JP3544276B2 - ボックス探知器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ボックスに設けられた被探知部を探知するためのセンサー部を備えたボックス探知器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
壁裏に設置されるボックスには、壁表から自身の位置を探知可能にするための被探知部を備えている。例えば、図22に示されるボックスB3 は、ボックス本体1の上下に相対向する周壁5の外側であって、しかも開口面とぼぼ同一面となるような位置に一対の磁石M1 が設けられており、該ボックスB3 では、この一対の磁石M1 が自身の位置を探知可能にするための被探知部となっている。
【0003】
図28は、特開昭56-42167号公報に開示されている従来のボックス探知器A’を用いて上記ボックスB3 の一対の磁石M1 の位置を壁表から探知した後に、罫書き具61を用いて当該探知位置(D')を壁表に罫書いている状態を示す図である。ボックス探知器A’には、その前面に一対の磁気センサーS2 を備えており、該探知器A’の磁気センサーS2 を壁面に近接させて、ボックスB3 の一対の磁石M1 を磁気探知した後に、該探知器A’をそのまま手前側に後退させて壁表との間に生ずる隙間に前記罫書き具61を差し込んで、当該探知位置(D')を壁表に罫書いていた。よって、ボックス探知器A’により探知された探知位置(D')を目安により罫書いているために、壁表への表示位置の精度が悪いのに加えて、罫書き具61を使用して探知位置を表示する作業は、面倒でもあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、壁裏に設置されたボックスの探知位置を壁材に対して正確に、しかも簡単に表示できるボックス探知器の提供を課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために本発明の採用した第1の手段は、ボックスに設けられた被探知部を探知するための固定されたセンサー部を備えた探知器において、該センサー部の直上に、探知位置を壁材に表示するための表示手段を設け、該表示手段は、壁材に押圧されて、当該押圧位置を壁材に刻設する突起体により構成したことである。また、その第2の手段は、ボックスに設けられた被探知部を探知するための揺動可能なセンサー部を備えたボックス探知器において、前記被探知部を探知した状態における前記センサー部の直上に、探知位置を壁材に表示するための表示手段を設け、該表示手段は、壁材に押圧されて、当該押圧位置を壁材に刻設する突起体により構成したことである
【0006】
いずれの手段においても、ボックス探知器のセンサー部により、壁裏のボックス類の被探知部を探知した状態において、該センサー部の直上に設けられた表示手段を構成する突起体によって、該探知位置を壁材に直接に表示できる。即ち、ボックス探知器によりボックスの被探知部を探知した位置から、該探知器を殆ど移動させることなく、そのままの位置で壁材に前記突起体を突刺することにより、前記被探知部の探知位置を刻設して表示できる。このため、壁材に表示された被探知部の位置が正確であると共に、探知位置の表示操作自体も容易となる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、実施例を挙げて、本発明を更に詳細に説明する。図1は、本発明に係るボックス探知器A1 を使用してボックスB1 の磁石M2(第2被探知部)を探知している状態の斜視図であり、図2は、探知器A1 の斜視図であり、図3は、ボックスB1 の斜視図である。ボックスB1 は、ボックス本体1の開口面の上下端部にそれぞれ金属箔Fが横方向に沿って貼り付けられたものであり、該金属箔Fは、ボックスB1 の外形を罫書く際の基準位置を表示するためのものであって、第1被探知部を構成している。また、図3及び図5に示されるように、ボックス本体1の底壁2には、筒体3がボックス開口4に臨んで突設されて、該筒体3の頂部に磁石M2 が埋設されている。この磁石M2 は、ボックス開口4を壁表に臨ませる透孔を壁材Wに円穿孔する際の該円穿孔の中心位置を表示するためのものであって、第2被探知部を構成している。また、ボックス本体1の上下方向に沿って相対向する周壁5の内側には、ボス体6が前記金属箔Fを介して前記ボックス開口4に臨んだ状態となって、それぞれ設けられている。この磁石M2 (第2被探知部)の位置は、図8に示されるように、2回の円穿孔による2つの透孔Hの重合により、前記各ボス体6のいずれもが壁表に臨み、しかもボックス開口4のみが壁表に臨むという二つの条件を満足する該2回の円穿孔の一方の中心位置である。従って、磁石M2 (第2被探知部)の位置は、ボックスB1 の中心(方形状のボックスの各対角線の交点をいう)からずれた位置となる。
