JP2004230832A - 液体吐出装置、液体処理方法及びコンピュータシステム - Google Patents

液体吐出装置、液体処理方法及びコンピュータシステム Download PDF

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Abstract

【課題】回収可能なインク量の増加を図るとともに、転倒時等におけるインクの漏出を防止する。
【解決手段】媒体に向けて液体を吐出する液体吐出手段と、前記媒体に至らなかった液体を回収する液体回収手段とを備えた液体吐出装置において、前記液体回収手段により回収された液体を加熱するための熱源を備えたことを特徴とする。
【選択図】 図8

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばインクジェットプリンタなどの液体吐出装置に関し、特に不要になったインク等の液体を回収する機能を備えた液体吐出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
液体吐出装置として、インクジェットプリンタ等の印刷装置が知られている。インクジェットプリンタは、インクを媒体に向けて吐出して媒体に対して印刷を行う。このようなインクジェットプリンタにあっては、インクを吐出するノズルにおいて、インクの液体成分の蒸発や塵埃の付着、気泡等の混入によって目詰まり等のインクの吐出不良が発生することがある。このような吐出不良を解消すべく、インクジェットプリンタには、ノズルをクリーニングするクリーニング機能が備えられている。このクリーニング機能としては、吸引ポンプによってノズルからインクを吸引して強制的に排出させる手段や、ノズルからインクを強制的に吐出してノズルを清掃するフラッシングと呼ばれる機能がある。このようなクリーニング機能によって強制的に排出されたインクは、プリンタ内部に備えられた廃液タンクに集められて回収されるようになっている。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−127449号公報(第1−8頁、第1−10図)
【0004】
【特許文献2】
特開2002−29065号公報(第1−3頁、第1−10図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このようなインクジェットプリンタにあっては、前述したようなクリーニング動作が繰り返し行われても、廃液を十分に蓄えられるように、プリンタの寿命とされる期間内に廃棄されるインク量を想定して、そのインク量に見合ったサイズの廃液タンクが搭載されるようになっている。
しかし、クリーニング動作が予想よりも多く行われたり、なかなか蒸発気化しないインクを使用したりした場合などには、想定した廃液タンクのサイズでは、十分に対応しきれない虞が生じる場合がある。このため、廃液タンクのサイズが予想以上に大型化するといった問題が発生していた。
本発明は、このような事情に鑑みたものであって、その目的は、回収される液体の減量化を行い、廃液タンクの小型化を図ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するための主たる発明は、媒体に向けて液体を吐出する液体吐出手段と、前記媒体に至らなかった液体を回収する液体回収手段とを備えた液体吐出装置において、前記液体回収手段により回収された液体を加熱するための熱源を備えた液体吐出装置である。
本発明の他の特徴は、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
【0007】
【発明の実施の形態】
===開示の概要===
本明細書及び添付図面の記載により少なくとも以下の事項が明らかとなる。
媒体に向けて液体を吐出する液体吐出手段と、前記媒体に至らなかった液体を回収する液体回収手段とを備えた液体吐出装置において、
前記液体回収手段により回収された液体を加熱するための熱源を備えたことを特徴とする液体吐出装置。
【0008】
このような液体吐出装置にあっては、回収された液体を熱源により加熱することにより、その液体の蒸発を促進することができ、これにより、液体の減量化を図ることができる。このことから、液体を貯留するタンクの容量を小さくすることができる。また、転倒時等においてインクの漏出を可及的に防止することができる。
【0009】
また、かかる液体吐出装置にあっては、前記熱源として、前記液体吐出装置の電源部から発生する熱、または前記液体の吐出を制御する素子を駆動する駆動部から発生する熱を利用することとしても良い。このような電源部や駆動部から発生する熱を利用することで、別途熱源を備えなくても液体を加熱することができる。
【0010】
さらに、かかる液体吐出装置にあっては、前記電源部または前記駆動部から前記液体回収手段へと熱を伝導させるための熱伝導部材を備えていても良い。このような熱伝導部材を備えれば、電源部または駆動部からの熱を液体回収手段に効率よく伝達させることができる。
【0011】
さらに、この熱伝導部材はヒートシンクであっても良い。このように熱伝導部材がヒートシンクであることで、電源部または駆動部の放熱部材として機能させることができる。
【0012】
