JP2015020401A - 紙折り定規 - Google Patents

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Abstract

【課題】折り畳み機構なしで、用紙の縁や角を容易にかつ均一に揃え、きれいに重ね合わせて折る。
【解決手段】長尺状の平板からなる板本体2の長手方向の一辺に、線引き用の直線部3が設けられてなる定規において、板本体の底面に、直線部と並行して直線状に延びる底溝5を設け、底溝の左右の溝側面のうち、直線部から遠い側の溝側面であって板本体の底面からほぼ垂直に立ち上がるストッパ面6と、板本体の底面のうち底溝を挟んで直線部から近い側の底面をなすホルダー面4と、を備える。作業台の上に板本体が置かれた状態で、作業台の台面と板本体の底面との間に用紙が差し込まれると、この台面とホルダー面との間で用紙がスライド移動するように構成され、加えて、用紙が直線部側から底溝に向けてスライド移動するときには、用紙の先端が底溝の空間内でストッパ面に突き当たって止まる。
【選択図】図1

Description

本発明は、定型サイズの用紙を均一に折り畳むのに適した紙折り定規に関するものである。
フォーマルな用途で送付する案内状や請求書などは、その用紙の扱いもデリケートである。これらの書状・書類は、用紙が汚損していないことはもちろん、定型サイズの封筒に入れられ、雑然とした感じのないよう整然と折畳まれていることが社会通念上、常識として求められる。
用紙を折り畳むとき、人間の感覚頼りに目分量で折目を付けると、縁や角の重ね合わせがずれやすい。これらの重ね合わせがきちんと整合していなければ、見た目の印象が損なわれ、ひいては書状の送り主に対する印象までも損ねかねない。
また、手先の器用な人ならともかく、折しろのつきやすい用紙をずれなく丁寧に整合させることは、一般的に手間も時間もかかる作業である。
従来、用紙に折り目を付ける際に定規を用いることがある。具体的には、定規の線を引くための直線部(線引き用の先端を意味する。以下同じ)を用紙にあてがい、この直線部に沿って用紙を曲げていくことで折目を付ける手法である。
定規が極めて広く普及していることに鑑みると、この手法は、特別な道具のないときでも手軽に、かつ簡便に用紙をきれいに折曲げる手法であると考えられる。
さらに近年では、文具の使いやすさを追求した改良が盛んに行われており、優れた機能を持った種々の文具が開発されている。このような多様な文具の中には、筆記媒体である用紙をきれいに折畳む機能に特化した補助具も存在する(特許文献1参照)。
特開2001−138691号公報
しかしながら、上述したように定規を使って用紙を折る場合、毎回、均一な折り目を付ける作業に手間がかかる。その理由としては、一般的な定規では、折り目を付けるための直線部は備えるものの、そもそもこの折り目を付ける箇所を決定するための基準までは用意されていないからである。
そのため、紙折り作業が毎回うまくいくとは限らず、安定的に一定の位置で用紙を折るのは難しいという問題がある。
上記特許文献1に開示された補助具は、可動部分によって一体につながる2以上の板部材からなり、これらの板部材に用紙を挟み込んだ後、板部材を折畳むことで用紙に折り目を付ける原理となっている。
この種の補助具を使用して板を折重ねる場合、用紙の縁や角がきれいに重なり合うためには、用紙と板との相対的な位置関係がずれることなくぴったり重なったまま保持されることを前提となる。
そのため、この位置関係が崩れ、用紙がたわんでしまうと、縁や角がうまく重なり合わない状況となる。さらにひどいときには、板部材の間に挟み込まれた際、大切な用紙にシワが寄ってしまい、書状を無駄にしてしまうおそれもある。
