JP6878746B2 - 切断装置および切断手段の装着方法 - Google Patents
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Description
なお、特許文献2に記載された従来の切断装置は、カッタホルダ6(支持手段)に対するカッタ刃7(切断手段)の取付けおよび取外しを自動で行うものではない。
前記切断手段を支持する支持手段と、前記切断手段を支持した前記支持手段を移動させて前記被加工物を切断する駆動手段とを備え、前記支持手段は、前記駆動手段の動作によって前記切断手段を把持する把持手段を有し、前記把持手段は、前記切断手段に当接する当接部材と、前記当接部材が前記切断手段に接近する方向に当該当接部材を付勢する付勢手段を有し、前記駆動手段は、押当手段に押し当てていた前記当接部材を当該押当手段から遠ざけることで、前記付勢手段の付勢力によって前記当接部材を前記切断手段に接近させ、前記把持手段で前記切断手段を把持させる把持動作と、前記当接部材を前記押当手段に押し当てることで、前記付勢手段の付勢力に抗して前記当接部材を前記切断手段から離間させ、前記把持手段による前記切断手段の把持を解除させる把持解除動作との少なくとも一方の動作を行うことが可能に構成されていることを特徴とする。
また、本発明の切断装置では、前記支持手段に支持させる前記切断手段を供給する供給手段と、前記支持手段による支持を失った前記切断手段を回収する回収手段との少なくとも一方を備えていることが好ましい。
また、本発明の切断装置では、前記把持手段は、前記切断手段に当接する当接部材と、前記当接部材が前記切断手段に接近する方向に当該当接部材を付勢する付勢手段とを備えていることが好ましい。
また、本発明の切断装置では、前記駆動手段が前記当接部材を押し当てて前記把持手段による前記切断手段の把持動作および、把持解除動作の少なくとも一方の動作を行う押当手段を備えていることを特徴とする請求項3に記載の切断装置。
また、本発明の切断装置では、前記供給手段は、前記支持手段による前記切断手段の把持動作に追従させて当該切断手段を移動可能に構成されていることが好ましい。
一方、本発明の切断手段の装着方法は、被加工物を切断する切断手段と、前記切断手段を支持する支持手段と、前記切断手段を支持した前記支持手段を移動させて前記被加工物を切断する駆動手段とを備えた切断装置における前記切断手段の装着方法において、前記支持手段は、前記駆動手段の動作によって前記切断手段を把持する把持手段を有し、前記把持手段は、前記切断手段に当接する当接部材と、前記当接部材が前記切断手段に接近する方向に当該当接部材を付勢する付勢手段を有し、前記駆動手段は、押当手段に押し当てていた前記当接部材を当該押当手段から遠ざけることで、前記付勢手段の付勢力によって前記当接部材を前記切断手段に接近させ、前記把持手段で前記切断手段を把持させる把持動作と、前記当接部材を前記押当手段に押し当てることで、前記付勢手段の付勢力に抗して前記当接部材を前記切断手段から離間させ、前記把持手段による前記切断手段の把持を解除させる把持解除動作との少なくとも一方の動作を行う工程を有することを特徴とする。
また、請求項2によれば、支持手段に支持させる切断手段の供給作業を簡素化したり、支持手段から取外した切断手段の破棄作業を簡素化したりすることができる。
さらに、請求項3によれば、装置構成を簡素化することができる。
また、請求項4によれば、押当手段を別途設ける必要がなくなり、周辺機器を含めた設備の簡略化ができる。
さらに、請求項5によれば、切断手段に過剰な負荷を加えることなく当該切断手段を支持手段へ受け渡すことができる。
なお、本実施形態におけるX軸、Y軸、Z軸は、それぞれが直交する関係にあり、X軸およびY軸は、所定平面内の軸とし、Z軸は、前記所定平面に直交する軸とする。さらに、本実施形態では、Y軸と平行な図1に示すBD方向から観た場合を基準とし、方向を示した場合、「上」がZ軸の矢印方向で「下」がその逆方向、「左」がX軸の矢印方向で「右」がその逆方向、「前」がY軸と平行な図1中手前方向で「後」がその逆方向とする。