また、かかる液体吐出装置にあっては、前記液体吐出手段としての前記液体を吐出するノズルと、前記ノズルをクリーニングするクリーニング手段とを備え、前記液体回収手段により回収される液体に、前記クリーニング手段のクリーニング時に前記ノズルより排出された液体が含まれるようにしても良い。これにより、ノズルのクリーニング時に排出された液体の減量化を図ることができる。
【0013】
また、かかる液体吐出装置にあっては、前記液体回収手段は、前記液体を貯留するタンクを備えていても良い。このようなタンクを備えることで、回収した液体を保管しておくことができる。また、このタンクにあっては、前記液体を吸収して保持する吸収材が設けられていても良い。このような吸収材が設けられていることで、液体に吸収材に保持して保管することができ、液漏れの防止を図ることができる。
【0014】
かかる液体吐出装置にあっては、前記液体吐出手段が、前記液体としてインクを吐出して前記媒体に印刷をする印刷手段であっても良い。このような印刷手段を備えたことで、回収されたインクの減量化を図ることができる。
【0015】
媒体に向けて液体を吐出する液体吐出手段と、前記媒体に至らなかった液体を回収する液体回収手段とを備えた液体吐出装置において、
前記液体回収手段により回収された液体を加熱するための熱源を備え、
前記熱源として、前記液体吐出装置の電源部から発生する熱および前記液体吐出手段に設けられ前記液体の吐出を制御する素子を駆動する駆動部から発生する熱を利用し、
前記電源部または前記駆動部から前記液体回収手段へと熱を伝導させるための熱伝導部材と、前記液体吐出手段として前記液体を吐出するノズルと、前記ノズルをクリーニングするクリーニング手段とを備え、
前記液体回収手段により回収される液体に、前記クリーニング手段のクリーニング時に前記ノズルより排出された液体が含まれることを特徴とする液体吐出装置。
【0016】
媒体に向けて液体を吐出する液体吐出手段と、前記媒体に至らなかった液体を回収する液体回収手段とを備えた液体吐出装置において、前記液体回収手段により回収された液体を処理する方法であって、
前記液体を熱源により加熱して気化させることを特徴とする液体処理方法。
【0017】
コンピュータ本体、およびこのコンピュータ本体に接続可能な液体吐出装置を具備したコンピュータシステムにおいて、
前記液体吐出装置は、媒体に向けて液体を吐出する液体吐出手段と、前記媒体に至らなかった液体を回収する液体回収手段と、前記液体回収手段により回収された液体を加熱するための熱源とを備えたことを特徴とするコンピュータシステム。
【0018】
===液体吐出装置の概要===
本発明に係る液体吐出装置について、インクジェットプリンタを例にとり、その概要について説明する。図1〜図4は、そのインクジェットプリンタの一実施形態の概要を説明するための図である。図1は、そのインクジェットプリンタの外観を示した斜視図であり、図2は、そのインクジェットプリンタのシステム構成を示したブロック構成図である。図3は、そのインクジェットプリンタの印刷部及びその周辺部を示した斜視図であり、図4は、そのインクジェットプリンタの搬送機構及びその周辺部を示した断面図である。
【0019】
このインクジェットプリンタ1は、図1に示すように、背面から供給された印刷用紙等の被印刷体を前面から排出する構造を備えており、その前面部には操作パネル2および排紙部3が設けられ、その背面部には給紙部4が設けられている。操作パネル2には、各種操作ボタン5および表示ランプ6が設けられている。また、排紙部3には、不使用時に排紙口を塞ぐ排紙トレー7が設けられている。給紙部4には、カット紙(図示しない)を保持する給紙トレー8が設けられている。なお、インクジェットプリンタ1は、カット紙など単票状の印刷紙のみならず、ロール紙などの連続した被印刷体にも印刷できるような給紙構造を備えていても良い。
【0020】
図2は、このインクジェットプリンタのシステム構成を示したものである。このインクジェットプリンタ1は、紙搬送ユニット10と、インク吐出ユニット20と、クリーニングユニット30と、キャリッジユニット40と、計測器群50と、制御ユニット60とを備えている。
【0021】
紙搬送ユニット10は、印刷媒体である例えば紙等の媒体を印刷可能な位置に送り込み、印刷時に所定の方向(図2において紙面に垂直な方向(以下、紙搬送方向という))に所定の移動量で紙を移動させるためのユニットである。すなわち、紙搬送ユニット10は、紙等の媒体を搬送する搬送機構として機能する。紙搬送ユニット10は、図4に示すように、紙挿入口11A及びロール紙挿入口11Bと、給紙モータ(不図示)と、給紙ローラ13と、プラテン14と、紙搬送モータ(以下、PFモータという)15と、紙搬送モータドライバ(以下、PFモータドライバという)16と、搬送ローラ17Aと排紙ローラ17Bと、フリーローラ18Aとフリーローラ18Bとを有する。ただし、紙搬送ユニット10が搬送機構として機能するためには、必ずしも、これらの構成要素を全て備える必要はない。
【0022】
紙挿入口11Aは、媒体である用紙Sを挿入するところである。給紙モータ(不図示)は、紙挿入口11Aに挿入された紙Sをプリンタ1内に搬送するモータであり、パルスモータで構成される。給紙ローラ13は、紙挿入口11に挿入された紙をプリンタ1内に自動的に搬送するローラであり、給紙モータ12によって駆動される。給紙ローラ13は、略D形の横断面形状を有している。給紙ローラ13の円周部分の周囲長さは、PFモータ15までの搬送距離よりも長く設定されていて、この円周部分を用いて被印刷体をPFモータ15まで搬送する。なお、給紙ローラ13の回転駆動力と分離パッド(不図示)の摩擦抵抗とによって、複数の媒体が一度に給紙されることを防いでいる。
