JP2018100525A - コンクリートブロックの連結構造及びそのコンクリートブロックの撤去方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】プレキャストコンクリートブロック相互の連結部においてブロックの前面側或いは背面側となる左右側壁部のいずれか一方側から他方側の連結部を操作することのできるブロックの連結構造及ブロックの撤去方法を提供する。【解決手段】コンクリートブロック1を長手方向に延設させる連結構造において、連結部の左右垂直部に跨って連結プレートを配置し、連結プレートによりコンクリートブロック1相互を連結し、コンクリートブロック1間に跨って配置された連結プレートの両端部にボルト挿通孔を設け、左右側壁部のいずれか一方側に位置させた連結プレートから他方側の連結プレートへ向けて貫通孔を貫通させて締め付けボルトを挿通し、他方側の連結プレートはボルト挿通孔の表面側に螺合部を一体形成し、一方側から他方側へ挿入した締め付けボルトの先端部を螺合部で固定し、締め付けボルトの挿入側となる基端部は着脱自在の螺合部により固定する。【選択図】図1

Description

本発明は、プレキャストコンクリートブロックのブロック相互を連結して長手方向に延設させる構築物の連結部において該構築物における連続したブロックの前面側或いは背面側となる左右側壁部のいずれか一方側から他方側の連結部を操作することのできるコンクリートブロックの連結構造及びそのコンクリートブロックの撤去方法に関する。
プレキャストコンクリートブロックを連結して長手方向へ延設させる構築物には様々な連結構造があるが、図7に示すコンクリートブロックの連結構造は、連結プレートを隣接するコンクリートブロックに架け渡し、前面側或いは背面側となる左右側壁部の両表面側からボルト・ナットで固定するプレート固定方法が簡便な手段として多用されている。
例えば、道路工事において、車両通行側と工事区域側とを区分けするコンクリート仮設防護柵ブロックが使用されているが、設置時には車両の通行止めを行って該コンクリート仮設防護柵の左右側壁部の両側を工事区域に利用して施工することが可能であるが、撤去時にあっては車両の通行止めを避けることが求められており、この状況下で車両通行側を利用しての撤去作業は極めて危険であった。
コンクリート仮設防護柵等の左右側壁部のいずれか一方側において危険を伴う領域が生じている場合があり、その連結部における上記のような従来のプレート固定方法での連結プレートの撤去は、危険領域側に回り込んで該連結プレートを取り外す作業を行わなければならず、その危険を回避するためには別途の手段を講じなければならないことが生じていた。
また、下記する特許文献1には、図8に示すように、上記した連結プレートによって隣り合うブロックA相互を連結するものであるが、該ブロックAの窪みBに連結プレートとなる継手板Cを嵌め込み、該窪みBに設けた通孔Dにボルトを螺合するかナットにより締め付け固定することによりブロックAの複数を連結一体化する技術が記載されているが、該窪みBは、継手板Cを嵌合することのできる大きさに形成されており、嵌め込まれた継手板Cは固定状態を解除しても該窪みB内に留まることはなく、落下するのみであった。
特許第3951250号公報
本発明は、連続設置されるコンクリートブロックの前面側或いは背面側となる左右側壁部のいずれか側となる片方側の区域からのみの作業で連結部の操作を行うことのできるコンクリートブロックの連結構造及びそのコンクリートブロックの撤去方法を提供するものである。
本発明は、左右側壁部、設置底部、上部の外形を有するコンクリート本体よりなるコンクリートブロックを長手方向に延設させる連結部において、該左右側壁部の端部表面側に左右垂直部及び左右側壁部を貫通する貫通孔を設けて連結部を形成し、他の同様の形状のコンクリートブロックの連結部を隣接させ、該連結部の左右垂直部に跨って連結プレートを配置し、該連結プレートを各々の該貫通孔に挿通した締め付けボルトの固定によりコンクリートブロック相互を連結してなる連結構造において、コンクリートブロック間に跨って配置された該連結プレートの両端部にボルト挿通孔を設け、左右側壁部のいずれか一方側に位置させた連結プレートから他方側の連結プレートへ向けて該貫通孔を貫通させて締め付けボルトを挿通し、他方側の連結プレートは該ボルト挿通孔の表面側に螺合部を一体形成し、一方側から他方側へ挿入した締め付けボルトの先端部を該螺合部で固定し、該締め付けボルトの挿入側となる基端部は着脱自在の螺合部により固定してなるコンクリートブロックの連結構造を特徴とする。
