JP2018077407A - 積層ラベル - Google Patents

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Abstract

【課題】表面シートにフィルム層が積層されてなる積層ラベルにおいて、部分的に、被着体に貼付された後に剥離される用途以外の用途で使用する。【解決手段】伝票用紙10とシリコン層50aとニス層50bとフィルム層30と粘着層40と剥離紙20とから構成され、伝票用紙10が、配達票11及び貼付票12と納品書13とがミシン目15によって分離可能となって構成されており、配達票11及び貼付票12の裏面には、シリコン層50aとニス層50bとフィルム層30とからなる剥離構造が設けられ、この剥離構造を介して剥離紙20が粘着層40によって剥離可能に貼着され、納品書13は、粘着層40によって剥離紙20が剥離可能に貼着されている。【選択図】図1

Description

本発明は、表面シートにフィルム層が積層されてなる積層ラベルに関し、特に、表面シートが、互いに分離可能な2つの領域を有する積層ラベルに関する。
従来、配送物を配送する場合、配送物の配送元及び配送先の住所や氏名あるいは名称等の配送情報が記入された配送ラベルが用いられ、配送情報が記入された配送ラベルが配送物に貼付され、配送ラベルに記入された配送情報に従って配送物が配送先に配送されている。このような配送ラベルにおいては、配送物が配送先に配送された後に配送業者が持ち帰る配達票が分離可能に構成されたものが用いられている。この配送ラベルを用いた場合、配送物が配送先に配送されると、配達票に受領印が押下され、配達票が配送ラベルから分離されて配送業者によって持ち帰られることにより、配送物が配送先に配送されたことが管理される。
ここで、表面基材の一方の面に剥離層を介して樹脂層が積層され、樹脂層の表面基材との積層面とは反対側の面に積層された接着層によって被着体に貼付され、その後、表面基材が剥離層によって樹脂層から剥離されることで、表面基材を被着体から分離できる積層ラベルが考えられている(例えば、特許文献1参照)。この積層ラベルを上記のような配送ラベルに用いることで、配送物に貼付された後、配達票や貼付票を配送物から分離することができるようになる。
特開2001−202022号公報
ところで、特許文献1に記載された積層ラベルを上記のような配送ラベルに用いた場合、表面基材が樹脂層から剥離されることで配送物から分離可能な構成となる。そのため、配達票や貼付票として利用することは想定されるものの、部分的に配達票や貼付票以外の用途として利用する場合、その部分においても表面基材と樹脂層とが剥離可能に積層された形態となっていることから、取扱いが不便な場合があり、汎用性に乏しいという問題点がある。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、表面シートにフィルム層が積層されてなる積層ラベルにおいて、部分的に、被着体に貼付された後に剥離される用途以外の用途で使用することができる積層ラベルを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
互いに分離可能な第1及び第2の領域を具備する表面シートと、
前記表面シートのうち前記第1の領域の一方の面に積層された第1の剥離層と、
前記第1の剥離層の前記第1の領域との積層面とは反対側の面に積層されたフィルム層と、
前記フィルム層の前記第1の剥離層との積層面とは反対側の面に積層された粘着層と、
台紙シートの表面に第2の剥離層が積層されて構成され、前記粘着層の前記フィルム層との積層面とは反対側の面に、前記第2の剥離層が積層された面を積層面として積層された剥離紙とを有する。
上記のように構成された本発明においては、剥離紙が剥離されて表出した粘着層によって被着体に貼付され、その後、表面シートとフィルム層とが第1の剥離層を介して剥離されるようにして使用されることになるが、第1の剥離層、フィルム層、粘着層及び剥離紙からなる積層構造は、表面シートの第1の領域の一方の面に設けられたものであるため、表面シートの第2の領域においては、第1の領域から分離してその積層構造を用いることなく使用することができる。
その場合、粘着層及び剥離紙が、表面シートの第2の領域の一方の面にも、粘着層、剥離紙の順で積層されていれば、第2の領域について剥離紙を剥離しなければタグ形態として、また、剥離紙を剥離すればラベル形態として使用することができる。
