JP2018054718A - 照明装置及びプロジェクター - Google Patents

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Abstract

【課題】簡便な構成で色ムラを低減できる照明装置を提供する。また、このような光源装置を備えるプロジェクターを提供する。【解決手段】第1の波長帯の第1の光を射出する光源装置と、ダイクロイック膜および第1の位相差素子を備えた光学素子と、反射素子と、複数のレンズを備えた光分割素子と、偏光変換素子と、を備えた照明装置である。光源装置から射出された第1の光のうちの第1の成分は、ダイクロイック膜と第1の位相差素子とをこの順に透過し、さらに反射素子で反射されて第1の位相差素子を透過し、さらにダイクロイック膜で反射される。ダイクロイック膜で反射された第1の成分は、光分割素子を透過し、偏光変換素子に入射する。【選択図】図1

Description

本発明は、照明装置及びプロジェクターに関するものである。
近年、プロジェクターにおいて、蛍光を利用した光源装置が用いられている(例えば、特許文献1参照)。実施の形態6に示されたプロジェクターにおいて、蛍光体層で反射した青色光はダイクロイックミラーによりレンズインテグレータに向けて反射され、レンズインテグレータによって複数の小光線束に分割される。複数の小光線束は偏光変換素子に入射する。偏光変換素子は、各々が偏光分離素子、反射膜及び位相差素子を備えた複数の偏光変換部を備えている。
特開2012−108486号公報
蛍光体層から射出された蛍光は非偏光であるため、偏光変換素子から射出された蛍光は、偏光分離素子で反射される光路を進んだ成分と偏光分離素子を透過する光路を進んだ成分とを同じ割合で含んでいる。一方、青色光は直線偏光であるため、偏光変換素子から射出された青色光は、それらの光路のうち一方からの光しか含んでいない。そのため、スクリーンへ投写された青色光の強度分布はスクリーンへ投写された蛍光の強度分布とは異なり、スクリーンへ投写された画像に色ムラが生じるといった問題があった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、簡便な構成で色ムラを低減できる照明装置を提供することを目的の一つとする。また、このような光源装置を備えることで色ムラを低減したプロジェクターを提供することを目的の一つとする。
本発明の第1態様に従えば、第1の波長帯の第1の光を射出する光源装置と、前記第1の光に対する偏光分離機能を有するダイクロイック膜と、第1の位相差素子と、を備え、前記光源装置から射出された前記第1の光のうちの第1の成分が前記ダイクロイック膜と前記第1の位相差素子とをこの順に透過するように構成された光学素子と、前記第1の位相差素子を透過した前記第1の成分が前記第1の位相差素子を透過して前記ダイクロイック膜で反射されるように、前記第1の成分を反射する反射素子と、前記ダイクロイック膜で反射された前記第1の成分の光路上に設けられ、複数のレンズを備えた光分割素子と、各々が偏光分離素子、反射膜及び第2の位相差素子を備えた複数の偏光変換部を備え、前記光分割素子によって生成された複数の光線束が各々対応する前記偏光変換部に入射するように設けられた偏光変換素子と、を備える照明装置が提供される。
第1態様に係る照明装置において、反射素子で反射され、第1の位相差素子を透過した第1の成分は、ダイクロイック膜で反射される。ダイクロイック膜で反射された第1の成分は再度第1の位相差素子を透過することで円偏光又は楕円偏光に変換される。これにより、偏光変換部に対して円偏光又は楕円偏光が入射するので、偏光変換素子から射出された第1の成分は、偏光分離素子で反射された成分と偏光分離素子を透過した成分の両方を含んでいる。よって、本照明装置は色ムラが生じにくい照明光を射出することができる。
上記第1態様において、波長変換素子をさらに備え、前記第1の光は、前記波長変換素子によって前記第1の波長帯とは異なる第2の波長帯の第2の光に変換される第2の成分をさらに含み、前記波長変換素子は、前記第2の成分が、前記ダイクロイック膜を透過又は反射して前記波長変換素子に入射し、かつ、前記波長変換素子が射出した前記第2の光が、前記ダイクロイック膜を反射または透過して前記光分割素子に入射するように構成されているのが好ましい。