【0023】
プラテン14は、印刷中の紙Sを支持する支持手段である。PFモータ15は、図2および図4に示すように、媒体である例えば紙を紙搬送方向に送り出すモータであり、DCモータで構成される。PFモータドライバ16は、PFモータ15の駆動を行うためのものである。搬送ローラ17Aは、給紙ローラ13によってプリンタ1内に搬送された紙Sを印刷可能な領域まで送り出すローラであり、PFモータ15によって駆動される。フリーローラ18A(図4参照)は、搬送ローラ17Aと対向する位置に設けられ、紙Sを搬送ローラ17Aとの間に挟むことによって紙Sを搬送ローラ17Aに向かって押さえる。
【0024】
排紙ローラ17B(図4参照)は、印刷が終了した紙Sをプリンタ1の外部に排出するローラである。排紙ローラ17Bは、不図示の歯車により、PFモータ15によって駆動される。フリーローラ18Bは、排紙ローラ17Bと対向する位置に設けられ、紙Sを排紙ローラ17Bとの間に挟むことによって紙Sを排紙ローラ17Bに向かって押さえる。
【0025】
インク吐出ユニット20は、被印刷体である例えば紙にインクを吐出するためのものである。インク吐出ユニット20は、図2に示すように、ヘッド21と、ヘッドドライバ22とを有する。ヘッド21は、インク吐出部であるノズルを複数有し、各ノズルから断続的にインクを吐出する。ヘッドドライバ22は、ヘッド21を駆動して、ヘッド21から断続的にインクを吐出させるためのものである。なお、本実施形態では、このインク吐出ユニット20が本発明の液体吐出手段に相当する。
【0026】
クリーニングユニット30は、図3にも示すように、ヘッド21のノズルの目詰まりを解消するとともに、目詰まり等の発生を防止するためのユニットである。クリーニングユニット30は、キャッピング装置35と、ノズルからインクを吸い出すポンプ装置31(図2参照)と、当該ポンプ装置31を駆動するポンプモータ32と、ポンプモータドライバ33とを有する。キャッピング装置35は、印刷を行わないとき(待機時)に、ヘッド21のノズルを封口して目詰まり等を防止する装置である。ポンプモータドライバ33は、ポンプモータ32を駆動制御する。このクリーニングユニット30は、本発明の液体回収手段として機能する。このクリーニングユニット30の詳細については、後で説明する。
【0027】
キャリッジユニット40は、図3にも示すように、ヘッド21を所定の方向(図2において紙面の左右方向(以下、走査方向という))に走査移動させるためのものである。キャリッジユニット40は、キャリッジ41と、キャリッジモータ(以下、CRモータという)42と、キャリッジモータドライバ(以下、CRモータドライバという)43と、プーリ44と、タイミングベルト45と、ガイドレール46とを有する。キャリッジ41は、走査方向に移動可能であって、ヘッド21を固定している(したがって、ヘッド21のノズルは、走査方向に沿って移動しながら、断続的にインクを吐出する)。また、キャリッジ41は、インクを収容する2つのインクカートリッジ48、49を着脱可能に保持している。一方のインクカートリッジ48には、ブラック(K)のインクが収容され、他方のインクカートリッジ49には、シアン(C)、マゼンタ(M)およびイエロ(Y)のインクが各色毎に個別に収容されている。CRモータ42は、キャリッジ41を走査方向に移動させるモータであり、DCモータで構成される。CRモータドライバ43は、CRモータ42を駆動するためのものである。プーリ44は、CRモータ42の回転軸に取付けられている。タイミングベルト45は、プーリ44によって駆動される。ガイドレール46は、キャリッジ41を走査方向に案内する。
【0028】
計測器群50には、リニア式エンコーダ51と、ロータリー式エンコーダ52と、紙検出センサ53と、紙幅センサ54とがある。リニア式エンコーダ51は、キャリッジ41の位置を検出するためのものである。ロータリー式エンコーダ52は、搬送ローラ17Aの回転量を検出するためのものである。紙検出センサ53は、印刷される紙の先端の位置を検出するためのものである。この紙検出センサ53は、給紙ローラ13が搬送ローラ17Aに向かって紙を搬送する途中で、紙の先端の位置を検出できる位置に設けられている。なお、紙検出センサ53は、機械的な機構によって紙の先端を検出するメカニカルセンサである。詳しく言うと、紙検出センサ53は紙搬送方向に回転可能なレバーを有し、このレバーは紙の搬送経路内に突出するように配置されている。そのため、紙の先端がレバーに接触し、レバーが回転させられるので、紙検出センサ53は、このレバーの動きを検出することによって、紙の先端の位置を検出する。紙幅センサ54は、キャリッジ41に取付けられている。紙幅センサ54は、発光部541と受光部543を有する光学センサであり、紙によって反射された光を検出することにより、紙幅センサ54の位置における紙の有無を検出する。そして、紙幅センサ54は、キャリッジ41によって移動しながら紙の端部の位置を検出し、紙の幅を検出する。また、紙幅センサ54は、キャリッジ41の位置によって、紙の先端を検出できる。紙幅センサ54は、光学センサなので、紙検出センサ53よりも位置検出の精度が高い。
