JP2018090269A - 抜栓レスキャップ - Google Patents
抜栓レスキャップ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2018090269A JP2018090269A JP2016233157A JP2016233157A JP2018090269A JP 2018090269 A JP2018090269 A JP 2018090269A JP 2016233157 A JP2016233157 A JP 2016233157A JP 2016233157 A JP2016233157 A JP 2016233157A JP 2018090269 A JP2018090269 A JP 2018090269A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cap
- cylinder
- lid
- container
- seal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Closures For Containers (AREA)
Abstract
Description
しかし、除去部を開口するために、蓋体を開けた後、プルリングなどを引っ張って除去部を除去する抜栓作業が必要となり、面倒であるとともに力の弱い利用者にとっては抜栓に苦労するという問題があった。
さらに、蓋体の外筒の先端部が基壁上面の係合凹所に係合することにより、外筒が外方にずれることがなく、蓋体が衝撃等により変形することを防止することができる。
容器Aは、上部に口部1を有し、口部1の外周面には、嵌合突条2が設けられている。
注出筒5の内周は、下部が縮径され、段部5bが設けられ、段部5bの断面形状は、内方に向けて緩やかな下り勾配の傾斜面に形成されている。
また、注出筒5は、内容液を注ぎ易くするために、本実施例では、ヒンジCと反対側(注出側)は、ヒンジC側よりも高く形成され、リップ部5cは、ラッパ状に広がっている。
外周壁部9は、内周下部に容器Aの口部1の嵌合突条2と係合する係合突部10が設けられている。
係合突部10の外周切り込み部11に対応する位置には、内周切り込み部が縦方向に刻設され、縦方向引き裂きラインが形成される。
また、縦方向引き裂きラインに隣接するスリット溝13の起点を引き裂き開始点として、スリット溝13の底面14の内周側には、外周壁部9と蓋係合部7を連結する薄肉の連結部15が設けられ、周方向引き裂きラインが円弧状に延びるように形成されている。
周壁20には、ヒンジCと反対側の中央部から両側に向かい所定の範囲まで、間隔をおいて、縦方向にスリット状に形成される複数の周壁開孔22が配設され、ヒンジC側には、少なくとも1つ、周壁開孔22と同じ開口面積の空気置換孔23が設けられている。
また、底壁21には、注出側に偏って、少なくとも1つの底壁開孔24が設けられている。
さらに、基壁4のヒンジC側には、係合面4dに沿って平面視で円弧状に形成された案内凸部28が立設されている。
頂壁30は、内面から、閉蓋時に注出筒5の内周面に挿入されて密封状態とするシール筒32と、シール筒32の外側に位置し、注出筒5より大径の外筒33とが垂設されている。
側周壁31のヒンジCと反対側の外周には、周方向に円弧状の把手部36が延設され、把手部36の中央部下面には指掛け部37が設けられている。
また、本実施例では、抜栓レスキャップの具体例として、ヒンジキャップについて説明したが、本実施例に限らず、キャップ本体と蓋体とを備えるネジキャップであっても構わない。
本実施例のヒンジキャップは、最初に、図2に示す状態から、蓋体DをヒンジCを介して回動し、キャップ本体Bに被せ、閉蓋する。
また、閉蓋途中に、蓋体Dの外筒33は、ヒンジC側からキャップ本体Bの基壁4の案内凸部28に向かって下降し、その後、外筒33は、案内凸部28の外周面に案内されながら、外筒33の先端部33aが基壁4の係合凹所16内に挿入されるとともに、先端部33aの内周が係合面4dに当接する。
また、外筒33は、係合凹所16内に挿入される際に、係合面4dと近接していても、当接していても構わない。
打栓工程は、装着部3の内筒8と外周壁部9との間に形成された環状溝に容器Aの口部1を当てがい、蓋体Dの上から押圧力が加えられ、外周壁部9の係合突部10が口部1の嵌合突条2を乗り越えて嵌合し、容器Aの口部1が内筒8の外周と外周壁部9の内周、および蓋係合部7とによって挟持されることで装着される。
このように、本実施例のヒンジキャップは、落下等に受ける衝撃がキャップ本体Bの注出筒5の内側に凸状挟持部26を設けたことで抑えられ、蓋体Dのシール筒32とキャップ本体Bの注出筒5との密着に影響を及ぼさないので、密着が外れたり、シール筒32と注出筒5が互いに傷付けあったりすることを防止することができる。
