側)をロータ周方向の他方側とする。被制動面10b,10cは、側面(面)とも称され得る。
図3〜7に示されるように、ボディ20は、ディスクロータ10の周縁部10aを間隔を空けて部分的に覆っている。ボディ20は、ロータ軸方向に並べられディスクロータ10を間に置いたインナー側壁部21とアウター側壁部22とを備えるとともに、インナー側壁部21およびアウター側壁部22を連結する四つ(複数)の連結部23,24,25,26と、を備えている。ボディ20は、インナー側壁部21とアウター側壁部22との間にディスクロータ10の一部が位置した状態で、ディスクロータ10の周縁部10aを間隔を空けて部分的に覆っている。ボディ20は、例えば、鉄やアルミニウム等の金属材料によって構成されている。ボディ20は、例えば、鋳造によって製造され得る。なお、ボディ20は、ハウジングとも称され得る。また、インナー側壁部21は、壁部やインナーハウジング部等とも称され得る。また、アウター側壁部22は、壁部やアウターハウジング部等とも称され得る。また、連結部23〜26は、接続部等とも称され得る。
インナー側壁部21は、ディスクロータ10のインナー側に配置されていて、三つのシリンダを有している。三つのシリンダは、ロータ周方向にて所定の間隔で配置されている。各シリンダは、ロータ軸方向に延びて形成されている。
また、インナー側壁部21は、支持部21c,21dを有する。支持部21cは、内側支軸61(インナー側内側支軸)を支持し、支持部21dは、外側支軸71を支持する。
また、インナー側壁部21は、ロータ径内方端にてロータ径内方に向けて延びる一対の取付け部21e,21fを有している。インナー側壁部21は、取付け部21e,21fにてボルト(図示省略)を用いて支持体(車体側)に取付けられるように構成されている。
アウター側壁部22は、ディスクロータ10のアウター側に配置されていて、インナー側壁部21と同様に、三つのシリンダを有している。また、アウター側壁部22は、インナー側壁部21の各支持部21c,21dと同様に、支持部22c,22dを有している。支持部22cは、内側支軸62(アウター側内側支軸)を支持し、支持部22dは、外側支軸71を支持する。
また、図6,7に示されるように、連結部25には、支持部25aが設けられている。支持部25aは、外側支軸71におけるロータ周方向の一方側に位置されている。支持部25aは、連結部25におけるロータ径方向の内側の面に凹状に設けられている。支持部25aは、一例として、機械加工によって形成されたものである。
図4〜6に示される各ピストン31〜36は、各シリンダに液密的かつロータ軸方向に摺動可能に組付けられていて、ディスクロータ10を挟んで対向配置されている。また、各ピストン31〜36は、ディスクロータ10の制動時に、各シリンダとの間に形成される油室にブレーキマスタシリンダ(図示省略)から供給される作動油によって押動されて、インナー側ブレーキパッド40、アウター側ブレーキパッド50をディスクロータ10に向けてロータ軸方向に押圧可能である。なお、各油室はボディ20に設けられた油路20aを通して互いに連通している。ピストン31〜36とシリンダとは、ボディ20に設けられインナー側ブレーキパッド40とアウター側ブレーキパッド50とをディスクロータ10に押し付けるアクチュエータ37を構成している。
図2〜5に示されるインナー側ブレーキパッド40とアウター側ブレーキパッド50とは、ボディ20とディスクロータ10との間でロータ軸方向に互いに間隔を空けて位置されているとともに、ディスクロータ10のロータ軸方向の両側に位置されている。つまり、インナー側ブレーキパッド40とアウター側ブレーキパッド50との間に、ディスクロータ10が位置されている。インナー側ブレーキパッド40とアウター側ブレーキパッド50とは、一対のブレーキパッドの一例である。
