JP2018103501A - 液体吐出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数の増加を抑制するとともに装置が大型化するのを抑制しつつも、電子部品から外部に電磁波が漏れるのを抑制し、電子部品の放熱性を向上させつつ貯留部の廃液の蒸発を促進させる。【解決手段】プリンタ部は、記録ヘッドと、記録ヘッドから排出された廃液を貯留するための貯留部68a1、及び、貯留部68a1と外部とを連通する大気連通路68b1を有する廃液タンク68と、通電することによって発熱し且つ電磁波を発生する電子部品71が上面72aに実装された回路基板72とを含んでいる。貯留部68a1の底部67は、電子部品71全体を覆いつつ回路基板72を覆う金属製のシールド部材を兼ねており、貯留部68a1の底部67は、回路基板72の厚み方向に沿って電子部品71と重なる位置に配置されている。【選択図】図6

Description

本発明は、液体吐出ヘッドから排出された廃液を貯留する貯留部を有する廃液タンクを含む液体吐出装置に関する。
特許文献1には、プリント配線基板(回路基板)上に装着された素子(電子部品)に接続された熱伝導部材を、ヘッドから排出されたインクを貯留する廃液タンクに固定し、廃液タンク内のインクを加熱する液体吐出装置について記載されている。このように廃液タンク内のインクを加熱することで、インクの蒸発が促進されてインクの減量化を図ることが可能となる。
特開2004−230832号公報
上記特許文献1に記載の液体吐出装置においては、廃液タンクがプリント配線基板の横に並んで配置され、熱伝導部材がプリント配線基板から横に引き出されて廃液タンクに固定されている。このような液体吐出装置において、プリント配線基板に実装される素子から外部へ電磁波が漏れるのを抑制する場合、熱伝導部材とは別に、プリント配線基板を覆う金属製シールド部材を設ける必要がある。このため、部品点数が増加するばかりか、装置自体が大型化する。
そこで、本発明の目的は、部品点数の増加を抑制するとともに装置が大型化するのを抑制しつつも、電子部品から外部に電磁波が漏れるのを抑制し、電子部品の放熱性を向上させつつ貯留部の廃液の蒸発を促進させることが可能な液体吐出装置を提供することである。
本発明の液体吐出装置は、記録媒体に液体を吐出する液体吐出ヘッドと、前記液体吐出ヘッドから排出された廃液を貯留するための貯留部、及び、前記貯留部と外部とを連通する連通孔を有する廃液タンクとを備えた液体吐出装置において、通電することによって発熱し且つ電磁波を発生する電子部品が一表面に実装された回路基板と、前記電子部品全体を覆いつつ前記回路基板の少なくとも一部を覆う金属製のシールド部材とを備えている。そして、前記貯留部の少なくとも一部が前記シールド部材によって構成されており、前記貯留部の前記シールド部材によって構成された部分は、前記回路基板の厚み方向に沿って前記電子部品と重なる位置に配置されている。
これによると、シールド部材によって電子部品から外部に電磁波が漏れるのを抑制することができる。貯留部の少なくとも一部がシールド部材によって構成され、当該部分が電子部品と重なる位置に配置されているため、電子部品の温度を貯留部に貯留された廃液によって冷却することが可能となる。このため、電子部品の放熱性を向上させることができる。さらに、電子部品からの熱によって廃液が温められることで、廃液の蒸発を促進させることが可能となる。このように貯留部の少なくとも一部がシールド部材によって構成され、当該部分が電子部品と重なる位置に配置されていることで、部品点数の増加を抑制するとともに装置が大型化するのを抑制しつつも、電子部品から外部に電磁波が漏れるのを抑制し、電子部品の放熱性を向上させつつ貯留部の廃液の蒸発を促進させることが可能となる。
本発明において、前記回路基板の前記一表面には、前記厚み方向において、前記一表面からの高さが互いに異なる第1及び第2の前記電子部品が実装されており、前記貯留部の前記シールド部材によって構成された部分は、少なくとも前記貯留部の底部を構成し、前記第1及び第2の電子部品と対向して配置されており、前記貯留部の底部には、前記回路基板に向かって突出し、前記廃液を溜める凹部を構成する凸部が形成されており、前記第1の電子部品は、前記凸部の頂部と対向し、前記一表面からの高さが前記第1の電子部品よりも高い前記第2の電子部品は、前記底部の前記凸部の頂部以外の領域と対向していることが好ましい。これにより、回路基板に高さが互いに異なる第1及び第2の電子部品が実装されていても、高さの低い第1の電子部品の温度を効果的に冷却することが可能となる。
また、本発明において、前記回路基板は、前記一表面の面内方向が鉛直方向と交差するように、横置きに配置されていることが好ましい。これにより、底部の凹部に廃液が溜まりやすくなる。このため、高さの低い第1の電子部品の温度をより効果的に冷却することが可能となる。
