JP4847784B2 - チャックテーブルからのウェーハの取り外し方法 - Google Patents

チャックテーブルからのウェーハの取り外し方法 Download PDF

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Description

本発明は、レーザー加工装置のチャックテーブルからウェーハを取り外す方法に関するものである。
IC等の複数のデバイスが分離予定ラインによって区画されて形成されたウェーハは、すべての分離予定ラインを縦横に分離させることによって個々のデバイスに分割され、各種電子機器に利用されている。かかる分離予定ラインを分離させるにあたっては、ウェーハに対して吸収性を有する波長のレーザー光を照射して劈開させる技術が提案されている(例えば特許文献1参照)。
ところが、ウェーハに対する吸収性を有する波長のレーザー光を照射すると、レーザー光がウェーハを透過してウェーハを保持するチャックテーブルにも照射され、チャックテーブルを損傷させると共に、チャックテーブルが加熱されてウェーハを支持するダイシングテープが溶融するという問題がある。そこで、本出願人は、チャックテーブルにおけるウェーハを保持する保持部を、レーザー光を透過させる石英等で形成し、保持部が加熱されるのを防止する技術を開発し、特許出願した(特願2005−292307号)。
特開平10−305420号公報
しかし、ウェーハにレーザー光を照射すると、ダイシングテープ自体もレーザー光を吸収して僅かながらも溶融し、溶融した部分を介してダイシングテープが保持部に接着されてしまい、ダイシングテープを保持部から取り外すことが困難になるという問題がある。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、レーザー光によりウェーハをダイシングする場合において、レーザー光の照射によりダイシングテープが溶融しても、ダイシングテープを容易にチャックテーブルの保持部から取り外せるようにすることにある。
発明は、複数のデバイスが分離予定ラインによって区画されて形成されダイシングテープを介してフレームに支持されたウェーハを保持するチャックテーブルと、チャックテーブルに保持されたウェーハにレーザー光を照射するレーザー光照射手段とを少なくとも含み、チャックテーブルが、ダイシングテープを介してウェーハを保持する保持部と、フレームを保持するフレーム保持部とを備えたレーザー加工装置を用い、レーザー光照射手段から分離予定ラインにレーザー光を照射して個々のデバイスに分割した後に、ウェーハをチャックテーブルから取り外す方法に関するもので、分離予定ラインに対するレーザー光の照射後であってウェーハをチャックテーブルから取り外す前に、ダイシングテープを加熱することを特徴とする。
ダイシングテープの加熱は、保持部の加熱により行うか、または、ウェーハに対する温風の吹き付けにより行うことが望ましい。
本発明では、保持部に保持されたダイシングテープを加熱することが可能となり、これによってダイシングテープが溶融した場合でも、ダイシングテープを保持部から容易に離脱させることができる。
図1に示すレーザー加工装置1は、ウェーハ等の被加工物に対して切断や穴開け等の加工を施す装置であり、被加工物を保持するチャックテーブル2と、被加工物にレーザー光による切断加工や穴開け加工を施すレーザー光照射手段3とを備えている。
チャックテーブル2においては、支持板20に保持部21が回転可能に支持されており、保持部21は駆動源22に連結されて回転可能となっている。駆動源22は移動基台23aに固定されており、移動基台23aは、その内部のナットがY軸方向に配設されたボールネジ24aに螺合すると共に、ボールネジ24aと平行に配設された一対のガイドレール25aに対して摺動可能となっている。ボールネジ24aの一端にはモータ26aが連結されており、モータ26aによって駆動されてボールネジ24aが回動するのに伴い、移動基台23aがガイドレール25aにガイドされてY軸方向に移動し、保持部21も同方向に移動する構成となっている。
また、ボールネジ24a及びガイドレール25aが配設された移動基台23bは、その内部のナットがX軸方向に配設されたボールネジ24bに螺合すると共に、ボールネジ24bと平行に配設された一対のガイドレール25bに対して摺動可能となっている。ボールネジ24bの一端にはモータ26bが連結されており、モータ26bによって駆動されてボールネジ24bが回動するのに伴い、移動基台23bがガイドレール25bにガイドされてX軸方向に移動し、保持部21も同方向に移動する構成となっている。
