JP2018089010A - 錠剤取出し装置、錠剤取出し装置の制御方法およびプログラム、情報処理装置、情報処理装置の制御方法およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】錠剤シートを保持する錠剤取出しユニットのシートガイドの位置を調整する手間を低減すること。【解決手段】錠剤取出し装置で取得手段により取得した錠剤種別と対応付く特定情報が登録手段により登録されているかを判定する判定手段を備え、調整手段は判定手段により錠剤種別と対応する特定情報が登録されていると判定された場合に、受付手段により調整指示を受け付けることなく、当該特定情報により特定された位置となるようにシートガイドの位置を調整する。【選択図】図11
Description
本発明は、錠剤取出し装置、錠剤取出し装置の制御方法およびプログラム、情報処理装置、情報処理装置の制御方法およびプログラムに関し、特に、錠剤シートを保持する錠剤取出しユニットのシートガイドの位置を調整する手間を低減する技術に関する。
従来、調剤業務において、錠剤シート(以下、PTPシートとも称する)で提供されている錠剤(薬)の一包化を行うためには、ユーザが手作業で錠剤シートから錠剤を1回分の錠剤数ずつ取り出し、分包機へセットする必要があり、作業が煩雑であった。
そのため、錠剤シートから自動で錠剤を取り出し、分包まで行うことができる分包機の開発が行われている。特許文献1には、錠剤取出しユニットにセットされた錠剤シートの錠剤収容部を押圧して錠剤シートから錠剤を取り出し、この取り出された錠剤を自動で分包することができる分包機が開示されている。
ところで、上述したような、錠剤シートから自動で錠剤を取り出す分包機では、分包機の錠剤取出しユニットごとに、投入した錠剤シート幅になるようにシートガイドを調整して、錠剤取出しユニットから錠剤を取り出す動作を行っている。
つまり、すでに薬品マスタにシート幅サイズが記憶されているのと同じ錠剤シートを投入して錠剤を取り出す動作を行う際も、再度錠剤取り出しユニットごとに投入した錠剤シートの幅になるようにシートガイドの調整が必要だったので作業効率が悪かった。
本発明は、錠剤シートを保持する錠剤取出しユニットのシートガイドの位置を調整する手間を低減することを目的とする。
本発明は、錠剤シートから錠剤を取出す錠剤取出し装置であって、錠剤シートを保持する保持部と、前記保持部に保持された前記錠剤シートの位置を整えるシートガイドと、前記シートガイドを調整する調整指示を受け付ける受付手段と、前記受付手段により受け付けた前記調整指示に従って、前記シートガイドの位置を調整する調整手段と、前記調整手段により調整した後の前記シートガイドの位置を特定可能な特定情報を、前記保持部に保持されている錠剤シートに収容されている錠剤の種別を示す種別情報と対応付けて登録する登録手段と、前記保持部に保持される錠剤シートに収容されている錠剤の種別情報を取得する取得手段と、前記取得手段により取得した前記錠剤種別と対応付く特定情報が前記登録手段により登録されているかを判定する判定手段とを備え、前記調整手段は、前記判定手段により前記錠剤種別と対応付く特定情報が前記登録手段により登録されていると判定された場合に、前記受付手段により前記調整指示を受け付けることなく、当該特定情報により特定された位置となるように前記シートガイドの位置を調整することを特徴とする。
また、本発明は、錠剤シートを保持する保持部と、前記保持部に保持された前記錠剤シートの位置を整えるシートガイドと、前記シートガイドを調整する調整指示を受け付ける受付手段とを備え、錠剤シートから錠剤を取出す錠剤取出し装置と接続する情報処理装置であって、前記受付手段により受け付けた前記調整指示に従って、前記シートガイドの位置を調整するように制御する調整手段と、前記調整手段により調整した後の前記シートガイドの位置を特定可能な特定情報を、前記保持部に保持されている錠剤シートに収容されている錠剤の種別を示す種別情報と対応付けて登録する登録手段と、前記保持部に保持される錠剤シートに収容されている錠剤の種別情報を取得する取得手段と、前記取得手段により取得した前記錠剤種別と対応付く特定情報が前記登録手段により登録されているかを判定する判定手段とを備え、前記調整手段は、前記判定手段により前記錠剤種別と対応付く特定情報が前記登録手段により登録されていると判定された場合に、前記受付手段により前記調整指示の結果を受け付けることなく、当該特定情報により特定された位置となるように前記シートガイドの位置を調整するように制御することを特徴とする。
また、本発明は、錠剤シートを保持する保持部と、前記保持部に保持された前記錠剤シートの位置を整えるシートガイドとを備える錠剤シートから錠剤を取出す錠剤取出し装置の制御方法であって、前記シートガイドを調整する調整指示を受け付ける受付工程と、前記受付工程により受け付けた前記調整指示に従って、前記シートガイドの位置を調整する調整工程と、前記調整工程により調整した後の前記シートガイドの位置を特定可能な特定情報を、前記保持部に保持されている錠剤シートに収容されている錠剤の種別を示す種別情報と対応付けて登録する登録工程と、前記保持部に保持される錠剤シートに収容されている錠剤の種別情報を取得する取得工程と、前記取得工程により取得した前記錠剤種別と対応付く特定情報が前記登録工程により登録されているかを判定する判定工程とを備え、前記調整工程は、前記判定工程により前記錠剤種別と対応付く特定情報が前記登録工程により登録されていると判定された場合に、前記受付工程により前記調整指示を受け付けることなく、当該特定情報により特定された位置となるように前記シートガイドの位置を調整することを特徴とする。
また、本発明は、錠剤シートを保持する保持部と、前記保持部に保持された前記錠剤シートの位置を整えるシートガイドとを備える錠剤シートから錠剤を取出す錠剤取出し装置で読み取り実行可能なプログラムあって、前記錠剤取出し装置を、前記シートガイドを調整する調整指示を受け付ける受付手段と、前記受付手段により受け付けた前記調整指示に従って、前記シートガイドの位置を調整する調整手段と、前記調整手段により調整した後の前記シートガイドの位置を特定可能な特定情報を、前記保持部に保持されている錠剤シートに収容されている錠剤の種別を示す種別情報と対応付けて登録する登録手段と、前記保持部に保持される錠剤シートに収容されている錠剤の種別情報を取得する取得手段と、前記取得手段により取得した前記錠剤種別と対応付く特定情報が前記登録手段により登録されているかを判定する判定手段として機能させ、前記調整手段は、前記判定手段により前記錠剤種別と対応付く特定情報が前記登録手段により登録されていると判定された場合に、前記受付手段により前記調整指示を受け付けることなく、当該特定情報により特定された位置となるように前記シートガイドの位置を調整することを特徴とする。
また、本発明は、錠剤シートを保持する保持部と、前記保持部に保持された前記錠剤シートの位置を整えるシートガイドと、前記シートガイドを調整する調整指示を受け付ける受付手段とを備え、錠剤シートから錠剤を取出す錠剤取出し装置と接続する情報処理装置の制御方法であって、前記受付手段により受け付けた前記調整指示に従って、前記シートガイドの位置を調整するように制御する調整工程と、前記調整工程により調整した後の前記シートガイドの位置を特定可能な特定情報を、前記保持部に保持されている錠剤シートに収容されている錠剤の種別を示す種別情報と対応付けて登録する登録工程と、前記保持部に保持される錠剤シートに収容されている錠剤の種別情報を取得する取得工程と、前記取得工程により取得した前記錠剤種別と対応付く特定情報が前記登録工程により登録されているかを判定する判定工程とを備え、前記調整工程は、前記判定工程により前記錠剤種別と対応付く特定情報が前記登録工程により登録されていると判定された場合に、前記受付手段により前記調整指示の結果を受け付けることなく、当該特定情報により特定された位置となるように前記シートガイドの位置を調整するように制御することを特徴とする。
また、本発明は、錠剤シートを保持する保持部と、前記保持部に保持された前記錠剤シートの位置を整えるシートガイドと、前記シートガイドを調整する調整指示を受け付ける受付手段とを備え、錠剤シートから錠剤を取出す錠剤取出し装置と接続する情報処理装置で読み取り実行可能なプログラムあって、前記情報処理装置を、前記受付手段により受け付けた前記調整指示に従って、前記シートガイドの位置を調整するように制御する調整手段と、前記調整手段により調整した後の前記シートガイドの位置を特定可能な特定情報を、前記保持部に保持されている錠剤シートに収容されている錠剤の種別を示す種別情報と対応付けて登録する登録手段と、前記保持部に保持される錠剤シートに収容されている錠剤の種別情報を取得する取得手段と、前記取得手段により取得した前記錠剤種別と対応付く特定情報が前記登録手段により登録されているかを判定する判定手段として機能させ、前記調整手段は、前記判定手段により前記錠剤種別と対応付く特定情報が前記登録手段により登録されていると判定された場合に、前記受付手段により前記調整指示の結果を受け付けることなく、当該特定情報により特定された位置となるように前記シートガイドの位置を調整するように制御することを特徴とする。