また、第2の領域が、第2の領域から粘着層とともに分離可能に区画形成されたラベル部を有していれば、ラベル部を第2の領域から粘着層とともに分離してラベルとして使用することができる。
また、粘着層及び台紙シートが、表面シートの第2の領域の一方の面にも、粘着層、台紙シートの順で積層されていれば、第2の領域についてタグ形態として使用することができる。
本発明によれば、互いに分離可能な第1及び第2の領域を具備する表面シートの一方の面に設けられた、第1の剥離層、フィルム層、粘着層及び剥離紙からなる積層構造が、表面シートの第1の領域の一方の面に設けられたものであるため、表面シートの第2の領域においては、第1の領域から分離して、被着体に貼付された後に剥離される用途以外の用途で使用することができる。
また、粘着層及び剥離紙が、表面シートの第2の領域の一方の面にも、粘着層、剥離紙の順で積層されているものにおいては、第2の領域について剥離紙を剥離しなければタグ形態として、また、剥離紙を剥離すればラベル形態として使用することができる。
また、第2の領域が、第2の領域から粘着層とともに分離可能に区画形成されたラベル部を有するものにおいては、ラベル部を第2の領域から粘着層とともに分離してラベルとして使用することができる。
また、粘着層及び台紙シートが、表面シートの第2の領域の一方の面にも、粘着層、台紙シートの順で積層されているものにおいては、第2の領域についてタグ形態として使用することができる。
本発明の積層ラベルの第1の実施の形態を示す図であり(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。 図1に示した配送ラベルが製造されていく様子を示す配送ラベルの断面図である。 図1に示した配送ラベルの配達票及び貼付票と納品書との分離方法を説明するための図である。 図1に示した配達票及び貼付票が被着体となる配送物に貼付されるまでの使用方法を説明するための図である。 図1に示した納品書が被着体となる配送物に貼付されるまでの使用方法を説明するための図である。 図1に示した配達票及び貼付票が配送物に貼付された後に配達票を剥離する際の作用を説明するための図である。 図1に示した配達票及び貼付票が配送物に貼付された後に貼付票を剥離する際の作用を説明するための図である。 本発明の積層ラベルの第2の実施の形態を示す図であり(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。 本発明の積層ラベルの第3の実施の形態を示す図であり(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。 図9に示した配送ラベルの使用方法を説明するための図である。 本発明の積層ラベルの第4の実施の形態を示す図であり(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。 図11に示した配送ラベルの使用方法を説明するための図である。 本発明の積層ラベルの第5の実施の形態を示す図であり(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の積層ラベルの第1の実施の形態を示す図であり(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。
本形態における積層ラベルは図1に示すように、表面シートとなる伝票用紙10と、第1の剥離層となるシリコン層50a及びニス層50bと、フィルム層30と、粘着層40と、剥離紙20とから構成されている。
伝票用紙10は、感熱紙や上質紙からなり、第1の領域となる配達票11と、貼付票12と、第2の領域となる納品書13とがスリット14及びミシン目15を介して分離可能に連接して構成されている。伝票用紙10の表面には、この配送ラベル1が貼付されて配送される配送物の配送先の住所や氏名あるいは名称、品名等の配送情報が印字あるいは記入される配送情報表示領域11a,12aが配達票11及び貼付票12となる領域にそれぞれ設けられており、配達票11となる領域の表面には、さらに、配送物の配送先にて受領印が押下される押印領域11bが設けられている。また、納品書13には、配送物の納品情報が印字あるいは記入される納品情報表示領域13eが設けられている。配達票11と貼付票12とは、図1中縦方向に並んでスリット14を介して連接している。納品書13は、配達票11及び貼付票12と図1中横方向に並んでミシン目15を介してこれら配達票11及び貼付票12と連接している。なお、配達票11と貼付票12と納品書13とを分離可能とする切り離し線としては、スリット14やミシン目15に限らず、特定の形状の切り込みが一方向に配列してなる、いわゆるジッパー等、周知のものを適宜採用することができる。
