JP2014218020A - 筆記具キャップ及び筆記具ホルダー - Google Patents

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Abstract

【課題】筆記具から意図せず外れることのないように確実に装着することができ、さらに、筆記具への装着及び筆記具からの取り外しを容易に行うことができる筆記具キャップを提供する。【解決手段】本発明に係る筆記具キャップは、外筒11と、外筒11に挿入され、外筒11の内側でスライド可能な内筒12を備え、内筒12がその先端部に押圧部13を備えると共に、その後端部に締め付け部14を備える。筆記具3が締め付け部14に挿入された状態で、内筒12が外筒11に対して先端側へスライドすると、外筒11が締め付け部14を締め付けることで、締め付け部14が筆記具3を締め付けて保持すると共に、押圧部13が外筒11の先端から突出する。更に、押圧部13が押圧されると、内筒12が外筒11に対して後端側にスライドすることで、筆記具3の締め付けが解除される。【選択図】図1

Description

本発明は、筆記具に装着される筆記具キャップ又は筆記具ホルダーに関するものである。
従来より、筆記具キャップは、鉛筆等の筆記具の先端を保護すると共に、筆記具の先端で、身体等を傷つけることを防止するために、筆記具の先端部に被せて使用される。また、キャップを筆記具に装着した際、キャップが容易に外れないように、鉛筆用キャップの後半部分、又は、鉛筆用キャップの全体に亘ってスリットを設けることが行われている(特開2007−45090号公報)。この場合、鉛筆用キャップに鉛筆を挿入することでスリットが押し広げられ、このスリットの復元力(弾性作用)により、キャップが鉛筆から容易に外れないようにしている。
特開2007−45090号公報
しかし、キャップに設けれらたスリットの復元力で、キャップを筆記具に装着して保持する場合、キャップが容易に外れないようにするために、スリットの弾性作用を強くし過ぎると、筆記具からキャップを取り外すことが困難となり、さらに、筆記具が損傷することがあった。また、筆記具からキャップを取り外し易すいようにするために、スリットの弾性作用を弱くし過ぎると、キャップが意図せず外れてしまうことがあった。
また、短くなった鉛筆等の筆記具を握りやすくするために、筆記具に筆記具ホルダーを装着することがあるが、この筆記具ホルダーについても、筆記具キャップと同じ問題がある。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、筆記具から意図せず外れることのないように確実に装着することができ、さらに、筆記具への装着及び筆記具からの取り外しを容易に行うことができる筆記具キャップ及び筆記具ホルダーを提供することを目的とするものである。
本発明に係る筆記具キャップは、外筒と、前記外筒に挿入され、前記外筒の内側でスライド可能な内筒を備え、前記内筒がその先端部に押圧部を備えると共に、その後端部に締め付け部を備え、前記筆記具が前記締め付け部に挿入された状態で、前記内筒が前記外筒に対して先端側へスライドすると、前記外筒が前記締め付け部を締め付けることで、前記締め付け部が前記筆記具を締め付けて保持すると共に、前記外筒の先端から前記押圧部が突出し、この状態から、前記押圧部が押圧されると、前記内筒が前記外筒に対して後端側にスライドすることで、前記筆記具の締め付けが解除されるように構成されていることを特徴とするものである。
本発明にあっては、前記締め付け部が前記筆記具を締め付けて保持している状態での、前記外筒の先端からの前記押圧部の突出寸法が0mmより大きく20mm以下の範囲内であることが好ましい。
本発明にあっては、前記外筒が手で把持されている状態で、前記締め付け部に前記筆記具が挿入されると共に、前記筆記具が前記内筒を前記外筒に対して先端側へと押し込むと、前記外筒が前記締め付け部を窄めることで、前記締め付け部が前記筆記具を締め付けて保持するように構成されることが好ましい。
本発明に係る筆記具ホルダーは、外筒と、前記外筒に挿入され、前記外筒の内側をスライド可能な内筒を備え、前記内筒がその先端部に押圧部を備えると共に、その後端部に締め付け部を備え、前記筆記具が前記締め付け部に挿入された状態で、前記内筒が前記外筒に対して先端側へスライドすると、前記外筒が前記締め付け部を締め付けることで、前記締め付け部が前記筆記具を締め付けて保持すると共に、前記外筒の先端から前記押圧部が突出し、この状態から、前記押圧部が押圧されると、前記内筒が前記外筒に対して後端側にスライドすることで、前記筆記具の締め付けが解除されるように構成されていることを特徴とするものである。