【0029】
制御ユニット60は、プリンタの制御を行うためのものである。制御ユニット60は、CPU61と、タイマ62と、インターフェース部63と、ASIC64と、メモリ65と、DCコントローラ66とを有する。CPU61は、プリンタ全体の制御を行うためのものであり、DCコントローラ66、PFモータドライバ16、CRモータドライバ43、ポンプモータドライバ32およびヘッドドライバ22に制御指令を与える。タイマ62は、CPU61に対して周期的に割り込み信号を発生する。インターフェース部63は、プリンタの外部に設けられたホストコンピュータ67との間でデータの送受信を行う。ASIC64は、ホストコンピュータ67からインターフェース部63を介して送られてくる印刷情報に基づいて、印刷の解像度やヘッドの駆動波形等を制御する。メモリ65は、ASIC64及びCPU61のプログラムを格納する領域や作業領域等を確保するためのものであり、RAM、EEPROM等の記憶手段を有する。DCコントローラ66は、CPU61から送られてくる制御指令と計測器群50からの出力に基づいて、PFモータドライバ16及びCRモータドライバ43を制御する。
【0030】
電源部70は、CPU61やタイマ62、インターフェース部63、ASIC64、メモリ65、DCコントローラ66などの制御ユニット60をはじめ、PFモータ15やPFモータドライバ16、紙検出センサ53、エンコーダ51、52、ヘッドドライバ22、CRモータ42、CRモータドライバ43、ポンプモータ32、ポンプモータドライバ33など、プリンタ1に搭載された各種機器に電源を供給する。
【0031】
印刷時には、用紙Sが搬送ローラ17Aにより間欠的に所定の搬送量で搬送され、その間欠的な搬送の合間にキャリッジ41が、搬送ローラ17Aによる搬送方向に対して交差する方向に沿って移動しながら、ヘッド21から用紙Sに向けてインクを吐出して印刷が施されるようになっている。
【0032】
===吐出ノズル===
図5は、ヘッド21の下面部に設けられたインクの吐出ノズルの配列を示した図である。ヘッド21の下面部には、同図に示すように、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)およびイエロ(Y)の各色ごとにそれぞれ複数のノズル♯1〜♯10からなるノズル列211が設けられている。各ノズル♯1〜♯10は、用紙7の搬送方向に沿って直線状に配列されている。各ノズル列211は、ヘッド21の移動方向(走査方向)に沿って相互に間隔をあけて平行に配置されている。各ノズル♯1〜♯10には、インク滴を吐出するための駆動素子としてピエゾ素子(図示外)が設けられている。
【0033】
ピエゾ素子は、その両端に設けられた電極間に所定時間幅の電圧を印加すると、電圧の印加時間に応じて伸張し、インクの流路の側壁を変形させる。これによって、インクの流路の体積がピエゾ素子の伸縮に応じて収縮し、この収縮分に相当するインクが、インク滴となって各色の各ノズル♯1〜♯10から吐出される。
【0034】
図6は、各ノズル♯1〜♯10の駆動回路を示したものである。なお、この駆動回路は、本発明における液体吐出手段を駆動する駆動回路に相当する。この駆動回路は、同図に示すように、原駆動信号発生部221と、複数のマスク回路222と、駆動信号補正回路223とを備えている。原駆動信号発生部221は、各ノズル♯1〜♯10に共通して用いられる原信号ODRVを生成する。この原信号ODRVは、一画素分の主走査期間内(キャリッジ41が一画素の間隔を横切る時間内)において、図中下部に示すように、第1パルスW1と第2パルスW2の2つのパルスを含む信号である。原駆動信号発生部221で生成された原信号ODRVは、各マスク回路222に出力される。
【0035】
マスク回路222は、ヘッド21のノズル♯1〜♯10をそれぞれ駆動する複数のピエゾ素子に対応して設けられている。各マスク回路222には、原信号発生部221から原信号ODRVが入力されるとともに、印刷信号PRT(i)が入力される。この印刷信号PRT(i)は、画素に対応する画素データであり、一画素に対して2ビットの情報を有する2値信号である。マスク回路222は、印刷信号PRT(i)のレベルに応じて、原信号ODRVを遮断したり通過させたりする。すなわち、印刷信号PRT(i)がレベル『0』のときには、原信号ODRVのパルスを遮断する一方、印刷信号PRT(i)がレベル『1』のときには、原信号ODRVの対応するパルスをそのまま通過させて駆動信号DRVとして駆動信号補正回路223に出力する。
【0036】
駆動信号補正回路223は、マスク回路222からの駆動信号DRVを補正して各ノズル♯1〜♯10のピエゾ素子に向けて出力する。ここで行う補正については、後で詳しく説明する。各ノズル♯1〜♯10のピエゾ素子は、駆動信号補正回路223からの駆動信号DRVに基づき駆動してインクの吐出を行う。
【0037】
===クリーニングユニット===
クリーニングユニット30の詳細につき説明する。図7は、クリーニングユニット30の構成をヘッド21の内部構造とともに示したものである。