また、上記垂直部は、コンクリートブロックの左右側壁部の端部表面側の対向する位置の上下方向の複数箇所に設けてなるコンクリートブロックの連結構造を特徴とする。
更に、螺合部が一体形成された連結プレートが配置される側の垂直部は、該連結プレートのいずれか一方の締め付けボルトを軸として該連結プレートが回動できる平坦部を形成してなるコンクリートブロックの連結構造を特徴とする。
また、上記設置底部側を幅広としたコンクリートブロックは、左右側壁部のいずれも上方側から下方側に向けて漸次深く切欠することで垂直切欠部とした垂直部を形成してなるコンクリートブロックの連結構造を特徴とする。
更に、左右側壁部、設置底部、上部の外形を有するコンクリート本体よりなるコンクリートブロックを長手方向に延設させる連結部において、該左右側壁部の端部表面側に左右垂直部及び左右側壁部を貫通する貫通孔を設けて連結部を形成し、他の同様の形状のコンクリートブロックの連結部を隣接させ、該連結部の左右垂直部に跨って連結プレートを配置し、該連結プレートを各々の該貫通孔に挿通した締め付けボルトの固定によりコンクリートブロック相互を連結してなる連結構造において、コンクリートブロック間に跨って配置された該連結プレートの両端部にボルト挿通孔を設け、左右側壁部のいずれか一方側に位置させた連結プレートから他方側の連結プレートへ向けて該貫通孔を貫通させて締め付けボルトを挿通し、他方側の連結プレートは該ボルト挿通孔の表面側に螺合部を一体形成し、一方側から他方側へ挿入した締め付けボルトの先端部を該螺合部で固定し、該締め付けボルトの挿入側となる基端部は着脱自在の螺合部により固定してなるコンクリートブロックの連結構造において、先に撤去する側のコンクリートブロックの左右側壁部のいずれか一方側の着脱自在の螺合部で固定した連結プレートの締め付けボルトを螺合部を解除することにより工事区域側より取り除き、後に撤去する側のコンクリートブロックの締め付けボルトは着脱自在側の螺合部を緩めた状態で残存させ、該連結プレート及び該締め付けボルトをコンクリートブロックの連結部に残して先に撤去する側のコンクリートブロックを撤去するコンクリートブロックの撤去方法を特徴とする。
また、残存させた連結プレートは、先に撤去する側のコンクリートブロックの上昇に伴ない残存させた締め付けボルトを軸として反時計回り方向に回動し、後に撤去する側のコンクリートブロックと一緒に撤去されることになるコンクリートブロックの撤去方法を特徴とする。
本発明は、道路工事等のように車両通行側と工事区域側或いは土留工事等のように通路側と地山側等との境界部に長手方向に沿って複数個のコンクリートブロックを連結設置する連結部において、該連結部の固定解除を境界部を形成した連続コンクリートブロックの一方側からのみ施工することのできる連結構造としたことにより、コンクリートブロックの撤去作業を他方側に回り込むことなく行うことが可能となった。
また、設置されたコンクリートブロックの撤去を一方側から施工できるようにしたことにより、他方側領域を通常の状態を維持することができ、例えば、道路や通路の境界に設置したものであれば交通を妨げることなく或いは危険な状態におかれることなく安全な施工区域側のみから行うことができ、且つ、迅速にコンクリートブロックを撤去することが可能となった。
(a)コンクリートブロックの短手方向断面図、(b)同長手方向正面図。 (a)コンクリートブロックの連結部の一方側側壁部に使用される連結プレートの平面図、(b)同側面図、(c)コンクリートブロックの連結部の他方側側壁部に使用される連結プレートの平面図、(d)同側面図。 (a)コンクリートブロックの上方位置の連結構造の平断面図、(b)コンクリートブロックの下方位置の連結構造の平断面図。 コンクリートブロックを連結した状態を示す一方側側壁部の正面図。 (a)、(b)、(c)コンクリートブロックを撤去する状態を示す連結プレートを残す側の連結部の概略正面図。 (a)コンクリートブロックの連結部の他の実施例の短手方向断面図、(b)同連結した状態の一方側側壁部となる前面側の正面図、(c)同他方側側壁部となる背面側の正面図。 