JP2018058153A - 切断装置および切断手段の装着方法 - Google Patents
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Abstract
Description
なお、特許文献2に記載された従来の切断装置は、カッタホルダ6(支持手段)に対するカッタ刃7(切断手段)の取付けおよび取外しを自動で行うものではない。
この際、本発明の切断装置では、前記支持手段に取付ける前記切断手段を供給する供給手段と、前記支持手段から取外した前記切断手段を回収する回収手段との少なくとも一方を備えていることが好ましい。
さらに、本発明の切断装置では、前記支持手段は、前記切断手段を把持する把持部材を備え、前記調整部材は、前記把持部材に対して相対的に回転させることで、当該把持部材を前記切断手段に離間接近させることが可能に構成され、前記駆動手段は、前記調整部材と共に回転しないように前記把持部材を支持した状態で、前記調整部材を前記把持部材に対して相対的に回転させることが好ましい。
また、本発明の切断装置では、前記調整部材が回転することを抑制する移動規制手段を備えていることが好ましい。
さらに、本発明の切断装置では、前記供給手段は、前記支持手段へ前記切断手段を取付ける動作に追従させて当該切断手段を移動可能に構成されていることが好ましい。
一方、本発明の切断手段の装着方法は、被加工物を切断する切断手段と、前記切断手段を支持する支持手段と、前記切断手段を支持した前記支持手段を移動させて前記被加工物を切断する駆動手段とを備えた切断装置における切断手段の装着方法において、前記支持手段は、所定動作させることで前記切断手段の取付けおよび取外しが可能な調整部材を有し、前記支持手段を支持した状態で前記駆動手段が前記調整部材を所定動作させ、前記支持手段へ前記切断手段を取付ける動作および、前記支持手段から前記切断手段を取外す動作のうち少なくとも一方の動作を行うことを特徴とする。
また、請求項2によれば、支持手段に取り付ける切断手段の供給作業を簡素化したり、支持手段から取り外した切断手段の破棄作業を簡素化したりすることができる。
さらに、請求項3によれば、調整部材が回転することで切断手段を着脱する場合にでも対応することができる。
また、請求項4によれば、移動規制手段を別途設ける必要がなくなり、周辺機器を含めた設備の簡略化ができる。
さらに、請求項5によれば、切断手段に過剰な負荷を加えることなく当該切断手段を支持手段へ受け渡すことができる。
なお、本実施形態におけるX軸、Y軸、Z軸は、それぞれが直交する関係にあり、X軸およびY軸は、所定平面内の軸とし、Z軸は、前記所定平面に直交する軸とする。さらに、本実施形態では、Y軸と平行な図1に示すBD方向から観た場合を基準とし、方向を示した場合、「上」がZ軸の矢印方向で「下」がその逆方向、「左」がX軸の矢印方向で「右」がその逆方向、「前」がY軸と平行な図1中手前方向で「後」がその逆方向とする。
先ず、本発明の切断装置10の使用者(以下、単に「使用者」という)が取手61Aを持って供給フレーム61を本体フレーム51から引き出し、2体のカッター刃20をそれぞれ各カッター刃支持穴63Bにセットした後、当該供給フレーム61を第1開口部51Aから突き当る位置にまで差し込んだ後、操作パネルやパーソナルコンピュータ等の図示しない操作手段を介して自動運転開始の信号を入力する。すると、駆動手段40が6軸ロボット41を駆動し、カッター刃20が取り付けられ、図示しない所定の格納位置に格納されている支持手段30の嵌合穴31Aにチャック41Bを差し込んだ後、チャックモータ41Cを駆動し、チャック41Bを相互に離間させて当該支持手段30を先端アーム41Aで保持する。次いで、駆動手段40が6軸ロボット41を駆動し、図1中二点鎖線で示すように、カッター刃検知手段90の検出位置にカッター刃20を配置し、切先20Aの位置と刃先20Bの位置とを認識した状態で停止してスタンバイ状態となる(以下、この状態を単に「スタンバイ状態」という)。なお、駆動手段40は、カッター刃検知手段90の検知結果を基にして、次に切断の対象となる接着シートASに対し、切先20Aを突き刺す位置や刃先20Bで切断する軌道等が所定の位置、所定の軌道等となるように6軸ロボット41の動作を自動で補正するようになっている。これにより、万が一、カッター刃20が位置ずれを起こして支持手段30に支持されていても、接着シートASを所定形状に切断することができるようになっている。