この構成によれば、第1の光と第2の光とを合成した照明光を生成できる。
上記第1態様において、前記波長変換素子は前記反射素子を兼ねているのが好ましい。
この構成によれば、部品点数を減らすことができる。
上記第1態様において、前記第1の成分の前記第1の位相差素子に対する入射角は、0°よりも大きく、前記第1の位相差素子の光学軸は、前記第1の位相差素子の前記第1の成分が入射する面と平行であるのが好ましい。
この構成によれば、第1の位相差素子を容易に作ることができる。
上記第1態様において、前記第1の位相差素子は、透明基板と、該透明基板に設けられた位相差膜と、を含み、前記位相差膜は、無機材料からなるのが好ましい。
この構成によれば、無機材料からなる位相差膜を備えるので、簡便な構成により信頼性の高い位相差素子を提供できる。
上記第1態様において、前記第1の位相差素子は、複屈折性を有する基板であるのが好ましい。
この構成によれば、光学素子を構成する部品点数の増加を抑えることができる。
本発明の第2態様に従えば、上記第1態様に係る照明装置と、前記照明装置からの光を画像情報に応じて変調することにより画像光を形成する光変調装置と、前記画像光を投射する投射光学系と、を備えるプロジェクターが提供される。
第2態様に係るプロジェクターは前記光源装置を備えるので、色ムラが低減された画像を表示できる。
第1実施形態に係るプロジェクターの概略構成を示す図。 照明装置の構成を示す図。 偏光変換素子の要部構成を示す図。 第1の位相差素子の光軸角度の測り方の説明図。 第1の位相差素子の光軸角度の測り方の説明図。 第2実施形態の光学素子の要部構成を示す断面図。 第3実施形態の照明装置の概略構成を示す図。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
なお、以下の説明で用いる図面は、特徴をわかりやすくするために、便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。
(第1実施形態)
まず、本実施形態に係るプロジェクターの概略構成について説明する。
図1は、本実施形態に係るプロジェクターの概略構成を示す図である。
図1に示すように、本実施形態のプロジェクター1は、スクリーンSCR上にカラー画像を表示する投射型画像表示装置である。プロジェクター1は、照明装置2と、色分離光学系3と、光変調装置4R,光変調装置4G,光変調装置4Bと、合成光学系5と、投射光学系6とを備えている。
色分離光学系3は、照明光WLを赤色光LRと、緑色光LGと、青色光LBとに分離する。色分離光学系3は、第1のダイクロイックミラー7a及び第2のダイクロイックミラー7bと、第1の全反射ミラー8a、第2の全反射ミラー8b及び第3の全反射ミラー8cと、第1のリレーレンズ9a及び第2のリレーレンズ9bとを概略備えている。
第1のダイクロイックミラー7aは、照明装置2からの照明光WLを赤色光LRと、その他の光(緑色光LG及び青色光LB)とに分離する。第1のダイクロイックミラー7aは、赤色光LRを透過すると共に、その他の光(緑色光LG及び青色光LB)を反射する。一方、第2のダイクロイックミラー7bは、緑色光LGを反射すると共に青色光LBを透過することによって、その他の光を緑色光LGと青色光LBとに分離する。
第1の全反射ミラー8aは、赤色光LRの光路中に配置されて、第1のダイクロイックミラー7aを透過した赤色光LRを光変調装置4Rに向けて反射する。一方、第2の全反射ミラー8b及び第3の全反射ミラー8cは、青色光LBの光路中に配置されて、第2のダイクロイックミラー7bを透過した青色光LBを光変調装置4Bに導く。緑色光LGは、第2のダイクロイックミラー7bから光変調装置4Gに向けて反射される。
第1のリレーレンズ9a及び第2のリレーレンズ9bは、青色光LBの光路中における第2のダイクロイックミラー7bの下段に配置されている。第1のリレーレンズ9a及び第2のリレーレンズ9bは、青色光LBの光路長が赤色光LRや緑色光LGの光路長よりも長いことに起因した青色光LBの光損失を補償する機能を有している。
