JP2017153535A - 情報処理装置、情報処理装置の制御方法およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理装置の制御方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 錠剤シート保持部に保持されている錠剤シートの枚数が、錠剤シート保持部にセットすべき錠剤シートの枚数と異なることをユーザが認識可能な仕組みを提供すること。【解決手段】 処方データ取得手段により取得した前記処方データに含まれる錠剤の数から、前記錠剤シート保持部にセットすべき錠剤シートの枚数を特定するシート枚数特定手段と、前記シート枚数取得手段により取得した前記錠剤シートの枚数と、前記シート枚数特定手段により特定した前記錠剤シートの枚数とが一致しないことを条件に、その旨をユーザが認識可能となるように通知する通知手段を備えることを特徴とする。【選択図】 図14

Description

情報処理装置、情報処理装置の制御方法およびプログラムに関し、特に錠剤シート保持部に保持されている錠剤シートの枚数が、錠剤シート保持部にセットすべき錠剤シートの枚数と異なることをユーザが認識可能な仕組みに関する。
従来、調剤業務において、錠剤シート(PTPシートともいう)で提供されている錠剤(薬)の一包化を行うためには、ユーザが錠剤シートから錠剤を1回分の錠剤数ずつ取り出し、分包機へセットする必要があり、作業が煩雑であった。
そのため、特許文献1に開示されるような、錠剤シートから自動で錠剤を取り出し、分包まで行うことができる分包機の開発が行われている。特許文献1には、錠剤シートの錠剤収容部を押圧して錠剤シートから錠剤を取り出し、この取り出された錠剤を自動で分包することができる分包機が開示されている。
特開2012−139317号公報 特開2013−163075号公報
しかしながら、特許文献1に記載の分包機を利用する場合、処方データ分(以下、処方箋とも言う)の錠剤を取り出すために必要な錠剤シートを錠剤取出しユニット(錠剤シート保持部とも言う)にセットする作業は、ユーザが処方データの内容を確認して手作業で行っているため、必要な錠剤シート枚数分の錠剤シートをユーザがセットし忘れ、錠剤シートの枚数が足りないことにより、錠剤取出ユニットによる錠剤取出し動作がストップしてしまう可能性があった。
さらに、上記とは逆に処方データで必要な錠剤シート枚数以上の錠剤シートを、ユーザが錠剤取出しユニットにセットしてしまうこともあった。
そうすると、処方データ分の錠剤を取り出した後に余った錠剤シートは、次回以降に誤って当該錠剤シートから錠剤を取り出してしまうことを防ぐために、排出ポケットに排出されてしまうため、ユーザは排出ポケットから当該錠剤シートを探す手間が生じる可能性があった
また、特許文献2に記載の装置は、重量によってユニットにセットしてある錠剤シートの枚数を検出しているが、あくまでもユニットにセットされている錠剤シートの残量をカウントしていることが記載されているのみであり、処方データ分の錠剤シートがあるか否かを知ることはできず、依然として上述した2つの課題が生じる恐れがあった。
本発明は、錠剤シート保持部に保持されている錠剤シートの枚数が、錠剤シート保持部にセットすべき錠剤シートの枚数と異なることをユーザが認識可能な仕組みを提供することを目的とする。
本発明は、処方データに従って、錠剤シートを保持する錠剤シート保持部に保持される錠剤シートの錠剤収容部から錠剤取出し部により錠剤を取り出して、当該錠剤を供給する錠剤供給装置で供給動作を行う処方データを管理する情報処理装置であって、前記錠剤シート保持部に保持されている錠剤シートの枚数を取得するシート枚数取得手段と、前記錠剤取出し部により取り出す錠剤の数を含む処方データを取得する処方データ取得手段と、前記処方データ取得手段により取得した前記処方データに含まれる錠剤の数と、当該錠剤を封入する錠剤シート1枚あたりに封入される錠剤数とを用いて、前記錠剤シート保持部にセットすべき錠剤シートの枚数を特定するシート枚数特定手段と、前記シート枚数取得手段により取得した前記錠剤シートの枚数と、前記シート枚数特定手段により特定した前記錠剤シートの枚数とが一致しないことを条件に、その旨をユーザが認識可能となるように通知する通知手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、処方データに従って、錠剤シートを保持する錠剤シート保持部に保持される錠剤シートの錠剤収容部から錠剤取出し部により錠剤を取り出して、当該錠剤を供給する錠剤供給装置で供給動作を行う処方データを管理する情報処理装置の制御方法であって、シート枚数取得手段が、前記錠剤シート保持部に保持されている錠剤シートの枚数を取得するシート枚数取得工程と、処方データ取得手段が、前記錠剤取出し部により取り出す錠剤の数を含む処方データを取得する処方データ取得工程と、シート枚数特定手段が、前記処方データ取得工程により取得した前記処方データに含まれる錠剤の数と、当該錠剤を封入する錠剤シート1枚あたりに封入される錠剤数とを用いて、前記錠剤シート保持部にセットすべき錠剤シートの枚数を特定するシート枚数特定工程と、通知手段が、前記シート枚数取得工程により取得した前記錠剤シートの枚数と、前記シート枚数特定工程により特定した前記錠剤シートの枚数とが一致しないことを条件に、その旨をユーザが認識可能となるように通知する通知工程と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、処方データに従って、錠剤シートを保持する錠剤シート保持部に保持される錠剤シートの錠剤収容部から錠剤取出し部により錠剤を取り出して、当該錠剤を供給する錠剤供給装置で供給動作を行う処方データを管理する情報処理装置で読み取り実行可能なプログラムあって、前記情報処理装置を、前記錠剤シート保持部に保持されている錠剤シートの枚数を取得するシート枚数取得手段と、前記錠剤取出し部により取り出す錠剤の数を含む処方データを取得する処方データ取得手段と、前記処方データ取得手段により取得した前記処方データに含まれる錠剤の数と、当該錠剤を封入する錠剤シート1枚あたりに封入される錠剤数とを用いて、前記錠剤シート保持部にセットすべき錠剤シートの枚数を特定するシート枚数特定手段と、前記シート枚数取得手段により取得した前記錠剤シートの枚数と、前記シート枚数特定手段により特定した前記錠剤シートの枚数とが一致しないことを条件に、その旨をユーザが認識可能となるように通知する通知手段として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、錠剤シート保持部に保持されている錠剤シートの枚数が、錠剤シート保持部にセットすべき錠剤シートの枚数と異なることをユーザが認識可能な仕組みを提供することができる。
包装装置と錠剤供給装置を示す図である。 錠剤供給装置を示す図である。 本発明に係る錠剤供給システムのハードウェアブロック図である。 錠剤取出ユニットの内部構造を示す図である。 錠剤取出ユニットの内部構造を示す図である。 錠剤供給装置の内部構造を示す図である。 錠剤供給装置の内部構造を示す図である。 包装ユニットの内部構造を示す図である。 包装ユニットの内部構造の一部を拡大した図である。 錠剤供給装置を正面から見た図である。 錠剤供給装置の内部を横(正面から見て右側)から見た図である。 錠剤シートの投入口203を正面から見た図である。 錠剤シートの投入口203にセットされた枚数を測定する方法のフローチャートの一例を示す図である。 投入口203にセットされた錠剤シートの枚数が不足している場合は通知画面を表示する処理を示すフローチャートの一例を示す図である。 不足通知画面の一例を示す図である。 薬品情報のデータテーブルの一例を示す図である。 投入口203にセットされた錠剤シートが、複数の処方データの合計で必要な錠剤シート数に満たない場合に通知する処理を示すフローチャートの一例を示す図である。 必要な錠剤シートよりも投入口203にセットされた錠剤シート数が多い場合に、あまりの錠剤シートで分包できる処方データを通知する処理を示すフローチャートの一例を示す図である。 連続して分包処理をするかを確認する一例を示す図である。 複数の処方データの一例を示す図である。 投入口203のセット枚数が処方データで必要な錠剤シートの枚数が多い場合、PTPシートを取り出すように指示する通知の一例を示す図である。 処方データの一例を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