コンクリートブロックの連結部の従来例の正面図。 ブロック相互の連結部の他の従来例の斜視図。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1乃至5は、コンクリート製仮設防護柵ブロックの実施例で、図1(a)は、その短手方向断面図を示している。該コンクリート製仮設防護柵ブロック1は、左側壁部2、右側壁部3、設置底部4、上面部5よりなる外形を有するコンクリート本体よりなる立体形状を有し、長手方向両端部側は、図1(b)に示すように、左端壁部6、右端壁部7、該左右端壁部6、7側の左右側壁部2、3に形成した連結のための連結プレートを配置する上側左垂直部8、8、上側右垂直部9、9、下側左垂直部10、10及び下側右垂直部11、11とより構成し、本実施例にあっては全体の断面形状を該設置底部4側を大きくした略二等辺台形としている。
該コンクリート製仮設防護柵ブロック1は、長手方向に複数個連結することで延設して防護壁としているが、先に設置したコンクリート製仮設防護柵ブロック1の左端壁部6(左端壁部6側に延設する場合)に、次に設置するコンクリート製仮設防護柵ブロック1aの右端壁部7とを隣接させて相互を連結し、その連結を繰り返すことで連続延設されることになる。
該左側壁部2及び右側壁部3の左右端壁部6、7に設けた上側左右垂直部8、9、下側左右垂直部10、11は、上左右及び下左右の連結プレート12、13、14、15を配置するための切欠部とし、該コンクリート製仮設防護柵ブロック1、1aを隣接させて設置したときに各々の上側左右垂直部8、9及び下側左右垂直部10、11の左右端壁部6、7位置側と一致する高さ位置に垂直の切欠部として設けているので連続した垂直部が形成されるようになる。
該上側左右垂直部8、9は連結プレート12、13の嵌まり込む大きさ或いは下記するように連結プレート12、13が回動できる大きさのコ字型の溝状切欠部とし、該下側左右垂直部10、11は切欠部の下側が前方側へ突出する漸次深くなるテーパー形状の断面三角形状とし、連結プレート14、15が該下側左右垂直部10、11内で回動できる大きさの溝状切欠部とする。上側左右垂直部8、9を下側左右垂直部10、11と同様に形成してもよい。実施例1では設置底部4側の幅寸法を上面部5側の幅寸法より大きな寸法とした左右側壁部2、3を傾斜壁としているので垂直に切欠することで下側の奥行きが深くなり設置底部4側が前方側へ突出する段部が形成されることになる。
左右端壁部6、7での連結において、隣接するコンクリート製仮設防護柵ブロック1、1a相互の左側壁部2及び右側壁部3の上側左右垂直部8、9及び下側左右垂直部10、11の位置に両者に跨って各々上側左右連結プレート12、13及び下側左右連結プレート、14、15を配置して固定することになる。該上側左右連結プレート12、13及び該下側左右連結プレート14、15を固定するためにコンクリートブロック本体の短手方向にわたって該左右側壁部2、3間を水平方向に貫通する上側左右貫通孔16、17、下側左右貫通孔18、19を形成し、該各々の貫通孔16、17、18、19に上側左右連結プレート締め付けボルト20、21及び下側左右連結プレート締め付けボルト22、23を挿通し、それらは上側左右垂直部8、9及び下側左右垂直部10、11に配置された上側左右連結プレート12、13及び下側左右連結プレート、14、15に各々螺合され固定されることになる。
隣接するコンクリート製仮設防護柵ブロック1、1aの左右側壁端部6、7の連結部において、両者に跨る連結プレート12、13、14、15により両者を強固に連結固定することになる。
図2(a)、(b)、(c)、(d)は、連結プレートを示し、図2(a)、(b)は車両通行側となる左側壁部2側の上側左連結プレート12、下側左連結プレート14の正面図及び側面図を示し、その両端部に左側連結プレートボルト挿通孔24、25を設け、上下左連結プレート12、14の外側表面の左側連結プレートボルト挿通孔24、25の位置に連結プレート締め付けボルトが螺合する左右ナット26、27を溶接等によって固定する。
図2(c)、(d)は、工事区域側となる右側壁部3の上側右連結プレート13、下側右連結プレート15の正面図及び側面図で、その両端部に右側連結プレートボルト挿通孔28、29を設けている。予め螺合手段は設けていない。