ヘッド21は、同図に示すように、キャリッジ41の下部に設けられている。ヘッド21の下面部215には、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンダ(M)およびイエロ(Y)の各色別のノズル212K、212C、212M、212Yが設けられているとともに、これら各ノズル212K、212C、212M、212Yに各々対応してピエゾ素子213が設けられている。キャリッジ41およびヘッド21の内部には、キャリッジ41の上部に搭載されたカートリッジ48a、48bから各ピエゾ素子213にかけて、各色毎にインク供給路214K、212C、212M、212Yが形成され、カートリッジ48、49内に収容されたインクが各色別に各ピエゾ素子213に各々対応して供給されるようになっている。
【0038】
一方、クリーニングユニット30は、キャッピング装置35と、ポンプ装置31と、廃液タンク37とを有する。キャッピング装置35は、ヘッド21のノズルが設けられた下面部(ノズル形成面)215に密着するキャップ部材351と、このキャップ部材351を収容するキャップケース352と、これらキャップ部材351とキャップケース352とを支持し、上下に昇降されるベース353とを有する。
【0039】
キャップ部材351は、断面凹形に成形された部材であり、ゴム材等の弾性部材により形成され、その上縁部がヘッド21の下面部215に密着してノズル212K、212C、212M、212Yを封口するようになっている。キャップ部材351の内側には、吸収材354が配設されている。この吸収材354は、ヘッド21のノズル212K、212C、212M、212Yから排出されたインクを吸収するようになっている。
【0040】
キャップケース352は、このキャップ部材351を外側から囲繞するように断面凹形に成形された部材である。キャップケース352の上縁部は、ヘッド21の下面部215に接触しないように、キャップ部材351の上縁部より段差部355を介して若干低く形成されている。
【0041】
ベース353は、リンク部材356を介してプリンタ1の框体側に接続され、キャリッジ41が所定位置に移動したときに、図示しないレバーにより押圧されてリンク部材356を通じて上方へとスライド移動するようになっている。これにより、キャッピング部材351をヘッド21の下面部215に密着させてノズル212K、212C、212M、212Yを封口するようになっている。一方、キャリッジ41が所定位置から離れたときには、レバーによる押圧から解放されて、リンク部材356を通じて下方へとスライド移動して元の位置に復帰する。これにより、キャッピング部材351をヘッド21の下面部215から離脱させて、ノズル212K、212C、212M、212Yを封口状態から解放する。
【0042】
これらキャップ部材351、キャップケース352およびベース353には、キャップ部材351の吸収材354に吸収されたインクを外部に導出するためのインク導出路357が形成されている。このインク導出路357には、チューブ36が接続されていて、このチューブ36がポンプ装置31へと延出され、当該ポンプ装置31に接続されている。
【0043】
ポンプ装置31は、キャッピング装置35がヘッド21のノズル212K、212C、212M、212Yを封口しているときに、チューブ36を通じてキャッピング装置35のキャップ部材351内側に負圧を発生させて、各ノズル212K、212C、212M、212Yからインクを吸い出す。これにより、ノズル212K、212C、212M、212Yのクリーニングを行い、ノズルの目詰まりを解消する。
【0044】
これにより吸い出されたインクは、ポンプ装置31によりチューブを介して廃液タンク37へと送られる。そこで、インクは、廃液タンク37に集められて回収される。廃液タンク37は、そのケース371内部に吸収材372を有し、回収されたインクをその吸収材372に保持して貯留するようになっている。
【0045】
===液体加熱機構===
本実施形態にかかるインクジェットプリンタにあっては、廃液タンク37に貯留されたインクを加熱する機構を備えている。図8は、その加熱機構の一実施形態を示した断面図である。この加熱機構は、インクを、前述した図5に示すような駆動回路、即ちノズル#1〜#10のピエゾ素子を駆動する原駆動信号発生部221やマスク回路222、駆動信号補正回路223を備えた駆動回路から発生した熱を利用して加熱する。なお、本実施形態では、この駆動回路が本発明の駆動部に相当する。
【0046】
廃液タンク37は、同図に示すように、プリンタ1の框体1Aの内面に固定部材1Bを介して一体的に固定されている。廃液タンク37の下面側には、これに密着して熱伝導部材80が配設されている。この熱伝導部材80は、金属等の高熱伝導性材料により形成されたもので、本実施形態では薄肉な金属板により構成されている。熱伝導部材80は、プリンタ1の框体1Aに支持部材81を介して一体的に固定されている。この熱伝導部材80の一端部80Aは、断面L字型に折曲され、プリンタ1の内部に支持部材82Aを介して搭載されたプリント配線基板82上に装着された素子83に接合されている。この素子83は、他のプリント配線基板82上の回路構成部品84とともに、前述した図5に示すようなノズル#1〜#10のピエゾ素子を駆動する駆動回路を構成する素子の1つであり、その素子の背部83Aは、該素子83から発生する熱を放つための放熱部となっている。この放熱部に熱伝導部材80の折曲部80Aが接合されている。素子83から発生した熱は、放熱部を通じて熱伝導部材80に伝熱されて放熱される。つまり、熱伝導部材80が素子83のヒートシンクとして機能している。素子83からの熱は熱伝導部材80を通じて廃液タンク37にも伝達され、廃液タンク37は熱伝導部材80からの熱により加熱される。これにより、廃液タンク37内部のインクも加熱され、その蒸発が促進されてインクの減量化が進む。