把持手段33は、カッター刃20に当接する当接部材としての固定側クランプ33Aおよび移動側クランプ33Bと、固定側クランプ33Aに支持され、移動側クランプ33Bを回動可能に支持する支持軸33Cと、固定側クランプ33Aおよび移動側クランプ33Bがカッター刃20に接近する方向に当該移動側クランプ33Bを付勢する付勢手段33Dとを備えている。なお、移動側クランプ33Bには、固定側クランプ33Aに形成された孔33Eを介して当該固定側クランプ33Aから突き出る調整部材としてのボールキャスタ33Fが設けられている。また、固定側クランプ33Aおよび移動側クランプ33Bにおけるカッター刃20を挟み込むそれぞれの挟込面33Gには、カッター刃20が嵌り込み、当該カッター刃20の位置決めが可能な溝33Hが形成されている。
先ず、本発明の切断装置10の使用者(以下、単に「使用者」という)が2体のカッター刃20をそれぞれ各カッター刃支持穴62Aにセットした後、操作パネルやパーソナルコンピュータ等の図示しない操作手段を介して自動運転開始の信号を入力する。すると、駆動手段40が6軸ロボット41を駆動し、カッター刃20が取り付けられ、図示しない所定の格納位置に格納されている支持手段30の嵌合穴31Aにチャック41Bを差し込んだ後、チャックモータ41Cを駆動し、チャック41Bを相互に離間させて当該支持手段30を先端アーム41Aで保持する。次いで、駆動手段40が6軸ロボット41を駆動し、図1中二点鎖線で示すように、カッター刃検知手段90の検出位置にカッター刃20を配置し、切先20Aの位置と刃先20Bの位置とを認識した状態で停止してスタンバイ状態となる(以下、この状態を単に「スタンバイ状態」という)。なお、駆動手段40は、カッター刃検知手段90の検知結果を基にして、次に切断の対象となる接着シートASに対し、切先20Aを突き刺す位置や刃先20Bで切断する軌道等が所定の位置、所定の軌道等となるように6軸ロボット41の動作を自動で補正するようになっている。これにより、万が一、カッター刃20が位置ずれを起こして支持手段30に支持されていても、接着シートASを所定形状に切断することができるようになっている。
また、回収箱72内に回収されたカッター刃20が所定量に達したことをカメラ等の撮像手段や光学センサ等の図示しない回収カッター刃検知御手段が検知すると、切断装置10は、例えば、光や音等のカッター刃廃棄要請を出力する図示しないカッター刃廃棄要請手段を駆動し、使用者にカッター刃20の廃棄を促すことができる。使用者は、カッター刃廃棄要請を確認すると、取手72Aを介して回収箱72を受け溝71から引き出し、使用済みのカッター刃20を廃棄した後、当該回収箱72を受け溝71上に戻しておく。
駆動手段40は、接着シートASを貫通する切込が断続的に続くように、接着シートASに対して支持手段30を離間接近させながら移動させ、接着シートASを疑似的に切断してもよいし、接着シートASを貫通することのない切込が連続的に続くように支持手段30を移動させ、接着シートASを疑似的に切断してもよいし、接着シートASを貫通することのない切込が断続的に続くように、接着シートASに対して支持手段30を離間接近させながら移動させ、接着シートASを疑似的に切断してもよいし、例えば、切断手段としてミシン目ロータリカッター刃を採用し、接着シートASを貫通または貫通することのない切込が断続的に続くように支持手段30を移動させ、接着シートASを疑似的に切断してもよいし、例えば、切断手段として上述のような改質層を形成するものを採用し、当該改質層が連続的または断続的に続くように支持手段30を移動させ、接着シートASを疑似的に切断してもよいし、接着シートASを貫通する切込と当該接着シートASを貫通することのない切込と改質層との少なくとも2つが規則的または不規則的に、連続的または断続的に続くようにして当該接着シートASを疑似的に切断してもよい。なお、上記のように疑似的に切断された接着シートASは、後に張力付与手段や振動付与手段等によって張力や振動が付与されることで、当該疑似的に切断された部分を境にして完全に切断することができ、本発明の切断装置10は、このような張力付与手段や振動付与手段等を備えていてもよいし、備えていなくてもよい。