本発明によれば、錠剤シートを保持する錠剤取出しユニットのシートガイドの位置を調整する手間を低減する事が出来る。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
以下、本発明の錠剤供給システムの一実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、103および手撒き投入部10003にセットされた錠剤を印字包装する包装装置5と、錠剤供給装置10と錠剤供給装置10から供給された錠剤を包装する包装装置5を含む錠剤供給装置付き包装装置で構成され、錠剤供給装置付き包装装置を制御する情報処理装置300を含む分包システム10001を示す図である。
図1において、錠剤取出ユニット1は、錠剤シート49から錠剤を取り出すユニットである。錠剤シート49は、一般的にPTPシートと呼ばれており、錠剤シート49のことをPTPシートとも言う。
錠剤シート49は、錠剤を収容する錠剤収容部を有するシート本体の下面に、アルミニウム等からなる金属箔などを用いた封止シートを設けることによって錠剤が錠剤収容部に密封されたものである。
錠剤供給装置10には複数の錠剤取出ユニット1が収納されている。錠剤取出ユニット1は、本発明の錠剤取出し装置の適用例である。また、本発明の錠剤シートを保持する保持部の適用例である。錠剤取出ユニット1は、幅方向(左右方向)に6つ並べられ、この6つの錠剤取出ユニット1からなる組が上下に3段に配置されている。すなわち、錠剤取出ユニット1は、左右6列、上下3段に配列されている。なお、本実施形態では、錠剤供給装置10は複数の錠剤取出ユニット1を備えているが、錠剤取出ユニット1の数は1つでもよい。
包装装置5は、錠剤供給装置10の錠剤取出ユニット1から供給された錠剤を包装する装置である。散薬投入部103には、分包される散薬が投入される。散薬投入部103に投入された散薬は、投薬1回分に分けて、分けられた1回分の散薬が後述するメインホッパー505に入れられ、1回分ずつに分包される。
錠剤供給装置10は、1つまたは複数の錠剤取出ユニット1の他に、錠剤取出ユニット1で取り出された錠剤を供給する錠剤供給ユニット400を備えている。錠剤供給装置10は、錠剤取出ユニット1により錠剤シート49から錠剤を取り出して、錠剤供給ユニット400の供給経路を経て、包装装置5に供給する。
錠剤供給装置10と包装装置5を含む錠剤供給装置付き包装装置は、また情報処理装置300を含んでいる。情報処理装置300は、錠剤供給装置10及び包装装置5の外部に設けられており、錠剤供給装置10及び包装装置5と通信可能に接続されている。さらに、情報処理装置300は上位システム10002(レセコンなど)と通信可能に接続されており、処方箋データを受信できる。
情報処理装置300には、パーソナルコンピュータやタブレット端末が用いられ、主に錠剤取出ユニット1が取り出す錠剤シート49に関する情報を、薬品マスタを用いて管理している。また、LCD操作パネル104は、処方データの入力、処理の選択を促す画面を表示する。
散薬投入部103は、包装装置5で分包する散薬を投入する部分であり、散薬投入部103に投入された散薬は、投薬1回分ごとに分けられ、これが後述するメインホッパー505に投入することで、1回分ずつに分包される。
手撒き投入部10003は、ユーザによって手撒きされた錠剤が投入され、手撒き投入部10003から投入された錠剤も、包装装置5に供給され分包されることになる。包装装置5は、錠剤供給装置10から供給された錠剤と手撒き投入部10003から供給された錠剤とを1つの分包として包装することもできるし、別々に分包することもできる。
図2は、錠剤供給装置10を正面側から見て拡大して示した図である。図2において、投入口203は、錠剤シート49を錠剤取出ユニット1に投入する部分である。
錠剤シート49は、プラスチック等からなる錠剤を収容する錠剤収容部を有するシート本体の下面に、アルミニウム等からなる金属箔などを用いた封止シートを設けることによって錠剤が1錠ずつ錠剤収容部に封入されたものである。錠剤シート49は、一般的にPTPシート(press through pack)と呼ばれている(以下錠剤シートのことをPTPシートとも称する)。このようなPTPシートは錠剤の種類によって、シートの幅や長さ、錠剤の数などが異なっており、様々なものが流通している。
錠剤供給装置10には複数の錠剤取出ユニット1(錠剤取出部)が収納されており、錠剤取出ユニット1により錠剤シート49から錠剤を取り出して、錠剤供給ユニット400の供給経路を経て、包装装置5に供給される。錠剤取出ユニット1は、本発明の錠剤取出装置の適用例である。錠剤取出ユニット1は、幅方向(左右方向)に6つが並べられ、この6つの錠剤取出ユニット1からなる組が上下に3段に配置されている。すなわち、錠剤取出ユニット1は、左右6列、上下3段に配列されている。このように錠剤供給装置10は錠剤取出ユニット1を複数備えているが、錠剤取出ユニット1の数は1でもよい。
また、各錠剤取出ユニット1には、シートガイドの幅を調整するためのオートクローズスイッチ2010が設けられており、投入口203に錠剤シート49が1枚投入された状態でオートクローズスイッチ2010が押下されると、錠剤取出ユニットは錠剤シート49の横幅にシートガイドの幅をあわせるとともに、錠剤シート49の横幅を取得することができる。さらに、クローズスイッチ2011が押下されている間、シートガイドの幅を狭めることができ、またオープンスイッチ2012が押下されている間、シートガイドの幅を広めることができる。
図3は、錠剤取出ユニット1の内部構造を示す斜視図である。なお、図3は、錠剤取出ユニット1が、2つ並んでいる状態を示している。
それぞれの錠剤取出ユニット1は、錠剤シート49を搬送する搬送機構と、搬送機構により搬送された錠剤シート49が載置される載置台と、載置台上の錠剤シート49の錠剤収容部を押圧して錠剤を取り出す押出し機構とを有している。
錠剤シート49は、シート部上に凸状の錠剤収容部が幅方向に間隔をおいて2列に並んだ形態である。各列をなす複数の錠剤収容部は錠剤シート49の長さ方向に沿って並んでいる。
なお、本実施形態では、シート部上に錠剤収容部が2列に並んだ形態の錠剤シート49を扱う錠剤供給装置について説明している。しかし、錠剤シート49としては、シート部上に錠剤収容部が2列に並んだ形態のものに限らず、錠剤収容部が錠剤シート49の長さ方向に1列に並んだ形態や、錠剤収容部が幅方向に間隔をおいて3列以上の複数列に並んだ形態も可能であり、本発明はこのような形態の錠剤シート49の場合でも適用可能である。
図4は、錠剤取出ユニット1の内部構造を示す断面図であり、錠剤シート49の投入口203に錠剤シート49をセットし、錠剤シート49を除包位置(錠剤の取出位置)まで搬送した状態を示す図である。
錠剤取出ユニット1は、錠剤シート49を搬送する錠剤シート搬送機構と、錠剤シート49が載置される載置台18と、錠剤シート49から錠剤を取り出す錠剤取出機構(押出し機構)とを備えている。
錠剤シート搬送機構は、錠剤シート49を進行方向に向け搬送するものであって、進行方向に互いに間隔をおいて設けられた下部ローラ39と、進行方向に互いに間隔をおいて設けられた上部ローラとを備えている。
下部ローラ39は、駆動源により回転駆動可能であり、錠剤シート49の下面に当接して錠剤シート49に進行方法への力を加えることができる。上部ローラは、駆動源により回転駆動可能であり、錠剤シート49のシート部の上面に当接して錠剤シート49に進行方向への力を加えることができる。上部ローラの幅方向の配置位置は、2列の錠剤収容部の間に相当する位置であるため、上部ローラは錠剤収容部に当接することはない。
このような構成により、下部ローラ39と上部ローラは、錠剤シート49のシート部を上下から挟み込んで錠剤シート49を進行方向に搬送できる。また、下部ローラ39と上部ローラは逆回転することにより、錠剤シート49を進行方向とは逆の方向にも搬送できる。
導入シュート24は、載置台の下側に設けられており、錠剤シート49から取り出された錠剤を、後述する錠剤導入路401に導くものである。すなわち、導入シュート24は、載置台の下側に排出口を有しており、錠剤シート49から取り出された錠剤はその排出口を通り、後述する錠剤導入路401に落ちていく。なお、この導入シュート24は、錠剤取出しホッパーとも言う。
押出し機構(錠剤取出機構)は、錠剤収容部の中央付近を押圧する内側押圧体83と、中央付近よりも外側の部分を押圧する外側押圧体84とを備えている。内側押圧体83と外側押圧体84とが独立して動作することで錠剤シートの錠剤収容部を押圧して、錠剤シート49から錠剤を取り出す。