【0047】
以上このインクジェットプリンタ1では、クリーニング等において回収したインクを加熱することから、その液体の蒸発を促進して減量化を図ることができる。これにより、液体回収量を増やすことができるから、廃液タンク37のサイズを小さくすることができ、プリンタ1自体の小型化を図ることができる。また、転倒時等においてインクの漏出を可及的に防止することができる。さらに、インクの吐出を制御するピエゾ素子の駆動回路から発生する熱を利用してインクを加熱することで、別途熱源を備えなくてもインクを加熱することができる。また、駆動回路と廃液タンクとの間に熱伝導部材を配設したから、駆動回路からの熱をインクに効率よく伝達させることができるとともに、駆動回路のヒートシンクの小型化を図ることができる。
【0048】
なお、本実施形態にあっては、ピエゾ素子を駆動する回路素子から発生する熱をインクを加熱するための熱源として利用していたが、本発明にあってはこれに限らず、例えば、インクジェットプリンタ等の液体吐出装置に搭載される電源部から発生する熱を熱源として利用しても良い。この場合、電源部を構成する回路素子、例えば各種レギュレータや整流素子など、電源回路を構成する回路部品などから発生する熱を利用しても良い。また、この他に、本発明の熱源としては、インクジェットプリンタに搭載される、他の発熱し得る構成部を熱源として利用しても良い。もちろん、これらの構成部分を利用せずに、液体を加熱するための熱源として例えばヒータ等の熱源を備えても良い。また、これら熱源を複数併用して構成されていても良い。
【0049】
===コンピュータシステム等の構成===
次に、本発明に係るコンピュータシステムの実施形態について、図面を参照しながら説明する。
【0050】
図9は、コンピュータシステムの外観構成を示した説明図である。コンピュータシステム1000は、コンピュータ本体1102と、表示装置1104と、プリンタ1106と、入力装置1108と、読取装置1110とを備えている。コンピュータ本体1102は、本実施形態ではミニタワー型の筐体に収納されているが、これに限られるものではない。表示装置1104は、CRT(Cathode Ray Tube:陰極線管)やプラズマディスプレイや液晶表示装置等が用いられるのが一般的であるが、これに限られるものではない。プリンタ1106は、上記に説明されたプリンタが用いられている。入力装置1108は、本実施形態ではキーボード1108Aとマウス1108Bが用いられているが、これに限られるものではない。読取装置1110は、本実施形態ではフレキシブルディスクドライブ装置1110AとCD−ROMドライブ装置1110Bが用いられているが、これに限られるものではなく、例えばMO(Magnet Optical)ディスクドライブ装置やDVD(Digital Versatile Disk)等の他のものであっても良い。
【0051】
図10は、図9に示したコンピュータシステムの構成を示すブロック図である。コンピュータ本体1102が収納された筐体内にRAM等の内部メモリ1202と、ハードディスクドライブユニット1204等の外部メモリがさらに設けられている。
【0052】
上述したプリンタの動作を制御するコンピュータプログラムは、例えばインターネット等の通信回線を経由して、プリンタ1106に接続されたコンピュータ1000等にダウンロードさせることができるほか、コンピュータによる読み取り可能な記録媒体に記録して配布等することもできる。記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスクFD、CD−ROM、DVD−ROM、光磁気ディスクMO、ハードディスク、メモリ等の各種記録媒体を用いることができる。なお、このような記憶媒体に記憶された情報は、各種の読取装置1110によって、読み取り可能である。
【0053】
なお、以上の説明においては、プリンタ1106が、コンピュータ本体1102、表示装置1104、入力装置1108、及び、読取装置1110と接続されてコンピュータシステムを構成した例について説明したが、これに限られるものではない。例えば、コンピュータシステムが、コンピュータ本体1102とプリンタ1106から構成されても良く、コンピュータシステムが表示装置1104、入力装置1108及び読取装置1110のいずれかを備えていなくても良い。また、例えば、プリンタ1106が、コンピュータ本体1102、表示装置1104、入力装置1108、及び、読取装置1110のそれぞれの機能又は機構の一部を持っていても良い。一例として、プリンタ1106が、画像処理を行う画像処理部、各種の表示を行う表示部、及び、デジタルカメラ等により撮影された画像データを記録した記録メディアを着脱するための記録メディア着脱部等を有する構成としても良い。
【0054】
また、上述した実施形態において、プリンタを制御するコンピュータプログラムが、制御ユニット60の記憶媒体であるメモリ65に取り込まれていても良い。そして、制御ユニット60が、メモリ65に格納されたコンピュータプログラムを実行することにより、上述した実施形態におけるプリンタの動作を達成しても良い。
