JP6143605B2 - ミシン用ガイド具 - Google Patents

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Description

本発明は、ミシン縫いの際に布地の送りをガイドするためのミシン用ガイド具に関する。
たとえばミシン縫いの作業において、縫い代を略一定に維持するためのガイド具の使用が提案されている(たとえば特許文献1を参照)。特許文献1において、ガイド具には永久磁石(10)が固定されている。このガイド具は、永久磁石の吸引力により、ミシンの金属製の針板(プレート12)に取り付けられる。また、同文献に開示されたガイド具の側面には、直線状や湾曲状のガイド面(摺動面3、湾曲面4等)が形成されている。ミシン縫いの作業時には、まず、ガイド具を所望の位置に取り付け、側面部分のガイド面に、布地を当接させつつ当該布地を所定の送り方向に送る。これにより、ミシン針からガイド面に当接する布地までの縫い代寸法を所望の寸法にすることができる。
しかしながら、特許文献1に開示されたガイド具においては、永久磁石の吸引力を利用して針板に取り付けるため、たとえば針板が合成樹脂などの非磁性材料からなる場合には、上記ガイド具を取り付けることができなかった。
また、上記ガイド具の側面部分(ガイド面)については、直線状の摺動面(3)が延びる方向の寸法が比較的に小さく、布地のうち摺動面(3)が当接する部分の長さが比較的に小さい。このため、布地を摺動面(3)に沿って真っ直ぐに送ろうとしても、ガイド機能を十分に発揮することができない場合があり、使い勝手の面で改善の余地があった。
実公昭54−6591号公報
本発明は、このような事情のもとで考え出されたものであって、被取付面の材質にかかわらず所望の位置に取り付け可能としつつ、使い勝手に優れるミシン用ガイド具を提供することを課題としている。
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
本発明の第1の側面によって提供されるミシン用ガイド具は、粘着または吸着によって被取付面に取り付けるための取付け部が下面に設けられた基部と、当該基部の側方を向く第1のガイド面と、互いを連結するための連結部と、を各々が有する複数のガイド部材を備え、上記複数のガイド部材が上記連結部によって互いに連結されるとき、上記複数のガイド部材のそれぞれの上記第1のガイド面が面一状となることを特徴としている。
好ましい実施の形態においては、上記各第1のガイド面は、上記基部の外周部の第1の辺に沿って延びており、上記各ガイド部材は、上記基部の側方を向き、上記基部の外周部のうち上記第1の辺よりも短い第2の辺に沿って延びる第2のガイド面と、上記基部の側方を向き、上記基部の外周部のうち上記第2の辺よりも短い第3の辺に沿って延びる第3のガイド面と、を有する。
好ましい実施の形態においては、上記各基部の外周部は、略長矩形状の一つの頂点を挟む一方の長辺および一方の短辺の一部を切り欠くように窪んだ形状とされており、上記第1の辺は他方の長辺により構成され、上記第2の辺は上記一方の長辺の切り欠かれていない部分により構成され、上記第3の辺は上記一方の短辺の切り欠かれていない部分により構成される。
好ましい実施の形態においては、上記複数のガイド部材は、上記第1、第2および第3の辺どうしが互いに線対称の位置関係にある一対のものからなる。
好ましい実施の形態においては、上記基部は板状であり、上記各ガイド部材は、上記基部の外周部から立ち上がり、かつ当該外周部を囲む起立壁を有し、上記第1、第2および第3のガイド面は、上記起立壁の外側面により構成される。
好ましい実施の形態においては、上記取付け部は、上記基部における上記下面側に露出する粘着面を有する。
好ましい実施の形態においては、上記取付け部は、自己粘着性を有するシート材によって構成されており、上記基部の上記下面に上記取付け部の一方の面が固定され、上記取付け部の他方の面が上記粘着面とされる。
好ましい実施の形態においては、上記基部の上記下面には、上記取付け部の厚み寸法よりも小である所定の深さ寸法を有する凹部が設けられており、上記取付け部は、上記凹部に嵌り込んでいる。
本発明の第2の側面では、本発明の第1の側面において記載したミシン用ガイド具と、少なくとも一つの直線状の端縁から各々が所定間隔を隔てた複数の目盛り線を有する目盛り付きシートと、を備えることを特徴とする、ミシン用ガイド具と目盛り付きシートのセットが提供される。
