JP2002192707A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

Info

Publication number
JP2002192707A
JP2002192707A JP2000392038A JP2000392038A JP2002192707A JP 2002192707 A JP2002192707 A JP 2002192707A JP 2000392038 A JP2000392038 A JP 2000392038A JP 2000392038 A JP2000392038 A JP 2000392038A JP 2002192707 A JP2002192707 A JP 2002192707A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
ink
recording head
recording paper
paper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000392038A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiji Okoda
啓次 大古田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2000392038A priority Critical patent/JP2002192707A/ja
Publication of JP2002192707A publication Critical patent/JP2002192707A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はインクジェット式記録装置の構成に
関するものであり、記録ヘッドの温度上昇を抑制し、良
好な画質と、記録ヘッドの長寿命化を実現する装置を提
供することを目的とする。 【解決手段】 記録装置の内部の記録ヘッドの移動範囲
を含む特定の領域と、記録装置内部の前記特定の領域以
外の領域とが熱的に分離する。その特定の領域だけを他
の部分と分離して、外部から直接吸気を行ない、直接外
部へ排気を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体を搬送し
てインクジェット式記録方式にて該記録媒体に記録を行
うインクジェット式記録装置の構成に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図6に従来のインクジェット記録装置の
概略構成を示す断面図を示す。
【0003】図6において100はインクジェット記録装
置、101は積層された未使用の記録紙で、給紙トレイ116
の中に配置された圧板102に載置されている。103は分離
ローラで、圧板102が上昇し記録紙101を103に当接させ
た状態で103が時計方向に1回転することで、記録紙101
の最上部の1枚を所定量図中右方向に繰り出すことがで
きる。113、114は搬送ローラ対で、分離ロ一ラ103によ
り繰り出された1枚の記録紙が差し込まれた後、駆動力
を与えることで、前記記録紙を図中右方向に搬送するこ
とができる。104、105は記録紙の搬送経路を形成するガ
イド板で、搬送ローラ対113、114によって図中右方向に
搬送されている記録紙の進行方向を180度変更させるた
めの半円形の曲線経路を形成する部分104a、105aと前記
曲線経路に連続して配置され、記録紙の先端を図中左方
向に導き直線部分104b、105bよりなる。106、107、10
8、109はガイド板104、105で導かれてきた記録紙を、記
録時に図中左方向に所定量間欠的に給送を行う2組の副
走査ローラ対である。前記副走査ローラ対の間には、イ
ンクジェット式記録ヘッド110が配置されている。117は
記録ヘッド110に結合されているオンキャリッジタンク1
11に供給するインクを収容している複数個のインクタン
クである。117は記録装置100に対し着脱自在である。ま
た装置正面(図中A方向)から見て、絵紙トレイ116の両
脇に配置されている。記録ヘッド110とオンキャリッジ
タンク111は不図示のキャリッジに載置されており、副
走査ローラ106、107、108、109の回転軸と略平行に配置
された不図示のキャリッジガイドにより、記録紙の搬送
方向に略直交する方向(紙面に垂直な方向)に移動可能