光変調装置4Rは、赤色光LRを画像情報に応じて変調し、赤色の画像光を形成する。光変調装置4Gは、緑色光LGを画像情報に応じて変調し、緑色の画像光を形成する。光変調装置4Bは、青色光LBを画像情報に応じて変調し、青色の画像光を形成する。
光変調装置4R,光変調装置4G,光変調装置4Bには、例えば透過型の液晶パネルが用いられている。また、液晶パネルの入射側及び射出側各々には、偏光板(図示せず。)が配置されている。
また、光変調装置4R,光変調装置4G,光変調装置4Bの入射側には、それぞれフィールドレンズ10R,フィールドレンズ10G,フィールドレンズ10Bが配置されている。フィールドレンズ10R,フィールドレンズ10G,フィールドレンズ10Bは、光変調装置4R,光変調装置4G,光変調装置4Bそれぞれに入射する赤色光LR,緑色光LG,青色光LBそれぞれを平行化する。
合成光学系5は、光変調装置4R,光変調装置4G,光変調装置4Bからの画像光を合成し、この合成された画像光を投射光学系6に向けて射出する。合成光学系5には、例えばクロスダイクロイックプリズムが用いられている。
投射光学系6は、投射レンズ群からなり、合成光学系5により合成された画像光をスクリーンSCRに向けて拡大投射する。これにより、スクリーンSCR上には、拡大されたカラー画像が表示される。
(照明装置)
続いて、本発明の一実施形態に係る照明装置2について説明する。
図2は照明装置2の構成を示す図である。図2に示すように、照明装置2は、光源装置20と、光学素子27と、第1のピックアップ光学系28と、回転蛍光板29と、第2のピックアップ光学系41と、回転拡散板42と、均一照明光学系40とを備えている。
均一照明光学系40は、インテグレーター光学系35と、偏光変換素子36と、重畳レンズ37とを有する。
光源装置20は、光源ユニット21と、コリメーター光学系22と、アフォーカル光学系23と、位相差板25とを含む。
光源装置20と、光学素子27と、第2のピックアップ光学系41と、回転拡散板42とは、光軸AX0上に配置されている。光学素子27と、第1のピックアップ光学系28と、回転蛍光板29とは、光軸AX0と直交する光軸AX1上に配置されている。
光源ユニット21は、固体光源としての複数の半導体レーザー21aを備える。複数の半導体レーザー21aは光軸AX0と直交する面内において、アレイ状に配置されている。半導体レーザー21aは、例えば青色の光線BL(例えばピーク波長が445nmのレーザー光)を射出する。
コリメーター光学系22は、複数のコリメーターレンズ22aを備える。各コリメーターレンズ22aは対応する半導体レーザー21aの光射出側に設けられ、対応する該半導体レーザー21aからの光を平行光束に変換する。
アフォーカル光学系23は、例えば凸レンズ23a,凹レンズ23bから構成されている。アフォーカル光学系23は、光源ユニット21から射出された光線束K(複数の光線BL)の径を小さくする。
位相差板25は、例えば回転可能とされた1/2波長板である。光源ユニット21から射出された光線束Kは直線偏光である。そのため、回転角度を適切に設定した位相差板25を透過した光は、光学素子27に対するS偏光成分とP偏光成分とを所定の比率で含む光となる。本実施形態では、このような構成に基づき、位相差板25を回転させることでS偏光成分とP偏光成分との比率を変化させることが可能となっている。
このような構成に基づき、光源装置20は、P偏光の光線BLpとS偏光の光線BLsとを含む光線束Kを光学素子27に向けて射出するようになっている。本実施形態において、光線束Kは特許請求の範囲に記載の「第1の波長帯の第1の光」に相当する。
光学素子27は、第1の位相差素子27aと、第1の位相差素子27aの第1の面側に設けられたダイクロイック膜27bと、第1の位相差素子27aの第1の面とは反対側の第2の面側に設けられた反射防止膜27cとを有する。第1の面には、光源装置20から射出された光線束Kが入射する。
本実施形態においては、第1の位相差素子27aの第1の面が光軸AX0および光軸AX1に対して45°の角度をなすように配置される。すなわち、第1の位相差素子27aに対する光の入射角は0°よりも大きい。