図2,4に示されるように、インナー側ブレーキパッド40は、裏板41と、裏板41に結合(固定)されたライニング42と、を有している。また、インナー側ブレーキパッド40は、ボディ20のインナー側壁部21側に配置されているとともに、裏板41にて内側支軸61と外側支軸71とに組付けられていて、内側支軸61の軸心回りに所定量(僅かな量)だけ回転可能、すなわち揺動可能に組付けられている。
裏板41は、平板状に形成されている。裏板41は、ライニング42よりロータ径方向内側に延在し凹面状(略V字状)の内周側トルク受け面41aが形成された内側部41Aを有している。また、裏板41は、ライニング42よりロータ径方向外側に延在し凹面状(略V字状)の外周側トルク受け面41bが形成された外側部41Bを有している。内周側トルク受け面41aは、裏板41のロータ径方向内側かつロータ周方向中央部に設けられている。内周側トルク受け面41aは、内側支軸61と係合する。外周側トルク受け面41bは、裏板41のロータ径方向外側かつロータ周方向中央部に設けられている。外周側トルク受け面41bは、外側支軸71と係合する。また、外側部41Bは、一対の凸部41c,41dを有している。凸部41c,41dは、裏板41における外側の部分に設けられている。凸部41c,41dは、ロータ径方向の外側に向けて突出している。凸部41cと凸部41dとは、ロータ周方向に互いに間隔を空けて位置されている。凸部41cは、外側支軸71のロータ周方向の一方側に位置され、凸部41dは、外側支軸71のロータ周方向の他方側に位置されている。そして、これらの凸部41c,41dに渡って外周側トルク受け面41bが設けられている。内周側トルク受け面41aは、ロータ径方向でのインナー側ブレーキパッド40の内側の部分に設けられた内側支持部の一例であり、外周側トルク受け面41bは、ロータ径方向でのインナー側ブレーキパッド40の外側の部分に設けられた外側支持部の一例である。また、凸部41cは、第一の凸部の一例であり、凸部41dは、第二の凸部の一例である。なお、裏板41のピストン31,32,33側の面には、板状のシムが取り付けられ得る。
ライニング42は、略扇形にてロータ周方向に延びるように形成されている。ライニング42は、ピストン31,32,33が裏板41を押圧することにより、ディスクロータ10の被制動面10bに摺動可能に圧接してディスクロータ10を制動可能である。なお、ディスクロータ10の正回転制動時(車両前進時のディスクロータ制動時)には、ディスクロータ10の被制動面10bに摺動可能に圧接するライニング42にロータ周方向での回入側から回出側へ摩擦力が作用する。
図3,6に示されるように、アウター側ブレーキパッド50は、裏板51と、この裏板51に固着したライニング52と、を有している。また、アウター側ブレーキパッド50は、ボディ20のアウター側壁部22側に配置されていて、裏板51にて内側支軸62と外側支軸71に組付けられていて、内側支軸62の軸心回りに所定量(僅かな量)回転可能、すなわち揺動可能に組付けられている。
裏板51は、平板状に形成されている。裏板51は、ライニング52よりロータ径方向内側に延在し凹面状(略V字状)の内周側トルク受け面51aが形成された内側部51Aを有している。また、裏板51は、ライニング52よりロータ径方向外側に延在し凹面状(略V字状)の外周側トルク受け面51bが形成された外側部51Bを有している。内周側トルク受け面51aは、裏板51のロータ径方向内側かつロータ周方向中央部に設けられている。内周側トルク受け面51aは、内側支軸62と係合する。外周側トルク受け面51bは、裏板51のロータ径方向外側かつロータ周方向中央部に設けられている。外周側トルク受け面51bは、外側支軸71と係合する。また、外側部51Bは、一対の凸部51c,51dを有している。凸部51c,51dは、裏板51における外側の部分に設けられている。凸部51c,51dは、ロータ径方向の外側に向けて突出している。凸部51cと凸部51dとは、ロータ周方向に互いに間隔を空けて位置されている。凸部51cは、外側支軸71のロータ周方向の一方側に位置され、凸部51dは、外側支軸71のロータ周方向の他方側に位置されている。そして、これらの凸部51c,51dに渡って外周側トルク受け面51bが設けられている。内周側トルク受け面51aは、ロータ径方向でのアウター側ブレーキパッド50の内側の部分に設けられた内側支持部の一例であり、外周側トルク受け面51bは、ロータ径方向でのアウター側ブレーキパッド50の外側の部分に設けられた外側支持部の一例である。また、凸部51cは、第一の凸部の一例であり、凸部51dは、第二の凸部の一例である。なお、裏板51のピストン34,35,36側の面には、板状のシムが取り付けられ得る。