また、蓋体Dは、側周壁31に設けられた係合凹部35のヒンジCと反対側が薄肉に形成されているので、開蓋時に把手部36を持ち上げると、側周壁31の係合凹部35が変形して、蓋係合部7の係止突条6に対する抵抗が少なくなり、スムースに開蓋することができる。
なお、流量調整機構Eは、必ずしも設ける必要がない。
このように、注出筒5の段部5bに切欠傾斜部27を設けたので、注出筒5と凸状狭持部26との間に内容液が溜まりづらく、蓋体Dの開閉時に液跳ねを防止することができる。
その際には、ヒンジキャップを開蓋し、蓋体Dを指で把持して外方に引っ張ると、外周壁部9のヒンジCとの連設部位が引っ張られて変形し、縦方向引き裂きラインが破断され、さらに蓋体Dを引っ張ると、周方向引き裂きラインを形成する連結部15が破断を始める。連結部15の破断が進行すると、蓋体Dがキャップ本体Bから離れていく。
スリット溝13の終端部まで連結部15の切断が完了し、さらに蓋体Dを引っ張ると、キャップ本体Bと容器Aの口部1との嵌合が外され、ヒンジキャップと容器Aとを分別廃棄することができる。
以下、第1実施例と同一の構成部分には同一の符号を付し、栓体の変更部分に新たな符号を付し、相違点を中心に説明する。
注出筒5の内周は、下部が縮径され、段部5bが設けられ、段部5bの断面形状は、内方に向けて緩やかな下り勾配の傾斜面に形成されている。
周壁20には、ヒンジCと反対側の中央部から両側に向かい所定の範囲まで、間隔をおいて、縦方向にスリット状に形成される複数の周壁開孔22が配設され、ヒンジC側には、少なくとも1つ、周壁開孔22と同じ開口面積の空気置換孔23が設けられている。
また、底壁21には、注出側に偏って、少なくとも1つの底壁開孔24が設けられている。
なお、本実施例では、液戻し孔25は、90°間隔で4箇所設けられているが、液戻し孔25は、少なくとも1箇所あれば、いくつ設けても構わない。
本実施例のヒンジキャップは、最初に、図4に示す状態から蓋体DをヒンジCを介して回動し、キャップ本体Baに被せ、閉蓋する。
なお、流量調整機構Eaは、第1実施例と同様に、必ずしも設ける必要はない。
このように、注出筒5の段部5bに液戻し孔25を設けたので、注出筒5と環状狭持部29との間に内容液が溜まりづらく、蓋体Dの開閉時に液跳ねを防止することができる。
その他の構成の作用効果については、第1実施例と同様である。
B、Ba キャップ本体
C ヒンジ
D 蓋体
E、Ea 流量調整機構
1 口部
2 嵌合突条
3 装着部
4 基壁
4a 下壁部
4b 傾斜部
4c 上壁部
4d 係合面
5 注出筒
5a 下端部
5b 段部
5c リップ部
6 係止突条
7 蓋係合部
8 内筒
9 外周壁部
10 係合突部
11 外周切り込み部
11a 端面
12 薄肉底壁
13 スリット溝
14 底面
15 連結部
16 係合凹所
20 周壁
21 底壁
22 周壁開孔
23 空気置換孔
24 底壁開孔
25 液戻し孔
26 凸状挟持部(シール筒挟持部)
27 切欠傾斜部
28 案内凸部
29 環状挟持部(シール筒挟持部)
30 頂壁
31 側周壁
32 シール筒
33 外筒
33a 先端部
34 係止凸部
35 係合凹部
36 把手部
37 指掛け部
Claims (7)
- 容器の口部に装着されるキャップ本体と、キャップ本体の開口部を閉塞する蓋体とからなる抜栓レスキャップであって、
キャップ本体は、容器の口部に装着される装着部と、装着部から内方に延設され、注出口が開口された基壁と、基壁から立設された注出筒とを備え、
蓋体は、頂壁と、頂壁の周縁部に垂設される側周壁と、頂壁の内面から垂設され、キャップ本体の注出筒の内周を密封するシール筒とを備え、
注出筒の内側に立設され、閉蓋時に、注出筒との間でシール筒を挟持するシール筒挟持部を備えることを特徴とする抜栓レスキャップ。 - 注出筒は、内周に注出口に連通する段部を有し、
シール筒挟持部は、注出筒の段部に設けられたことを特徴とする請求項1に記載の抜栓レスキャップ。 - シール筒挟持部は、所定間隔で配置された凸状挟持部であることを特徴とする請求項1または2に記載の抜栓レスキャップ。
- 凸状挟持部は、間隙に、注出口に連通する切欠傾斜部が形成されたことを特徴とする請求項3に記載の抜栓レスキャップ。
- シール筒挟持部は、円周状に配置された環状挟持部であることを特徴とする請求項1または2に記載の抜栓レスキャップ。
- 環状挟持部は、外周側に、注出口に連通する液戻し孔が形成されたことを特徴とする請求項5に記載の抜栓レスキャップ。
- 蓋体は、頂壁の内面から垂設され、シール筒の外側に位置し、注出筒より大径の外筒を有し、
キャップ本体の基壁は、閉蓋時に、蓋体の外筒先端部と係合する係合凹所を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の抜栓レスキャップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016233157A JP6942408B2 (ja) | 2016-11-30 | 2016-11-30 | 抜栓レスキャップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016233157A JP6942408B2 (ja) | 2016-11-30 | 2016-11-30 | 抜栓レスキャップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018090269A true JP2018090269A (ja) | 2018-06-14 |