に保持されていて、前記副走査ローラの間欠給送が停止
しているときに前記方向に移動しつつインクの吐出を行
い記録紙への記録を行う。115は記録終了後、副走査ロ
ーラ108、109から排出される記録紙を載置する排紙トレ
イである。
【0004】本従来例は以上のような構成で、図6は装
置の側面から見たものであり、図中A方向が正面で、操
作者はA方向から装置にアクセスする。
【0005】従来のインクジェット記録装置では、様々
な記録媒体が使用可能であり、そのような記録媒体とし
ては例えば、普通紙、光沢紙、OHP用透明シート、光
沢フィルム、葉書、封筒、シール用紙などがある。
【0006】このような様々な記録媒体を使い分けるた
めに、従来は装置正面から挿入する手差し用の給紙口を
設け、1枚ずつ手差しにより記録紙を未使用の記録紙10
1の上に不図示のガイドで位置決めしてセットするとい
う方法で対処してきた。
【0007】しかしながらこのような構成には以下のよ
うな問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の構成では、装置
内部の発熱源、例えば駆動源、電源部、電気回路部など
の発熱が記録ヘッドの周囲温度を上昇させ記録ヘッド自
身の温度を上昇させる。一般的に温度がある範囲以上に
なると、記録ヘッドの吐出精度が悪化し、寿命も短くな
る傾向がある。従って従来例では内部の発熱が記録ヘッ
ドに容易に伝わるため画質の低下、記録ヘッドの寿命の
低下が起こる。
【0009】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、記録ヘッドの温度上昇を抑制し、良好な画質と記録
ヘッドの長寿命化を実現した装置を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の記録装置は以下のような構成を備える。即
ち、記録媒体を搬送し、インクジェット式記録ヘッドに
より該記録媒体に画像を記録する記録装置であって、記
録装置内部の、該記録ヘッドの移動範囲を含む特定の領
域と、記録装置内部の前記特定の領域以外の領域とが熱
的に分離されていることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0012】図1は本発明の実施の形態のインクジェッ
ト記録装置の概略構成を示す正面方向から見た断面図で
ある。尚、以下の実施の形態では、記録媒体を記録紙と
して説明するが、この記録紙は通常の紙の記録紙だけで
はなく、OHPなどの樹脂シート、あるいは特殊なコーテ
ィングを施した各種記録用シートなどを含むものとす
る。
【0013】図1において、1はインクジェット記録装
置、2は積層された未使用の記録紙で、給紙トレイ(給
紙用カセット)3に略水平に載置されている。4は吸盤
で、不図示の吸盤移動機構により図中aの位置から積層
された未使用の記録紙2の最上部の1枚に接する位置b
に移動し、最上位の用紙を吸引して持ち上げることがで
きる。この際不図示の吸引機構により、吸盤4が記録紙
に接した状態で吸盤4の内部の圧力を減少させて記録紙
2の最上部の1枚を吸着して、その記録紙を他の記録紙
から分離させる。その状態で前記吸盤移動機構により図
中bの位置に移動し、その分離した1枚の記録紙の先端
を搬送ローラ5に当接することができる。この時もう一
方の搬送ローラ6は図中dの位置に退避していて記録紙
先端の移動を妨げることはなく、記録紙が搬送ローラ5
に当接した後図中cの位置に侵入して、記録紙の先端を
挟持することができる。その後、前記吸引機構による吸
引動作を停止させて吸盤4の吸着力を解除し、吸盤4に
よる記録紙の拘束を解くことができる。44は前記吸盤移
動機構などを内包する分離ユニットである。
【0014】41、42、11、12は記録紙の搬送経路中に搬
送された搬送ローラである。これらのローラは前述の搬
送ローラ5、6とともに不図示の回転駆動源により回転し
て記録紙を後述の記録部に搬送することができる。
【0015】7、8、9、10、13、14、43はガイド板で、
所定の間隔を持って対向して配置されており、前記搬送
ローラによって搬送されている記録紙の搬送位置を規制
するための搬送経路を形成している。これらの搬送経路
を形成するガイド板は、記録紙の進行方向を図中右方向
から上方に変更する曲線状経路を形成する部分7a、8a、
それに続く上方への直線経路を形成する7b、8b、9a、10
a、記録紙の進行方向を図中上方から左方向に変更する