ライニング52は、略扇形にてロータ周方向に延びるように形成されている。ライニング52は、ピストン34,35,36が裏板51を押圧することにより、ディスクロータ10の被制動面10cに摺動可能に圧接してディスクロータ10を制動可能である。なお、ディスクロータ10の正回転制動時(車両前進時のディスクロータ制動時)には、ディスクロータ10の被制動面10cに摺動可能に圧接するライニング52にロータ周方向での回入側から回出側へ摩擦力が作用する。
図2,4,5に示されるように、内側支軸61,62は、ロータ軸方向に延びて、ボディ20の各支持部21c,22cにそれぞれ結合(螺着)されている。内側支軸61,62は、ロータ軸方向に互いに間隔を空けて位置されているとともに、ディスクロータ10のロータ軸方向の両側に位置されている。つまり、内側支軸61と内側支軸62との間に、ディスクロータ10が位置されている。内側支軸61,62は、ボディ20に支持され、インナー側ブレーキパッド40とアウター側ブレーキパッド50とのそれぞれの内周側トルク受け面41a,51aを支持している。
図1,3〜5に示されるように、外側支軸71は、ロータ軸方向に延びて、ボディ20の各支持部21d,22dにそれぞれ挿入されている。外側支軸71は、支持部21d,22dによってロータ軸方向の移動が制限された状態で、支持部21d,22dに支持されている。外側支軸71は、内側支軸61回りのインナー側ブレーキパッド40の揺動および内側支軸62回りのアウター側ブレーキパッド50の揺動を可能に、インナー側ブレーキパッド40およびアウター側ブレーキパッド50のそれぞれの外周側トルク受け面41b,51bを支持している。
図4,5に示されるように、弾性部材81は、インナー側ブレーキパッド40およびアウター側ブレーキパッド50のロータ径方向の外側に位置されている。弾性部材81は、ボディ20および外側支軸71と、インナー側ブレーキパッド40およびアウター側ブレーキパッド50との間に介在している。
図8〜13に示されるように、弾性部材81は、ベース部81aと、ベース部81aから延びた四つ(複数の)延部81b,81c,81d,81eと、を有している。弾性部材81は、一つの板状部材が折り曲げられて構成された板ばねである。
ベース部81aは、幅狭部81gと、幅狭部よりも幅が広い幅広部81hと、を有している。幅狭部81gは、接触部81fを有している。接触部81fは、外側支軸71のうち少なくともロータ径方向の内側の部分に沿った湾曲状である。接触部81fは、外側支軸71に取り付けられている(図15)。接触部81fは、外側支軸71のディスクロータの径方向の内側から外側支軸71に接触している。外側支軸71のロータ径方向の外側の部分は、接触部81fに覆われていない(図14)。接触部81fは、第一の接触部の一例である。
延部81b,81cは、それぞれがベース部81aのロータ周方向の一方側の端部81aaから延びているとともに、互いにロータ軸方向に間隔を空けて位置されている。延部81bは、インナー側ブレーキパッド40のロータ径方向の外側に位置され(図4)、延部81cは、アウター側ブレーキパッド50のロータ径方向の外側に位置されている(図5)。
一対の延部81b,81cには、一対の接触部81k,81mと、一対の押部81n,81pと、が設けられている。一対の接触部81k,81mの一方(接触部81k)および一対の押部81n,81pの一方(押部81n)は、延部81b,81cの一方(延部81b)に設けられている。また、一対の接触部81k,81mの他方(接触部81m)および一対の押部81n,81pの他方(押部81p)は、延部81b,81cの他方(延部81c)に設けられている。延部81b,81cは、第一の延部の一例であり、接触部81k,81mは、第二の接触部の一例であり、押部81n,81pは、第一の押部の一例である。