好ましい実施の形態においては、上記目盛り付きシートの一方の面は平滑状であり、上記目盛り付きシートの他方の面に上記複数の目盛り線が形成されている。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
本発明に係るミシン用ガイド具の一例を示す斜視図である。 一方のガイド部材の平面図である。 図2に示すガイド部材の正面図である。 図2に示すガイド部材の右側面図である。 図2に示すガイド部材の底面図である。 図2のVI−VI線に沿う断面図である。 他方のガイド部材の平面図である。 図7に示すガイド部材の正面図である。 図7に示すガイド部材の底面図である。 図7のX−X線に沿う断面図である。 図7のXI−XI線に沿う断面図である。 2つのガイド部材を連結した状態を示す正面図である。 2つのガイド部材を連結した状態を示す平面図である。 本発明に係る目盛り付きシートの一例を示す平面図である。 図14に示す目盛り付きシートの正面図である。 ミシン用ガイド具および目盛り付きシートの使用方法を説明するための平面図である。 ミシン用ガイド具の使用方法を説明するための平面図である。 ミシン用ガイド具の使用方法を説明するための平面図である。 ミシン用ガイド具の使用方法を説明するための平面図である。 ミシン用ガイド具の使用方法を説明するための平面図である。 ミシン用ガイド具の使用方法を説明するための平面図である。 ミシン用ガイド具の使用方法を説明するための平面図である。 ミシン用ガイド具および目盛り付きシートの使用方法を説明するための平面図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。
図1〜図13は、本発明に係るミシン用ガイド具の一実施形態を示している。図1に表れているように、本実施形態のミシン用ガイド具X1は、2つのガイド部材1A,1Bを備え、ミシン縫いの作業の際にミシンの針板に取り付けて使用するものである。
各ガイド部材1A,1Bは、板状の基部2と、基部2の外周部から立ち上がる起立壁3とを有する。詳細は後述するが、ガイド部材1A(1B)は、基部2の側方を向くガイド面41A,42A,43A(41B,42B,43B)を有する(図2、図7等参照)。
図1、図2、図5に表れているように、ガイド部材1Aにおいて、基部2の外周部は、略長矩形状の一部が切り欠かれたように窪んだ形状とされている。より具体的には、基部2の外周部は、略長矩形状の一つの頂点(図2では左上方に位置する頂点)を挟む一方の長辺および一方の短辺の一部を切り欠くように窪んだ形状とされている。
基部2の外周部は、上記した長矩形状の他方の長辺に相当する辺21Aと、他方の短辺に相当する辺22Aと、上記一方の長辺の切り欠かれていない部分に相当する辺23Aと、上記一方の短辺の切り欠かれていない部分に相当する辺24Aとを有する。本実施形態では、辺23Aは辺21Aよりも短く、辺24Aは辺23Aよりも短い。なお、辺21Aおよびこれに隣接する辺24Aの間は、円弧状に湾曲している。
図2〜図4、図6に表れているように、起立壁3は、基部2の外周部を囲っており、基部2の各辺21A〜24Aから上方に向かって一連につながる外側面を有する。起立壁3の外側面は、ガイド面41A,42A,43Aを含む。ガイド面41A,42A,43Aは、いずれも平面状である。ガイド面41Aは、基部2の辺21Aに沿って延びており、辺21Aおよびこの辺21Aから上方につながる起立壁3の外側面の一部分からなる。ガイド面42Aは、辺23Aに沿って延びており、辺23Aおよびこの辺23Aから上方につながる外側面の一部分からなる。ガイド面42Aは、基部2の外周部の窪んだ部分に隣接している。ガイド面43Aは、辺24Aに沿って延びており、辺24Aおよびこの辺24Aから上方につながる外側面の一部分からなる。
図1、図7、図9に表れているように、ガイド部材1Bにおいて、基部2の外周部は、略長矩形状の一部が切り欠かれたように窪んだ形状とされている。より具体的には、基部2の外周部は、略長矩形状の一つの頂点(図7では右上方に位置する頂点)を挟む一方の長辺および一方の短辺の一部を切り欠くように窪んだ形状とされている。
基部2の外周部は、上記した長矩形状の他方の長辺に相当する辺21Bと、他方の短辺に相当する辺22Bと、上記一方の長辺の切り欠かれていない部分に相当する辺23Bと、上記一方の短辺の切り欠かれていない部分に相当する辺24Bとを有する。本実施形態では、辺23Bは辺21Bよりも短く、辺24Bは辺23Bよりも短い。なお、辺21Bおよびこれに隣接する辺24Bの間は、円弧状に湾曲している。