以下、図面を用いて、本発明の錠剤供給システム(図1)について説明する。
図1は、供給された錠剤を包装する包装装置5と錠剤を取り出して包装装置5(以下、分包装置とも称する)に供給する錠剤供給装置10(以下、錠剤取出装置とも称する)と、手撒き投入部1401と、散薬投入部103を含む錠剤供給システム(以下、錠剤取出システムとも称する)を示す図である。錠剤供給装置10には、複数の錠剤取出ユニット1が搭載されており、この錠剤取出ユニット1により錠剤シートから錠剤が取り出される。このような錠剤取出ユニット1は、情報処理装置300や包装装置5に設けられたタッチパネル式のディスプレイ361等から分包条件を入力されることで、錠剤の取出動作を行うことができる。
図2(a)は、図1の一部領域を拡大して示す図である。さらに、図2(b)は、錠剤シートを錠剤取出ユニット1に投入するための投入口203の部分を拡大した図である。
錠剤シート51は、プラスチック等からなる錠剤を収容する錠剤収容部510を有するシート本体の下面に、アルミニウム等からなる金属箔などを用いた封止シートを設けることによって錠剤が1錠ずつ錠剤収容部に封入されたものである。錠剤シート51は、一般的にPTPシート(press through pack)と呼ばれている(以下錠剤シートのことをPTPシートとも称する)。このようなPTPシートは錠剤の種類によって、シートの幅や長さ、錠剤の数などが異なっており、様々なものが流通している。
錠剤供給装置10には複数の錠剤取出ユニット1(錠剤取出部)が収納されており、錠剤取出ユニット1により錠剤シート(PTPシート)から錠剤を取り出して、供給経路を経て、包装装置5に供給される。錠剤取出ユニット1は、本発明の錠剤取出装置の適用例である。錠剤取出ユニット1は、幅方向(左右方向)に6つが並べられ、この6つの錠剤取出ユニット1からなる組が上下に3段に配置されている。すなわち、錠剤取出ユニット1は、左右6列、上下3段に配列されている。このように錠剤供給装置10は錠剤取出ユニット1を複数備えているが、錠剤取出ユニット1の数は1でもよい。
また、各錠剤取出ユニット1には、シートガイドの幅を調整するためのオートクローズスイッチ2010が設けられており、投入口203に錠剤シートが1枚投入された状態でオートクローズスイッチ2010が押下されると、錠剤井取出ユニットは錠剤シートの横幅にシートガイドの幅を併せるとともに、錠剤シートの横幅を取得することができる。
散薬投入部103は、包装装置5で分包する散薬を投入する部分であり、散薬投入部103に投入された散薬は、投薬1回分ごとに分けられ、これが後述するメインホッパー505に投入することで、1回分ずつに分包される。
手撒き投入部1401は、ユーザによって手撒きされた錠剤が投入され、手撒き投入部1401から投入された錠剤も、包装装置5に供給され分包されることになる。包装装置5は、錠剤供給装置10から供給された錠剤と手撒き投入部1401から供給された錠剤とを1つの分包として包装することもできるし、別々に分包することもできる。
図3は、錠剤供給システムのハードウェア構成の一例についてブロック図を用いて説明する。ここでは、情報処理装置300のCPU330と、包装装置5のCPU351と、錠剤供給装置10のCPU311とがそれぞれ連携して、包装装置5が制御する各装置(各ユニット)、及び、錠剤供給装置10が制御する各装置(各ユニット)の各種動作を制御している一例を示している(本発明における錠剤を供給する錠剤供給装置で供給動作を行う処方データを管理する情報処理装置の一例)。しかし1つのCPUが、錠剤供給システムの全ての各装置を制御する構成でも構わない。また、ここでは錠剤供給装置10にCPUが1つ設けられている状態を図示しているが、錠剤取出ユニット1ごとにCPUを設けてもよいし、錠剤取出ユニット1の段ごとにCPUを設けてもよい。
まず情報処理装置300のハードウェア構成について説明する。情報処理装置300のCPU330は、システムバスに接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御することができる。また、ROM331あるいは外部メモリ336には、CPU330の制御プログラムであるBIOS(Basic Input/Output System)やオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)や、各サーバ或いは各PCの実行する機能を実現するために必要な後述する各種プログラム等が記憶されている。RAM333は、CPU330の主メモリ、ワークエリア等として機能する。CPU330は、処理の実行に際して必要なプログラム等をRAM333にロードして、プログラムを実行することで各種動作を実現するものである。
また、CPU330は、キーボードや不図示のマウス等の入力端末からの入力を制御する。ビデオコントローラ(VC)は、ディスプレイ334等の表示器への表示を制御することもでき、さらに、ブートプログラム、ブラウザソフトウエア、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、各種データ等を記憶するハードディスク(HD)やフロッピー(登録商標)ディスク或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ等の外部メモリ336へのアクセスを制御することもできる。
またI/F320は、ネットワークを介して外部機器と接続・通信するものであり、本実施形態においては包装装置5のI/F350と通信可能に接続されている。
次に、包装装置5のハードウェア構成について説明する。包装装置5のCPU351は、バスに接続されている各デバイスを統括的に制御することができる。ROM352にはCPU351の制御ブログラムや各種制御プログラムが記憶されている。RAM353は、CPU351が動作するためのシステムワークメモリとして機能する。CPU351は、タッチパネル式のディスプレイ361に対して表示制御したり、ディスプレイ361のタッチパネル機能を入力端末362としてユーザから情報の入力を受け付けたり、プリンタ706に印刷指示を出したりすることもできる。さらにCPU351は、包装装置5の散薬投入部103から投入された散薬を1包に包装する際に動作させる散薬分包機構355を制御したり、ユーザから手撒き投入部に手撒きされた錠剤を包装する際に動作させる手撒き投入機構356を制御したりすることができる。そして包装装置5と錠剤供給装置10とは、包装装置5のI/O354と錠剤供給装置10のI/O312とで通信可能に接続されている。
次に、錠剤供給装置10のハードウェア構成について説明する。錠剤供給装置10のCPU311は、バスに接続されている各デバイスを統括的に制御することができる。ROM314にはCPU311の制御ブログラムや各種制御プログラムが記憶されている。RAM313は、CPU311が動作するためのシステムワークメモリとして機能する。CPU311は、さらに錠剤取出機構15における取出動作を制御したり、錠剤シートを搬送する搬送機構16を制御したりすることもできる。
このようなハードウェア構成においては、以下のように錠剤取出を行うように制御することができる。まず包装装置5のCPU351が、錠剤供給装置10のCPU311に対して、錠剤の取出動作命令を送信する。そして、錠剤供給装置10のCPU311が、当該取出動作命令に従って、錠剤取出機構15や搬送機構16を制御して錠剤取出動作を行わせることができる。また、錠剤供給装置10のCPU311は、包装装置5のCPU351に対して、錠剤取出動作の状況を示す動作情報を送信することもできる。
次に、図4、図5を用いて、錠剤取出ユニット1の構造について説明する。
図4は、錠剤取出ユニット1の内部構造を示す図である。なお、図4は、錠剤取出ユニット1が2つ並んで配置されている例を示している。図5は、錠剤取出ユニット1の内部構造(断面)を示す図であり、錠剤取出ユニット1を右側面から見た図である。
錠剤取出ユニット1は、錠剤収容部510が重力方向に関して上側に来るような状態で複数の錠剤シート51を積層させて投入可能な投入口203(錠剤シート保持部)と、錠剤シート51を搬送する搬送機構16と、搬送機構16により搬送された錠剤シート51が載置される載置台と、載置台上の錠剤シート51の錠剤収容部の側から押圧して錠剤を取り出す押出し機構(錠剤取出機構15)とを有している。錠剤シートを投入する投入口203となる領域は、一対の稼働側壁213で位置が決められており、この幅は、投入される錠剤シートに応じて変更することができる。すなわち、投入する錠剤シートに応じて投入口203の幅を規定することができる。このような投入口203には、カバー901が設けられており、このカバーを開けることにより、錠剤シートを投入口203に搭載することが可能となる。なお、錠剤シート保持部とは、搬送機構16によりPTPシートを錠剤の取出動作が行われる除包位置(錠剤取出位置)に搬送する前にPTPシートをセットする部材のことであって、錠剤シートを投入する投入口203を指すが、錠剤取出ユニット1を錠剤シート保持部としても良い。
そして投入口203に積層されている錠剤シートは、多重搬送防止板1411により、最下層に位置する錠剤シートが錠剤の取出動作が行われる除包位置(錠剤取出位置)へと搬送される。そして、錠剤シートが載置台18上に載置され、支持されている状態で取出動作が行われる。
錠剤シート51は、錠剤を収容する錠剤収容部510を有するシート本体の下面に、アルミニウム等からなる金属箔などを用いた封止シートを設けることによって錠剤が錠剤収容部に密封されている。さらに錠剤シート51は、シート部上に凸状の錠剤収容部が幅方向に間隔をおいて2列に並んだ形態である。各列をなす複数の錠剤収容部は錠剤シート51の長さ方向に沿って並んでいる。
なお、錠剤シート51としては、シート部上に錠剤収容部が2列に並んだ形態のものに限らず、錠剤収容部が錠剤シート51の長さ方向に1列に並んだ形態や、錠剤収容部が幅方向に間隔をおいて3列以上の複数列に並んだ形態も可能である。
次に、図5を用いて錠剤収容部510から錠剤を取り出す際の様子を説明する。図5は、投入口203にセットされた錠剤シートが、錠剤の除包位置(錠剤の取出位置)まで搬送を行った様子を示している。
錠剤取出ユニット1は、錠剤シートを搬送する錠剤シート搬送機構16(搬送機構)と、錠剤シートが載置される載置台18と、錠剤シートから錠剤を取り出す錠剤取出機構15(押出し機構)とを備えている。
錠剤シート搬送機構16は、錠剤シート51を進行方向に向け搬送するものであって、進行方向に沿って互いに間隔をおいて複数設けられた下部ローラ39と、進行方向に沿って互いに間隔をおいて設けられた上部ローラとを備えている。
下部ローラ39は、駆動源(不図示)により回転駆動可能であり、錠剤シート部の重力方向に関して下面側に当接して錠剤シート51に進行方法への力を加えることができる。そして上部ローラは、駆動源(不図示)により回転駆動可能であり、PTPシート部の重力方向に関して上面に当接して錠剤シート51に進行方向への力を加えることができる。
上部ローラおよび下部ローラの幅方向に関する配置位置は、2列の錠剤収容部の間に相当する位置であるため、上部ローラと下部ローラとは錠剤シートを搬送する際に錠剤収容部510に当接することはない。つまり、下部ローラ39と上部ローラとは、錠剤シート部を上下から挟み込んで錠剤シートを進行方向(錠剤取出装置の後方方向)に搬送できる。さらに、下部ローラ39と上部ローラは錠剤シート部を上下から挟み込んで錠剤シート51を進行方向とは逆の方向にも搬送できる。
導入シュート24は、載置台の下側に設けられており、錠剤シート51から取り出され、落下してきた錠剤を、後述する錠剤導入路401に導くものである。すなわち、導入シュート24は、載置台の下面側に排出口を有しており、錠剤シート51から取り出された錠剤はその排出口を通り、後述する錠剤導入路401に落ちていく。なお、この導入シュート24は、錠剤取出ホッパーとも言う。
錠剤取出ユニット1は、載置台上に錠剤シート51を搭載した状態で、錠剤取出機構15の押出し機構で錠剤を押し出すことで錠剤の取出動作を行う。また、錠剤取出ユニット1は、載置台上の錠剤シート51の錠剤収容部を押圧する速度を変更させる変更機構をさらに有している。そして錠剤取出ユニットの所定の動作で錠剤が取り出せなかった場合には、押出し機構の押出し速度を通常の速度より高速に変更して錠剤収容部の押圧を行い、取出動作の継続(リトライ)を行う。またリトライの際には、錠剤収容部の押圧を再度行う前に1度目の載置台18上の押圧位置から所定の距離だけ搬送手段で錠剤シート51を搬送させ、この状態で押出し機構を用いて錠剤収容部を押圧する。このような状態でリトライ動作を行うことにより、1度の取出動作で錠剤が取り出されなかったとしても、確実に錠剤を取り出すことができる。
次に、押出し機構の詳細について説明する。押出し機構は、錠剤収容部の中央付近を押圧する内側押圧体83と、内側押圧体83を取り囲むように設けられ、中央付近よりも外側の部分を押圧する外側押圧体84とを含んで設けられている。この内側押圧体83と外側押圧体84とが独立して動作することでPTPシートの錠剤収容部を押圧し、PTPシートから錠剤を取り出す。具体的には押出し機構は、内側押圧体83よりも先に外側押圧体84により錠剤収容部を押圧する。
内側押圧体83の先端は、錠剤取出ユニットに搭載されることが想定されるほとんどの錠剤シート51の錠剤収容部よりも面積が狭くなるように設けられている。そのため、内側押圧体83を錠剤を取り出すために下降させると、錠剤シートの錠剤収容部の面よりも重力方向に関して下側に至るまで先端が到達し、錠剤シート51の金属箔に開いた穴から先端が下側に突き出ることになる。一方、外側押圧体84の先端は、錠剤取出ユニットに搭載されることが想定されるほとんどの錠剤シート51の錠剤収容部よりも面積が広いので、錠剤を取り出すために下降させても、錠剤シート51の金属箔に開いた穴から先端が突き出ることはない。すなわち、外側押圧体84を用いて最初に錠剤シート51の錠剤収容部を押し潰し、その後内側押圧体83で錠剤を確実に押し出すというように用いられる。
また、錠剤取出機構15(押出し機構)は、外側押圧体84を昇降させる第1昇降機構と、内側押圧体83を昇降させる第2昇降機構も有しており、これらを動作させることにより、押圧体で錠剤を押し出すことができる。
第1昇降機構は、外側押圧体84が取り付けられた第1昇降体93と、回転駆動して第1昇降体93を昇降させるカム94と、第1昇降体93を上昇方向に付勢する付勢部材(ばね)とを備えている。
第1昇降体93は、前後方向にわたって延在する柱状体であり、前端部に外側押圧体84が取り付けられている。カム94は、外側押圧体84の昇降動作を考慮して設計された形状の板状体であり、駆動機構によって回転駆動する軸部に固定されている。
カム94は、第1昇降体93の上面側に設けられ、軸部の回転に伴って回転駆動し、第1昇降体93を押圧することによって高さ位置を調整し、これによって外側押圧体84の高さ位置を調整する(外側押圧体84の昇降動作を行う)ことができる。第1昇降機構は、カムの回転動作のタイミング、カムの形状、軸部に対するカムの固定位置などの設定によって、外側押圧体84の昇降動作のタイミングや変位量を任意に設定できる。
第2昇降機構は、内側押圧体83が取り付けられた第2昇降体98と、回転駆動して第2昇降体98を昇降させるカム99と、第2昇降体98を上昇方向に付勢する付勢部材(ばね)とを備えている。
第2昇降体98は、前後方向にわたって延在する柱状体であり、前端部に内側押圧体83が取り付けられている。カム99は、第2昇降体98の上面側に設けられ、軸部の回転に伴って回転駆動し、第2昇降体98を押圧して高さ位置を調整し、これによって内側押圧体83の高さ位置を調整する(内側押圧体83の昇降動作を行う)ことができる。第2昇降機構は、カム99の回転動作のタイミング、カムの形状、軸部に対するカムの固定位置などの設定によって、内側押圧体83の昇降動作のタイミングや変位量を任意に設定できる。
このため、カム94とカム99は、それぞれ第1昇降体と第2昇降体に対して互いに独立に動作可能であり、内側押圧体83と外側押圧体84は、互いに独立に昇降動作させることができる。
錠剤取出機構15における2つのカムの回転動作のタイミング等は、錠剤位置検出機構の検出部からの信号に基づいて定めることができる。具体的には、検出された錠剤収容部の位置に合わせて内側押圧体83と外側押圧体84を動作させることができる。
錠剤取出ユニット1は、PTPシートの錠剤収容部の押圧をする前に、押圧される錠剤収容部の長さや押圧される錠剤収容部の位置を検知することができる検出機構17をさらに有している。そして錠剤供給装置10は、検出した錠剤収容部の長さや錠剤収容部の位置に応じて押圧に最適な搬送方向に関する位置を算出し、当該位置とするために必要な搬送距離を算出することもできる。つまり搬送機構16(下部ローラ39、上部ローラ)は、搬送距離により載置台18上の錠剤収容部が押圧するために必要な最適位置に錠剤シートを搬送することができる。
次に、図6を用いて、錠剤供給装置10の内部構造について説明する。図6は、錠剤供給装置10を背面側(裏側)から見た図である。
検知機構204は、光学センサ(ビームセンサ)等で設けられた、落下物を検知することができる。除包された錠剤が導入シュート24内を落下する際、錠剤がセンサ上を通過し光の一部を遮光することになる。このビームセンサの光の一部が遮光され、光量が変化した状態をON状態とし、遮光されておらず光量が変化しない状態をOFF状態とする。このON/OFF状態を用いて落下物の有無の判定を行うことができる。さらに光学センサ204と錠剤の通過をカウントする落下錠剤カウンタが設けられており、錠剤落下カウンタと検知機構204により、押圧により錠剤収容部から錠剤が取り出されたか否かを判定することができる。
そして取出動作を行っても錠剤の通過が検知されない場合(錠剤落下カウンタがカウントアップされない場合)には、押出し機構による錠剤収容部の押圧動作を継続(リトライ)させる。これにより、確実に錠剤の取り出しを行うことができる。一方、取出動作後に錠剤の通過が検知されない場合には、取出動作後に押出し機構による錠剤収容部の押圧動作を継続(リトライ)しない。
錠剤導入路401は、導入シュート24と導通しており、錠剤シートから取り出され落下した錠剤を導入シュート24から第1集積ホッパーに中継するためのものである。
次に、図7を用いて、錠剤供給装置10の内部構造について説明する。第1集積ホッパー402は、錠剤取出ユニット1により、PTPシートから取り出された錠剤が導入シュート24を落下して通り、そして、導入シュート24から錠剤導入路401を通り、該錠剤が集積される部分である。すなわち、錠剤導入路401は、第1集積ホッパー402と直接導通している。
第2集積ホッパー501は、第1集積ホッパー402で集積された錠剤をさらに集積する。すなわち、第2集積ホッパー501は、第1集積ホッパー402と導通している。
つまり第1集積ホッパー402に落ちてきた錠剤50は、第2集積ホッパー501に落ちて集積される。
第1の送り出し機構502は、第2集積ホッパーに集積された錠剤50を第3の集積ホッパーに移動させる。第3集積ホッパー503は、第1の送り出し機構502により送り出(移動)された錠剤を集積する。そして第2の送り出し機構504が、第3集積ホッパーに集積された錠剤をメインホッパー505に移動させる。そしてメインホッパー505は、第2の送り出し機構504により送り出(移動)された錠剤(1回分)を集積し、包装シート(分包紙)の中に集積した錠剤を投入する。
次に、図8、図9を用いて、包装ユニット701の内部構造について説明する。
図8は、包装ユニット701の内部構造を示す図である。図9は、図8に示す包装ユニット701の内部構造の一部(703、704、705)を拡大した図である。
包装ユニット701は、包装装置5内のユニットである。ロール紙送出機構702は、包装シートが連なるロール紙(分包紙がロール状になっている紙)を包装機構703,704に送り出す。
包装機構703,704は、メインホッパー505内に集積された錠剤(1回分の錠剤)が包装シートの中に投入されると、当該包装シートを加熱し溶着することにより、包装シートの中に投入された錠剤を、包装シートの中に封入する。すなわち、包装機構703と、包装機構704とで、包装シートを加熱し溶着することにより、包装シートの中に投入された錠剤を、包装シートの中に封入する。
分断機構705は、連なるロール紙を1包毎の包装シート(1つの包み802)に分断するための分断用ミシン目801を包装シートに形成する。プリンタ706は、包装シートに、日付、患者データ、エラー情報を印字することができる。
このような図8及び図9に示す包装ユニットにより、投薬1回分の錠剤または散薬を包装シートに分包することができる。なお包装シートとしては、表面に熱溶着可能な樹脂材をコーティングした紙のみならず、中身を視認することができる透明なフィルム材を用いることもできる。
次に、図10及び図11を用いて、錠剤供給装置10から供給された錠剤が包装機構に運ばれる様子について説明する。図10は、錠剤供給装置10を正面から見た図である。図11は、錠剤供給装置10を横(正面から見て右側)から見た図である。図10及び11に示す点線の矢印は、錠剤取出ユニット1から取り出された錠剤の移動経路を示している。
錠剤供給装置10には、図11に示すように第1の段と第2の段と第3の段とが重力方向に関して重なるように設けられている。各段には、錠剤シートから錠剤を取り出す錠剤取出ユニット1、錠剤導入路401、及び導入シュート24が設けられている。
錠剤取出ユニット1で、錠剤シートから取り出された錠剤は、導入シュート24を通り、そして、錠剤導入路401を通り、第1集積ホッパー402に落ちていく。
具体的には最上段(第1の段)の錠剤取出ユニット1から取り出された錠剤は、第1の段の導入シュート24、中段(第2の段)の錠剤導入路401、下段(第3の段)の錠剤導入路401を通過して第1集積ホッパー402の第1の傾斜部1301に至る。また、第2の段の錠剤取出ユニット1から取り出された錠剤は、第2の段の導入シュート24、第3の段の錠剤導入路401を通過して第1集積ホッパー402の第1の傾斜部1301に至る。また、第3の段の錠剤取出ユニット1から取り出された錠剤は、第3の段の導入シュート24を通過して第1集積ホッパー402の第1の傾斜部1301に至る。
この時、錠剤供給装置10全体の分包時間を短縮させることを考慮すると、導入シュート24(錠剤取出ホッパー)出口から、まっすぐ下に垂直落下させ、第2集積ホッパー下部に収めることが考えられる。しかし最上段の錠剤取出ユニット1で取り出された錠剤を、導入シュート24(錠剤取出ホッパー)出口からまっすぐ下に垂直落下させ、第2集積ホッパー下部に収めるとかなりの距離落下させる必要が生じ、錠剤が割れたり、欠けたりして破損してしまう可能性が高くなる。また、錠剤シートから取り出される薬が、カプセルの場合は凹んだりして変形をしてしまう可能性が高くなるため好ましくない。
そのため第1集積ホッパー402の上部に、分包時間を余りロスしない程度に錠剤をバウンドさせる第1の傾斜部1301が設けられている。具体的には重力方向から約32°の傾斜を有する第1の傾斜部1301としている。
そして、第1集積ホッパー402を通った錠剤は、第2集積ホッパー501を通り、第1の送り出し機構502に送られる。第1の送り出し機構は、第1の中継ユニットとして用いられる。その後、第1の送り出し機構502は、錠剤を第3集積ホッパー503に送り、第3集積ホッパー503は、第2の送り出し機構504に錠剤を送る。第2の送り出し機構504は、第2の中継ユニットとして用いられる。第2の送り出し機構504は、第2の送り出し機構504に送られた錠剤を、メインホッパー505に送られる。
また、第2集積ホッパー501においても、第1集積ホッパー402から第2集積ホッパー501の下部にダイレクトに錠剤が到達しないように、第2集積ホッパー501も分包時間を余りロスしない程度に錠剤をバウンドさせる第2の傾斜部1302を設けている。具体的には、第2の傾斜部1302は、水平方向より約40°の傾斜としている。
なお上述の第1の傾斜部1301及び第2の傾斜部1302の角度は一例であり、落下してくる錠剤がバウントして(落下スピードを落として)、その後の経路に移動可能な角度(次の供給部に落下により供給可能な角度の傾斜)であれば、どのような角度でもよい。
また、第1の傾斜部1301、第2の傾斜部1302に、ゴムなどの、衝撃を吸収する材料(衝撃吸収材)を更に設けることにより、錠剤の衝撃をさらに抑えることが可能となる。
また、409は排出ポケットであり、錠剤取り出し装置から排出された錠剤シートが集合する部分である。装置前面で開口しており、排出された錠剤シートを容易に取り出すことができる。
ところで、PTPシートのセットは薬剤師が手作業で行っているため、錠剤シートのセットする枚数を間違える場合がある。そこで、以下、そのような間違いを防ぐ仕組みについて説明する。
図12は、錠剤シートの投入口203を正面から見た図である。図12を用いて、投入口203にセットした錠剤シートの枚数を算出する方法を記載する。
図12の1201は、距離センサであり、反射する物とセンサとの距離を測るものである(つまり、距離センサは、距離を検出可能な距離センサであって、当該距離センサから、錠剤シートの搬送方向と交差する方向にある物体までの距離を検出する)。距離センサは、光を使用した物、超音波を使用した物などを用いることが出来る。
距離1202は、錠剤シート51が投入口203にセットされていない状態の距離であって、錠剤シート51の高さを算出するために当該距離1202を記憶する。なお、距離1202の距離は、初めて測ったときにメモリに記憶しておき、2回目以降はメモリに記憶した距離1202の情報を用いることで、2回目以降、距離1202の距離を測る手間を削減することが出来る。
距離1203は錠剤シート51が1枚、投入口203にセットされた状態の距離で錠剤シート51の高さを算出するために当該距離1203を記憶する。
距離1204は、錠剤シート51が投入口203にセットされた状態の距離であって、錠剤シート1枚が投入口203にセットされた状態の距離1203と比較して変化がある場合は、追加の錠剤シートが投入口203にセットされたと判断するために記憶する。
シート幅検出センサ1205は、稼働側壁213に取り付けられたセンサであり、錠剤シート幅に稼働側壁213を合わせる際に錠剤シート側面と稼働側壁213が接触したのを検知するセンサである。
次に図14を用いて投入口203にセットされた錠剤シートの枚数が不足している場合は通知画面を表示する流れについて説明する。
図14は、処方データと投入口203にセットされた錠剤シートの枚数を比較し、投入口203にセットされた錠剤シートの枚数が不足している場合は通知画面を表示する処理を示すフローチャートの一例を示す図である。
なお、図13、図14、図17、図18に示す各ステップに示す処理・動作は包装装置5のCPU(制御部)や錠剤供給装置10のCPU(制御部)が各装置の動作を制御することにより実現されてもよい。
まず、情報処理装置300は、ステップS1401において、情報処理装置300のディスプレイ334に表示にされる不図示の処方データ入力画面を介してユーザから処方データの入力を受け付ける(ステップS1401)。
ステップS1401で処方データ入力画面を介してユーザにより入力される処方データとは、例えば、図22に示す処方データである。
ここで、図22の処方データについて説明する。
図22に示す処方データは、情報処理装置300の外部メモリ336で管理される。
なお、本実施例では処方データは処方データ入力画面を介してユーザから入力されるとしたが他の実施例として、レセプトコンピュータから情報処理装置300に適宜送信されてくるとしても良い。
図22に示す処方データ入力画面の処方データ2201は、ユーザC(顧客:患者)の処方データの一例である。
図22に示す処方データ2001は、順番2003、ユニットNo.2004、服用パターン2005、全分包数2006、全錠剤数2007、錠剤名2008の項目から構成されている。
2003は、分包の動作処理を行う順番(優先順位)を示しており、値が小さい方が、値が大きい方よりも優先して実行される。
また、図22の2004は、ユニットNo.(錠剤取出ユニット1を識別する番号)である。
また、図22の2005は、服用パターンである。図20の処方データ2001の例では、朝昼夕1錠ずつ服用することを表す。
図22の2006は、分包される数(全分包数)である。
図22の2007は、分包される錠剤の全ての数(全錠剤数)である。
図22の例では、朝昼夕1錠ずつ30包分錠剤を取出す為、取出す全錠剤数は30錠となる。
図22の2008は、錠剤名であり、錠剤や薬剤を含む薬品の名称や、当該薬品の錠剤シート(PTPシート)の名称が登録される。
すなわち、図22の処方データ2201は、ユニットNo.が1の錠剤供給装置10により、錠剤Aが錠剤収容部に収容されている錠剤シートから、2005、2006、2007に示される数だけ、錠剤を取り出す必要があることを示している。
より具体的には、包装装置10が、朝、昼、夕のそれぞれの1包に1錠を分包し、合計30包(10日分)を分包するために、ユニットNo.が1の錠剤取出ユニット1が、錠剤Aが錠剤収容部に収容されている錠剤シートから、30錠を取り出すことを示している。
なお、薬剤の種類が同じ錠剤の錠剤シートであって、1枚あたりに封入されている錠剤数が異なる錠剤シートが存在する場合がある。
例えば、処方データ2201の場合、「○○錠剤」は、図16の薬品情報のデータテーブルを参照すると、錠剤数が10錠と14錠のシートが存在する。
そのような場合、処方データ入力画面を介して、いずれの錠剤シートを使用するかの指示もユーザから受け付ける。なお、図16の説明は後述する。
そして、情報処理装置300は、処方データ入力画面を介して、ユーザにより登録ボタンが押下されると、入力された処方データ2201を外部メモリ336に登録する。情報処理装置300は、以降、この外部メモリ336に登録された処方データを取得することで(本発明の処方データ取得手段の適用例)、包装装置5に対して分包開始指示を行ったり、処方データの編集をユーザから受け付けたりする。
ここで、外部メモリ336は、本発明における処方データを記憶する記憶手段の適用例である。
ステップS1402では、情報処理装置300は、投入口203にセットされている錠剤シート数を錠剤供給装置10から取得する(取得方法の一例は図13に示す)。取得した結果は、情報処理装置300の外部メモリ336等に保存してもよい。
ステップS1403では、情報処理装置300は、ステップS1401で外部メモリ336に登録した処方データを取得し、取得した処方データから特定される投入口203にセットすべき錠剤シートの枚数とステップS1402で取得した投入口203にセットされている錠剤シートの枚数とを比較する。
ここで、図16を用いて、処方データから投入口203にセットすべき錠剤シートの枚数を特定する方法の一例を説明する。
まず、図16に関して説明する。図16は情報処理装置300のメモリ等(外部メモリ336)に記憶される薬品情報のデータテーブルの一例を示す図である。
コード1601は、情報処理装置300に登録されている薬品を一意に特定するIDである。
薬品名1602は、コード1601に登録されている薬品名である。
錠剤数1603は、薬品名1602の錠剤シート1枚に封入されている錠剤数である。
シートの長さ1604は薬品名1602の錠剤シート一枚の高さである。
上記、図16の薬品情報のデータテーブルを用いると、処方データから投入口203にセットすべきPTPシートの枚数を特定する方法は次のようになる。
ステップS1401で入力された図22の処方データで必要な錠剤シートは、全錠剤数2207を、(錠剤シート1枚あたりに封入される)錠剤数1603で除算することで求められる。例えば、処方データ入力画面で薬品名1602の「〇○錠剤(錠剤数10錠)」を、30錠(ユーザCの処方データ2201の全錠剤数)包装する処方の入力を受け付けたとする。そうすると、必要な錠剤シート枚数は「30錠(必要錠剤数)÷10錠(シート錠剤数)=3枚」と求めることができる(本発明のシート枚数特定手段の適用例である)。
なお、上記の例の場合問題とはならないが、仮に全錠剤数2207が28錠であった場合、「○○錠剤」は、錠剤数1603が10のものと錠剤数1603が14のものがあるため、どちらの錠剤シートを使用するかによって、必要な錠剤シート枚数が変わってしまう(錠剤数1603が10の場合は3枚、錠剤数1603が14の場合は2枚必要)。
そのため、ステップS1401で薬剤の種類が同じ錠剤の錠剤シートであって、1枚あたりに封入されている錠剤数が異なる錠剤シートがある場合に、ユーザにどちらの錠剤シートを使用するか選択させる(本発明の選択受付手段の適用例である)。
ステップS1403における比較の結果、投入口203にセットすべき錠剤シートの枚数よりステップS1402で取得した投入口203にセットされている錠剤シートの枚数が少ない場合(ステップS1404:YES)、情報処理装置300は、ステップS1406へ処理を移行し、そうでない場合には(ステップS1404:NO)、ステップS1405へ処理を移行する。
ステップS1405では、情報処理装置300は、ユーザの操作に従って、外部メモリ336に登録した図22に示す処方データ2201を包装装置10に送信すると共に、包装装置10に分包開始を指示する。
そして、包装装置10は、当該処方データ2201を受信すると、当該処方データ2201を錠剤供給装置10に送信し、錠剤供給装置10は処方データに従って錠剤シートからの錠剤取出し動作を実行する。
ステップS1406では、情報処理装置300は、投入口203にセットすべき錠剤シートの枚数から投入口203にセットされている錠剤シートの枚数を減じて、不足枚数を算出する。
ステップS1407では、情報処理装置300は、ディスプレイ334、またはディスプレイ361等に、投入口203にセットされている錠剤シート不足通知画面を表示する(例えば、図15)。画面には、ステップS1406で算出した不足している錠剤シートの枚数や、投入口203にセットすべき錠剤シートの枚数等を表示する。ステップS1407は、本発明のユーザが認識可能となるように通知する通知手段の適用例である。
ステップS1407の処理を行うことにより、ユーザに分包途中に錠剤シートが不足することで分包作業が中断し、ユーザが再度錠剤シートをセットし直すという無駄な時間が生じる可能性を低減することができる。
ここで、図15を用いて、ステップS1407において、情報処理装置300のディスプレイ334に表示される投入口203にセットされている錠剤シートのセット数が不足している不足通知画面について説明する。
図15は、情報処理装置300のディスプレイ334に表示される不足通知画面の一例を示す図である。情報処理装置のディスプレイ334を例に挙げるが包装装置5のディスプレイ361等に表示させてもよい。
情報処理装置300は、ユーザにより、OKボタン1501が押下されることで、ステップS1402のセットされている錠剤シートの数を取得する処理に移行する。
以上で図15の説明を終了する。
次に、図13を用いて錠剤シートの投入口203にセットされた枚数を測定する方法の流れについて説明する。
図13は、錠剤シートが投入口203にセットされている枚数を測定する方法のフローチャートの一例を示す図である。
情報処理装置300は、ステップS1301では、錠剤シートが投入口203(以下、取出ユニットとも称する)にセットされていない状態の距離1202を錠剤供給装置10から取得する。
そして、情報処理装置300は、ステップS1302では、錠剤シート(以下、PTPシートとも称する)が投入口203にセットされているか判別する。錠剤シートの検出は、シート幅検出センサ1205にて行うが、距離センサ1201の測定値が変化した場合、錠剤シートが投入口203にセットされていると判断しても良い。錠剤シートが投入口203にセットされている場合は(ステップS1302:YES)、ステップS1303へ移行する、一方、ステップS1302で錠剤シートが投入口203にセットされていないと判定された場合には(ステップS1302:NO)、セットされるまで待機する。
ステップS1303では、情報処理装置300は、錠剤シート1枚が投入口203にセットされた状態の距離1203を錠剤供給装置10から取得する。
そして、情報処理装置300は、ステップS1304ではRAM313等のメモリに記憶されている錠剤シートが投入口203にセットされていない状態の距離1202から錠剤シート1枚が投入口203にセットされた状態の距離1203を減算し、錠剤シート1枚の高さを算出しメモリに記憶する。
なお、錠剤シートの1枚の高さの情報は、錠剤のデータベース等を使用しても良い。
ステップS1305では、情報処理装置300は、2枚目以降の錠剤シート51が投入口203にセットされた状態の距離1204を錠剤供給装置10から取得する。
そして、ステップS1306では、錠剤シート51が投入口203にセットされた状態の距離1204をRAM313等のメモリに記憶し、当該メモリに記憶されている錠剤シート1枚が投入口203にセットされた状態の距離1203と比較して変化がある場合は、追加の錠剤シートが投入口203にセットされたと判断する(ステップS1307)。追加で錠剤シートが投入口203にセットされている場合には(ステップS1307:YES)、ステップS1308に移行する。一方、追加で錠剤シートが投入口203にセットされていない場合はステップS1305へ移行する。
ステップS1308では、情報処理装置300は、錠剤シートが投入口203にセットされていない状態の距離1202から錠剤シート51がセットされた状態の距離1204(距離センサから複数枚の錠剤シートのうち最も距離センサに近い錠剤シートまでの第三の距離)を減算して、ステップS1304で算出した錠剤シートの高さ(錠剤シートが投入口203にセットされていない状態の距離1202から錠剤シート1枚が投入口203にセットされた状態の距離1203を減算)で除算することにより投入口203にセットされている錠剤シートの枚数を算出し、RAM313等のメモリへ記憶する。ステップS1308は、本発明のシート枚数取得手段の適用例である。
以上で、図13の説明を終了する。
以上が第1の実施例の説明である。次に本発明の第2の実施例について説明する。第1の実施例と異なる点は、ステップS1701とステップS1703〜ステップS1706の処理の内容である。
第1の実施例では、投入口203にセットされた錠剤シートの枚数が1つの処方データに含まれる錠剤数から特定される必要な錠剤シート数に満たすか否かを判定するが、第2の実施例では、「連続分包モード」が選択された場合には、複数の処方データで必要な錠剤シート分の錠剤シートが投入口203にセットされているかを判定し、セットされてない場合に通知する実施例である。
なお、第2の実施例における「連続分包モード」とは、通常1つの処方データを処理した後、錠剤取出ユニット1に残っている錠剤シートを排出するが、連続分包モードでは、1つ目の処方データに従って錠剤を取り出した後に、錠剤取出ユニット1に残っている錠剤シートを排出することなく、2つ目以降の処方データを連続して分包する動作のことである。
図17は、連続分包モードの場合に、投入口203にセットされている錠剤シートが、複数の処方データの合計で必要な錠剤シート数に満たない場合に通知するフローである。
まず、ステップS1701において、情報処理装置300は、不図示の処方データ入力画面を、ディスプレイ334に表示し、ユーザから処方データの入力を受け付ける(本発明の入力受付手段の適用例である。)。ステップS1701の結果得られる処方データとは、たとえば、図20に示す処方データである。
ここで、図20の処方データについて説明する。
図20は、処方データの一例を示す図であり、ユーザにより、処方データ2001、2002の入力を受け付けた後、ユーザから登録指示を受け付けることにより、入力された処方データが、外部メモリ336に登録される。なお、図22と同一の項目については同じステップ番号を振り、詳細な説明は省略する。
図20に示す処方データの処方データ2001は、ユーザA(顧客:患者)の処方データの一例である。
また、図20に示す処方データの処方データ2002は、ユーザAとは異なるユーザB(顧客:患者)の処方データの一例である。
図20の例では、2001の処方データに従って、分包の動作処理を行った後に、2002の処方データに従って、分包の動作処理を行うことを示している。
そして、情報処理装置300は、以降、この外部メモリ336に登録された処方データを取得することで(本発明の処方データ取得手段の適用例)、包装装置5に対して分包開始指示を行ったり、処方データの編集をユーザから受け付けたりする。
ここで、外部メモリ336等の記憶部は、処方データを複数記憶する本発明の記憶手段の適用例である。
そして、包装装置10は、当該処方データ2001、2002を受信すると、当該処方データ2001、2002を錠剤供給装置10に送信する。
錠剤供給装置10は、図20に示す処方データ2001、2002を受信し、錠剤供給装置10は、受け付けた図20に示す複数の処方データ(処方データ2001、2002)をRAM313等の記憶部に記憶する。
錠剤供給装置10は、ユーザからの分包処理の開始指示を受け付けると、図20の処方データ2001、2002の「順番」で、分包処理を開始する。
ステップS1702では、情報処理装置300は、投入口203にセットされている錠剤シート数を錠剤供給装置10から取得する(取得方法の一例は図13に示す)。取得した結果は、情報処理装置の外部メモリ336等に保存してもよい。
ステップS1703では、情報処理装置300は、複数処方データを連続して分包するか否かを判断する。具体的には、複数の処方データ分の錠剤を同じ錠剤取出ユニット1で取り出し、かつそれぞれの処方データで取り出す錠剤の種類が同じである場合に、情報処理装置300は、連続分包モードであると判定する。なお、他の実施例として、処方データ入力画面を介して、ユーザから連続分包の指示を受け付けているかにより判断しても良い。
連続して分包する場合は(ステップS1703:YES)、ステップS1704へ処理を移行する。一方、複数の処方データを連続して分包しない場合(ステップS1703:NO)、ステップS1706へ処理を移行する。
本例では図20に示す複数の処方データ(処方データ2001、2002)の場合、連続して分包する処理へ移行する。
ステップS1704では、情報処理装置300は、図20の処方データから複数の処方で必要な錠剤シートの枚数を取得する。
図20の場合、処方データ入力画面で、ユーザAの処方データ2001として、薬品名1602が○○錠である錠剤を18錠、ユーザBの処方データ2002として、薬品名1602が○○錠である錠剤を30錠受け付けている。そうすると、必要な錠剤シート枚数は「18錠(必要錠剤数)÷10錠(シート錠剤数)=2枚」と求めることができる。ユーザBの処方データ2002の場合、必要な錠剤シート枚数は「30錠(必要錠剤数)÷10錠(シート錠剤数)=3枚」と求めることができ、合わせて5枚が必要であると求めることができる。
そして、ステップS1705では、情報処理装置300は、複数の処方で必要な錠剤シートの枚数と錠剤シートの投入口203にセットされている枚数を比較する。ステップS1705で比較した結果、枚数が一致しない場合は(ステップS1707:YES)、セットされたシート枚数が足りないと判断されステップS1708へ移行する。一方、ステップS1707で比較した値が一致している場合は(ステップS1707:NO)、セットされたシート枚数が足りていると判断されステップS1710へ移行する。
ステップS1710では、情報処理装置300は、包装装置5に対して分包開始を指示を行なう。
ステップS1708では、情報処理装置300は、処方内容での必要錠剤シート枚数からセットされている錠剤シートの枚数を減じて、不足枚数を算出する。
ステップS1709では、ディスプレイ334、またはディスプレイ361等に、投入口203にセットされている錠剤シート不足通知画面を表示する。
錠剤シート不足通知画面には、ステップS1708で算出した不足している枚数や入力された処方データに必要なシート枚数等を表示する。ステップS1709は、本発明の通知手段の適用例である。
ステップS1709の処理を行うことにより、ユーザに錠剤シートのセットを促しつつ、分包途中に錠剤が不足し再度セットするという無駄な時間をなくすことができる。
以上で図17の説明を終了する。
以上が第2の実施例の説明である。次に本発明の第3の実施例について説明する。第1の実施例と異なる点は、ステップS1804〜ステップS1809の処理の内容である。なお、なお、第1の実施形態と共通する部分、例えば図13、図16、図22などについてはその説明を省略する。
第1の実施例では、投入口203にセットされた錠剤シートの枚数が処方データに含まれる錠剤数から特定される必要な錠剤シート数に満たない場合に通知するが、第2の実施例では、必要な錠剤シート数よりも投入口203にセットされた錠剤シート数が多い場合に、あまった錠剤シートで足りる処方データを通知する実施例である。
図18は、必要な錠剤シートよりも投入口203にセットされた錠剤シート数が多い場合に、あまりの錠剤シートで分包できる処方データを通知するフローである。
ステップS1801では、ステップS1401やステップS1701と同様に処方データの入力を受け付ける。
ステップS1802では、情報処理装置300は、投入口203にセットされている錠剤シート数を錠剤供給装置10から取得する(取得方法の一例は図13に示す)。
ステップS1803では、情報処理装置300は、ステップS1801で取得した処方データとステップS1802で取得した錠剤シートのセット枚数を比較する。
ステップS1804では、情報処理装置300は、投入口203にセットした枚数がステップS1801で受け付けた処方データを分包するのに必要な枚数よりも多いか否かを判定する。
処方データを分包するのに必要な枚数よりも多い場合(ステップS1804:YES)、ステップS1805へ移行する。一方、処方データを分包するのに必要な枚数よりも多くない場合(ステップS1804:NO)、ステップS1809へ移行する。
ステップS1805では、投入口203にセットされた錠剤シートの枚数と処方データを分包するのに必要な枚数を差し引いた余りの錠剤シート(投入口203にセットされた錠剤シートの枚数−処方データに含まれる錠剤分を取り出すのに必要な枚数)で分包できる処方データが存在するか否かを判定する。具体的には、余りの錠剤シートで足りる処方データであって、かつ同じ種類の錠剤シートを使用する処方データが、情報処理装置300の外部メモリ336に登録されているかを確認する。
図20を例にすると、処方データ入力画面で、ユーザAの処方データ2001として、薬品名1602が○○錠である錠剤を18錠、ユーザBの処方データ2002として、薬品名1602が○○錠である錠剤を30錠受け付けている。そうすると、必要な錠剤シート枚数は「18錠(必要錠剤数)÷10錠(シート錠剤数)=2枚」と求めることができる。ユーザBの処方データ2002の場合、必要な錠剤シート枚数は「30錠(必要錠剤数)÷10錠(シート錠剤数)=3枚」と求めることができ、合わせて5枚が必要であると求めることができる。
従って、ユーザAの処方データ分の錠剤の取出し動作を実行する前に、投入口203に5枚錠剤シートがセットされている場合、ユーザBの処方データが余りの錠剤シートで足りる処方データとして特定される。
余りの錠剤シートで足りる処方データが存在する場合(ステップS1805:YES)、ステップS1806へ移行する。一方、余りの錠剤シートで分包できる処方データが存在しない場合、(ステップS1805:NO)、ステップS1809へ移行する。
ステップS1806では、余りの錠剤シートで処理可能な処方データを通知(図19)する。
ここで、図19を用いて、ステップS1806において、ディスプレイ334、またはディスプレイ361等に通知される画面について説明する。
図19は、情報処理装置300に表示され、投入口203にセットされた錠剤シートの枚数を通知すると共に、余りの錠剤シートで処理できる処方データを、連続して分包処理をするかを確認する一例を示す図である。
ステップ1807では、図19の通知にて、余りの錠剤シートで処理可能な処方データを連続して分包処理するという応答をしたかを判定する。
具体的には、YESボタン1901がユーザにより押下された場合(ステップS1807:YES)、ステップS1808に移行する。一方、NOボタン1902がユーザにより押下された場合(ステップ1807:NO)、ステップS1809へ移行する。
そして、ステップS1808では、余りの錠剤シートで処理可能な処方データを連続で分包できるように並び変える。並び替えなくても連続で分包できるなら、並び替えない。
ステップS1809では、情報処理装置300は、包装装置5に分包開始を指示する。
ステップS1806の処理を行うことにより、ユーザに差分の錠剤シートで分包できる処方データを通知し、それぞれの処方データを分包するときに、同じ錠剤シートをユーザが再度セットするという無駄な時間をなくすことができる。
以上が第3の実施例の説明である。
なお、本実施例では、ステップS1804でNOの場合、ステップS1809へ移行するとしたが第4の実施例として、ステップS1804でNOの場合、図14のステップS1404以降の処理を実行してもよい。
次にステップS1804にて、投入口203の錠剤シートのセット枚数が多い場合(ステップS1804:YES)、の別実施例として、図21を用いて第5の実施例を説明する。
図21は、投入口203のセット枚数が処方データで必要な錠剤シートの枚数が多い場合、PTPシートを取り出すように指示する通知である。
ユーザは図21の画面を確認し、必要であれば余りの錠剤シートを取り出し、開始ボタン2101を押下する。
開始ボタン2101がユーザにより押下された場合、情報処理装置400は、ステップS1809に移行し、分包動作を開始するように包装装置5に指示する。キャンセルボタン2102は、当該キャンセルボタン2102がユーザにより押下された場合、何も処理されることなく処理がキャンセルされる。
図21の通知を行うことにより、ユーザが錠剤シートのセットしすぎた場合に事前に通知することで、分包後に余りの錠剤シートが排出ポケット409に排出され、その中から、余りの錠剤シートをユーザが探して取り出すという無駄な時間をなくすことができる。
以上で、すべての実施例の説明を終了する。
以上、本発明によると、錠剤シート保持部に保持されている錠剤シートの枚数が、錠剤シート保持部にセットすべき錠剤シートの枚数と異なることをユーザが認識可能な仕組みを提供することが出来る。
上述した本発明の実施形態を構成する各手段及び各ステップは、コンピュータのRAMやROM等に記憶されたプログラムが動作することによって実現できる。装置が読み取り実行可能なこのプログラム及び前記プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は本発明に含まれる。