曲線経路を形成する9b、l0b、43、及びそれに続く左方
向への直線経路を形成する13、14よりなる。35は搬送経
路中でジャムを起こした記録紙を排除するために開閉す
ることのできるカバーで、支点36を回転中心として回動
することができる。前記ガイド板8、10はこのジャムカ
バー35に結合されている。このためジャムカバー35を開
けると、ガイド板8、10も本体外に移動して搬送経路を
開放し、ジャム処理を容易にすることができる。
【0016】15、16、17、18は副走査ローラで、ガイド
板13、14の間を図中左方向に搬送されてきた記録紙を挟
持し、記録時の間欠給送を行う。21は副走査ローラ15、
16、17、18の間での記録紙の位置を規制するプラテン板
である。19はインクジェット式の記録ヘッドで、記録紙
の搬送方向に複数のインクを吐出するノズルが配されて
いる。尚、この記録ヘッド19は、それぞれが複数の異な
る色、または濃度のインクを吐出する複数のインクジェ
ットを備えていてもよい。20は後述するインク供給ユニ
ットより不図示のチューブを介して供給されてきたイン
クをヘッド近傍に保持するオンキャリッジタンクであ
る。オンキャリッジタンク20は後述のインクの種類に応
じて必要数設けられている。記録ヘッド19とオンキャリ
ッジタンク20は不図示のキャリッジに載置されており、
図1の副走査ローラ15、16、17、18の回転軸と略平行に
配置された不図示のキァリッジガイドにより、記録紙の
搬送方向に略直交する方向(紙面に垂直な方向)に移動
可能に保持されている。22は記録終了後、副走査ローラ
17、18から排出される記録紙を載置する排紙トレイであ
る。
【0017】24は積層された第2の未使用の記録紙で、
斜めに配置された圧板23の上に保持されている。25は分
離ローラであり、時計方向に1回転することで、積層さ
れた第2の未使用の記録紙24の最上部の1枚を分離し
て、搬送ローラ11、12に挟持させることができる。26、
27はガイド板で、分離ローラ25と、搬送ローラ11、12の
間の第2の搬送経路を形成する。
【0018】29、31は、インクジエット式の記録ヘッド
19に供給するためのインクを内包したインクタンクであ
る。インクタンク29、31は記録装置1に対し着脱自在
で、インクがなくなった場合装置外に取り出され新たに
別のインクタンクを装填することでインクの補充を行う
ことができる。この図の実施例では6種類のインクを内
包したインクタンクを収納する構成の例を記述してい
る。インクの種類は6種類に限定されるものではなく、
インクの種類もカラーインク、カラー濃淡インク、モノ
クロ濃淡インクなどのいずれであってもよい。インクと
は別の例えばインクと結合することで耐水性を強化する
液体などでもよい。また同じ色のインクを収納するメイ
ンタンクを消費量に応じて複数個設けてもよい。
【0019】28、30はインクタンク29、31を保持するタ
ンク収納部である。32はタンク29、31からインクをくみ
上げるためのポンプ部である。33はインクタンク29、31
からくみ上げたインクを一時保管するサブタンクで、こ
こから前記記録ヘッド上のオンキャリッジタンク20にイ
ンクを供給する。サブタンクは前述のメインタンクのイ
ンクの種類にあわせて必要数設けられている。サブタン
ク33からオンキャリッジタンク20へのインクの供給もポ
ンプ32の動作で行う。
【0020】34は記録ヘッド19の前記ノズル部分に、記
録時以外かぶせておく保護キャップを内包する回復系ユ
ニットである。34には、前記ノズル部に吸着してインク
を吸い出す吸引キャップ、及び前記ノズルの表面をふく
ためのワイピング手段も内包されている。
【0021】37はこれらタンク収納部28、30、サブタン
ク33、ポンプ部32、回復系ユニット34の下部をカバーし
ている皿状のインク受けで、前記部分に支障が生じイン
クの漏洩が起こった場合でもこのインク受け37に流れ込
む構造となっている。37に流れ込んだインクは不図示の
廃インクタンクまたは廃インク吸収体に導かれる。従っ
て記録装置1の内部でインクの漏洩が起こった場合でも
装置の外部にインクが流れ出ることはない。またこれら
タンク収納部28、30、サブタンク33、ポンプ部32、回復
系ユニット34の全部及び一部は、インク受け37を基台と
して一体的に結合し、インク供給系ユニットとすること
ができ、結合した状態で、記録装置1に対し着脱自在と
なっている。