第1の位相差素子27aは、例えば、複屈折性を有する基板で構成されている。複屈折性を有する材料としては、水晶またはサファイア等を用いることができる。本実施形態において、第1の位相差素子27aとして、例えば、厚さが0.5232mm、光学軸が第1の面と平行である水晶基板を用いた。このように光学軸が第1の面と平行な水晶基板を用いることで第1の位相差素子27aの製造が容易となる。
第1の位相差素子27aの光軸の方向(以下、光軸角度と称する)を適宜調整することで、光学素子27から均一照明光学系40に向けて射出される光の偏光状態を調整することができる。本実施形態では、第1の位相差素子27aの光軸角度を後述の42°に設定した。
ここで、第1の位相差素子27aの光軸角度の測り方について図面を参照しつつ説明する。図4、5は第1の位相差素子27aの光軸角度の測り方を説明するための図である。図4,5においてはXYZ座標系を用いて説明する。
はじめに、入射光に垂直な面を考える。図4において、第1の位相差素子27aに対する入射光の進行方向をX軸方向とすると、入射光に垂直な面はYZ面である。図5に示すように、YZ面に斜影された第1の位相差素子27aの光学軸b´と入射光の偏光方向a(Z方向)とのなす角度θは、例えば、57.52°に設定される。
この場合、第1の位相差素子27aの面内において、入射光の進行方向と偏光方向とを含む面(XZ面)と第1の位相差素子27aの光学軸とのなす角度(光軸角度)は42°となる。
このような構成に基づき、第1の位相差素子27aを透過した光の偏光状態を変化させることが可能である。反射防止膜27cは、回転拡散板42からの光の界面反射を防止し、光学素子27に光を効率良く取り込む。
ダイクロイック膜27bは光線束Kに対する偏光分離機能を有する。ダイクロイック膜27bは、光線束KのうちのS偏光成分を反射させ、光線束KのうちのP偏光成分を透過させる。S偏光成分は、ダイクロイック膜27bで反射して回転蛍光板29に向かう。P偏光成分は、ダイクロイック膜27bを透過して回転拡散板42に向かう。
具体的に、ダイクロイック膜27bで反射されたS偏光の光線BLsは、第1のピックアップ光学系28に入射する。第1のピックアップ光学系28は、例えば第1のピックアップレンズ28a,第2のピックアップレンズ28bから構成されている。
本実施形態において、光線BLsは特許請求の範囲の「第2の成分」に相当する。
第1のピックアップ光学系28は、回転蛍光板29の蛍光体層33に光線BLsを集光する。回転蛍光板29は、円板30と、円板30上にリング状に形成された蛍光体層33と、円板30を回転させるモーター31と、蛍光体層33と円板30との間に設けられた反射層32とを有している。円板30は放熱性に優れた金属部材から構成される。
蛍光体層33は、励起光としての光線BLsを黄色の蛍光YLに変換して射出する蛍光体粒子を含む。蛍光体粒子としては、例えばYAG(イットリウム・アルミニウム・ガーネット)系蛍光体を用いることができる。なお、蛍光体粒子の形成材料は、1種であってもよく、2種以上の材料を用いてもよい。
本実施形態において、蛍光体層33は特許請求の範囲に記載の「波長変換素子」に相当し、蛍光YLは特許請求の範囲に記載の「第2の波長帯の第2の光」に相当する。
反射層32は、蛍光体層33から円板30側に向けて射出された蛍光YLを第1のピックアップ光学系28側に向けて反射する。このような構成に基づき、蛍光体層33で生成された蛍光YLは、円板30と反対側に向けて回転蛍光板29から射出される。
蛍光YLは、第1のピックアップ光学系28により平行化された後、光学素子27に入射する。蛍光YLは光学素子27(ダイクロイック膜27b、第1の位相差素子27a及び反射防止膜27c)を透過し、均一照明光学系40に入射する。
一方、P偏光の光線BLpは、ダイクロイック膜27b、第1の位相差素子27a及び反射防止膜27cをこの順に透過する。本実施形態において、光線BLpは特許請求の範囲の「第1の光のうちの第1の成分」に相当する。
光線BLpは第1の位相差素子27aを透過することによって円偏光の光線BLc1に変換される。以下、光線BLc1が右回り円偏光であるとして説明する。光線BLc1は第2のピックアップ光学系41に入射する。第2のピックアップ光学系41は、例えば第1のピックアップレンズ41a,第2のピックアップレンズ41bから構成されている。