接触部81k,81mは、延部81b,81cの先端部に設けられており、接触部81fのロータ周方向の一方側に位置されている(図4,5)。接触部81k,81mは、ボディ20の支持部25aに向かって凸状に設けられている。接触部81kは、凹状の支持部25a内に入れられていて、支持部25aのロータ径方向の内側から支持部25aに接触している(図16)。同様に、接触部81mは、凹状の支持部25a内に入れられていて、支持部25aのロータ径方向の内側から支持部25aに接触している。接触部81k,81mは、支持部25aによってロータ径方向およびロータ軸方向の移動を制限されている。
押部81nは、接触部81fと接触部81kとの間に設けられており、インナー側ブレーキパッド40をロータ径方向の内側に向けて押す(図4,15)。詳細には、押部81nは、凸部41cの先端部に向かって凸状に設けられて、凸部41cの先端部と接触している。押部81nは、凸部41cをロータ径方向の内側に向けて押す。凸部41cを押す弾性力は、弾性部材81における接触部81fと接触部81kとの間の部分の弾性変形によって生じる。一方、押部81pは、接触部81fと接触部81mとの間に設けられており、アウター側ブレーキパッド50をロータ径方向の内側に向けて押す(図5)。詳細には、押部81pは、凸部51cの先端部に向かって凸状に設けられて、凸部51cの先端部と接触している。押部81pは、凸部41dをロータ径方向の内側に向けて押す。凸部51cを押す弾性力は、弾性部材81における接触部81fと接触部81mとの間の部分の弾性変形によって生じる。
延部81d,81eは、それぞれがベース部81aのロータ周方向の他方側の端部81abから延びているとともに、互いにロータ軸方向に間隔を空けて位置されている。延部81dは、端部81abから凸部41dに向けて折り返されており、凸部41dのロータ周方向の他方側に位置されている(図4,15)。延部81eは、端部81abから凸部51dに向けて折り返されており、凸部51dのロータ周方向の他方側に位置されている。
一対の延部81d,81eには、一対の押部81q,81rが設けられている。一対の押部81q,81rの一方(押部81q)は、一対の延部81d,81eの一方(延部81d)に設けられ、一対の押部81q,81rの他方(押部81r)は、一対の延部81d,81eの他方(延部81e)に設けられている。延部81d,81eは、第二の延部の一例であり、押部81q,81rは、第二の押部の一例である。
押部81qは、接触部81fのロータ周方向の他方側に位置されていて、インナー側ブレーキパッド40をロータ周方向の一方側に押す(図4,15)。詳細には、押部81qは、凸部41dにおけるロータ周方向の他方側の面に向けて凸状に設けられており、凸部41dの他方側の面に接触している。押部81qは、凸部41dをロータ周方向の一方側に押す。凸部41dを押す弾性力は、弾性部材81における接触部81fと押部81qとの間の部分の弾性変形によって生じる。一方、押部81rは、接触部81fのロータ周方向の他方側に位置されていて、アウター側ブレーキパッド50をロータ周方向の一方側に押す(図5)。詳細には、押部81rは、凸部51dにおけるロータ周方向の他方側の面に向けて凸状に設けられており、凸部51dの他方側の面に接触している。押部81rは、凸部51dをロータ周方向の一方側に押す。凸部51dを押す弾性力は、弾性部材81における接触部81fと押部81rとの間の部分の弾性変形によって生じる。
また、接触部81fと押部81q,81rとの間には、屈曲部81iが設けられている。詳細には、屈曲部81iは、幅広部81hに設けられている。屈曲部81iは、ロータ径方向の外側に突出するとともにロータ軸方向に延びている。