図3(a)は、コンクリート製仮設防護柵ブロック1、1aの上側に設ける連結部を示しているが、車両通行側となる上側左垂直部8において、上側左垂直部8間に跨って上側左連結プレート12を配置し、工事区域側となる上側右垂直部9間に上側右連結プレート13を配置し、上側左右貫通孔16、17に上側左右連結プレート締め付けボルト20、21を工事区域側から挿通し、その先端部側を上側左連結プレート12の左側連結プレートボルト挿通孔24、25を貫通させ該上側左連結プレート12に固定された左右ナット26、27に螺合し、工事区域側では上側右連結プレート13の右側連結プレートボルト挿通孔28、29から突出した基端部側の上側左右連結プレート締め付けボルト20、21を別体となる着脱自在の左右ナット30、31を螺合させて固定する。
図3(b)は、コンクリート製仮設防護柵ブロック1の下側の連結部を示しているが、車両通行側となる下側左垂直部10に、下側左垂直部10間に跨って下側左連結プレート14を配置し、工事区域側となる下側右垂直部11間に跨って下側右連結プレート15を配置し、下側左右貫通孔18、19に下側左右連結プレート締め付けボルト22、23を挿通し、その先端部側を下側左連結プレート14の左側連結プレートボルト挿通孔24、25を貫通させ該下側左連結プレート14に固定したた左右ナット26、27に螺合し、工事区域側では下側右連結プレート15の右側連結プレートボルト挿通孔28、29から突出した基端部側の下側左右連結プレート締め付けボルト22、23を別体となる着脱自在の左右ナット30、31を螺合させて固定する。
図4は、コンクリート製仮設防護柵ブロック1、1a、1b、…相互を連結した状態の車両通行側となる左側壁部2の正面図を示している。左端壁部6に隣接するコンクリート製仮設防護柵ブロック1aの右端壁部7を、その左右端壁部6、7に形成された上側左垂直部8及び下側左垂直部10が隣接するようにしてコンクリート製仮設防護柵ブロック1aを設置する。これにより上記垂直部となる切欠部が連通する位置に配置され、当該位置に上側左連結プレート12及び下側左連結プレート14を固定することになる。工事区域側となる右側壁部3側も上下右連結プレート13、15を同様にして固定する。
上記連続したコンクリート製仮設防護柵ブロック1、1a相互を解体する場合を図5(a)、(b)、(c)に示す。上側の連結部にあっては、工事区域側から上側左右貫通孔16、17に挿入された上側左右連結プレート締め付けボルト20、21に螺合している別体となる着脱自在の左右ナット30、31を緩めることにより車両通行側の上側左連結プレート12に固定したナット26、27から該上側左右連結プレート締め付けボルト20、21の先端部が外れ、上側左連結プレート12の固定状態が解除され施工者が上面部5側から手を伸ばして該上側左連結プレート12を取り除くことができる。これにより工事区域側の上側右連結プレート13は、該上側左右連結プレート締め付けボルト20、21を上側左右貫通孔16、17より引き抜くことができ、取り除くことができる。
他方、下側の連結部にあっては、先に下側左連結プレート締め付けボルト22を工事区域側より着脱自在の左ナット30を緩めることにより該下側左連結プレート締め付けボルト22の先端側が右ナット27から外れ、車両通行側の連結プレート14の右側は固定状態が解除され、該下側左連結プレート締め付けボルト22を下側左貫通孔18より引き抜くことができる。この状態で連結プレート15の下側右連結プレート締め付けボルト23の別体の着脱自在の右ナット31をやや緩めることにより、該下側右連結プレート締め付けボルト23の先端側の左ナット26との固定状態が緩くなる。この状態でコンクリート製仮設防護柵ブロック1を、図5(a)に示すように、上昇させると、下側左右連結プレート14、15は、その下側右連結プレート締め付けボルト23がナットにより螺合されたままの状態となっているので、撤去する側のコンクリート製仮設防護柵ブロック1の下側左右垂直部10、11の下端部32に当接し、更なる上昇により該下側右連結プレート締め付けボルト23を軸として反時計回り方向に回動する。
その状態で、更に、撤去するコンクリート製仮設防護柵ブロック1を上昇させると、図5(b)に示すように、下側左右連結プレート14、15の可動側となる一方側端部が該コンクリート製仮設防護柵ブロック1の下側左切欠部10の下端部32の外角部の位置まで立ち上がることになる。