押出し機構は、内側押圧体83よりも先に外側押圧体84により錠剤収容部を押圧させる。内側押圧体83の先端は、ほとんどの錠剤シート49の錠剤収容部よりも面積が狭いので、内側押圧体83は錠剤を取り出す場合(下降した場合)に、錠剤シート49に開いた穴から先端が突き出る。
外側押圧体84の先端は、ほとんどの錠剤シート49の錠剤収容部よりも面積が広いので、錠剤を取り出す場合(下降した場合)に、錠剤シート49に開いた穴から先端が突き出ない。つまり、錠剤シート49の錠剤収容部を押し潰すためのものである。
錠剤取出機構(押出し機構)は、外側押圧体84を昇降させる第1昇降機構と、内側押圧体83を昇降させる第2昇降機構とを有する。
第1昇降機構は、外側押圧体84が取り付けられた第1昇降体93と、回転駆動して第1昇降体93を昇降させるカム94と、第1昇降体93を上昇方向に付勢する付勢部材(ばね)とを備えている。
第1昇降体93は、前後方向にわたって延在する柱状体であり、前端部に外側押圧体84が取り付けられている。カム94は、外側押圧体84の昇降動作を考慮して設計された形状の板状体であり、駆動機構によって回転駆動する軸部に固定されている。
カム94は、第1昇降体93の上面側に設けられ、軸部の回転に伴って回転駆動され、第1昇降体93を押圧することによって外側押圧体84の高さ位置を調整する(外側押圧体84の昇降動作を行う)ことができる。第1昇降機構は、カムの回転動作のタイミング、カムの形状、軸部に対するカムの固定位置などの設定によって、外側押圧体84の昇降動作のタイミングや変位量を任意に設定できる。
第2昇降機構は、内側押圧体83が取り付けられた第2昇降体98と、回転駆動して第2昇降体98を昇降させるカム99と、第2昇降体98を上昇方向に付勢する付勢部材(ばね)とを備えている。
第2昇降体98は、前後方向にわたって延在する柱状体であり、前端部に内側押圧体83が取り付けられている。カム99は、第2昇降体98の上面側に設けられ、軸部の回転に伴って回転駆動され、第2昇降体98を押圧して内側押圧体83の高さ位置を調整する(内側押圧体83の昇降動作を行う)ことができる。第2昇降機構は、カム99の回転動作のタイミング、カムの形状、軸部に対するカムの固定位置などの設定によって、内側押圧体83の昇降動作のタイミングや変位量を任意に設定できる。
このため、カム94とカム99は、それぞれ第1昇降体と第2昇降体に対して互いに独立に動作可能であり、内側押圧体83と外側押圧体84は、互いに独立に昇降動作させることができる。
錠剤取出機構における2つのカムの回転動作のタイミング等は、錠剤位置検出機構の検出部からの信号に基づいて定めることができる。具体的には、検出された錠剤収容部の位置に合わせて内側押圧体83と外側押圧体84を動作させることができる。
錠剤取出ユニット1は、錠剤シート49の錠剤収容部の押圧をする前に、押圧される錠剤収容部の長さと位置を検出する検出機構17をさらに有している。錠剤供給装置は、検出機構17により検出された錠剤収容部の長さに基づいて後述する所定の距離を算出する。
また、錠剤供給装置10は、検出機構17により検知された錠剤シート49の錠剤収容部の位置に基づいて、押圧される位置までの搬送距離を算出する。搬送機構(下部ローラ39、上部ローラ)は、この算出された搬送距離により載置台18上の錠剤収容部が押圧される位置まで錠剤シート49を搬送する。
なお、押出し機構は、後述する錠剤が取り出されたか否かを検知する検知機構により錠剤が取り出されたことが検知されない場合には、錠剤収容部の押圧を継続(リトライ)する。このとき、搬送機構は、錠剤収容部の押圧を継続する前に載置台18上の押圧される位置から、前述した錠剤収容部の長さに基づいて算出された所定の距離だけ錠剤シート49を前方または後方に搬送し、押出し機構が、錠剤収容部の押圧を継続(リトライ)する。
ここで、錠剤取出ユニット1は、押出し機構により載置台18上の錠剤シート49の錠剤収容部を押圧する速度を変更させる変更機構をさらに有している。そして、押出し機構は、より高速に変更された速度で錠剤収容部の押圧を継続(リトライ)する。
次に、図5は錠剤取出ユニット1の内部構造における図4に示されていない部分を示す図である。
図5において、シート検出センサ7501は小型のマイクロスイッチで構成されており、錠剤シート49が投入口にセットされるとマイクロスイッチが外側へ押されることによりON信号を出力し、錠剤シート49が投入口にセットされていることを検出する。
そして、錠剤供給装置10は、全ての錠剤取出ユニット1の錠剤シート49が投入される投入口に、錠剤シート49の種別を識別する錠剤シート情報を読み取る読取部(バーコードスキャナ7502)を備えている。
図6は、包装ユニット701の内部構造を示す図である。図6に示される包装ユニットにより、投薬1回分の錠剤が分包される。
図6において、包装ユニット701は、包装装置5内のユニットである。ロール紙送出機構702は、包装シートが連なるロール紙(分包紙がロール状になっている紙)を包装機構に送り出す。
包装機構703,704は、メインホッパー505内に集積された錠剤(1回分の錠剤)を包装シートの中に投入し、この包装シートを加熱し溶着することにより、包装シートの中に投入された錠剤を、包装シートの中に封入する。すなわち、包装機構703,704で、包装シートを加熱し溶着することにより、包装シートの中に投入された錠剤を、包装シートの中に封入する。
分断機構705は、連なるロール紙を1包毎の包装シート(1つの包み)に分断するための分断用ミシン目を形成する。
プリンタ706は、包装シートに、日付、患者データ、エラー情報を印字する(印字機構)。
図7は、錠剤供給装置10の内部を横(正面から見て右側)から見た図である。図7に示す点線の矢印1201は、錠剤取出ユニット1から取り出された錠剤の移動経路を示している。
401は錠剤導入路である。錠剤導入路401は、導入シュート24と導通しており、錠剤シート49から取り出され落下した錠剤を導入シュート24から第1集積ホッパー402に中継する。
第1集積ホッパー402は、錠剤取出ユニット1により、錠剤シート49から取り出された錠剤が導入シュート24を落下して通り、そして、導入シュート24から錠剤導入路401を通り、該錠剤が集積される部分である。すなわち、錠剤導入路401は、第1集積ホッパー402と直接、連通している。
第2集積ホッパー501は、第1集積ホッパー402で集積された錠剤をさらに集積する。すなわち、第2集積ホッパー501は、第1集積ホッパー402と連通している。そのため、第1集積ホッパー402に落ちてきた錠剤は、第2集積ホッパー501に落ちて集積される。
第1の送り出し機構502は、第2集積ホッパー501に集積された錠剤を第3集積ホッパー503に移動させる。第3集積ホッパー503は、第1の送り出し機構502により送り出(移動)された錠剤を集積する。
第2の送り出し機構504は、第3集積ホッパー503に集積された錠剤をメインホッパー505に移動させる。メインホッパー505は、第2の送り出し機構504により送り出(移動)された錠剤(1回分)を集積し、包装シート(分包紙)の中に集積した錠剤を投入する。
図8は、錠剤供給システムのハードウェア構成を示すブロック図である。この構成において、情報処理装置300のCPU30と、包装装置5のCPU51と、錠剤供給装置10のCPU11とがそれぞれ連携して、包装装置5が制御する各装置(各ユニット)、及び錠剤供給装置10が制御する各装置(各ユニット)の動作を制御している。ただし、1つのCPUが、錠剤供給システムの全てのユニットを制御する構成でも構わない。また、ここでは錠剤供給装置10にCPUが1つ設けられている状態を図示しているが、錠剤取出ユニット1ごとにCPUを設けてもよいし、錠剤取出ユニット1の段ごとにCPUを設けてもよい。
まず情報処理装置300のハードウェア構成について説明する。情報処理装置300のCPU30は、システムバスに接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。また、ROM31あるいは外部メモリ36には、CPU30の制御プログラムであるBIOS(Basic Input/Output System)やオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)や、各サーバ或いは各PCの実行する機能を実現するために必要な後述する各種プログラム等が記憶されている。RAM33は、CPU30の主メモリ、ワークエリア等として機能する。CPU30は、処理の実行に際して必要なプログラム等をRAM33にロードして、プログラムを実行することで各種動作を実現するものである。
また、CPU30は、キーボードや不図示のマウス等の入力端末35からの入力を制御する。ビデオコントローラ(VC)は、ディスプレイ34等の表示器への表示を制御し、さらに、ブートプログラム、ブラウザソフトウエア、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、各種データ等を記憶するハードディスク(HD)やフロッピー(登録商標)ディスク或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュ(登録商標)等の外部メモリ36へのアクセスを制御する。
