JP2018075083A - 什器における支持構造、および什器 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成で支持脚に幕板を取付けることができる什器における支持構造を提供することを目的とする。【解決手段】床面上に互いに離間して配置された一対の支持脚20と、一対の支持脚20に跨って配設される幕板30と、を有し、幕板30は、一対の支持脚20を結ぶ左右方向Xに延びる本体部31と、本体部31から、左右方向Xと直交する前後方向Yに延びるとともに、一対の支持脚20それぞれに対して左右方向Xの外側から係合する一対の外側規制部32と、を備え、幕板30および支持脚20のうち、いずれか一方は磁着部を有し、いずれか他方は被磁着部を有し、磁着部が被磁着部に磁着することにより、幕板30が支持脚20に対して着脱可能に取付けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、什器における支持構造、および什器に関する。
従来、昇降可能な天板を備えた什器が知られている。
什器の天板を昇降させる技術として、たとえば、ガススプリングを用いる方法やギアを用いる方法(特許文献1、2)などが知られている。
特許文献1、2に開示された技術は、構造が簡易であるのでコストを安く抑えることができる。しかしながら、特許文献1、2に開示された技術では、力の弱い使用者にとっては操作しにくい場合があったり、天板の高さによっては天板を昇降させるために無理な姿勢を強いたりすることがある。
天板を昇降させる際の操作性を向上させるために、電動式の伸縮機構を用いて天板を昇降させる技術が知られている(特許文献3、4、5)。特許文献3、4、5に開示された技術では、天板近傍に配されるスイッチなどの操作により、支持脚に配設された伸縮機構を動作させ、天板を昇降することができる。
特許第3371959号公報 特許第3391285号公報 実用新案登録第3164739号公報 特開2014−113505号公報 特許第5718503号公報
しかしながら、例えば特許文献1から5に開示された技術のように伸縮機構を有するような構成等では、什器の後面に、使用者の下肢空間が露呈するのを防止するための幕板を取付けようとした場合において、伸縮機構が配設された支持脚に対して、幕板を取付けるための取付穴等を形成する加工を施すのが困難であるという問題があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、簡易な構成で支持脚に幕板を取付けることができる什器における支持構造を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、本発明は以下の手段を採用する。
すなわち、本発明に係る什器における支持構造は、床面上に互いに離間して配置された一対の支持脚と、一対の前記支持脚に跨って配設される幕板と、を有し、前記幕板は、一対の前記支持脚を結ぶ脚部間方向に延びる本体部と、前記本体部から、前記脚部間方向と直交する直交方向に延びるとともに、一対の前記支持脚それぞれに対して、前記脚部間方向の外側又は内側のうちの一方から係合する一対の第1規制部と、を備え、前記幕板および前記支持脚のうち、いずれか一方は磁着部を有し、いずれか他方は被磁着部を有し、前記磁着部が前記被磁着部に磁着することにより、前記幕板が前記支持脚に対して着脱可能に取付けられていることを特徴とする。
このように構成された什器における支持構造では、幕板および支持脚がそれぞれ、磁着部および被磁着部のうちのいずれかを一方を有し、これらの磁着部および被磁着部が互いに磁着することで、幕板が支持脚に対して着脱可能に取付けられている。このため、例えば支持脚が伸縮機構を有するような構成等であっても、支持脚に、幕板を取付けるための取付穴等を形成する加工を施す必要が無く、簡易な構成で支持脚に幕板を取付けることができる。
また、幕板が、前記第1規制部を備えているので、幕板が支持脚に対して脚部間方向に位置ずれするのを抑えることができる。これにより、磁着部と被磁着部との位置ずれを抑え、幕板の支持脚からの離脱を抑えることができる。
また、本発明に係る什器における支持構造では、前記磁着部および被磁着部は、前記直交方向に互いに向かい合って磁着してもよい。
