JP4414473B2 - 切断方法 - Google Patents
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Description
また、本願発明の背景となる従来技術には、ガラス板の一方主面側にダイヤモンドディスクソーで斜めの切り筋(切り線)[俗称:「にゅう」に相当]を形成し、次に、切り筋を付けた面で且つ切り筋によって囲まれた領域の外側を加熱することによりガラス板を変形させ、この変形によって斜めの切り筋を加熱面と反対側面まで瞬間的に到達させることにより、切り筋で囲まれた部分を分離するようにしたことを特徴とする、ガラスの切断方法があった(例えば、特許文献2参照)。
さらに、本願発明の背景となる従来技術には、ガラスシート表面に、炭酸ガスレーザ、HFレーザおよびYAGレーザ等のレーザ光を照射して、局部的に熱を与え、その後急冷を行うことにより、ガラスシートに曲げ変形及び衝撃を与えることなく、ガラスシートを分割することを特徴とする、ガラス切断方法および装置が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
また、本願発明の背景となる従来技術には、ガラス、アルミナセラミック等の脆性材料からなる被加工材料Wの端縁近傍の少なくとも2点、この場合、割断予定線(スクライブ溝予定線)の近傍の2点に、炭酸ガスレーザもしくはYAGレーザ等のレーザビームを同時に照射して初期亀裂の発生を行い、レーザビーム照射位置の間に特異な熱応力分布を発生させ、その引張応力を、1点のレーザビームの照射の場合に比して大きくするとともに、応力の発生状態を制御して割断制御を高めることを特徴とする、脆性材料の割断方法等も提案されている(例えば、特許文献4参照)。
さらに、本願発明の背景となる従来技術には、各部位におけるエネルギ密度が均一であり、切断方向にレーザビームのスポットが縦長形をなすレーザビームを照射してガラス基板の切断部を加熱する加熱工程と、レーザビームの照射により加熱された切断部を急冷させてマイクロクラックを形成する冷却工程とを有することで、マイクロクラックの生成が活性化でき、生産性の向上が図れるガラス基板の切断方法及びその装置が見受けられる(例えば、特許文献5参照)。
また、本願発明の背景となる従来技術には、ガラス製品あるいは結晶化ガラス製品の加工方法において、予め加工部位を他の部位に比べ肉薄に成形する工程と、前記加工部位に対してレーザーを照射することによって孔開け又は切断加工を行う工程とを含むことを特徴とする、ガラス製品あるいは結晶化ガラス製品の加工方法および製造方法も見受けられる(例えば、特許文献6参照)。
その他にも、本願発明の背景となる従来技術には、ガラス板の切断開始点に微細なクラックを入れるクラッキング手段と、ガラス板に吸収される少なくとも一つのレーザービームによる照射加熱手段と、少なくとも一つのレーザービームによる照射加熱の後、冷却流体によるガラス板の冷却手段と、ブレーキング手段を含むガラス板の切断装置において、レーザービームが第1炭酸ガスレーザービームである照射手段と、照射手段を所定の範囲で制御する第1制御手段と、第1炭酸ガスレーザービ―ム照射手段の後部に配設される冷却流体による第1冷却手段を配設してスクライブラインを生成させた後、ガラス板のブレーキング工程を行うことを特徴とするガラス板切断装置等が提案されている(例えば、特許文献7参照)。
特許文献2の技術では、切り筋の発生する方向の制御が困難となり、ガラス板内部にクラックが発生し、製品として品質不良となる不具合がある。
特許文献3および特許文献4の技術では、レーザ光の照射出力を大きくする必要があるので、スクライブ溝にある歪みが影響して、ガラス板の面内方向にクラックが発生する場合があり、また、スクライブ溝に沿ってガラス片の剥がれが発生するなど、製品となるガラス板の性能を低下させるという不具合がある。
また、特許文献3の技術では、レーザビームの行路に沿ってクラックを誘導する際にレーザビーム照射位置の移動の経路からクラックがずれて追随することがあり、このため加工精度が悪くなる恐れがある。
さらに、特許文献4の技術では、レーザビームを照射して、そのビーム中心と周辺との間に発生する急峻な温度勾配により生じる局部的な集中応力で発生させるわけであるが、加工周辺の雰囲気温度、材料表面での散乱状態及び材料中での光の吸収率などの諸条件によって発生する熱応力(引張応力)にばらつきが生じ、局部的な集中応力が材料の許容応力を超えない場合もあり、それゆえ、初期亀裂の発生の確実性が低いという問題もある。しかも、特許文献3の技術と同様、亀裂を誘導する際にレーザビーム照射位置の移動の経路から亀裂がずれて追随することがあるので、加工精度が悪くなるという問題も残されている。