またI/F32は、ネットワークを介して外部機器と接続・通信するものであり、本実施形態においては包装装置5のI/F50と通信可能に接続されている。
次に、包装装置5のハードウェア構成について説明する。包装装置5のCPU51は、バスに接続されている各デバイスを統括的に制御する。ROM52にはCPU51の制御ブログラムや各種制御プログラムが記憶されている。RAM53は、CPU51が動作するためのシステムワークメモリとして機能する。CPU51は、タッチパネル式のディスプレイ501に対して表示制御したり、ディスプレイ501のタッチパネル機能を入力端末502としてユーザから情報の入力を受け付けたり、プリンタ706に印刷指示を出したりする。さらにCPU51は、包装装置5の散薬投入部103から投入された散薬を1包に分包する際に動作させる散薬分包機構55を制御したり、ユーザから手撒き投入部に手撒きされた錠剤を分包する際に動作させる手撒き投入機構56を制御したりする。そして包装装置5と錠剤供給装置10とは、包装装置5のI/O54と錠剤供給装置10のI/O12とで通信可能に接続されている。
次に、錠剤供給装置10のハードウェア構成について説明する。錠剤供給装置10のCPU11は、バスに接続されている各デバイスを統括的に制御する。ROM14にはCPU11の制御ブログラムや各種制御プログラムが記憶されている。RAM13は、CPU11が動作するためのシステムワークメモリとして機能する。CPU11は、さらに錠剤取出機構15における取出動作を制御したり、錠剤シート49を搬送する錠剤シート搬送機構16を制御したりすることもできる。
このようなハードウェア構成においては、以下のようにして錠剤取出が行われる。まず包装装置5のCPU51が、錠剤供給装置10のCPU11に対して、錠剤の取出動作命令を送信する。そして、錠剤供給装置10のCPU11が、この取出動作命令に従って、錠剤取出機構15や錠剤シート搬送機構16を制御して錠剤取出動作を行わせる。また、錠剤供給装置10のCPU11は、包装装置5のCPU51に対して、錠剤取出動作の状況を示す動作情報を送信する。
また、上記の実施形態では、錠剤取出ユニット1により錠剤を取り出して包装する場合について説明したが、本発明はこれに限定されることなく、錠剤シートを錠剤シートのままで払い出す調剤装置にも適用できる。その場合には、図4、図5に示した錠剤取出ユニットにおいて、錠剤シートのバーコードを読み出す機能を残して、錠剤シートから錠剤を押し出して取り出す機構を省けばよい。
なお、上記実施形態を実現するために、情報処理装置300が実行するプログラムは、外部メモリ36に記録されており、必要に応じてRAM33にロードされることによりCPU30によって実行されるものである。さらに、上記プログラムの実行時に用いられるデータファイル及びデータテーブル等も、外部メモリ36または記憶部に格納されている。
上記実施形態を実現するために、包装装置5が実行するプログラムは、ROM52に記録されており、必要に応じてRAM53にロードされることによりCPU51によって実行されるものである。さらに、上記プログラムの実行時に用いられるデータファイル及びデータテーブル等も、ROM52または記憶部に格納されている。
本実施形態を実現するために、錠剤供給装置10が実行するプログラムは、ROM14に記録されており、必要に応じてRAM13にロードされることによりCPU11によって実行されるものである。さらに、上記プログラムの実行時に用いられるデータファイル及びデータテーブル等も、ROM14または記憶部に格納されている。
また、本実施形態におけるプログラムは、図11、図16、図17、図18のフローチャートの処理を情報処理装置300及び包装装置5及び錠剤供給装置10が実行可能なプログラムであり、記憶媒体にプログラムとして記憶している。
図9は図4の錠剤取出ユニット1の内部を前方方向から見た図である。図9(a)は、ユーザによって錠剤シート49の中央位置が搬送経路の中心線である投入口の中央位置に近くなるように投入された様子を示しており、図9(b)は、図9(a)の状態でオートクローズスイッチ2010がユーザによって押下され、左側錠剤シート検出センサ1504aと右側錠剤シート検出センサ1504bの両方で錠剤シート49を検出したと錠剤供給装置付き包装装置が判断したタイミングの状態を示している。
また、左側稼働側壁213aと右側稼働側壁213bの距離(=ガイド幅10010)は、距離センサやエンコーダにより計測し、取得することが出来る。
図10は、情報処理装置300内に記憶されている薬品マスタを示すデータテーブルであり、薬品毎に情報を持っている。また、記憶されている情報は書き出しや読み出しを行うことが出来る。なお、他の実施形態として、図10の薬品マスタのデータテーブルを、錠剤供給装置付き包装装置が記憶するとしても良い。
図10に示す薬品マスタのデータテーブル(以下、薬品マスタとも称する)は、No、薬品名、シート錠剤数、シート幅サイズの項目から構成されている。
1001は、各薬品を識別するための固有のコードである。
1002は、薬品名である。
1003は、1枚の錠剤シート49に包装されている錠剤数の数量である。
1004は、1枚の錠剤シート49の幅である。幅情報が無い場合は、(未登録)と表している。さらに、幅とは図9の錠剤シート49について、左右方向の長さを示している。
図11は、分包システム内における処方箋入力〜包装動作までを表したフローの図である。錠剤供給装置付き包装装置の各処理は、錠剤供給装置10のCPUが行っても、包装装置5のCPUが行ってもよい。
図11を用いて第1実施形態の例を説明する。薬局では、患者より処方箋を受け取り、処方箋に記載された内容を元にユーザ(薬剤師)は薬品のピックアップをし、各薬剤の一包化作業を行う。
ここでは例として、薬品マスタは図10(a)の内容とし、処方内容は、患者名:テスト太郎、用法:分3毎食後7日分、○錠(各1錠)、△カプセル(各1カプセル)が、情報処理装置300を介してユーザにより図12(a)の画面に示すとおり入力されているものとする。図10(a)は薬品マスタに登録されている全ての薬品名1002のシート幅サイズ1004が未登録の状態を示す。または、処方内容は上位システムより情報処理装置300へ送信され自動入力されてもよい。
ユーザにより図12(a)の画面に示すとおり処方内容が入力された後、スタートボタン1203がユーザにより選択されると、図11のフローが開始される。
図12は、情報処理装置300で表示する処方入力画面である。図12(a)と(b)では、入力されている処方内容が異なっている図である。
12010は、ユーザにより押下され、画面上で入力されている処方内容を予約する、予約ボタンである。
1202は、1204に錠剤取出しユニット1に薬品名を割り当てる、薬品名の入力欄である。図12(a)では、No2の錠剤取出しユニットボタン(=錠剤取出しユニット1)に、薬品名「△カプセル」を割り当てた図である。
図12(b)は、図12(a)とは異なる処方内容を示した図である。基本タブで薬品名、服用パターンをユーザにより入力された後、Dropタブを表示する場合の図である。
1203は、図11または図18のフローを実行する、スタートボタンである。
1204は、錠剤供給装置10の錠剤取出しユニットボタンを擬似的に表したエリアである。ユーザにより操作され錠剤取出しユニットボタンを選択状態にされ、分包開始指示されると、実際(錠剤供給装置10)に対応した錠剤取出しユニット1が動作する。
分包開始指示とは、他の処方内容(包数や用法など)を入力後、12010予約ボタンを押して登録状態にし、さらに1203スタートボタンを選択して、入力された処方内容に従って、包装装置を動作開始させることである。
1205は、患者名を入力する欄である。
図12は、前記保持部に保持する錠剤シートに収容される錠剤の種別を示す種別情報の入力を受け付ける受付画面を表示する表示手段の適用例である。
まず、ステップS1101では、情報処理装置300は、ガイダンス画面(図14(a))をディスプレイ34に表示する。
ここで図14について説明する。
図14は、情報処理装置300のディスプレイ34に表示させるガイダンス画面である。図14にガイダンス内容は、これから分包動作を開始する直前の処方内容について表示する。図14(a)と(b)では、1403内のボタンの選択状態が異なる図を示している。
1401は、図14(a)のガイダンス画面を閉じて図12の画面に遷移する、×ボタン(終了ボタン)である。
1402は、ユーザにより12010ボタンが押下されて予約された処方内容を錠剤供給装置付き包装装置へ通知し、入力された処方内容に従った包装動作を開始する、開始ボタン(スタートボタン)である。
