JP2018099856A - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】砂塵などの装置内部への進入を抑制することができるインクジェット記録装置を提供する。【解決手段】複合機10は、内部空間30を有する箱形のプリンタ筐体14と、内部空間30に配置されており、インク滴を吐出する記録ヘッド37と、内部空間30に配置されており、記録ヘッド37を搭載しており、移動可能なキャリッジ38と、プリンタ筐体14において、内部空間30のうちキャリッジ38が位置することが可能な空間である移動可能空間40とプリンタ筐体14の外部との間に配置された防塵部70とを備える。【選択図】図3

Description

本発明は、記録ヘッドからインク滴を吐出することによってシートに画像記録を行うインクジェット記録装置に関する。
従来より、筐体の内部を搬送するシートにインク滴を吐出して画像記録を行うインクジェット記録装置が知られている。インクジェット記録装置は、インク滴を吐出する記録ヘッドと、記録ヘッドを搭載しており移動可能なキャリッジとを備えている。副走査方向へ間欠搬送されているシートが停止しているときに、当該シートの上方に位置するキャリッジが主走査方向へ移動しつつ、記録ヘッドがインク滴をシートへ向けて吐出する。これにより、シートに画像が記録される(特許文献1)。
特開2014−198452号公報
インクジェット記録装置が塵や埃が多い環境(例えば砂塵が舞う屋外又はそのような屋外に面し、窓やドア等の仕切りがないか或いはそのような仕切りがほとんど無い露店)に設置された場合、砂塵などが、インクジェット記録装置の筐体に形成された開口や隙間を通じて筐体の内部に進入するおそれがある。特に、移動可能なキャリッジを有するインクジェット記録装置の場合、以下に説明するプロセスによって、砂塵などの筐体の内部への進入が顕著である。
キャリッジが主走査方向へ第1位置から第2位置へ移動すると、第1位置から第2位置への向きに圧力が発生する。そして、当該圧力によって、砂塵などが、筐体の外部から開口や隙間を通じて筐体の内部に吸い込まれる。次に、キャリッジが主走査方向へ第2位置から第1位置へ移動すると、第2位置から第1位置への向きに圧力が発生する。そして、当該圧力によって、筐体の内部に吸い込まれた砂塵などは、筐体の内部において攪拌され、筐体の内部における広い範囲へ拡散される。以上のようなプロセスによって、筐体の内部に多量の砂塵などが蓄積されてしまう。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、砂塵などの装置内部への進入を抑制することができるインクジェット記録装置を提供することにある。
(1) 本発明のインクジェット記録装置は、内部空間を有する箱形の筐体と、上記内部空間に配置されており、インク滴を吐出する記録ヘッドと、上記内部空間に配置されており、上記記録ヘッドを搭載しており、移動可能なキャリッジと、上記筐体において、上記内部空間のうち上記キャリッジが位置することが可能な空間である移動可能空間と上記筐体の外部との間に配置された防塵部と、を備える。
キャリッジが移動することによって、筐体の外部から内部空間へ向かう圧力が生じる。この圧力によって、砂塵などが、筐体の外部から、筐体に形成された開口や隙間を通じて、内部空間へ進入しようとする。しかし、この砂塵などの多くは、移動可能空間と筐体の外部との間に配置された防塵部によって、内部空間への進入を阻まれる。その結果、砂塵などの筐体の内部空間への進入を抑制することができる。
(2) 上記防塵部は、多孔質材料である。
防塵部に進入した砂塵などは、筐体の外部から内部空間へ進入するために防塵部に形成された複数の細孔を通過する必要がある。しかし、砂塵などの多くは、複数の細孔を通過することなく、複数の細孔の間にある多孔質材料の壁によって進入を阻まれる。その結果、砂塵などの筐体の内部空間への進入を抑制することができる。
また、防塵部が多孔質材料であるため、筐体の外部と内部空間との間における空気の移動は可能である。これにより、内部空間に配置されたモータなどから発する熱が内部空間に籠もり、内部空間の温度が上昇することを抑制できる。
(3) 上記防塵部は、上記移動可能空間と上記筐体の外部とを連通するラビリンス形状の流路を備える。
防塵部に進入した砂塵などは、筐体の外部から内部空間へ進入するために防塵部に形成されたラビリンス状の流路を通過する必要がある。しかし、キャリッジの移動によって生じた圧力が弱まると、砂塵などの多くは、流路の途中で停止する。これにより、砂塵などの筐体の内部空間への進入を抑制することができる。