また、本発明において、前記第1及び第2の電子部品は、記録媒体に対して液体を吐出して行う印刷の制御において用いられる素子であり、前記第1の電子部品は、印刷中の単位時間当たりの発熱量が前記第2の電子部品よりも大きいことが好ましい。これにより、発熱量の大きい高さの低い第1の電子部品の温度をより一層効果的に冷却することが可能となる。
また、本発明において、前記液体吐出ヘッドから排出された廃液を受け取る廃液受け部と、前記廃液受け部と前記廃液タンクとを繋ぐ廃液流路と、前記廃液受け部から前記廃液タンクへと廃液を送るポンプとをさらに備えている。そして、前記廃液タンクには、前記廃液流路と前記凹部とを接続する接続流路が設けられていることが好ましい。これにより、廃液タンクに送られてきた廃液を凹部に直接的に送ることが可能となる。このため、高さの低い第1の電子部品の温度をより効果的に冷却することが可能となる。
また、本発明において、前記回路基板には、前記一表面からの高さが前記第2の電子部品よりも低い第3の電子部品がさらに実装されており、前記貯留部の底部には、複数の前記凹部を構成する複数の前記凸部が形成されており、前記複数の凸部の頂部がそれぞれ前記第1及び第3の電子部品と対向していることが好ましい。これにより、第1及び第3の電子部品の温度を効果的に冷却することが可能となる。
また、本発明において、前記貯留部の前記シールド部材によって構成された部分は、少なくとも前記貯留部の底部を構成し、前記電子部品と対向して配置されており、前記底部の断面形状が、波形状に形成されていることが好ましい。これにより、底部の表面積が増加し、電子部品の温度を効果的に冷却することが可能となる。
また、本発明において、前記貯留部内には、廃液を吸収する廃液フォームが設けられており、前記廃液タンクには、前記廃液フォームを前記貯留部から出し入れ可能な開閉部が設けられていることが好ましい。これにより、貯留部内に設けられた廃液フォームを開閉部から交換することが可能となる。
本発明の液体吐出装置によると、シールド部材によって電子部品から外部に電磁波が漏れるのを抑制することができる。貯留部の少なくとも一部がシールド部材によって構成され、当該部分が電子部品と重なる位置に配置されているため、電子部品の温度を貯留部に貯留された廃液によって冷却することが可能となる。このため、電子部品の放熱性を向上させることができる。さらに、電子部品からの熱によって廃液が温められることで、廃液の蒸発を促進させることが可能となる。このように貯留部の少なくとも一部がシールド部材によって構成され、当該部分が電子部品と重なる位置に配置されていることで、部品点数の増加を抑制するとともに装置が大型化するのを抑制しつつも、電子部品から外部に電磁波が漏れるのを抑制し、電子部品の放熱性を向上させつつ貯留部の廃液の蒸発を促進させることが可能となる。
複合機の斜視図である。 図1に示すプリンタ部の内部構造を示す概略側面図である。 図1に示すプリンタ部の概略的な平面図である。 図3に示すメンテナンス部の一部を示す概略断面図である。 制御部のブロック図である。 図2に示す電子装置を前方から見たときの概略正面図である。 変形例に係る電子装置を前方から見たときの概略正面図である。
以下、本発明の一実施形態に係るプリンタ部が採用された複合機1について説明する。複合機1は、図1に示す状態に設置されて使用される。本実施形態において、図1に矢印を付して示す3つの方向が、上下方向A1、前後方向A2、及び左右方向A3である。図1に示す3つの方向は、他の図面においても同様である。
<複合機1の概要>
図1に示すように、複合機1は、概ね薄型の直方体に形成されており、その上面に表示部及び操作ボタンなどを有する。本発明の液体吐出装置の一例であるプリンタ部10が、複合機1の下部に設けられている。複合機1は、スキャナ機能及びプリント機能などの各種の機能を有している。
プリンタ部10は筐体11を有する。筐体11の前壁11aの略中央には、開口12が形成されている。給紙トレイ15及び排紙トレイ16が、上下2段に設けられている。給紙トレイ15は、開口12から前後方向A2に挿抜可能、すなわち、筐体11から着脱可能に構成されている。所望のサイズの用紙Pが給紙トレイ15に載置される。複合機1は、パーソナルコンピュータ(以下PCと称する)などの外部機器と接続可能であり、PCからの記録指令に基づいて記録動作を実行する。また、ユーザによる操作ボタンの操作によっても各種機能を実行する。
<プリンタ部10の内部構造>