レーザー光照射手段3は、ハウジング30によって加工ヘッド31が支持され、ハウジング30は支持部32によって支持されて構成されている。加工ヘッド30は、下方に向けてレーザー光を照射する機能を有し、照射されるレーザー光の出力が出力調整手段33aによって調整される。レーザー光は、発振手段33bによって発振してパルスレーザ光となる。発振手段33bは、周波数設定手段33cに設定された周波数にしたがってパルスレーザ光を発振させることができる。
ハウジング30の側部には、被加工物の分離予定ラインを検出するアライメント手段4が固定されている。アライメント手段4には被加工物を撮像する撮像部40を備えており、撮像部40によって取得した画像に基づき、予め記憶させておいた画像とのパターンマッチング等の処理によって、切断や穴開けをすべき位置を検出(アライメント)することができる。
レーザー光照射手段3及びアライメント手段4は、Z軸方向送り手段34によってZ軸方向に移動可能となっている。Z軸方向送り手段34は、壁部340の一方の面においてZ軸方向に配設されたボールネジ341と、ボールネジ341を回動させるパルスモータ342と、ボールネジ341と平行に配設されたガイドレール343とから構成され、支持部32の内部のナット(図示せず)がボールネジ341に螺合している。支持部32は、パルスモータ342によって駆動されてボールネジ341が回動するのに伴ってガイドレール343にガイドされてZ軸方向に昇降し、支持部32に支持されたレーザー光照射手段3も同方向に昇降する構成となっている。
壁部340は、Y軸方向送り手段35によってY軸方向に移動可能となっている。Y軸方向送り手段35は、Y軸方向に配設されたボールネジ350と、壁部340と一体に形成され内部のナットがボールネジ350に螺合する移動基台351と、ボールネジ350を回動させるパルスモータ352と、ボールネジ350と平行に配設されたガイドレール353とから構成され、移動基台351の内部のナット(図示せず)がボールネジ350に螺合している。移動基台351は、パルスモータ352によって駆動されてボールネジ350が回動するのに伴ってガイドレール353にガイドされてY軸方向に移動し、これに伴いレーザー光照射手段3もY軸方向に昇降する構成となっている。
レーザー加工装置1によって加工される対象としては、例えば図2に示すウェーハWがある。このウェーハWは、複数のデバイスDが分離予定ラインSによって区画されて形成されており、分離予定ラインを縦横に切断することによりダイシングされ、個々のデバイスDに分割される。
例えば図2に示すように、ステンレス等の金属からなるリング状のフレームFの開口部を塞ぐようにフレームFの裏面側からダイシングテープTが貼着されると共にウェーハWがダイシングテープTの粘着面に貼着され、ウェーハWがダイシングテープTを介してフレームFと一体となった状態でウェーハWがダイシングされる場合は、図3に示すように、保持部21の外周側にはフレームFを固定するためのフレーム保持部27が配設される。
フレーム保持部27は、水平方向に移動可能となっており、フレームFを下方から支える支持部材270と、支持部材270との間でフレームFを挟持する押圧部材271とから構成され、押圧部材271は、例えばエアーの注入により回動して挟持位置と非挟持位置とに位置付けられる。
チャックテーブル2を構成する保持部21は、枠体29の内周側に配設されており、保持部21は、例えば石英、硼珪酸ガラス、サファイア、フッ化カルシウム、フッ化リチウム、フッ化マグネシウム等によって形成される。保持部21の熱膨張率は、合成樹脂等により形成されたダイシングテープTの熱膨張率とは異なるものである。
図2に示したようにダイシングテープTを介してフレームFと一体となったウェーハWがチャックテーブル2において保持される場合は、図4に示すように、フレームFがフレーム保持部27によって保持されると共に、ウェーハWがダイシングテープTを介して保持部21に載置される。
図4に示すように、保持部21の保持面210は、枠体29の上面と面一に構成されており、枠体29には、外周溝29aが形成されている。保持部21は、ダイシングテープTを介して、第一の吸引源21cに連通する第一の吸引部21aによって吸引保持される。また、保持部21の外周側には、第二の吸引源21dに連通する第二の吸引部21bが配設されている。保持部21の下方には空間5が形成されており、空間5には加熱手段5a、例えばヒーターが配設されている。