【0008】
また、ボックス探知器A1 は、図2及び図5に示されるように、直方体状の探知器本体11の中央部から前面に寄った部分に中空方形状の罫書案内部12が設けられ、その後部が手持ち部13となっていて、その前面の下端部には金属センサーS1 が、またその前面の上端部には磁気センサーS2 がそれぞれ設けられ、該磁気センサーS2 の中央部には、突起体14が設けられている。また、探知器本体11の背面部には、前記金属及び磁気の各センサーS1,S2 が、それぞれ金属箔F(第1被探知部)及び磁石M2(第2被探知部)を探知したことを確認するための発光ダイオード等から成る探知確認ランプL1,L2 がそれぞれ設けられている。
【0009】
そして、上記ボックス探知器A1 を使用して、壁裏に設置された前記ボックスB1 のボックス開口4を壁表に臨ませるための円穿孔の中心となる磁石M2(第2被探知部)の位置を探知するには、以下のようにして行う。このボックスB1 では、2回の円穿孔による各透孔の重合により、そのボックス開口4を壁表に臨ませるので、最終的には、磁石M2(第2被探知部)の位置が探知できればよい。この磁石M2(第2被探知部)は、一対の金属箔F(第1被探知部)に比較して、占有面積が小さいので、広い壁表においては、最初に一対の金属箔F(第1被探知部)のいずれかの位置を探知して、ボックスB1 の概略位置を求め、その後に、磁石M2(第2被探知部)の位置を探知した方が能率がよい。従って、まず、図4に示されるように、ボックス探知器A1 の金属センサーS1 を壁表に近接させた状態で、上下左右に移動させることにより、ボックスB1 の上下に帯状になって設けられた金属箔F(第1被探知部)の位置を探知して、壁裏のボックスB1 の概略位置を探知する。このようにして、壁裏のボックスB1 の概略位置を探知した後に、図5に示されるように、上記概略位置の部分において、ボックス探知器A1 の磁気センサーS2 を壁表に近接させた状態で、上下左右させて、磁石M2(第2被探知部)の位置を探知する。そして、この磁石M2(第2被探知部) の探知状態において、探知器本体11をそのまま壁材Wに押圧すると、図7に示されるように、該磁気センサーS2 の直上に突設された前記突起体14が壁材Wに突刺されて、壁裏の磁石M2(第2被探知部)の位置(C1)が壁表に刻設される。
【0010】
次に、図6に示されるように、穿孔具Eによって、壁表におけるボックスB1 の磁石M2(第2被探知部)の前記位置(C1)を中心にして、壁材Wに円穿孔を行って透孔Hを設けると、図8に示されるように、一方のボス体6が壁表に露出した状態で、ボックス開口4のほぼ半分が壁表に臨む。また、ボックスB1 の開口4のほぼ全てを壁表に臨ませるための2回目の円穿孔の中心位置(C2)は、壁表に露出したボス体6の位置を基準にして、ボックスB1 の各種位置を表示したゲージ具(図示せず)等を使用すると、簡単に見つけ出せれる。そして、上記中心位置(C2)を中心にして、壁材Wに2回目の円穿孔を行うと、2つの透孔Hの重合により、前記各ボス体6のいずれもが壁表に臨み、しかもボックス開口4のみが壁表に臨むという二つの条件を満足する開口が壁材Wに設けられる。
【0011】
引き続いて、上記ボックス探知器A1 を使用してボックスB2 の開口4を壁表に臨ませるための2回の円穿孔の各中心位置C1,C2 を壁表に表示する例について説明する。ボックスB2 は、図9に示されるように、その開口4の上下端部にそれぞれ金属箔F(第1被探知部)が設けられていて、一対のボス体6に被探知具7が着脱可能に取付けられた構成である。該被探知具7は、本体板部7aの長手方向の両端部に前記ボス体6に嵌着される半円弧状の嵌着部7bがそれぞれ設けられ、該本体板部7aの長手方向の中央の厚肉部7cに磁石M2(第2被探知部)が設けられた構成である。従って、このボックスB2 では、その中心部に磁石M2(第2被探知部)が設けられている。