伝票用紙10の裏面には、配達票11及び貼付票12となる領域のうちミシン目15に沿う領域を除いた全面に、シリコンが、例えば1〜10μmの厚さで塗布されることでシリコン層50aが積層されている。このシリコン層50aとしては、例えば、2アクリル酸ヘキサメチレンが10%、シリコンが5〜10%、感光性樹脂が1〜20%、感光性モノマーが40〜70%、光開始剤が1〜10%、その他添加剤が5%未満それぞれ含有されてなる紫外線硬化型インキを用いることができ、その一例としては、株式会社T&K TOKA製のベストキュアーUVコートニス/フレキソニスシリーズを用いることが考えられる。
シリコン層50aの伝票用紙10との積層面とは反対側の面には、ニスが、例えば1〜5μmの厚さでパターン塗布されることでニス層50bが部分的に積層されている。このニス層50bとしては、例えば、固形パラフィンが1〜5%、シリカが0.1〜5%、感光性樹脂が1〜20%、感光性モノマーが30〜70%、光開始剤が5〜15%、その他添加剤が5%未満それぞれ含有されてなる紫外線硬化型インキを用いることができ、その一例としては、株式会社T&K TOKA製のUVハクリOPニスシリーズを用いることが考えられる。ニス層50bは、例えば、配達票11をフィルム層30から剥離する際の剥離開始端となる角部から、その角部に対向する角部に向かう方向を長辺とする複数の長方形が一定の規則で配列され、その長方形の内部に積層されている。これは、シリコン層50a上に、例えば50%の濃度のスクリーン印刷によってニス層50bを積層することで実現することが考えられる。
フィルム層30は、オレフィン系樹脂等からなり、上述したようにニス層50bが積層されたシリコン層50aの伝票用紙10との積層面とは反対側の面の全面に積層されている。それにより、伝票用紙10のうち配達票11及び貼付票12においてはシリコン層50a及びニス層50bによって剥離可能にフィルム層30に貼着されている。このフィルム層30としては、その厚さが、坪量にて25±5g程度のものが考えられ、例えば、株式会社MORESCO製のモレスコメルトEP−80を用いることが考えられる。
伝票用紙10の納品書13となる領域のうちミシン目15に沿う領域を除いた全面と、フィルム層30の裏面には、粘着剤が、例えば5〜20μmの厚さで塗布されることで粘着層40が積層されている。この粘着層40としては、例えば、株式会社MORESCO製のモレスコメルトTN−567Zを用いることが考えられる。
そして、フィルム層30と納品書13とに渡って、剥離紙20が粘着層40によって剥離可能に貼着されている。
剥離紙20は、例えばグラシン紙等からなる台紙シート21の表面に、第2の剥離層となるシリコン層22が積層されて構成されており、シリコン層22が積層された面にフィルム層30と納品書13が剥離可能に貼着されている。剥離紙20は、配達票11及び貼付票12に対向する領域と納品書13に対向する領域とがミシン目23を介して連接した1枚の構成となっている。
以下に、上述した配送ラベル1の製造方法について説明する。
図2は、図1に示した配送ラベル1が製造されていく様子を示す配送ラベル1の断面図である。
図1に示した配送ラベル1を製造する場合はまず、ウェブ状となった伝票用紙10がロールから引き出され、伝票用紙10の表面に、配送情報表示領域11a,12a、押印領域11b及び納品情報表示領域13eを構成する枠等のプレ印刷が施される。
次に、伝票用紙10の配達票11及び貼付票12となる領域の裏面に、上述したような材料からなるシリコンが塗布されることによってシリコン層50aが積層される(図2(a))。この際、ミシン目15が形成されることとなる部分に一定幅を有して沿う領域にはシリコン層50aは積層されない。
次に、シリコン層50aの伝票用紙10との積層面とは反対側の面の全面に、上述したような材料からなるニスがパターンで塗布されることによってニス層50bが積層される(図2(b))。