次に、プリンタ部10の内部構造について説明する。図2及び図3に示すように、プリンタ部10は、給送部20と、搬送ローラ対35と、記録部40と、ホルダ17と、排紙ローラ対36と、ASF(Auto Sheet Feed)モータ20M(図5参照)と、LF(Line Feed)モータ35M(図5参照)と、メンテナンス部60と、制御部5(図5参照)を構成する電子装置70とを含む。給送部20は、給紙トレイ15に載置される用紙Pを搬送路25へ給送する。搬送ローラ対35は、給送部20によって給紙された用紙Pを記録部40に搬送する。記録部40は、例えば、インクジェット記録方式の構成を有し、搬送ローラ対35によって搬送された用紙Pに画像を記録する。排紙ローラ対36は、記録部40によって記録された用紙Pを排紙トレイ16に排紙する。これら給送部20、搬送ローラ対35及び排紙ローラ対36によって、用紙Pを搬送する搬送機構が構成されている。
ホルダ17は、図3に示すように、筐体11内の前方右側に設けられている。ホルダ17には、4色(ブラック、イエロー、シアン、マゼンタ)をそれぞれ貯留する4つのインクカートリッジ18a〜18dが取り外し可能に装着される。
<給送部20>
図2に示すように、給送部20が給紙トレイ15の上側に設けられている。給送部20は、給紙ローラ21とアーム22を有する。給紙ローラ21は、アーム22の先端に軸支されている。アーム22は、支軸22aに回動自在に支持され、バネなどにより付勢されて給紙ローラ21が給紙トレイ15に接触するように下側へ回動されている。また、アーム22は、給紙トレイ15の挿抜の際に上方へ退避可能に構成されている。給紙ローラ21は、伝達機構(不図示)を介してASFモータ20Mの動力が伝達されて回転し、給紙トレイ15内に積載された用紙Pが、搬送路25へ給送される。
<給紙トレイ15>
図2に示すように、給紙トレイ15は、斜壁部15aを有する。斜壁部15aは、給紙トレイ15に載置される用紙Pが給紙ローラ21によって給送されるときに、用紙Pを搬送路25に案内する。
<搬送路25>
搬送路25は、図2に示すように、所定間隔で対向する外側ガイド25a及び内側ガイド部材25bによって形成されている。搬送路25は、給紙トレイ15の後側の端部から上方且つプリンタ部10の前側へ曲がって構成されている。給紙トレイ15から給送された用紙Pは、搬送路25により下方から上方へUターンするように案内されて記録部40に至る。
<搬送ローラ対35、及び、排紙ローラ対36>
搬送ローラ対35は、下側に配置された搬送ローラ35aと上側に配置されたピンチローラ35bとを有する。搬送ローラ35aは、伝達機構(不図示)を介してLFモータ35Mの動力が伝達されて回転する。ピンチローラ35bは、搬送ローラ35aの回転に伴って連れ回る。搬送ローラ35aとピンチローラ35bとは、協働して用紙Pを上下方向A1から挟持し、用紙Pを記録部40へ搬送する。
排紙ローラ対36は、下側に配置された排紙ローラ36aと、上側に配置された拍車ローラ36bとを有する。排紙ローラ36aは、伝達機構(不図示)を介してLFモータ35Mの動力が伝達されて回転する。拍車ローラ36bは、排紙ローラ36aの回転に伴って連れ回る。排紙ローラ36aと拍車ローラ36bとは、協働して用紙Pを上下方向A1から挟持し、用紙Pを排紙トレイ16に搬送する。
<記録部40>
図2及び図3に示すように、記録部40は、記録ヘッド41(液体吐出ヘッド)と、ヘッド移動機構50と、プラテン6とを有する。ヘッド移動機構50は、キャリッジ51を含む。キャリッジ51は、走査方向(左右方向A3であって、用紙Pの搬送方向と直交する方向)へ往復移動する。記録ヘッド41は、キャリッジ51に支持されている。
記録ヘッド41の下面は、当該記録ヘッド41の下方に搬送された用紙Pに対してインクを吐出する複数の吐出口41aが形成された吐出面41bである。複数の吐出口41aは、図3に示すように、搬送方向に沿って配列された吐出口列が走査方向に4列形成されるように配置されている。本実施形態において、図3中最も右側の吐出口列に属する吐出口41aからは、ブラックインクが吐出され、他の3列の吐出口列に属する吐出口41aからは、カラーインク(マゼンタ、シアン、イエロー)が吐出される。記録ヘッド41は、記録指令に基づく制御部5の制御により、吐出口41aから各色のインクを微小なインク滴として吐出する。
記録ヘッド41には、チューブジョイント44が一体的に設けられている。そして、チューブジョイント44に連結された可撓性の4本のチューブ(不図示)を介して、記録ヘッド41と4つのインクカートリッジ18a〜18dとが接続され、各色のインクが記録ヘッド41に供給される。
記録ヘッド41の下方には、搬送ローラ対35によって搬送される用紙Pを支持するプラテン6が配設されている。プラテン6は、キャリッジ51の往復移動範囲のうち、用紙Pが通過する部分に配設されている。プラテン6の幅は、搬送可能な用紙Pの最大幅より十分に大きいので、搬送路25を搬送される用紙Pは常にプラテン6上を通過する。