そこで、本発明は、このような現状に鑑みなされたもので、構成上、折畳み機構を設けずとも、用紙の縁や角を容易にかつ均一に揃えることができ、きれいに重ね合わせて折ることのできる紙折り定規を提供することを目的とする。
[第1発明]
上記の課題を解決するために、本願の第1発明に係る紙折り定規は、下記の構成を採用することとした。
すなわち、長尺状の平板からなる板本体の長手方向の一辺に、線引き用の直線部が設けられてなる定規において、
前記板本体の底面に、前記直線部と並行して直線状に延びる底溝が設けられており、
前記底溝の左右の溝側面のうち、前記直線部から遠い側の溝側面であって、前記板本体の底面からほぼ垂直に立ち上がるストッパ面と、
前記板本体の底面のうち、前記底溝を挟んで前記直線部から近い側の底面をなすホルダー面と、を備え、
作業台の上に前記板本体が置かれた状態で、前記作業台の台面と前記板本体の底面との間に用紙が差し込まれると、当該台面と前記ホルダー面との間で前記用紙がスライド移動するように構成され、加えて、前記用紙が前記直線部側から前記底溝に向けてスライド移動するときには、当該用紙の先端が前記底溝の空間内で前記ストッパ面に突き当たって止まるように構成されたことを特徴とする。
本願の第1発明に係る紙折り定規によれば、紙折り定規(板本体)の下に直線部側から用紙が差し込まれると、ホルダー面が重しとなり用紙が作業台の台面に抑え付けられる。さらに、この用紙が板本体に対してスライド移動して底溝まで達すると、用紙先端が底溝の空間内でホルダー面の抑圧効果から解放されてわずかに浮き上がり、ストッパ面に突き当たって停止する。
ここで、直線部に沿って用紙に折り目を付けると、用紙先端からこの折り目までの部分を、ストッパ面から直線部までの長さでちょうど折ることができ、さらに折り目もきれいに仕上げることができる。
[第2発明]
また、前記課題を解決するための第2発明の紙折り定規は、第1発明の構成を備えた紙折り定規であって、前記板本体の前記直線部と反対側の長手方向の一辺に、平面方向から見て直角L字形の切り欠きを有するコーナーガイドが設けられる構成とした。
矩形の用紙を均等に二つ折りにする場合、対向する2つの角をぴったり重ねて用紙の中間位置に折り目を付ける。このとき、2つの角の位置がズレていると、折り目が傾いて用紙の各辺がぴったり合わなくなってしまう。
第2発明の構成では、板本体における直線部の反対側の一辺に、用紙を均等(線対称)に折畳むためのコーナーガイドが設けられる。用紙を二つ折りにするとき、コーナーガイドのL字形の切り欠きに用紙の対向する2つの角を合わせることにより、各辺をきれいに重ね合わせることができる。
[第3発明]
前記課題を解決するための第3発明の紙折り定規は、第1発明の構成を備えた紙折り定規であって、前記直線部から前記ストッパ面までの長さをL1、A4サイズの用紙の長手方向の長さをL2、長形3号サイズの封筒の短手方向の長さをL3としたとき、次の関係式、
(L2−L1)/2<L3
が成り立つようにL1が設定される構成とした。
このような構成によれば、まず、第1発明によるストッパ面を用いてA4サイズの用紙を長手方向に折り曲げると、その長さがL2−L1になる。次いで、この用紙をさらに長手方向に均等に二つ折りにすると、A4サイズの用紙が三つ折りにされることになり、その長さが(L2−L1)/2になる。このとき、前記関係式(L2−L1)/2<L3を満たすようにL1が設定されていれば、三つ折りにしたA4サイズの用紙が長形3号の封筒の封入口(短手方向の長さL3)よりも小さい幅になる。これにより、長形3号の封筒に三つ折りにしたA4サイズの用紙を確実に収めることができる。
また、用紙を均等に二つ折りにする際に、第2発明のコーナーガイドを使用すれば、よりきれいな仕上がりでA4サイズの用紙を三つ折りにすることでき、長形3号の封筒への封入作業をさらに快適にすることができる。