上記図5(b)の状態から更に上昇させると、該下側左右連結プレート14、15は、下側左切欠部10の位置から外れることになる。下側右連結プレート締め付けボルト23の締め付け状態により、そのまま立ち上がった状態を維持するか、図5(c)に示すように、該下側右連結プレート締め付けボルト23を軸として時計回り方向に回動することになる。該下側左右連結プレート14、15はコンクリート製仮設防護柵ブロック1aの下側右垂直部11の位置で落下することなく留まることになる。
上記撤去方法を繰り返すことにより、車両通行側に回り込んで下側左右連結プレート14、15を取り除く作業をすることなくコンクリート製仮設防護柵ブロック1、1a、1b、…を順次撤去することが可能となる。
該下側左右連結プレート14、15は、所定箇所へのコンクリート製仮設防護柵ブロック1、1a、1b、…の撤去移動後、簡単に取り外すことができる。
上記において、上側の連結部を下側の連結部と同様に、後に撤去する側のコンクリートブロックの連結プレートを残したままで先のコンクリートブロックを撤去することができる。高さの有るコンクリートブロックの連結構造の場合にはこの方法を採用する。
図6は、落下防止用のコンクリート製仮設防護柵ブロックの他の実施例を示している。該コンクリート製仮設防護柵ブロック41は、道路の側壁側が崖地や落石が生じ易い場所或いは堆積物が生じ易い場所等の前面側に設置するもので、当該箇所の補修後に撤去することになる。該コンクリート製仮設防護柵ブロック41は、道路等に設置される下部の防護壁42とそれに連続した上部の防護柵43とよりなる立体形状として形成している。
該防護壁42は、落石等から生じる衝撃に耐えることのできる重量と厚さの有る塊状のコンクリート体よりなり、その前面側は下側前面垂直部44を設け、背面側は下側背面垂直部45を形成している。
該防護柵43は、該防護壁42の上部前方側より立ち上がり、落石や他の堆積物等の障害物の落下衝撃やそれらの圧力に耐えることのできる厚さとそれら障害物が道路側に落下することを防止する高さを有するものであり、その前面側端縁部には上側前面垂直部46を設け、背面側は上側背面垂直部47を形成している。
該コンクリート製仮設防護柵ブロック41は、コンクリートブロック相互を長手方向に複数個連結することで延設された境界部を形成する構築物としている。
該防護壁42の下側前面垂直部44から下側背面垂直部45にわたってブロック本体の短手方向を水平に貫通させることで防護壁貫通孔48を形成し、同様に、該防護柵43も上側前面垂直部46より上側背面垂直部47にわたってブロック本体の短手方向を水平に貫通させることで防護柵貫通孔49を形成している。
該下側前面垂直部44及び下側背面垂直部45には、各々下側前面連結プレート50及び下側背面連結プレート51を配置し、上側前面垂直部46及び上側背面垂直部47には、各々上側前面連結プレート52及び上側背面連結プレート53を配置することになる。
防護壁貫通孔48及び防護柵貫通孔49に挿入される連結プレート締め付けボルト54、55、56、57の構成、連結プレート50乃至53の構成及びナット58、59、60、61の構成等は上記実施例1と同様である。
上記連結部における連結構造を解除してコンクリートブロックを撤去する場合、実施例1と同様の方法によりコンクリートブロックを撤去することができる。
その際、コンクリートブロックの連結プレートが配置される背面側が垂直となっているので、実施例1のように該連結プレートが当接する下端部の構成がなくても該連結プレートの一方側を軸着した状態で該コンクリートブロックを撤去することができる。
上記落下防止用のコンクリート製仮設防護柵ブロックの場合、高さを必要とすることが多いので上側背面連結プレート53の取り除きは下側背面連結プレート51と同様の取り除き方法でコンクリートブロックを撤去することになる。
1、41 コンクリート製仮設防護柵ブロック
2 左側壁部
3 右側壁部
4 設置底部
5 上面部
6 左端壁部
7 右端壁部
8 上側左垂直部
9 上側右垂直部
10 下側左垂直部
11 下側右垂直部
12、13 上側左右連結プレート
14、15 下側左右連結プレート
16、17 上側左右貫通孔
18、19 下側左右貫通孔
20、21 上側左右連結プレート締め付けボルト
22、23 下側左右連結プレート締め付けボルト
