JP2005223415A - 蓋体の破損防止装置、これを備える記録装置および液体噴射装置 - Google Patents

蓋体の破損防止装置、これを備える記録装置および液体噴射装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 スキャナユニットの回動支点とペーパーサポートの先端とが隣接する構成を採用するという前提において、蓋体としても機能するペーパーサポートを閉じた状態でスキャナユニットを開放したときに、ペーパーサポートの破損を防止できる蓋体の破損防止装置を提供すること。
【解決手段】 開閉ユニット5の後端側には、開閉ユニット5の回動軸51より上側において回動可能に接続されている蓋体浮動作用部材29を備え、蓋体浮動作用部材の後端側には持上作用部47が形成されており、蓋体浮動作用部材は、開閉ユニットを開放していく過程の少なくとも初期段階で開閉ガイド35に沿って後方へ移行することで、持上作用部47が蓋体19の下面に作用して蓋体の被当接部43を持ち上げる。
【選択図】図12

Description

本発明は、スキャナ機能付きの記録装置または液体噴射装置などのように、二つの同じ方向に開閉可能な回動式の蓋体が、互いに隣接している構造を備える装置に関するものである。
ここで液体噴射装置とは、インクジェット式記録ヘッドが用いられ、該記録ヘッドからインクを吐出して被記録媒体に記録を行うプリンタ、複写機およびファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を前記記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから被記録媒体に相当する被噴射媒体に噴射して、前記液体を前記被噴射媒体に付着させる装置を含む意味で用いる。
液体噴射ヘッドとして、前記記録ヘッドの他に、液晶ディスプレー等のカラーフィルター製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等が挙げられる。
特許文献1には、記録紙を載置した状態で保持するペーパーサポートと、記録紙の倒れを防止するペーパーガイドを備える印字装置において、ペーパーサポートを印字装置の前後方向に回動可能に取付け、ペーパーガイドをペーパーサポートに対して上下方向にスライド可能に取り付ける構成が開示されている。一方、近年、記録装置の上面にスキャナ装置を設けたスキャナ付き記録装置が開発されており、かかるスキャナ付き記録装置は、通常、装置の後方側に位置する回動軸を中心としてスキャナユニットを前後方向に回動して開放可能としている。
このようなスキャナ付き記録装置に、特許文献1に開示されたような前後方向に回動可能なペーパーサポートを適用する場合、装置全体の前後寸法を小さくするため、スキャナユニットの回動支点とペーパーサポートの先端とが隣接する構成を採用することが要請される。しかしこのような構成を採用する場合、ペーパーサポートを閉じた状態でスキャナユニットを開放するとき、スキャナユニットの回動支点付近に構造上設けられる突出部が、ペーパーサポートの前端部分に食い込み、該部分を破損してしまう可能性がある。
特開昭62−170370号公報
そこで本発明の課題は、スキャナユニットのような開閉ユニットの回動支点と、前後方向に回動可能なペーパーサポートのような蓋体の先端とが隣接する構成を採用するという前提において、蓋体としても機能するペーパーサポートのような構成部材を閉じた状態でスキャナユニットのような開閉ユニットを開いたときに、閉じた状態の蓋体の破損を防止できる蓋体の破損防止装置を提供することにある。
上記課題を達成するため、本発明の第1の態様に係る蓋体の破損防止装置は、後端側に突出部を有する回動軸の周りで上方に回動して開放可能な開閉ユニットの後側に、前記開閉ユニットと同方向に開閉可能な蓋体が隣接しており、前記蓋体の閉鎖状態で前記開閉ユニットを開いたときに前記突出部の一部が前記蓋体の先端側に形成された被当接部に食い込んで破損する可能性のある装置において、前記開閉ユニットの後端側には、前記開閉ユニットの回動軸より上側において回動可能に接続されている蓋体浮動作用部材を備え、前記蓋体浮動作用部材の後端側には持上作用部が形成されており、前記蓋体浮動作用部材は、前記開閉ユニットを開放していく過程の少なくとも初期段階で開閉ガイドに沿って後方へ移行することで、前記持上作用部が前記蓋体の下面に作用して前記蓋体の被当接部を持ち上げることを特徴とするものである。