また、接触部81fと押部81q,81rとの間には、開口部81jが設けられている。詳細には、開口部81jは,ベース部81aに設けられている。開口部81jは、一例として、ベース部81aを厚さ方向に貫通している。開口部81jは、一例として車輪の前進回転時のディスクロータ10の回転方向を示す矢印状である。なお、開口部81jは、凹部であってもよい。
以上の構成の弾性部材81では、図15から分かるように、押部81nは、インナー側ブレーキパッド40の回入側部位が回出側部位に比してロータ径方向外側となるように、裏板41の凸部41c(回出側部位外周)をロータ径方向の内側に向けて押す。これにより、凸部41dが外側支軸71に押し付けられる。このとき、接触部81kは、支持部25aをロータ径方向の外側に向けて押す。また、接触部81fは、外側支軸71をロータ径方向の外側に向けて押して、外側支軸71を支持部21dに押し付ける。また、押部81qは、インナー側ブレーキパッド40を外側支軸71のロータ周方向の他方側の部分に押し付ける。つまり、本実施形態では、押部81nと押部81qとによって凸部41dを外側支軸71に押し付ける。図15中には、押部81nの力(弾性力)が矢印F1で示され、押部81qの力(弾性力)が矢印F2で示され、接触部81kの力(弾性力)が矢印F3で示され、接触部81fの力(弾性力)が矢印F4で示されている。
同様に、押部81pは、アウター側ブレーキパッド50の回入側部位が回出側部位に比してロータ径方向外側となるように、裏板51の凸部51c(回出側部位外周)をロータ径方向の内側に向けて押す。これにより、凸部51dが外側支軸71に押し付けられる。このとき、接触部81mは、支持部25aをロータ径方向の外側に向けて押す。また、接触部81fは、外側支軸71をロータ径方向の外側に向けて押して、外側支軸71を支持部21dに押し付ける。また、押部81rは、アウター側ブレーキパッド50を外側支軸71のロータ周方向の他方側の部分に押し付ける。つまり、本実施形態では、押部81pと押部81rとによって凸部51dを外側支軸71に押し付ける。
以上の構成では、インナー側ブレーキパッド40の裏板41が、内周側トルク受け面41aの図4における内側支軸61に対する1時から2時の位置と10時から11時の位置の二箇所にて、内側支軸61に隙間ゼロで係合するとともに、外周側トルク受け面41bの図4における外側支軸71に対する8時から9時の位置の一箇所にて、外側支軸71に隙間ゼロで係合している。
一方、アウター側ブレーキパッド50の裏板51が、内周側トルク受け面51aの図5における内側支軸62に対する1時から2時の位置と10時から11時の位置の二箇所にて、内側支軸62に隙間ゼロで係合するとともに、外周側トルク受け面51bの図5における外側支軸71に対する3時から4時の位置の一箇所にて、外側支軸71に隙間ゼロで係合している。
以上の構成のディスクブレーキ装置1では、ブレーキペダル(図示省略)の踏込みに伴って、ブレーキマスタシリンダ(図示省略)から各油室に向けて作動油が供給されると、各ピストン31〜36がディスクロータ10に向けて押動されてインナー側ブレーキパッド40およびアウター側ブレーキパッド50をディスクロータ10に向けて押し付ける。これにより、インナー側ブレーキパッド40およびアウター側ブレーキパッド50のライニング42,52がディスクロータ10の被制動面10b,10cに摺動可能に圧接して、ディスクロータ10を制動する。なお、ブレーキペダル(図示省略)の踏込みが解除されて、各油室からブレーキマスタシリンダ(図示省略)に向けて作動油が排出されると、上述したディスクロータ10の制動は解除される。