このように構成された什器における支持構造では、磁着部および被磁着部が、前記直交方向に互いに向かい合って磁着しているので、例えば、磁着部および被磁着部が、幕板の本体部が延びる脚部間方向に互いに向かい合って磁着しているような構成と比較して、磁着部および被磁着部が互いの相対的な離間を妨げる磁着力を、前記直交方向に大きく発揮することが可能となり、幕板の本体部が、脚部間方向においては、第1規制部で位置決めされるとともに、前記直交方向に位置ずれするのを、効果的に抑制することができる。
前記直交方向に位置ずれするのを、効果的に抑制することができる。
また、本発明に係る什器における支持構造では、前記幕板は、前記本体部から前記直交方向に延びるとともに、前記支持脚に対して、前記第1規制部とは反対側となる前記脚部間方向の外側又は内側のうちの他方から係合する第2規制部を備えてもよい。
このように構成された什器における支持構造では、幕板が、支持脚に対して、第1規制部とは反対側となる脚部間方向の外側又は内側のうちの他方から係合する第2規制部を備えているので、第2規制部が支持脚に対して係合することで、幕板が、脚部間方向に位置ずれするのを、より一層効果的に抑制することができる。
また、本発明に係る什器における支持構造では、前記幕板には、前記本体部、前記第1規制部、または前記第2規制部のうちのいずれかに取り付けられ、前記支持脚に対して、前記直交方向に沿う前記本体部の反対側から係合する固定部材が配設されてもよい。
このように構成された什器における支持構造では、幕板が、支持脚に対して、前記直交方向に沿う本体部の反対側から係合する固定部材を備えているので、幕板が前記直交方向に沿う本体部側に向けて外れるのを、より一層確実に抑制することができる。
また、本発明に係る什器では、上方を向く表面に作業面を有し、前記支持脚により支持される天板と、前記支持脚が前記天板の高さを変更可能に支持する前述の什器における支持構造と、を備えてもよい。
このように構成された什器における支持構造では、天板の高さに合わせて、支持脚に対する幕板の高さ位置を、容易に変更することができる。
本発明に係る什器によれば、簡易な構成で支持脚に幕板を取付けることができる。
本発明の一実施形態に係る什器を示す斜視図である。 図1に示す什器における支持構造の斜視図である。 図1に示す什器における幕板の(a)要部の正面図、(b)(a)におけるA−A線矢視断面図、(c)(a)におけるB−B線矢視断面図である。 図1に示す什器における固定部材の(a)要部の正面図、(b)要部の側面図、(c)上面図である。 図1に示す什器における外れ止め部材の(a)要部の正面図、(b)(a)におけるC−C線矢視断面図、(c)要部の上面図である。 図1に示す什器における支持構造の要部の横断面図である。 図6に示す什器における支持構造のD−D線矢視断面図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態に係る什器1について説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る什器1は、上方を向く表面に作業面10aを有する天板10と、床面上に互いに離間して配置され、天板10を支持する一対の支持脚20、および一対の支持脚20に跨って配設される幕板30を有する支持構造40と、を備えている。
以下の説明において、一対の支持脚20の脚部間を結ぶ方向を左右方向(脚部間方向)Xといい、天板10の表裏面が向く方向を上下方向Zといい、左右方向Xおよび上下方向Zと直交する方向を前後方向(直交方向)Yという。
また、左右方向において、一対の支持脚20同士が互いに向かい合う方向を内側、この反対側である互いに離れる方向を外側といい、上下方向Zのうち、幕板30の上端縁および下端縁から、幕板30の中央部に向かう方向を内側、この反対側である幕板30の中央部から、幕板30の上端縁および下端縁に向かう方向を外側という。
また、前後方向Yのうち、支持脚20側を前方、この反対側である幕板30側(後述する本体部31側)を後方という。
天板10は、上面視で前後方向Yよりも左右方向Xに長い矩形状を呈している。天板10の後端縁には、上下方向Z、および天板10の左右方向Xの全域にわたって延びる化粧板11が配設されている。なお、化粧板11は配設されていなくてもよい。