本発明の第1の態様によれば、開閉ユニットが開放し始めるとき、開閉ユニットの回動軸より上側に回動支点を有する蓋体浮動作用部材が後方側へ移行する。そして蓋体浮動作用部材の後端の持上作用部が蓋体の下面に作用することで、蓋体が若干上方へ開き、これにより蓋体の前側に位置する被当接部が持ち上げる。そのため、開閉ユニットの突出部が蓋体の被当接部に食い込むことが防止され、蓋体の破損を回避することができる。またこのような構成を採用することで、蓋体を開閉ユニットに近接して設けることができるため、前後方向寸法が小さな装置を提供できる。
また、本発明の第2の態様に係る蓋体の破損防止装置は、上記第1の態様において、前記開閉ユニットの突出部における後端上部には当接作用部が形成されており、前記開放の初期段階において前記蓋体の被当接部が持ち上げられた後は、前記開閉ユニットの開放に伴い前記被当接部が前記開閉ユニットの当接作用部に案内されて前記蓋体が回動することを特徴とするものである。
本態様によれば、一旦、蓋体の被当接部が持ち上がった後は、蓋体の被当接部が開閉ユニットの後端に位置する当接作用部に寄り掛かるようにして案内され、蓋体が開閉ユニットの開き具合に応じて自由に回動するようになる。
また、本発明の第3の態様に係る蓋体の破損防止装置は、上記第1または2の態様において、前記蓋体浮動作用部材の持上作用部の下側には傾斜案内部が形成され、前記開閉ガイドは、前端に傾斜面を有する上昇ガイド部を備えており、前記蓋体浮動作用部材が開閉ガイドに沿って後方へ移行する際に、前記傾斜案内部が前記上昇ガイド部の傾斜面に沿って上方へ案内されることで、前記蓋体の被当接部の持ち上げを助長することを特徴とするものである。
本態様によれば、開閉ユニットの開放に伴う蓋体浮動作用部材の後方への移行の際に、傾斜案内部が上昇ガイド部の傾斜面に沿って上方へ案内されることで、持上作用部が蓋体の下面を上方へ持ち上げるようになる。その結果、蓋体の被当接部の持ち上げ作用が助長される。
また、本発明の第4の態様に係る蓋体の破損防止装置は、上記第1〜第3のいずれかの態様において、前記開閉ユニットと蓋体が共に閉鎖した状態では、前記開閉ユニットの上面と蓋体の上面は面一状態であることを特徴とするものである。
本態様によれば、本発明が適用される装置全体の上面をほぼ平らの状態にすることができる。
また、本発明の第5の態様に係る蓋体の破損防止装置は、上記第1〜第4のいずれかの態様において、前記開閉ユニットはスキャナ付き記録装置のスキャナユニットであり、前記蓋体はスキャナ付き記録装置の媒体サポートであり、前記蓋体浮動作用部材は、スキャナ付き記録装置においてスキャナユニットを開放したときにスキャナユニット上に載っている異物が被記録媒体の給送口内へ落下することを防止するように後方側へ移行する異物落下防止カバーであることを特徴とするものである。
本態様によれば、スキャナユニットが開放し始めるとき、スキャナユニットの回動軸より上側に回動支点を有する異物落下防止カバーが後方側へ移行する。そして異物落下防止カバーの後端の持上作用部が媒体サポートの下面に作用することで、媒体サポートが若干上方へ開き、これにより媒体サポートの前側に位置する被当接部が持ち上げる。そのため、スキャナユニットの突出部が媒体サポートの被当接部に食い込むことが防止され、媒体サポートの破損を回避することができる。
また異物落下防止カバーにより、スキャナユニットを開けた際に、スキャナユニット上に載っている異物が被記録媒体の給送口内へ落下することを防止する作用と、上記の媒体サポートの被当接部の持ち上げ作用の両方の作用が得られる。更に媒体サポートをスキャナユニットに近接して設けることができるため、前後方向寸法が小さなスキャナ付き記録装置を提供できる。