また、防塵部が備える流路を介して、筐体の外部と内部空間との間における空気の移動は可能である。これにより、内部空間に配置されたモータなどから発する熱が内部空間に籠もり、内部空間の温度が上昇することを抑制できる。
(4) 上記キャリッジは、第1向き及び当該第1向きとは逆向きの第2向きへ移動可能である。上記防塵部は、上記移動可能空間の上記第1向きの端部よりも上記第1向きの位置であって上記第1向きにおける当該端部と上記筐体の外部との間の位置、または、上記移動可能空間の上記第2向きの端部よりも上記第2向きの位置であって上記第2向きにおける当該端部と上記筐体の外部との間の位置の少なくとも一方に配置されている。
キャリッジが第1向きへ移動すると、第1向きの圧力が発生する。この第1向きの圧力により、筐体よりも第2向きに位置する外部空間から筐体に形成された開口や隙間を通じて筐体の内部空間へ向けて、砂塵などが進入しようとする。しかし、この砂塵などの内部空間への進入は、移動可能空間の第2向きの端部よりも第2向きの位置であって第2向きにおける当該端部と筐体の外部との間に配置された防塵部によって抑制される。
同様に、キャリッジが第2向きへ移動すると、第2向きの圧力が発生する。この第2向きの圧力により、筐体よりも第1向きに位置する外部空間から筐体に形成された開口や隙間を通じて筐体の内部空間へ向けて、砂塵などが進入しようとする。しかし、この砂塵などの内部空間への進入は、移動可能空間の第1向きの端部よりも第1向きの位置であって第1向きにおける当該端部と上記筐体の外部との間に配置された防塵部によって抑制される。
(5) 上記筐体は、上記内部空間を有する下部筐体と、上記下部筐体の上方に配置された上部筐体と、を備える。上記上部筐体は、上記下部筐体を上方から覆い上記内部空間を閉塞させる第1位置と、上記内部空間を露出させる第2位置とに移動可能である。
内部空間にシートが詰まった場合に、上部筐体を第2位置へ移動させることによって、当該シートを容易に取り出すことができる。
(6) 上記下部筐体は、上記内部空間の上端を区画する天板を備える。上記天板における上記キャリッジの上方には、開口が形成されている。上記防塵部は、上記上部筐体が上記第1位置に位置する状態において、少なくとも上記開口の周縁部において上記天板と上記上部筐体との隙間を塞ぐように配置されている。
キャリッジが移動することによって圧力が生じることにより、砂塵などが下部筐体及び上部筐体の外部から、上部筐体及び天板の隙間、及び開口を通じて内部空間へ進入しようとする。しかし、この砂塵などの多くは、防塵部によって開口へ到達することができない。これにより、砂塵などの下部筐体の内部空間への進入を抑制することができる。
(7) 上記防塵部は、上記上部筐体に取り付けられている。
防塵部が上部筐体に取り付けられているため、上部筐体を第1位置から第2位置へ移動させたときに、開口を通じて内部空間を露出することができる。これにより、内部空間にシートなどが詰まったときに、当該シートなどを開口を通じて取り出すことができる。一方、上部筐体が第1位置に位置するときには、(6)で説明したように砂塵などの内部空間への進入を抑制することができる。
(8) 上記キャリッジは、第1向き及び当該第1向きとは逆向きの第2向きへ移動可能である。上記開口は、上記移動可能空間の上記第1向きの端部に形成されている。
キャリッジが第2向きへ移動すると、第2向きの圧力が発生する。この第2向きの圧力により、筐体よりも第1向きに位置する外部空間から、上部筐体及び天板の隙間、及び開口を通じて下部筐体の内部空間へ向けて、砂塵などが進入しようとする。しかし、この砂塵などの開口を通じての内部空間への進入は、開口の少なくとも周縁部を塞いでいる防塵部によって抑制される。
本発明によれば、砂塵などがインクジェット記録装置の筐体の内部空間へ進入することを抑制できる。
図1は、スキャナ筐体51が第1位置に位置する状態の複合機10の斜視図である。 図2は、プリンタ部11の内部構造を模式的に示す縦断面図である。 図3は、スキャナ筐体51が第2位置に位置し且つ防塵部70A、70Bが取り付けられた複合機10の斜視図である。 図4は、スキャナ筐体51が第2位置に位置し且つ防塵部70A、70Cが取り付けられた複合機10の斜視図である。 図5は、スキャナ筐体51が第2位置に位置し且つ防塵部70Dが取り付けられた複合機10の斜視図である。 図6は、スキャナ筐体51が第2位置に位置し且つ防塵部70Eが取り付けられた複合機10の斜視図である。 図7は、スキャナ筐体51が第2位置に位置し且つ防塵部70A、70Bがプリンタ筐体14に取り付けられた複合機10の斜視図である。 