駆動手段40は、先端アーム41Aに対して着脱不能な状態で支持手段30を支持する構成としてもよく、この場合、先端アーム41Aにチャックモータ41Cを設けなくてもよい。
切断装置10は、所定時間が経過した時点でカッター刃20の交換を行ってもよいし、所定枚数の接着シートASを切断した時点でカッター刃20の交換を行ってもよいし、所定の長さ以上の切込を形成した時点でカッター刃20の交換を行ってもよい。
所定の格納位置に格納されている支持手段30は、カッター刃20が取り付けられていなくてもよく、この場合、駆動手段40が6軸ロボット41を駆動し、支持手段30を先端アーム41Aで保持した後、前記実施形態と同様の動作で先に支持手段30でカッター刃20を支持してから、スタンバイ状態となるようにすればよい。
カッター刃供給要請手段が出力するカッター刃供給要請と、カッター刃廃棄要請手段が出力するカッター刃廃棄要請とは、同じでもよいし、異なっていてもよいし、カッター刃供給要請手段およびカッター刃廃棄要請手段のうち少なくとも一方がなくてもよい。
20…カッター刃(切断手段)
30…支持手段
33、34、35、36…把持手段
33A、34A、35A…固定側クランプ(当接部材)
33B、34B、35B…移動側クランプ(当接部材)
36A…クランプ(当接部材)
40…駆動手段
50、50A、50B、50C…押当手段
60、60A、60B…供給手段
70…回収手段
AS…接着シート(被加工物)
Claims (5)
- 被加工物を切断する切断手段と、
前記切断手段を支持する支持手段と、
前記切断手段を支持した前記支持手段を移動させて前記被加工物を切断する駆動手段とを備え、
前記支持手段は、前記駆動手段の動作によって前記切断手段を把持する把持手段を有し、
前記把持手段は、前記切断手段に当接する当接部材と、前記当接部材が前記切断手段に接近する方向に当該当接部材を付勢する付勢手段を有し、
前記駆動手段は、押当手段に押し当てていた前記当接部材を当該押当手段から遠ざけることで、前記付勢手段の付勢力によって前記当接部材を前記切断手段に接近させ、前記把持手段で前記切断手段を把持させる把持動作と、前記当接部材を前記押当手段に押し当てることで、前記付勢手段の付勢力に抗して前記当接部材を前記切断手段から離間させ、前記把持手段による前記切断手段の把持を解除させる把持解除動作との少なくとも一方の動作を行うことが可能に構成されていることを特徴とする切断装置。 - 前記支持手段に支持させる前記切断手段を供給する供給手段と、前記支持手段による支持を失った前記切断手段を回収する回収手段との少なくとも一方を備えていることを特徴とする請求項1に記載の切断装置。
- 前記駆動手段が前記当接部材を押し当てて前記把持手段による前記切断手段の把持動作および、把持解除動作の少なくとも一方の動作を行う押当手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の切断装置。
- 前記供給手段は、前記支持手段による前記切断手段の把持動作に追従させて当該切断手段を移動可能に構成されていることを特徴とする請求項2に記載の切断装置。
- 被加工物を切断する切断手段と、
前記切断手段を支持する支持手段と、
前記切断手段を支持した前記支持手段を移動させて前記被加工物を切断する駆動手段とを備えた切断装置における前記切断手段の装着方法において、
前記支持手段は、前記駆動手段の動作によって前記切断手段を把持する把持手段を有し、
前記把持手段は、前記切断手段に当接する当接部材と、前記当接部材が前記切断手段に接近する方向に当該当接部材を付勢する付勢手段を有し、
前記駆動手段は、押当手段に押し当てていた前記当接部材を当該押当手段から遠ざけることで、前記付勢手段の付勢力によって前記当接部材を前記切断手段に接近させ、前記把持手段で前記切断手段を把持させる把持動作と、前記当接部材を前記押当手段に押し当てることで、前記付勢手段の付勢力に抗して前記当接部材を前記切断手段から離間させ、前記把持手段による前記切断手段の把持を解除させる把持解除動作との少なくとも一方の動作を行う工程を有することを特徴とする切断手段の装着方法。
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