天板10の作業面10aには、天板10を上下方向Zに貫く配線挿通孔12が形成されている。図示の例では、配線挿通孔12は、天板10の作業面10aにおける後端部の右側に形成されている。配線挿通孔12内には、配線挿通孔12を開閉自在に覆う配線キャップ13が嵌合されている。
図1および図2に示すように、支持脚20は、前後方向Yに延びる一対のベース部材21と、ベース部材21の上面から上方に向けて延び、上下に伸縮自在に構成された脚部としての支持脚部材22と、を備えている。
支持脚20は、天板10の高さを変更可能に支持している。支持脚20の支持脚部材22が、上下に伸縮することで、天板10の高さを変更することができる。
ベース部材21は、前後方向Yのうち、前方から見た正面視において、上下方向Zよりも左右方向Xに長い偏平な矩形状を呈している。ベース部材21の下面のうち、後端部および前端部には、床面に載置されるアジャスタ―21aが、前後方向Yに間隔をあけて複数配設されている。支持脚部材22は、ベース部材21の上面における後端部に配設されている。
図1および図6に示すように、支持脚部材22は、上下方向Zに直交する横断面視において多重筒状を呈している。支持脚部材22は、ベース部材21の上面に固定された第1筒部22aと、第1筒部22a内に上下方向Zに移動可能に挿入された第2筒部22bと、第2筒部22b内に上下方向Zに移動可能に挿入された第3筒部22cと、を備えている。
図示の例では第1筒部22a、第2筒部22b、および第3筒部22cはそれぞれ、前記横断面視において、左右方向Xよりも前後方向Yに長い矩形筒状を呈している。また、第3筒部22cの内側には、第2筒部22bおよび第3筒部22cを上下方向Zに移動させる図示しない伸縮機構が配設されている。
支持脚20の外周面は、磁性体により形成されている。支持脚20におけるベース部材21および支持脚部材22はそれぞれ、鉄材により一体に形成され、磁性を備えている。これにより、支持脚20の外周面は、磁力を帯びた物質を磁着する。ただし、支持脚20の外周面は、磁石ではない。
なお、支持脚20の構成としては、磁性を備えない材料により形成された支持脚20の外周面に、磁性体が別体に配設されてもよい。このような場合には、支持脚20の外周面のうち、一部分にのみ、磁性体が配設されてもよい。
図3および図6に示すように、幕板30は、左右方向Xに延びる本体部31と、本体部31から、前後方向Yのうちの前方に向けて延びるとともに、一対の支持脚20それぞれに対して左右方向Xの外側から係合する一対の外側規制部32(第1規制部)と、本体部31から前方に向けて延びるとともに、一対の支持脚20それぞれに対して左右方向Xの内側から係合する一対の内側規制部33(第2規制部)と、を備えている。
本体部31、外側規制部32、および内側規制部33は、いずれも鉄材により形成され、磁性を備えている。
なお、本体部31、外側規制部32、および内側規制部33は、その他の金属材や木材等で形成されてもよい。
幕板30の本体部31は、前記正面視において、上下方向Zよりも左右方向Xに長い矩形状を呈し、表裏面が前後方向Yを向く板状部材である。本体部31の上端縁および下端縁には、返し部31a、31bが各別に形成されている。
返し部31a、31bのうち、上方に位置する返し部31aは、本体部31の上端縁を、前方、下方、および後方に向けてこの順に折り曲げることで形成されている。また、下方に位置する返し部31bは、本体部31の下端縁を、前方、上方、および後方に向けてこの順に折り曲げることで形成されている。
返し部31a、31bはそれぞれ、上下方向Zの内側に向けて開口している。返し部31a、31bにおける後方を向く開口縁部と、本体部31の表裏面のうち、前方を向く裏面と、は前後方向Yに対向している。
外側規制部32は、本体部31と一体に形成されている。外側規制部32は、本体部31の左右方向Xの外端縁から、前方に向けて突出している。外側規制部32は、本体部31の左右方向Xの外端部において、上下方向Zの全域にわたって形成されている。
上面視において、外側規制部32の前後方向Yの大きさは、返し部31a、31bの前後方向Yの大きさよりも小さくなっている。