保持部21の保持面210には、その外周端部において開口する溝210aが形成されている。例えば、溝210aの深さは0.05mm〜0.1mm、溝210aの幅は0.03mm〜0.1mm程度、隣り合う溝210aの間隔は0.1mm〜5mm程度であり、溝210aの形状はV字型またはU字型とすることができる。溝210aは、所望の溝形状に対応した外周形状を有する切削ブレードを備えた切削装置、例えばダイシング装置を用いて切削ブレードを切り込ませることによって形成することができる。
なお、溝210aは、保持部21の外周端部において開口していれば、その深さは数μm程度でもよく、隣り合う溝同士の間隔も自由に設定することができ、形状も図4の例には限定されない。また、溝100は、一方向のみならず、交差する方向に形成されていてもよい。なお、溝210への吸引力の伝達を良くするために、保持部21の外周端部の溝幅を広げることが好ましい。
図4に示すように、フレーム保持部27によってダイシングテープTを介してウェーハWと一体となったフレームFが保持されると、第二の吸引部21bがダイシングテープTによってシールされる。そして、ウェーハWが貼着されたダイシングテープTが保持部21に載置され、第二の吸引部21bに吸引力を作用させると、ダイシングテープTと保持面210との間の空間及び溝210aが減圧されてダイシングテープTが保持面210において吸引される。すなわち、第二の吸引部21bにおける吸引力が、保持部21の外周端部を介して保持面210及び溝210aに伝達され、ダイシングテープTを介してウェーハWが保持される。
このように、保持部21の外周側に配設された第二の吸引部21bから作用する吸引力によって保持部21の保持面210によってウェーハWが吸引保持され、その状態でレーザー加工を行うことができるため、保持部21の表面から裏面に至る細孔を形成しなくてもウェーハを吸引保持することができる。したがって、保持部21に細孔を形成するための材料の条件に拘束されることなく、レーザー光の波長に対して透過性、分散性を有する最良の材料を選択して保持部21を構成することができる。
また、保持部21に作用する吸引力は、保持部21の外周端部を介して伝達されるため、保持部21には垂直方向の力が加わることがない。したがって、保持部21は、例えば0.5mm〜2mm程度の比較的薄い石英板等で構成することができる。なお、保持部21の表面には、溝210aを形成しなくても、吸引力を作用させることができる。
図1に戻って説明を続けると、保持部21に保持されたウェーハWは、チャックテーブル21がX軸方向及びY軸方向に移動することにより、アライメント手段4の直下に位置付けられる。そして、撮像部40によってウェーハWの表面の分離予定ラインSが検出された後に、更にチャックテーブル21が+X方向に移動し、レーザー光照射手段3を構成する加工ヘッド31から照射されるレーザー光によってウェーハWの分離予定ラインSに分離溝が形成される。隣り合う分離予定ラインSの間隔ずつレーザー光照射手段3をY軸方向に割り出し送りしながらチャックテーブル2をX軸方向に移動させてレーザー光の照射を行うと、同方向の分離予定ラインSがすべて分離される。また、保持部21を90度回転させてから同様にレーザー光の照射を行うと、すべての分離予定ラインSが分離され、個々のデバイスDに分割される。ここで、加工に用いるレーザー光としては、YVO4レーザーまたはYAGレーザーを用いることができる。例えば、波長が355nmの紫外光、出力は3.0W、繰り返し周波数は100kHz、パルス幅は30ns、加工送り速度は100mm/s、スポット径は10μmとする。
このように、ウェーハWが保持された状態で、加工ヘッド31からレーザー光を照射してウェーハWの分離予定ラインSに分離溝を形成すると、加工ヘッド31から照射されたレーザー光のうち、ウェーハWに吸収されなかった分については、保持部21に到達する。しかし、保持部21が、石英等のレーザー光を透過、分散させる材料で形成されているため、保持部21が加熱されて破損することはなく、また、保持部21が加熱されることによるダイシングテープTの溶融も防止することができる。