【0012】
そして、上記ボックスB1 の場合と全く同様にして、ボックス探知器A1 の金属センサーS1 によって、壁裏に配置されたボックスB2 の金属箔F(第1被探知部)を探知することにより、ボックスB2 の概略位置を定める。その後に、図10に示されるようにして、ボックス探知器A1 の磁気センサーS2 を壁材Wの表面に近接させて、ボックスB2 の磁石M2(第2被探知部)を探知した状態において、探知器本体11を壁材Wに押圧させると、図11に示されるように、前記磁気センサーS2 の直上に突設された突起体14が壁材Wに突刺されて、壁裏のボックスB2 の磁石M2(第2被探知部)の位置(C0)が壁表に刻設される。壁表に表示された位置(C0)は、ボックスB2 の中心であるので、ボックスB2 の開口4を壁表に臨ませるための2回の円穿孔の各中心位置C1,C2 は、該位置(C0)を基準にして、ボックスB2 の各種位置を表示したゲージ具(図示せず)等を用いて簡単に表示できる。なお、ボックスB2 に各ボス体6に装着されている被探知具7は、着脱可能であるので、繰り返して使用できる利点がある。
【0013】
次に、本発明に係る別のボックス探知器A2 について説明する。図12及び図13に示されるように、本実施例の探知器A2 は、縦長の直方体状の探知器本体21の前面側の上端部に磁気センサーS2 が取付けられていて、該磁気センサーS2 と探知器本体21との双方の部分を貫通する貫通孔22が設けられた構成である。探知器本体21の背面側の上端部には、前記磁気センサーS2 による探知を確認するための探知確認ランプL2 が設けられている。
【0014】
上記ボックス探知器A2 を用いて、壁裏に配置された前記ボックスB1 の磁石M2(第2被探知部)を磁気探知するには、以下のようにして行う。本ボックス探知器A2 とは別の金属探知器(図示せず)によって、ボックスB1 の金属箔F(第1被探知部)を金属探知する等して、ボックスB1 の概略位置を探知しておく。そして、図12及び図13に示されるようにして、ボックスB1 の概略位置が金属探知された壁表において該ボックス探知器A2 を上下左右に移動させて、該ボックスB1 の磁石M2(第2被探知部)を磁気探知したそのままの状態において、磁気センサーS2 の部分を壁表に密着させて、貫通孔22に挿入した罫書きペンPによって、壁材Wに円穿孔の中心位置(C1)を罫書いて表示する。
【0015】
引き続いて、本発明に係る更に別のボックス探知器A3 について説明する。図14は、ボックス探知器A3 の分解斜視図であり、図15は、その全体斜視図であり、図16は、その断面図であり、図17は、指示板33が左右方向に振れ動くことを説明するための平面模式図であり、図18は、同じく指示板33が周方向に振れ動くことを説明するための側面模式図である。このボックス探知器A3 は、図14ないし図18に示されるように、同一構造の一対のケース単体31を反転させて一体に組み付けて収納ケース32を形成し、該収納ケース32内に薄円板状の指示板33がほぼ鉛直な姿勢を保って、上下及び左右の双方に振れ動き可能となって支持された構成である。ケース単体31は、合成樹脂等の透明な材質で構成され、密着端面34の側が開口した箱状になっていて、その長手方向の中央部に幅方向に沿って当接壁35が設けられ、該当接壁35の中央部に前記指示板33を挿入配置するための指示板挿入溝36が縦方向の全長に亘って形成されている。該当接壁35の上端面には、一対のケース単体31の一方を反転させて、その密着端面34を密着させて重ね合わせた場合において、互いに嵌合し合う関係にある凹凸部が形成され、前記当接壁35の上端面における前記凸部と、前記密着端面34と同一平面となっている部分には、後述の支持軸42の挿入溝37(図16参照)が設けられている。
【0016】
薄円板状をした前記指示板33は、図14に示されるように、その前部に設けられた円筒部38に磁石から成る磁気センサーS2 が嵌合され、該指示板33の中心の挿通孔39に関して前記磁気センサーS2 と反対の部分は、所定中心角だけ厚肉に形成されて、該磁気センサーS2 とのバランスを図るためのバランスウェイト部41となっている。また、前記一対のケース単体31の後半部は、前記指示板33の四分円に対応する四分円盤状になっていて、各ケース単体31の外周面には、前記挿入溝37に挿入された支持軸42と直交する水平線に対して対称な位置に十字状をした探知確認マーク43(図14参照)がそれぞれ設けられている。指示板33の外周縁における前記一対の探知確認マーク43と対応する位置には、それぞれ探知確認片44が半径方向に差し込まれている。