内側規制部33は、本体部31と別体に形成されている。内側規制部33は、本体部31に沿って延びるとともに、本体部31に固定される基端部33aと、基端部33aから前方に向けて延びる接続部33bと、接続部33bの前端部から左右方向Xの外側に向けて延びる規制部33cとを備えている。基端部33a、接続部33b、および規制部33cは板金材の曲げ加工により一体に形成されている。
内側規制部33の基端部33aは、本体部31の裏面にスポット溶接により固定されている。スポット溶接された溶接部は、本体部31において、上下方向Zに間隔をあけて複数形成されている。
本体部31の裏面において、本体部31の返し部31a、31bにおける左右方向Xの外端部と、内側規制部33の接続部33bと、の左右方向Xの位置が、互いに同等となっている。
本体部31の返し部31a、31bの左右方向Xの外端縁が、内側規制部33の接続部33bにおける左右方向Xの内側を向く内面と、左右方向Xで当接している。
本体部31の返し部31a、31bおよび内側規制部33の接続部33bの、前後方向Yの大きさは、互いに同等となっている。
内側規制部33の規制部33cのうち、左右方向Xの外側に位置する部分には、後方に向けて折り曲げられた屈曲部33dが形成されている。屈曲部33dの後端部は、本体部31の裏面と、前後方向Yに対向している。
規制部33cのうち、屈曲部33dの前端部には、屈曲部33dを貫通するスリット(被係止部)33eが形成されている。スリット33eは上下方向Zに間隔をあけて複数形成されている。図示の例では、スリット33eは3つ形成されている。なお、スリット33eが形成される数量としては、2つ以下でも4つ以上でもよい。
そして本実施形態では、幕板30および支持脚20のうち、いずれか一方は磁着部50Aを有するとともに、いずれか他方は被磁着部50Bを有している。図示の例では、幕板30が磁着部50Aとしての第1マグネット51を有し、支持脚20における支持脚部材22の外周面が、被磁着部50Bとなっている。
第1マグネット51は、幕板30の本体部31における裏面のうち、外側規制部32の左右方向Xの内側に位置する部分に配設されている。第1マグネット51は、上下方向Zに間隔をあけて複数配設されている。第1マグネット51は、本体部31の裏面に、接着材により固着されている。
また本実施形態では、図6に示すように、磁着部50Aが、被磁着部50Bに磁着することにより、幕板30が支持脚20に対して着脱可能に取付けられている。図示の例では、幕板30に固着された第1マグネット51が、支持脚部材22の外周面に磁着することにより、幕板30が支持脚部材22に対して着脱可能に取付けられる。またこの際、支持脚部材22は、幕板30の内側規制部33および外側規制部32により、左右方向Xに挟まれることで、左右方向Xの位置が規制される。
また本実施形態では、磁着部50Aおよび被磁着部50Bは、前後方向Yに互いに向かい合って磁着している。図示の例では、幕板30の本体部31に固着された第1マグネット51は、支持脚部材22の外周面のうち、後方を向く後面に当接しながら磁着している。
また本実施形態では、幕板30には、内側規制部33に取り付けられ、一対の支持脚20それぞれに対して、支持脚20の前方から係合する固定部材35が各別に一対配設されている。一対の固定部材35はそれぞれ、一対の支持脚20それぞれの左右方向Xの内側に配設されている。
なお、固定部材35は、本体部31又は外側規制部32に取付けられてもよい。このような場合には、固定部材35は、一対の支持脚20それぞれの左右方向Xの外側に配設されてもよい。
図4および図6に示すように、固定部材35は板金材により形成されている。
固定部材35は、支持脚20に対して支持脚20の前方から近接又は当接する固定片35aと、支持脚20の左右方向Xの内側に前後方向に沿って配置され、固定片35aから後方に向かって延びる取付部35bと、取付部35bの後端部から、一対の支持脚20の左右方向Xの内側に向かって延びる係止部35cと、を備えている。
固定片35aおよび係止部35cは、取付部35bと一体に形成されている。固定片35aおよび係止部35cの厚み寸法は、取付部35bの厚み寸法と同等となっている。