ウェーハWがデバイスに分割された後は、フレーム保持部27におけるフレームFの保持状態を解除すると共に、ダイシングテープTを保持部21から取り外すことによって、ダイシングテープTを介してフレームFに支持されたウェーハWをチャックテーブル2から取り外すが、照射されたレーザー光の一部は、ダイシングテープTに吸収されるため、ダイシングテープTが溶融して保持部21に接着され、ダイシングテープTが保持部21からと取り外しにくい状態となっている。
そこで、保持部21の下方に設けた加熱手段5aによって、保持部21を介して間接的にダイシングテープTを加熱する。ダイシングテープTの耐熱性に応じ、例えばダイシングテープTが60℃〜120℃になるまで加熱する。加熱時間は、例えば20秒以上とする。
このようにして保持部21及びダイシングテープTが加熱されると、保持部21とダイシングテープTとは熱膨張率が異なるため、加熱によりダイシングテープTが保持部21から離脱する。したがって、ダイシングテープTを保持部21から容易に取り外すことができる。
図3及び図4に示したチャックテーブル2に代えて、図5及び図6に示すチャックテーブル2aを使用することもできる。このチャックテーブル2aも、図3及び図4に示したチャックテーブル2と同様に、保持部21の保持面210が枠体290の上面と面一に構成されており、枠体290に外周溝29aが形成されている点も同様であるが、図3及び図4のチャックテーブル2におけるフレーム保持部27に相当するものはなく、枠体290の上面がフレームFを支持するフレーム保持部290aとして機能する。フレーム保持部290aに磁石を内蔵した場合は、磁力によりフレームFを保持することができる。また、吸引孔を介して保持するようにしてもよい。なお、保持面210には溝が形成されていなくてもよい。
図6に示すように、保持部21は第一の吸引源21cに連通する第一の吸引部21aによって吸引保持される。また、保持部21の外周側には、第二の吸引源21dに連通する第二の吸引部21bが配設されている。保持部21の下方には空間5が形成されており、空間5には加熱手段5aが配設されている。保持部21は、例えば石英、硼珪酸ガラス、サファイア、フッ化カルシウム、フッ化リチウム、フッ化マグネシウム等によって形成される。保持部21の熱膨張率は、合成樹脂等で形成されたダイシングテープTの熱膨張率とは異なるものである。
フレーム保持部290aによってダイシングテープTを介してウェーハWと一体となったフレームFが保持されると、第二の吸引部21bがダイシングテープTによってシールされる。そして、ウェーハWが貼着されたダイシングテープTが保持部21に載置され、第二の吸引部21bに吸引力を作用させると、溝210aが減圧されてダイシングテープTが保持面210において吸引される。すなわち、第二の吸引部21bにおける吸引力が、ウェーハ保持部21の外周端部を介して保持面210及び溝210aに伝達され、ダイシングテープTを介してウェーハWが保持される。
このように、保持部21の外周側に配設された第二の吸引部21bから作用する吸引力によって保持部21の保持面210によってウェーハWが吸引保持され、その状態でレーザー加工を行うことができるため、保持部21の表面から裏面に至る細孔を形成しなくてもウェーハを吸引保持することができる。したがって、保持部21に細孔を形成するための材料の条件に拘束されることなく、レーザー光の波長に対して透過性、分散性を有する最良の材料を選択して保持部21を構成することができる。
保持部21においてウェーハWが保持された状態で、加工ヘッド31からレーザー光を照射してウェーハWの分離予定ラインSに分離溝を形成すると、加工ヘッド31から照射されたレーザー光のうち、ウェーハWに吸収されなかった分については、保持部21に到達する。しかし、保持部21が、石英等のレーザー光を透過、分散させる材料で形成されているため、保持部21が破損することはなく、また、保持部21が加熱されることによるダイシングテープTの溶融も防止することができる。
ウェーハWがデバイスに分割された後には、ダイシングテープTを介してフレームFに支持されたウェーハWをチャックテーブル2から取り外すが、照射されたレーザー光の一部は、ダイシングテープTに吸収されるため、ダイシングテープTが溶融して保持部21に接着され、ダイシングテープTが保持部21からと取り外しにくい状態となっている。そこで、保持部21の下方に設けた加熱手段5aによって保持部21を加熱する。保持部21が加熱されると、保持部21と接触しているダイシングテープTも加熱されるが、保持部21とダイシングテープTとは熱膨張率が異なるため、加熱によりダイシングテープTが保持部21から離脱する。したがって、ダイシングテープTを保持部21から容易に取り外すことができる。