上記構成のディスクブレーキ装置1では、ディスクロータ10の制動時(正回転制動時)、インナー側ブレーキパッド40およびアウター側ブレーキパッド50における内周側トルク受け面41a,51aと内側支軸61,62との二箇所の係合部と、インナー側ブレーキパッド40およびアウター側ブレーキパッド50における外周側トルク受け面41b,51bと外側支軸71の一箇所の係合部の合計三箇所にて、制動時のトルクが受けられる。よって、制動時のトルクを不安定な平面で受ける場合に比して、インナー側ブレーキパッド40およびアウター側ブレーキパッド50の挙動が安定する。このため、制動時の不安定挙動に伴うブレーキ鳴きの発生を抑制することが可能である。また、制動時のトルクを受ける箇所の面積(加工面積)が、制動時のトルクを不安定な平面で受ける場合に比して、削減できて、加工コストを低減することが可能である。
また、本実施形態においては、各裏板41,51が弾性部材81によって回出側部位外周をロータ径方向内側に向けて押されていて、インナー側ブレーキパッド40およびアウター側ブレーキパッド50の回入側部位が回出側部位に比してロータ径方向外側となるように設定されている。したがって、制動時のトルクを受ける三箇所が、弾性部材81の弾性力により制動前に予め係合(当接)している。このため、ディスクロータ10の非制動時に、ボディ20に組み付けられた内側支軸61,62および外側支軸71と各ブレーキパッド40,50とのガタつきを抑制することが可能である。
以上、説明したように、本実施形態では、押部81n,81p(第一の押部)がインナー側ブレーキパッド40およびアウター側ブレーキパッド50(一対のブレーキパッド)をロータ径方向の内側に向けて押すとともに、押部81q,81r(第二の押部)がインナー側ブレーキパッド40およびアウター側ブレーキパッド50をロータ周方向の一方側に押す。よって、インナー側ブレーキパッド40およびアウター側ブレーキパッド50を内側支軸61,62と外側支軸71とに押し付けることができる。したがって、インナー側ブレーキパッド40およびアウター側ブレーキパッド50の振動の発生を抑制しやすい。このようにインナー側ブレーキパッド40およびアウター側ブレーキパッド50の振動の発生が抑制されるので、異音の発生が抑制される。また、弾性部材81は、接触部81f(第一の接触部)および接触部81k,81m(第二の接触部)とで支持されている。よって、ボディ20に接触部81fと接触する支持部25a以外に弾性部材81を支持する構成を設ける必要がない。したがって、ボディ20において弾性部材81を支持する構成を簡素化しやすい。また、一つの弾性部材81によって、インナー側ブレーキパッド40およびアウター側ブレーキパッド50と、外側支軸71と、を押すので、インナー側ブレーキパッド40およびアウター側ブレーキパッド50と、外側支軸71と、を別々の二つの弾性部材で押す場合に比べて、ディスクブレーキ装置1を簡素化しやすいとともにコスト低減を図りやすい。
また、本実施形態では、弾性部材81は、屈曲部81iを有している。よって、例えば、屈曲部81iが設けられていることによって弾性部材81がより変形しやすい。つまり、屈曲部81iが設けられていることにより押部81q,81rのインナー側ブレーキパッド40およびアウター側ブレーキパッド50を押す力が小さくなるので、複数のディスクブレーキ装置1を製造する場合、弾性部材81の個体間でインナー側ブレーキパッド40およびアウター側ブレーキパッド50を押す力にばらつきが生じるのを抑制しやすい。
また、本実施形態では、弾性部材81は、接触部81kおよび押部81nは、延部81b(第一の延部)に設けられ、接触部81mおよび押部81pは、延部81c(第一の延部)に設けられている。よって、例えば、一対の押部81n,81pによってインナー側ブレーキパッド40およびアウター側ブレーキパッド50をディスクロータ10の径方向の内側に向けて個別に押すことができる。
また、本実施形態では、押部81qは、延部81d(第二の延部)に設けられ、押部81rは、延部81e(第二の延部)に設けられている。よって、例えば、一対の押部81q,81rによってインナー側ブレーキパッド40およびアウター側ブレーキパッド50をディスクロータ10の周方向の一方側に向けて個別に押すことができる。