24、25 左側連結プレートボルト挿入孔
26、27 左右ナット
28、29 右側連結プレートボルト挿入孔
30、31 着脱自在の左右ナット
32 下端部
42 防護壁
43 防護柵
44 下側前面垂直部
45 下側背面垂直部
46 上側前面垂直部
47 上側背面垂直部
48 防護壁貫通孔
49 防護柵貫通孔
50 下側前面連結プレート
51 下側背面連結プレート
52 上側前面連結プレート
53 上側背面連結プレート
54、55、56、57 連結プレート締め付けボルト
58、59、60、61 ナット

Claims (6)

  1. 左右側壁部、設置底部、上部の外形を有するコンクリート本体よりなるコンクリートブロックを長手方向に延設させる連結部において、該左右側壁部の端部表面側に左右垂直部及び左右側壁部を貫通する貫通孔を設けて連結部を形成し、他の同様の形状のコンクリートブロックの連結部を隣接させ、該連結部の左右垂直部に跨って連結プレートを配置し、該連結プレートを各々の該貫通孔に挿通した締め付けボルトの固定によりコンクリートブロック相互を連結してなる連結構造において、コンクリートブロック間に跨って配置された該連結プレートの両端部にボルト挿通孔を設け、左右側壁部のいずれか一方側に位置させた連結プレートから他方側の連結プレートへ向けて該貫通孔を貫通させて締め付けボルトを挿通し、他方側の連結プレートは該ボルト挿通孔の表面側に螺合部を一体形成し、一方側から他方側へ挿入した締め付けボルトの先端部を該螺合部で固定し、該締め付けボルトの挿入側となる基端部は着脱自在の螺合部により固定してなることを特徴とするコンクリートブロックの連結構造。
  2. 垂直部は、コンクリートブロックの左右側壁部の端部表面側の対向する位置の上下方向の複数箇所に設けてなることを特徴とする請求項1記載のコンクリートブロックの連結構造。
  3. 螺合部が一体形成された連結プレートが配置される側の垂直部は、該連結プレートのいずれか一方の締め付けボルトを軸として該連結プレートが回動できる平坦部を形成してなることを特徴とする請求項1又は2記載のコンクリートブロックの連結構造。
  4. 設置底部側を幅広としたコンクリートブロックは、左右側壁部のいずれも上方側から下方側に向けて漸次深く切欠することで垂直切欠部とした垂直部を形成してなることを特徴とする請求項2又は3記載のコンクリートブロックの連結構造。
  5. 左右側壁部、設置底部、上部の外形を有するコンクリート本体よりなるコンクリートブロックを長手方向に延設させる連結部において、該左右側壁部の端部表面側に左右垂直部及び左右側壁部を貫通する貫通孔を設けて連結部を形成し、他の同様の形状のコンクリートブロックの連結部を隣接させ、該連結部の左右垂直部に跨って連結プレートを配置し、該連結プレートを各々の該貫通孔に挿通した締め付けボルトの固定によりコンクリートブロック相互を連結してなる連結構造において、コンクリートブロック間に跨って配置された該連結プレートの両端部にボルト挿通孔を設け、左右側壁部のいずれか一方側に位置させた連結プレートから他方側の連結プレートへ向けて該貫通孔を貫通させて締め付けボルトを挿通し、他方側の連結プレートは該ボルト挿通孔の表面側に螺合部を一体形成し、一方側から他方側へ挿入した締め付けボルトの先端部を該螺合部で固定し、該締め付けボルトの挿入側となる基端部は着脱自在の螺合部により固定してなるコンクリートブロックの連結構造において、先に撤去する側のコンクリートブロックの左右側壁部のいずれか一方側の着脱自在の螺合部で固定した連結プレートの締め付けボルトを螺合部を解除することにより工事区域側より取り除き、後に撤去する側のコンクリートブロックの締め付けボルトは着脱自在側の螺合部を緩めた状態で残存させ、該連結プレート及び該締め付けボルトをコンクリートブロックの連結部に残して先に撤去する側のコンクリートブロックを撤去することを特徴とするコンクリートブロックの撤去方法。
  6. 残存させた連結プレートは、先に撤去する側のコンクリートブロックの上昇に伴い残存させた締め付けボルトを軸として反時計回り方向に回動し、後に撤去する側のコンクリートブロックと一緒に撤去されることになることを特徴とする請求項5記載のコンクリートブロックの撤去方法。
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