次に、ニス層50bが積層されたシリコン層50aの伝票用紙10との積層面とは反対側の面の全面に、上述したような材料からなる樹脂が塗布されることにより、フィルム層30が形成、積層される(図2(c))。
一方、台紙シート21にシリコン層22が積層されてなる剥離紙20のシリコン層22上に、粘着剤が塗布されることにより、粘着層40が積層される(図2(d))。この際、ミシン目23が形成されることとなる部分に一定幅を有して沿う領域には粘着層40は積層されない。
その後、配達票11及び貼付票12となる領域にシリコン層50a、ニス層50b及びフィルム層30が積層された伝票用紙10と、シリコン層22上に粘着層40が積層された剥離紙20とが、粘着層40を介して貼着される。また、伝票用紙10の配達票11と貼付票12との境界部分にスリット14が入れられるとともに、配達票11及び貼付票12と納品書13との境界部分にミシン目15が入れられる。また、剥離紙20においても、配達票11及び貼付票12に対向する領域と納品書13に対向する領域との境界部分にミシン目23が入れられる(図2(e))。
このようにして、伝票用紙10の裏面に、シリコン層50a、ニス層50b、フィルム層30及び粘着層40が積層され、粘着層40を介して剥離紙20が接着されてなるウェブ状の配送ラベル1が製造され、配送ラベルロールとして巻き取られて保管され、その後、配送ラベル1の使用時に単片状の配送ラベル1に断裁されることになる。
なお、台紙シート21にシリコン層22が積層されてなる剥離紙20のシリコン層22上に粘着層40を積層し、その後、配達票11及び貼付票12となる領域にシリコン層50a、ニス層50b及びフィルム層30が積層された伝票用紙10と、シリコン層22上に粘着層40が積層された剥離紙20とを粘着層40を介して貼着するのではなく、シリコン層50a、ニス層50b及びフィルム層30が一部に積層された伝票用紙10の、シリコン層50aニス層50b及びフィルム層30が一部に積層された面に粘着層40を積層しておき、台紙シート21にシリコン層22が積層されてなる剥離紙20を粘着層40を覆って貼着してもよい。
以下に、上述した配送ラベル1の使用方法及びその際の作用について説明する。
図3は、図1に示した配送ラベル1の配達票11及び貼付票12と納品書13との分離方法を説明するための図である。
上述した配送ラベル1は、図3(a)に示すように、配送情報表示領域11a,12aのそれぞれに、配送物の配送先の住所や氏名あるいは名称、品名等の配送情報11c,12cが印字または記入されるとともに、納品情報表示領域13eに配送物の納品情報13fが印字または記入された後、伝票用紙10のミシン目15及び剥離紙20のミシン目23がそれぞれ破断されることで、配達票11及び貼付票12と納品書13とに分離されていく。
そして、図3(b)に示すように、伝票用紙10のミシン目15及び剥離紙20のミシン目23がそれぞれ完全に破断され、配達票11及び貼付票12と納品書13とが、剥離紙20が貼着された状態で分離される。この際、伝票用紙10のミシン目15及び剥離紙20のミシン目23に沿う領域には粘着層40が積層されていないため、配達票11及び貼付票12と納品書13とを分離しやすく、また、分離した面から粘着剤がはみ出てくる虞がない。
図4は、図1に示した配達票11及び貼付票12が被着体となる配送物に貼付されるまでの使用方法を説明するための図である。
上記のようにして納品書13から分離された配達票11及び貼付票12は、図4(a)に示すように、被着体となる配送物に貼付するために剥離紙20が剥離される。
剥離紙20が剥離されると、フィルム層30に積層された粘着層40が表出し、図4(b)に示すように、表出した粘着層40によって配達票11及び貼付票12が配送物2に貼付される。配達票11及び貼付票12が貼付された配送物2は、配送情報表示領域11a,12aに印字または記入された配送情報11c,12cに従って配送先に配送されていく。
図5は、図1に示した納品書13が被着体となる配送物に貼付されるまでの使用方法を説明するための図である。
上記のようにして配達票11及び貼付票12から分離された納品書13は、図5(a)に示すように、被着体となる配送物に貼付するために剥離紙20が剥離される。
