JP2022146401A - 光源装置およびプロジェクター - Google Patents
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Abstract
【課題】励起光の迷光を抑制して波長変換素子で変換される蛍光の光量を増加させることで大型化を抑制しつつ、高出力の光を射出できる、光源装置およびプロジェクターを提供する。【解決手段】本発明の光源装置は、励起光を射出する光源と、反射層と、反射層の入射側に設けられて励起光を波長変換して励起光と異なる波長帯の波長変換光を生成する波長変換層と、を有する波長変換素子と、光源からの励起光を波長変換素子へ入射させる第1光学素子と、光源と波長変換素子との間における光路上に配置され、波長変換素子から射出された励起光の反射光の少なくとも一部を波長変換素子に向けて射出する第2光学素子と、を備える。【選択図】図2
Description
本発明は、光源装置およびプロジェクターに関する。
近年、プロジェクターに用いられる光源装置として、蛍光体で生成した蛍光を照明光として用いる光源装置がある(例えば、下記特許文献1参照)。この光源装置では、光源から射出した励起光をダイクロイックミラーで分配し、励起光の一部を波長変換素子に入射させ、励起光の他の一部を拡散素子に入射し、波長変換素子で生成した蛍光と拡散素子で生成した青色拡散光とを合成して白色の照明光を生成している。
上記光源装置において、波長変換素子に入射した励起光は全て波長変換されるものでなく、波長変換されない励起光が光源側に戻されることで迷光となってしまう。そこで、例えば、光源の発光量を増やして迷光による損失分を補うことも考えられる。しかしながら、この場合、光源の熱量が増大するため、光源の冷却性能を向上させる構成が必要となり、光源装置が大型化する恐れがあった。
上記の課題を解決するために、本発明の1つの態様によれば、励起光を射出する光源と、反射層と、前記反射層の入射側に設けられて前記励起光を波長変換して前記励起光と異なる波長帯の波長変換光を生成する波長変換層と、を有する波長変換素子と、前記光源からの前記励起光を前記波長変換素子へ入射させる第1光学素子と、前記光源と前記波長変換素子との間における光路上に配置され、前記波長変換素子から射出された前記励起光の反射光の少なくとも一部を前記波長変換素子に向けて射出する第2光学素子と、を備える光源装置が提供される。
本発明の第2態様によれば、本発明の第1態様の光源装置と、前記光源装置からの光を画像情報に応じて変調する光変調装置と、前記光変調装置により変調された光を投射する投射光学装置と、を備えるプロジェクターが提供される。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
なお、以下の説明で用いる図面は、特徴をわかりやすくするために、便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。
なお、以下の説明で用いる図面は、特徴をわかりやすくするために、便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。
(第1実施形態)
本実施形態に係るプロジェクターの一例について説明する。
図1は、本実施形態に係るプロジェクターの概略構成を示す図である。
図1に示すように、本実施形態のプロジェクター1は、スクリーンSCR上にカラー映像を表示する投射型画像表示装置である。プロジェクター1は、光源装置2と、色分離光学系3と、光変調装置4R,光変調装置4G,光変調装置4Bと、合成光学系5と、投射光学装置6とを備えている。
本実施形態に係るプロジェクターの一例について説明する。
図1は、本実施形態に係るプロジェクターの概略構成を示す図である。
図1に示すように、本実施形態のプロジェクター1は、スクリーンSCR上にカラー映像を表示する投射型画像表示装置である。プロジェクター1は、光源装置2と、色分離光学系3と、光変調装置4R,光変調装置4G,光変調装置4Bと、合成光学系5と、投射光学装置6とを備えている。
色分離光学系3は、光源装置2からの白色の照明光WLを赤色光LRと、緑色光LGと、青色光LBとに分離する。色分離光学系3は、第1のダイクロイックミラー7aおよび第2のダイクロイックミラー7bと、第1の全反射ミラー8a、第2の全反射ミラー8bおよび第3の全反射ミラー8cと、第1のリレーレンズ9aおよび第2のリレーレンズ9bとを備えている。