第2のピックアップ光学系41は回転拡散板42に光線BLc1を集光する。回転拡散板42は、第2のピックアップ光学系41から射出された光線BLc1を光学素子27に向けて拡散反射させる。回転拡散板42は、右回り円偏光の光線BLc1を左回り円偏光の青色光BLc2として反射する。
回転拡散板42は、拡散反射板43と、拡散反射板43を回転させるためのモーター44と、を備えている。拡散反射板43は、例えば光反射性を持つ部材の表面に凹凸からなる拡散構造43aを形成することで形成される。拡散反射板43は、回転軸の方向から見て例えば円形に形成されている。本実施形態において、回転拡散板42は特許請求の範囲に記載の「反射素子」に相当する。
本実施形態によれば、回転拡散板42による拡散反射光を青色光LBとして利用するため、レーザー光からなる青色光LBによって生じるスペックルを低減することができる。
回転拡散板42により反射された左回り円偏光の青色光BLc2は、第2のピックアップ光学系41を介して再び光学素子27に入射する。青色光BLc2は反射防止膜27c及び第1の位相差素子27aをこの順に透過する。左回り円偏光の青色光BLc2は第1の位相差素子27aを透過することでS偏光の青色光BLs1に変換される。
S偏光の青色光BLs1はダイクロイック膜27bで反射され、第1の位相差素子27aを透過し、青色光BL1として光学素子27から均一照明光学系40に向けて射出される。青色光BL1は第1の位相差素子27aを透過する過程で右回り円偏光に変換される。なお、反射防止膜27cは光の偏光状態に影響を及ぼさない。すなわち、光学素子27から射出された青色光BL1は、右回り円偏光である。
青色光BL1と蛍光YLとが合成されることで白色の照明光WLが生成され、照明光WLはインテグレーター光学系35へと入射する。
インテグレーター光学系35は、例えば、レンズアレイ35a,レンズアレイ35bから構成されている。レンズアレイ35a,35bは、複数の小レンズがアレイ状に配列されたものからなる。インテグレーター光学系35は照明光WLを複数の光線束に分割する。本実施形態において、インテグレーター光学系35は特許請求の範囲の「光分割素子」に相当する。
インテグレーター光学系35を透過した照明光WLは、偏光変換素子36に入射する。図3は偏光変換素子36の要部構成を示す図である。
図3に示すように、偏光変換素子36は、偏光分離膜(偏光分離素子)36aと、反射膜36bと、1/2波長板(第2の位相差素子)36cと、透光性基材36dとから構成された複数の偏光変換部36Aを備えている。偏光変換部36Aは、光入射面50と、光射出面51とを有する。光射出面51は第1射出領域51aと第2射出領域51bとを含む。1/2波長板36cは第1射出領域51aのみに設けられている。
本実施形態において、インテグレーター光学系35により分割された各光線束は、偏光変換部36Aの光入射面50の光入射領域に入射する。光入射領域とは、光入射面50の面法線と平行な方向から見たとき、偏光分離膜36aと重なっている領域である。
本実施形態において、照明光WLは無偏光の蛍光YLと円偏光の青色光BL1とを含む。そのため、蛍光YL及び青色光BL1は偏光変換部36Aの偏光分離膜36aに対するP偏光成分及びS偏光成分のいずれも含む。
以下、青色光BL1を例に挙げて説明するが、蛍光YLについても同様である。
光入射面50の光入射領域に入射した青色光BL1に含まれるS偏光成分の光BL1sは偏光分離膜36a及び反射膜36bで反射されることで、第2射出領域51bからS偏光のまま射出される。
また、光入射領域に入射した青色光BL1に含まれるP偏光成分の光BL1pは偏光分離膜36aを透過し、第1射出領域51aに設けられた1/2波長板36cによりS偏光成分の光BL1s’として射出される。
蛍光YLは非偏光であるため、偏光分離膜36aで反射された成分と、偏光分離膜36aを透過した成分との比は1である。青色光BL1に関しては、青色光BL1は円偏光であるため、偏光変換素子36から射出された光、すなわち第1の成分は、偏光分離膜36aで反射された成分(光BL1s)と、偏光分離膜36aを透過した成分(光BL1s’)との両方を含んでいる。よって、本実施形態の照明装置2は投写された画像における色ムラが生じにくい照明光WLを射出することができる。