【0022】図2は図1と同じ装置を上面から見た図で
ある。図1と同一の符号は同一の記号をあらわす。図2
においてC方向が装置の正面である。
【0023】19は記録ヘッドで、図中の矢印j方向に往
復運動して記録紙へのインク吐出を行う。図中2点鎖線
で示すeの位置が記録ヘッドがもっとも正面C寄りに位
置した場合、gの位置がもっとも背面寄りに位置した場
合、fの位置は記録紙上でインクの吐出を行っている場
合を示している。図1及び図2において前記記録ヘッド
の移動する空間を斜線にてあらわした。この斜線部はお
およそ、図1に示す隔壁45及びプラテン板21で記録装置
1の内部の斜線部以外の領域と区切られている。隔壁45
及びプラテン21は断熱部材よりなり、この斜線部の領域
は斜線部以外とは熱的におよび空間的に仕切られてい
る。そして斜線部の領域は他の部分と独立して外部から
の吸気および排気を行っている。その吸気部には防塵フ
ィルターが設けられていて外部からの塵埃の侵入を防ぐ
ことができる。また装置内部の他の部分とも空間的に仕
切られていると同時に塵埃の侵入も防ぐ構造となってい
る。このため記録ヘッドの周囲は塵埃の少ない良好な環
境となっている。
【0024】またこの斜線部には記録ヘッド上に位置す
るオンキャリッジタンク20及びサブタンク33からオンキ
ャリッジタンク20にインクを供給するための不図示のチ
ューブが存在する。これらのインク流路からインクの漏
洩が起こった場合斜線部の領域内にある不図示のインク
受けでインクを回収することができる。このインク受け
で回収されたインクは前記不図示の廃インクタンクまた
は廃インク吸収体に導かれる。従って斜線部内でインク
の漏洩が起こった場合記録装置1の外部にインクが漏れ
出ることはない。
【0025】図2において39は記録装置の各部の制御を
行う制御部や、画像信号の処理を行う信号処理部を内包
する電装ケースである。38は電源ケースである。38、39
はケース状の構造体で覆われていて、このケースは電磁
波の放射及び侵入を抑制すると同時に、万が一の場合の
インクの侵入を軽減する。また38、39は供給系ユニット
のインク受け37とは平面的に異なる領域にありインク漏
洩の起こった場合でもインクのかかる可能性の少ない配
置となっている。また搬送ローラ、キャリッジなどの駆
動源は図中iで示される装置後方の領域に配置される。
従ってインク供給系ユニットのインク受け37とはやはり
平面的に異なる領域であり、インク漏洩による短絡など
がおきにくい配置となっている。
【0026】40は記録用紙の搬送経路の範囲である。
【0027】図3を用いて、前記図1、2の斜線部の独立
した吸気、排気についてさらに詳しく述べる。図3にお
いて図1、2と同一の符号は同一の部材をあらわす。
【0028】51は吸気用のフャンモータであり、外部か
ら吸気に用いられている。51の空気吸い込み口には防塵
フィルター52が設けられており、外部から侵入する有害
な塵埃をここで捕獲することができる。53はダクトで、
外部から吸引した空気を副走査ローラ15の上部付近から
斜め下方に向かって噴出する。53bはダクト53とファン
モータ51の接続部、53cは吸引した空気を装置内部に導く
パイプ部、53aは導かれたエアを斜め下方に向かって噴
出する開口部である。これらの部材は記録装置1の全部
と後部で対象に配置されていて、記録ヘッドの移動範
囲、特に記録用紙の搬送経路40のなかの記録の行われる
プラテン21の直上付近にまんべんなく空気の流れを作る
ことができる。
【0029】55はファンモータであり、内部の空気の排
気に用いられている。55の空気排出口にはフィルター56
が設けられており、記録時に発生した、記録紙に到達せ
ずに内部に浮遊したままの微細なインクの粒子をここで
捕獲することができる。57はダクトで、外部から吸引し
た空気を副走査ローラ17の装置正面より見て左側付近か
ら内部の空気を吸引する。57a内部の空気を吸引するため
の開口部、57cは吸引した空気をファンモータ55に導く
パイプ部、57bはパイプ部57cとファンモータ55の接続部
である。
【0030】このような構成とすることで外部より空気
を取り入れ、排気することで内部での発熱による温度上
昇を最低限に抑制することができる。一般的に温度があ
る範囲以上になると、記録ヘッドの吐出精度が悪化し、
寿命も短くなる傾向がある。従って本実施例では記録に
最適な環境で記録ヘッドを作動させるとともに、記録ヘ
ッドの寿命も最大限に延ばすことができる。