本発明の筆記具キャップは、筆記具が締め付け部に挿入された状態で、内筒が外筒に対して先端側へスライドされると、筆記具に強固且つ容易に装着される。
また、キャップが筆記具に装着された状態で、押圧部が押圧されると、筆記具への締め付けが解除されるため、容易に筆記具から取り外される。
本発明の筆記具ホルダーは、筆記具が締め付け部に挿入された状態で、内筒が外筒に対して先端側へスライドされると、筆記具に強固且つ容易に装着される。
また、ホルダーが筆記具に装着された状態で、押圧部が押圧されると、筆記具への締め付けが解除されるため、容易に筆記具から取り外される。
本発明の筆記具キャップを筆記具に装着した状態を示す断面図である。 本発明の筆記具キャップの一実施形態を示す斜視図である。 図2に示した筆記具キャップの外筒の斜視図である。 図2に示した筆記具キャップの内筒の斜視図である。 図2に示した筆記具キャップの内筒が保持位置にある状態を示す断面図である。 図2に示した筆記具キャップの内筒が解除位置にある状態を示す断面図である。 本発明の筆記具ホルダーの一実施形態を示す斜視図である。
本発明に係る筆記具キャップ1は、筆記具3が挿入されるように構成されている(図1参照)。筆記具3としては、例えば、鉛筆が挙げられる。この筆記具キャップ1は、外筒11と、外筒11に挿入され、外筒11の内側をスライド可能な内筒12を備える。内筒12がその先端部に押圧部13を備えると共に、その後端部に筆記具3を締め付けるための締め付け部14を備える。
本発明では、筆記具3が締め付け部14に挿入された状態で、内筒12が外筒11に対して先端側へスライドすると、締め付け部14が筆記具3を締め付けると共に、押圧部13が外筒11の先端から突出する。これにより、筆記具キャップ1が筆記具3に強固且つ容易に装着される。
また、筆記具3に筆記具キャップ1が装着された状態で、押圧部13が押圧されると、筆記具3への締め付けが解除される。これにより、筆記具キャップ1が容易に筆記具3から取り外される。
また、筆記具3に筆記具キャップ1が強固に装着されるため、筆記具キャップ1が意図せず外れることが起こりにくい。また、筆記具キャップ1による筆記具3への締め付けを容易に解除することができるため、筆記具キャップ1によって筆記具3が損傷しにくい。
以下、本発明を実施するための形態を、図2〜6を用いて説明する。
本実施形態の筆記具キャップ1は、外筒11と内筒12とを備える(図2参照)。
外筒11は、筒状の部材である。外筒11は、その先端に、この外筒11の内部に連通する開口111を備える。さらに、外筒11は、その後端に、この外筒11の内部に連通する開口112を備える。さらに、外筒11の後端部が、絞り部113を構成する(図3参照)。
外筒11の材料として、例えば合成樹脂を用いることができる。尚、外筒11の材料は合成樹脂に限られず、熱可塑性エラストマー、金属、及び木材であってもよい。
本実施の形態において、外筒11の外周面には、外筒11の軸方向に沿う平面部114が形成される。この平面部114により、筆記具キャップ1の転がりが防止される。
内筒12は、筒状の部材である。内筒12は、その後端に、この内筒12の内部に連通する開口123を備える(図4参照)。
内筒12は、押圧部13、基部121、過挿入防止部122、及び締め付け部14で構成される。これらの押圧部13、基部121、過挿入防止部122、及び締め付け部14は、内筒12の先端から後端にかけて、順次設けられている。
内筒12の先端部が、押圧部13を構成する。本実施の形態において、押圧部13には、ストッパー131が形成される。ストッパー131は、押圧部13の先端の外周から突出している。ストッパー131の外径は、開口111の内径よりも大きく形成される。
基部121は、全体に亘って一定の外径を有する。本実施の形態において、基部121には、ストッパー132が形成される。ストッパー132は、基部121の中ほどに設けられ、基部121の外周面から突出している。ストッパー132の外径は、開口111の内径よりも大きく形成される。
過挿入防止部122は、内筒12の中ほどに設けられる。過挿入防止部122の内径は、内筒12の後端に向かって連続的に大きくなるように形成されている。