本実施形態のように、青色光BL1を円偏光として、光BL1sの強度と光BL1s’の強度との比を1にした場合、色ムラの低減効果は最大である。なお、光BL1sの強度と光BL1s’の強度との比は、青色光BL1の偏光状態の楕円率によって決まる。
偏光変換素子36を透過した照明光WLは、重畳レンズ37に入射する。重畳レンズ37はインテグレーター光学系35と協同して、被照明領域における照明光WLによる照度の分布を均一化する。
これに対し、従来技術の構成のように、回転拡散板42からの拡散光を直線偏光として偏光変換素子36に入射させた場合、該拡散光は各偏光変換部36Aにおいて第1射出領域51aと第2射出領域51bのうち一方からしか射出されない。そのため、被照明領域において青色光による照度ムラが発生し、その結果、投写された画像において色ムラが発生する。
本実施形態の照明装置2によれば、円偏光の青色光BL1が偏光変換素子36に入射するので、被照明領域における青色光による照度ムラが従来技術の場合よりも低減される。よって、色ムラが低減された画像を形成する照明光WLが得られる。また、一つの光学素子27によって照度ムラを低減するため、照明装置2の部品点数の増加を抑えることができる。
また、本実施形態のプロジェクター1によれば、色ムラを低減した品質の高い画像を表示することができる。
(第2実施形態)
続いて、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態と第1実施形態との違いは照明装置における光学素子の構成である。そのため、以下では、第1実施形態と共通の構成及び部材については同じ符号を付し、その詳細の説明については省略若しくは簡略化する。
図6は本実施形態の光学素子127の要部構成を示す図である。なお、図6には、回転蛍光板29、回転拡散板42及び均一照明光学系40を簡略化して図示した。
図6に示すように、本実施形態の光学素子127は、第1の位相差素子127aと、ダイクロイック膜27bとを有する。第1の位相差素子127aは、透明基板128と、透明基板128に設けられた位相差膜129とを含む。透明基板128としては例えばガラス基板が用いられる。位相差膜129の材料としては有機或いは無機のいずれを用いても良いが、耐熱性に優れた無機材料を用いる方が信頼性の点で好ましい。無機材料からなる位相差膜129としては、例えば、SiOやTaO等の斜方蒸着膜を用いることができる。
ダイクロイック膜27bは、第1の位相差素子127aの光源装置20からの光が入射する側に設けられ、光線束Kに対する偏光分離機能を有する。ダイクロイック膜27bで反射されたS偏光の光線BLsは、第1実施形態と同様、第1のピックアップ光学系28を介して回転蛍光板29の蛍光体層33に入射し、蛍光YLを生成する。蛍光YLは光学素子127を透過し、均一照明光学系40に入射する。
一方、P偏光の光線BLpは、ダイクロイック膜27b及び第1の位相差素子127aをこの順に透過する。光線BLpは位相差膜129を透過することによって右回り円偏光の光線BLc1に変換される。光線BLc1は第2のピックアップ光学系41を介して回転拡散板42に入射する。右回り円偏光の光線BLc1は回転拡散板42により、左回り円偏光の青色光BLc2として反射される。
左回り円偏光の青色光BLc2は再び光学素子127に入射する。このとき、左回り円偏光の青色光BLc2は位相差膜129を透過することでS偏光の青色光BLs1に変換される。S偏光の青色光BLs1はダイクロイック膜27bで反射され、位相差膜129を透過することで右回り円偏光に変換される。すなわち、光学素子127は、右回り円偏光の青色光BL1を射出する。
青色光BL1と蛍光YLとが合成されることで白色の照明光WLが生成され、照明光WLは均一照明光学系40に入射する。
本実施形態においても、第1実施形態と同様の効果が得られる。
(第3実施形態)