JP6942408B2 JP6942408B2 (ja) | 2021-09-29 |
Family
ID=62563483
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016233157A Active JP6942408B2 (ja) | 2016-11-30 | 2016-11-30 | 抜栓レスキャップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6942408B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020033089A (ja) * | 2018-08-31 | 2020-03-05 | 株式会社吉野工業所 | ヒンジキャップ |
JP2020033090A (ja) * | 2018-08-31 | 2020-03-05 | 株式会社吉野工業所 | ヒンジキャップ |
JP2020104937A (ja) * | 2018-12-28 | 2020-07-09 | 株式会社吉野工業所 | ヒンジキャップ |
JP2020121783A (ja) * | 2019-01-31 | 2020-08-13 | 株式会社吉野工業所 | ヒンジキャップ |
JP2020138769A (ja) * | 2019-02-28 | 2020-09-03 | 株式会社吉野工業所 | キャップ |
JP2020138757A (ja) * | 2019-02-28 | 2020-09-03 | 株式会社吉野工業所 | キャップ |
JP2021104836A (ja) * | 2019-12-26 | 2021-07-26 | 株式会社吉野工業所 | キャップ |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62134823U (ja) * | 1986-02-18 | 1987-08-25 | ||
JPH0353182B2 (ja) * | 1985-07-12 | 1991-08-14 | Owens Illinois Inc | |
JPH10236512A (ja) * | 1997-02-25 | 1998-09-08 | Mikasa Sangyo Kk | 耐熱キャップ |
US6045014A (en) * | 1999-04-12 | 2000-04-04 | Marino; Michael | Dispensing pour spout closure |
JP2015151135A (ja) * | 2014-02-12 | 2015-08-24 | 三笠産業株式会社 | キャップ |
JP2015209234A (ja) * | 2014-04-28 | 2015-11-24 | 株式会社吉野工業所 | ヒンジキャップ |
-
2016
- 2016-11-30 JP JP2016233157A patent/JP6942408B2/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0353182B2 (ja) * | 1985-07-12 | 1991-08-14 | Owens Illinois Inc | |
JPS62134823U (ja) * | 1986-02-18 | 1987-08-25 | ||
JPH10236512A (ja) * | 1997-02-25 | 1998-09-08 | Mikasa Sangyo Kk | 耐熱キャップ |
US6045014A (en) * | 1999-04-12 | 2000-04-04 | Marino; Michael | Dispensing pour spout closure |
JP2015151135A (ja) * | 2014-02-12 | 2015-08-24 | 三笠産業株式会社 | キャップ |
JP2015209234A (ja) * | 2014-04-28 | 2015-11-24 | 株式会社吉野工業所 | ヒンジキャップ |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020033089A (ja) * | 2018-08-31 | 2020-03-05 | 株式会社吉野工業所 | ヒンジキャップ |
JP2020033090A (ja) * | 2018-08-31 | 2020-03-05 | 株式会社吉野工業所 | ヒンジキャップ |