【0031】また外部からの塵埃を捕獲するため装置内
部を清潔な状態に保つことができる。
【0032】さらに装置内部に浮遊する微細なインクの
粒子を捕獲することで、装置内部のインクの付着による
機構部の動作不良、ヘッドの吐出不良などを最低限に抑
えることができる。
【0033】次に、以上の構成を有する本発明の実施の
形態のインクジェット記録装置の動作の概略を以下に説
明する。
【0034】まず装置の下方の給紙トレイ3に収納され
た記録紙2が選択されて記録を行う場合について説明す
る。記録開始が指示されると、不図示の吸盤移動機構に
より吸盤4がaの位置からbの位置に移動して、給紙ト
レイ3に積層されている記録紙の最上部の1枚に接触す
る。
【0035】次に不図示の吸引機構により、最上部の記
録紙が吸盤4に吸着される。その後、前記吸盤移動機構
により吸盤4を上方のaの位置に移動した後、dの位置
に退避していた搬送ローラ6がcの位置に侵入し、搬送
ローラ5、6によって吸盤4に吸着されている1枚の記録
紙の先端を挟持させる。搬送ローラ5、6は不図示の搬送
モータの回転により回転駆動されると、搬送ローラ5、6
に挟持された記録紙はガイド板7、8で形成された搬送経
路中を図中右方向から上方に進行方向を変更して進み先
端が搬送ローラ41、42に至り挟持される。搬送ローラ4
1、42も同様に不図示の搬送モータの回転により記録紙
をガイド板9、10で形成された搬送経路中を図中上方か
ら左方向に進行方向を変更して搬送させ、搬送ローラ1
1、12に先端を至らしめる。搬送ローラ11、12も同様に
不図示の搬送モータの回転により記録紙をガイド板13、
14で形成された搬送経路中を図中左方向に進行させ、そ
の先端が副走査ローラ15、16に差し込まれて挟持され
る。
【0036】こうして、その搬送された記録紙は副走査
ローラ15、16に挟持され、間欠的に搬送・停止を行いな
がら、搬送停止中に、その搬送方向と略直交する方向に
記録ヘッド19が移動しながら、記録する画像データに応
じて記録ヘッド19を駆動する。これにより、記録ヘッド
19からインクが吐出されて画像が記録される。こうして
画像が記録された記録紙の先端が第2の副走査ローラ1
7、18に到達すると、記録紙は4個の副走査ローラ15、1
6、17、18に挟持された状態で搬送される。そして、そ
の記録紙の後端が第1の副走査ローラ15、16から離れた
後は、第2の副走査ローラ17、18の回転だけで記録紙の
搬送が行われる。こうして記録が終了した記録紙は、第
2の副走査ローラ17、18の更なる回転により排紙トレイ
22に排出される。
【0037】次に、上方の用紙収納部にセットされた第
2の記録紙24が選択されて記録を行う場合について述べ
る。
【0038】まず記録開始指令に応じて圧板23が上方に
移動し、そこに積層された記録紙24の最上部の1枚を分
離ローラ25に押圧する。この分離ローラ25は時計まわり
方向に回転することにより、記録紙の最上部の1枚をガ
イド板26、27で形成された第2の搬送経路に送り出すこ
とができる。こうして送り出された記録紙の先端は、搬
送ローラ11、12に挟持され、その回転により搬送され
る。以後の動作は、前述の絵紙トレイからの記録紙に記
録する場合の動作と同様である。
【0039】以上記録紙の搬送、記録動作について述べ
た。
【0040】次にインク供給系の動作の概略を述べる。
【0041】サブタンク33のなかのある種類のインクが
満たされていないことが検出されると、記録装置1に装
填されているインクタンク29、30のなかから必要な種類
のインクをくみ上げるために、ポンプ32が動作してサブ
タンク33にインクを満たす。その後同様にポンプ32の動
作によりサブタンク33からオンキャリッジタンク20にイ
ンクを供給してヘッド19にインクをおくる。
【0042】(他の実施例)図4は本発明の第2の実施
例の構成を示す概略断面図である。図3は記録装置61の
正面から見た図である。図1、2と同一の符号は同一の部
材をあらわす。
【0043】図4を用いて本発明の第2の実施例の、第
1の実施例と異なる部分についてのみ説明する。
【0044】本実施例は、本体に対し着脱自在なメイン
タンク62を6種類装填する例で、前記6個のメインタン
ク62はすべて共通のタンク収納部63に収納される。63の
右にはポンプ65、上部にはサブタンク66を配置してあ
る。ポンプ65の上部には回復系ユニット67がある。これ
らタンク収納部63、ポンプ65、サブタンク66、回復系ユ