図7に示すレーザー加工装置1aは、図1に示したレーザー加工装置1に、温風吹き付け部10を配設したものである。なお、レーザー加工装置1aにおいては、必ずしも、チャックテーブル2を構成する保持部21の下方に図4及び図6に示した加熱手段5aが配設されている必要はない。
温風吹き出し手段10の吹き出し口10aは、チャックテーブル2に保持されたウェーハに向けられている。そして、図1に示したレーザー加工装置1と同様に、ダイシングテープTを介してフレームFと一体になって支持されたウェーハWが個々のデバイスDに分割されると、ダイシングテープTがレーザー光の照射を受けることにより溶融し、保持部21に付着する。
そこで、デバイスへの分割の後に、チャックテーブル2の移動により、ウェーハWを吹き出し口10aの近傍に位置付け、温風吹き付け部10からウェーハWに向けて温風を吹き付け、ウェーハWを介してダイシングテープTの温度を上昇させる。ダイシングテープTは保持部21と接触しているため、ダイシングテープTの温度が上昇すれば、保持部21の温度も上昇する。しかし、ダイシングテープTと保持部21とでは熱膨張率が異なるため、加熱によりダイシングテープTが保持部21から離脱し、ダイシングテープTを保持部21から容易に取り外すことができる。
レーザー加工装置の第一の例を示す斜視図である。 ダイシングテープを介してフレームと一体となったウェーハを示す斜視図である。 チャックテーブルの第一の例を示す斜視図である。 同チャックテーブルにウェーハが保持された状態を示す断面図である。 チャックテーブルの第二の例を示す斜視図である。 同チャックテーブルにウェーハが保持された状態を示す断面図である。 レーザー加工装置の第二の例を示す斜視図である。
1、1a:レーザー加工装置
2:チャックテーブル
20:支持板
21:保持部
210:表面 210a:溝
21a:第一の吸引部 21b:第二の吸引部
21c:第一の吸引源 21d:第二の吸引源
22:駆動源 23a、23b:移動基台 24a、24b:ボールネジ
25a、25b:ガイドレール 26a、26b:モータ
27:フレーム保持部
270:支持部材 271:押圧部材
29:枠体
29a:外周溝
290:枠体
290a:フレーム保持部
3:レーザー光照射手段
30:ハウジング 31:加工ヘッド 32:支持部 33a:出力調整手段
33b:発振手段 33c:周波数設定手段
34:Z軸送り手段
340:壁部 341:ボールネジ 342:パルスモータ
343:ガイドレール
35:Y軸方向送り手段
350:ボールネジ 351:移動基台 352:パルスモータ
353:ガイドレール
4:アライメント手段
40:撮像部
5:空間
5a:加熱手段
10:温風吹き付け手段
10a:吹き出し口
W:ウェーハ
D:デバイス S:分離予定ライン
T:ダイシングテープ F:フレーム

Claims (3)

  1. 複数のデバイスが分離予定ラインによって区画されて形成されダイシングテープを介してフレームに支持されたウェーハを保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持されたウェーハにレーザー光を照射するレーザー光照射手段とを少なくとも含み、該チャックテーブルは、該ダイシングテープを介して該ウェーハを保持する保持部と、該フレームを保持するフレーム保持部とを備えたレーザー加工装置を用い、該レーザー光照射手段から該分離予定ラインにレーザー光を照射して個々のデバイスに分割した後に、該ウェーハを該チャックテーブルから取り外す方法であって、
    該分離予定ラインに対するレーザー光の照射後であって該ウェーハを該チャックテーブルから取り外す前に、該ダイシングテープを加熱することを特徴とするチャックテーブルからのウェーハの取り外し方法。
  2. 前記ダイシングテープの加熱は、前記保持部の加熱により行うことを特徴とする請求項1に記載のチャックテーブルからのウェーハの取り外し方法。
  3. 前記ダイシングテープの加熱は、前記ウェーハに対する温風の吹き付けにより行うことを特徴とする請求項1に記載のチャックテーブルからのウェーハの取り外し方法。
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