固定片35aは、取付部35bの前端縁における上下方向Zの全域にわたって形成されている。固定片35aは、取付部35bの前端部を、左右方向Xの外側に向けて折り曲げられて形成されている。図示の例では、固定片35aにおける後方を向く後面が、支持脚部材22の前面に当接している。
なお、固定片35aは、取付部35bの前端縁に上下方向Zに間欠的に形成されてもよいし、固定片35aの後面が、支持脚部材22の前面と隙間を設けて近接していてもよい。
取付部35bにおける左右方向Xの外側を向く外面には、第2マグネット52が配設されている。第2マグネット52は、取付部35bの外面のうちの前端部に配設されている。第2マグネット52は、上下方向Zに間隔をあけて複数配設されている。
第2マグネット52は3つ配設されている。なお、第2マグネット52の数量としては2つ以下でも4つ以上でもよい。
係止部35cは、固定部材35の後端縁において、上下方向Zに間隔をあけて複数形成されている。係止部35cは、内側規制部33のスリット33eと、上下方向Zの間隔を等しくして、同数形成されている。係止部35cの左右方向Xの内端部は、角部が面取りされている。
図示の例では、係止部35cは3つ形成され、固定片35aの上端縁、下端縁、および上下方向Zの中央部に各別に形成されている。なお、係止部35cが形成される数量としては、2つ以下でも4つ以上でもよい。
図6に示すように、固定部材35は、係止部35cが、幕板30の内側規制部33に形成されたスリット33eに係止することで、幕板30に配設される。固定部材35の係止部35cを、内側規制部33のスリット33eに係止する際には、まず、図6において2点鎖線で示すように、固定部材35の取付部35bを、本体部31に対して傾けた状態で、係止部35cをスリット33e内に進入させる。次に、取付部35bが前後方向Yに沿って延びるように、取付部35bをスリット33e回りに支持脚部材22に向けて回動させることで、固定片35aの後面が、支持脚部材22の前面に当接する。
また、一対の固定部材35の左右方向Xの内側には、支持脚20とともに固定部材35を左右方向Xに挟む配線ダクト(外れ止め部材)60が配設されている。配線ダクト60は、一対の固定部材35同士の間にわたって、一体に形成されている。
配線ダクト60は、什器1とともに使用される図示しない電源プラグ等の配線を、その内部に収容する。図5に示すように、配線ダクト60は、板金により形成されている。配線ダクト60には、その全域にわたってパンチ孔が形成されている。
配線ダクト60は、左右方向Xから見た側面視で、上方および前方に向けて開口する枠状を呈している。配線ダクト60は、後方に位置する後壁部61と、前方に位置する前壁部62と、後壁部61および前壁部62それぞれの下端部同士を接続する底壁部63と、を備えている。後壁部61は、前壁部62よりも上下方向Zに大きく形成されている。
後壁部61の上端部には、前方に向けて折り曲げられた懸架部61aが形成されている。
前壁部62の上端部は、下方に向けて折り曲げられ、かつ前後方向Yに重ねられることで、その他の部分と比べて、厚みが大きくなっている。
配線ダクト60の後壁部61の下端部には、第3マグネット53が配設されている。第3マグネット53は、左右方向Xに間隔をあけて複数配設されている。図示の例では、5つのマグネットが配設されている。なお、第3マグネット53が配設される数量としては、4つ以下であってもよいし、6つ以上であってもよい。
配線ダクト60の後壁部61は、底壁部63および前壁部62よりも左右方向Xに小さく形成されている。また、配線ダクト60の底壁部63のうち、左右方向Xの両端に位置する後壁部61との接続部分には、切欠き部63aが形成されている。
図7に示すように、配線ダクト60の懸架部61aが、幕板30の本体部31における返し部31aに引っ掛けられることで、配線ダクト60が本体部31に懸架される。これにより、配線ダクト60が幕板30に取付けられる。配線ダクト60を幕板30に取付ける際には、後壁部61の上端部が、下端部よりも後方に位置するように配線ダクト60を傾けた状態で、本体部31の返し部31aの内部に懸架部61aを進入させ、その後に懸架部61a回りに配線ダクト60を後方に向けて回動させる。
またこの際、配線ダクト60に配設された第3マグネット53は、本体部31の裏面に当接して磁着する。これにより、配線ダクト60の前後方向Yの位置ずれが規制される。