また、本発明の第6の態様に係る記録装置は、上記第5の態様の蓋体の破損防止装置を備えていることを特徴とするものである。本態様によれば、スキャナユニットを開けた際に媒体サポートの前端側に食い込んで媒体サポートを破損する事故を防止することができる。
また、本発明の第7の態様に係る蓋体の破損防止装置は、上記第1〜第4のいずれかの態様において、前記開閉ユニットはスキャナ付き液体噴射装置のスキャナユニットであり、前記蓋体はスキャナ付き液体噴射装置の媒体サポートであり、前記蓋体浮動作用部材は、スキャナ付き液体噴射装置においてスキャナユニットを開放したときにスキャナユニット上に載っている異物が被噴射媒体の給送口内へ落下することを防止するように後方側へ移行する異物落下防止カバーであることを特徴とするものである。
また、本発明の第8の態様に係る液体噴射装置は、上記第7の態様の蓋体の破損防止装置を備えていることを特徴とするものである。
以下、本願発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る蓋体の破損防止装置を適用したスキャナ付き記録装置1を示す後方斜視図であり、図2は媒体サポートだけを開放した状態のスキャナ付き記録装置の前方斜視図であり、図3は媒体サポートだけを開放した状態の記録装置の側断面図であり、図4は媒体サポートを開き、スキャナユニットを若干開けた状態を示す記録装置の斜視図であり、図5は異物落下防止カバーが最上位の被記録媒体(液体噴射装置では被噴射媒体に相当する)に当接した時点での状態を示す記録装置の側断面図であり、図6は異物落下防止カバーが被記録媒体に案内され上昇した状態を示す記録装置の側断面図であり、図7はスキャナユニットと異物落下防止カバーとが連動している作動状態を示す記録装置の側断面図であり、図8は媒体サポートを開き、スキャナユニットが閉じているときの給送部の拡大斜視図であり、図9は媒体サポートを開き、スキャナユニットを若干開けたときの給送部の拡大斜視図である。また図10は異物落下防止カバーが使用位置にあるときのスキャナユニットの斜視図であり、図11は異物落下防止カバーをスキャナユニット側に倒したときのスキャナユニットの斜視図である。
図1に示す如くスキャナ付き記録装置1は、装置本体3と、装置本体3の上面側に位置し開閉ユニットに相当するスキャナユニット5と、スキャナユニット5の後方側に設けられる被記録媒体給送部7(以下、単に給送部という)とを備えて成る。尚、本発明ではスキャナユニット5を開放していく方向が後方であり、その反対側が前方である。
装置本体3は、主としてインクジェット式プリンタの機能、即ち給送部7から給送された被記録媒体Pに記録を行う記録ヘッド、記録ヘッドを支持しながら主走査方向に走査可能なキャリッジ及び被記録媒体Pを給送および排出するための種々のローラからなる駆動系を備えているが、これらは本発明の本質とは関係が薄いので図示およびその説明を省略する。尚、図2中、符号9で示す部材は被記録媒体の排出受け部を示し、図2中では閉鎖した状態で示されているが、プリンタ機能の使用時には排出受け部9を手前側にほぼ90°回動した状態で記録後の被記録媒体を受けるようにして使用する。また装置本体3の上面左側(図1では右側になっている)には操作パネル11が設けられており、スキャナユニット5を使用したスキャニング機能、装置本体3での記録機能及びスキャニングした画像を記録する機能などがこの操作パネル11で操作可能となっている。
スキャナユニット5は回動軸13を中心に上方へ回動することにより開閉可能なスキャナ押さえ蓋を備え、スキャナ押さえ蓋の下側にはスキャニングを行う際に印刷物等を載置するガラス載置面(図示せず)が形成されている。更にガラス載置面の下側にはスキャニング装置(図示せず)が設けられている。スキャナユニット5は、図4に示す如く、それ自体が全体として回動軸17を中心に上方へ回動することで装置本体3の上部が開放し、キャリッジ等の記録部(液体噴射装置では液体噴射部に相当する)の部材のメンテナンス等ができるようになっている。またスキャナユニット5には、図10、図11に示す如く、2つの差込部6が形成されており、これらの差込部6を装置本体3側に形成された図示しない差込受け部に差し込むことで、スキャナユニット5が装置本体3に取付可能となっている。