【0055】
このようにして実現されたコンピュータシステムは、システム全体として従来システムよりも優れたシステムとなる。
【0056】
===その他の実施の形態===
以上、一実施形態に基づき、本発明に係るプリンタ等の印刷装置について説明したが、上記の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更または改良され得るとともに、本発明には、その等価物が含まれることは言うまでもない。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に係る印刷装置に含まれるものである。
また、本実施形態において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部又は全部をソフトウェアによって置き換えてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部をハードウェアによって置き換えてもよい。
また、被印刷体は、印刷紙の他に、布やフィルムなどであってもよい。
また、印刷装置側にて行っていた処理の一部をホスト側にて行ってよく、また印刷装置とホストの間に専用の処理装置を介設して、この処理装置にて処理の一部を行わせるようにしてもよい。
【0057】
<液体吐出装置について>
本発明の液体吐出装置としては、前述したインクジェットプリンタ等の印刷装置をはじめ、これらの他に、例えば、カラーフィルタ製造装置、染色装置、微細加工装置、半導体製造装置、表面加工装置、三次元造型機、液体気化装置、有機EL製造装置(特に高分子EL製造装置)、ディスプレイ製造装置、成膜装置、DNAチップ製造装置等に適用することも可能である。これらの分野に本発明を適用することで、従来に比べてコストダウンを図ることができる。
【0058】
<媒体について>
媒体については、前述した用紙として、普通紙やマット紙、カット紙、光沢紙、ロール紙、用紙、写真用紙、ロールタイプ写真用紙等をはじめ、これらの他に、OHPフィルムや光沢フィルム等のフィルム材や布材、金属板材などであっても構わない。すなわち、液体の吐出対象となり得るものであれば、どのような媒体であっても構わない。
【0059】
<液体について>
本発明の液体としては、前述したインク、例えば染料インクや顔料インクに限定されるものではなく、例えば、金属材料、有機材料(特に高分子材料)、磁性材料、導電性材料、配線材料、成膜材料、電子インク、加工液、遺伝子溶液等を含む(水も含む)を適用することもできる。また、液体の成分については、溶媒として水の他に溶剤など、液体を構成するものを含む。
【0060】
<液体吐出手段について>
本発明の液体吐出手段としては、前述したようなキャリッジに搭載されたヘッドのような手段に限らず、媒体に対して液体を吐出可能であれば、どのような形態の手段であっても構わない。
【0061】
<液体回収手段について>
本発明の液体回収手段については、前述したように必ずしもタンクやチューブを備える必要はない。また、液体回収手段により回収される液体については、前述したような液体(インク)を吐出するノズルをクリーニングするクリーニング手段によりクリーニング時にノズルから排出された液体のみに限らず、媒体に至らなかった液体であれば、例えば、「縁無し」印刷等において余分に吐出された液体(インク)であっても構わない。
【0062】
【発明の効果】
本発明によれば、回収された液体を熱源により加熱することによって、液体の蒸発を促進させて、減量化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】インクジェットプリンタの外観を示す斜視図である。
【図2】インクジェットプリンタの全体構成の説明図である。
【図3】インクジェットプリンタのキャリッジ等を示す図である。
【図4】インクジェットプリンタの搬送部等を示す図である。
【図5】インクジェットプリンタの吐出ノズルを示す図である。
【図6】ヘッド駆動回路内の構成を示すブロック図である。
【図7】クリーニングユニットを示す図である。
【図8】廃液タンクの設置状況を示す図である。
【図9】コンピュータシステムの外観図である。
【図10】コンピュータシステムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 インクジェットプリンタ、2 操作パネル、3 排紙部、4 給紙部、
5 操作ボタン、6 表示ランプ、7 排紙トレー、8 給紙トレー、
10 紙搬送ユニット、 13 給紙ローラ、 14 プラテン、
15 紙搬送モータ(PFモータ)、
16 紙搬送モータドライバ(PFモータドライバ)、
17A 搬送ローラ、 17B 排紙ローラ、
18A・18B フリーローラ、 20 インク吐出ユニット、
21 ヘッド、 211 ノズル列、 212K ノズル(K)、
212C ノズル(C)、 212M ノズル(M)、
212Y ノズル(Y)、213 ピエゾ素子、
214K インク供給路(K)、 214C インク供給路(C)、
214M インク供給路(M)、 214Y インク供給路(Y)、
215 下面部(ノズル形成面)、 22 ヘッドドライバ、
221 原駆動信号発生部、 222 マスク回路、
223 駆動信号補正回路、 30 クリーニングユニット、