図7、図8、図10に表れているように、ガイド部材1Bにおいて、起立壁3は、基部2の外周部を囲っており、基部2の各辺21B〜24Bから上方に向かって一連につながる外側面を有する。起立壁3の外側面は、ガイド面41B,42B,43Bを含む。ガイド面41B,42B,43Bは、いずれも平面状である。ガイド面41Bは、基部2の辺21Bに沿って延びており、辺21Bおよびこの辺21Bから上方につながる起立壁3の外側面の一部分からなる。ガイド面42Bは、辺23Bに沿って延びており、辺23Bおよびこの辺23Bから上方につながる外側面の一部分からなる。ガイド面42Bは、基部2の外周部の窪んだ部分に隣接している。ガイド面43Bは、辺24Bに沿って延びており、辺24Bおよびこの辺24Bから上方につながる外側面の一部分からなる。
図2、図5と図7、図9とを対比すると理解されるように、本実施形態において、2つのガイド部材1A,1Bは、辺21A〜24A、辺21B〜24Bどうしが互いに線対称の位置関係となるように対をなしている。
ガイド部材1A,1Bの寸法の一例を挙げると、基部2の厚みが3mm程度、起立壁3の上下方向長さが8mm程度である。そして、各ガイド面41A〜43A,41B〜43Bの上下方向寸法は、基部2の厚みと起立壁3の上下方向長さの合計に相当し、11mm程度である。また、基部2の辺21A,21Bの長さが55mm程度、辺23A,23Bの長さが25mm程度、辺24A,24Bの長さが15mm程度である。
ガイド部材1A,1Bには、互いを連結するための連結部5A,5Bが設けられている。本実施形態において、連結部5A,5Bは、起立壁3のうち基部2の辺22A,22Bから上方につながる部分の上部に設けられている。
図2〜図4、図6に表れているように、ガイド部材1Aの連結部5Aは、起立壁3の上端に形成された切欠き51Aおよび上方に突出する突起52Aを備えて構成されている。突起52Aは、辺22Aが延びる方向と平行に延びており、断面略半円形である。
図7〜図9、図11に表れているように、ガイド部材1Bの連結部5Bは、起立壁3の上端から外側に向けて突出する庇部51Bと、庇部51Bの下面に形成された溝部52Bとを備えて構成されている。溝部52Bは、辺22Bが延びる方向と平行に延びており、断面略半円形である。
そして、図12に示すように、ガイド部材1A,1Bの連結時には、ガイド部材1Aの切欠き51Aにガイド部材1Bの庇部51Bを載せるとともにガイド部材1Aの突起52Aをガイド部材1Bの溝部52Bに嵌合する。このとき、ガイド部材1Aの基部2の辺22Aないしこれの上方につながる起立壁3の外側面部分と、ガイド部材1Bの基部2の辺22Bないしこれの上方につながる起立壁3の外側面部分とが当接する。これにより、ガイド部材1Aを掴んで持ち上げると、ガイド部材1A,1Bどうしの連結状態は維持される。
また、図7、図9、図11に表れているように、ガイド部材1Bの溝部52Bには、長手方向の両端近傍に一対の係止凸部53Bが設けられている。一対の係止凸部53Bの間隔は、ガイド部材1Aの突起52Aの長さよりも僅かに大とされている。これにより、ガイド部材1A,1Bの連結時には、辺22A,22Bが延びる方向における相対移動が阻止される。そして、図13に表れているように、ガイド部材1A,1Bの連結時には、これらガイド部材1A,1Bのそれぞれのガイド面41A,41Bが面一状となっている。
図3〜図6、および図8〜図11に表れているように、各ガイド部材1A,1Bにおける基部2の下面25には、各ガイド部材1A,1Bを針板等(被取付面)に取り付けるためのシート材6(取付け部)が設けられている。シート材6は、自己粘着性を有しており、たとえばウレタンなどの比較的に軟質な合成樹脂材料からなる。シート材6は、略一定の厚みを有している。シート材6の厚み(寸法)は、たとえば1.0mm程度である。
図6、図10に表れているように、基部2の下面25には、略一定深さの凹部26が設けられている。凹部26の深さ寸法は、たとえば0.5mm程度である。凹部26の深さ寸法は、シート材6の厚み寸法よりも小である。図5、図9に表れているように、シート材6および凹部26は、基部2の外周部の形状に対応する形状とされており、シート材6の周縁サイズは凹部26の周縁サイズよりも僅かに小さい。
