JP6950181B2 - 液体吐出装置 - Google Patents
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Description
また、本発明の液体吐出装置の別の観点によると、シールド部材によって電子部品から外部に電磁波が漏れるのを抑制することができる。貯留部の少なくとも一部がシールド部材によって構成され、当該部分が電子部品と重なる位置に配置されているため、電子部品の温度を貯留部に貯留された廃液によって冷却することが可能となる。このため、電子部品の放熱性を向上させることができる。さらに、電子部品からの熱によって廃液が温められることで、廃液の蒸発を促進させることが可能となる。このように貯留部の少なくとも一部がシールド部材によって構成され、当該部分が電子部品と重なる位置に配置されていることで、部品点数の増加を抑制するとともに装置が大型化するのを抑制しつつも、電子部品から外部に電磁波が漏れるのを抑制し、電子部品の放熱性を向上させつつ貯留部の廃液の蒸発を促進させることが可能となる。また、底部の表面積が増加し、電子部品の温度を効果的に冷却することが可能となる。
図1に示すように、複合機1は、概ね薄型の直方体に形成されており、その上面に表示部及び操作ボタンなどを有する。本発明の液体吐出装置の一例であるプリンタ部10が、複合機1の下部に設けられている。複合機1は、スキャナ機能及びプリント機能などの各種の機能を有している。
次に、プリンタ部10の内部構造について説明する。図2及び図3に示すように、プリンタ部10は、給送部20と、搬送ローラ対35と、記録部40と、ホルダ17と、排紙ローラ対36と、ASF(Auto Sheet Feed)モータ20M(図5参照)と、LF(Line Feed)モータ35M(図5参照)と、メンテナンス部60と、制御部5(図5参照)を構成する電子装置70とを含む。給送部20は、給紙トレイ15に載置される用紙Pを搬送路25へ給送する。搬送ローラ対35は、給送部20によって給紙された用紙Pを記録部40に搬送する。記録部40は、例えば、インクジェット記録方式の構成を有し、搬送ローラ対35によって搬送された用紙Pに画像を記録する。排紙ローラ対36は、記録部40によって記録された用紙Pを排紙トレイ16に排紙する。これら給送部20、搬送ローラ対35及び排紙ローラ対36によって、用紙Pを搬送する搬送機構が構成されている。
図2に示すように、給送部20が給紙トレイ15の上側に設けられている。給送部20は、給紙ローラ21とアーム22を有する。給紙ローラ21は、アーム22の先端に軸支されている。アーム22は、支軸22aに回動自在に支持され、バネなどにより付勢されて給紙ローラ21が給紙トレイ15に接触するように下側へ回動されている。また、アーム22は、給紙トレイ15の挿抜の際に上方へ退避可能に構成されている。給紙ローラ21は、伝達機構(不図示)を介してASFモータ20Mの動力が伝達されて回転し、給紙トレイ15内に積載された用紙Pが、搬送路25へ給送される。
図2に示すように、給紙トレイ15は、斜壁部15aを有する。斜壁部15aは、給紙トレイ15に載置される用紙Pが給紙ローラ21によって給送されるときに、用紙Pを搬送路25に案内する。
搬送路25は、図2に示すように、所定間隔で対向する外側ガイド25a及び内側ガイド部材25bによって形成されている。搬送路25は、給紙トレイ15の後側の端部から上方且つプリンタ部10の前側へ曲がって構成されている。給紙トレイ15から給送された用紙Pは、搬送路25により下方から上方へUターンするように案内されて記録部40に至る。
搬送ローラ対35は、下側に配置された搬送ローラ35aと上側に配置されたピンチローラ35bとを有する。搬送ローラ35aは、伝達機構(不図示)を介してLFモータ35Mの動力が伝達されて回転する。ピンチローラ35bは、搬送ローラ35aの回転に伴って連れ回る。搬送ローラ35aとピンチローラ35bとは、協働して用紙Pを上下方向A1から挟持し、用紙Pを記録部40へ搬送する。
図2及び図3に示すように、記録部40は、記録ヘッド41(液体吐出ヘッド)と、ヘッド移動機構50と、プラテン6とを有する。ヘッド移動機構50は、キャリッジ51を含む。キャリッジ51は、走査方向(左右方向A3であって、用紙Pの搬送方向と直交する方向)へ往復移動する。記録ヘッド41は、キャリッジ51に支持されている。
次に、メンテナンス部60について、図3を参照しつつ説明する。メンテナンス部60は、吐出面41bに形成された吐出口41aからインクを排出させ、記録ヘッド41内の気泡や吐出口41a内の増粘インクなどの除去、吐出口41a近傍に付着した異物(紙粉や澱粉)の除去などを行う。メンテナンス部60は、キャップ61と、ワイパ62と、キャップ移動機構63と、ポンプ66と、廃液タンク68とを含む。メンテナンス部60は、図3に示すように、廃液タンク68を除く構成部材が、プラテン6の右側に設けられている。
