JP3245133U - 中間棚ユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】中間棚が設けられるように構成されていない机に対して、中間棚を容易に設けることができる中間棚ユニットを提供する。【解決手段】被磁着部11aを有する複数の脚部11と、この脚部11に支持される天板12とからなる机10に付設可能な中間棚ユニットであって、中間棚1と、この中間棚1を支持する複数の棚受け部材2とを有し、前記各棚受け部材2は、前記中間棚1を支持する棚支持部と、磁石を有し前記被磁着部11aに着脱自在に設けられる磁着部とで構成され、前記磁石の磁着作用により前記棚受け部材2を前記脚部11の前記被磁着部11aに着設し、この各棚受け部材2の棚支持部で前記中間棚1を支持することで該中間棚1を前記机10に付設することができるように構成されている中間棚ユニット。【選択図】図2
Description
本考案は、被磁着部を有する複数の脚部と、この脚部に支持される天板とからなる机に付設可能な中間棚ユニットに関するものである。
従来から、たとえば特許文献1,2(以下、「従来例」という。)に示すような中間棚(天板の下方に設けられる棚)を有する机がある。
上記従来例のように、中間棚があると机上のものを中間棚に載置収納することができ、机上が整理され便利であるが、一般的には中間棚を有していない机の方が多く、このような中間棚を有していない机は、構造上、中間棚が設けられるように構成されていない。したがって、このような中間棚が設けられるように構成されていない机に中間棚を付設したい場合、何らかの手段、たとえば、ビスなどの止着手段により中間棚を設けたりしなければならないが、このような作業は非常に厄介であり、また、上記止着手段により中間棚を設けた場合、中間棚が不要となった場合、その取り外しも厄介なうえ、脚に止着手段の痕が残り、見た目が損なわれてしまう。
本考案は、このような現状に鑑みなされたものであり、中間棚が設けられるように構成されていない机に対して、中間棚を容易に設けることができる中間棚ユニットを提供することを目的とする。
添付図面を参照して本考案の要旨を説明する。
被磁着部11aを有する複数の脚部11と、この脚部11に支持される天板12とからなる机10に付設可能な中間棚ユニットであって、中間棚1と、この中間棚1を支持する複数の棚受け部材2とを有し、前記各棚受け部材2は、前記中間棚1を支持する棚支持部3と、磁石5を有し前記被磁着部11aに着脱自在に設けられる磁着部4とで構成され、前記磁石5の磁着作用により前記棚受け部材2を前記脚部11の前記被磁着部11aに着設し、この各棚受け部材2の棚支持部3で前記中間棚1を支持することで該中間棚1を前記机10に付設することができるように構成されていることを特徴とする中間棚ユニットに係るものである。
また、請求項1記載の中間棚ユニットにおいて、前記磁着部4は、滑り止め部材6が設けられていることを特徴とする中間棚ユニットに係るものである。
また、請求項2記載の中間棚ユニットにおいて、前記磁石5は、前記磁着部4に設けた凹部4aに嵌設され、また、前記滑り止め部材6は、シート状に構成され、前記磁石5を被覆するように設けられていることを特徴とする中間棚ユニットに係るものである。
また、請求項2記載の中間棚ユニットにおいて、前記滑り止め部材6はシリコン樹脂製であることを特徴とする中間棚ユニットに係るものである。
また、請求項3記載の中間棚ユニットにおいて、前記滑り止め部材6はシリコン樹脂製であることを特徴とする中間棚ユニットに係るものである。
また、請求項1~5いずれか1項に記載の中間棚ユニットにおいて、前記磁石5はネオジウム磁石であることを特徴とする中間棚ユニットに係るものである。
また、請求項1~5いずれか1項に記載の中間棚ユニットにおいて、前記脚部11は、前記机10の長手方向両端部に設けられ、前記中間棚1は、前記脚部11の配設間隔よりも長尺に設定され、前記中間棚1を前記机10に付設した場合、正面視において前記中間棚1は、前記脚部11から外方へ突出した状態で設けられるように構成されていることを特徴とする中間棚ユニットに係るものである。
また、請求項6記載の中間棚ユニットにおいて、前記脚部11は、前記机10の長手方向両端部に設けられ、前記中間棚1は、前記脚部11の配設間隔よりも長尺に設定され、前記中間棚1を前記机10に付設した場合、正面視において前記中間棚1は、前記脚部11から外方へ突出した状態で設けられるように構成されていることを特徴とする中間棚ユニットに係るものである。
本考案は上述のように構成したから、中間棚が設けられるように構成されていない机に対して、中間棚を容易に設けることができる中間棚ユニットとなる。
好適と考える本考案の実施形態を、図面に基づいて本考案の作用を示して簡単に説明する。
各棚受け部材2を、磁着部4に設けられた磁石5の磁着作用により机10の各脚部11の被磁着部11aに着設し、この各脚部11に着設した棚受け部材2の棚支持部3に中間棚1を設けることで、机10の天板12の下方に中間棚1が付設され、中間棚が設けられるように構成されていない机を、中間棚1を有する机10とすることができる。