【0017】
上記指示板33は、一対のケース単体31を組み付けた収納ケース32に細棒状の前記支持軸42を介して支持されている。即ち、図14及び図16に示されるように、指示板33の挿通孔39に挿通された支持軸42を水平に挿入しておいて、一方のケース単体31に設けられた左右の当接壁35の間の指示板挿入溝36に指示板33を垂直にして挿入すると共に、当接壁35の上端面に形成された支持軸挿入溝37に細棒状の前記支持軸42を挿入しておいて、他方のケース単体31を反転させて、一対のケース単体31を組み付ける。これにより、指示板33は、図17に示されるように、その側面が左右の当接壁35に当接する範囲(θ1)において左右に振れ動くと共に、図18に示されるように、そのバランスウェイト部41の段差部が当接壁35に当接する範囲(θ2)において支持軸42を中心にして周方向に振れ動く(回動する)。
【0018】
また、前記ケース単体31の前端面31aは、平面状に形成されて、該前端面31aの上端部であって、しかも該ケース単体31の幅方向の中央部には、角錐状の突起片45aが該前端面31aから前方に突出して設けられている。この突起片45aの上端面は、ケース単体31の密着端面34と同一平面に形成されている。このため、一対のケース単体31の一方を反転させて一体に組み付けると、各ケース単体31に設けられた突起片45aは、一体の突起体45となり、該突起体45は、被探知部を探知して左右方向及び周方向の双方への振れ動きが停止した磁気センサーS2 の直上(直前)に配置されることになる。また、一対のケース単体31を一体に組み付けた収納ケース32の前端面には、弾性材から成るクッションシート46が貼り付けられて、前記突起体45は、該クッションシート46の中央部に設けられた孔47内に入り込んでいる。なお、図14及び図15において、48は、ケース単体31の前端面31aと同一面となるように設けられた罫書案内用突起体であって、前記磁気センサーS2 による探知位置を補助的に罫書く際の中間位置を表示するのに使用される。
【0019】
そして、上記ボックス探知器A3 を用いて、壁裏に配置された前記ボックスB1 の磁石M2(第2被探知部)を磁気探知するには、以下のようにして行う。本ボックス探知器A3 とは別の金属探知器(図示せず)等によって、ボックスB1 の金属箔F(第1被探知部)を金属探知する等して、ボックスB1 の概略位置を探知しておく。そして、ボックスB1 の概略位置が金属探知された壁表においてボックス探知器A3 を上下左右に移動させて、磁気センサーS2 がボックスB1 の磁石M2(第2被探知部)を磁気探知すると、図19に示されるように、指示板33の左右方向及び周方向の双方への振れ動きが停止する。これにより、ボックス探知器A3 が壁裏に配置されたボックスB1 の磁石M2(第2被探知部)を探知したことが確認される。
【0020】
ボックス探知器A3 の磁気センサーS2 がボックスB1 の磁石M2(第2被探知部)を磁気探知して、指示板33の振れ動きが停止した状態において、収納ケース32の全体を前方に押圧させると、図20に詳細に示されているように、該収納ケース32の前端面に貼り付けられているクッションシート46が圧縮されて、その中央の孔47に入り込んでいた突起体45が相対的に突出して、壁材Wに突刺される。これにより、壁裏のボックスB1 の磁石M2(第2被探知部) の位置(C1)が壁表に刻設される。この表示位置(C1)を中心にして、壁材Wに円穿孔を行う。
【0021】
上記した各ボックス探知器A1 〜A3 は、いずれも壁裏に設置されたボックスB1,B2 の開口を壁表に臨ませるための円穿孔の中心を探知するものであるが、以下に記載のボックス探知器A4,A5 は、いずれもボックスB3,B4 の外形を罫書き出すための基準点を探知するものである点において、上記各ボックス探知器A1 〜A3 とは異なる。図22は、ボックスB3 の斜視図であり、図23は、ボックス探知器A4 を使用してボックスB3 の外形を罫書くための基準点を探知している状態の側面図であり、図24は、ボックスB3 の外形を罫書く基準点となる一対の磁石M2 の位置D1,D2 が壁表に表示された状態を示す図である。ボックスB3 は、図22に示されるように、上下方向に沿って相対向する周壁5の外側に磁石埋設部8がそれぞれ張り出して設けられ、各磁石埋設部8にそれぞれ磁石M1 が埋設された構成である。この一対の磁石M1 は、前記ボックスB1 の金属箔Fに相当するものであって、ボックスB3 の全体位置を探知するための被探知部を構成している。