続いて、本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態と第1実施形態との違いは照明装置の構成である。そのため、以下では、第1実施形態と共通の構成及び部材については同じ符号を付し、その詳細の説明については省略若しくは簡略化する。
図7は本実施形態の照明装置80の構成を示す図である。図7に示すように、照明装置80は、光源装置60と、光学素子27と、ピックアップ光学系41と、回転蛍光板29と、均一照明光学系40とを備えている。
光源装置60は、光源ユニット21と、コリメーター光学系22と、アフォーカル光学系23とを含む。本実施形態において、光源ユニット21は、光学素子27に対してP偏光となる光線束K(複数の光線BL)を射出する。
P偏光成分からなる光線束K(以下、入射光L1と称す)はダイクロイック膜27b及び第1の位相差素子27aをこの順に透過する。
入射光L1は、第1の位相差素子27aを透過することによって右回り円偏光の光BLc3に変換される。光BLc3はピックアップ光学系41に入射する。
ピックアップ光学系61は回転蛍光板29の蛍光体層33に光BLc3を集光する。蛍光体層33は、光BLc3の一部を黄色の蛍光YLに変換して射出する。また、光BLc3の他の一部は蛍光YLに変換されることなく、回転蛍光板29から光学素子27に向けて左回り円偏光の青色光BLc4として反射される。
青色光BLc4としては、例えば、蛍光体層33内に含まれる気孔による反射光、或いは、反射層32による反射光を例示できる。蛍光体層33の表面に微小な凹凸からなる拡散構造を設けることで光BLc3の一部を反射することで上記青色光BLc4を生成してもよい。青色光BLc4は特許請求の範囲に記載の「第1の光のうちの第1の成分」に相当する。光BLc3のうち蛍光YLに変換される成分は特許請求の範囲に記載の「第2の光に変換される第2の成分」に相当する。また、蛍光体層33内に含まれる気孔、反射層32或いは蛍光体層33の表面は特許請求の範囲に記載の「反射素子」に相当する。このように蛍光体層33が反射素子を兼ねる構成を採用することで部品点数を低減できる。
青色光BLc4は、ピックアップ光学系41を介して再び光学素子27に入射する。左回り円偏光の青色光BLc4は第1の位相差素子27aを透過することでS偏光の青色光BLs2に変換される。
S偏光の青色光BLs2はダイクロイック膜27bで反射され、第1の位相差素子27aを透過し、青色光BL2として光学素子27から均一照明光学系40に向けて射出される。青色光BL2は第1の位相差素子27aを透過する過程で右回り円偏光に変換されている。すなわち、光学素子27から射出された青色光BL2は、右回り円偏光である。
青色光BL2と蛍光YLとが合成されることで白色の照明光WL1が生成され、照明光WL1はインテグレーター光学系35に入射する。
本実施形態においても、第1実施形態と同様な効果が得られる。
なお、本発明は上記実施形態の内容に限定されることはなく、発明の主旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
例えば、上記各実施形態では、青色光BL1が右回り円偏光となるように第1の位相差素子を構成したが、本発明はこれに限定されない。青色光BL1が左回り円偏光となるように第1の位相差素子を構成してもよい。また、青色光BL1が右回り、または左回りの楕円偏光となるように第1の位相差素子を構成してもよい。
また、第2実施形態の光学素子127は、ダイクロイック膜27bと位相差膜129とが透明基板128を挟むように構成されていたが、本発明はこれに限定されない。光学素子127は、ダイクロイック膜27bと透明基板128とが位相差膜129を挟むように構成されていてもよい。要は、光線BLpがダイクロイック膜27bと位相差膜129とをこの順に透過すればよい。
また、上記実施形態では、第1の位相差素子27aとして基板面に平行な光学軸を有する水晶基板を例示したが、本発明はこれに限定されず、光学軸は基板面から傾いていてもよい。大きな角度で入射する光線に対しても良好に位相差を付与することで偏光状態を変化させることができる。
また、上記実施形態では、3つの光変調装置4R,4G,4Bを備えるプロジェクター1を例示したが、1つの光変調装置でカラー画像を表示するプロジェクターに適用することも可能である。また、光変調装置として、デジタルミラーデバイスを用いてもよい。