また、中間棚1を付設した後、中間棚1が不要となった場合でも、中間棚1及び棚受け部材2を除去すれば、元の机10とすることができる。
このように、本考案は、中間棚を設けることが予定されていない机でも、脚部11の被磁着部11a及び棚受け部材2を利用することで、後付けで中間棚1を容易に設けることができる従来に無い画期的な中間棚ユニットとなる。
本考案の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
本実施例は、被磁着部11aを有する複数の脚部11と、この脚部11に支持される天板12とからなる机10に付設可能な中間棚ユニットであって、図1に示すように、中間棚1と、この中間棚1を支持する複数の棚受け部材2とからなるものである。
以下、本実施例に係る構成各部について詳述する。なお、本実施例では、図2,3に示すように、長方形の天板12の四隅に夫々、脚部11が設けられ、また、この脚部11の全体が被磁着部11aに構成されている(磁性金属で構成されている)机10に付設する場合について説明する。
中間棚1は、図1に示すように長方形板状に形成されている。具体的には、図2,3に示すように、短手方向(幅方向)寸法は、机10の短手方向に対向配設される脚部11の配設間隔とほぼ同等に設定され、また、長手方向(長さ方向)寸法は、机10の長手方向両端部に位置する脚部11の配設間隔よりも長尺に設定され、机10に付設した場合、図2に示すように、正面視において、脚部11から外方へ突出した状態で設けられるように構成されている。
すなわち、本実施例は、中間棚1の長手方向(長さ方向)寸法を、机10の長手方向両端部に位置する脚部11の配設間隔よりも長尺に設定することで、中間棚1が長手方向に位置ずれた場合でも、棚受け部材2から落下しにくいように構成されている。
また、各棚受け部材2は、中間棚1を支持する棚支持部3と、磁石5が設けられた磁着部4とで構成され、磁着部4に設けられた磁石5の磁着作用により机10の脚部11(被磁着部11a)に着脱自在に着設可能に構成されている。
具体的には、棚支持部3は、中間棚1を水平に支持する水平面に構成され、本実施例においては、図4,5に示すように、水平面に形成された上面部を棚支持部3とする構成とされている。
また、磁着部4は、図4,5に示すように、棚支持部3と直交する垂直面部に構成され、面内に磁石5が設けられ、棚受け部材2は、この磁石5の磁着作用により、机10の脚部11(被磁着部11a)に着脱自在に付設可能な構成とされている。
すなわち、本実施例の棚受け部材2は、図6に示すように、外形状が側面視直角三角形のくさび形状に構成され、直交する二面の短辺面(上面部)を棚支持部3とし、また、長辺面(垂直面部)を磁着部4とする構成とされている。
なお、棚受け部材2の外形状は、前記構成に限定されるものではなく、たとえば、図7(a)に示すような逆L字形状や、図7(b)に示すような直方体形状としても良い。
また、磁着部4に設けられる磁石5は、ネオジウム磁石であり、磁着部4に設けられた(凹設された)凹部4aに嵌設され、磁着部4表面と面一状態になるように設けられている。
なお、磁石5はネオジウム磁石に限定されるものではなく、棚受け部材2を脚部11(被磁着部11a)に強固に吸着させることができる吸着力を発揮し得るものであれば適宜採用可能である。
また、本実施例の磁石5は、図5に示すように、平面視円形のものが用いられているが、たとえば、図7(c)に示すような方形状のものを用いても良い。
また、磁着部4には、上述した磁石5と共に、滑り止め部材6が設けられている。
具体的には、滑り止め部材6は、図5に示すように、シート状に構成され、磁着部4に設けられた磁石5を被覆するように設けられている。
より具体的には、本実施例の滑り止め部材6は、シリコン樹脂製であり、弾性と柔軟性を有し、図6に示すように、棚受け部材2を脚部11(被磁着部11a)に付設した状態において、磁石5の脚部11(被磁着部11a)への磁着作用により磁石5に押圧されて脚部11(被磁着部11a)に圧接密着するように構成されている。
なお、本実施例では、磁着部4の全面を覆うように滑り止め部材6が設けられた構成とされているが、たとえば、磁石5の部分は覆わず、露出させるように設ける構成としても良い。
また、本実施例の棚受け部材2は、上面部を棚支持部3とする構成とされているが、たとえば、図7(d)に示すように、磁着部4の背面側(反対側面)に凹溝部を形成し、この凹溝部を棚支持部3とする構成としても良い。
また、本実施例では、脚部11全体が被磁着部11aに構成されている場合について説明したが、本実施例は、たとえば、脚部11が木製や合成樹脂製などの非磁着性部材で構成されている机10でも、机10に磁着性を有する金属プレート等で被磁着部11aを付設することで、容易に取り付けることができる。
以上のように構成される本実施例の作用効果について以下に説明する。
本実施例を机10に付設する場合、まず、各棚受け部材2を机10の各脚部11に同一高さ位置となるように付設する。