図8は、スキャナ筐体51が第2位置に位置し且つ防塵部70A、70Cがプリンタ筐体14に取り付けられた複合機10の斜視図である。 図9は、スキャナ筐体51が第2位置に位置し且つ側板29に開口26が形成された複合機10の斜視図である。 図10は、スキャナ筐体51が第2位置に位置し且つ防塵部80、90がプリンタ筐体14に取り付けられた複合機10の斜視図である。 図11は、図10の状態でスキャナ筐体51が第1位置に位置した場合におけるXI−XI断面図である。 図12は、防塵部70が回動可能に構成された複合機10の斜視図であり、スキャナ筐体51が第2位置に位置し且つ防塵部70が倒伏位置の状態が示されている。 図13は、防塵部70が回動可能に構成された複合機10の斜視図であり、スキャナ筐体51が第2位置に位置し且つ防塵部70が起立位置の状態が示されている。
以下、本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。また、以下の説明では、複合機10が使用可能に設置された状態(図1の状態)を基準として上下方向7が定義され、開口13が設けられている面を前面22として前後方向8が定義され、複合機10を前方から見て左右方向9が定義される。上下方向7、前後方向8、及び左右方向9は互いに直交している。
[複合機10の全体構造]
図1に示されるように、複合機10(インクジェット記録装置の一例)は、概ね薄型の直方体に形成されている。
複合機10は、その上部にスキャナ部12を備えている。スキャナ部12は、用紙などの原稿に記録された画像をイメージセンサによって読み取って画像データを取得する。スキャナ部12は、所謂フラットベッドスキャナである。フラットベッドスキャナは公知であるため、ここではスキャナ部12についての詳細な説明は省略される。
複合機10は、その下部にプリンタ部11を備えている。プリンタ部11は、前記画像データなどに基づいて、用紙15(図2参照)に画像を記録する。
プリンタ部11は、プリンタ筐体14(下部筐体の一例)を備えている。スキャナ部12は、スキャナ筐体51(上部筐体の一例)を備えている。プリンタ筐体14及びスキャナ筐体51によって、プリンタ部11の筐体が形成されている。
プリンタ筐体14は、概ね直方体に形成された箱形である。プリンタ筐体14は、内部空間30(図2及び図3参照)を備えている。内部空間30には、後述する搬送路23(図2参照)が形成されている。また、内部空間30には、図2に示されるように、後述する給送ローラ25、搬送ローラ対63、排出ローラ対66、及び記録部24などが配置されている。
図2に示されるように、プリンタ部11は、搬送路23と、給送ローラ25と、搬送ローラ対63と、排出ローラ対66と、記録部24とを備えている。搬送路23は、用紙15が通過する経路である。給送ローラ25は、給送トレイ20に支持された用紙15を搬送路23へ給送する。給送ローラ25は、給送モータ(不図示)の駆動力が伝達されることによって回転する。搬送ローラ対63及び排出ローラ対66は、搬送路23に配置されている。搬送ローラ対63及び排出ローラ対66は、給送ローラ25によって搬送路23に給送された用紙15を搬送する。記録部24は、スキャナ部12によって原稿から読み取られた画像データなどに基づいて、インクジェット方式にて用紙15に画像を記録する。
図3に示されるように、プリンタ筐体14は、その上部に天板27を備えている。天板27の下面は、内部空間30の上端を区画している。天板27には、左右方向9に延びた開口28が形成されている。内部空間30は、開口28を通じて、プリンタ筐体14の外部(プリンタ筐体14よりも上方の空間)と連通している。
天板27は、後板27Aと、前板27Bと、渡し板27Cとを備えている。後板27Aは、開口28よりも後方に位置する。前板27Bは、開口28よりも前方に位置する。前板27Bは、プリント基板(不図示)を支持している。プリント基板には、CPUやメモリなどの電子部品が実装されている。メモリに記憶されたプログラムがCPUによって実行されることによって、複合機10の動作が制御される。
渡し板27Cは、後板27Aと前板27Bとを繋いでいる。渡し板27Cは、スキャナ部12に配置された電子部品(不図示)と前板27Bに配置された電子部品とを接続する電線(不図示)を支持する。渡し板27Cは、開口28を、右方の開口28Aと左方の開口28Bとに分けている。渡し板27Cは、プリンタ筐体14の右部に形成されている。これにより、開口28Aの左右方向9の長さは、開口28Bの左右方向9の長さよりも短くなっている。