上記実施形態では本発明による照明装置をプロジェクターに搭載した例を示したが、これに限られない。本発明による照明装置は、照明器具や自動車のヘッドライト等にも適用することができる。例えば照明器具に用いた場合、被照明物の色の見え方にムラが生じにくい。
1…プロジェクター、2…照明装置、4B,4G,4R…光変調装置、6…投射光学系、
20…光源装置、25…位相差板、27…光学素子、27a…第1の位相差素子、27b…ダイクロイック膜、32…反射層(反射素子)、33…蛍光体層(波長変換素子)、35…インテグレーター光学系(光分割素子)、36…偏光変換素子、36A…偏光変換部、36a…偏光分離膜(偏光分離素子)、36b…反射膜、36c…波長板(第2の位相差素子)、42…回転拡散板(反射素子)、60…光源装置、80…照明装置、127…光学素子、127a…第1の位相差素子、128…透明基板、129…位相差膜(第1の位相差素子)、b…光学軸、K…光線束(第1の波長帯の第1の光)、BLs…光線(第2の成分)、YL…蛍光(第2の波長帯の第2の光)、BLp…光線(第1の光のうちの第1の成分)、BLc4…青色光(第1の光のうちの第1の成分)。

Claims (7)

  1. 第1の波長帯の第1の光を射出する光源装置と、
    前記第1の光に対する偏光分離機能を有するダイクロイック膜と、第1の位相差素子と、を備え、前記光源装置から射出された前記第1の光のうちの第1の成分が前記ダイクロイック膜と前記第1の位相差素子とをこの順に透過するように構成された光学素子と、
    前記第1の位相差素子を透過した前記第1の成分が前記第1の位相差素子を透過して前記ダイクロイック膜で反射されるように、前記第1の成分を反射する反射素子と、
    前記ダイクロイック膜で反射された前記第1の成分の光路上に設けられ、複数のレンズを備えた光分割素子と、
    各々が偏光分離素子、反射膜及び第2の位相差素子を備えた複数の偏光変換部を備え、前記光分割素子によって生成された複数の光線束が各々対応する前記偏光変換部に入射するように設けられた偏光変換素子と、を備える
    照明装置。
  2. 波長変換素子をさらに備え、
    前記第1の光は、前記波長変換素子によって前記第1の波長帯とは異なる第2の波長帯の第2の光に変換される第2の成分をさらに含み、
    前記波長変換素子は、前記第2の成分が、前記ダイクロイック膜を透過又は反射して前記波長変換素子に入射し、かつ、前記波長変換素子が射出した前記第2の光が、前記ダイクロイック膜を反射または透過して前記光分割素子に入射するように構成されている
    請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記波長変換素子は前記反射素子を兼ねている
    請求項2に記載の照明装置。
  4. 前記第1の成分の前記第1の位相差素子に対する入射角は、0°よりも大きく、
    前記第1の位相差素子の光学軸は、前記第1の位相差素子の前記第1の成分が入射する面と平行である
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載の照明装置。
  5. 前記第1の位相差素子は、透明基板と、該透明基板に設けられた位相差膜と、を含み、
    前記位相差膜は、無機材料からなる
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載の照明装置。
  6. 前記第1の位相差素子は、複屈折性を有する基板である
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載の照明装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の照明装置と、
    前記照明装置からの光を画像情報に応じて変調することにより画像光を形成する光変調装置と、
    前記画像光を投射する投射光学系と、を備える
    プロジェクター。
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