図1に示す如く給送部7は、不使用時には蓋体19によって閉鎖されており、蓋体19はその回動軸21(図1)を中心に図2に示す如く後方側へ回動することにより給送部7が開放状態となり、また蓋体19は一定角度位置で固定されることにより媒体サポート23として機能するようになる。媒体サポート23には、被記録媒体Pの幅寸法に合わせて可動なエッジガイド25が設けられている。蓋体19が開放状態にある時、給送部7には給送口27が形成され、図4に示す如く媒体サポート23にストックされた被記録媒体Pが図示しない送り機構により一枚ずつ給送口27から記録部へ送り出されるようになっている。給送口27の前後方向の幅は、任意に設定可能であるが、少なくとも媒体サポート23に被記録媒体Pをストックできる最大枚数の厚さ分は必要である。仮に給送口27の前後方向の幅を、被記録媒体Pをストックできる最大枚数の厚さと等しくした場合には、該最大枚数の被記録媒体をストックした状態では、給送口27は被記録媒体によって閉鎖された状態となる。
図3、図5、図6及び図7に示す如く、給送口27内には蓋体浮動作用部材に相当する異物落下防止カバー29が設けられている。異物落下防止カバー29は図8などに一部が示されているように、内側が凹んだトレー状の形態を有した異物受け部30を有しており、図7に示す如く、その前端側はスキャナユニット5の後端側において、スキャナユニット5の回動軸17より上側に位置する回動軸31の周囲で回動可能に接続されている。これによりスキャナユニット5を開けるように回動させたとき、図7中矢印33で示すように異物落下防止カバー29は後方へ移行しながら、給送口27を閉鎖することができる。
図8に示す如く、異物落下防止カバー29の両側には開閉ガイド35が形成されており、スキャナユニット5の開閉に伴い異物落下防止カバー29が前後方向に移動するとき、この開閉ガイド35により、異物落下防止カバー29の自由端37が案内される。異物落下防止カバー29の自由端37は図7に示す如く、後端から下側に掛けて円弧状に丸みを帯びて形成されており、開閉ガイド35に沿って滑らかにスライドできるようになっている。
異物落下防止カバー29の長さ、即ち自由端37の位置は、スキャナユニット5が図3に示す如く閉鎖位置にあるとき、給送部7に最大限載置可能な枚数の被記録媒体Pが載置されている場合に、最上位の被記録媒体Pに接触しないか、かろうじて接触するように設定することができる。また図7に示す如く、スキャナユニット5を上方へ回動させていくのに伴い異物落下防止カバー29が矢印33の方向へ移動したとき、異物落下防止カバー29の自由端37が最上位の被記録媒体P(被記録媒体が存在しない場合は媒体サポート23)に当接した時点以降は、異物落下防止カバー29の自由端37が最上位の被記録媒体Pの表面上(被記録媒体が存在しない場合は媒体サポート23の表面上)で滑りながら上方へ案内され、異物落下防止カバー29自体が次第に傾くようになっている。異物落下防止カバー29は、図11に示す位置まで最大限回動可能であるが実際の使用状態では図11に示す位置まで回動することはない。尚、異物落下防止カバー29の作動の詳細については後述する。
次に媒体サポート23が閉鎖している状態でスキャナユニット5を開放しようとしたときに、媒体サポート23が破損することを防止する構造について図12〜図17を参照しながら説明する。図12は、スキャナユニット開放初期状態での異物落下防止カバーの作用を示す側断面図であり、図13は媒体サポートとスキャナユニットが両方とも閉じている状態を示す側断面図であり、図14はスキャナユニットを閉じ、媒体サポートを開け始めたときの側断面図であり、図15は当接作用部が被当接部に当接した状態を示す側断面図であり、図16は媒体サポートが突出部の上面に案内される状態を示す側断面図であり、図17はスキャナユニットを最終位置まで開放した状態の側断面図を示す。