第1発明〜第3発明に係る前記「板本体」は、プラスチック材料をはじめとする合成樹脂、金属、木材(望ましくは竹材)などのような容易に変形せず、伸縮や狂いの少ない素材であれば、材質は限定されない。
また、前記「ホルダー面」の面形状は、矩形に限定されることなく、三角形、円形その他の任意形状を選択することができる。
第1発明または第2発明において、前記「板本体」の直線部からストッパ面までの長さL1については、折り曲げ対象となる用紙のサイズ(例えば、A4、B5など)に応じて任意に設定することができるが、第3発明のように三つ折りにした用紙が封筒に収まるように設定することが望ましい。
すなわち、第1発明または第2発明の紙折り定規は、前記直線部から前記ストッパ面までの長さをL1、所定サイズの長方形の用紙における長手方向の長さをL2、所定サイズの長方形の封筒における短手方向の長さをL3としたとき、次の関係式、
(L2−L1)/2<L3
が成り立つようにL1が設定されることが望ましい。
第2発明に係る前記「コーナーガイド」は、各種サイズの用紙の角を揃えられるように、直角L字形の切り欠きから延びる直線部分の長さが適度に連続していることが望ましい。
前記「コーナーガイド」を採用しない場合には、板本体における直線部と反対側の一辺側の形状には、任意の形状(例えば、曲線状)を選択可能である。この場合、紙折り定規に自由度の高い任意形状のデザインをあしらうことができ、このデザイン次第で、紙折り定規を商品として販売する際、需要者に対する購買意欲を高めることもできる。
なお第1発明〜第3発明は、単独で適用してもよいし、これらの発明を必要に応じて組み合わせて適用することもできる。また、第1発明〜第3発明に本明細書に記載される他の発明を組み合わせてもよい。
本発明の実施形態に係る紙折り定規の外観斜視図である。 同紙折り定規を示すもので、(A)は平面図および正面図、(B)は底面図および上下反転状態の正面図である。 同紙折り定規を示すもので、(A)は左側面図、(B)は右側面図である。 同紙折り定規を示すもので、(A)は部分拡大平面図、(B)はB−B線断面図である。 同紙折り定規のコーナーガイドを示すもので、(A)は部分拡大平面図、(B)はB−B線断面図である。 同コーナーガイドの使用状態を示すもので、(A)は部分拡大平面図、(B)は部分拡大断面図である。 同紙折り定規の使用状態を示すもので、(A)は同紙折り定規と作業台との間に用紙を差し込んだ状態を示す断面図、(B)は同紙折り定規のストッパ面に用紙先端が突き当たった状態を示す拡大断面図、(C)は同紙折り定規の直線部により用紙を折り曲げた状態を示す断面図である。 (A)は同コーナーガイドにより用紙を三つ折りにする使用状態を示す部分拡大平面図、(B)は三つ折り用紙を封筒に入れる状態を示す一部切欠平面図である。 同紙折り定規の変形例を示す部分拡大断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
[実施形態]
まず、本実施形態による紙折り定規1を図1に示す。
紙折り定規1は、図1に示すように、長尺状の平板からなる板本体2を基に構成されている。本例では、板本体2の構成材料として、透明なプラスチック材質が用いられている。
板本体2の材質の透明性(透明・半透明・不透明など)は不問であるが、紙折り定規1の下に用紙P(図7(A)参照)を差し込んだときの用紙先端の位置確認が容易であることに鑑みれば、透明または半透明な材質であることが望ましい。
上記の板本体2は、直線部3と、ホルダー面4と、底溝5と、ストッパ面6と、コーナーガイド7とを備えている。
直線部3は、図2(A)に示すように、板本体2の長手方向の一辺(直線部分)を直接利用したものであり、直線を引く基準としての定規の本来的機能と、用紙を折曲げるときのガイドとしての機能とを果たす。