【0022】
上記ボックスB3 の外形を罫書くための基準点を探知するためのボックス探知器A4 は、図23に示されるように、探知器本体11の前面に一対の磁気センサーS2 が前記一対の磁石M1 と同一間隔をおいて設けられ、各磁気センサーS2 の中央部に突起体14がそれぞれ突設された構成である。また、探知器本体11の背面には、前記一対の磁気センサーS2 がそれぞれ被探知部である各磁石M1 の位置を探知したことを確認するための一対の探知確認ランプL2 が設けられている。そして、図23に示されるように、ボックス探知器A4 の各磁気センサーS2 が壁裏のボックスB3 の各磁石M1 の位置を探知した状態において、探知器本体11を壁材Wに対して押圧させると、図24に示されるように、各磁気センサーS2 の中央部に突設された各突起体14が壁材Wに突刺されて、壁裏のボックスB3 の各磁石M1 の位置D1,D2 が壁表に刻設される。このようにして壁表に表示された2つの各位置D1,D2 を基準にすると、壁裏のボックスB3 の外形を壁表に罫書くことができる。
【0023】
引き続いて、ボックス探知器A5 について説明する。図25は、ボックスB4 の斜視図であり、図26は、ボックス探知器A5 の斜視図であり、図27は、ボックスB4 の外形を罫書く基準となる一対の金属箔Fの両端部の各位置D1 〜D4 が壁表に表示された状態を示す図である。ボックスB4 は、前記ボックスB1 において、円穿孔の中心を表示する磁石M2(第2被探知部)と、これに関連する部分のみを欠落させた構成であって、ボックス開口4の上下端部にそれぞれ金属箔Fが横方向に沿って貼り付けられている。
【0024】
また、ボックス探知器A5 は、上記ボックスB4 の上下の各金属箔Fの両端部である計4箇所を探知することにより、壁裏のボックスB4 の位置を探知するものであって、厚板状をした探知器本体51の前面に、前記4箇所の各位置を探知するための金属センサーS1 がそれぞれ設けられ、各金属センサーS1 の中央部に突起体52が突設された構成である。探知器本体51の背面側には、手持ち部53が一体に設けられ、該手持ち部53の背面には、前記各金属センサーS1 が金属箔Fを探知したことを確認するための4つの探知確認ランプ(図示せず)が設けられている。
【0025】
上記ボックス探知器A5 を壁表において上下左右に移動させて、4つの探知確認ランプの全てが点灯することにより、壁裏のボックスB4 の位置が探知され、この状態において、探知器本体51を壁材Wに対して押圧させると、各突起体52によって前記一対の金属箔Fの両端部の各位置D1 〜D4 が壁表に表示される。このようにして壁表に表示された4つの各位置D1 〜D4 を基準にすると、壁裏のボックスB4 の外形を壁表に罫書くことができる。
【0026】
なお、上記各探知例においては、いずれも壁裏に配置されたボックスを探知するものであるが、被探知対象物は、ボックスに限られず、壁裏に隠蔽状態で配置されて、金属又は磁気探知が可能である被探知部を備えているものであれば、何であってもよい。
【0027】
【発明の効果】
本発明に係るボックス探知器は、そのセンサー部の直上に、探知位置を壁材に表示するための突起体が設けられているので、該センサー部により、壁裏のボックスの被探知部を探知した状態において、該センサー部の直上に設けられた突起体の突刺によって、該探知位置を壁材に刻設して直接に表示できる。このため、壁材に表示された被探知部の位置が正確であると共に、探知位置の表示操作自体も容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るボックス探知器A1 を使用してボックスB1 の磁石M2(第2被探知部)を探知している状態の斜視図である。
【図2】探知器A1 の斜視図である。
【図3】ボックスB1 の斜視図である。