図1及び図3に示されるように、プリンタ筐体14の前面22に、開口13が形成されている。内部空間30は、開口13を通じて、プリンタ筐体14の外部(プリンタ筐体14よりも前方の空間)と連通している。給送トレイ20及び排出トレイ21が、開口13を通じてプリンタ筐体14に対して前後方向8に挿抜可能である。給送トレイ20には、所望のサイズの用紙15が支持される。なお、図1〜図10、図12、及び図13には、給送トレイ20及び排出トレイ21がプリンタ筐体14に装着された状態が示されている。
スキャナ筐体51は、概ね直方体に形成されている。スキャナ筐体51は、プリンタ筐体14の上方に配置されている。
スキャナ筐体51の後端部は、プリンタ筐体14の後端部と蝶番などによって連結されている。これにより、スキャナ筐体51は、その後端部(例えば前記蝶番)を軸として、第1位置(図1に示される位置)と第2位置(図3に示される位置)とに回動可能である。第1位置のスキャナ筐体51は、プリンタ筐体14に対して倒伏してプリンタ筐体14を上方から覆う。詳細には、第1位置のスキャナ筐体51は、プリンタ筐体14の天板27を覆う。第2位置のスキャナ筐体51は、プリンタ筐体14に対して起立して天板27を露出させる。詳細には、第2位置のスキャナ筐体51は、開口28を通じて内部空間30を露出させる。
[搬送路23]
図2に示されるように、搬送路23は、給送トレイ20の後端部を基点として、下方から上方に延びつつUターンしてから、前方へ延びて記録部24の下方を通って排出トレイ21に至る通路である。搬送路23は、所定間隔を隔てて互いに対向する第1ガイド部材31及び第2ガイド部材32、搬送ローラ対63、所定間隔を隔てて互いに対向する記録部24及びプラテン67、並びに排出ローラ対66によって区画される空間である。用紙15は、搬送路23を、図2に破線の矢印で示される向きである搬送向きに搬送される。
[搬送ローラ対63及び排出ローラ対66]
図2に示されるように、搬送路23に、搬送ローラ対63が配置されている。搬送ローラ対63は、搬送ローラ61及びピンチローラ62よりなる。ピンチローラ62は、ばねなどの弾性部材(不図示)によって搬送ローラ61に圧接されている。これにより、搬送ローラ対63は、用紙15を挟持可能である。
搬送路23における搬送ローラ対63よりも搬送向きの下流に、排出ローラ対66が配置されている。排出ローラ対66は、排出ローラ64及び拍車65よりなる。拍車65は、ばねなどの弾性部材(不図示)によって排出ローラ64に圧接されている。これにより、排出ローラ対66は、用紙15を挟持可能である。
搬送ローラ61及び排出ローラ64は、搬送モータ(不図示)の駆動力が伝達されることによって駆動される。駆動力が伝達された搬送ローラ61は、ピンチローラ62との間に用紙15を挟持しつつ搬送向きへ搬送する。駆動力が伝達された排出ローラ64は、拍車65との間に用紙15を挟持しつつ搬送向きへ搬送する。
[記録部24]
図2に示されるように、搬送路23における搬送ローラ対63及び排出ローラ対66の間に、記録部24が配置されている。記録部24は、インクジェット方式でインク滴を吐出する記録ヘッド37と、記録ヘッド37を搭載するキャリッジ38とを備えている。キャリッジ38は、用紙15の搬送向きと直交する左右方向9に沿って移動可能に、ガイドレール45、46によって支持されている。つまり、キャリッジ38は、右向き(第1向きの一例)及び右向きとは逆向きの左向き(第2向きの一例)へ移動可能である。ガイドレール45、46は、プリンタ筐体14に支持されている。キャリッジ38は、キャリッジ駆動用モータ(不図示)の駆動力が伝達されることによって移動する。
記録ヘッド37は、キャリッジ38の下部に配置されている。記録ヘッド37の下面には、複数のノズル(不図示)が形成されている。ノズルは、キャリッジ38の下面に露出されている。ノズルから下方のプラテン67へ向けてインク滴が吐出される。プラテン67は、記録ヘッド37の下方に記録ヘッド37と対向して配置されている。プラテン67は、概ね平板形状であり、その上面に用紙15を支持可能である。
図1に示されるように、プリンタ部11の右前部には、各色(例えばブラック、イエロー、シアン、マゼンタ)のインクタンク36が配置されている。各色のインクがインクタンク36から記録ヘッド37へ供給される。キャリッジ38が左右方向9に沿って移動している間に、各ノズルから各色のインクが微小なインク滴として選択的に吐出される。これにより、プラテン67上を搬送される用紙15に画像が記録される。
本実施形態では、図3に示されるように、キャリッジ38は、プリンタ筐体14の天板27に形成された開口28の真下に配置されている。なお、キャリッジ38の配置位置は、開口28よりも前方または後方にずれていてもよい。