図6、図10に表れているように、シート材6は、その一方の面61が凹部26に嵌り込み、たとえばフィルム状の両面接着テープ(図示略)を介して凹部26の底面に固定されている。シート材6の他方の面62は、基部2の下面側に露出した粘着面である。本実施形態では、シート材6の面62は、基部2の下面25から0.5mm程度下方に突出している。
詳細は後述するが、上記したミシン用ガイド具X1は、ミシンの針板等に取り付けて使用する。図14および図15は、ミシン用ガイド具X1とともに用いるのに適した目盛り付きシートの一例を示している。なお、上記のミシン用ガイド具X1および図14、図15に示した目盛り付きシートY1は、本発明でいうミシン用ガイド具と目盛り付きシートのセットを構成している。
本実施形態の目盛り付きシートY1は、略矩形状の外周形状を有するシート本体7に複数の目盛り線70が設けられた構成とされている。本実施形態において、シート本体7は、たとえばポリエチレンテレフタレートなどの比較的に硬質な透明合成樹脂材料からなり、略一定厚みの薄板である。複数の目盛り線70は、シルクスクリーン印刷などの適宜手法を用いて形成されたものであり、シート本体7の下面7bに形成されている。シート本体7の上面7aは平滑状である。
複数の目盛り線70は、所定間隔を隔てて縦横に形成されている。本実施形態では、目盛り線70は、シート本体7において、略矩形状をなす4つの辺に相当する直線状の端縁71,72,73,74から所定間隔を隔てた位置にある。実線で表された目盛り線70aは、端縁71(72〜74)から5mmずつ隔てた位置にある。点線で表された目盛り線70bは、端縁71(72〜74)から7mm隔てた位置にある。なお、本実施形態では、略矩形状をなすシート本体7の隣接する辺の間は、円弧状に湾曲している。
次に、上記構成のミシン用ガイド具X1および目盛り付きシートY1の使用方法および作用について、図16〜図23を参照して説明する。
ミシン用ガイド具X1を使用する際には、ガイド部材1A(1B)を、ミシンの針板P等(被取付面)の所望の位置に取り付ける。ガイド部材1A(1B)の取付けの際には、目盛り付きシートY1を用いることができる。ここで、まず、端縁71(72〜74)からの距離が縫い代に対応するように、目盛り付きシートY1を針板P上に置く。図16に示すように、たとえば縫い代を20mmとする場合には、端縁73からの距離が20mm(端縁73から5本目)の位置にある目盛り線70がミシン針Nの真下に位置するように目盛り付きシートY1を針板P上に置く。そして、ガイド部材1Aの基部2の下面25側を針板P側に向け、目盛り付きシートY1の端縁73に基部2の辺21A,22A,23A,24Aのうちのいずれかを合わせ、ガイド部材1Aを針板Pに取り付ける。図16は、ガイド部材1Aの辺21A(ガイド面41A)を後述の布地を当てる部分として用いるように取り付けた場合を示している。
そして、ミシン縫いの作業を行う際には、図17に示すように、ガイド部材1Aの側面部分のガイド面41Aに布地Cを当接させつつ、布地Cを所定の送り方向(図中上向きの直進方向)に送る。これにより、ミシン針Nからガイド面41Aに当接する布地Cまでの縫い代寸法が所望の寸法である、直線状の縫い目Sを形成することができる。
本実施形態において、ガイド部材1A,1Bには、互いを連結するための連結部5A,5Bが設けられている。そして、ガイド部材1A,1Bの連結時には、それぞれのガイド面41A,41Bが面一状となっている。このため、図18に示すように、ガイド部材1A,1Bを連結状態で用いると、2つのガイド面41A,41Bが一連の平面部分を形成し、より長い直線状のガイド部として機能させることができる。したがって、ガイド面41A,41Bに布地Cを当接させつつ当該布地Cを直進方向に送ることにより、直線状の縫い目Sをより的確に形成することができる。
ガイド部材1A(1B)の基部2の下面25側には、シート材6(取付け部)が設けられている。シート材6は基部2の下面25側に露出する面62を有し、当該面62は、粘着性を有する粘着面である。このような構成によれば、面62の粘着力によってガイド部材1Aを針板P等に取り付けることができる。したがって、永久磁石の吸引力を利用して針板Pに取り付ける場合と異なり、針板P等(被取付面)の材質にかかわらず当該針板P等の所望の位置にガイド部材1A(1B)を取り付けることができる。
また、シート材6は、自己粘着性を有する材料によって構成されている。このため、面62に埃等が付着して粘着力が低下しても、面62を洗浄することにより粘着力を回復させることできる。このことは、ガイド部材1A(1B)を繰り返して使ううえで、使い勝手がよい。