1403は、処方内容で設定された錠剤取出しユニット1を擬似的に表したエリアである。(a)では、処方内容でNo1とNo2を動作させる設定になっていることを表している図である。(b)では、No1に錠剤シート49が設定されていることを表している図である。
以上で図14の説明を終了する。
ステップS1102では、情報処理装置300は、処方入力時に図12(a)の1204に割り当てた対象の薬品名のシート幅サイズ1004の値を取得し、錠剤供給装置付き包装装置へ送信する。例えば、図12(a)の処方内容について、薬品マスタの内容が図10(b)の場合、ここで送信するシート幅サイズ1004の内容は「40mm(錠剤取出し装置1のNo1)」と「60mm(錠剤取出し装置1のNo2)」である。
ステップS1102は、前記保持部に保持される錠剤シートに収容されている錠剤の種別情報を取得する取得手段の適用例である。また、ステップS1102は、前記取得手段により取得した前記錠剤種別と対応付く特定情報が前記登録手段により登録されているかを判定する判定手段の適用例である。
ステップS1102−1では、情報処理装置300は、シート幅サイズが未登録かどうかを判定する。シート幅サイズが未登録かどうかは、ステップS1102で取得した薬品名のシート幅サイズ1004の値が入っていない場合は、未登録と判定する。
情報処理装置300は、シート幅サイズ1004が未登録の場合(ステップS1102−1:YES)、ステップS1102−2へ移行する。
情報処理装置300は、シート幅サイズ1004が登録さされている場合(ステップS1102−1:NO)、ステップS1103へ移行する。
ステップS1102−2では、情報処理装置300はガイド幅調整結果を取得する。具体的には、ユーザよりオートクローズスイッチ2010が押下されることでガイド幅調整を受け付ける。
また、ステップS1102−2は、分包機でユーザからシートガイドの調整を受け付けることによって取得しても良いし、情報処理装置300上から分包機に対してシートガイドの調整指示をして、その結果、錠剤供給装置付き包装装置で調整された結果を取得しても良い。ステップS1102−2は、前記シートガイドを調整する調整指示を受け付ける受付手段の適用例である。
ステップS1103では、情報処理装置300は、ユーザにより開始ボタン1402が押下されたか(包装開始指示があったか)を判断する。
情報処理装置300は、開始ボタンが押下された場合(ステップS1103:指示あり)、ステップS1105へ移行する。開始ボタンが押下されなかった場合(ステップS1103:指示なし)、ステップS1104へ移行する。
ステップS1104では、情報処理装置300は、図14の内容を描画するステップである。ステップS1104の詳細については図16にて後述する。
図16の処理(ステップS1602)が終わると、情報処理装置300は、ステップS1103へ処理を移行する。
ステップS1105では、情報処理装置300は、図16の処理で受信したガイド情報(図15)のうち、入力処方内容のユニットNoのガイドセンサが全てONであるかどうかによって全てのPTPシート(錠剤シート)がセットされているかを判定する。より具体的には、左側錠剤シート検出センサ1504a、右側錠剤シート検出センサ1504bを参照することにより判定する。
情報処理装置300は、入力処方内容で指示しているユニットNo全てのガイドセンサがONである場合(ステップS1105:YES)、ステップS1108へ移行する。
情報処理装置300は、入力処方内容で指示しているユニットNo全てのガイドセンサがONでない場合(ステップS1105:NO)、ステップS1106へ移行する。
ステップS1106は、情報処理装置300は、図13に示すメッセージ画面をディスプレイ34に表示する。
図13は、情報処理装置300で入力した処方内容と異なった錠剤シート49を錠剤取出しユニット1へ、ユーザが間違ってセットしてしまった場合に、情報処理装置300で表示する確認メッセージの図である。
図13は、前記表示手段により表示される前記受付画面を介して、錠剤シートから錠剤を取り出すと選択された錠剤取出し部に設けられた前記錠剤シート検出センサのいずれかが錠剤シートを検出しない場合に、当該錠剤取出し部をユーザに認識させるべく通知する通知手段の適用例である。
本実施例では、ガイド幅が調整されるため、錠剤シートをセットするときは幅の広いシートは投入口203にセットできない。また幅が短いものは、左側錠剤シート検出センサ1504a、右側錠剤シート検出センサ1504bのどちらか、または両方がOFFになるため、正しい錠剤シートがセットされているかが判定できる。
情報処理装置300は、はいボタン1301が押下された場合、錠剤シート49が正しくセットされていない状態で錠剤取出し動作および包装動作を開始させる。
情報処理装置300は、いいえボタン1302が押下された場合、錠剤取出し動作および包装動作を中止し、図14に示す画面に遷移する。
ステップS1107では、情報処理装置300は、ステップS1106で選択された内容を判定する。
情報処理装置300は、はいボタン1301を選択された場合(ステップS1107:続行)、ステップS1108へ処理を移行する。
情報処理装置300は、いいえボタン1302が選択された場合には(ステップS1107:中止)、ステップS1103へ処理を移行する。
ステップS1108では、情報処理装置300は、図14に示す処方内容に従った包装動作の開始指示を錠剤供給装置付き包装装置へ指示する。
ステップS1109では、情報処理装置300は、ステップS1113より受信したガイド情報(図15)を、図10の対応した薬品名のシート幅サイズ1004へ保存する。
ステップS1109は、前記調整手段により調整した後の前記シートガイドの位置を特定可能な特定情報を、前記保持部に保持されている錠剤シートに収容されている錠剤の種別を示す種別情報と対応付けて登録する登録手段の適用例である。
ステップS1110では、錠剤供給装置付き包装装置は、錠剤取出し装置1の各ユニットのガイド幅10010を、情報処理装置300からステップS1102で錠剤供給装置付き包装装置に送信され、受信したシート幅サイズ1004となるようにガイド幅10010を調整する。また、ガイド幅10010が「未登録」のデータを受信した場合は、受信したシート幅サイズ1004となるようにガイド幅10010に調整するための左側稼働側壁213aと右側稼働側壁213bの動作を行わない。
ステップS1110は、前記受付手段により受け付けた前記調整指示に従って、前記シートガイドの位置を調整する調整手段の適用例である。また、ステップS1110は、前記調整手段は、前記判定手段により前記錠剤種別と対応付く特定情報が前記登録手段により登録されていると判定された場合に、前記受付手段により前記調整指示を受け付けることなく、当該特定情報により特定された位置となるように前記シートガイドの位置を調整する適用例である。
ステップS1111では、錠剤供給装置付き包装装置は、情報処理装置300よりステップS1108で指示された処方内容に従って、決められた錠数を錠剤シート49から錠剤を取出す動作および、取り出した錠剤を1包ずつ包装する動作を開始する。
ステップS1112では、錠剤供給装置付き包装装置は、錠剤供給装置付き包装装置が指示された処方内容分の動作が完了したかを判定する。
錠剤供給装置付き包装装置は、処方内容分の動作が完了した場合(ステップS1112:完了)は、ステップS1113へ処理を移行する。
錠剤供給装置付き包装装置は、処方内容分の動作が完了していない場合は(ステップS1112:未完了)、ステップS1111へ処理を移行する。
ステップS1113は、錠剤供給装置付き包装装置は、錠剤取出しユニット1のガイド幅10010を含んだ情報を情報処理装置300へ送信するステップである。ステップS1113では、ステップS1111の包装動作が完了した際の錠剤取出しユニット1のガイド幅10010を含んだ情報(ガイド情報)は、図15に示す構成である。
また、ステップS1113は、処理させなくてもいい。つまり、ステップS1112の処理が完了したら、ステップS1109に処理を移行してもよい。
具体的には、ステップS1113では、錠剤供給装置付き包装装置は、前記分包終了した時点のガイド情報図15(d)の内容で送信し、薬品マスタ(図10)の処方内容に対応した薬剤名のシート幅サイズ1004へ登録する。ここでは、ユニットNo1に登録していた「○錠」の1004へ「40mm」と登録し、ユニットNo2に登録していた「△カプセル」の1004へ「60mm」と登録する。その場合の図が図10(b)である。
以上で、図11の各ステップの説明を終了する。
次に、続けて別の患者の処方内容を一包化する例を説明する。ここでは例として、患者名:テスト 花子、用法:分3毎食後、 7日分、○錠(各1錠)、△カプセル(各1カプセル)、を処方入力する。
情報処理装置300は、ステップS1102まで進み、処方入力に対応した図10(b)の1004を取得し、錠剤供給装置付き包装装置へ送信する。ここでは、ユニットNo1(○錠)に40mmを、ユニットNo2(△カプセル)に60mmである。