キャリッジ38は、搬送路23よりも右方から搬送路23よりも左方に亘って移動可能である。図3に一点鎖線で示されるように、キャリッジ38が移動可能な範囲の最も右に位置するとき、キャリッジ38は開口28Aの真下に位置する。図3に二点鎖線で示されるように、キャリッジ38が移動可能な範囲の最も左に位置するとき、キャリッジ38は開口28Bの左端部の真下に位置する。キャリッジ38は、図3に一点鎖線で示される位置と図3に二点鎖線で示される位置との間を移動可能である。つまり、図3に破線で示される空間が、キャリッジ38の移動可能空間40である。移動可能空間40は、内部空間30のうちキャリッジ38が位置することが可能な空間である。左右方向9において、開口28Aは、移動可能空間40の右端部に形成されている。開口28Bは、移動可能空間40の右端部以外の部分に形成されている。
[防塵部70]
防塵部70は、複合機10の筐体(プリンタ筐体14及びスキャナ筐体51)の外部から内部空間30への砂塵などの進入を防ぐためのものである。防塵部70は、発砲ポリウレタンなどの多孔質材料である。防塵部70は、複合機10の筐体の外部と内部空間30との間に配置される。
本実施形態では、図3に示されるように、防塵部70は、以下に詳述するように、スキャナ筐体51の2箇所に取り付けられている。つまり、防塵部70は、防塵部70Aと防塵部70Bとを備える。防塵部70は、接着や嵌合などの公知に手段によって取り付けられている。
スキャナ筐体51の下面52には、凸部53が形成されている。凸部53は、プリンタ筐体14の天板27に形成された開口28Aに対応する位置に形成されている。スキャナ筐体51が第1位置のとき、凸部53は、開口28Aを通じて開口28Aよりも下方へ入り込む。防塵部70Aは、スキャナ筐体51の下面52において凸部53を囲むように凸部53の周縁に配置されている。スキャナ筐体51が第1位置に位置する状態において、防塵部70Aは、開口28Aの周縁部において、開口28Aと凸部53との間に形成された隙間を埋めている。換言すると、スキャナ筐体51が第1位置に位置する状態において、防塵部70Aは、開口28Aの周縁部において、スキャナ筐体51の下面52とプリンタ筐体14の天板27との隙間を塞ぐように配置されている。
これにより、複合機10の外部からスキャナ筐体51とプリンタ筐体14との間の隙間33(図1参照)を通ってスキャナ筐体51の下面52とプリンタ筐体14の天板27との間の空間に進入した砂塵などが、開口28Aを通って内部空間30へ進入することを低減できる。
防塵部70Bは、スキャナ筐体51の下面52に配置されている。防塵部70Bは、防塵部70Aよりも左方に配置されている。防塵部70Bは、左右方向9に延びている。スキャナ筐体51が第1位置のとき、防塵部70Bは、開口28Bの前端近傍に位置している。また、スキャナ筐体51が第1位置に位置する状態において、防塵部70Bの右端は、開口28Bの右端近傍に位置しており、防塵部70Bの左端は、開口28Bの左端近傍に位置している。
これにより、スキャナ筐体51が第1位置に位置する状態において、防塵部70Bは、開口28Bの前端近傍において、スキャナ筐体51の下面52とプリンタ筐体14の天板27との間の隙間を塞いでいる。その結果、下面52と天板27との間の空間における開口28Bよりも前方に位置する砂塵などが、開口28Bよりも前方から開口28Bを通って内部空間30へ進入することを低減できる。
[実施形態の効果]
キャリッジ38が移動することによって、筐体の外部から内部空間30へ向かう圧力が生じる。この圧力によって、砂塵などが、筐体の外部から、筐体に形成された開口28や隙間33を通じて、内部空間30へ進入しようとする。しかし、この砂塵などの多くは、移動可能空間40と筐体の外部との間に配置された防塵部70によって、内部空間30への進入を阻まれる。その結果、砂塵などの筐体の内部空間30への進入を抑制することができる。
また、防塵部70に進入した砂塵などは、筐体の外部から内部空間30へ進入するために、多孔質材料である防塵部70に形成された複数の細孔を通過する必要がある。しかし、砂塵などの多くは、複数の細孔を通過することなく、複数の細孔の間にある多孔質材料の壁によって進入を阻まれる。その結果、砂塵などの筐体の内部空間30への進入を抑制することができる。
また、防塵部70が多孔質材料であるため、筐体の外部と内部空間30との間における空気の移動は可能である。これにより、内部空間30に配置されたモータなどから発する熱が内部空間30に籠もり、内部空間30の温度が上昇することを抑制できる。
また、内部空間30に用紙15が詰まった場合に、スキャナ筐体51を第2位置へ移動させることによって、当該用紙15を容易に取り出すことができる。