直線部3の近傍には、板本体2の上面から底面に向けて所定角度の傾斜面(図4(B)参照)が形成されている。これにより、直線部3が鋭角になって直線が引きやすくなり、直線部3を用いて用紙を折曲げる際に、板本体2の上部の縁により用紙が折れ曲がるのを防ぐことができる。
板本体2の底面には、図2(B)に示すように、直線部3と並行して一定幅で直線状に延びる底溝5が設けられている。
なお、本例では、底溝5は、板本体2の長手方向の一端から他端まで連なっているが、これに限定されず、底溝5の長手方向の長さは、差し込まれた用紙よりも長いものであれば、任意の寸法に設定可能である。
底溝5の左右の溝側面のうち、直線部3から遠い側の溝側面はストッパ面6(図5参照)として機能する。ストッパ面6は、板本体2の底面からほぼ垂直に立ち上がっており、底溝5の空間内で用紙先端を止める役割を果たす(図7(B)参照)。
また板本体2の底面のうち、底溝5を挟んで直線部3から近い側の底面は、ホルダー面4として機能する(図7(A)参照)。
ホルダー面4は、紙折り定規1と作業台の台面の間に用紙が差込まれたときの重しとなって用紙を作業台の台面に抑え付ける。
ここで、紙折り定規1における直線部3の線引き端からストッパ面6までの長さL1(図4参照)は、A4サイズの用紙の長手方向の長さをL2(図8(A)参照)、長形3号サイズの封筒の短手方向の長さをL3(図8(B)参照)としたとき、次の関係式、
(L2−L1)/2<L3
が成り立つように設定される。これにより、後述するように、A4サイズの用紙を三つ折りにする際に、折り畳んだ用紙の幅が長形3号の封筒に入る大きさになる。折り曲げに対象となる用紙がB5、A3、レターサイズなど他の種類の用紙である場合でも、上記と同様にL1の長さを設定することが可能である。
図2(B)および図4に示すように、板本体2の直線部3と反対側には、平面方向から見てほぼ直角L字形の切り欠きを有するコーナーガイド7,7が設けられる。コーナーガイド7は、直線部3の対辺側に長手方向の両端部に設けられる。
これらコーナーガイド7,7は、用紙を二つ折りにする際に重なり合う上下の先端をきれいに揃えるために用いられる。コーナーガイド7,7のいずれかに用紙の一端の角を合わせ、他端の角を重ねて揃える(図6参照)。この状態を保って用紙の中間部を折れば、折り目が左右均等な位置になる。
なお本例では、図3(A)に示すように、上下両端のコーナーガイド7,7の間に庇部8が設けられている。この庇部8は、板本体2の直線部3と反対側に一定幅で直線状に連なる。このように庇部8を設けることで、コーナーガイド7に用紙の角を揃えるときに、用紙先端が暴れにくくなり、二つ折りの作業が行いやすくなる。
図6に示すように、コーナーガイド7,7の切り欠きの角部には、板本体2を貫通する小孔SHが設けられる。
この小孔SHは、コーナーガイド7に直角L字形の切り欠きを形成するとき、カッターを挿入する基準孔となり、その寸法精度を向上させる役割を果たす。また、コーナーガイド7,7の切り欠きに用紙の角を合わせる際、その先端に折れや変形等があったとしても、その部分を小孔SHによりコーナーガイド7の壁面から逃がす(解放する)ため、切り欠きの直線部分に沿って用紙の端を揃えやすくすることができる。これにより、用紙を均等に二つ折りにする作業性を高めることができる。
また、本実施形態においては、図1に示すように、板本体2の所定箇所に円柱形の磁石MGが対になって取り付けられている。磁石MGの上下の端面は、板本体2の表裏の板面とほぼ同じ平面上にある。これらの磁石MGにより紙折り定規1を金属面に吸着させることができる。