ニット67は第1の実施例と配置が異なるだけで機能的に
は、それぞれ第1の実施例の28,30、32、33、34と同一
である。64は37と同じ機能を有するインク受けである。
【0045】また記録ヘッド19の移動範囲は第1の実施
例と同様に隔壁hとプラテン板21で記録装置61の内部の
他の部分とは区切られた構造であることも同様である。
【0046】このような構成とすることで、搬送ローラ
11、12、ガイド板13、14が省略でき搬送経路が
短くなる。またメインタンクユニットを一つにまとめた
ことで構造が簡略になる。
【0047】本発明は以上説明してきた実施例に限定さ
れず、本発明の主旨の範囲で様々な変形例が考えられ
る。
【0048】インクジェット式記録ヘッドを含む、記録
ヘッド移動手段及び記録時の記録紙搬送手段は、記録装
置の他の部分に対し防振手段を介して接続されていても
よい。図5はこの防振手段を設けた場合の実施例であ
る。図1、2と同一の記号は同一の部材を表す。71は記録
ヘッド移動手段及び記録時の搬送手段を内包する流体で
ある。流体71には副走査ローラ15、16、17、18、プラテ
ン21、記録ヘッド19とオンキャリッジタンク20が固定さ
れた不図示のキャリッジを支持する不図示のキャリッジ
ガイドが結合されている。72はばね、73はダンパーで、
流体71と記録装置1の間にあり両者を防振結合してい
る。従って装置外部あるいは流体71の内部以外の部分で
発生した振動を記録部分に伝えることはない。またキャ
リッジの往復運動で発生する振動を減衰させる機能を持
たせてもよい。この場合は記録装置1の内部で発生する
振動を抑制し静寂な装置とすることができる。
【0049】シートの分離手段は下側の給紙カセットに
ついても分離ローラで行ってもよい。
【0050】第二の記録紙給送手段を省略してもよい。
【0051】
【発明の効果】本発明によると以下のような効果が得ら
れる。
【0052】記録ヘッドを含む特定の領域を他の領域と
断熱することで、装置内部の他の領域の熱源、例えば駆動
源、電源部、電気回路部などで発生する熱による記録ヘッ
ドの温度上昇を最低限に抑制することができる。一般的
に温度がある範囲以上になると、記録ヘッドの吐出精度
が悪化し、寿命も短くなる傾向がある。従って本発明に
よればでは記録に最適な環境で記録ヘッドを作動させる
とともに、記録ヘッドの寿命も最大限に延ばすことがで
きる。
【0053】記録ヘッドの移動範囲を含む特定の領域
に、装置外部から直接空気を吸引する手段と、装置外部
に直接排気を行う手段を有する場合;記録ヘッドを含む
領域だけを冷却することができるため、装置全体を冷却
するより効率が良い。記録ヘッドを含む領域は、記録ヘッ
ドよりも高温でも正常に動作できるため、記録ヘッドを
含む部分だけを集中して冷却する方が経済的である。
【0054】記録ヘッドの移動範囲を含む特定の領域
に、装置内部で発生する微細なインク粒子を捕獲する手
段を有する場合;装置内部に浮遊する微細なインクの粒
子を捕獲することで、装置内部のインクの付着による機
構部の動作不良、ヘッドの吐出不良などを最低限に抑え
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例の概略構成を示す正面
方向から見た断面図
【図2】 本発明の第1の実施例の概略構成を示す上面
方向から見た断面図
【図3】 記録部分の吸気、排気の説明図
【図4】 本発明の第2の実施例の概略構成を示す正面
方向から見た断面図
【図5】 防振機構の説明図
【図6】 従来例の概略構成を示す断面図
【符号の説明】
1 インクジェツト記録装置 2 記録紙 3 給紙トレイ 4 吸盤 5,6,11,12,41,42 搬送ローラ 15,16,17,18 副走査ローラ 19 記録ヘッド 22 排紙トレイ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体を搬送し、インクジェット式記
    録ヘッドにより該記録媒体に画像を記録する記録装置で
    あって、 記録装置内部の、該記録ヘッドの移動範囲を含む特定の
    領域と、記録装置内部の前記特定の領域以外の領域とが
    熱的に分離されていることを特徴とするインクジェット
    記録装置。
  2. 【請求項2】 前記記録ヘッドの移動範囲を含む特定の
    領域に、装置外部から直接空気を吸引する手段と、装置
    外部に直接排気を行う手段を有する請求項1記載の装