シート材6は、基部2の下面25に設けられた凹部26に嵌り込んでおり、当該凹部26の深さ寸法は、シート材6の厚み寸法よりも小である。このような構成によれば、シート材6の面62(粘着面)を基部2の下面25より僅かに突出させることができる。したがって、面62(粘着面)を針板P等(被取付面)に確実に接触させつつ、布地Cが基部2の下側に不当に進入するのを防止することができる。また、凹部26にシート材6が嵌り込む構成によれば、基部2に対して、シート材6を所定の位置に正確に固定することができる。
各ガイド部材1A,1Bにおいて、基部2の外周部から立ち上がる起立壁3が設けられており、起立壁3は、基部2の外周部を囲っている。このような構成によれば、針板P等(被取付面)に対するガイド部材1A,1Bの取付け作業および取外し作業は、起立壁3を手で掴むことにより容易に行うことができる。
また、ガイド部材1A,1Bにおいて、ガイド面41A〜43A,41B〜43Bは起立壁3の外側面により構成される。このような構成によれば、ガイド面41A〜43A,41B〜43Bは、その上下方向の寸法を比較的大きくすることができるので、厚手の布地Cについてもガイド機能を適切に発揮することができる。さらに、起立壁3が基部2の外周部を囲む構成によれば、たとえば布地Cに取り付ける待ち針などの小物を起立壁3の内側に収容することができる。
本実施形態において、ミシン用ガイド具X1は、2つのガイド部材1A,1Bを備える。このため、たとえば図19に示すように、幅が小さい布地Cに対してミシン縫いの作業を行う場合には、ガイド部材1A,1Bのガイド面41A,41Bどうしが平行となるように取り付け、ガイド面41A,41Bによって布地Cを幅方向の両側から挟む。このような使用によれば、幅が小さい布地Cについても適切にガイドすることができる。
ガイド部材1A(1B)は、基部2の側方を向く複数のガイド面41A〜43A(41B〜43B)を備える。これらガイド面41A〜43A(41B〜43B)は、互いに長さの異なる基部2の辺21A,23A,24A(21B,23B,24B)に沿って延びており、それぞれの大きさが異なっている。このため、布地Cの形状やサイズ、布地Cを置くプレート部分(換言すると、ガイド部材1A,1Bを取り付けることができる被取付面)の大きさ等に応じて、ガイド面41A〜43A(41B〜43B)を使い分けることができる。
たとえば、ミシン縫いの作業において、布地を直進方向に送ることにより直線状の縫い目を形成する場合には、直線状部分の長さが最大であるガイド面41A(41B)を使用する。被取付面が大きい場合には、図18に示したように、ガイド部材1A,1Bを連結させることにより、2つのガイド面41A,41Bをより長い直線状のガイド部として機能させることができる。また、被取付面の状況等に応じて、図17に示したように、1つのガイド部材1Aのガイド面41Aを用いてもよい。
ガイド面42A(42B)は、ガイド面41A(41B)よりも直線状部分の長さが短いが、基部2の外周部の窪んだ部分に隣接している。このような構成によれば、図20に示すように、ガイド面42Bを使用すれば、ガイド部材1Bを、押さえ金Hとの干渉を回避しつつ、ミシン針Nにより近づけて配置することができる。
ガイド面43A(43B)は、直線状部分の長さが最小である。このため、図21に示すように、曲線状の縫い目Sを形成する場合、たとえばガイド部材1Bを使用し、布地Cの曲線状の縁を、サイズの小さいガイド面43Bに当接させることにより、ガイド面43Bにおける布地Cの当接部がずれるのを抑制することができる。このことは、曲線状の縫い目Sの形状を整えるのに適する。
2つのガイド部材1A,1Bについては、辺21A〜24A、辺21B〜24Bどうしが互いに線対称の位置関係となるように対をなしている。そして、辺21A,23A,24Aにそれぞれつながるガイド面41A,42A,43A、辺21B,23B,24Bにそれぞれつながるガイド面41B,42B,43Bどうしも線対称の位置関係にある。このため、たとえば図22に示すように、布地Cの縫い目Sを形成する箇所を図21に示す場合に対して左右反転させたいとき、ガイド部材1Aを使用し、図21に示されたガイド部材1Bと左右対称になるように配置する。このように、ガイド部材1A,1Bのガイド面41A,42A,43A、ガイド面41B,42B,43Bどうしが線対称の位置関係にあれば、様々な状況に応じて使い分けることができ、便利である。