また、回収箱71内に回収されたカッター刃20が所定量に達したことをカメラ等の撮像手段や光学センサ等の図示しない回収カッター刃検知御手段が検知すると、切断装置10は、例えば、光や音等のカッター刃廃棄要請を出力する図示しないカッター刃廃棄要請手段を駆動し、使用者にカッター刃20の廃棄を促すことができる。使用者は、カッター刃廃棄要請を確認すると、取手71Aを持って回収箱71を本体フレーム51から引き出し、使用済みのカッター刃20を廃棄した後、当該回収箱71を第2開口部51Bから差し込んでおく。
また、支持手段30は、図3(B)に示すように、把持部材34の下方に形成された傾斜部34F上を摺動する内円部35Eが形成された調整部材35βを備え、内円部35Eが傾斜部34F上を摺動することで、把持部材34がカッター刃20に対して離間接近するように構成してもよい。
支持手段30は、図1に示すように、先端アーム41Aの中心に対して把持部材34の中心がずれるように当該把持部材34を支持するブラケット32を採用してもよいし、図2(A)、(B)に示すように、先端アーム41Aの中心と把持部材34の中心とが同位置となるように当該把持部材34を支持するブラケット32を採用してもよいし、ブラケット32を介することなく、嵌合部材31で直接基台33を支持してもよい。
把持部材34は、溝34Dが一方の挟込面34Cのみに形成されていてもよいし、両方の挟込面34Cに形成されていなくてもよいし、弾性変形部34Aに板ばね、巻きばね、樹脂、ゴム、スポンジ等何を採用してもよいし、1体でもよいし、3体以上でもよく、把持部材34が1体の場合、例えば、調整部材35と当該把持部材34とでカッター刃20を把持すればよい。
調整部材35は、断面形状が5角形以下でもよいし、7角形以上でもよいし、楕円形やD形でもよいし、張出部35Cがなくてもよいし、取付け嵌合孔52や取外し嵌合孔53に差し込む方向に延設された溝を有するものでもよく、移動規制手段50でその回転が抑制できればどのような形状でもよい。
駆動手段40は、回動モータ、直動モータ、リニアモータ、単軸ロボット、5軸以下の多関節ロボット、7軸以上の多関節ロボット等の電動機器、エアシリンダ、油圧シリンダ、ロッドレスシリンダおよびロータリシリンダ等のアクチュエータ等を採用することができる上、それらを直接的又は間接的に組み合せたものを採用することもでき、作業部は、それらの出力部とすることができるし、被着体WKの外縁と同形状となるように接着シートASを切断してもよいし、被着体WKの外縁よりも内側で接着シートASを切断してもよいし、被着体WKの外縁よりも外側で接着シートASを切断してもよいし、被着体WKの外縁とは関係なく接着シートASを切断してもよいし、支持手段30が把持部材34に対して相対的に直線移動することで、当該把持部材34のカッター刃20に対する離間接近を可能とする調整部材が採用されている場合、先端アーム41Aで支持手段30を支持した状態で、調整部材を把持部材34に対して相対的に直線移動させ、支持手段30へカッター刃20を取付ける動作および、支持手段30からカッター刃20を取外す動作の少なくとも一方を行うように構成してもよい。
駆動手段40は、接着シートASを貫通する切込が断続的に続くように、接着シートASに対して支持手段30を離間接近させながら移動させ、接着シートASを疑似的に切断してもよいし、接着シートASを貫通することのない切込が連続的に続くように支持手段30を移動させ、接着シートASを疑似的に切断してもよいし、接着シートASを貫通することのない切込が断続的に続くように、接着シートASに対して支持手段30を離間接近させながら移動させ、接着シートASを疑似的に切断してもよいし、例えば、切断手段としてミシン目ロータリカッター刃を採用し、接着シートASを貫通または貫通することのない切込が断続的に続くように支持手段30を移動させ、接着シートASを疑似的に切断してもよいし、例えば、切断手段として上述のような改質層を形成するものを採用し、当該改質層が連続的または断続的に続くように支持手段30を移動させ、接着シートASを疑似的に切断してもよいし、接着シートASを貫通する切込と当該接着シートASを貫通することのない切込と改質層との少なくとも2つが規則的または不規則的に、連続的または断続的に続くようにして当該接着シートASを疑似的に切断してもよい。なお、上記のように疑似的に切断された接着シートASは、後に張力付与手段や振動付与手段等によって張力や振動が付与されることで、当該疑似的に切断された部分を境にして完全に切断することができ、本発明の切断装置10は、このような張力付与手段や振動付与手段等を備えていてもよいし、備えていなくてもよい。