ヘッド移動機構50は、図3に示すように、一対のガイドレール52、及び、ベルト伝達機構53を含む。一対のガイドレール52は、前後方向A2に離隔して配置され、左右方向A3に互いに平行に延在している。キャリッジ51は、これら一対のガイドレール52を跨ぐように配置され、当該一対のガイドレール52上を左右方向A3に沿って往復移動される。
また、ベルト伝達機構53は、2つのプーリ54,55と、無端状のタイミングベルト56と、CRモータ50Mとを含む。2つのプーリ54,55は、左右方向A3に互いに離隔して配置され、タイミングベルト56が架け渡されている。プーリ54は、CRモータ50Mの駆動軸と連結されており、CRモータ50Mが駆動されることで、タイミングベルト56が走行し、キャリッジ51とともに記録ヘッド41が走査方向に移動する。
記録ヘッド41は、記録指令に基づく制御部5の制御により、吐出口41aから各色のインクを吐出する。つまり、キャリッジ51が左右方向A3へ往復移動することにより、記録ヘッド41が用紙Pに対して走査されると共に、吐出口41aから、各色のインクを吐出することで、プラテン6上を搬送される用紙Pに画像が記録される。なお、プリンタ部10内には、走査方向に間隔を空けて配列された多数の透光部(スリット)を有するリニアエンコーダ(不図示)が設けられている。一方、キャリッジ51には、発光素子と受光素子とを有する透過型の位置検出センサ(不図示)が設けられている。そして、プリンタ部10は、キャリッジ51の移動中に位置検出センサが検出したリニアエンコーダの透光部の計数値から、キャリッジ51の走査方向に関する現在位置を認識できるようになっており、CRモータ50Mの回転駆動が制御される。
<メンテナンス部60>
次に、メンテナンス部60について、図3を参照しつつ説明する。メンテナンス部60は、吐出面41bに形成された吐出口41aからインクを排出させ、記録ヘッド41内の気泡や吐出口41a内の増粘インクなどの除去、吐出口41a近傍に付着した異物(紙粉や澱粉)の除去などを行う。メンテナンス部60は、キャップ61と、ワイパ62と、キャップ移動機構63と、ポンプ66と、廃液タンク68とを含む。メンテナンス部60は、図3に示すように、廃液タンク68を除く構成部材が、プラテン6の右側に設けられている。
キャップ61(廃液受け部)は、ゴムや合成樹脂などの可撓性を有する材料で形成されており、図4に示すように、メンテナンス位置(プラテン6の右側であってキャップ61と対向する位置)に配置された記録ヘッド41の吐出面41bに向かって開口する凹部61aを有する。凹部61aの上端周縁部は、図4に示すように、メンテナンス位置に配置された記録ヘッド41の吐出面41bの周縁部と当接可能に形成されている。このため、キャップ61と吐出面41bとが当接したとき(当接状態)、キャップ61によって複数の吐出口41aが覆われる。キャップ61の内底面61bには、連通孔61cが形成されている。
ワイパ62は、図3に示すように、キャップ61の左側に配置されている。ワイパ62は、ゴムや合成樹脂などの可撓性を有する材料で形成された板状の部材であり、上下方向A1に立設されている。ワイパ62は、前後方向A3に関して、吐出面41bよりも長尺に形成されている。ワイパ62は、図示しないワイパ移動機構によって払拭位置と払拭位置よりも下方の待機位置とに移動可能である。払拭位置は、上下方向A1に関して、ワイパ62の先端が吐出面41bよりも若干上方に配置される位置である。ワイパ62が払拭位置に配置された状態で、記録ヘッド41がキャリッジ51とともにワイパ62を通過すると、吐出面41bがワイパ62によって払拭される。待機位置は、上下方向A1に関して、ワイパ62の先端が吐出面41bよりも下方に配置される位置である。
キャップ移動機構63は、図4に示すように、カム63aと、カム駆動モータ63bとを有している。カム63aは、外周面がキャップ61の下面に当接するように配置されている。カム63aは、所定の輪郭を有し、カム駆動モータ63bにより回転駆動される。
そして、図4に示すように、記録ヘッド41の吐出面41bがキャップ61と対向している状態で、カム63aが図4中二点鎖線で示す状態から反時計回りに90°回転すると、カム63aの輪郭によってキャップ61が押し上げられる。こうして、キャップ61が複数の吐出口41aを覆った状態で吐出面41bに当接する当接状態となる。これにより、凹部61aと吐出面41bとにより、内部空間Kが形成される。一方、上述の当接状態からカム63aを時計回りに90°回転させると、カム63aの輪郭に応じてキャップ61が降下する。こうして、キャップ61が吐出面41bから離れた離隔状態となる。