図6に示すように、配線ダクト60が幕板30に取付けられた状態において、配線ダクト60の後壁部61の左右方向Xの外側、および底壁部63に形成された切欠き部63a内に、内側規制部33が配置される。切欠き部63aの端縁のうち、後方を向く後方端縁63bが、内側規制部33の規制部33cに、規制部33cの前方から近接している。
また、配線ダクト60の底壁部63および前壁部62が、固定部材35に左右方向Xの内側から当接或いは近接している。これにより、配線ダクト60が、固定部材35の左右方向Xの内側への変位を拘束している。
以上説明したように、本実施形態に係る什器1における支持構造40によれば、幕板30および支持脚20がそれぞれ、磁着部50Aおよび被磁着部50Bのうちのいずれかを一方を有し、これらの磁着部50Aおよび被磁着部50Bが互いに磁着することで、幕板30が支持脚20に対して着脱可能に取付けられている。このため、例えば支持脚20が伸縮機構を有するような構成等であっても、支持脚20に幕板30を取付けるための取付穴等を形成する加工を施す必要が無く、簡易な構成で支持脚20に幕板30を取付けることができる。
また、幕板30が、外側規制部32を備えているので、幕板30が支持脚20に対して左右方向Xに位置ずれするのを抑えることができる。これにより、磁着部50Aと被磁着部50Bとの位置ずれを抑え、予期せぬ幕板30の支持脚20からの離脱を抑えることができる。
また、磁着部50Aである第1マグネット51、および被磁着部50Bである支持脚部材22の外周面が、前後方向Yに互いに向かい合って磁着しているので、例えば、磁着部50Aおよび被磁着部50Bが、左右方向Xに互いに向かい合って磁着しているような構成と比較して、磁着部50Aおよび被磁着部50Bが互いの相対的な離間を妨げる磁着力を、前後方向Yに大きく発揮することが可能となり、幕板30の本体部31が、左右方向Xにおいては、外側規制部32で位置決めされるとともに、前後方向Yに位置ずれするのを、効果的に抑制することができる。
また、幕板30が、本体部31から前後方向Yに延びるとともに、支持脚20に対して左右方向Xの内側から係合する内側規制部33を備えているので、内側規制部33が支持脚20に対して係合することで、幕板30が、左右方向Xに位置ずれするのを、より一層効果的に抑制することができる。
また、幕板30には、内側規制部33に取り付けられるとともに、幕板30が、一対の支持脚20に対して、前方から係合する固定部材35を備えているので、幕板30が後方に向けて外れるのを、より一層確実に抑制することができる。
また、本実施形態に係る什器1によれば、表面に作業面10aを有し、支持脚20により支持される天板10と、支持脚20が天板10の高さを変更可能に支持するとともに、支持脚20の外周面が、磁性体により形成された什器1における支持構造40と、を備えているので、天板10の高さに合わせて、支持脚20に対する幕板30の高さ位置を、容易に変更することができる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態においては、幕板30が磁着部50Aとしての第1マグネット51を有し、支持脚20における支持脚部材22の外周面が、被磁着部50Bとなっている構成を示したが、このような態様に限られない。支持脚の外周面に磁着部としてのマグネット等が配設され、幕板が例えば磁性体により形成されることで、被磁着部とされてもよい。
また、上記実施形態においては、幕板30の本体部31に配設されたマグネットと、支持脚部材22の後面と、が、前後方向Yに互いに向かい合って磁着している構成を示したが、このような態様に限られない。マグネットと支持脚部材22の外周面とは、前後方向Y以外の方向で互いに向かい合って磁着してもよい。
また、上記実施形態においては、幕板30が、一対の支持脚20それぞれに対して、左右方向Xの外側から係合する一対の外側規制部32を、第1規制部として備えている構成を示したが、このような態様に限られない。幕板は、第1規制部として、一対の支持脚20それぞれに対して、左右方向Xの内側から係合する一対の内側規制部33を備えてもよい。