締め付け部14は、内筒12の後端部に設けられる。締め付け部14の外径は、内筒12の後端に向かって連続的に大きくなるように形成されている。この外径の変化の割合は、過挿入防止部122の外径の変化の割合よりも小さい。本実施の形態において、締め付け部14には、軸方向に沿うスリット141が形成される。スリット141は、一本でも、複数でもよい。
本実施の形態において、押圧部13は、内筒12の内部に連通する空気孔133を備える。空気孔133は、子供等が、筆記具キャップ1を誤飲した場合の、空気の流通孔として機能する。
内筒12の材料として、例えば、合成樹脂を用いることができる。尚、内筒12の材料は合成樹脂に限られず、熱可塑性エラストマー、金属、及び木材であってもよい。
外筒11の内側には、内筒12が挿入される。内筒12は、保持位置と解除位置との間で、外筒11に対して軸方向にスライド可能である。内筒12が保持位置にあるときは、筆記具キャップ1が筆記具3を保持することができる(図5参照)。内筒12が解除位置にあるときは、筆記具キャップ1による筆記具3の保持が解除される。
保持位置においては、開口111から押圧部13が突出し、絞り部113と締め付け部14とが重なっている。
解除位置は、保持位置から、内筒12が外筒11の後端側にスライドして外筒11に対して後端側に変位した位置である(図6参照)。解除位置では、締め付け部14が絞り部113よりも後端側に配置され、ストッパー131が開口111の淵に当接している。この時、ストッパー131の外径が、開口111の内径よりも大きいため、ストッパー131は開口111を通過せず、このため、内筒12の抜け止めがされる。
使用者が、筆記具3に筆記具キャップ1を装着する際、内筒12が解除位置にある状態で、使用者は外筒11を手で把持しながら、開口123から締め付け部14へ筆記具3を挿入する。そうすると、筆記具3の先端に過挿入防止部122が接触する。解除位置では、締め付け部14の内径は筆記具の外径よりも大きいことが好ましい。この場合、筆記具が締め付け部14に対してスムーズに挿入される。更に、使用者が筆記具3を押し込むと、筆記具3が内筒12を外筒11に対して先端側へと押し込む。この時、筆記具3は過挿入防止部122に当接しているため、内筒12に対しては、移動しない。これによって、内筒12が、外筒11に対してスライドして、保持位置に配置される。そうすると、絞り部113が締め付け部14と重なることで、締め付け部14の外面を押圧する。これにより、スリット141が閉じられて、締め付け部14の内径が窄められる。これにより、締め付け部14が筆記具3を締め付けて保持する。
この時、過挿入防止部122は、筆記具3が過挿入防止部122より先に挿入されることを防ぎ、筆記具3の過挿入による筆記具3や筆記具キャップ1の損傷を防ぐことができる。
また、使用者が内筒12を外筒11の先端側へと押し込み過ぎたとしても、ストッパー132が開口111の淵に当接し、内筒12の抜け止めがされる。内筒12の抜け止め効果は、ストッパー132の外径が開口111の内径よりも大きく、ストッパー132が外筒11を通過しないことによる。
このように、本実施の形態の筆記具キャップ1が用いられると、使用者が筆記具キャップ1に筆記具3を挿入するだけで、筆記具3を内筒12に容易に挿入することができ、続いて、内筒12が外筒11に対してスライドすることで、筆記具3を締め付け部14で締め付けて、保持することができる。つまり、筆記具への装着容易性と、強固な装着とを両立するものである。
一方、使用者が、筆記具3から筆記具キャップ1を取り外す際、内筒12が保持位置にある状態で、外筒11を把持しながら、押圧部13を押圧する。そうすると、内筒12が外筒11に対して後端側へスライドし、内筒12は解除位置に配置される。この時、締め付け部14が絞り部113よりも外筒11に対して後端側に変位することで、絞り部113による、締め付け部14への押圧が解かれる。これにより、スリット141が開かれて、締め付け部14の内径が広げられる。これにより、締め付け部14による筆記具3の締め付け・保持が解除される。このため、筆記具3から、筆記具キャップ1がスムーズに取り外せる。
このように本実施の形態の筆記具キャップ1は、使用者が押圧部13を押圧するだけで、筆記具3の締め付けが解除される。つまり、締め付けの解除が容易であり、筆記具キャップ1がスムーズに取り外され、筆記具3が損傷しにくい。