JP7114180B2 (ja) | 2018-08-31 | 2022-08-08 | 株式会社吉野工業所 | ヒンジキャップ |
JP2020104937A (ja) * | 2018-12-28 | 2020-07-09 | 株式会社吉野工業所 | ヒンジキャップ |
JP7066277B2 (ja) | 2018-12-28 | 2022-05-13 | 株式会社吉野工業所 | ヒンジキャップ |
JP2020121783A (ja) * | 2019-01-31 | 2020-08-13 | 株式会社吉野工業所 | ヒンジキャップ |
JP7214315B2 (ja) | 2019-01-31 | 2023-01-30 | 株式会社吉野工業所 | ヒンジキャップ |
JP2020138769A (ja) * | 2019-02-28 | 2020-09-03 | 株式会社吉野工業所 | キャップ |
JP2020138757A (ja) * | 2019-02-28 | 2020-09-03 | 株式会社吉野工業所 | キャップ |
JP7123829B2 (ja) | 2019-02-28 | 2022-08-23 | 株式会社吉野工業所 | キャップ |
JP7308622B2 (ja) | 2019-02-28 | 2023-07-14 | 株式会社吉野工業所 | キャップ |
JP2021104836A (ja) * | 2019-12-26 | 2021-07-26 | 株式会社吉野工業所 | キャップ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6942408B2 (ja) | 2021-09-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2018090269A (ja) | 抜栓レスキャップ | |
JP6602232B2 (ja) | ヒンジキャップ | |
JP6602233B2 (ja) | ヒンジキャップ | |
JP2018052619A (ja) | 注出キャップの中栓 | |
JP2020055535A (ja) | ヒンジキャップ | |
JP2019151402A (ja) | ヒンジキャップ | |
JP6995446B2 (ja) | キャップ | |
JP6602231B2 (ja) | ヒンジキャップ | |
JP6575961B2 (ja) | スクイズ容器 | |
JP7123829B2 (ja) | キャップ | |
JP7114180B2 (ja) | ヒンジキャップ | |
JP7096748B2 (ja) | ヒンジキャップ | |
JP7346059B2 (ja) | キャップ | |
JP2018122896A (ja) | キャップ付き容器 | |
JP2012158356A (ja) | 注出蓋 | |
JP4525085B2 (ja) | 改ざん防止用オーバーキャップ | |
JP4458463B2 (ja) | 栓部材および容器 | |
JP2020033090A (ja) | ヒンジキャップ | |
JP2014198584A (ja) | キャップ | |
JP7558627B2 (ja) | ヒンジキャップ | |
JP7558628B2 (ja) | ヒンジキャップ | |
JP2005088945A (ja) | ワンピース口栓 | |
JP2023124442A (ja) | ヒンジキャップ | |
JP2005112386A (ja) | 容器蓋 | |
JP3587698B2 (ja) | 液体容器用キャップユニット |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190610 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200520 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20201006 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20201203 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210525 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210726 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210907 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210907 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6942408 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |