JP2016047740A - 分包装置、及びその制御方法とプログラム - Google Patents

分包装置、及びその制御方法とプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】錠剤供給部から供給される錠剤の供給量に基づいて、複数の分包スピードの中から適切な分包スピードを決定すること。【解決手段】錠剤を供給するユニット供給された錠剤を分包する分包装置が、1包化する錠剤数と錠剤を繰り返し1包化するサイクルに関連する時間とを対応づけた複数のサイクル時間データを記憶し、1包化する錠剤数を受け付けて、錠剤数に従って複数のサイクル時間データの中から1包化するサイクルに関連する時間を決定して、分包サイクルを決定されたサイクルに関連する時間に切り替えて分包する。【選択図】 図6

Description

本発明は、分包装置、及びその制御方法とプログラムの技術に関する。
これまでの調剤業務では、錠剤シート(PTPシート)で提供されている錠剤(薬)や散薬を一包化する際に、人の手によって錠剤シートから錠剤を取り出し、1回分ごとに錠剤を分包機へセットする必要であるため、作業が煩雑であるという問題があった。
そのため、特許文献1に開示されるような、分包作業を自動で行うことができる錠剤分包装置の開発が行われている。特許文献1には、錠剤シートの錠剤収容部を押圧して錠剤を取り出し、この取り出された錠剤を、錠剤導出経路を介して包装手段にまで運ぶことで、錠剤を自動で分包することができる錠剤分包装置が開示されている。
これに関連して、錠剤の経路において錠剤を搬送する際、錠剤の数量や形状、硬さ等の性質によって各経路での錠剤の通過タイミングに違いが生じることが判明している。よって、経路上にある各動作部の動作タイミングは、最も遅く通過する錠剤に合わせて決定される必要があるが、これでは、分包する錠剤の種類によっては、分包に要する時間に無駄が生じていることになる。このような問題に対応する技術として、薬剤の種類に応じて包装速度を変化させる方法が特許文献2に示されている。
前記の問題に対し、特許文献2では、薬剤の種類毎に保持している各種タイミング情報を参照して適切な包装速度を決定しているが、タイミング情報を錠剤の種類毎に設定する必要があるため、仮に調剤される医薬品銘柄が1万種程度としても、それぞれにタイミング情報を設定していくには多くの労力を要することになる。
また、1包化する時の錠剤数が多い分包や、その時に錠剤の種類毎に錠剤形状がそれぞれ異なる錠剤が混在する分包を行う場合には、特許文献2の技術のように単純に錠剤の種類だけで包装速度を決定する仕組みだけでは、供給された錠剤が包装されるまでに錠剤の遅延が発生し適正な1包化が繰り返されるサイクル時間を決めることはできない。
特開2013−28406号公報 特開平10−16905号公報
本発明は、錠剤供給部から供給される錠剤の供給量に基づいて、複数の分包スピードの中から適切な分包スピードを決定することが可能な仕組みを提供することを目的とする。
本発明は、錠剤を供給するユニットから供給された錠剤を分包する分包装置であって、1包化する錠剤数と前記錠剤を繰り返し1包化するサイクルに関連する時間とを対応づけた複数のサイクル時間データを記憶する第1の記憶手段と、1包化する錠剤数を受け付ける第1の受付手段と、前記受け付けた錠剤数に従って前記複数のサイクル時間データの中から前記1包化するサイクルに関連する時間を決定して、分包サイクルを前記決定されたサイクルに関連する時間に切り替えて分包する第1の分包サイクル切替手段と、を備えることを特徴とする。
また、前記分包装置は、錠剤種別毎に分けた錠剤を供給する複数の錠剤取出ユニットをさらに備え、1包化するために前記複数の錠剤取出ユニットから服用時期毎にそれぞれ供給される各錠剤数を受け付ける第2の受付手段と、前記それぞれ供給される各錠剤数を合計する合計手段と、をさらに備え、前記第1の分包サイクル切替手段が、前記合計した服用時期毎に1包化する錠剤数に従って前記複数のサイクル時間データの中から前記1包化するサイクルに関連する時間を決定して、分包サイクルを前記決定されたサイクルに関連する時間に切り替えて分包することを特徴とする。
また、1包化する錠剤の体積と前記錠剤を繰り返し1包化するサイクルに関連する時間とを対応づけた複数のサイクル時間データを記憶する第2の記憶手段と、錠剤種別毎に1錠分の体積が対応づけられている体積データを記憶する第3の記憶手段と、1包化する錠剤種別を受け付ける第3の受付手段と、前記受け付けた錠剤種別及びその錠剤種別の錠剤数から前記体積データを用いて1包化する錠剤の体積を算出する体積算出手段と、前記算出した錠剤の体積に従って前記1包化する錠剤の体積と前記錠剤を繰り返し1包化するサイクルに関連する時間とを対応づけた複数のサイクル時間データの中から前記1包化するサイクルに関連する時間を決定して、分包サイクルを前記決定されたサイクルに関連する時間に切り替えて分包する第2の分包サイクル切替手段と、を備えることを特徴とする。
また、前記受け付けた錠剤数に従って決定したサイクルに関連する時間と、前記算出した錠剤の体積に従って決定したサイクルに関連する時間とを比較する第1の比較手段をさらに備え、前記比較した時間が長い方のサイクルに関連する時間を、切り替えて分包する分包サイクルとして決定することを特徴とする。
また、1包化する錠剤の重量と前記錠剤を繰り返し1包化するサイクルに関連する時間とを対応づけた複数のサイクル時間データを記憶する第4の記憶手段と、錠剤種別毎に1錠分の重量が対応づけられている重量データを記憶する第5の記憶手段と、1包化する錠剤種別を受け付ける第3の受付手段と、前記受け付けた錠剤種別及びその錠剤種別の錠剤数から前記重量データを用いて1包化する錠剤の重量を算出する重量算出手段と、前記算出した錠剤の重量に従って前記1包化する錠剤の重量と前記錠剤を繰り返し1包化するサイクルに関連する時間とを対応づけた複数のサイクル時間データの中から前記1包化するサイクルに関連する時間を決定して、分包サイクルを前記決定されたサイクルに関連する時間に切り替えて分包する第3の分包サイクル切替手段と、を備えることを特徴とする。
また、前記受け付けた錠剤数に従って決定したサイクルに関連する時間と、前記算出した錠剤の重量に従って決定したサイクルに関連する時間とを比較する第2の比較手段をさらに備え、前記比較した時間が長い方のサイクルに関連する時間を、切り替えて分包する分包サイクルとして決定することを特徴とする。
本発明により、錠剤供給部から供給される錠剤の供給量に基づいて、複数の分包スピードの中から適切な分包スピードを決定することが可能な仕組みを提供することが可能となる。
本発明の錠剤供給装置と分包装置を組み合わせた分包システムの外観を示す図である。 本発明の錠剤取出ユニットの内部構造を示す図である。 本発明の錠剤供給装置の内部構造を示す図である。 本発明の包装ユニットの内部構造を示す図である。 本発明の錠剤供給システムのハードウェア構成の一例についてブロック図 本発明の薬品マスタのデータベース内容を示す図である。 本発明の錠剤の総体積、錠剤数合計と延長時間の対応を示す表である。 本発明の錠剤の総重量、錠剤数合計と延長時間の対応を示す表である。 本発明の延長時間と包装速度の対応を示す表である。 本発明の処方編集画面(錠剤取出しユニット設定用)を示す図である。 本発明の錠剤の総体積および錠剤数の合計から包装動作延長時間を算出するフローチャートである。 本発明の錠剤の総重量および錠剤数の合計から包装動作延長時間を算出するフローチャートである。 本発明の処方データ(錠剤取出しユニット設定用)のデータ構成を示す図である。 本発明の具体例について、包装動作延長時間を算出した結果の表である。 本発明の具体例について、包装動作延長時間を算出した結果の表である。 本発明の処方編集画面(手撒きユニット設定用)を示す図である。 本発明の処方データ(手撒きユニット設定用)のデータ構成を示す図である。 本発明の処方画面(基本情報設定用)を示す図である。 本発明の手撒きする錠剤設定から包装動作延長時間を算出するフローチャートである。 本発明の手撒きユニットの構造を示す図。
図1は、包装装置5と錠剤供給装置10を含む錠剤供給システム(分包システム)を示す図である。包装装置5は、薬剤分包装置、分包装置ともいう。また、錠剤供給装置10は、錠剤取出し装置ともいう。
分包システムにより、錠剤供給装置10から自動供給された錠剤48を包装装置5で分包することができる。
さらに、包装装置5により、手撒きユニット(錠剤マス)から手撒きで供給された錠剤48を分包することもできる。
図1は、錠剤供給装置10、及び錠剤供給装置10から供給された錠剤を包装する包装装置5を含む錠剤供給システムを示す図である。
錠剤取出ユニット1は、錠剤シートから錠剤48を取り出すユニットである。
錠剤シート49は一般的にPTPシートと呼ばれており、錠剤シートのことをPTPシートとも言う。
錠剤供給装置10には複数の錠剤取出ユニット1が収納されている。錠剤取出ユニット1は、幅方向(左右方向)に6つが並べられ、この6つの錠剤取出ユニット1からなる組が上下に3段に配置されている。すなわち、錠剤取出ユニット1は、左右6列、上下3段に配列されている。
錠剤供給装置10は複数の錠剤取出ユニット1を備えているが、錠剤取出ユニット1の数は1でもよい。
包装装置5は、錠剤供給装置10の錠剤取出ユニット1から供給された錠剤48を包装する装置である。
散薬投入部103は、分包される散薬が投入される部である。また、散薬投入部103に投入された散薬を投薬1回分に分け、分けられた1回分の散薬は、後述するメインホッパ505に入れられ、1回分ずつに分包される。
錠剤供給装置10は、1または複数の錠剤取出ユニット1を備えている。
錠剤供給装置10は、錠剤取出ユニット1により、1又は複数の錠剤48を、それぞれ錠剤収容部に封入された錠剤シート(PTPシート)から錠剤48を取り出して包装装置5に供給する。
図2(a)、図2(b)を用いて、錠剤取出ユニット1の内部構造について説明する。
図2(a)は、錠剤取出ユニット1の内部構造を示す図であり、錠剤取出ユニット1を正面側から見た図である。なお、図2(a)は、錠剤取出ユニット1が、2つ並んでいる図を示している。
錠剤取出ユニット1は、錠剤シート49を搬送する搬送機構と、搬送機構により搬送された錠剤シート49が載置される載置台と、載置台上の錠剤シート49の錠剤収容部を押圧して錠剤48を取り出す押出し機構とを有している。
錠剤シート49は、錠剤48を収容する錠剤収容部を有するシート本体の下面に、アルミニウム等からなる金属箔などを用いた封止シートを設けることによって錠剤48が錠剤収容部に密封されたものである。
錠剤シート49は、シート部上に凸状の錠剤収容部が幅方向に間隔をおいて2列に並んだ形態である。各列をなす複数の錠剤収容部は錠剤シート49の長さ方向に沿って並んでいる。
図2(b)を用いて、錠剤取出ユニット1の内部構造について更に説明する。
図2(b)は、錠剤取出ユニット1の内部構造(断面)を示す図であり、錠剤シート49の投入口203に錠剤シート49をセットし、錠剤シート49を除包位置(錠剤48の取出位置)まで搬送を行った際の図である。
錠剤取出ユニット1は、錠剤シート49を搬送する錠剤シート搬送機構(搬送機構)と、錠剤シート49が載置される載置台18と、錠剤シート49から錠剤48を取り出す錠剤取出機構(押出し機構)とを備えている。
錠剤シート搬送機構は、錠剤シート49を進行方向に向け搬送するものであって、進行方向に互いに間隔をおいて設けられた下部ローラ39と、進行方向に互いに間隔をおいて設けられた上部ローラとを備えている。
搬送機構は、錠剤収容部の押圧を継続する前に載置台18上の押圧される位置から所定の距離だけ錠剤シート49をさらに搬送し、押出し機構が、錠剤収容部の押圧を継続(リトライ)する。
下部ローラ39は、駆動源により回転駆動可能であり、錠剤シート49の下面に当接して錠剤シート49に進行方法への力を加えることができる。
上部ローラは、駆動源により回転駆動可能であり、錠剤シート49の上面に当接して錠剤シート49に進行方向への力を加えることができる。
上部ローラの幅方向の位置は、2列の錠剤収容部の間に相当する位置であるため、上部ローラは錠剤収容部に当接することはない。
下部ローラ39と上部ローラは、錠剤シート49を上下から挟み込んで錠剤シート49を進行方向に搬送できる。さらに、下部ローラ39と上部ローラは錠剤シート49を上下から挟み込んで錠剤シート49を進行方向とは逆の方向にも搬送できる。
導入シュート24は、載置台の下面側に設けられており、錠剤シート49から取り出された錠剤48を、後述する錠剤導入路401に導くものである。すなわち、導入シュート24は、載置台の下面側に排出口を有しており、錠剤シート49から取り出された錠剤48はその排出口を通り、後述する錠剤導入路401に落ちていく。
なお、この導入シュート24は、錠剤取出ホッパとも言う。
錠剤取出ユニット1は、載置台18上の錠剤シート49の錠剤収容部を押圧する速度を変更させる変更機構をさらに有している。
押出し機構は、より高速に変更された速度で錠剤収容部の押圧を継続(リトライ)する。
押出し機構は、錠剤収容部の中央付近を押圧する内側押圧体83と、中央付近よりも外側の部分を押圧する外部押圧体84とを含んでいる。
内側押圧体83と外部押圧体84とが独立して動作することで錠剤シート49の錠剤収容部を押圧して、錠剤シート49から錠剤48を取り出す。
押出し機構は、内側押圧体83よりも先に外部押圧体84により錠剤収容部を押圧させる。
内側押圧体83の先端は、ほとんどの錠剤シート49の錠剤収容部よりも面積が狭いので、内側押圧体83は錠剤48を取り出す場合(下降した場合)に、錠剤シート49に開いた穴から先端が突き出る。
外部押圧体84の先端は、ほとんどの錠剤シート49の錠剤収容部よりも面積が広いので、錠剤48を取り出す場合(下降した場合)に、錠剤シート49に開いた穴から先端が突き出ない。つまり、錠剤シート49の錠剤収容部を押し潰すためのものである。
錠剤取出機構(押出し機構)は、外部押圧体84を昇降させる第1昇降機構と、内側押圧体83を昇降させる第2昇降機構とを有する。
第1昇降機構は、外部押圧体84が取り付けられた第1昇降体93と、回転駆動して第1昇降体93を昇降させるカム94と、第1昇降体93を上昇方向に付勢する付勢部材(ばね)とを備えている。
第1昇降体93は、前後方向にわたって延在する柱状体であり、前端部に外部押圧体84が取り付けられている。カム94は、外部押圧体84の昇降動作を考慮して設計された形状の板状体であり、駆動機構によって回転駆動する軸部に固定されている。
カム94は、第1昇降体93の上面側に設けられ、軸部の回転に伴って回転駆動し、第1昇降体93を押圧することによって高さ位置を調整し、これによって外部押圧体84の高さ位置を調整する(外部押圧体84の昇降動作を行う)ことができる。第1昇降機構は、カムの回転動作のタイミング、カムの形状、軸部に対するカムの固定位置などの設定によって、外部押圧体84の昇降動作のタイミングや変位量を任意に設定できる。
第2昇降機構は、内側押圧体83が取り付けられた第2昇降体98と、回転駆動して第2昇降体98を昇降させるカム99と、第2昇降体98を上昇方向に付勢する付勢部材(ばね)とを備えている。
第2昇降体98は、前後方向にわたって延在する柱状体であり、前端部に内側押圧体83が取り付けられている。カム99は、第2昇降体98の上面側に設けられ、軸部の回転に伴って回転駆動し、第2昇降体98を押圧して高さ位置を調整し、これによって内側押圧体83の高さ位置を調整する(内側押圧体83の昇降動作を行う)ことができる。第2昇降機構は、カム99の回転動作のタイミング、カムの形状、軸部に対するカムの固定位置などの設定によって、内側押圧体83の昇降動作のタイミングや変位量を任意に設定できる。
このため、カム94とカム99は、それぞれ第1昇降体と第2昇降体に対して互いに独立に動作可能であり、内側押圧体83と外部押圧体84は、互いに独立に昇降動作させることができる。
錠剤取出機構における2つのカムの回転動作のタイミング等は、錠剤位置検出機構の検出部からの信号に基づいて定めることができる。具体的には、検出された錠剤収容部の位置に合わせて内側押圧体83と外部押圧体84を動作させることができる。
錠剤取出ユニット1は、錠剤シート49の錠剤収容部の押圧をする前に、押圧される錠剤収容部の長さを検出する検出機構17をさらに有している。
錠剤供給装置は、検出した錠剤収容部の長さに基づいて所定の距離を算出する算出手段をさらに有している。
検出機構17は、押圧される錠剤収容部の長さを検出するとともに押圧される錠剤収容部の位置をさらに検出する。
錠剤供給装置10は、検出された錠剤シート49の錠剤収容部の位置に基づいて、押圧される位置までの搬送距離を算出する算出手段をさらに有する。
搬送機構(下部ローラ39、上部ローラ)は、搬送距離により載置台18上の錠剤収容部が押圧される位置まで錠剤シート49を搬送する。搬送機構は、所定の距離だけ前方または後方に錠剤シート49を搬送する。
図3を用いて、錠剤供給装置10が備える各構成について説明する。
図3は、錠剤供給装置10の内部を横(正面から見て右側)から見た図である。
図3に示す点線の矢印は、錠剤取出ユニット1から取り出された錠剤48の移動経路を示している。
401は錠剤導入路である。
錠剤導入路401は、導入シュート24と導通しており、錠剤シート49から取り出され落
下した錠剤48を導入シュート24から第1集積ホッパに中継する。
402は第1集積ホッパである。
第1集積ホッパ402は、錠剤取出ユニット1により、錠剤シート49から取り出された錠剤48が導入シュート24を落下して通り、そして、導入シュート24から錠剤導入路401を通り、該錠剤48が集積される部である。
501は第2集積ホッパである。第2集積ホッパ501は、第1集積ホッパ402で集積された錠剤48をさらに集積する。
すなわち、第2集積ホッパ501は、第1集積ホッパ402と導通している。
そのため、第1集積ホッパ402に落ちてきた錠剤48は、第2集積ホッパ501に落ちて集積される。
502は第1の送り出し機構である。第1の送り出し機構502は、第2集積ホッパに集積された錠剤48を第3の集積ホッパに移動させる。
503は第3集積ホッパである。第3集積ホッパ503は、第1の送り出し機構502により送り出(移動)された錠剤48を集積する。
504は第2の送り出し機構である。第2の送り出し機構504は、第3集積ホッパに集積された錠剤48をメインホッパに移動させる。
801は排出路である。除包後の錠剤シート49は、排出路801を通って、排出路801と導通している排出ポケットに集積される。
802は排出ポケット(廃棄ボックス)であり、錠剤取出ユニット1から排出された錠剤シート49が排出路801を通って集合する部分である。装置前面で開口しており、排出された錠剤シート49を容易に取り出すことができる。
図4を用いて、包装装置5内の包装ユニット701の内部構造について説明する。
包装ユニット701により投薬1回分の錠剤48が分包される。
メインホッパ505は、錠剤取出ユニット1により取り出され、錠剤導入路401を通過した錠剤48(1回分)を集積し、包装シート(分包紙)の中に集積した錠剤48を投入する。
ロール紙送出機構702は包装シートが連なるロール紙(分包紙がロール状になっている紙)を包装機構に送り出す。
包装機構703はメインホッパ505内に集積された錠剤48(1回分の錠剤)が包装シートの中に投入され、当該包装シートを加熱し溶着することにより、包装シートの中に投入された錠剤48を包装シートの中に封入する。
包装機構704は、メインホッパ505内に集積された錠剤48が包装シートの中に投入され、当該包装シートを加熱し溶着することにより、包装シートの中に投入された錠剤48を包装シートの中に封入する。
すなわち、包装機構703と包装機構704とで包装シートを加熱し溶着することにより、包装シートの中に投入された錠剤48を包装シートの中に封入する。
分断機構705は、連なるロール紙を1包毎の包装シートに分断するための分断用ミシン目を包装シートに形成する。
印字機構706はプリンタであり、包装シートに日付、患者データ、エラー情報を印字する。
図5を説明する。
図5は、錠剤供給システムのハードウェア構成の一例についてブロック図を用いて説明する。ここでは、情報処理装置300のCPU30と、包装装置5のCPU51と、錠剤供給装置10のCPU11とがそれぞれ連携して、包装装置5が制御する各装置(各ユニット)、及び、錠剤供装置10が制御する各装置(各ユニット)の各種動作を制御している一例を示している。しかし1つのCPUが、錠剤供給システムの全ての各装置を制御する構成でも構わない。また、ここでは錠剤供給装置10にCPUが1つ設けられている状態を図示しているが、錠剤取出ユニット1ごとにCPUを設けてもよいし、錠剤取出ユニット1の段ごとにCPUを設けてもよい。
まず情報処理装置300のハードウェア構成について説明する。情報処理装置300のCPU30は、システムバスに接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御することができる。また、ROM31あるいは外部メモリ36には、CPU30の制御プログラムであるBIOS(Basic Input / Output System)やオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)や、各サーバ或いは各PCの実行する機能を実現するために必要な後述する各種プログラム等が記憶されている。RAM33は、CPU30の主メモリ、ワークエリア等として機能する。CPU30は、処理の実行に際して必要なプログラム等をRAM33にロードして、プログラムを実行することで各種動作を実現するものである。
また、CPU30は、キーボードや不図示のマウス等の入力端末209からの入力を制御する。ビデオコントローラ(VC)206は、ディスプレイ210等の表示器への表示を制御することもでき、さらに、ブートプログラム、ブラウザソフトウエア、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、各種データ等を記憶するハードディスク(HD)やフロッピー(登録商標)ディスク或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュ(登録商標)等の外部メモリ211へのアクセスを制御することもできる。
またI/F32は、ネットワークを介して外部機器と接続・通信するものであり、本実施形態においては包装装置5のI/F50と通信可能に接続されている。
次に、包装装置5のハードウェア構成について説明する。包装装置5のCPU51は、バスに接続されている各デバイスを統括的に制御することができる。ROM52にはCPU51の制御ブログラムや各種制御プログラムが記憶されている。RAM53は、CPU51が動作するためのシステムワークメモリとして機能する。CPU51は、タッチパネル式のディスプレイ501に対して表示制御したり、ディスプレイ501のタッチパネル機能を入力端末502としてユーザから情報の入力を受け付けたり、プリンタ706に印刷指示を出したりすることもできる。さらにCPU51は、包装装置5の散薬投入部103から投入された散薬を1包に包装する際に動作させる散薬分包機構を制御したり、ユーザから手撒き投入部に手撒きされた錠剤を包装する際に動作させる手撒き投入機構を制御したりすることができる。そして包装装置5と錠剤供給装置10とは、包装装置5のI/O54と錠剤供給装置10のI/O12とで通信可能に接続されている。
次に、錠剤供給装置10のハードウェア構成について説明する。錠剤供給装置10のCPU11は、バスに接続されている各デバイスを統括的に制御することができる。ROM14にはCPU11の制御ブログラムや各種制御プログラムが記憶されている。RAM13は、CPU11が動作するためのシステムワークメモリとして機能する。CPU11は、さらに錠剤取出機構における取出動作を制御したり、錠剤シート49を搬送する搬送機構を制御したりすることもできる。
このようなハードウェア構成においては、以下のように錠剤取出を行うように制御することができる。まず包装装置5のCPU51が、錠剤供給装置10のCPU11に対して、錠剤の取出動作命令を送信する。そして、錠剤供給装置10のCPU11が、当該取出動作命令に従って、上座意取出機構や搬送機構を制御して錠剤取出動作を行わせることができる。また、錠剤供給装置10のCPU11は、包装装置5のCPU50に対して、錠剤取出動作の状況を示す動作情報を送信することもできる。
図6を説明する。
図6は、情報処理装置300が記憶している薬品マスタのデータベース内容を示す図である。薬剤マスタのデータベースファイル内の1行ごとに錠剤データが記憶されている。
薬品マスタには、錠剤種別毎3602に1錠分の錠剤体積3607を対応づけた体積データが記憶されている(第3の記憶手段)。
薬品マスタには、錠剤種別毎3602に1錠分の錠剤重量3608を対応づけた重量データが記憶されている(第5の記憶手段)。
1つの薬剤と対応づけて一意に対応する各種関連情報を持つことが出来き、各薬剤に対して各種関連情報設定を登録することが出来る。
3601は薬品No.である。登録されている薬品を1つ1つ管理するための番号である。値は重複しない。値は1以上の値を設定する。
3602は薬品(錠剤)の薬品名(販売名)である。
3603は薬品が錠剤の場合の長径(錠剤の長手方向)のサイズである。
3604は薬品が錠剤の場合の短径(錠剤の短手方向)のサイズである。
3605は薬品が錠剤の場合の厚さである。
3606は薬品がカプセルの場合のサイズである。カプセルのサイズは日本薬局方により8種類に分けられており、号数で示される。例えば、4号カプセルは、容積が約0.21ml、全長が約14.5mm、外径が約5.06mmと規定されている。
3607は錠剤(カプセル)の体積である。体積が不明な場合は、錠剤のサイズ(長径、短径、厚さ)と剤形から大よその体積を求めることもできる。
3608は錠剤(カプセル)の重量である。
3609は錠剤(カプセル)の剤形である。素錠(裸錠)、コーティング錠、口腔内崩壊錠(OD錠)等の種別がある。また、カプセルの場合は、硬カプセルと軟カプセルに分類される。軟カプセルは球状のゼラチン質弾性体であることが多く、錠剤の経路において特に跳ね回りやすいという特徴を持つ。なお、以降の説明において、錠剤という呼び名には、カプセル形状のものも含むこととする。
図7を説明する。
図7は合計の錠剤の総体積と延長時間、合計の錠剤数と延長時間の対応を示す表である。情報処理装置300がデータベースとして記憶している(第1の記憶手段、第2の記憶手段)。
表には、1包化する合計の錠剤数3703と1包化するサイクルに関連する時間3704とを対応づけたサイクル時間データが記憶されている。
表には、1包化する合計の錠剤体積3701と1包化するサイクルに関連する時間3704とを対応づけたサイクル時間データが記憶されている。
3701は1包に包装する合計の錠剤の総体積の分類である。
3703は1包に包装する合計の錠剤数の分類である。
3704は1サイクル包装動作時間に加算する延長時間の分類である。錠剤の総体積3701、または、錠剤数の合計3703に対応する延長時間をそれぞれ設定している。
この表を利用することにより、合計の錠剤の総体積または合計の錠剤数から延長時間を求めることができる。なお、本実施例では5つの範囲に分類しているが、細分化することによって、より適切な延長時間に近づけることも可能である。
図8を説明する。
図8は合計の錠剤の総重量と延長時間、合計の錠剤数と延長時間の対応を示す表である。情報処理装置300がデータベースとして記憶している。(第4の記憶手段)。
表には、1包化する合計の錠剤重量3702と1包化するサイクルに関連する時間3704とを対応づけたサイクル時間データを記憶が記憶されている。
3702は1包に包装する合計の錠剤の総重量の分類である。
3703および3704は、図7と同様である。
この表を利用することにより、合計の錠剤の総重量または合計の錠剤数から延長時間を求めることができる。
図9を説明する。
図9は延長時間と分包モード(標準、低速、超低速)の対応を示す表である。情報処理装置300がデータベースとして記憶している。
3901は1サイクル包装動作時間に加算する延長時間の時間範囲を示している。なお、ここでの延長時間とは、図7または図8のフローチャートにより算出された延長時間を示す。
3902は包装装置5の分包速度設定である。分包速度は標準、低速、超低速からなる。このように延長時間3901に対応して、さらにそれぞれの分包モード(標準、低速、超低速)が割り当てられてもよい。
簡易的な実施形態となるが、この表を利用することにより、包装装置5に対して包装時間の延長時間を直接的には通知せずに、包装装置の包装速度を自動で切り替えるという形で間接的に指示することも可能である。
図10を説明する。
図10は情報処理装置300に表示される処方編集画面を示す図である。この処方編集画面では使用する錠剤取出ユニットから供給する処方データの設定を行うことができる。
尚、処方編集画面は分包装置本体の表示部に表示されてもよい。
3302はOKボタンであり、押下すると完了した処方編集を保存してメイン操作画面へ戻る。
3303は錠剤取出ユニット毎に処方データを設定する欄である。処方編集画面上での錠剤取出ユニットの配列は錠剤供給装置10の錠剤取出ユニット1の配列と一致している。処方データを設定する錠剤取出ユニットのボタンを押下することで設定を行うことができる。この処方編集画面の例では錠剤取出ユニットの番号1、2、3、4が選択された状態である。また、選択された状態であれば、各ユニットのボタン上に薬品名(錠剤A等)と各服用時期での錠剤数(6−6−6等)も併せて表示される。錠剤取出ユニットの番号は、図13の5105に示すデータ構造に記憶される。各服用時期での錠剤数(6−6−6等)は図13の5106に示すデータ構造に記憶される。
このようにして服用時期毎に合計される、1包化する錠剤数(6−6−6等)を受け付けている(第2の受付手段)。
3304は薬品名の選択ボタンである。押下すると薬品名の選択画面に移行し、直近に押下した錠剤取出ユニットのボタンのユニット番号に対応づけた薬品名を選択することになる。
このようにして、錠剤数(6−6−6等)で1包化する錠剤種別を受け付けている(第3の受付手段)。
3305は服用時期の錠剤数を設定するエリアである。直近に押下した錠剤取出ユニットのボタンのユニット番号にタイプづけたそれぞれの服用時期(朝食後、昼食後、夕食後、寝る前等)での錠剤数を設定する。この処方編集画面の例では、朝6錠、昼6錠、夕6錠となっている。
図11を説明する。
図11は、錠剤の総体積および錠剤数の合計から、服用時期毎の分包動作の延長時間を算出するフローチャートであり、本発明における第1の実施形態である。このフローチャートは情報処理装置300が図13に示す処方データを生成する段階において、分包動作延長時間5107を算出する際に行う処理である。なお、この算出処理は服用時期(朝食後、昼食後、夕食後、寝る前等)毎にそれぞれ独立して行われる。
S5201では服用時期毎の1包における錠剤の総体積を算出している。錠剤単体の体積は薬品マスタ(図6)を参照して、薬品名毎に薬品名3602、服用時期毎の錠剤数、体積3602から総体積を算出する。前述したとおり、処方編集画面(図10)では複数の錠剤取出ユニット1を選択することができるので、すべての錠剤取出ユニットでの薬品が計算対象となる。
さらに、他の処方編集画面では手撒きユニットから供給する処方データも設定することができ、手撒きユニットでの薬品も合わせて計算対象となることなることはいうまでもない。
例として、以下のような薬品を1包化するケースで説明する。
1包化する錠剤を、
錠剤A:毎食後(朝/昼/夕食後) 各6錠 7日分 → 錠剤取出ユニット1(または手撒きユニット)を使用
錠剤B:朝食後 2錠 7日分 → 錠剤取出ユニット2(または手撒きユニット)を使用
錠剤C:夕食後 2錠 7日分 → 錠剤取出ユニット3(または手撒きユニット)を使用
錠剤D:朝食後 5錠 7日分 → 錠剤取出ユニット4(または手撒きユニット)を使用
これを、服用時期毎に整理すると以下のようになる。
朝食後:錠剤Aが6錠、錠剤Bが2錠、錠剤Dが5錠
昼食後:錠剤Aが6錠
夕食後:錠剤Aが6錠、錠剤Cが2錠
ここで、服用時期が朝食後の時点での錠剤A、B、Cの総体積は、
総体積 = 110mm×6錠 + 160mm×2錠 + 210mm×5錠
= 2030mm
となる。
すなわちここで、体積データ(図7)を参照して、処方編集画面で受け付けた錠剤種別(ここでは錠剤A、B、C)及び錠剤数(ここでは13錠)に従って1包化する合計の錠剤体積(ここでは2030mm)を算出している(体積算出手段)。
S5202では延長時間対応表(図7)の総体積欄3701より、延長時間を選択している。前述の例を当てはめると、2001mm≦2030mm≦3000mmであり、延長時間は100ミリ秒となる。これをAの値とする。
すなわちここで、算出した錠剤体積(ここでは2030mm)とサイクル時間データ(図7)とに従って前記服用時期毎(ここでは朝食後)のサイクル時間(ここでは延長時間は100ミリ秒)を決定している。
S5203では1包の包装における錠剤数の合計を算出している。前述の例(朝食後)を当てはめると、朝食後に服用される錠剤数の合計は、
錠剤数の合計 = 錠剤Aが6錠 + 錠剤Bが2錠 + 錠剤Dが5錠
= 13錠
となる。
S5204では延長時間対応表(図7)の錠剤数合計欄3703より、延長時間を選択している。前述の例を当てはめると、13錠≦13錠≦16錠であり、延長時間は200ミリ秒となる。これをBの値とする。
すなわちここで、処方編集画面で受け付けた錠剤数(ここでは13錠)とサイクル時間データ(図7)とに従って服用時期毎(ここでは朝食後)のサイクル時間(ここでは延長時間は200ミリ秒)を決定している。
S5205、S5206、S5207は、AとBの延長時間の長さを比較し、長い方の延長時間を採用する処理である。前述の例では、延長時間としてBの方の200ミリ秒が採用される。
すなわちここで、処方編集画面で錠剤数に従って決定したサイクル時間(ここでは延長時間は200ミリ秒)と、算出した錠剤体積に従って決定したサイクル時間(ここでは延長時間は100ミリ秒)とを比較する(第1の比較手段)。比較した長い方のサイクル時間(ここでは延長時間は200ミリ秒)が採用される。
S5208、S5209は薬品マスタ(図6)の剤形欄3509を参照することにより、選択している錠剤の剤形が軟カプセルであるかを判別し、軟カプセルであればさらに延長時間に300ミリ秒を加算している。軟カプセルは球状のゼラチン質弾性体であることが多く、錠剤の経路において特に跳ね回りやすい性質を持つことから延長時間を加算している。前述の例(朝食後)では、軟カプセルが含まれないため加算時間はない。
ここまで、服用時期が朝食後の場合について具体的に説明したが、同様に、昼食後、夕食後についても一連の計算を行い、まとめた算出結果を図14に示す。包装の順序がAB分包(朝食後の分包、昼食後の分包、夕食後の分包)の場合、各包装での延長時間は、1包目(朝食後):200ミリ秒、2包目(昼食後):0ミリ秒、3包目(夕食後):300ミリ秒、4包目(朝食後):200ミリ秒、・・・と繰り返され、各包で包装する錠剤に応じた延長時間で分包動作が行われることになる。また包装の順序がAA分包(朝食後の分包、朝食後の分包、朝食後の分包)の場合、各包装での延長時間は、1包目(朝食後):200ミリ秒、1包目(朝食後):200ミリ秒、2包目(朝食後):200ミリ秒、3包目(朝食後):200ミリ秒、4包目(朝食後):200ミリ秒、・・・と繰り返され、各包で包装する錠剤に応じた延長時間で分包動作が行われることになる。つまり、服用時期毎に決定されたサイクル時間に切り替えて、包装装置5が分包する(分包手段)。
図12を説明する。
図12は、錠剤の総重量および錠剤数の合計から服用時期毎の分包動作延長時間を算出するフローチャートであり、本発明における第2の実施形態である。このフローチャートは情報処理装置300が図13に示す処方データを生成する段階において、包装動作延長時間5107を算出する際に行う処理である。この処理は服用時期(朝〜寝る前)毎にそれぞれ独立して行われる。
S5211は、1包の包装における錠剤の総重量を算出している。錠剤単体の重量は薬品マスタ(図6)を参照し、薬剤名と数量より総重量を求める。前述したとおり、処方編集画面(図10)では複数の錠剤取出ユニットを選択することができ、すべての使用ユニットでの薬剤が計算対象となる。
さらに、他の処方編集画面では手撒きユニットから供給する処方データも設定することができ、手撒きユニットでの薬品も合わせて計算対象となることなることはいうまでもない。
例として、以下のような薬剤を一包化するケースで説明する。
一包化する錠剤:
錠剤A:毎食後(朝/昼/夕食後) 各6錠 7日分 → 錠剤取出ユニット1(または手撒きユニット)を使用
錠剤B:朝食後 2錠 7日分 → 錠剤取出ユニット2(または手撒きユニット)を使用
錠剤C:夕食後 2錠 7日分 → 錠剤取出ユニット3(または手撒きユニット)を使用
錠剤D:朝食後 5錠 7日分 → 錠剤取出ユニット4(または手撒きユニット)を使用
これを、服用時期毎に整理すると以下のようになる。
朝食後:錠剤Aが6錠、錠剤Bが2錠、錠剤Dが5錠
昼食後:錠剤Aが6錠
夕食後:錠剤Aが6錠、錠剤Cが2錠
服用時期が朝食後の時点での錠剤A、B、Cの総重量は、
総体積 = 130mg×6錠 + 200mg×2錠 + 250mg×5錠
= 2430mg
となる。
すなわちここで、重量データ(図8)を参照して、処方編集画面で受け付けた錠剤種別(ここでは錠剤A、B、C)及び錠剤数(ここでは13錠)に従って1包化する合計の錠剤重量(ここでは2430mg)を算出している(重量算出手段)。
S5212は、延長時間対応表(図8)の総重量欄3702より、延長時間を選択している。前述の例を当てはめると、2100mg(2.1g)≦2430mg≦3000mg(3.0g)であり、延長時間は100ミリ秒となる。これをAの値とする。
すなわちここで、算出した錠剤重量(ここでは2430mg)とサイクル時間データ(図8)とに従って服用時期毎(ここでは朝食後)のサイクル時間(ここでは延長時間は100ミリ秒)を決定している。
S5213は、1包の包装における錠剤数の合計を算出している。前述の例(朝食後)を当てはめると、錠剤数の合計は、
錠剤数の合計 = 6錠 + 2錠 + 5錠
= 13錠
となる。
S5214は、延長時間対応表(図8)の錠剤数合計欄3703より、延長時間を選択している。前述の例を当てはめると、13錠≦13錠≦16錠であり、延長時間は200ミリ秒となる。これをBの値とする。
S5215、S5216、S5217は、AとBの延長時間の長さを比較し、長い方の延長時間を採用する処理である。前述の例では、延長時間として200ミリ秒が採用される。
すなわちここで、処方編集画面で錠剤数に従って決定したサイクル時間(ここでは延長時間は200ミリ秒)と、算出した錠剤重量に従って決定したサイクル時間(ここでは延長時間は100ミリ秒)とを比較する(第2の比較手段)。比較した長い方のサイクル時間(ここでは延長時間は200ミリ秒)が採用される。
S5218、S5219は薬品マスタ(図6)の剤形欄を参照することにより、選択している錠剤の剤形が軟カプセルであるかを判別し、軟カプセルであれば延長時間に300ミリ秒を加算している。軟カプセルは球状のゼラチン質弾性体であることが多く、錠剤の経路において特に跳ね回りやすい性質を持つことから延長時間を加算している。前述の例(朝食後)では、軟カプセルが含まれないため加算時間はない。
ここまで、服用時期が朝食後の場合について具体的に説明したが、同様に、昼食後、夕食後についても一連の計算を行い、まとめた算出結果を図15に示す。
図13を説明する。
図13は処方データのデータ構成を示す図である。処方データは、情報処理装置300がメイン画面の予約リストに登録された患者データから生成するデータである。使用者によってメイン画面のスタートボタンが押下されると、情報処理装置300は処方データを包装装置5へ向けて送信する。包装装置5は、これを受信して処方データに従った分包動作を開始する。
5101は、分包数であり、薬剤を包装することにより包装装置が作成する包みの総数である。ここでの分包数は、処方画面の日回数入力欄で示された包数がセットされる。
5102は、手撒きユニット動作の設定である。‘あり’または‘なし’が設定される。処方画面の分包モードで錠剤マスに手撒きして供給する錠剤ありのモードが選択された場合、手撒きユニット動作の設定は‘あり’となる。
5103は、散薬ユニット動作の設定である。‘あり’または‘なし’が設定される。処方画面の分包モードで散薬ありのモードが選択された場合、散薬ユニット動作の設定は‘あり’となる。
5104は、分包動作させる錠剤取出ユニット1に関する情報のデータ構成である。錠剤取り出し動作情報(5105および5106)をnまで羅列して指定することで、n個の錠剤取出ユニット1を同時に使用することができる。
5105は錠剤取出ユニットの番号である。この例では1番が設定されている。ここでの錠剤取出ユニットの番号は、処方編集画面(図10)の設定済みの錠剤取出ユニットのボタン3303を参照してセットされる。
5106は、1包に包装する錠剤数である。処方編集画面(図10)の各服用時期での錠剤数3303または3305を参照し、服用時期(朝〜寝る前)毎にそれぞれ錠剤数がセットされる。
5107は、各服用時期での分包動作延長時間であり、1サイクルの分包動作時間に加算する延長時間が服用時期(朝〜寝る前)毎にセットされる。延長時間の具体的な算出方法については、図11および図12で説明した。実際の分包動作では、ここで設定した延長時間が反映される。
ここで、服用時期(朝〜寝る前)と包装の順序について説明しておく。包装装置5での包装の順序については、服用時期を繰り返すことにより包装するAB分包(朝、昼、夕、・・・)と、服用時期を連続させて包装する方法(朝、朝、朝、・・・)の2種類がある。一般的には、前者がAB分包、後者がAA分包と呼ばれる。以降、AB分包で分包するものとして説明を進めるが、AA方式においても本発明は有効である。
図14は、図11の具体例について包装動作延長時間を算出した結果の表である。
尚、本発明で算出されるサイクル時間は、一部の分包動作を延長する時間だけでなく、一部の分包動作を短縮する時間でもよく、錠剤が錠剤供給装置や手撒きユニットから供給されてから1包化されるまでの1サイクル分の分包時間の動作中に組み込まれた時間であればよい。図15は、図12の具体例について包装動作延長時間を算出した結果の表である。
図9で示した包装速度の分類では、標準速度(約30包/分)の場合、1包の包装動作(=1サイクルの包装動作)の包装動作は例えば2000ミリ秒で終了する。
錠剤取出ユニット動作では、取り出された錠剤48は第1の錠剤押出部(第1の送り出し機構)502へ落下する。
第1の錠剤押出部502の動作では、ここでは錠剤取出ユニットから錠剤が落下するまでの時間は600ミリ秒としている。錠剤48が落下してくるタイミングに合わせて第1の錠剤押出部502が後退し、一定時間後(例えば150ミリ秒)に前進することにより、錠剤48を第2の錠剤押出部(第2の送り出し機構)504へ向けて搬送する。
錠剤堰き止めフタの動作では、錠剤堰き止めフタを開閉させることにより、フタ上にある錠剤48を第2の錠剤押出部504へ向けて落下させる。
第2の錠剤押出部の動作では、ここでは錠剤堰き止めフタから錠剤が落下するまでの時間は250ミリ秒としている。錠剤が落下してくるタイミングに合わせて第2の錠剤押出部504が後退し、一定時間後(例えば150ミリ秒)に前進することにより、錠剤48をメインホッパ505まで搬送する。
分包紙の送り動作では、分包紙を1包の包みの長さ(通常は80mm)だけ搬送する。
分包紙のシール動作では、分包紙の送り動作後にシール動作を行うことにより、薬剤を1包に密封包装する。なお、注意点として、包装される薬剤は1サイクル前にメインホッパ505へ落下していた薬剤となる。錠剤の取り出し〜搬送動作は分包紙の送り動作とほぼ並列して行われている。今回の錠剤取り出し動作で取り出された錠剤は、シール動作後に錠剤押し出し部の往復動作によってメインホッパ505から落下することになる。
ここで着目しなければならないのは、第1の錠剤押出部502の往復動作完了から次回の包装サイクルが開始するまでの時間(例えば200ミリ秒)であり、この時間内に、メインホッパ505を通じて薬剤が分包紙内へ到達する必要がある。冒頭で説明したように、錠剤の数量や形状、硬さ等の性質によって錠剤の落下時間が異なるが、もし、メインホッパ505で錠剤48が落下途中の段階で、次回の包装サイクルが開始してしまった場合、分包紙の送り動作に間に合わず、結果として、本来包装されなければならない包の1包後に包装されてしまい、正しい分包とならない問題が発生する。
もし分包動作の延長時間を300ミリ秒加算した場合、延長時間の設定により次回の包装サイクルが開始するタイミングが遅れるため、メインホッパ505からの錠剤48の落下が遅れている場合でも、次回の分包紙送り動作に間に合うようになり、本来包装されなければならない包の1包後に包装されてしまう問題を回避することができる。
図16を説明する。
図16は情報処理装置300に表示される処方編集画面(手撒きユニット用)を示す図である。この処方編集画面では使用する手撒き取出ユニットから供給する処方データの設定を行うことができる。
1601、1602では錠剤Aから錠剤Cまでを手撒きユニットが錠剤を供給することを示している。
1603で各服用時期の錠剤数が設定されると図17の1703に示すデータ構造に記憶される。
このようにして1包化する錠剤数を受け付けている(第1の受付手段)。
なお、1包化する錠剤数は錠剤マスの1マスから供給される錠剤数であってもよく、錠剤マスの1マスから供給される錠剤Aの錠剤数(例えば朝9錠)が多い場合には、錠剤マスの1マスから供給される錠剤Aの錠剤数(例えば昼3錠)が少ない場合よりも1包化する分包サイクル時間を100ミリ秒延長してもよい。
図17を説明する。
図17は処方データ(手撒きユニット用)のデータ構成を示す図である。処方データは、情報処理装置300がメイン画面の予約リストに登録された患者データから生成するデータである。使用者によってメイン画面のスタートボタンが押下されると、情報処理装置は処方データを分包装置5へ向けて送信する。分包装置5は、これを受信して処方データに従った分包動作を開始する。
1701は、分包数であり、錠剤を供給することにより分包装置が作成する包みの総数である。ここでの分包数は、処方画面(図18)の包数欄で示された包数(例えば7日分×1日3回=21包)が設定される。つまりこの場合手撒きユニットでは1番目の錠剤マス〜21番目の錠剤マスから手撒きの錠剤が1包毎に順次供給されることになる。
1702は、散薬供給ユニット動作の設定である。‘あり’または‘なし’が設定される。処方画面の分包モードで散薬ありのモードが選択された場合、散薬ユニット動作の設定は‘あり’となる。
1703は、供給動作させる手撒きユニット104に関する情報のデータ構成である。手撒き錠剤情報をnまで羅列して指定することで、n種類の手撒きする錠剤をそれぞれ別に設定することができる。図17では手撒き錠剤情報1〜手撒き錠剤情報3まで設定されているので、図16で設定した錠剤Aから錠剤Cまでの種類が設定されている。
1706は手撒きする錠剤Aに関する設定である。
1704は、手撒きする錠剤Aの、服用時期毎の錠剤数である。この場合朝用の供給時に錠剤Aが1錠、昼用の供給時には0錠、夕用の供給時には1錠が設定されている例である。
1705は、服用時期毎の分包動作延長時間であり、1サイクルの分包動作時間に加算する延長時間が服用時期(朝〜寝る前)毎にセットされる。延長時間の具体的な算出方法については、図19で説明する。実際の分包動作では、ここで設定した延長時間が反映される。
図18を説明する。
図18は情報処理装置300に表示される処方画面であり、上述した分包パターン1801を設定することができる。
図19を説明する。
図19は、手撒きされた錠剤の錠剤数から、服用時期毎の分包動作の延長時間を算出するフローチャートである。
S101では、図17の手撒きユニット処方データから服用時期情報を取得する。例えば、朝食時、昼食時、夕食時の1日3回服用する服用時期であるとする。
S102では、図17の手撒きユニット処方データから服用時期毎の錠剤数を取得する。例えば、朝食時に服用する錠剤数が13錠、昼食時に服用する錠剤数が3錠、夕食時に服用する錠剤数が18錠とする。
S103では、図18の分包パターン設定からAA分包かAB分包かを取得する。
S104では、図8の錠剤数合計と延長時間の対応を示す表から服用時期毎の延長時間を取得する。朝食時に延長する時間が200ミリ秒、昼食時に延長する時間が0ミリ秒、夕食時に延長する時間が300ミリ秒とする。
S105では、S104で延長時間が発生する服用時期があるかいなかを判断する。ない場合はS107に進み、ある場合はS106に進む。
S106では、S104で取得した分包パターン設定がAA分包であるか否かを判断する。AA分包(YES)であると判断した場合には、S109に進む、AB分包(NO)であると判断した場合はS108に進む。
S107では、服用時期毎の延長時間は発生しないので、全ての服用時期での分包に延長時間加算が発生しない。つまり予め設定されている分包サイクル(標準、低速、超低速等)から変更はしない。
S110では、全ての服用時期での分包が予め設定されている分包サイクル(標準、低速、超低速等)の中で選ばれた一定速度の分包サイクルで行われる。
S108では、S104で服用時期毎に決定された延長時間を各服用時期の分包サイクルに適応せずに、服用時期毎に決定された延長時間の中で、最長時間を適応する。例えば、朝食後、昼食後、夕食後の全て分包のサイクルに1包当たり300ミリ秒するといった処方データを設定する。
S111では、S108の例では、予め設定されていた分包サイクルが標準であった場合、服用時期が1日3回のAB分包(1包目〜21包目)での動作が全て超低速で実行されることになる。
このように、分包パターンが連続(AB分包)に設定されている場合は、初めから分包サイクル時間が変更されるので、分包動作中に分包サイクルの切替が発生しない。
S109では、S104で服用時期毎に決定された延長時間が、各服用時期の分包サイクルに適応される。例えば、朝食後の分包のサイクルには、1包当たり200ミリ秒を追加し、昼食後の分包のサイクルには1包当たりの追加時間は無し、夕食後の分包のサイクルには、1包当たり300ミリ秒を追加するといった処方データを設定する。
S112では、S109の例では、予め設定されていた分包サイクルが標準であった場合、服用時期が朝食後のAA分包(1包目〜7包目)での動作が低速で実行され、服用時期が昼食後のAA分包(8包目〜14包目)での動作が標準で実行され、服用時期が夕食後のAA分包(15包目〜21包目)での動作が超低速で実行されることになる。
このように、分包パターンが連続(AA分包)に設定されている場合は、服用時期の切り替わりのタイミングで分包サイクル時間が変わるので、分包サイクルの切替回数を減らすことが出来る。
図20を説明する。
図20は分包装置5を上方から見た図である。
分包装置5の上部にある手撒きユニット104とそれを構成する錠剤マス901の拡大図である。
901は手撒きによる錠剤をセットする錠剤マス(ここでは4番目のマス)である。
錠剤マス901毎に手撒きの錠剤48をセットして供給することが出来る。一番左上のマスが1包目として供給されるマスであり、その1つ下のマスが2包目、その下が3包目、1つ右の列に移動してその一番上のマスが4包目・・・と、左上から順に供給動作を行う。
さらに、1サイクルの分包動作で手撒きユニット104からの供給動作と同時に錠剤取出しユニット1からの供給動作とを組み合わせることで、同じ包装紙内に1包化する事も出来る。
48は錠剤マス901に手撒きされた錠剤で、この場合、錠剤マス単位で3錠ずつ1包化されることになる。
1 錠剤取出ユニット(錠剤を供給するユニット)
5 分包装置
10 錠剤供給装置
48 錠剤
49 錠剤シート(PTPシート)
104 手撒きユニット(錠剤を供給するユニット)

Claims (8)

  1. 錠剤を供給するユニットから供給された錠剤を分包する分包装置であって、
    1包化する錠剤数と前記錠剤を繰り返し1包化するサイクルに関連する時間とを対応づけた複数のサイクル時間データを記憶する第1の記憶手段と、
    1包化する錠剤数を受け付ける第1の受付手段と、
    前記受け付けた錠剤数に従って前記複数のサイクル時間データの中から前記1包化するサイクルに関連する時間を決定して、分包サイクルを前記決定されたサイクルに関連する時間に切り替えて分包する第1の分包サイクル切替手段と、
    を備えることを特徴とする分包装置。
  2. 前記分包装置は、錠剤種別毎に分けた錠剤を供給する複数の錠剤取出ユニットをさらに備え、
    1包化するために前記複数の錠剤取出ユニットから服用時期毎にそれぞれ供給される各錠剤数を受け付ける第2の受付手段と、
    前記それぞれ供給される各錠剤数を合計する合計手段と、
    をさらに備え、
    前記第1の分包サイクル切替手段が、前記合計した服用時期毎に1包化する錠剤数に従って前記複数のサイクル時間データの中から前記1包化するサイクルに関連する時間を決定して、分包サイクルを前記決定されたサイクルに関連する時間に切り替えて分包することを特徴とする請求項1に記載の分包装置。
  3. 1包化する錠剤の体積と前記錠剤を繰り返し1包化するサイクルに関連する時間とを対応づけた複数のサイクル時間データを記憶する第2の記憶手段と、
    錠剤種別毎に1錠分の体積が対応づけられている体積データを記憶する第3の記憶手段と、
    1包化する錠剤種別を受け付ける第3の受付手段と、
    前記受け付けた錠剤種別及びその錠剤種別の錠剤数から前記体積データを用いて1包化する錠剤の体積を算出する体積算出手段と、
    前記算出した錠剤の体積に従って前記1包化する錠剤の体積と前記錠剤を繰り返し1包化するサイクルに関連する時間とを対応づけた複数のサイクル時間データの中から前記1包化するサイクルに関連する時間を決定して、分包サイクルを前記決定されたサイクルに関連する時間に切り替えて分包する第2の分包サイクル切替手段と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の分包装置。
  4. 前記受け付けた錠剤数に従って決定したサイクルに関連する時間と、前記算出した錠剤の体積に従って決定したサイクルに関連する時間とを比較する第1の比較手段をさらに備え、
    前記比較した時間が長い方のサイクルに関連する時間を、切り替えて分包する分包サイクルとして決定することを特徴とする請求項3に記載の分包装置。
  5. 1包化する錠剤の重量と前記錠剤を繰り返し1包化するサイクルに関連する時間とを対応づけた複数のサイクル時間データを記憶する第4の記憶手段と、
    錠剤種別毎に1錠分の重量が対応づけられている重量データを記憶する第5の記憶手段と、
    1包化する錠剤種別を受け付ける第3の受付手段と、
    前記受け付けた錠剤種別及びその錠剤種別の錠剤数から前記重量データを用いて1包化する錠剤の重量を算出する重量算出手段と、
    前記算出した錠剤の重量に従って前記1包化する錠剤の重量と前記錠剤を繰り返し1包化するサイクルに関連する時間とを対応づけた複数のサイクル時間データの中から前記1包化するサイクルに関連する時間を決定して、分包サイクルを前記決定されたサイクルに関連する時間に切り替えて分包する第3の分包サイクル切替手段と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の分包装置。
  6. 前記受け付けた錠剤数に従って決定したサイクルに関連する時間と、前記算出した錠剤の重量に従って決定したサイクルに関連する時間とを比較する第2の比較手段をさらに備え、
    前記比較した時間が長い方のサイクルに関連する時間を、切り替えて分包する分包サイクルとして決定することを特徴とする請求項5に記載の分包装置。
  7. 錠剤を供給するユニットから供給された錠剤を分包し、1包化する錠剤数と前記錠剤を繰り返し1包化するサイクルに関連する時間とを対応づけた複数のサイクル時間データを記憶する第1の記憶手段を備える分包装置の制御方法であって、
    前記分包装置の第1の受付手段が、1包化する錠剤数を受け付ける第1の受付工程と、
    前記分包装置の第1の分包サイクル切替手段が、前記受け付けた錠剤数に従って前記複数のサイクル時間データの中から前記1包化するサイクルに関連する時間を決定して、分包サイクルを前記決定されたサイクルに関連する時間に切り替えて分包する第1の分包サイクル切替工程と、
    を含むことを特徴とする制御方法。
  8. 錠剤を供給するユニットから供給された錠剤を分包する分包装置で読み取り実行可能なプログラムであって、
    前記分包装置を、
    1包化する錠剤数と前記錠剤を繰り返し1包化するサイクルに関連する時間とを対応づけた複数のサイクル時間データを記憶する第1の記憶手段と、
    1包化する錠剤数を受け付ける第1の受付手段と、
    前記受け付けた錠剤数に従って前記複数のサイクル時間データの中から前記1包化するサイクルに関連する時間を決定して、分包サイクルを前記決定されたサイクルに関連する時間に切り替えて分包する第1の分包サイクル切替手段と、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
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