電子装置70は、図3及び図6に示すように、複数の電子部品71(ASIC71a(第1の電子部品)、抵抗71b(第3の電子部品)、コンデンサ71c(第2の電子部品)など)が実装された回路基板72を有しており、この回路基板72による電子回路によって、制御部5が構成されている。本実施形態におけるASIC71aは、印刷時における記録ヘッド41の吐出動作などを制御するためのICチップであるが、CPU(不図示)などのICチップも回路基板72には実装されている。なお、抵抗71b及びコンデンサ71cも印刷の制御において用いられる素子である。ASIC71a、抵抗71b、コンデンサ71cは、通電されることによって発熱し且つ電磁波を発生し、このうち、用紙Pへの印刷時においてはASIC71aからの発熱量が最も大きい。つまり、ASIC71aは、印刷中の単位時間当たりの発熱量が、インク吐出量の大小によらず、抵抗71b、コンデンサ71cよりも大きい。また、回路基板72の上面72aからの高さは、図6に示すように、ASIC71a、抵抗71b、コンデンサ71cのうち、コンデンサ71cが最も高く、ASIC71a及び抵抗71bはほぼ同じ高さとなっている。
41 記録ヘッド(液体吐出ヘッド)
65 配管(廃液流路の一部)
66 ポンプ
68b 上蓋(開閉部)
68c 廃液フォーム
69a 配管(廃液流路の一部)
69b 配管(接続流路)
67,267 底部(シールド部材)
68 廃液タンク
68a1 貯留部
68b1 大気連通路(連通孔)
71a ASIC(第1の電子部品)
71b 抵抗(第3の電子部品)
71c コンデンサ(第2の電子部品)
72 回路基板
72a 上面(一表面)
Claims (6)
- 記録媒体に液体を吐出する液体吐出ヘッドと、
前記液体吐出ヘッドから排出された廃液を貯留するための貯留部、及び、前記貯留部と外部とを連通する連通孔を有する廃液タンクとを備えた液体吐出装置において、
通電することによって発熱し且つ電磁波を発生する電子部品が一表面に実装され、前記一表面の面内方向が鉛直方向と交差するように横置きに配置された回路基板と、
前記電子部品全体を覆いつつ前記回路基板の少なくとも一部を覆う金属製のシールド部材とを備えており、
前記貯留部の少なくとも一部が前記シールド部材によって構成されており、
前記貯留部の前記シールド部材によって構成された部分は、少なくとも前記貯留部の底部を構成し、前記回路基板の厚み方向に沿って前記電子部品と対向しており、
前記回路基板の前記一表面には、前記厚み方向において、前記一表面からの高さが互いに異なる第1及び第2の前記電子部品が実装されており、
前記貯留部の前記シールド部材によって構成された部分は、前記第1及び第2の電子部品と対向して配置されており、
前記貯留部の底部には、前記回路基板に向かって突出し、前記廃液を溜める凹部を構成する凸部が形成されており、
前記第1の電子部品は、前記凸部の頂部と対向し、
前記一表面からの高さが前記第1の電子部品よりも高い前記第2の電子部品は、前記底部の前記凸部の頂部以外の領域と対向していることを特徴とする液体吐出装置。 - 前記第1及び第2の電子部品は、記録媒体に対して液体を吐出して行う印刷の制御において用いられる素子であり、
前記第1の電子部品は、印刷中の単位時間当たりの発熱量が前記第2の電子部品よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。 - 前記液体吐出ヘッドから排出された廃液を受け取る廃液受け部と、
前記廃液受け部と前記廃液タンクとを繋ぐ廃液流路と、
前記廃液受け部から前記廃液タンクへと廃液を送るポンプとをさらに備えており、
前記廃液タンクには、前記廃液流路と前記凹部とを接続する接続流路が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の液体吐出装置。 - 前記回路基板には、前記一表面からの高さが前記第2の電子部品よりも低い第3の電子部品がさらに実装されており、
前記貯留部の底部には、複数の前記凹部を構成する複数の前記凸部が形成されており、
前記複数の凸部の頂部がそれぞれ前記第1及び第3の電子部品と対向していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の液体吐出装置。 - 記録媒体に液体を吐出する液体吐出ヘッドと、
前記液体吐出ヘッドから排出された廃液を貯留するための貯留部、及び、前記貯留部と外部とを連通する連通孔を有する廃液タンクとを備えた液体吐出装置において、
通電することによって発熱し且つ電磁波を発生する電子部品が一表面に実装され、前記一表面の面内方向が鉛直方向と交差するように横置きに配置された回路基板と、
前記電子部品全体を覆いつつ前記回路基板の少なくとも一部を覆う金属製のシールド部材とを備えており、
前記貯留部の少なくとも一部が前記シールド部材によって構成されており、
前記貯留部の前記シールド部材によって構成された部分は、少なくとも前記貯留部の底部を構成し、前記回路基板の厚み方向に沿って前記電子部品と対向しており、
前記底部の断面形状が、波形状に形成されていることを特徴とする液体吐出装置。 - 前記貯留部内には、廃液を吸収する廃液フォームが設けられており、
前記廃液タンクには、前記廃液フォームを前記貯留部から出し入れ可能な開閉部が設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
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