図12に示す如く、スキャナユニット5の後端には上面40を有する突出部39が形成されており、該突出部39の後端上側には滑らかな円弧状に形成された当接作用部41が形成されている。また媒体サポート23の前端(使用時に上端となる部分)の下側には、スキャナユニット5を開けるときに当接作用部41と当接する被当接部43が形成されている。
また異物落下防止カバー29の自由端37には、媒体サポート23の下面45に作用して媒体サポート23を上方へ持ち上げる作用をする持上作用部47が形成されており、持上作用部47から斜め前側の下方へ向かって傾斜案内部49が形成されている。開閉ガイド35は、スキャナユニット5を開く際の初期に媒体サポート23を案内する初期ガイド部35aと、異物落下防止カバー29の持上作用部47を上方へ案内し、媒体サポート23を上方へ持ち上げる作用を有する前側が斜めに形成された傾斜面35cを備える上昇ガイド部35bとを備えている。尚、符号51で示す点は、スキャナユニット5が回動する際の回動中心である。
以下、異物落下防止カバー29の作動、及び媒体サポート23の閉鎖状態でスキャナユニット5を開放しようとしたときの媒体サポート23の破損回避作用について説明する。
まず異物落下防止カバー29は、図2に示す如く媒体サポート23が開状態であるときに、スキャナユニット5を開放して斜め状態にすることにより、スキャナユニット5上に載っているクリップなどの異物が給送口27内に落下することを防止するためのものであり、図3に示す如くスキャナユニット5が閉鎖しているときには、異物落下防止カバー29は相対的に前側の位置にあり、この時、図8に示す如く給送口27は開いた状態になっている。尚、図3では被記録媒体Pが媒体サポート23上に存在しないが、本例では被記録媒体Pが媒体サポート23上に存在していても、最上位の被記録媒体Pと異物落下防止カバー29の自由端37との間には空間が形成されているものとする。
図4、図5に示す如くスキャナユニット5を僅かに開けると、スキャナユニット5が回動中心51の周囲で回動することで、異物落下防止カバー29は図7中矢印33の方向へ進行するようになる。このとき異物落下防止カバー29の自由端37は、開閉ガイド35に案内されるとともに(図9参照)、回動軸31の周囲で図7において反時計回りに自由に回動する。図5に示す位置まで異物落下防止カバー29が後方に移行すると、異物落下防止カバー29の自由端37が最上位の被記録媒体Pに接触し、この時点で給送口27が閉鎖されることになる。
次に図6に示す如くスキャナユニット5を更に大きく開けると、異物落下防止カバー29は更に図7の矢印33で示す方向(後方)へ移行しようとする。しかし図5に関して説明したように、既に異物落下防止カバー29の自由端37は最上位の被記録媒体Pに接触しているから、それ以上矢印33の方向へ移行することはできない。しかし、異物落下防止カバー29の自由端37は円弧状に丸みを帯びて形成されているため、該自由端37が最上位の被記録媒体Pに当接した以降は、自由端37は最上位の被記録媒体Pの表面に案内されて図6中矢印53で示す如く、上方へ移行するようになる。
このとき異物落下防止カバー29の自由端37は最上位の被記録媒体Pに当接したままであるから、給送口27が閉鎖された状態は維持される。仮にこの状態でスキャナユニット5の上面に載っていたクリップ等の異物が給送口27側へ滑り落ちてきたとしても、異物は異物受け部30内に落下し、その後の異物落下防止カバー29の動きに拘わらず、そこに留まる。従って、異物が給送口27から装置本体3の内側へ誤って入り込むことを防止することができる。図6に示す状態以降、スキャナユニット5を更に開方向に回動させることができるが、これに伴い異物落下防止カバー29の自由端37は、上記同様に最上位の被記録媒体Pの表面に案内されて給送口27を閉鎖した状態で矢印53の方向へ移行する。またスキャナユニット5を閉鎖する場合には、異物落下防止カバー29は、上記開動作のときの逆の動きをする。