特許文献5の技術では、レーザーを照射することによって加工部品に孔開けまたは切断加工を行う前に、予め、加工部位を他の部位に比べて肉薄に成形する工程が必要になるため、手間が掛かる上、肉薄に成形するためのプレス機等も必要となり、製造コストが高く付く等の不具合がある。
特許文献6および特許文献7等の技術では、レーザー装置およびそれに必要な光学的周辺装置の構成が複雑となっているため、当該装置の費用がかなり高く付き、極めてコストが高くなるという不具合がある。
請求項1にかかる本願発明では、被切断物の所望する切断部位に当接可能に配置された切削工具が、発熱体によって加熱される。この場合、切刃部の刃先部は、被切断物の軟化点以上の高い温度に加熱される。切削工具は、変位手段によって、被切断物との間に相対的な動きが発生される。つまり、切削工具の切刃部および被切断物の少なくとも一方は、所望する切断部位に沿って相対的に変位する。そのため、被切断物の所望する切断部位には、切刃部の刃先部によって、当該刃先部の形状に対応した溝部が形成される。しかも、それと同時に、当該切断部位は、加熱された刃先部によって、局所的に、且つ、温度が急激に被切断物の軟化点以上に加熱されるため、当該刃先部が接触(当接)する部位の被切断物が塑性変形する。そして、塑性変形を起した部分は、切粉となって、被切断物から削り取られていき、遂には、所望する切断部位に沿って、被切断物が切断(狭義には、「切削」)されるものとなる。
このように、被切断物が軟化点以上の温度となるように、所望の切断部位に沿って、局所的に高温の切削工具を押し当てた場合、熱膨張により、当該切削工具が接触(当接)した部位を中心にその周辺に向かって圧縮応力が発生する。この場合、切削工具の接触・当接部位は、温度が急激に被切断物の軟化点以上に加熱されるため、当該接触部位の被切断物が塑性変形し、それによって、圧縮応力が開放される。したがって、当該接触部位の周辺に発生する圧縮応力によって被切断物にクラック等の割れが生じることもない。
そのため、請求項1にかかる本願発明では、被切断物の軟化点以上に加熱された切刃部の刃先部を当該被切断物の所望する切断部位に接触させ、切削工具と被切断物との間に相対的な動きを作用させることによって、被切断物を正確で、かつ安定して切断不良がないように切断することが可能となる。
また、温度検出センサからの検出信号に応じ、温度制御手段によって、切削工具で被切断物を切削中、切刃部の温度が所定の温度に保持される。そのため、上記した溝部および溝部近傍には安定して熱望張力を作用させることが可能となり、より一層、被切断物を正確で且つ安定して切断不良のないように切断することが可能となる。
請求項2にかかる本願発明は、請求項1にかかる発明に従属する発明であって、温度検出センサからの検出信号に基づいて、切削工具と被切断物との間に発生する相対的な動きに係る速度、被切断物に対する刃先部の切り込み深さの少なくとも一方が制御されることを特徴とする、切断方法である。
請求項2にかかる本願発明では、制御部によって、温度検出センサからの検出信号に応じ、切削工具と被切断物との間に発生する相対的な動きに係る速度、被切断物に対する切刃部の刃先部の切り込み深さの少なくとも一方を適宜制御することができる。そのため、切削工具で被切断物を切削している間において、切削工具の切刃部の温度条件と、切削工具および被切断物間の相対的な動きとによる、被切断物の切削条件が常に最適なものとなり、より一層、被切断物を正確で且つ安定して切断不良のないように切断することが可能となる。
請求項3にかかる本願発明は、請求項1または請求項2にかかる発明に従属する発明であって、加熱手段により、被切断物の切断部位を予め予備的に加熱する工程をさらに含む、切断方法である。
請求項3にかかる本願発明では、加熱手段によって、切削工具で切削しようとする部位が予め予備的に加熱される。そのため、より一層、簡単に切削工具により被切断物を軟化点以上の温度に加熱することが可能となる。したがって、切削速度のさらなる向上と、切削性の安定化が図れるものとなり、より一層安定した加工性を確保することが可能となる。
請求項4にかかる本願発明は、請求項3にかかる発明に従属する発明であって、加熱手段により加熱される加熱部位を冷却手段によって冷却する工程をさらに含み、加熱手段で加熱し、且つ、冷却手段で冷却しながら、被切断物の切断部位が切断されることを特徴とする、切断方法である。
請求項4にかかる本願発明では、切削工具で切削しようとする部位が加熱手段により加熱されると同時に冷却手段によって冷却される。そのため、切削工具で切削しようとする部位(切断部位)における被切断物内の熱の拡がりは、当該被切断物の面方向への拡散が防止されるものとなる。したがって、被切断物がたとえば液晶パネルの場合、駆動電極等の各種電極パターン、液晶、シール材、接着剤などに悪影響を与える熱の面方向への拡散を防止することができ、液晶パネルの性能を低下させるという不具合を防止することができる。
