JP2018062586A - インクジェットインクおよび当該インクジェットインクを用いた印刷物の製造方法 - Google Patents
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(1) メラミン樹脂(A)と、
水酸基含有(メタ)アクリル酸エステル化合物(B)と、
環化重合性モノマー(C)と、
光重合開始剤(D)と、を含むインクジェットインク、
(2) 前記メラミン樹脂(A)が、メラミン、メチロールメラミン、エーテル化メチロールメラミン、ベンゾグアナミン、メチロールベンゾグアナミン、エーテル化メチロールベンゾグアナミンおよびそれらの縮合物から選ばれた少なくとも一つである、(1)記載のインクジェットインク、
(3) 前記環化重合性モノマー(C)が2−アリロキシメチルアクリル酸エステルである、(1)または(2)記載のインクジェットインク、
(4) 基材を準備する工程と、
当該基材に(1)から(3)のいずれか一項に記載のインクジェットインクを付着させる工程と、
付着させた前記インクジェットインクに紫外線を照射する工程および加熱する工程と、
を含む印刷物の製造方法、
である。
ここで、含有濃度はインクジェットインク全体を100重量%としたときの含有量を重量%で表したものである。
当該製造方法では、色材として顔料を用いる場合は、顔料の少なくとも一部とその他の成分の少なくとも一部とを混合して顔料分散液を得る混合分散工程と、得られた顔料分散液に残りの成分を添加する後添加工程と、を含む。 このような工程とすることにより、顔料が均一に分散したインクジェットインクを安定的に製造することができる。 なお、顔料を用いない場合、前記の顔料分散液を得る混合分散工程を省いて製造する。
以下、顔料を用いる場合を例として当該製造方法を詳しく説明する。
当該印刷物の製造方法は、前記インクジェットインクを、基材に付着させる工程と、付着させたインクジェットインクに紫外線を照射する工程および加熱する工程と、を含む。
ファストゲン ブルー 5435SD(DIC社製)2.2部、EFKA PX4701(BASFジャパン社製)0.88部およびNKエステル A−IB(新中村化学工業社製)18.92部をペイントシェーカー中で2時間撹拌混合し22部の顔料分散液1を得た。
ファストゲン ブルー 5435SD(DIC社製)2.64部、EFKA PX4701(BASFジャパン社製)1.32部およびFA−511AS(日立化成社製)18.04部をペイントシェーカー中で2時間撹拌混合し22部の顔料分散液2を得た。
表2の実施例1の材料を遮光下、乾燥空気雰囲気中、ホモミキサーで30分間混合撹拌した後、孔径2μmのガラスフィルターを用いて加圧濾過し、実施例1のインクジェットインクを得た。
表1の実施例2〜10の組成に従って、実施例1と同様に処理して実施例2〜10のインクジェットインクを得た。 また、表3の比較例1〜3の組成に従って、実施例1と同様に処理して比較例1〜3のインクジェットインクを得た。 なお、ポリエステルアクリレートオリゴマーのCN2302について、実際にJIS K6901 5.3および5.4に準拠して水酸基価を測定した結果、29.1 KOH mg/gとなり水酸基を含有していることを確認した。
実施例および比較例のインクをピエゾ型インクジェットヘッド(KM512LH、コニカミノルタ社製)を搭載したインクジェットプリンタを用いて360x360dpiの解像度で、ポリエステル樹脂系のトップコートを有する塗装鋼板(白色、日新製鋼社製, セリオスクリーン エナメル W91MGL)にベタ刷りした後、高圧水銀灯を用いて320nm〜390nmの波長領域で750mJ/cm2の光量で紫外線照射した。 その紫外線照射後の皮膜を指触し、ベタつきのないものを○、あるものを×として評価した。
ピエゾ型インクジェットヘッド(KM512LH、コニカミノルタ社製)を搭載したインクジェットプリンタを用いて360x360dpiの解像度で、実施例および比較例のインクをポリエステル樹脂系のトップコートを有する塗装鋼板(白色、日新製鋼社製, セリオスクリーン エナメル W91MGL)にベタ刷りした後、高圧水銀灯を用いて320nm〜390nmの波長領域で750mJ/cm2の光量で紫外線照射した。 さらに、その鋼板を180℃で10分間加熱した後、得られた印刷物の硬化膜に×状の切れ込みを入れ、その上にセロファンテープを密着させて剥がしたときに、その硬化皮膜が剥がれないものを○、剥がれるものを×として評価とした。
前記密着性試験で紫外線および加熱により硬化させた試験片を爪で擦ったとき、傷がつくものを×、つかないものを○として評価した。
前記密着性試験で紫外線および加熱により硬化させた試験片を、JIS K5400−8.2に準じて沸騰水中に2時間浸漬後、JIS K5400−8.5に準じて付着性試験を実施し、セロファンテープに塗膜が付着しないものを○、付着するものを×として評価した。
Claims (4)
- メラミン樹脂(A)と、
水酸基含有(メタ)アクリル酸エステル化合物(B)と、
環化重合性モノマー(C)と、
光重合開始剤(D)と、を含むインクジェットインク。 - 前記メラミン樹脂(A)が、メラミン、メチロールメラミン、エーテル化メチロールメラミン、ベンゾグアナミン、メチロールベンゾグアナミン、エーテル化メチロールベンゾグアナミンおよびそれらの縮合物から選ばれた少なくとも一つである、請求項1記載のインクジェットインク。
- 前記環化重合性モノマー(C)が、2−アリロキシメチルアクリル酸エステルである、請求項1または2記載のインクジェットインク。
- 基材を準備する工程と、
当該基材に請求項1から3のいずれか一項に記載のインクジェットインクを付着させる工程と、
付着させた前記インクジェットインクに紫外線を照射する工程および加熱する工程と、
を含む印刷物の製造方法。
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