剥離紙20が剥離されると、剥離紙20との積層面に積層された粘着層40が表出し、図5(b)に示すように、表出した粘着層40によって納品書13が配送物2に貼付される。例えば、配送物が段ボール箱に収納されている場合、その段ボール箱の内面となる部分に納品書13を貼付することが考えられる。また、剥離紙20を剥離せず、剥離紙20が貼着されたままタグ形態として段ボール箱に配送物とともに収納することも考えられる。
図6は、図1に示した配達票11及び貼付票12が配送物に貼付された後に配達票11を剥離する際の作用を説明するための図である。
図1に示した配達票11及び貼付票12が貼付された配送物2が配送先に配送され、図6(a)に示すように、配達票11に設けられた押印領域11bに受領印11dが押下された後、配達票11がフィルム層30から剥離されていく。配達票11はその裏面に積層されたシリコン層50a及びニス層50bによってフィルム層30から剥離可能となっているため、配達票11をフィルム層30から剥離することができ、また、配達票11がスリット14によって貼付票12から分離可能となっているため、配達票11を貼付票12から分離することができる。それにより、図6(b)に示すように、配達票11のみをフィルム層30から剥離することで配送物2から剥離することができる。
図7は、図1に示した配達票11及び貼付票12が配送物に貼付された後に貼付票12を剥離する際の作用を説明するための図である。
上述したように配達票11がフィルム層30から剥離された後、貼付票12の配送情報表示領域12aに印字または記入された配送情報12cの漏えいを回避する場合、配送物2の配送先において、図7(a)に示すように、貼付票12がフィルム層30から剥離されていく。貼付票12はその裏面に積層されたシリコン層50a及びニス層50bによってフィルム層30から剥離可能となっているため、貼付票12をフィルム層30から剥離することができ、図7(b)に示すように、配達票11と同様に配送物2から剥離することができる。
このように、本形態においては、伝票用紙10の一方の面と粘着層40との間にシリコン層50a、ニス層50b及びフィルム層30が積層されることによって伝票用紙10とフィルム層30との2枚のシートが剥離可能に積層された剥離構造が、伝票用紙10のうち配達票11及び貼付票12となる領域のみに設けられているため、伝票用紙10のその他の領域においては、被着体に貼付した後に剥離する必要がない納品書13として使用することができる。その際、納品書13にて粘着層40が積層されているため、ラベル形態として被着体に貼付することができる。
なお、本形態においては、貼付票12となる領域の積層構造が配達票11となる領域の積層構造と同じものとなっているが、貼付票12となる領域の積層構造を納品書13となる領域の積層構造と同じものとすることも考えられる。その場合、貼付票12の裏面にはシリコン層50a及びニス層50bを介してフィルム層30が積層されていないことから、貼付票12が配送物から剥離困難なものとなり、貼付票12が配送物から不用意に脱落してしまったり、配達票11と間違えて配送物から剥離してしまったりすることが回避される。また、必要となるフィルム層30の面積が狭くなることで製造コストを削減することができる。なお、剥離困難とは、貼付票12を人間の手によって配送物から剥離した場合に、貼付票12自体が裂かれたり厚み方向に分割されたりする程度に強接着されることである。
(第2の実施の形態)
図8は、本発明の積層ラベルの第2の実施の形態を示す図であり(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。
本形態における積層ラベルは図8に示すように、図1に示したものに対して、納品書13に対向する領域には、粘着層40も剥離紙20も積層されていない点が異なる配送ラベル101である。そのため、剥離紙120を構成する台紙シート121が、配達票11と貼付票12とを合わせた大きさのものとなっている。
本形態における配送ラベル101は、図1に示した配送ラベル1と同様に、ミシン目15が破断されることで、配達票11及び貼付票12と納品書13とが分離されて使用されることになるが、納品書13に対向する領域には、粘着層40も剥離紙20も積層されていないため、納品書13は、被着体に貼付されることなく1枚のシートとして使用されることになる。
(第3の実施の形態)
図9は、本発明の積層ラベルの第3の実施の形態を示す図であり(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。