12 切削工具
14 切削工具本体
16 セラミック基板
18 切刃部
20 刃先部
22 温度検出センサ
22a,22b 電極
24 絶縁層
26 発熱体
28 耐磨耗層
30a,30b 電極
40 溝部
50 レーザー器
52 レーザー光源
54 レーザー光
56 ビームスポット(レーザー照射像)
60 冷却手段
62 冷却用気体吹き出しダクト
62a 吹き出し口
70 液晶パネル
72 上側ガラス基板
72a 共通電極
74 下側ガラス基板
74a 駆動電極
76 液晶
78 シール材
80 載置台
ω 切断部位
W ガラス板(被切断物)
c 切粉
なお、切削工具本体14としては、たとえば酸化珪素、酸化アルミニウム、ジルコニア、酸化チタン、ムライト等の絶縁材料が適宜用いられ得る。
また、セラミック基板16の一方主面側には、温度検出センサ22を覆うようにして、たとえば二酸化珪素からなる絶縁層24が形成されている。絶縁層24の形成材料としては、二酸化珪素以外にも、たとえば酸化珪素、酸化アルミニウム、ジルコニア、酸化チタン、ムライト等の絶縁材料が適宜用いられ得る。
さらに、セラミック基板16の一方主面側には、絶縁層24の上面に、たとえば「コ」字状の発熱体26が配設される。発熱体26は、炭化珪素等の抵抗発熱体で形成されている。この場合、温度検出センサ22は、発熱体26の近傍に配設されている。なお、発熱体26の形成材料としては、炭化珪素以外にも、たとえばジルコニア等が用いられ得る。
さらに、セラミック基板16の一方主面側には、発熱体26の一端部26aおよび他端部26bを除いた発熱体26の上面に、耐磨耗層28が形成されている。耐磨耗層28は、酸化チタン、窒化チタン等で形成されている。なお、耐磨耗層28の形成材料としては、酸化チタンおよび窒化チタン以外にも、たとえば炭化タングステン、炭化チタン、炭化ボロン等が適宜用いられ得る。
さらに、セラミック基板16の一方主面側には、発熱体26の一端部26aおよび他端部26bの上面に、それぞれ、金、金および銅の合金等からなる電極30aおよび30bが接続されている。
先ず、たとえば直方体形のジルコニア等からなるセラミック基板16が準備され、たとえば図3に示すように、セラミック基板16の上面に、金−タンタル等からなる温度検出センサ22が形成され、さらに、温度検出センサ22の一端および他端には、それぞれ、たとえば金および銅の合金からなる電極22aおよび電極22bが接続される。温度検出センサ22および電極22a,22bは、スパッタリング等の薄膜形成方法により一体的にセラミック基板16の上面に形成される。
次に、セラミック基板16の上面には、たとえば図4に示すように、温度検出センサ22および電極22a,22bを蓋うようにして、たとえば二酸化珪素からなる絶縁層24がスパッタリング等の方法により薄膜形成される。
また、セラミック基板16の上面側には、たとえば図5に示すように、絶縁層24の上面に発熱体26として、たとえば炭化珪素からなる抵抗発熱体がスパッタリング等の方法により薄膜形成される。
さらに、セラミック基板16の一方主面側には、たとえば図6に示すように、発熱体26の一端部26aおよび他端部26bを除いた発熱体26の上面に、たとえば窒化チタンからなる耐磨耗層28がスパッタリング等の方法により薄膜形成される。
さらに、セラミック基板16の一方主面側には、たとえば図7に示すように、発熱体26の一端部26aおよび他端部26bの上面に、それぞれ、金、金および銅の合金等からなる電極30aおよび30bがスパッタリング等の方法により薄膜形成される。
その後、切削工具本体14の長手方向の一端側が、刃付け研磨されることによって、たとえば図8に示すように、平面視V字形の切刃部18が形成される。この場合、セラミック基板16の一方主面側で切刃部18の頂端部には、被切断物であるガラス板Wを切削する部位となる刃先部20が形成される。
この場合、刃先部20が押し当てられた接触(当接)部位は、熱膨張により、当該刃先部20が接触した部位を中心にその周辺に向かって圧縮応力が発生するが、当該刃先部20が接触した部位は、温度が急激にガラス板W(被切断物)の軟化点以上に加熱されるので、当該接触部位のガラス板W(被切断物)が塑性変形し、それによって、圧縮応力が開放される。また、ガラス板W(被切断物)自体が圧縮力に強い性質を有しているので、当該接触部位の周辺に発生する圧縮応力によってガラス板W(被切断物)にクラック等の割れが生じることもない。
したがって、本実施形態例にかかる切断装置10によれば、クラックの発生を防止し、ガラス板W(被切断物)の品質を損なうことなく、正確に且つ安定してガラス板W(被切断物)を切断することができる。