配管65は、その一端がキャップ61の連通孔61cに接続され、他端がポンプ66に接続されている。配管65は、内部空間Kとポンプ66とを連通させる。配管69aは、その一端がポンプ66に接続され、他端が廃液タンク68の連通孔68a2(図6参照)に接続されている。ポンプ66は、公知のチューブポンプが採用されており、ポンプ66のローターを正回転させることで配管65が減圧される。つまり、キャップ61が吐出面41bに当接した状態で配管65を減圧することで、記録ヘッド41内のインクを吐出口41aから吸引することが可能となる。この吸引によって記録ヘッド41から排出された廃インクは、キャップ61で一旦受け止められる。この後、キャップ移動機構63により、キャップ61が吐出面41bから離隔してから、再度、ポンプ66が駆動されることで、キャップ61内の廃インクが廃液タンク68へと送液される。配管65,69a及びポンプ66の内部流路によって、キャップ61と廃液タンク68とを繋ぐ廃液流路が構成される。ポンプ66は、ローターに接続されたポンプモータ66M(図5参照)が駆動されることで回転する。
廃液タンク68は、図6に示すように、タンク本体68aと、上蓋68bと、廃液フォーム68cとを有し、後述の回路基板72の上方に配置されている。タンク本体68aは、上方に向かって開口する略直方体の箱形状を有しており、金属から構成されている。また、タンク本体68aは、内部に貯留部68a1が形成されており、側壁には、配管69aと貯留部68a1とを連通させる連通孔68a2が形成されている。
貯留部68a1の底部67(シールド部材)には、図3及び図6に示すように、回路基板72に向かって突出し、廃液を溜める凹部67aをそれぞれ構成する2つの凸部67bが形成されている。これら凹部67a及び凸部67bは、前後方向A2に沿って延在している。貯留部68a1内には、連通孔68a2に接続された配管69bが配置されている。配管69b(接続流路)は、図6に示すように、連通孔68a2から側壁及び底部67に沿って配設され、各凹部67a内に配置された2つの出口69b1を有しており、連通孔68a2と各凹部67aとを接続する流路を構成している。これにより、キャップ61から廃液タンク68へと送液されてきた廃インクは、凹部67aに排出され、貯留される。
本実施形態における記録ヘッド41内のインク流路には、出荷時に顔料や染料などを含まないインクとほぼ同様な出荷液が充填されている。印刷するために、記録ヘッド41にインクを初期導入することで、出荷液とインクとが置換される。このとき、出荷液が記録ヘッド41からキャップ61に排出され、その排出された出荷液が廃液タンク68へと送液される。このため、プリンタ部10で印刷を行うときには、廃液タンク68に出荷液(廃液)が貯留されている。
廃液フォーム68cは、スポンジなどの多孔質材料から構成されており、貯留部68a1に送液されてきた出荷液や廃インクなどの廃液を吸収して保持する。
上蓋68bは、タンク本体68aの開口を塞ぐように配置され、当該タンク本体68aの上端部に着脱可能にネジなどで取り付けられている。つまり、廃液タンク68には、廃液フォーム68cを貯留部68a1から出し入れ可能な開閉部が上蓋68bによって構成されている。上蓋68bには、厚み方向(上下方向A1)に貫通し、貯留部68a1を大気に連通させる大気連通路68b1(連通孔)が形成されている。これにより、貯留部68a1の廃液の蒸発した水分を大気に排出させることが可能となる。
図5に示すように、制御部5は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などを含み、これらが協働して、ASFモータ20M、LFモータ35M、CRモータ50M、記録ヘッド41、カム駆動モータ63b、ポンプモータ66M等の動作を制御する。例えば、制御部5は、PCから送信された記録指令に基づいて、記録ヘッド41、ASFモータ20M、LFモータ35M、CRモータ50M等を制御して、用紙Pに画像等を記録させる。また、制御部5は、CRモータ50M、カム駆動モータ63b、ポンプモータ66M等を制御して、気泡や増粘インクなどを排出するために吐出口41aからインクを排出させるインク排出動作、インク排出動作で記録ヘッド41からキャップ61に排出された廃インクを廃液タンク68に送液する廃インク送液動作、及び、吐出面41bに付着した異物(紙粉や澱粉)の除去を行うための除去動作などのメンテナンス動作を行う。
なお、本実施形態の制御部5では、CPU及びASICを1つずつ有しているが、制御部5は、ASICを1つだけ含み、この1つのASICが必要な処理を一括して行うものであってもよいし、ASICを複数含み、これら複数のASICが必要な処理を分担して行うものであってもよい。
<電子装置70>