また、キャリッジ38が移動することによって圧力が生じることにより、砂塵などがプリンタ筐体14及びスキャナ筐体51の外部から、スキャナ筐体51の下面52及びプリンタ筐体14の天板27の隙間、及び開口28Aを通じて内部空間30へ進入しようとする。しかし、この砂塵などの多くは、防塵部70Aによって開口28Aへ到達することができない。これにより、砂塵などのプリンタ筐体14の内部空間30への進入を抑制することができる。
また、キャリッジが左方へ移動すると、左向きの圧力が発生する。この左向きの圧力により、筐体よりも右方に位置する外部空間から、スキャナ筐体51及び天板27の隙間、及び開口28Aを通じてプリンタ筐体14の内部空間30へ向けて、砂塵などが進入しようとする。しかし、この砂塵などの開口28Aを通じての内部空間30への進入は、開口28Aの少なくとも周縁部を塞いでいる防塵部70Aによって抑制される。
[変形例]
上記実施形態では、防塵部70は、スキャナ筐体51の下面52の2箇所に取り付けられていた。詳細には、防塵部70Aが開口28Aの周縁部に対応する位置に取り付けられており、防塵部70Bが開口28Aの前端近傍に対応する位置に取り付けられていた。しかし、防塵部70が取り付けられる数は2箇所に限らない。また、防塵部70が取り付けられる位置は前述した位置に限らない。
例えば、図4に示されるように、スキャナ筐体51の下面52における開口28Bの周縁部に対応する位置に、防塵部70Cが取り付けられていてもよい。図4では、防塵部70は、防塵部70Aと防塵部70Cとを備える。防塵部70Cは、スキャナ筐体51が第1位置に位置する状態において、開口28Bの周縁部において、スキャナ筐体51の下面52とプリンタ筐体14の天板27との隙間を塞ぐように配置されている。これにより、スキャナ筐体51の下面52とプリンタ筐体14の天板27との間の空間に進入した砂塵などが、開口28Bを通って内部空間30へ進入することを低減できる。
また、例えば、図5に示されるように、スキャナ筐体51の下面52の右端部に、防塵部70Dが取り付けられていてもよい。防塵部70Dは、スキャナ筐体51の下面52に沿って概ね前後方向8に延びている。防塵部70Dは、スキャナ筐体51が第1位置に位置する状態において、スキャナ筐体51の下面52の右端部とプリンタ筐体14の天板27の右端部との隙間33(図1参照)を塞ぐ。これにより、砂塵などが、複合機10の外部から隙間33を通ってスキャナ筐体51の下面52とプリンタ筐体14の天板27との間の空間に進入することを低減できる。なお、図5では、スキャナ筐体51には、防塵部70Dのみが取り付けられているが、防塵部70Dに加えて、防塵部70A、70B、70Cの少なくとも一つが取り付けられてもよい。
また、防塵部70は、防塵部70Dの代わりにまたは防塵部70Dに加えて、スキャナ筐体51の下面52の左端部に取り付けられていてもよい。
以上より、防塵部70は、移動可能空間40の右端部40Aよりも右方の位置であって右端部40Aと筐体(プリンタ筐体14及びスキャナ筐体51)の外部との間の位置(防塵部70Dが取り付けられた位置)、または、移動可能空間40の左端部40Bよりも左方の位置であって左端部40Bと筐体の外部との間の位置(スキャナ筐体51の下面52の左端部に取り付けられた防塵部70の位置)の少なくとも一方に配置されている。
キャリッジ38が右方へ移動すると、右向きの圧力が発生する。この右向きの圧力により、筐体よりも左方に位置する外部空間から筐体に形成された開口28や隙間を通じて筐体の内部空間30へ向けて、砂塵などが進入しようとする。しかし、この砂塵などの内部空間30への進入は、移動可能空間40の左端部40Bよりも左方の位置であって左右方向9における左端部40Bと筐体の外部との間に配置された防塵部70によって抑制される。
同様に、キャリッジが左方へ移動すると、左向きの圧力が発生する。この左向きの圧力により、筐体よりも右方に位置する外部空間から筐体に形成された開口28や隙間33を通じて筐体の内部空間30へ向けて、砂塵などが進入しようとする。しかし、この砂塵などの内部空間30への進入は、移動可能空間40の右端部40Aよりも右方の位置であって左右方向9における右端部40Aと筐体の外部との間に配置された防塵部70Dによって抑制される。
また、例えば、図6に示されるように、スキャナ筐体51の前面に、防塵部70Eが取り付けられていてもよい。防塵部70Eは、スキャナ筐体51の前面に沿って概ね左右方向9に延びている。防塵部70Eは、スキャナ筐体51が第1位置に位置する状態において、スキャナ筐体51の前面とプリンタ筐体14との隙間34(図1参照)を塞ぐ。これにより、砂塵などが、複合機10の外部から隙間34を通ってスキャナ筐体51の下面52とプリンタ筐体14の天板27との間の空間に進入することを低減できる。なお、図6では、スキャナ筐体51には、防塵部70Eのみが取り付けられているが、防塵部70Eに加えて、防塵部70A、70B、70C、70Dの少なくとも一つが取り付けられてもよい。