駆動手段40は、先端アーム41Aに対して着脱不能な状態で支持手段30を支持する構成としてもよく、この場合、先端アーム41Aにチャックモータ41Cを設けなくてもよい。
取付け嵌合孔52や取外し嵌合孔53は、底有の穴でもよいし、縦穴でもよいし、横穴でもよいし、斜め穴でもよいし、それぞれがそれぞれ単数でもよいし複数でもよいし、何れか一方が単数で他方が複数でもよいし、それらをそれぞれ複数設ける場合は、2個以上でもよい。
取外し嵌合孔53を設けずに、駆動手段40が使用後のカッター刃20を当該カッター刃20を取り換えた取付け嵌合孔52に戻して、当該取付け嵌合孔52を利用してカッター刃20を取り外す構成としてもよい。
切断装置10は、所定時間が経過した時点でカッター刃20の交換を行ってもよいし、所定枚数の接着シートASを切断した時点でカッター刃20の交換を行ってもよいし、所定の長さ以上の切込を形成した時点でカッター刃20の交換を行ってもよい。
所定の格納位置に格納されている支持手段30は、カッター刃20が取り付けられていなくてもよく、この場合、駆動手段40が6軸ロボット41を駆動し、支持手段30を先端アーム41Aで保持した後、前記実施形態と同様の動作で先に支持手段30でカッター刃20を支持してから、スタンバイ状態となるようにすればよい。
カッター刃供給要請手段が出力するカッター刃供給要請と、カッター刃廃棄要請手段が出力するカッター刃廃棄要請とは、同じでもよいし、異なっていてもよいし、カッター刃供給要請手段およびカッター刃廃棄要請手段のうち少なくとも一方がなくてもよい。
20…カッター刃(切断手段)
30…支持手段
34…把持部材
35…調整部材
40…駆動手段
50…移動規制手段
60…供給手段
70…回収手段
AS…接着シート(被加工物)
Claims (6)
- 被加工物を切断する切断手段と、
前記切断手段を支持する支持手段と、
前記切断手段を支持した前記支持手段を移動させて前記被加工物を切断する駆動手段とを備え、
前記支持手段は、所定動作させることで前記切断手段の取付けおよび取外しが可能な調整部材を有し、
前記駆動手段は、前記支持手段を支持した状態で前記調整部材を所定動作させ、前記支持手段へ前記切断手段を取付ける動作および、前記支持手段から前記切断手段を取外す動作のうち少なくとも一方の動作を行うことが可能に構成されていることを特徴とする切断装置。 - 前記支持手段に取付ける前記切断手段を供給する供給手段と、前記支持手段から取外した前記切断手段を回収する回収手段との少なくとも一方を備えていることを特徴とする請求項1に記載の切断装置。
- 前記支持手段は、前記切断手段を把持する把持部材を備え、
前記調整部材は、前記把持部材に対して相対的に回転させることで、当該把持部材を前記切断手段に離間接近させることが可能に構成され、
前記駆動手段は、前記調整部材と共に回転しないように前記把持部材を支持した状態で、前記調整部材を前記把持部材に対して相対的に回転させることを特徴とする請求項1または2に記載の切断装置。 - 前記調整部材が回転することを抑制する移動規制手段を備えていることを特徴とする請求項3に記載の切断装置。
- 前記供給手段は、前記支持手段へ前記切断手段を取付ける動作に追従させて当該切断手段を移動可能に構成されていることを特徴とする請求項2または3に記載の切断装置。
- 被加工物を切断する切断手段と、
前記切断手段を支持する支持手段と、
前記切断手段を支持した前記支持手段を移動させて前記被加工物を切断する駆動手段とを備えた切断装置における切断手段の装着方法において、
前記支持手段は、所定動作させることで前記切断手段の取付けおよび取外しが可能な調整部材を有し、
前記支持手段を支持した状態で前記駆動手段が前記調整部材を所定動作させ、前記支持手段へ前記切断手段を取付ける動作および、前記支持手段から前記切断手段を取外す動作のうち少なくとも一方の動作を行うことを特徴とする切断手段の装着方法。
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