本形態における積層ラベルは図9に示すように、図1に示したものに対して、第2の領域として納品書13の代わりにラベル片213が配達票11及び貼付票12にミシン目15を介して分離可能に連接している点が異なる配送ラベル201である。
ラベル片213は、伝票用紙210にスリット216が形成されており、このスリット216によって囲まれた領域がラベル213aとなっている。すなわち、ラベル213aは、スリット216によってラベル片213から分離可能に区画形成されている。
以下に、上記のように構成された配送ラベル201の使用方法について説明する。
図10は、図9に示した配送ラベル201の使用方法を説明するための図である。
図9に示した配送ラベル201においては、ラベル片213が剥離紙20に剥離可能に貼着されているとともに、ラベル213aがスリット216によってラベル片213から分離可能に区画形成されているため、図10(a)に示すように、配送情報表示領域11a,12aのそれぞれに、配送物の配送先の住所や氏名あるいは名称、品名等の配送情報11c,12cが印字または記入された後、ラベル片213のうちラベル213aのみを粘着層40とともに剥離紙20から剥離することができる。
そして、ラベル213aの裏面には粘着層40が積層されているため、ラベル213aが剥離紙20から剥離されると粘着層40が表出し、この粘着層40によって、図10(b)に示すように、配送ラベル201から分離したラベル213aを被着体である物品203に貼付することができる。
その後、ミシン目15を破断することで、配達票11及び貼付票12をラベル片213から分離し、図1に示したものと同様にして配達票11及び貼付票12を使用することができる。
このように、本形態においては、伝票用紙210の一方の面と粘着層40との間にシリコン層50a、ニス層50b及びフィルム層30が積層されることによって伝票用紙210とフィルム層30との2枚のシートが剥離可能に積層された剥離構造が、伝票用紙210のうち配達票11及び貼付票12となる領域のみに設けられており、また、伝票用紙210のその他の領域となるラベル片213においては、ラベル213aがスリット216によって分離可能に区画形成されているため、ラベル片213からラベル213aを分離して粘着層40とともに被着体に貼付することができる。
(第4の実施の形態)
図11は、本発明の積層ラベルの第4の実施の形態を示す図であり(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。
本形態における積層ラベルは図11に示すように、図1に示したものに対して、第2の領域として納品書13の代わりにタック片313が配達票11及び貼付票12にミシン目15を介して分離可能に連接している点が異なる配送ラベル301である。
タック片313の裏面には、図1に示した納品書13と同様にミシン目15に沿う領域には粘着層40が積層されていないものの、その領域を除いてミシン目15から一定の幅を持って帯状に粘着層40が積層されている。そして、タック片313は、この粘着層40を介して剥離紙320が剥離可能に貼着されている。そのため、剥離紙320を構成する台紙シート321が、配達票11及び貼付票12に対向する領域から粘着層40の幅だけ突出した大きさを有し、配達票11及び貼付票12に対向する領域とその突出した領域との間にミシン目23が形成されている。
以下に、上記のように構成された配送ラベル301の使用方法について説明する。
図12は、図11に示した配送ラベル301の使用方法を説明するための図である。
図11に示した配送ラベル301においては、タック片313が、剥離紙320に剥離可能に貼着されているとともに、ミシン目15によって配達票11及び貼付票12から分離可能となっているため、図12(a)に示すように、配送情報表示領域11a,12aのそれぞれに、配送物の配送先の住所や氏名あるいは名称、品名等の配送情報11c,12cが印字または記入された後、ミシン目15を破断しながら、剥離紙320から剥離することができる。
そして、タック片313の裏面には、ミシン目15を破断した辺から一定の幅を持って帯状に粘着層40が積層されているため、タック片313が配達票11及び貼付票12から分離して剥離紙320から剥離されると粘着層40が表出し、この粘着層40によって、図12(b)に示すように、タック片313を被着体である物品203に貼付することができる。