また、上記実施形態においては、幕板30が、第2規制部として、本体部から前後方向Yに延びるとともに、支持脚に対して左右方向Xの内側から係合する内側規制部33を備える構成を示したが、このような態様に限られない。幕板は、第2規制部としての内側規制部を備えなくてもよい。
また、第1規制部として、内側規制部を備えている場合には、第2規制部としての外側規制部を備えなくてもよい。
また、上記実施形態においては、幕板30が、内側規制部33、および固定部材35を、それぞれ一対備える構成を示したが、このような態様に限られない。幕板は、内側規制部33、および固定部材35を、それぞれ1つずつ備えてもよい。
また、上記実施形態においては、幕板30には、前記本体部31、前記外側規制部32、および前記内側規制部33のうちのいずれかに取り付けられ、支持脚20に対して、前方から係合する固定部材35が配設されている構成を示したが、このような態様に限られない。幕板には、固定部材が配設されなくてもよい。
また、上記実施形態においては、幕板30における内側規制部33が、本体部31から前方に向かって延びる構成を示したが、このような態様に限られない。例えば、本体部31の左右方向Xの外端部が後方に向けて折り曲げられ、このように折り曲げられて形成された部分が内側規制部とされ、この内側規制部に、支持脚部材22における左右方向Xの内側を向く内面が当接するような構成であってもよい。
また、上記実施形態においては、支持脚20が横断面視で矩形状を呈する構成について示したが、このような態様に限られない。支持脚は、横断面視で円形状や矩形状を除く多角形状であってもよい。このような場合には、支持脚の外周面に沿って、各部材の形状を適時変更することが好ましい。
また、上記実施形態においては、什器1の支持脚20が天板10の高さを変更可能に支持している構成を示したが、このような態様に限られない。什器1の支持脚20は、天板10の高さを一定に支持してもよい。
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1 什器
10 天板
10a 作業面
20 支持脚
30 幕板
31 本体部
32 外側規制部(第1規制部)
33 内側規制部(第2規制部)
35 固定部材
40 支持構造
50A 磁着部
50B 被磁着部
X 左右方向(脚部間方向)
Y 前後方向(直交方向)
Z 上下方向

Claims (5)

  1. 床面上に互いに離間して配置された一対の支持脚と、
    一対の前記支持脚に跨って配設される幕板と、を有し、
    前記幕板は、
    一対の前記支持脚を結ぶ脚部間方向に延びる本体部と、
    前記本体部から、前記脚部間方向と直交する直交方向に延びるとともに、一対の前記支持脚それぞれに対して、前記脚部間方向の外側又は内側のうちの一方から係合する一対の第1規制部と、を備え、
    前記幕板および前記支持脚のうち、いずれか一方は磁着部を有し、いずれか他方は被磁着部を有し、
    前記磁着部が前記被磁着部に磁着することにより、前記幕板が前記支持脚に対して着脱可能に取付けられていることを特徴とする什器における支持構造。
  2. 前記磁着部および前記被磁着部は、前記直交方向に互いに向かい合って磁着していることを特徴とする請求項1に記載の什器における支持構造。
  3. 前記幕板は、前記本体部から前記直交方向に延びるとともに、前記支持脚に対して、前記第1規制部とは反対側となる前記脚部間方向の外側又は内側のうちの他方から係合する第2規制部を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の什器における支持構造。
  4. 前記幕板には、前記本体部、前記第1規制部、および前記第2規制部のうちのいずれかに取り付けられ、前記支持脚に対して、前記直交方向に沿う前記本体部の反対側から係合する固定部材が配設されていることを特徴とする請求項3に記載の什器における支持構造。
  5. 上方を向く表面に作業面を有し、前記支持脚により支持される天板と、
    前記支持脚が前記天板の高さを変更可能に支持する請求項1から4のうちのいずれか1項に記載の什器における支持構造と、を備えることを特徴とする什器。
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