電子装置70は、図3及び図6に示すように、複数の電子部品71(ASIC71a(第1の電子部品)、抵抗71b(第3の電子部品)、コンデンサ71c(第2の電子部品)など)が実装された回路基板72を有しており、この回路基板72による電子回路によって、制御部5が構成されている。本実施形態におけるASIC71aは、印刷時における記録ヘッド41の吐出動作などを制御するためのICチップであるが、CPU(不図示)などのICチップも回路基板72には実装されている。なお、抵抗71b及びコンデンサ71cも印刷の制御において用いられる素子である。ASIC71a、抵抗71b、コンデンサ71cは、通電されることによって発熱し且つ電磁波を発生し、このうち、用紙Pへの印刷時においてはASIC71aからの発熱量が最も大きい。つまり、ASIC71aは、印刷中の単位時間当たりの発熱量が、インク吐出量の大小によらず、抵抗71b、コンデンサ71cよりも大きい。また、回路基板72の上面72aからの高さは、図6に示すように、ASIC71a、抵抗71b、コンデンサ71cのうち、コンデンサ71cが最も高く、ASIC71a及び抵抗71bはほぼ同じ高さとなっている。
回路基板72は、図3及び図6に示すように、長方形平面形状を有する板状部材であり、上面(一表面)72aに複数の電子部品71を電気的に接続するための複数の配線パターンが形成されている。また、回路基板72は、上面72aの面内方向が水平となるように、横置きに配置されている。なお、回路基板72は、上面72aの面内方向が水平を除き上下方向A1と交差するように、横置きに配置されていてもよい。
電子装置70は、図6に示すように、回路基板72に加えて、回路基板72と廃液タンク68とを固定する固定部73を有している。固定部73は、回路基板72の周縁部に沿う環状に形成されている。このように廃液タンク68は、固定部73によって回路基板72に固定されることで、電子装置70の一部を構成している。より詳細には、廃液タンク68のタンク本体68aは、金属から構成されている。そして、貯留部68a1の底部67は、金属からなり、回路基板72の上面72a全体を覆うことが可能な形状及びサイズを有している。底部67は、回路基板72の上面72a全体と対向するように、すなわち、上下方向A1(回路基板72の厚み方向)に沿ってASIC71a、抵抗71b、コンデンサ71cと重なる位置に配置された状態で、固定部73によって回路基板72に固定されている。この金属製の底部67は、電磁波を発生するASIC71a、抵抗71b、コンデンサ71cを覆い、電磁波が外部に漏れるのを抑制するシールド部材として機能している。換言すると、貯留部68a1の底部67は、電子部品71全体を覆う金属製のシールド部材から構成されている。
ASIC71a及び抵抗71bは、上下方向A1に沿って2つの凸部67bの頂部と対向するように、回路基板72に配置されている。また、コンデンサ71cは、上下方向A1に沿って底部67の凸部67bの頂部以外の領域と対向するように、回路基板72に配置されている。
以上に述べたように、本実施形態のプリンタ部10によると、シールド部材として機能する貯留部68a1の底部67によって、ASIC71a、抵抗71b、コンデンサ71cなどの電子部品71から外部に電磁波が漏れるのを抑制することができる。回路基板72のASIC71aが発熱しても、貯留部68a1の底部67がASIC71aと重なる位置に配置されているため、貯留部68a1に貯留された廃液によってASIC71aの周囲近傍を冷却することができ、ASIC71aの温度を冷却することが可能となる。このため、ASIC71aの放熱性を向上させることができる。さらに、ASIC71aからの熱によって底部67を介して廃液を温めることが可能となり、廃液の水分の蒸発を促進させることが可能となる。このように貯留部68a1の底部67がシールド部材として機能するように兼用され、底部67がASIC71aと重なる位置に配置されていることで、部品点数の増加を抑制するとともにプリンタ部10が大型化するのを抑制しつつも、ASIC71aから外部に電磁波が漏れるのを抑制し、ASIC71aの放熱性を向上させつつ貯留部68a1の廃液の蒸発を促進させることが可能となる。廃液の蒸発を促進させることで、廃液フォーム68cの交換頻度を少なくすることが可能となる。
また、ASIC71aが上下方向A1に沿って凸部67bの頂部と対向し、コンデンサ71cが上下方向A1に沿って底部67の凸部67bの頂部以外の領域と対向している。このように回路基板72に高さの違う電子部品71、すなわち、ASIC71a及びコンデンサ71cが実装されていても、高さの低いASIC71aに凸部67bを近づけることが可能となる。このため、ASIC71aの温度を効果的に冷却することが可能となる。なお、コンデンサ71cは、底部67の凸部67b以外の領域であってコンデンサ71cと対向する領域で、コンデンサ71cの温度を冷却していることは言うまでもない。また、抵抗71bが上下方向A1に沿って凸部67bの頂部と対向している。これにより、ASIC71aに加えてコンデンサ71cよりも高さの低い抵抗71bの温度を効果的に冷却することが可能となる。