【図4】ボックス探知器A1 の金属センサーS1 によって、壁裏のボックスB1 の概略位置を探知している状態を示す側面図である。
【図5】壁裏のボックスB1 の磁石M2(第2被探知部)の位置を探知した状態で、探知器本体11を壁材Wに対して押圧させて、壁表に磁石M2(第2被探知部)の位置(C1)を刻設している状態を示す側面図である。
【図6】壁表に刻設された磁石M2 の位置(C1)を中心にして穿孔具Eにより壁材Wを穿孔している状態を示す側面図である。
【図7】壁表に磁石M2 の位置(C1)が刻設されたことを示す正面図である。
【図8】壁表に刻設された磁石M2 の位置(C1)を中心に円穿孔して、壁材Wに透孔Hが形成された状態を示す正面図である。
【図9】ボックスB2 の斜視図である。
【図10】壁裏のボックスB2 の磁石M2(第2被探知部) の位置がボックス探知器A1 によって探知されて、その位置(C0)を壁表に刻設している状態を示す側面図である。
【図11】壁裏のボックスB2 の磁石M2(第2被探知部) の位置(C0)が壁表に刻設されたことを示す正面図である。
【図12】ボックス探知器A2 の使用状態を示す斜視図である。
【図13】同じく側面図である。
【図14】ボックス探知器A3 の分解斜視図である。
【図15】ボックス探知器A3 の全体斜視図である。
【図16】ボックス探知器A3 の断面図である。
【図17】指示板33が左右方向に振れ動くことを説明するための平面模式図である。
【図18】指示板33が周方向に振れ動くことを説明するための側面模式図である。
【図19】ボックス探知器A3 によって壁裏のボックスB1 の磁石M2(第2被探知部)が探知された状態を示す側面図である。
【図20】ボックス探知器A3 によって壁裏のボックスB1 の磁石M2(第2被探知部)を探知した状態において、収納ケース32の全体を押圧させて、突起体45を壁材Wに突刺した状態を示す側面断面図である。
【図21】壁裏のボックスB1 の磁石M2(第2被探知部)の位置(C1)が壁表に刻設された状態を示す正面図である。
【図22】ボックスB3 の斜視図である。
【図23】ボックス探知器A4 によって壁裏のボックスB3 の一対の磁石M1(第1被探知部)が探知されて、一対の突起体14が壁材Wに突刺された状態を示す側面図である。
【図24】壁裏のボックスB3 の一対の磁石M1(第1被探知部)の位置D1,D2 が壁表に刻設された状態を示す正面図である。
【図25】ボックスB4 の斜視図である。
【図26】ボックス探知器A5 の斜視図である。
【図27】ボックス探知器A5 によって、壁裏のボックスB4 の上下の金属箔Fの両端部の各位置D1 〜D4 が壁表に刻設された状態を示す正面図である。
【図28】従来のボックス探知器A’の探知位置を罫書き具61を使用して壁表に罫書く状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 〜A5 :ボックス探知器
1 〜B4 :ボックス
F:金属箔(第1被探知部)
1 :磁石(第1被探知部)
2 :磁石(第2被探知部)
1 :金属センサー
2 :磁気センサー
W:壁材
14,45,52:突起体(表示手段)
22:貫通孔(表示手段)
32:収納ケース(探知器本体)
46:クッションシート

Claims (3)

  1. ボックスに設けられた被探知部を探知するための固定されたセンサー部を備えたボックス探知器であって、
    該センサー部の直上に、探知位置を壁材に表示するための表示手段を備え、該表示手段は、壁材に押圧されて、当該押圧位置を壁材に刻設する突起体により構成されていることを特徴とするボックス探知器。
  2. ボックスに設けられた被探知部を探知するための揺動可能なセンサー部を備えたボックス探知器であって、
    前記被探知部を探知した状態における前記センサー部の直上に、探知位置を壁材に表示するための表示手段を備え、該表示手段は、壁材に押圧されて、当該押圧位置を壁材に刻設する突起体により構成されていることを特徴とするボックス探知器。
  3. 探知器本体の前面にクッションシートが貼り付けられて、前記突起体は、該クッションシートの圧縮により突出する構成であることを特徴とする請求項1又は2に記載のボックス探知器。
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