また、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記録媒体等としての実施形態も可能であり、具体的には、一又は複数の機器からなる装置に適用してもよい。
なお、本発明は、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、システム又は装置に直接、又は遠隔から供給する。そして、そのシステム又は装置のコンピュータが前記供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、前記コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であってもよい。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される。更に、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS等が、実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
更に、その他の方法として、まず記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。そして、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
5 包装装置
10 錠剤供給装置
300 情報処理装置

Claims (9)

  1. 処方データに従って、錠剤シートを保持する錠剤シート保持部に保持される錠剤シートの錠剤収容部から錠剤取出し部により錠剤を取り出して、当該錠剤を供給する錠剤供給装置で供給動作を行う処方データを管理する情報処理装置であって、
    前記錠剤シート保持部に保持されている錠剤シートの枚数を取得するシート枚数取得手段と、
    前記錠剤取出し部により取り出す錠剤の数を含む処方データを取得する処方データ取得手段と、
    前記処方データ取得手段により取得した前記処方データに含まれる錠剤の数と、当該錠剤を封入する錠剤シート1枚あたりに封入される錠剤数とを用いて、前記錠剤シート保持部にセットすべき錠剤シートの枚数を特定するシート枚数特定手段と、
    前記シート枚数取得手段により取得した前記錠剤シートの枚数と、前記シート枚数特定手段により特定した前記錠剤シートの枚数とが一致しないことを条件に、その旨をユーザが認識可能となるように通知する通知手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記通知手段は、前記シート枚数取得手段により取得した錠剤シートの枚数に、前記シート枚数特定手段により特定した前記錠剤シート保持部にセットすべき錠剤シートの枚数が満たないと判定された場合に、錠剤シート保持部に追加で錠剤シートをセットする必要があることをユーザが認識可能となるように通知することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 複数の処方データ分の錠剤を連続して同一の錠剤取出し部により取り出す入力を受け付ける入力受付手段を備え、
    前記入力受付手段により複数の処方データ分の錠剤を連続して同一の錠剤取出し部により取り出す入力を受け付けると、前記シート枚数特定手段は、前記複数の処方データに含まれる錠剤の数の合計と、当該錠剤を封入する錠剤シート1枚あたりに封入される錠剤数とを用いて、前記錠剤シート保持部にセットすべき錠剤シートの枚数を特定することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記通知手段は、前記シート枚数取得手段により取得した前記錠剤シートの枚数が、前記シート枚数特定手段により特定された錠剤シートの枚数よりも多い場合に、差分の錠剤シートで分包できる処方データをユーザが認識可能となるように通知することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の情報処理装置。
  5. 距離を検出可能な距離センサであって、当該距離センサから、前記錠剤シートの搬送方向と交差する方向にある物体までの距離を検出する距離センサを備え、
    前記シート枚数取得手段は、前記距離センサにより検出した、前記距離センサから前記錠剤シート保持部までの第一の距離と、前記距離センサにより検出した、錠剤シート1枚が前記錠剤シート保持部にセットされた状態の、当該距離センサから当該錠剤シート1枚までの第二の距離と、前記距離センサにより検出した、複数枚の錠剤シートが前記錠剤シート保持部にセットされた状態の、当該距離センサから当該複数枚の錠剤シートのうち最も距離センサに近い錠剤シートまでの第三の距離とを取得し、前記第一の距離から第三の距離を減算した結果を、第一の距離から第三の距離を減算し算出された錠剤シートの高さで除算することにより前記錠剤シート保持部に保持されている前記錠剤シートの枚数を取得することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記通知手段は、前記シート枚数取得手段により取得した前記錠剤シートの枚数が、前記シート枚数特定手段により特定された錠剤シートの枚数よりも多い場合に、ユーザに必要な枚数よりも多い錠剤シートの取り出しを促す通知を行なうことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の情報処理装置。
  7. 処方データに含まれる錠剤を封入した錠剤シートであって、封入する錠剤の数が異なる錠剤シートが複数ある場合に、いずれの錠剤シートを用いるかの選択を受け付ける選択受付手段を備え、
    前記シート枚数特定手段は、前記選択受付手段で選択された錠剤シートの情報と、処方データ取得手段により取得した前記処方データに含まれる錠剤の数から、前記錠剤シート保持部にセットすべき錠剤シートの枚数を特定することを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の情報処理装置。
  8. 処方データに従って、錠剤シートを保持する錠剤シート保持部に保持される錠剤シートの錠剤収容部から錠剤取出し部により錠剤を取り出して、当該錠剤を供給する錠剤供給装置で供給動作を行う処方データを管理する情報処理装置の制御方法であって、
    シート枚数取得手段が、前記錠剤シート保持部に保持されている錠剤シートの枚数を取得するシート枚数取得工程と、
    処方データ取得手段が、前記錠剤取出し部により取り出す錠剤の数を含む処方データを取得する処方データ取得工程と、
    シート枚数特定手段が、前記処方データ取得工程により取得した前記処方データに含まれる錠剤の数と、当該錠剤を封入する錠剤シート1枚あたりに封入される錠剤数とを用いて、前記錠剤シート保持部にセットすべき錠剤シートの枚数を特定するシート枚数特定工程と、
    通知手段が、前記シート枚数取得工程により取得した前記錠剤シートの枚数と、前記シート枚数特定工程により特定した前記錠剤シートの枚数とが一致しないことを条件に、その旨をユーザが認識可能となるように通知する通知工程と、
    を備えることを特徴とする制御方法。
  9. 処方データに従って、錠剤シートを保持する錠剤シート保持部に保持される錠剤シートの錠剤収容部から錠剤取出し部により錠剤を取り出して、当該錠剤を供給する錠剤供給装置で供給動作を行う処方データを管理する情報処理装置で読み取り実行可能なプログラムあって、
    前記情報処理装置を、
    前記錠剤シート保持部に保持されている錠剤シートの枚数を取得するシート枚数取得手段と、
    前記錠剤取出し部により取り出す錠剤の数を含む処方データを取得する処方データ取得手段と、
    前記処方データ取得手段により取得した前記処方データに含まれる錠剤の数と、当該錠剤を封入する錠剤シート1枚あたりに封入される錠剤数とを用いて、前記錠剤シート保持部にセットすべき錠剤シートの枚数を特定するシート枚数特定手段と、
    前記シート枚数取得手段により取得した前記錠剤シートの枚数と、前記シート枚数特定手段により特定した前記錠剤シートの枚数とが一致しないことを条件に、その旨をユーザが認識可能となるように通知する通知手段
    として機能させることを特徴とするプログラム。
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