目盛り付きシートY1(シート本体7)は、その上面7aが平滑状である。このため、たとえば図23に示すように、ガイド部材1A,1B(ミシン用ガイド具X1)を使用しないときには、ガイド部材1A,1Bをシート本体7の上面7aに取り付けておくことができる。このような構成によれば、ミシン用ガイド具X1と目盛り付きシートY1のセットをまとめて保管することができ、便利である。
以上、本発明の具体的な実施形態を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、発明の思想から逸脱しない範囲内で種々な変更が可能である。本発明に係るミシン用ガイド具および目盛り付きシートの具体的な形状や材質なども、上記実施形態に限定されるものではない。
上記実施形態においては、ガイド部材1A,1Bは、板状の基部2と、基部2の外周部から立ち上がる起立壁3とを有する構成とされていたが、これに限定されない。たとえば、ガイド部材1A,1Bについては、基部2を、その厚みを大きくすることによりブロック状とし、起立壁3を有さない構成としてもよい。
上記実施形態においては、基部2の下面に設けられる取付け部について、自己粘着性を有するシート材によって構成される場合を例に挙げて説明したが、取付け部の構成は変更可能である。取付け部としては、粘着または吸着によって被取付面に取り付ける構成であればよく、たとえば、粘着性を有する粘着テープを用いた構成や、吸盤などの吸着によって取り付ける構成としてもよい。
X1 ミシン用ガイド具
Y1 目盛り付きシート
1A,1B ガイド部材
2 基部
21A,21B 辺(第1の辺)
22A,22B 辺
23A,23B 辺(第2の辺)
24A,24B 辺(第3の辺)
25 下面
26 凹部
3 起立壁
41A,41B ガイド面(第1のガイド面)
42A,42B ガイド面(第2のガイド面)
43A,43B ガイド面(第3のガイド面)
5A,5B 連結部
51A 切欠き部
51B 庇部
52A 突起
52B 溝部
53B 係止凸部
6 シート材(取付け部)
61 面(一方の面)
62 面(他方の面、粘着面)
7 シート本体
70,70a,70b 目盛り線
7a 上面(一方の面)
7b 下面(他方の面)
71,72,73,74 端縁

Claims (5)

  1. 粘着または吸着によって被取付面に取り付けるための取付け部が下面に設けられた板状の基部と、当該基部の側方に位置し、上記基部の厚み方向に対して直角である方向を向く第1のガイド面と、互いを連結するための連結部と、を各々が有する2つのガイド部材を備え、
    上記2つのガイド部材は、互いに分離可能であるとともに上記連結部によって互いに連結されるとき、上記2つのガイド部材のそれぞれの上記第1のガイド面が面一状となることを特徴とする、ミシン用ガイド具。
  2. 上記各第1のガイド面は、上記基部の外周部の第1の辺に沿って延びており、
    上記各ガイド部材は、上記基部の側方に位置し、かつ上記基部の厚み方向に対して直角である方向を向き、上記基部の外周部のうち上記第1の辺よりも短い第2の辺に沿って延びる第2のガイド面と、上記基部の側方に位置し、かつ上記基部の厚み方向に対して直角である方向を向き、上記基部の外周部のうち上記第2の辺よりも短い第3の辺に沿って延びる第3のガイド面と、を有する、請求項1に記載のミシン用ガイド具。
  3. 上記各基部の外周部は、略長矩形状の一つの頂点を挟む一方の長辺および一方の短辺の一部を切り欠くように窪んだ形状とされており、
    上記第1の辺は他方の長辺により構成され、上記第2の辺は上記一方の長辺の切り欠かれていない部分により構成され、上記第3の辺は上記一方の短辺の切り欠かれていない部分により構成される、請求項2に記載のミシン用ガイド具。
  4. 上記2つのガイド部材は、上記連結部で連結された状態において、上記各第2のガイド面から等距離にある平面に対して上記第1、第2および第3の辺どうしが互いに線対称の位置関係にある一対のものからなる、請求項3に記載のミシン用ガイド具。
  5. 記各ガイド部材は、上記基部の外周部から立ち上がり、かつ当該外周部を囲む起立壁を有し、
    上記第1、第2および第3のガイド面は、上記起立壁の外側面により構成される、請求項2ないし4のいずれかに記載のミシン用ガイド具。
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