また、本実施形態では、押部81n,81pは、凸部41c,51c(第一の凸部)をロータ径方向の内側に向けて押し、押部81q,81rは、凸部41d,51d(第二の凸部)をロータ周方向の一方側に押す。よって、例えば、押部81q,81rが、凸部41d,51dをロータ周方向の一方側に押すので、押部81q,81rがインナー側ブレーキパッド40およびアウター側ブレーキパッド50の径方向の内側部分を押す場合に比べて、より小さい力で、内側支軸61,62を中心としディスクロータ10の周方向の一方側へのモーメントをインナー側ブレーキパッド40およびアウター側ブレーキパッド50に付与することができる。したがって、弾性部材81を小型化しやすい。
また、本実施形態では、弾性部材81には、接触部81fと押部81q,81rとの間に開口部81jが設けられている。よって、例えば、開口部81jが設けられていることによって弾性部材81がより変形しやすい。つまり、開口部81jが設けられていることにより押部81q,81rのインナー側ブレーキパッド40およびアウター側ブレーキパッド50を押す力が小さくなるので、複数のディスクブレーキ装置1を製造する場合、弾性部材81の個体間でインナー側ブレーキパッド40およびアウター側ブレーキパッド50を押す力にばらつきが生じるのを抑制しやすい。
以上、本発明の実施形態が例示されたが、上記実施形態はあくまで一例であって、発明の範囲を限定することは意図していない。上記実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、組み合わせ、変更を行うことができる。また、各構成や、形状、等のスペック(構造や、種類、方向、形状、大きさ、長さ、幅、厚さ、高さ、数、配置、位置、材質等)は、適宜に変更して実施することができる。また、複数の実施形態間で、構成を部分的に入れ替えて実施することができる。
例えば、上記実施形態では、弾性部材81が一つの板状部材が折り曲げられた板ばねとして構成された例を説明したが、これに限定されない。例えば、弾性部材81は、延部等が棒状部材によって構成されたものであってもよい。
また、上記実施形態では、ボディ20が、インナー側壁部21とアウター側壁部22を備えるとともに、これらを連結する連結部23〜26を備えていて、これらが一体に形成されている例を説明したが、これに限定されない。例えば、インナー側壁部21とアウター側壁部22とをロータ軸方向にて二分割して、これらを複数の連結ボルトで連結して構成したボディ20を採用して実施してもよい。
また、上記実施形態では、ボディ20のインナー側壁部21とアウター側壁部22とに形成されているシリンダがそれぞれ三個ずつであるように構成して実施したが、ボディ20のインナー側壁部21とアウター側壁部22とに形成されているシリンダと、これに組み付けられたピストン31〜36をそれぞれ三個以外の個数設けて実施してもよい。
1…ディスクブレーキ装置、10…ディスクロータ、20…ボディ、25a…支持部、37…アクチュエータ、40…インナー側ブレーキパッド、41a,51a…内周側トルク受け面(内側支持部)、41b,51b…外周側トルク受け面(外側支持部)、61,62…内側支軸、71…外側支軸、81…弾性部材、81a…ベース部、81aa…端部、81ab…端部、81b,81c…延部(第一の延部)、81d,81e…延部(第二の延部)、81f…接触部(第一の接触部)、81i…屈曲部、81j…開口部、81k,81m…接触部(第二の接触部)、81n,81p…押部(第一の押部)、81q,81r…押部(第二の押部)。

Claims (6)

  1. 回転するディスクロータと、
    前記ディスクロータの周縁部を間隔を空けて部分的に覆ったボディと、
    前記ボディと前記ディスクロータとの間で前記ディスクロータの軸方向に互いに間隔を空けて位置されているとともに、前記ディスクロータの前記軸方向の両側に位置された一対のブレーキパッドと、
    前記ボディに設けられ、前記一対のブレーキパッドを前記ディスクロータに押し付けるアクチュエータと、
    前記ディスクロータの径方向での前記一対のブレーキパッドのそれぞれの内側の部分に設けられた内側支持部と、