ステップS1110では、錠剤供給装置付き包装装置は、受け取ったガイド幅10010に従い、各錠剤取出しユニット1の左側稼働側壁213aと右側稼働側壁213bを指定のガイド幅10010になるように動作させる。ここでは、錠剤取出しユニット1のNo1のガイド幅10010を40mm、No2のガイド幅10010を60mmに動作させる。
この時点で、ステップS1103〜ステップ1104をループして処理している。
ここで例えば、ユーザが間違えて○錠(40mm幅)の錠剤シート49を、ユニットNo2へセットしてしまった場合、錠剤シート49が片側のセンサ(1502または1503)のみONになっているとすると、ステップS1605で錠剤供給装置付き包装装置は、図15(e)のような内容のガイド情報を送信し、情報処理装置300は、ステップS1602のガイダンス画面は図14(a)を表示する。
さらに、ユーザは続けて△カプセル(60mm幅)を錠剤取出し装置1のNo1へセットしようとするが、ガイド幅10010が40mmに対して、△カプセルの幅(60mm)が物理的に入れることが出来ないため、錠剤シート49の入れ間違えに気づくことが出来る。さらには、錠剤取出しユニット1への投入間違え(さし間違え)を防止し、さらには分包開始を出来なくすることが出来る。
よって、本来正しいNoへ錠剤シート49を入れなおすことにより、正しく包装動作を開始することが出来る。以上で、図11の説明を終了し、図16について説明する。
図16は、図11のステップS1104より呼び出されるガイダンス画面((図14)の描画更新処理の詳細フローである。
ステップS1601では、情報処理装置300は、錠剤供給装置付き包装装置へ錠剤取出しユニット1に搭載されているセンサなどの状態(図15)を取得するコマンドを送信する。
ステップS1603では、錠剤供給装置付き包装装置は、情報処理装置300からガイド情報取得コマンドを受信し、ガイド情報取得コマンドを受信する。
ステップS1604では、錠剤供給装置付き包装装置は、左側錠剤シート検出センサ1504aや、右側錠剤シート検出センサ1504bのON/OFF状態、および左側稼働側壁213aと右側稼働側壁213bのガイド幅10010を取得する。
具体的には、ステップS1604では、錠剤供給装置付き包装装置は、まだユーザにより投入口203へ錠剤シート49が置かれていない状態である為、セットする錠剤シート49とガイド幅10010が合っていない状態である。よって、ステップS1605では、図15(a)のガイド情報を送信する。具体的にはユーザにより投入口203へ錠剤シート49が置かれていない状態とは、ユーザが錠剤シートを取りにいっており、投入口203には何も置かれていない状態を言う。
ステップS1605では、錠剤供給装置付き包装装置は、ステップS1604で取得したガイド情報(図15)を、情報処理装置300へ送信するステップである。
ステップS1104の処理が終わると、情報処理装置300は、ステップS1103へ遷移する。この間、ステップS1103〜ステップS1104の処理が行われている。
次にユーザは図14のガイダンス画面に表示示す処方内容に従って、オープンスイッチ2012を操作後、錠剤取出しユニット1のNo1へ「○錠」をセットし、さらにオートクローズスイッチ2010を押して、錠剤取出しユニット1のガイドを動作させてガイド幅10010を錠剤シート49の幅に合わせる。
つまり、ステップS1605では、錠剤供給装置付き包装装置は、錠剤取出しユニット1にセットされた「○錠」のガイド幅10010を取得した図15(b)のガイド情報を送信する。さらに、ステップS1602が実行されると、情報処理装置300は、ユニットNo1の1502および1503が両方ONである為、1403のユニットNo1のボタンを選択状態(セットOK状態)になった図14(b)の画面に更新する。
例えばこの時点で、ユーザが間違って残りの「△カプセル」をセットしない状態で1402を選択してしまうと、取得しているガイド情報図15(b)より、ユニットNo2の「△カプセル」の1504aと1504bの値が両方OFFである為、錠剤シート49のセットが終わっていないことがわかる為、情報処理装置300は、ステップS1106へ遷移し、メッセージ表示(図13)を表示する。
これによりユーザは錠剤取出しユニット1No2へ「△カプセル」がセットされていないことに気づき、ユーザがセットする為にユーザによりいいえボタン1302が選択され、情報処理装置300は、ガイダンス画面(図14)へ画面を遷移する。
続けて、ユーザはユニットNo2の「△カプセル」についても同様に錠剤シート49をセットする。ステップS1605では、図15(c)の情報が送信されて、ステップS1602では、図15(c)を受けた結果、ガイダンス画面1403の、ユニットNo1とユニットNo2が選択状態(ボタンをピンク色状態)にする。
ステップS1602では、情報処理装置300は、錠剤供給装置付き包装装置より受信したガイド情報(図15)を受信して、図14の1403の画面において、ガイド幅が調整された錠剤取出しユニット1に対応するユニットNoの状態を変化させる。
例えば、受信したガイド情報の内容が図15(a)の場合、図14(a)の内容を表示する。また、図15(c)のガイド情報を受信した場合、図14(b)の内容の様に、ユニットNo1の状態をOK状態(ピンク色ボタン)で表示する。
具体的には、ステップS1602では、情報処理装置300は、前記図15(a)の情報を受けて、1403エリアのユニットNo1を未選択状態、ユニットNo2を未選択状態に画面更新する。この際の図は図14(a)である。
以上で図16の説明を終了する。
以上で図16の説明を終了する。
ここで図15について説明する。
図15は錠剤取出し装置付き包装装置から情報処理装置300へデータ送信するガイド情報のデータテーブルの内容を示す一例である。
1501は、錠剤取出しユニット1の各ユニットNoである。錠剤供給装置10に搭載されているユニットNo分の行数となる。
1502は、左側錠剤シート検出センサ1504aのセンサ情報である。図9(a)の様に錠剤シート49がセンサに接していない場合、OFF状態となる。図9(b)の様に錠剤シート49がセンサに接した場合、ON状態となる。
1503は、右側錠剤シート検出センサ1504bのセンサ情報である。左側錠剤シート検出センサ1504aと同様、錠剤シート49がセンサに接していない場合、OFF状態となる。錠剤シート49がセンサに接した場合、ON状態となる。
1504は、左側稼働側壁213aと右側稼働側壁213bの幅を計測した値(ガイド幅10010)である。
ここから第2の実施形態を説明する。ここでは、主として図18を用いて説明する。薬局では、患者より処方箋を受け取り、処方箋に記載された内容を元にユーザ(薬剤師)は薬品のピックアップをし、各薬剤の一包化作業を行う。
図18は、分包システム内における処方箋入力〜包装動作までを表したフローの図である。
ここでは例として、薬品マスタは図10(a)の内容とし処方内容は、患者名:テスト太郎、用法:分3毎食後 7日分、○錠(各1錠)、△カプセル(各1カプセル)、をユーザが図12(a)の様に入力する。または、処方内容は上位システムより情報処理装置300へ送信され自動入力されてもよい。
ユーザは処方内容入力後、1203を選択すると、図18のフローが開始される。
ステップS1801は、ステップS1101と同じ処理である。具体的には、情報処理装置300は、図14(a)の内容を表示し、ステップS1802では、情報処理装置300は、処方内容で設定された各薬品名の1004の値(○錠:未登録、△カプセル:未登録)の内容を錠剤供給装置付き包装装置に送信する。
ステップS1802は、ステップS1102と同じ処理である。
ステップS1802−1は、ステップS1102−1と同じ処理である。
ステップS1802−2は、ステップS1102−2と同じ処理である。
ステップS1807は、ステップS1110と同じ処理である。
具体的には、ステップS1807では、錠剤供給装置付き包装装置は、ステップS1802より送信されたガイド幅情報が「未登録」である為、各錠剤取出しユニット1の左側稼働側壁213aと右側稼働側壁213bを動作させない。そして、情報処理装置300は、ステップS1803へ遷移し、さらにステップS1804(図17)へ遷移する。詳しくは、図17で説明する。図17の処理が終わると、ステップS1803へ処理を移行する。
ステップS1805は、ステップS1108と同じ処理である。
ステップS1808は、ステップS1111と同じ処理である。
ステップS1809は、ステップS1112と同じ処理である。
ステップS1810は、ステップS1113と同じ処理である。
具体的には、ステップS1810では、錠剤供給装置付き包装装置は、ガイド情報図15(d)を送信し、薬品マスタに処方入力した薬品名の1004へ保存する。この場合、図10(b)に示す図となる。