回路基板72が横置きに配置されていることで、底部67の凹部67aに廃液が溜まりやすくなる。このため、高さの低いASIC71aの温度をより効果的に冷却することが可能となる。仮に、回路基板72が縦置きである場合は、凹部67aの開口が横向きとなり、凹部67a内に廃液が溜まりにくくなって、ASIC71aを効果的に冷却しにくくなる。
ASIC71aは、印刷中の単位時間当たりの発明量がコンデンサ71cよりも大きい。これにより、発熱量の大きい高さの低いASIC71aの温度をより一層効果的に冷却することが可能となる。
廃液タンク68には、配管69bが設けられている。これにより、廃液タンク68に送られてきた廃液を凹部67aに直接的に送ることが可能となる。このため、高さの低いASIC71aの温度をより効果的に冷却することが可能となる。
廃液タンク68には、廃液フォーム68cを貯留部68a1から出し入れ可能な開閉部を構成する上蓋68bが設けられている。これにより、上蓋68bを開閉することで、貯留部68a1内に設けられた廃液フォーム68cを交換することが可能となる。
続いて、変形例としての電子装置270について、図7を参照しつつ以下に説明する。本変形例の電子装置270は、上述の電子装置70の貯留部68a1の底部67の形状が異なっているだけで、これ以外はほぼ同様なものである。上述の実施形態と同様な構成については、同符号で示し、説明を省略する。本変形例における貯留部68a1の底部267は、図7に示すように、その断面形状が波形状に形成されている。より詳細には、底部267は、左右方向A3に沿って、複数の凹部267aを構成する複数の凸部267bが並んで形成されている。これら複数の凸部267bは、図7に示すように、左右方向A3において隣接する2つの凸部267bの頂点間の距離T1がいずれにおいても同じになるように、配列されている。また、距離T1は、ASIC71aの左右方向A3の幅T2よりも小さい。つまり、底部267は、周期(距離T1に等しい)が幅T2よりも小さくなるような波形状に形成されている。これにより、底部267の表面積が大幅に増加する。このため、底部267と回路基板72との間の空間を効果的に冷却することが可能となる。この結果、電子部品71(ASIC71a、抵抗71b、コンデンサ71c)の温度を効果的に冷却することが可能となる。なお、上述と同様な構成においては、同じ効果を得ることができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な変更が可能なものである。例えば、上述の実施形態及び変形例においては、回路基板72が廃液タンク68の下方に配置されているが、回路基板72の下面に電子部品が実装されている場合、廃液タンク68が回路基板72の下方に固定されていてもよい。この場合、廃液タンク68の上蓋68bを金属から構成し、シールド部材として機能させるとともに、当該上蓋68bを電子部品71と上下方向A1に沿って重なる位置に配置すればよい。これにおいても、上述の実施形態及び変形例と同様に、廃液タンク68の上蓋68bがシールド部材として機能するように兼用され、当該上蓋68bが電子部品71と重なる位置に配置されていることで、部品点数の増加を抑制するとともにプリンタ部10が大型化するのを抑制しつつも、電子部品71から外部に電磁波が漏れるのを抑制し、電子部品71の放熱性を向上させつつ貯留部68a1の廃液の蒸発を促進させることが可能となる。
また、回路基板72は、水平方向と交差するように、縦向きに配置されていてもよい。この場合、廃液タンク68は、タンク本体68aの側壁部と回路基板72に実装された電子部品71とが水平方向に沿って重なるように、配置されていてもよい。これにおいても、金属製のタンク本体68aが電子部品71を覆うことで、上述の実施形態及び変形例と同様に、タンク本体68aの側壁部がシールド部材として機能するように兼用され、当該側壁部が電子部品71と重なる位置に配置されていることで、部品点数の増加を抑制するとともにプリンタ部10が大型化するのを抑制しつつも、電子部品71から外部に電磁波が漏れるのを抑制し、電子部品71の放熱性を向上させつつ貯留部68a1の廃液の蒸発を促進させることが可能となる。
また、回路基板72に実装される複数の電子部品71は、回路基板72の表面からの高さが同じであってもよいし、印刷中の単位時間当たりの発熱量が同じであってもよい。また、電子部品71は、回路基板72に1つだけ実装されていてもよい。また、電子部品は、ASIC71a、抵抗71b、コンデンサ71c以外の、通電することによって発熱し且つ電磁波を発生する素子から構成されていてもよい。