    置。
  3. 【請求項3】 前記記録ヘッドの移動範囲を含む特定の
    領域に、装置内部で発生する微細なインク粒子を捕獲す
    る手段を有する請求項1記載の装置。
JP2000392038A 2000-12-25 2000-12-25 インクジェット記録装置 Pending JP2002192707A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000392038A JP2002192707A (ja) 2000-12-25 2000-12-25 インクジェット記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000392038A JP2002192707A (ja) 2000-12-25 2000-12-25 インクジェット記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002192707A true JP2002192707A (ja) 2002-07-10

Family

ID=18858090

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000392038A Pending JP2002192707A (ja) 2000-12-25 2000-12-25 インクジェット記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002192707A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9211729B2 (en) 2013-12-27 2015-12-15 Seiko Epson Corporation Liquid ejecting apparatus
JP2018099856A (ja) * 2016-12-21 2018-06-28 ブラザー工業株式会社 インクジェット記録装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9211729B2 (en) 2013-12-27 2015-12-15 Seiko Epson Corporation Liquid ejecting apparatus
JP2018099856A (ja) * 2016-12-21 2018-06-28 ブラザー工業株式会社 インクジェット記録装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4635426B2 (ja) 画像形成装置
US20040076447A1 (en) Tank holder, liquid tank and tank attaching and detaching method
JP2008213219A (ja) インクジェット記録装置
JP2009046295A (ja) 画像記録装置
JP3862142B2 (ja) 記録装置
JP5328329B2 (ja) インクジェット記録装置
JP5172361B2 (ja) 画像形成装置
JP2007144825A (ja) インクジェット記録装置
JP2002192707A (ja) インクジェット記録装置
JP5991022B2 (ja) 液体吐出装置
JP2002192711A (ja) インクジェット記録装置
JP2020026073A (ja) 記録装置
JP2003001858A (ja) インクジェット記録装置及び該装置の回復系ユニット
JP4697930B2 (ja) 画像形成装置
JP2003053995A (ja) インクジェットプリンタおよびインクタンク
JP2000309137A (ja) インクジェット記録装置
JP2019150961A (ja) 記録装置
JP5659912B2 (ja) 液体吐出装置
JP7418130B2 (ja) インクジェット記録装置
JP4269688B2 (ja) 液体吐出ヘッド及び液体吐出装置
JP2001239712A (ja) 画像記録装置
JP4273770B2 (ja) 液体吐出ヘッド及び液体吐出装置
JP4201032B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2002178542A (ja) インクジェット記録装置
JP2023115786A (ja) インクジェットプリンタ