つまり、ステップS1806は、ステップS1855より受信したガイド情報(図15)を、対応した薬品名の1004へ保存する。
以上で、図18の各ステップの説明を終了する。
次に、続けて別の患者の処方内容を一包化する例を説明する。ここでは例として、患者名:テスト 花子、用法:分3毎食後、7日分、○錠(各1錠)、△カプセル(各1カプセル)、を処方が入力される。ステップS1802まで進み、情報処理装置300は、図10(b)の内容からユニットNo1(○錠)に40mmを、ユニットNo2(△カプセル)に60mmのガイド幅情報を送信する。
ステップS1807では、錠剤供給装置付き包装装置は、受け取ったガイド幅情報に従い、ガイド幅10010を合わせる。
ここで、ユーザが間違えて○錠(40mm幅)を、ユニットNo2へセットしてしまった場合、ステップS1708で、錠剤供給装置付き包装装置は、例として図15(e)の内容が送信され、図14(a)のガイダンス内容が表示されたままとなる。さらに、ユーザは続けて△カプセル(60mm幅)を錠剤取出し装置1のNo1へセットしようとするが、ガイド幅10010が40mmに対して、△カプセルの幅(60mm)が物理的に入らないため、錠剤シートの入れ間違えに気づくことが出来る。
よって、本来正しいNoへ錠剤シートを入れなおすことにより、正しく包装動作を開始することが出来る。
以上で、図18の説明を終了し、図17について説明する。
図17は、図18のステップS1804より呼び出されるガイダンス画面の描画更新処理フローである。
図16のステップと同じ処理に関しては説明を省略し、違うステップを中心に説明する。
ステップS1701は、情報処理装置300は、1402を無効状態にする。無効状態とはユーザがボタンを選択できない(押せない)状態のことである。
ステップS1702は、ステップS1601と同じ処理である。
ステップS1706は、ステップS1603と同じ処理である。
ステップS1707では、錠剤供給装置付き包装装置は、203へ錠剤シート49が置かれていない状態である為、ステップS1708では、錠剤供給装置付き包装装置は、図15(a)のガイド情報を送信する。
ステップS1703では、情報処理装置300は、前記図15(a)の情報を受けて、1403エリアのユニットNo1を未選択状態、ユニットNo2を未選択状態と画面更新する。この際の図は図14(a)である。
情報処理装置300は、ステップS1804の処理が終わると、ステップS1803へ遷移する。この間、ステップS1803〜ステップS1804のフローが行われている。
次にユーザは処方内容に従って、オープンスイッチ2012を操作して錠剤取出しユニット1のNo1へ「○錠」をセットし、さらにオートクローズスイッチ2010を押して、錠剤取出しユニット1の左側稼働側壁213aと右側稼働側壁213bを動作させてガイド幅10010を錠剤シート49の幅に合わせる。この際、図17の処理が実行されると、ステップS1708では、錠剤供給装置付き包装装置は、図15(b)のガイド情報を送信する。さらに、ステップS1703が実行されると、情報処理装置300は、図14(b)の画面に更新する。
ステップS1704では、情報処理装置300は、ステップS1708で錠剤供給装置付き包装装置から情報処理装置300へ送信され受信したガイド情報より、処方内容で設定されている錠剤取出しユニット1の左側錠剤シート検出センサ1504aのセンサ状態と、右側錠剤シート検出センサ1504bのセンサ状態が、全てON状態であるかによって全てのPTPシート(錠剤シート)がセットされているかを判定する。
ステップS1704では、情報処理装置300は、ガイド情報図15(b)より、ユニットNo2(△カプセル」の錠剤シート49について、1504aおよび1504bのセンサがOFFである為、シートのセットが終わっていないことが判定できる為、「セットNG」と判定し、ステップS1803へ遷移する。
続けて、ユーザはユニットNo2の「△カプセル」についても同様に錠剤シート49をセットする。この際、ステップS1703では、情報処理装置300は、図15(c)の状態より、「○錠」および「△カプセル」の1504aおよび1504bのセンサ値が全てONである為、各錠剤シート49が正しくセットされていると判断し、ガイダンス画面の1403には、ユニットNo1とユニットNo2が選択状態(ボタンピンク色状態)となる。さらに、ステップS1704では、情報処理装置300は、図15(c)より「セットOK」の判断となり、ステップS1705へ遷移すると、1402の錠剤と選択可能状態(ユーザが選択できる状態)に切り替える。
つまり、情報処理装置300では、1504aおよび1504bのセンサ値が全てON状態である場合は(ステップS1704:セットOK)、ステップS1705へ処理を移行する。
情報処理装置300では、1504aおよび1504bのセンサ値が全てON状態でない場合は(ステップS1704:セットNG)、ステップS1803へ処理を移行する。
ステップS1803は、情報処理装置300は、ユーザにより開始ボタン1402を選択されたかを判定するステップである。
情報処理装置300は、開始ボタン1402が選択された場合は(ステップS1803:指示あり)、1805へ処理を移行する。
具体的には、ユーザにより開始ボタン1402が選択されると、情報処理装置300は、ステップS1805へ遷移し、錠剤供給装置付き包装装置は、錠剤取出し動作および包装動作完了後、ステップS1810へ遷移する。
情報処理装置300は、開始ボタン1402が選択されない場合は(ステップS1803:指示なし)、ステップS1804へ処理を移行する。
ステップS1804は、情報処理装置300は、図14に示す内容を描画する。
ステップS1705では、情報処理装置300は、開始ボタン1402を有効状態(選択可能状態)にするし、ステップS1803へ処理を移行する。
以上で図17の説明を終了する。
また、本実施例は、ガイド幅10010を自動で調整する例を説明したが、手動調整するモードと自働調整するモードを選択できるようにしてもよい。
本発明によれば、ユーザが錠剤シートを錠剤取出し装置にセットする際、既に錠剤取出し装置のガイド幅がセットする錠剤シートの幅の位置になっており、さし間違えを防止することができる(錠剤シートの投入間違えを物理的に防ぐ方法)。さらに事前にガイド幅が錠剤シートの幅と合っているため、従来の錠剤シートセット後に行っていたユーザ操作による手動のガイド幅の調整を行う必要が無くなり、作業効率が上がる。
また、錠剤シートをセット後、錠剤シートが錠剤取出し装置に正しくセットされているかをシステム側で確認することにより、さし間違えた状態での分包開始動作を防止することができる。
以上、本発明によると、錠剤シートが投入されている錠剤取出しユニットのシートガイドの調整をする手間を低減することが出来る。
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するプログラムを記録した記録媒体を、包装装置5や錠剤供給装置10に単独で供給し、包装装置5や錠剤供給装置10内の制御コンピュータ(またはCPUやMPU)によって、記録媒体に格納されたプログラムを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,DVD−ROM,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM,EEPROM,シリコンディスク等を用いることができる。
また、読み出したプログラムを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって、前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
このように、本発明は、複数の装置から構成されるシステムに適用しても、1つの装置に適用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成するためのプログラムを格納した記録媒体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
さらに、本発明を達成するためのプログラムをネットワーク上のサーバ,データベース等から通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
なお、上述した各実施形態およびその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
5 包装装置
10 錠剤供給装置
300 情報処理装置
10 錠剤供給装置
300 情報処理装置
Claims (8)
- 錠剤シートから錠剤を取出す錠剤取出し装置であって、
錠剤シートを保持する保持部と、
前記保持部に保持された前記錠剤シートの位置を整えるシートガイドと、
前記シートガイドを調整する調整指示を受け付ける受付手段と、
前記受付手段により受け付けた前記調整指示に従って、前記シートガイドの位置を調整する調整手段と、