本実施形態の筆記具キャップ1では、内筒12が保持位置にある時の、開口111から突出した押圧部13の突出寸法が、0mmより大きく20mm以下の範囲内であることが好ましい。この突出寸法は、3〜20mmの範囲内であればより好ましく、特に、5〜15mmの範囲内であることが好ましい。押圧部13の突出寸法が3mm以上であると、筆記具キャップ1によって筆記具3が保持されている状態か、筆記具3の保持が解除されている状態かを、使用者が一目で確認することができる。押圧部13の突出寸法が20mm以下であると、筆記具キャップ1の装着を解除する際に、使用者が外筒11を手で把持した状態で、同じ手で押圧部13を容易に押圧することができる。また、使用者が外筒11を手で把持した状態で、同じ手で押圧部13を押圧する際に、押圧部13に対して容易に力をかけることができる。
本実施形態の筆記具キャップ1では、外筒11の長さが、30〜60mmの範囲内であることが好ましい。外筒11の長さが30mm以上であると、外筒11を手で把持しやすい。外筒11の長さが60mm以下であると、筆記具キャップの装着時に筆記や収納の妨げとなりにくい。
本実施の形態では、締め付け部14にスリット141が設けられているが、締め付け部14は、外筒11で締め付けられることで、筆記具3を締め付けるように構成されているならば、スリットが設けられることに限られない。例えば、締め付け部14に爪を設けて、この爪で筆記具3を保持してもよい。また、ゴムで形成された締め付け部14を用いて、ゴムの弾性作用により締め付け部14の内径が窄められることで、筆記具3を保持してもよい。
次に、本発明に係る筆記具ホルダー2について説明する。この筆記具ホルダー2は、筆記具が挿入されるように構成されている。この筆記具ホルダー2は、外筒21と、外筒21に挿入され、外筒21の内側をスライド可能な内筒22を備え、内筒22がその先端部に押圧部23を備えると共に、その後端部に筆記具3を締め付けるための締め付け部24を備える。
本発明では、筆記具3が締め付け部24に挿入された状態で、内筒22が外筒21に対して先端側へスライドすると、外筒21が締め付け部24を締め付けることで、締め付け部24が筆記具3を締め付けて保持すると共に、外筒21の先端から押圧部23が突出する。これにより、筆記具ホルダー2が筆記具3に強固且つ容易に装着される。
また、筆記具3に筆記具ホルダー2が装着された状態で、押圧部23が押圧されると、内筒22が外筒21に対して後端側にスライドすることで、筆記具3の締め付けが解除される。これにより、筆記具ホルダー2が容易に筆記具3から取り外される。
また、筆記具3に筆記具ホルダー2が装着された状態で、押圧部23が押圧されると、筆記具3への締め付けが解除される。これにより、容易に筆記具3から取り外される。
また、筆記具3に筆記具ホルダー2が強固に装着されるため、筆記具ホルダー2が意図せず外れることが起こりにくい。また、筆記具ホルダー2による筆記具3への締め付けを容易に解除することができるため、筆記具ホルダー2によって筆記具3が損傷しにくい。
以下、本発明を実施するための形態を説明する(図7参照)。
本実施形態の筆記具ホルダー2は、外筒21と内筒22とを備える。
外筒21は、筒状の部材である。筆記具キャップ1と同様に、外筒21は、その先端に、この外筒21の内部に連通する開口を備える。さらに、外筒21は、その後端に、この外筒21の内部に連通する開口を備える。さらに、外筒21の後端部が、絞り部25を構成する。
外筒21の材料として、例えば合成樹脂を用いることができる。尚、外筒21の材料は合成樹脂に限られず、熱可塑性エラストマー、金属、及び木材であってもよい。
本実施の形態において、外筒21は、その軸方向に沿う平面部211が形成される。平面部211により、筆記具ホルダー2の転がりが防止される。
内筒22は、筒状の部材である。筆記具キャップ1と同様に、内筒22は、その後端に、この内筒22の内部に連通する開口を備える。
筆記具キャップ1と同様に、内筒22は、押圧部23、基部、過挿入防止部、及び締め付け部24で構成される。これらの押圧部23、基部、過挿入防止部、及び締め付け部24は、内筒22の先端から後端にかけて、順次設けられている。
内筒22の先端部が、押圧部23を構成する。押圧部23には、ストッパー231が形成される。ストッパー231は、押圧部23の先端の外周から突出している。ストッパー231の外径は、外筒21先端の開口の内径よりも大きく形成される。
内筒22の基部は、全体に亘って一定の外径を有する。筆記具キャップ1と同様に、基部には、ストッパーが形成される。基部のストッパーは基部の外周から突出している。基部のストッパーの外径は、外筒21先端の開口の内径よりも大きく形成される。