一般に、作業台や机などの什器は、スチール机の側面などのように構成部材として磁性を有する金属材料が使用されているものが多い。このようなケースでは、利用者が紙折り定規1を使用しない間、金属部分に付着させることで容易に整頓可能とし、紙折り以外の作業時に作業台を広く使用することが可能となる。また、ホワイトボードなどに紙折り定規1を留めておくことも可能になる。
次に、上記構成を有する紙折り定規1の使用方法を説明する。
以下、第1の定形サイズとしてA4サイズ(縦297mm×横210mm:ISO216で画定された国際標準)を、また第2の定形サイズとして長形3号(縦235mm×横120mm:定形郵便の最大規格)を例にとり、A4サイズの用紙を長形3号の封筒に入るサイズに三つ折りするケースについて説明する。
まず、紙折り定規1が作業台に置かれた状態にあるとき、図7(A)に示すように、作業台の台面と板本体2のホルダー面4との間に用紙Pを差し込んで挟む。作業台の台面は、摩擦抵抗がなるべく少なく、また平らで滑らかなことが望ましい。
次に、上記台面とホルダー面4との間に用紙Pを差し込んだ状態で、用紙Pと紙折り定規1との間に剪断力を与えると、紙折り定規1(板本体2)に対して用紙Pがスライド移動する。
このとき、用紙Pを直線部3側から底溝5に向けてスライド移動するように剪断力を与えると、用紙Pの先端が底溝5まで達したところで、ホルダー面4の抑圧効果から解放されてわずかに浮き上がり、用紙Pの先端がストッパ面6に突き当たって止まる(図7(B)参照)。これにより、用紙Pが紙折り定規1の下に一定幅を保って位置決めされることになる。
この状態で、直線部3に沿って用紙Pに折り目を付けると、用紙先端からこの折り目までの部分を、ストッパ面6から直線部3までの長さ(L2−L1)に保って折ることができ、さらに折り目もきれいに仕上げることができる(図7(C)参照)。
なお、台面の摩擦抵抗が大きく、スライド移動時の用紙Pの滑りが不良な場合は、用紙Pの折れやシワを未然回避するために、紙折り定規1を台面から持上げ、用紙Pの先端が底溝5の空間内に来るように予め位置調整するとよい。こうすることで、用紙Pの移動距離を最小限に抑えることができる。また、用紙Pを動かすことなくそのままにして紙折り定規1のみを直線部3側へ移動させるようにしてもよい。
このように用紙Pを直線部3に沿って折り曲げることにより三つ折りの最初の折り目が決まる。この1回目の折曲げ作業により、A4サイズの長手方向の幅が概ね3/2〜3/4程度になる。
次に、最初の折り目が付いた用紙Pをそのまま均等に折って三つ折りにする。これにより、用紙Pの長手方向の幅が長形3号の封筒に入るサイズ(L2−L1)/2になる。
用紙Pを三つ折りにするときには、コーナーガイド7を使用することでその折り目の仕上がりをより均一かつ正確にすることができる。
すなわち、図8(A)に示すように、最初の折り目を付けた用紙Pをたわませて曲げ、互いに対向する辺と辺とを重ねる。その後、この重ねた2辺をコーナーガイド7の直角L字型の切り欠きに合わせて揃える。この状態で、用紙Pを均等に折ると、最初の折り目を付けた用紙Pがその半分のサイズになり、封筒Eに入る幅になる。
このように、上記工程を経て紙折り作業を行うと、直線部3からストッパ面6までの長さ分で、用紙Pを常に均等に折畳むことができる。さらに、コーナーガイド7の使用により、二つ折りの用紙Pを正確に二等分して三つ折りにすることができる。
この結果、封筒Eへの用紙Pの封入作業を行う際に、同じ時間内に折畳める用紙Pの枚数が増え、さらに作業時間も短くなることから、作業者に対する負担を小さくすることができる。
以上、本実施形態の紙折り定規を説明したが、本発明の実施形態は、これらの構成に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が理解し得る種々の変形や変更を伴ってもよい。