31 ポンプ装置、 32 ポンプモータ、33 ポンプモータドライバ、
35 キャッピング装置、 351 キャッピング部材、
352 キャッピングケース、 353 ベース、 354 吸収材、
355 段差部、 356 リンク部材、 357 インク導出路、
36 チューブ、 37 廃液タンク、 371 ケース、 372 吸収材、
40 キャリッジユニット、41 キャリッジ、
42 キャリッジモータ(CRモータ)、
43 キャリッジモータドライバ(CRモータドライバ)、
44 プーリ、 45 タイミングベルト、 46 ガイドレール、
48 インクカートリッジ、 49 インクカートリッジ、
50 計測器群、 51 リニア式エンコーダ、511 リニアスケール、
512 検出部、 512A 発光ダイオード、512B コリメータレンズ、
512C 検出処理部、 512D フォトダイオード、
512E 信号処理回路、512F コンパレータ、
52 ロータリー式エンコーダ、53 紙検出センサ、54 紙幅センサ、
60 制御ユニット、 61 CPU、 62 タイマ、
63 インターフェース部、 64 ASIC、 65 メモリ、
66 DCコントローラ、 67 ホストコンピュータ、
80 熱伝導部材、 80A 折曲部、 81 支持部材、
82 プリント配線基板、 83 素子、 83A 背部、
84 回路構成部品、
1000 コンピュータシステム、 1102 コンピュータ本体、
1104 表示装置、 1106 プリンタ、 1108 入力装置、
1108A キーボード、 1108B マウス、 1110 読取装置、
1110A フレキシブルディスクドライブ装置、
1110B CD−ROMドライブ装置、 1202 内部メモリ、
1204 ハードディスクドライブユニット

Claims (12)

  1. 媒体に向けて液体を吐出する液体吐出手段と、前記媒体に至らなかった液体を回収する液体回収手段とを備えた液体吐出装置において、
    前記液体回収手段により回収された液体を加熱するための熱源を備えたことを特徴とする液体吐出装置。
  2. 前記熱源として、前記液体吐出装置の電源部から発生する熱を利用することを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
  3. 前記熱源として、前記液体の吐出を制御する素子を駆動する駆動部から発生する熱を利用することを特徴とする請求項1または2に記載の液体吐出装置。
  4. 前記電源部または前記駆動部から前記液体回収手段へと熱を伝導させるための熱伝導部材を備えたことを特徴とする請求項2または3に記載の液体吐出装置。
  5. 前記熱伝導部材がヒートシンクであることを特徴とする請求項4に記載の液体吐出装置。
  6. 前記液体吐出手段としての前記液体を吐出するノズルと、前記ノズルをクリーニングするクリーニング手段とを備え、前記液体回収手段により回収される液体に、前記クリーニング手段のクリーニング時に前記ノズルより排出された液体が含まれることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
  7. 前記液体回収手段は、回収した前記液体を貯留するタンクを有していることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
  8. 前記液体回収手段は、回収した前記液体を吸収して保持する吸収材を備えていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
  9. 前記液体吐出手段が、前記液体としてインクを吐出して前記媒体に印刷をする印刷手段であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
  10. 媒体に向けて液体を吐出する液体吐出手段と、前記媒体に至らなかった液体を回収する液体回収手段とを備えた液体吐出装置において、
    前記液体回収手段により回収された液体を加熱するための熱源を備え、
    前記熱源として、前記液体吐出装置の電源部から発生する熱を利用するとともに、前記液体の吐出を制御する素子を駆動する駆動部から発生する熱を利用し、
    前記電源回路または前記駆動回路から前記液体回収手段へと熱を伝導させるための熱伝導部材を備え、
    前記液体回収手段により回収される液体に、前記液体吐出手段に設けられ前記液体を吐出するノズルのクリーニング時に当該ノズルより排出された液体が含まれていることを特徴とする液体吐出装置。
  11. 媒体に向けて液体を吐出する液体吐出手段と、前記媒体に至らなかった液体を回収する液体回収手段とを備えた液体吐出装置において、前記液体回収手段により回収された液体を処理する方法であって、
    前記液体を熱源により加熱して気化させることを特徴とする液体処理方法。
  12. コンピュータ本体と、このコンピュータ本体に接続可能な液体吐出装置とを具備したコンピュータシステムにおいて、
    前記液体吐出装置は、媒体に向けて液体を吐出する液体吐出手段と、前記媒体に至らなかった液体を回収する液体回収手段と、前記液体回収手段により回収された液体を加熱するための熱源とを備えたことを特徴とするコンピュータシステム。
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