次に媒体サポート23の閉鎖状態でスキャナユニット5を開放しようとしたときの媒体サポート23の破損回避作用について、図12〜図17を参照しながら説明する。まず図13は、スキャナユニット5と媒体サポート23とが閉鎖した状態を示す。この時、スキャナユニット5における突出部39の当接作用部41は、媒体サポート23の被当接部43から離れた状態にある。
まず図1及び図13に示す如く、スキャナユニット5と媒体サポート23との両方が閉鎖した状態では、両者は面一の状態にあり、これにより記録装置全体がほぼ直方体の形状となっている。この状態から図14に示す如く、媒体サポート23を閉じたままスキャナユニット5を開放し始めると、上述したようにスキャナユニット5が回動中心51の周囲で回動することにより、異物落下防止カバー29が図12中矢印33で示す方向に移行する。
これにより異物落下防止カバー29の自由端37における傾斜案内部49が上昇ガイド部35bの傾斜面35cに案内されて、図12中、矢印55で示す如く上方へ上がる。これに伴い、異物落下防止カバー29の自由端37における持上作用部47が媒体サポート23の下面45に当接してこれを押し上げる(図14)。その結果、スキャナユニット5の当接作用部41が、媒体サポート23の被当接部43に当接する直前に、媒体サポート23の先端側が僅かに浮上する(図12、図14参照)。
図15に示す如くスキャナユニット5が更に開くと、スキャナユニット5の当接作用部41が媒体サポート23の被当接部43に当接する。そしてその後、スキャナユニット5が更に開くとき、媒体サポート23の被当接部43が、滑らかな円弧状に形成された当接作用部41に案内されて、媒体サポート23が若干持ち上げられる。
そして図16に示す如くスキャナユニット5の開き具合が大きくなると、媒体サポート23の被当接部43が突出部39の上面40に案内されるようになり、最終的に図17に示す如く、スキャナユニット5が最大に開放した位置では、媒体サポート23の被当接部43が突出部39の上面40の最前部付近に至る。
このように媒体サポート23を閉じたままスキャナユニット5を開け始める初期段階で、異物落下防止カバー29の自由端37に形成された持上作用部47が媒体サポート23を持ち上げて、媒体サポート23の先端側を浮上させるから、スキャナユニット5の回動に伴い、スキャナユニット5の当接作用部41が媒体サポート23の被当接部43に食い込んで、媒体サポート23を破損してしまうことが回避できる。
以上、本発明をスキャナ付き記録装置を例にとって説明したが、スキャナ付き液体噴射装置においても同様に適用可能である。またこの他にも、後端側に突出部を有する回動軸の周りで上方に回動して開放可能な開閉ユニットの後側に、開閉ユニットと同方向に開閉可能な蓋体が隣接しており、蓋体の閉鎖状態で開閉ユニットを開いたときに突出部の一部が蓋体の先端側に形成された被当接部に食い込んで破損する可能性のある装置に関しても、本発明を同様に適用することができる。
本発明を適用したスキャナ付き記録装置を示す後方斜視図。 媒体サポートを開放したスキャナ付き記録装置の前方斜視図。 媒体サポートを開き、スキャナユニットが閉じている記録装置の側断面図。 媒体サポートを開き、スキャナユニットを若干開けた記録装置の斜視図。 異物落下防止カバーが最上位の被記録媒体に当接した状態の記録装置の側断面図。 異物落下防止カバーが被記録媒体に案内され上昇した状態の記録装置の側断面図。 スキャナユニットと異物落下防止カバーの作動状態を示す記録装置の側断面図。 媒体サポートを開き、スキャナユニットが閉じている、給送部の拡大斜視図。 媒体サポートを開き、スキャナユニットを若干開けた、給送部の拡大斜視図。 異物落下防止カバー使用位置でのスキャナユニットの斜視図。 異物落下防止カバーをスキャナユニット側に倒したスキャナユニットの斜視図。 スキャナユニット開放初期状態での異物落下防止カバーの作用を示す側断面図。 媒体サポートと、スキャナユニットが閉じている状態の側断面図。 スキャナユニットを閉じ、媒体サポートを開け始めたときの側断面図。 当接作用部が被当接部に当接した状態の側断面図。 媒体サポートが突出部の上面に案内される状態の側断面図。 スキャナユニットを最終位置まで開放した状態の側断面図。