また、この切削工具12では、被切断物を切削する部位としてのエッジ部を切刃部18の頂端部に部分的に形成するようにしたが、被切断物を切削する部位(エッジ部)としては、切刃部18のV字形の稜線部全体にエッジ部を形成するようにしてもよい。
図9に示す実施形態例では、図1〜図8に示す上述の実施形態例と比べて、特に、切削工具12でガラス板W(被切断物)を切削して切断するときに、切削工具12の切削経路に先立って、切削工具12で切削しようとする部位をレーザー等の加熱手段によって予め予備的に加熱するように構成されている点で、相違するものである。なお、図9に示す実施形態例にかかる切断装置10に用いられる切削工具12は、上述した実施形態例で示した切削工具12と同様の構造を有し、同様の作用・効果を奏するものである。
図10に示す実施形態例では、図1〜図8および図9に示す上述の各実施形態例と比べて、特に、切削工具12でガラス板W(被切断物)を切削して切断するときに、切削工具12の切削経路に先立って、切削工具12で切削しようとする切断部位(狭義には、「切削部位」)を、レーザー等の加熱手段により加熱しながら、それと同時に、冷却手段によって冷却するように構成されている点で、相違するものである。
なお、図10に示す実施形態例にかかる切断装置10に用いられる切削工具12は、上述した各実施形態例で示した切削工具12と同様の構造を有し、同様の作用・効果を奏するものである。
それに対して、図10の切断装置10に示すように、切削工具12で切削しようとする部位(切断部位ω)が加熱手段により加熱されると同時に、冷却手段60で冷却される場合には、当該切断部位ωにおける被切断物内の熱の拡がりは、当該被切断物の面方向への拡散が防止されるものとなる。この場合、切断部位ωが冷却手段60で冷却されるので、たとえば図11の(B)に示すように、当該熱の拡がりは、ガラス板W(被切断物)の厚み方向に延びる分布状態となる。
この液晶パネル70は、概略的に言えば、共通電極72aを有する上側ガラス基板72と、駆動電極74aを有する下側ガラス基板74との間に、液晶76が樹脂等のシール材78で封入されて構成されている。単品サイズの1枚の液晶パネル70は、当該単品サイズの液晶パネル70を各々「多数枚取り」することができる大型基板に、共通電極72a,駆動電極74a,その他の電極(図示せず)を含む各種電極パターンの形成工程を行い、電極パターンが形成された複数の大型基板を貼り合せた後、図10に示す切断装置10によって、所望する大きさに切断して単品の液晶パネル70が多数枚製造されるものである。
この場合、図10に示す切断装置10では、既に述べたように、当該切削工具12で切削した部位および当該切削工具12で切削しようとする部位が、冷却手段60によって冷却されるため、共通電極72a、駆動電極74a、液晶76、シール材78および接着剤(図示せず)等に悪影響を与える熱の上側ガラス基板72および下側ガラス基板74の面方向への拡散を防止することができる。
Claims (4)
- 切削工具を用いてガラスで形成された被切断物の切断部位を切断する切断方法であって、
前記切削工具は、
前記被切断物を切断する刃先部を備えた切刃部を有し、絶縁材料で形成される切削工具本体、
前記切削工具本体に組み込まれ、前記切刃部を前記被切断物の軟化点以上の温度で加熱させる発熱体、および
前記発熱体の近傍に配設され、前記刃先部の温度を検出する温度検出センサを含み、
前記切断方法は、
前記被切断物の切断部位に前記刃先部を当接可能に配置する工程、および
変位手段により、前記切削工具と前記被切断物との間に相対的な動きを作用させることによって、前記切断部位に沿って前記被切断物を切削して切断する工程を含み、
前記切削工具で前記被切断物を切断している間、温度制御手段により、前記刃先部の温度が前記被切断物の軟化点以上の温度に保たれるように制御されることを特徴とする、切断方法。 - 前記温度検出センサからの検出信号に基づいて、前記切削工具と前記被切断物との間に発生する相対的な動きに係る速度、前記被切断物に対する前記刃先部の切り込み深さの少なくとも一方が制御されることを特徴とする、請求項1に記載の切断方法。
- 加熱手段により、前記被切断物の切断部位を予め予備的に加熱する工程をさらに含む、請求項1または請求項2に記載の切断方法。
- 前記加熱手段により加熱される加熱部位を冷却手段によって冷却する工程をさらに含み、前記加熱手段で加熱し、且つ、前記冷却手段で冷却しながら、前記被切断物の切断部位が切断されることを特徴とする、請求項3に記載の切断方法。
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