[変形例1]
本実施形態において、板本体2は、単一部材から一体成形するに限らず、2枚以上の板材を組み合わせて形成してもよい。図9(A)に示す例では、表裏の2枚の板材を重ねて板本体2が形成される。この場合、複数の部材を貼り合わせる単純な工程によりホルダー面4、底溝5およびコーナーガイド7を形成することができるため、これらの位置やサイズを正確に切欠する工程が不要となり、紙折り定規1の製造工程を簡易にすることができる。
なお、紙折り定規1を一体成形または複数部材から構成する場合のいずれにおいても、製造工程は任意である。
例えば、製品の製造コストが飛躍的に安価になることから今後の急速な普及が期待される3次元プリンタを用いて、板本体2を切欠することにより当該定規1を作成してもよいし、また、加熱溶融させた材料を金型内に射出注入し、冷却・固化させることで成形品を得る射出成形により作成してもよい。
特に、3次元プリンタを利用したときは、紙折り定規1の試作品をいくつも作成し、試行錯誤を繰返しながら品質向上を図る試作段階においても、設計変更に柔軟に対応できるため有用である。
[変形例2]
底溝5の左右の溝側面のうちストッパ面6と反対側の側面は、ストッパ面6のように必ずしも垂直な面でなくても構わない。図9(B)に例示するように、底溝5の底面が傾斜面となっている形状であってもよい。ストッパ面6に用紙Pの先端が突き当たる構成であれば、上記実施形態と同様に用紙を均一な折り目で折ることができる。
1 紙折り定規
2 板本体
3 直線部
4 ホルダー面
5 底溝
6 ストッパ面
7 コーナーガイド
8 庇部
MG 磁石
SH 小孔
L1 直線部からストッパ面までの長さ
L2 A4サイズの用紙の長手方向の長さ
L3 長形3号サイズの封筒の短手方向の長さ

Claims (4)

  1. 長尺状の平板からなる板本体の長手方向の一辺に、線引き用の直線部が設けられてなる定規において、
    前記板本体の底面に、前記直線部と並行して直線状に延びる底溝が設けられており、
    前記底溝の左右の溝側面のうち、前記直線部から遠い側の溝側面であって、前記板本体の底面からほぼ垂直に立ち上がるストッパ面と、
    前記板本体の底面のうち、前記底溝を挟んで前記直線部から
    近い側の底面をなすホルダー面と、を備え、
    作業台の上に前記板本体が置かれた状態で、前記作業台の台面と前記板本体の底面との間に用紙が差し込まれると、当該台面と前記ホルダー面との間で前記用紙がスライド移動するように構成され、加えて、前記用紙が前記直線部側から前記底溝に向けてスライド移動するときには、当該用紙の先端が前記底溝の空間内で前記ストッパ面に突き当たって止まるように構成されたことを特徴とする紙折り定規。
  2. 請求項1に記載の紙折り定規であって、前記板本体の前記直線部と反対側の長手方向の一辺に、平面方向から見て直角L字形の切り欠きを有するコーナーガイドが設けられる、紙折り定規。
  3. 請求項1に記載の紙折り定規であって、前記直線部の線引き端から前記ストッパ面までの長さをL1、A4サイズの用紙の長手方向の長さをL2、長形3号サイズの封筒の短手方向の長さをL3としたとき、次の関係式、
    (L2−L1)/2<L3
    が成り立つようにL1が設定される、紙折り定規。
  4. 請求項1または請求項2に記載の紙折り定規であって、前記直線部から前記ストッパ面までの長さをL1、所定サイズの長方形の用紙における長手方向の長さをL2、所定サイズの長方形の封筒における短手方向の長さをL3としたとき、次の関係式、
    (L2−L1)/2<L3
    が成り立つようにL1が設定される、紙折り定規。
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