符号の説明
1 スキャナ付き記録装置、3 装置本体、5 スキャナユニット、
7 被記録媒体給送部、9 排出受け部、11 操作パネル、13 回動軸
15 スキャナ押さえ蓋、17 回動軸、19 蓋体、21 回動軸、
23 媒体サポート、25 エッジガイド、27 給送口、29 異物落下防止カバー
30 異物受け部、31 回動軸、33 矢印、35 開閉ガイド、
35a 初期ガイド部、35b 上昇ガイド部、35c 傾斜面、
37 異物落下防止カバーの自由端、39 突出部、40 突出部の上面、
41 当接作用部、43 被当接部、45 媒体サポートの下面、47 持上作用部、
49 傾斜案内部、51 回動中心、53 矢印、55 矢印、P 被記録媒体

Claims (8)

  1. 後端側に突出部を有する回動軸の周りで上方に回動して開放可能な開閉ユニットの後側に、前記開閉ユニットと同方向に開閉可能な蓋体が隣接しており、前記蓋体の閉鎖状態で前記開閉ユニットを開いたときに前記突出部の一部が前記蓋体の先端側に形成された被当接部に食い込んで破損する可能性のある装置において、
    前記開閉ユニットの後端側には、前記開閉ユニットの回動軸より上側において回動可能に接続されている蓋体浮動作用部材を備え、前記蓋体浮動作用部材の後端側には持上作用部が形成されており、
    前記蓋体浮動作用部材は、前記開閉ユニットを開放していく過程の少なくとも初期段階で開閉ガイドに沿って後方へ移行することで、前記持上作用部が前記蓋体の下面に作用して前記蓋体の被当接部を持ち上げることを特徴とする蓋体の破損防止装置。
  2. 請求項1において、前記開閉ユニットの突出部における後端上部には当接作用部が形成されており、前記開放の初期段階において前記蓋体の被当接部が持ち上げられた後は、前記開閉ユニットの開放に伴い前記被当接部が前記開閉ユニットの当接作用部に案内されて前記蓋体が回動することを特徴とする蓋体の破損防止装置。
  3. 請求項1または2において、前記蓋体浮動作用部材の持上作用部の下側には傾斜案内部が形成され、前記開閉ガイドは、前端に傾斜面を有する上昇ガイド部を備えており、前記蓋体浮動作用部材が開閉ガイドに沿って後方へ移行する際に、前記傾斜案内部が前記上昇ガイド部の傾斜面に沿って上方へ案内されることで、前記蓋体の被当接部の持ち上げを助長することを特徴とする蓋体の破損防止装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項において、前記開閉ユニットと蓋体が共に閉鎖した状態では、前記開閉ユニットの上面と蓋体の上面は面一状態であることを特徴とする蓋体の破損防止装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項において、前記開閉ユニットはスキャナ付き記録装置のスキャナユニットであり、前記蓋体はスキャナ付き記録装置の媒体サポートであり、前記蓋体浮動作用部材は、スキャナ付き記録装置においてスキャナユニットを開放したときにスキャナユニット上に載っている異物が被記録媒体の給送口内へ落下することを防止するように後方側へ移行する異物落下防止カバーであることを特徴とする蓋体の破損防止装置。
  6. 請求項5に記載の蓋体の破損防止装置を備えていることを特徴とする記録装置。
  7. 請求項1〜4のいずれか1項において、前記開閉ユニットはスキャナ付き液体噴射装置のスキャナユニットであり、前記蓋体はスキャナ付き液体噴射装置の媒体サポートであり、前記蓋体浮動作用部材は、スキャナ付き液体噴射装置においてスキャナユニットを開放したときにスキャナユニット上に載っている異物が被噴射媒体の給送口内へ落下することを防止するように後方側へ移行する異物落下防止カバーであることを特徴とする蓋体の破損防止装置。
  8. 請求項7に記載の蓋体の破損防止装置を備えていることを特徴とする液体噴射装置。
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