上記実施形態では、防塵部70は、スキャナ筐体51に取り付けられていた。しかし、図7に示されるように、防塵部70は、プリンタ筐体14に取り付けられていてもよい。図7では、防塵部70Aが、開口28Aの周縁部に取り付けられている。また、防塵部70Bが、開口28Bの前端近傍に取り付けられている。また、図8に示されるように、防塵部70Cが、開口28Bの周縁部に取り付けられていてもよい。また、図示されていなが、防塵部70Dが、プリンタ筐体14の天板27の右端部に前後方向8に沿って取り付けられていてもよいし、防塵部70Eが、プリンタ筐体14の上端の前端部に左右方向9に沿って取り付けられていてもよい。
上記実施形態では、防塵部70Aは開口28Aの周縁部に対応する位置に配置されていた。また、防塵部70Cは開口28Bの周縁部に対応する位置に配置されていた。しかし、防塵部70Aは、スキャナ筐体51が第1位置に位置する状態において、開口28A全体を塞ぐことができる範囲に亘って配置されていてもよい。また、防塵部70Cは、スキャナ筐体51が第1位置に位置する状態において、開口28B全体を塞ぐことができる範囲に亘って配置されていてもよい。
この場合、スキャナ筐体51が第1位置に位置する状態において、開口28は防塵部70A、70Cによって塞がれている。しかし、防塵部70がスキャナ筐体51に取り付けられていることで、スキャナ筐体51を第1位置から第2位置へ移動させたときに、開口28を通じて内部空間30を露出することができる。これにより、内部空間30に用紙15が詰まったときに、当該用紙15を開口28を通じて取り出すことができる。一方、スキャナ筐体51が第1位置に位置するときには、砂塵などの内部空間30への進入を抑制することができる。
防塵部70は、スキャナ筐体51の下面52や、プリンタ筐体14の天板27以外の箇所に取り付けられていてもよい。例えば、図9に示されるように、プリンタ筐体14の側板29に、放熱などのための開口26が形成されている場合、防塵部70が、側板29における内部空間30を向く面に、開口26を塞ぐように取り付けられていてもよい。
防塵部は、プリンタ筐体14の外部から内部空間への空気の流れと交差する交差方向に間隔を空けて、複数配置されていてもよい。例えば、図10に示されるように、プリンタ筐体14の天板27における開口28の周縁部に、防塵部80(80A、80B)が、交差方向に間隔を空けて2重に配置されていてもよい。なお、防塵部80は、3重以上に配置されていてもよい。
また、防塵部80が配置されている構成の場合(図10参照)、スキャナ筐体51の下面52における開口28の周縁部に対応する部分に、防塵部90(90A、90B)が、交差方向に間隔を空けて2重に配置されている。なお、防塵部90は、防塵部80に対応して3重以上に配置されていてもよい。
図11に示されるように、防塵部90A、90Bは、スキャナ筐体51が第1位置に位置する状態において、交差方向(左右方向9)に沿って防塵部80A、80Bと交互に並ぶように配置されている。これにより、防塵部80、90によって、移動可能空間40とプリンタ筐体14の外部とを連通するラビリンス形状の流路71が形成される。なお、図10及び図11に示される構成の場合、防塵部80、90は、発砲ポリウレタンなどの多孔質材料に限らず、例えば、ポリスチレンなどの樹脂で構成されていてもよい。更に、スキャナ筐体51やプリンタ筐体14の筐体自身に一体的に構成されていてもよい。
砂塵などは、筐体の外部から内部空間30へ進入するために防塵部80、90に形成されたラビリンス状の流路71を通過する必要がある。しかし、キャリッジ38の移動によって生じた圧力が弱まると、砂塵などの多くは、流路71の途中で停止する。これにより、砂塵などの筐体の内部空間30への進入を抑制することができる。
また、流路71を介して、筐体の外部と内部空間30との間における空気の移動は可能である。これにより、内部空間30に配置されたモータなどから発する熱が内部空間30に籠もり、内部空間30の温度が上昇することを抑制できる。
上記実施形態では、防塵部70は、スキャナ筐体51またはプリンタ筐体14に取り付けられていたが、スキャナ筐体51及びプリンタ筐体14の双方に取り付けられていてもよい。