    前記径方向での前記一対のブレーキパッドのそれぞれの外側の部分に設けられた外側支持部と、
    前記ボディに支持され、前記一対のブレーキパッドのそれぞれの前記内側支持部を支持した内側支軸と、
    前記ボディに支持され、前記内側支軸回りの前記一対のブレーキパッドの揺動を可能に、前記一対のブレーキパッドのそれぞれの前記外側支持部を支持した外側支軸と、
    前記一対のブレーキパッドの前記径方向の外側に位置され、前記ボディおよび前記外側支軸と前記一対のブレーキパッドとの間に介在した弾性部材と、
    を備え、
    前記ボディは、前記外側支軸における前記ディスクロータの周方向の一方側に位置された支持部を有し、
    前記弾性部材は、
    前記外側支軸の前記ディスクロータの径方向の内側から前記外側支軸に接触した第一の接触部と、
    前記第一の接触部の前記周方向の一方側に位置されていて、前記支持部の前記径方向の内側から前記支持部に接触した第二の接触部と、
    前記第一の接触部と前記第二の接触部との間に設けられていて、前記一対のブレーキパッドを前記径方向の内側に向けて押す第一の押部と、
    前記第一の接触部の前記周方向の他方側に位置されていて、前記一対のブレーキパッドを前記周方向の一方側に押す第二の押部と、
    を有した、ディスクブレーキ装置。
  2. 前記弾性部材は、前記第一の接触部と前記第二の押部との間に設けられていて前記径方向に突出するとともに前記軸方向に延びた屈曲部を有した、請求項1に記載のディスクブレーキ装置。
  3. 前記弾性部材は、
    前記第一の接触部を有したベース部と、
    一対の前記第二の接触部と、
    一方が前記一対のブレーキパッドの一方を前記径方向の内側に向けて押し、他方が前記一対のブレーキパッドの他方を前記径方向の内側に向けて押す一対の前記第一の押部と、
    それぞれが前記ベース部の前記周方向の一方側の端部から延びているとともに、互いに前記軸方向に間隔を空けて位置された一対の第一の延部と、
    を有し、
    一対の前記第二の接触部の一方および前記一方の第一の押部は、前記一対の第一の延部の一方に設けられ、
    一対の前記第二の接触部の他方および前記他方の第一の押部は、前記一対の第一の延部の他方に設けられた、請求項1または2に記載のディスクブレーキ装置。
  4. 前記弾性部材は、
    前記第一の接触部を有したベース部と、
    一方が前記一対のブレーキパッドの一方を前記周方向の一方側に向けて押し、他方が前記一対のブレーキパッドの他方を前記周方向の一方側に向けて押す一対の前記第二の押部と、
    それぞれが前記ベース部の前記周方向の他方側の端部から延びているとともに、互いに前記軸方向に間隔を空けて位置された一対の第二の延部と、
    を有し、
    前記一方の前記第二の押部は、前記一対の第二の延部の一方に設けられ、
    前記他方の前記第二の押部は、前記一対の第二の延部の他方に設けられた、請求項1ないし3のいずれか一項に記載のディスクブレーキ装置。
  5. 前記径方向での前記一対のブレーキパッドのそれぞれの外側の部分に設けられているとともに、前記外側支軸の前記周方向の一方側に位置された第一の凸部と、
    前記径方向での前記一対のブレーキパッドのそれぞれの外側の部分に設けられているとともに、前記外側支軸の前記周方向の他方側に位置された第二の凸部と、
    を備え、
    前記第一の押部は、前記第一の凸部を前記径方向の内側に向けて押し、
    前記第二の押部は、前記第二の凸部を前記周方向の一方側に押す、請求項1ないし4のいずれか一項に記載のディスクブレーキ装置。
  6. 前記弾性部材には、前記第一の接触部と前記第二の押部との間に開口部が設けられた請求項1ないし5のいずれか一項に記載のディスクブレーキ装置。
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