また、貯留部68a1の底部67に凹部67aを構成するための凸部67bが形成されていなくてもよい。また、貯留部68a1内に配管69bが設けられていなくてもよい。また、廃液タンク68に開閉部が設けられていなくてもよい。
また、以上では、吐出口41aからインクを吐出することによって記録を行うプリンタ部に本発明を適用した例について説明したがこれには限られない。吐出口41aからインク以外の液体を吐出する、プリンタ部以外の液体吐出装置に本発明を適用することも可能である。また、本発明は、ライン式・シリアル式のいずれにも適用可能である。
10 プリンタ部(液体吐出装置)
41 記録ヘッド(液体吐出ヘッド)
65 配管(廃液流路の一部)
66 ポンプ
68b 上蓋(開閉部)
68c 廃液フォーム
69a 配管(廃液流路の一部)
69b 配管(接続流路)
67,267 底部(シールド部材)
68 廃液タンク
68a1 貯留部
68b1 大気連通路(連通孔)
71a ASIC(第1の電子部品)
71b 抵抗(第3の電子部品)
71c コンデンサ(第2の電子部品)
72 回路基板
72a 上面(一表面)

Claims (8)

  1. 記録媒体に液体を吐出する液体吐出ヘッドと、
    前記液体吐出ヘッドから排出された廃液を貯留するための貯留部、及び、前記貯留部と外部とを連通する連通孔を有する廃液タンクとを備えた液体吐出装置において、
    通電することによって発熱し且つ電磁波を発生する電子部品が一表面に実装された回路基板と、
    前記電子部品全体を覆いつつ前記回路基板の少なくとも一部を覆う金属製のシールド部材とを備えており、
    前記貯留部の少なくとも一部が前記シールド部材によって構成されており、
    前記貯留部の前記シールド部材によって構成された部分は、前記回路基板の厚み方向に沿って前記電子部品と重なる位置に配置されていることを特徴とする液体吐出装置。
  2. 前記回路基板の前記一表面には、前記厚み方向において、前記一表面からの高さが互いに異なる第1及び第2の前記電子部品が実装されており、
    前記貯留部の前記シールド部材によって構成された部分は、少なくとも前記貯留部の底部を構成し、前記第1及び第2の電子部品と対向して配置されており、
    前記貯留部の底部には、前記回路基板に向かって突出し、前記廃液を溜める凹部を構成する凸部が形成されており、
    前記第1の電子部品は、前記凸部の頂部と対向し、
    前記一表面からの高さが前記第1の電子部品よりも高い前記第2の電子部品は、前記底部の前記凸部の頂部以外の領域と対向していることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
  3. 前記回路基板は、前記一表面の面内方向が鉛直方向と交差するように、横置きに配置されていることを特徴とする請求項2に記載の液体吐出装置。
  4. 前記第1及び第2の電子部品は、記録媒体に対して液体を吐出して行う印刷の制御において用いられる素子であり、
    前記第1の電子部品は、印刷中の単位時間当たりの発熱量が前記第2の電子部品よりも大きいことを特徴とする請求項3に記載の液体吐出装置。
  5. 前記液体吐出ヘッドから排出された廃液を受け取る廃液受け部と、
    前記廃液受け部と前記廃液タンクとを繋ぐ廃液流路と、
    前記廃液受け部から前記廃液タンクへと廃液を送るポンプとをさらに備えており、
    前記廃液タンクには、前記廃液流路と前記凹部とを接続する接続流路が設けられていることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
  6. 前記回路基板には、前記一表面からの高さが前記第2の電子部品よりも低い第3の電子部品がさらに実装されており、
    前記貯留部の底部には、複数の前記凹部を構成する複数の前記凸部が形成されており、前記複数の凸部の頂部がそれぞれ前記第1及び第3の電子部品と対向していることを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
  7. 前記貯留部の前記シールド部材によって構成された部分は、少なくとも前記貯留部の底部を構成し、前記電子部品と対向して配置されており、
    前記底部の断面形状が、波形状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
  8. 前記貯留部内には、廃液を吸収する廃液フォームが設けられており、
    前記廃液タンクには、前記廃液フォームを前記貯留部から出し入れ可能な開閉部が設けられていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
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