前記調整手段により調整した後の前記シートガイドの位置を特定可能な特定情報を、前記保持部に保持されている錠剤シートに収容されている錠剤の種別を示す種別情報と対応付けて登録する登録手段と、
前記保持部に保持される錠剤シートに収容されている錠剤の種別情報を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得した前記錠剤種別と対応付く特定情報が前記登録手段により登録されているかを判定する判定手段と
を備え、
前記調整手段は、前記判定手段により前記錠剤種別と対応付く特定情報が前記登録手段により登録されていると判定された場合に、前記受付手段により前記調整指示を受け付けることなく、当該特定情報により特定された位置となるように前記シートガイドの位置を調整することを特徴とする錠剤取出し装置。 - 前記保持部に保持する錠剤シートに収容される錠剤の種別を示す種別情報の入力を受け付ける受付画面を表示する表示手段を備え、
前記取得手段は、前記受付画面を介して入力を受け付けた種別情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の錠剤取出し装置。 - 前記シートガイドと前記保持部は、前記錠剤シートから錠剤を取り出す錠剤取出し部に設けられ、
前記表示手段により表示される前記受付画面は、錠剤シートから錠剤を取り出す前記錠剤取出し部の選択も受け付ける画面であり、
前記シートガイドは前記保持部の左右にそれぞれ設けられ、当該シートガイドは錠剤シートを検出する錠剤シート検出センサを有し、
前記表示手段により表示される前記受付画面を介して、錠剤シートから錠剤を取り出すと選択された錠剤取出し部に設けられた前記錠剤シート検出センサのいずれかが錠剤シートを検出しない場合に、当該錠剤取出し部をユーザに認識させるべく通知する通知手段を備えることを特徴とする請求項2に記載の錠剤取出し装置。 - 錠剤シートを保持する保持部と、前記保持部に保持された前記錠剤シートの位置を整えるシートガイドと、前記シートガイドを調整する調整指示を受け付ける受付手段とを備え、錠剤シートから錠剤を取出す錠剤取出し装置と接続する情報処理装置であって、
前記受付手段により受け付けた前記調整指示に従って、前記シートガイドの位置を調整するように制御する調整手段と、
前記調整手段により調整した後の前記シートガイドの位置を特定可能な特定情報を、前記保持部に保持されている錠剤シートに収容されている錠剤の種別を示す種別情報と対応付けて登録する登録手段と、
前記保持部に保持される錠剤シートに収容されている錠剤の種別情報を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得した前記錠剤種別と対応付く特定情報が前記登録手段により登録されているかを判定する判定手段と
を備え、
前記調整手段は、前記判定手段により前記錠剤種別と対応付く特定情報が前記登録手段により登録されていると判定された場合に、前記受付手段により前記調整指示の結果を受け付けることなく、当該特定情報により特定された位置となるように前記シートガイドの位置を調整するように制御することを特徴とする情報処理装置。 - 錠剤シートを保持する保持部と、前記保持部に保持された前記錠剤シートの位置を整えるシートガイドとを備える錠剤シートから錠剤を取出す錠剤取出し装置の制御方法であって、
前記シートガイドを調整する調整指示を受け付ける受付工程と、
前記受付工程により受け付けた前記調整指示に従って、前記シートガイドの位置を調整する調整工程と、
前記調整工程により調整した後の前記シートガイドの位置を特定可能な特定情報を、前記保持部に保持されている錠剤シートに収容されている錠剤の種別を示す種別情報と対応付けて登録する登録工程と、
前記保持部に保持される錠剤シートに収容されている錠剤の種別情報を取得する取得工程と、
前記取得工程により取得した前記錠剤種別と対応付く特定情報が前記登録工程により登録されているかを判定する判定工程と
を備え、
前記調整工程は、前記判定工程により前記錠剤種別と対応付く特定情報が前記登録工程により登録されていると判定された場合に、前記受付工程により前記調整指示を受け付けることなく、当該特定情報により特定された位置となるように前記シートガイドの位置を調整することを特徴とする制御方法。 - 錠剤シートを保持する保持部と、前記保持部に保持された前記錠剤シートの位置を整えるシートガイドとを備える錠剤シートから錠剤を取出す錠剤取出し装置で読み取り実行可能なプログラムあって、
前記錠剤取出し装置を、
前記シートガイドを調整する調整指示を受け付ける受付手段と、
前記受付手段により受け付けた前記調整指示に従って、前記シートガイドの位置を調整する調整手段と、
前記調整手段により調整した後の前記シートガイドの位置を特定可能な特定情報を、前記保持部に保持されている錠剤シートに収容されている錠剤の種別を示す種別情報と対応付けて登録する登録手段と、
前記保持部に保持される錠剤シートに収容されている錠剤の種別情報を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得した前記錠剤種別と対応付く特定情報が前記登録手段により登録されているかを判定する判定手段と
して機能させ、
前記調整手段は、前記判定手段により前記錠剤種別と対応付く特定情報が前記登録手段により登録されていると判定された場合に、前記受付手段により前記調整指示を受け付けることなく、当該特定情報により特定された位置となるように前記シートガイドの位置を調整することを特徴とするプログラム。 - 錠剤シートを保持する保持部と、前記保持部に保持された前記錠剤シートの位置を整えるシートガイドと、前記シートガイドを調整する調整指示を受け付ける受付手段とを備え、錠剤シートから錠剤を取出す錠剤取出し装置と接続する情報処理装置の制御方法であって、
前記受付手段により受け付けた前記調整指示に従って、前記シートガイドの位置を調整するように制御する調整工程と、
前記調整工程により調整した後の前記シートガイドの位置を特定可能な特定情報を、前記保持部に保持されている錠剤シートに収容されている錠剤の種別を示す種別情報と対応付けて登録する登録工程と、
前記保持部に保持される錠剤シートに収容されている錠剤の種別情報を取得する取得工程と、
前記取得工程により取得した前記錠剤種別と対応付く特定情報が前記登録工程により登録されているかを判定する判定工程と
を備え、
前記調整工程は、前記判定工程により前記錠剤種別と対応付く特定情報が前記登録工程により登録されていると判定された場合に、前記受付手段により前記調整指示の結果を受け付けることなく、当該特定情報により特定された位置となるように前記シートガイドの位置を調整するように制御することを特徴とする制御方法。 - 錠剤シートを保持する保持部と、前記保持部に保持された前記錠剤シートの位置を整えるシートガイドと、前記シートガイドを調整する調整指示を受け付ける受付手段とを備え、錠剤シートから錠剤を取出す錠剤取出し装置と接続する情報処理装置で読み取り実行可能なプログラムあって、
前記情報処理装置を、
前記受付手段により受け付けた前記調整指示に従って、前記シートガイドの位置を調整するように制御する調整手段と、
前記調整手段により調整した後の前記シートガイドの位置を特定可能な特定情報を、前記保持部に保持されている錠剤シートに収容されている錠剤の種別を示す種別情報と対応付けて登録する登録手段と、
前記保持部に保持される錠剤シートに収容されている錠剤の種別情報を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得した前記錠剤種別と対応付く特定情報が前記登録手段により登録されているかを判定する判定手段と
して機能させ、
前記調整手段は、前記判定手段により前記錠剤種別と対応付く特定情報が前記登録手段により登録されていると判定された場合に、前記受付手段により前記調整指示の結果を受け付けることなく、当該特定情報により特定された位置となるように前記シートガイドの位置を調整するように制御することを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016233472A JP2018089010A (ja) | 2016-11-30 | 2016-11-30 | 錠剤取出し装置、錠剤取出し装置の制御方法およびプログラム、情報処理装置、情報処理装置の制御方法およびプログラム |
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JP2016233472A Pending JP2018089010A (ja) | 2016-11-30 | 2016-11-30 | 錠剤取出し装置、錠剤取出し装置の制御方法およびプログラム、情報処理装置、情報処理装置の制御方法およびプログラム |
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