その後、ミシン目15が破断することで、タック片313から分離した配達票11及び貼付票12を、図1に示したものと同様にして使用することができる。
このように、本形態においては、伝票用紙310の一方の面と粘着層40との間にシリコン層50a、ニス層50b及びフィルム層30が積層されることによって伝票用紙310とフィルム層30との2枚のシートが剥離可能に積層された剥離構造が、伝票用紙310のうち配達票11及び貼付票12となる領域のみに設けられており、また、伝票用紙210のその他の領域となるタック片313においては、裏面の一部に粘着層40が積層されているため、タック片313を配達票11及び貼付票12から分離して粘着層40によって被着体に貼付することができる。
なお、上述した実施の形態においては、貼付票12の裏面の積層構造が配達票11の裏面の積層構造と同一となっており、貼付票12も、配送物に貼付された状態から伝票用紙10,210,310をフィルム層30から剥離することで、配送物から剥離可能なものとなっているが、貼付票12は必ずしも配送物から剥離される必要はないため、納品書13のように粘着層40のみを介して剥離紙20が貼着された構成としてもよい。
(第5の実施の形態)
図13は、本発明の積層ラベルの第5の実施の形態を示す図であり(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。
本形態における積層ラベルは図13に示すように、図1に示したものに対して、納品書13に対向する領域においては、台紙シート21の表面にシリコン層22が積層されておらず、台紙シート21が粘着層40によって伝票用紙10に剥離困難に貼着されている点が異なる配送ラベル401である。そのため、剥離紙420は、配達票11及び貼付票12に対向する領域においてのみ、台紙シート21の表面にシリコン層22が積層されて構成されている。
本形態における配送ラベル401は、図1に示した配送ラベル1と同様に、ミシン目15が破断されることで、配達票11及び貼付票12と納品書13とが分離されて使用されることになるが、納品書13に対向する領域は、台紙シート21が粘着層40によって伝票用紙10に剥離困難に貼着されているため、納品書13は、被着体に貼付されることなくタグ形態として配送物とともに段ボール箱等に収納されて使用されることになる。
1,101,201,301,401 配送ラベル
2 配送物
10,210,310 伝票用紙
11 配達票
11a,12a 配送情報表示領域
11b 押印領域
11c,12c 配送情報
11d 受領印
12 貼付票
13 納品書
13e 納品情報表示領域
13f 納品情報
14,216 スリット
15,23 ミシン目
20,120,320,420 剥離紙
21,121,321 台紙シート
22,50a シリコン層
30 フィルム層
40 粘着層
50b ニス層
203,303 物品
213 ラベル片
213a ラベル
313 タック片

Claims (4)

  1. 互いに分離可能な第1及び第2の領域を具備する表面シートと、
    前記表面シートのうち前記第1の領域の一方の面に積層された第1の剥離層と、
    前記第1の剥離層の前記第1の領域との積層面とは反対側の面に積層されたフィルム層と、
    前記フィルム層の前記第2の剥離層との積層面とは反対側の面に積層された粘着層と、
    台紙シートの表面に第2の剥離層が積層されて構成され、前記粘着層の前記フィルム層との積層面とは反対側の面に、前記第2の剥離層が積層された面を積層面として積層された剥離紙とを有する、積層ラベル。
  2. 請求項1に記載の積層ラベルにおいて、
    前記粘着層及び前記剥離紙は、前記表面シートの前記第2の領域の一方の面にも、前記粘着層、前記剥離紙の順で積層されている、積層ラベル。
  3. 請求項2に記載の積層ラベルにおいて、
    前記第2の領域は、当該第2の領域から前記粘着層とともに分離可能に区画形成されたラベル部を有する、積層ラベル。
  4. 請求項1に記載の積層ラベルにおいて、
    前記粘着層及び前記台紙シートは、前記表面シートの前記第2の領域の一方の面にも、前記粘着層、前記台紙シートの順で積層されている、積層ラベル。
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