筆記具キャップ1と同様に、過挿入防止部は、基部と締め付け部24の間に設けられる。過挿入防止部の内径は、内筒22の後端に向かって連続的に大きくなるように形成されている。
締め付け部24は、内筒22の後端部に設けられる。締め付け部24の外径は、内筒22の後端に向かって連続的に大きくなるように形成されている。筆記具キャップ1と同様に、締め付け部24には、軸方向に沿うスリットが形成される。締め付け部24に形成されるスリットは、一本でも、複数でもよい。
筆記具キャップ1と同様に、押圧部23は、内筒22の内部に連通する空気孔を備えてもよい。この空気孔は、子供等が、筆記具ホルダー2を誤飲した場合の、空気の流通孔として機能する。
内筒22の材料として、例えば、合成樹脂を用いることができる。尚、内筒22の材料は合成樹脂に限られず、熱可塑性エラストマー、金属、及び木材であってもよい。
外筒21の内側には、内筒22が挿入される。内筒22は、保持位置と解除位置との間で、外筒21に対して軸方向にスライド可能である。内筒22が保持位置にあるときは、筆記具ホルダー2が筆記具3を保持することができる。内筒22が解除位置にあるときは、筆記具ホルダー2による筆記具3の保持が解除される。
保持位置においては、外筒21先端の開口から押圧部23が突出し、絞り部25と締め付け部24とが重なっている。
解除位置は、保持位置から、内筒22が外筒21の後端側にスライドして外筒21に対して後端側に変位した位置である。解除位置では、締め付け部24が絞り部25よりも後端側に配置され、外筒21先端の開口の淵に当接している。この時、ストッパー231の外径が、外筒21先端の開口の内径よりも大きいため、ストッパー231は外筒21先端の開口を通過せず、このため、内筒22の抜け止めがされる。
使用者が、筆記具3に筆記具ホルダー2を装着する際、内筒22が解除位置にある状態で、使用者は外筒21を手で把持しながら、内筒22後端の開口から締め付け部24へ筆記具3を挿入する。そうすると、筆記具キャップ1と同様に、筆記具3の先端に過挿入防止部が接触する。解除位置では、締め付け部24の内径は筆記具3の外径よりも大きいことが好ましい。この場合、筆記具3が締め付け部24へ、スムーズに挿入される。更に、使用者が筆記具3を押し込むと、筆記具3が内筒22を外筒21に対して先端側へと押し込む。この時、筆記具3は過挿入防止部に当接しているため、内筒22に対しては、移動しない。これによって、内筒22が外筒21に対してスライドして、保持位置に配置される。そうすると、絞り部25が締め付け部24と重なることで、締め付け部24の外面を押圧する。これにより、締め付け部に形成されたスリットが閉じられて、締め付け部24の内径が窄められる。これにより、締め付け部24が筆記具3を締め付けて保持する。
この時、過挿入防止部は、筆記具3が過挿入防止部より先に挿入されることを防ぎ、筆記具3の過挿入による筆記具3や筆記具ホルダー2の損傷を防ぐことができる。
また、使用者が内筒22を外筒21の先端側へと押し込み過ぎたとしても、基部に設けられたストッパーが外筒21先端の開口の淵に当接し、内筒22の抜け止めがされる。内筒22の抜け止め効果は、基部に設けられたストッパーの外径が外筒21先端の開口の内径よりも大きく、ストッパーが外筒21先端の開口を通過しないことによる。
このように、本実施の形態の筆記具ホルダー2が用いられると、使用者が筆記具ホルダー2に筆記具3を挿入するだけで、筆記具3を内筒22に容易に挿入することができ、続いて、内筒22が外筒21に対してスライドすることで、筆記具3を締め付け部24で締め付けて、保持することができる。つまり、筆記具3への装着容易性と、強固な装着とを両立するものである。
一方、使用者が、筆記具3から筆記具ホルダー2を取り外す際、内筒22が保持位置にある状態で、外筒21を把持しながら、押圧部23を押圧する。そうすると、内筒22が外筒22に対して後端側へスライドし、内筒22は解除位置に配置される。この時、締め付け部24が絞り部25よりも外筒21に対して後端側に変位することで、絞り部25による、締め付け部24への押圧が解かれる。これにより、締め付け部24に形成されたスリットが開かれて、締め付け部24の内径が広げられる。これにより、締め付け部24による筆記具3の締め付け・保持が解除される。このため、筆記具3から、筆記具ホルダー2はスムーズに取り外せる。
このように、本実施の形態の筆記具ホルダー2は、使用者が押圧部23を押圧するだけで、筆記具3の締め付けが解除される。つまり、締め付けの解除が容易であり、筆記具ホルダー2がスムーズに取り外され、筆記具3が損傷しにくい。