この際、夫々の棚受け部材2の磁石5が設けられた磁着部4を机10の各脚部11(被磁着部11a)に着接し、この磁着部4に設けられた磁石5の磁着作用により棚受け部材2を脚部11に着設する。
なお、この棚受け部材2に設けられた磁石5は、磁着部4に部分的に設けられているので、棚受け部材2の高さ位置を調整する場合、たとえば、磁着部4の下方側を脚部11(磁着部11a)から離脱させ、棚支持部3と磁着部4との境界稜線部を脚部11(被磁着部11a)に当接させながら移動させて位置調整することで、容易に所望の位置に移動調整することができる。
そして、各脚部11に棚受け部材2を設けた後、棚受け部材2の棚支持部3により中間棚1を支持することで、この中間棚1を机10の天板12の下方に付設することができる。
このように、本実施例によれば、中間棚が設けられるように構成されていない机でも、脚部11の被磁着部11a及び棚受け部材2を利用することで、脚部11(被磁着部11a)の所望の高さ位置に、後付けで中間棚1を容易に設けることができる。
また、本実施例は、上述のとおり、棚受け部材2が磁着部4に設けた磁石5の磁着作用により脚部11(被磁着部11a)に着脱自在に設けられる構成であるから、中間棚1が不要となった場合、容易に取り外すことができ、しかも、ビスなどの止着手段を用いず棚受け部材2を脚部11に着設することができるから、取り外し後の状態は、止着痕などが残らず、元の机10とすることができる。
また、本実施例の棚受け部材2は、磁着力(吸着力)が強力なネオジウム磁石が用いられているから、脚部11(被磁着部11a)に強固に着設することができ、しかも、磁着部4には滑り止め部材6が設けられているから、位置ずれも抑制され、中間棚1の付設位置が安定的に保持される。
このように、本実施例は、机10の脚部11に被磁着部11aがあれば、この被磁着部11aと棚受け部材2とを利用して、中間棚1が必要となった場合、容易に中間棚1を付設することができ、また、付設した中間棚1が不要な場合でも、容易に取り外すことができ、さらに、中間棚1の高さ位置も容易に変更可能な実用性に優れた画期的な中間棚ユニットとなる。
なお、本考案は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
1 中間棚
2 棚受け部材
3 棚支持部
4 磁着部
4a 凹部
5 磁石
6 滑り止め部材
10 机
11 脚部
11a 被磁着部
12 天板
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10 机
11 脚部
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Claims (8)
- 被磁着部を有する複数の脚部と、この脚部に支持される天板とからなる机に付設可能な中間棚ユニットであって、中間棚と、この中間棚を支持する複数の棚受け部材とを有し、前記各棚受け部材は、前記中間棚を支持する棚支持部と、磁石を有し前記被磁着部に着脱自在に設けられる磁着部とで構成され、前記磁石の磁着作用により前記棚受け部材を前記脚部の前記被磁着部に着設し、この各棚受け部材の棚支持部で前記中間棚を支持することで該中間棚を前記机に付設することができるように構成されていることを特徴とする中間棚ユニット。
- 請求項1記載の中間棚ユニットにおいて、前記磁着部は、滑り止め部材が設けられていることを特徴とする中間棚ユニット。
- 請求項2記載の中間棚ユニットにおいて、前記磁石は、前記磁着部に設けた凹部に嵌設され、また、前記滑り止め部材は、シート状に構成され、前記磁石を被覆するように設けられていることを特徴とする中間棚ユニット。
- 請求項2記載の中間棚ユニットにおいて、前記滑り止め部材はシリコン樹脂製であることを特徴とする中間棚ユニット。
- 請求項3記載の中間棚ユニットにおいて、前記滑り止め部材はシリコン樹脂製であることを特徴とする中間棚ユニット。
- 請求項1~5いずれか1項に記載の中間棚ユニットにおいて、前記磁石はネオジウム磁石であることを特徴とする中間棚ユニット。
- 請求項1~5いずれか1項に記載の中間棚ユニットにおいて、前記脚部は、前記机の長手方向両端部に設けられ、前記中間棚は、前記脚部の配設間隔よりも長尺に設定され、前記中間棚を前記机に付設した場合、正面視において前記中間棚は、前記脚部から外方へ突出した状態で設けられるように構成されていることを特徴とする中間棚ユニット。
- 請求項6記載の中間棚ユニットにおいて、前記脚部は、前記机の長手方向両端部に設けられ、前記中間棚は、前記脚部の配設間隔よりも長尺に設定され、前記中間棚を前記机に付設した場合、正面視において前記中間棚は、前記脚部から外方へ突出した状態で設けられるように構成されていることを特徴とする中間棚ユニット。
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2023
- 2023-10-30 JP JP2023003936U patent/JP3245133U/ja active Active
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