上記実施形態では、防塵部70が、スキャナ筐体51の下面52やプリンタ筐体14の天板27に貼り付けられていたが、防塵部70は、スキャナ筐体51やプリンタ筐体14に貼り付けられた構成に限らない。例えば、防塵部70は、スキャナ筐体51と同様に回動可能に構成されていてもよい。図12及び図13に示される例において、防塵部70は、プリンタ筐体14の後端部と蝶番(不図示)などによって連結されている。防塵部70は、その後端部(例えば前記蝶番)を軸として、倒伏位置(図12に示される位置)と起立位置(図13に示される位置)とに回動可能である。倒伏位置の防塵部70は、プリンタ筐体14に対して倒伏して開口28を上方から覆う。起立位置の防塵部70は、プリンタ筐体14に対して起立して開口28を通じて内部空間30を露出させる。
上述した回動可能な防塵部70は、スキャナ筐体51と独立して回動してもよいし、スキャナ筐体51と連動して回動してもよい。防塵部70がスキャナ筐体51と連動して回動する場合、防塵部70は、スキャナ筐体51が第1位置に位置する状態において倒伏位置に位置している。防塵部70は、スキャナ筐体51の第1位置から第2位置への回動に連動して、倒伏位置から起立位置へ回動する。
上記実施形態では、複合機10は、プリンタ筐体14及びスキャナ筐体51の2つの筐体を備えていたが、複合機10は1つの筐体のみを備えていてもよい。例えば、複合機10は、スキャナ筐体51を備えておらず、プリンタ筐体14を備えていてもよい。この場合、防塵部70は、プリンタ筐体14に取り付けられる。詳細には、防塵部70は、プリンタ筐体14の内部空間30とプリンタ筐体14の外部との連通箇所を塞ぐように取り付けられる。
10・・・複合機(インクジェット記録装置)
11・・・プリンタ部
12・・・スキャナ部
14・・・プリンタ筐体(筐体、下部筐体)
30・・・内部空間
37・・・記録ヘッド
38・・・キャリッジ
40・・・移動可能空間
51・・・スキャナ筐体(筐体、上部筐体)
70・・・防塵部

Claims (8)

  1. 内部空間を有する箱形の筐体と、
    上記内部空間に配置されており、インク滴を吐出する記録ヘッドと、
    上記内部空間に配置されており、上記記録ヘッドを搭載しており、移動可能なキャリッジと、
    上記筐体において、上記内部空間のうち上記キャリッジが位置することが可能な空間である移動可能空間と上記筐体の外部との間に配置された防塵部と、を備えるインクジェット記録装置。
  2. 上記防塵部は、多孔質材料である請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 上記防塵部は、上記移動可能空間と上記筐体の外部とを連通するラビリンス形状の流路を備える請求項1または2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 上記キャリッジは、第1向き及び当該第1向きとは逆向きの第2向きへ移動可能であり、
    上記防塵部は、上記移動可能空間の上記第1向きの端部よりも上記第1向きの位置であって上記第1向きにおける当該端部と上記筐体の外部との間の位置、または、上記移動可能空間の上記第2向きの端部よりも上記第2向きの位置であって上記第2向きにおける当該端部と上記筐体の外部との間の位置の少なくとも一方に配置されている請求項1から3のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  5. 上記筐体は、上記内部空間を有する下部筐体と、上記下部筐体の上方に配置された上部筐体と、を備え、
    上記上部筐体は、上記下部筐体を上方から覆う第1位置と、上記下部筐体に対して起立しており上記内部空間を露出させる第2位置とに移動可能である請求項1から4のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  6. 上記下部筐体は、上記内部空間の上端を区画する天板を備え、
    上記天板における上記キャリッジの上方には、開口が形成されており、
    上記防塵部は、上記上部筐体が上記第1位置に位置する状態において、少なくとも上記開口の周縁部において上記天板と上記上部筐体との隙間を塞ぐように配置されている請求項5に記載のインクジェット記録装置。
  7. 上記防塵部は、上記上部筐体に取り付けられている請求項6に記載のインクジェット記録装置。
  8. 上記キャリッジは、第1向き及び当該第1向きとは逆向きの第2向きへ移動可能であり、
    上記開口は、上記移動可能空間の上記第1向きの端部に形成されている請求項6または7に記載のインクジェット記録装置。
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