本実施形態の筆記具ホルダー2では、内筒22が保持位置にある時の、外筒21先端の開口から突出した押圧部23の突出寸法が、0mmより大きく20mm以下の範囲内であることが好ましい。この突出寸法は、3〜20mmの範囲内であればより好ましく、特に、5〜15mmの範囲内であることが好ましい。押圧部23の突出寸法が3mm以上であると、筆記具ホルダー2によって筆記具3が保持されている状態か、筆記具3の保持が解除されている状態かを、使用者が一目で確認することができる。押圧部23の突出寸法が20mm以下であると、筆記具ホルダー2の装着を解除する際に、使用者が外筒21を手で把持した状態で、同じ手で押圧部23を容易に押圧することができる。また、使用者が外筒21を手で把持した状態で、同じ手で押圧部23を押圧する際に、押圧部23に対して容易に力をかけることができる。
本実施形態の筆記具ホルダー2では、外筒21の長さが、70〜100mmの範囲内であることが好ましい。外筒21の長さが70mm以上であると、外筒21を手で把持しやすい。外筒21の長さが100mm以下であると、筆記具ホルダー2の装着時に筆記や収納の妨げとならない。
本実施の形態では、締め付け部24にスリットが設けられているが、締め付け部24は、外筒21で締め付けられることで、筆記具3を締め付けるように構成されているならば、スリットが設けられることに限られない。例えば、締め付け部24に爪を設けて、この爪で筆記具3を保持してもよい。また、ゴムで形成された締め付け部24を用いて、ゴムの弾性作用により締め付け部24の内径が窄められることで、筆記具3を保持してもよい。
1 筆記具キャップ
2 筆記具ホルダー
3 筆記具
11 外筒
111 開口
112 開口
113 絞り部
114 平面部
12 内筒
121 基部
122 過挿入防止部
123 開口
13 押圧部
131 ストッパー
132 ストッパー
133 空気孔
14 締め付け部
141 スリット
21 外筒
211 平面部
22 内筒
23 押圧部
231 ストッパー
24 締め付け部
25 絞り部

Claims (4)

  1. 筆記具が挿入されるように構成された筆記具キャップであって、
    外筒と、前記外筒に挿入され、前記外筒の内側でスライド可能な内筒とを備え、
    前記内筒がその先端部に押圧部を備えると共に、その後端部に締め付け部を備え、
    前記筆記具が前記締め付け部に挿入された状態で、前記内筒が前記外筒に対して先端側へスライドすると、前記外筒が前記締め付け部を締め付けることで、前記締め付け部が前記筆記具を締め付けて保持すると共に、前記外筒の先端から前記押圧部が突出し、
    この状態から、前記押圧部が押圧されると、前記内筒が前記外筒に対して後端側にスライドすることで、前記筆記具の締め付けが解除されるように構成されていることを特徴とする筆記具キャップ。
  2. 前記締め付け部が前記筆記具を締め付けて保持している状態での、前記外筒の先端からの前記押圧部の突出寸法が0mmより大きく20mm以下の範囲内であることを特徴とする請求項1に記載の筆記具キャップ。
  3. 前記外筒が手で把持されている状態で、前記締め付け部に前記筆記具が挿入されると共に、前記筆記具が前記内筒を前記外筒に対して先端側へと押し込むと、前記外筒が前記締め付け部を窄めることで、前記締め付け部が前記筆記具を締め付けて保持するように構成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の筆記具キャップ。
  4. 筆記具が挿入されるように構成された筆記具ホルダーであって、
    外筒と、前記外筒に挿入され、前記外筒の内側でスライド可能な内筒とを備え、
    前記内筒がその先端部に押圧部を備えると共に、その後端部に締め付け部を備え、
    前記筆記具が前記締め付け部に挿入された状態で、前記内筒が前記外筒に対して先端側へスライドすると、前記外筒が前記締め付け部を締め付けることで、前記締め付け部が前記筆記具を締め付けて保持すると共に、前記外筒の先端から前記押圧部が突出し、
    この状態から、前記押圧部が押圧されると、前記内筒が前記外筒に対して後端側にスライドすることで、前記筆記具の締め付けが解除されるように構成されていることを特徴とする筆記具ホルダー。
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