第1のダイクロイックミラー7aは、光源装置2からの照明光WLを赤色光LRと、その他の光(緑色光LGおよび青色光LB)とに分離する。第1のダイクロイックミラー7aは、分離された赤色光LRを透過すると共に、その他の光を反射する。第2のダイクロイックミラー7bは、緑色光LGを反射すると共に青色光LBを透過させる。
第1の全反射ミラー8aは、赤色光LRを光変調装置4Rに向けて反射する。第2の全反射ミラー8bおよび第3の全反射ミラー8cは、青色光LBを光変調装置4Bに導く。緑色光LGは、第2のダイクロイックミラー7bから光変調装置4Gに向けて反射される。
第1のリレーレンズ9aおよび第2のリレーレンズ9bは、青色光LBの光路中における第2のダイクロイックミラー7bの後段に配置されている。
光変調装置4Rは、赤色光LRを画像情報に応じて変調し、赤色の画像光を形成する。光変調装置4Gは、緑色光LGを画像情報に応じて変調し、緑色の画像光を形成する。光変調装置4Bは、青色光LBを画像情報に応じて変調し、青色の画像光を形成する。
光変調装置4R,光変調装置4G,光変調装置4Bには、例えば透過型の液晶パネルが用いられている。また、液晶パネルの入射側および射出側各々には、偏光板(図示せず。)が配置されている。
また、光変調装置4R,光変調装置4G,光変調装置4Bの入射側には、それぞれフィールドレンズ10R,フィールドレンズ10G,フィールドレンズ10Bが配置されている。
合成光学系5には、光変調装置4R,光変調装置4G,光変調装置4Bからの各画像光が入射する。合成光学系5は、各画像光を合成し、この合成された画像光を投射光学装置6に向けて射出する。合成光学系5には、例えばクロスダイクロイックプリズムが用いられている。
投射光学装置6は、投射レンズ群からなり、合成光学系5により合成された画像光をスクリーンSCRに向けて拡大投射する。これにより、スクリーンSCR上には、拡大されたカラー映像が表示される。
(光源装置)
次に、上記光源装置2の構成について説明する。図2は光源装置2の概略構成を示す図である。
図2に示すように、光源装置2は、光源20と、アフォーカル光学系22と、拡散板23と、第1の位相差素子(位相差素子)28aと、第1光学素子25と、第2光学素子24と、第1の集光光学系26と、波長変換素子27と、第2の位相差素子28bと、第2の集光光学系29と、拡散素子30と、レンズインテグレーター31と、偏光変換素子32と、重畳レンズ33とを備えている。
次に、上記光源装置2の構成について説明する。図2は光源装置2の概略構成を示す図である。
図2に示すように、光源装置2は、光源20と、アフォーカル光学系22と、拡散板23と、第1の位相差素子(位相差素子)28aと、第1光学素子25と、第2光学素子24と、第1の集光光学系26と、波長変換素子27と、第2の位相差素子28bと、第2の集光光学系29と、拡散素子30と、レンズインテグレーター31と、偏光変換素子32と、重畳レンズ33とを備えている。
光源20と、アフォーカル光学系22と、第1の位相差素子28aと、拡散板23と、第2光学素子24と、第1光学素子25と、第2の位相差素子28bと、第2の集光光学系29と、拡散素子30とは、光軸ax1上に順次並んで配置されている。なお、光軸ax1は、光源20の光軸である。
一方、波長変換素子27と、第1の集光光学系26と、第1光学素子25と、レンズインテグレーター31と、偏光変換素子32と、重畳レンズ33とは、照明光軸ax2上に順次並んで配置されている。光軸ax1と照明光軸ax2とは、同一面内にあり、互いに直交する。
光源20は複数の発光素子20aと複数のコリメートレンズ20bとを含む。各発光素子20aは半導体レーザーから構成される。発光素子20aは、例えば445nmのピーク波長を有する光ビームからなる光線Eを射出する。なお、発光素子20aとしては、445nm以外の波長の光線Eを射出する半導体レーザーを用いることもできる。例えば、発光素子20aは、460nmのピーク波長を有する光ビームからなる光線Eを射出してもよい。
複数のコリメートレンズ20bは各発光素子20aに対応して配置されている。コリメートレンズ20bは発光素子20aから射出された光線Eを平行光に変換する。なお、発光素子20aおよびコリメートレンズ20bの個数は、特に限定されない。このようにして光源20は青色波長帯を有する平行光束として励起光BLを射出する。
光源20から射出された励起光BLは、アフォーカル光学系22に入射する。アフォーカル光学系22は、光源20と第1光学素子25との間における励起光BLの光路上に配置される。アフォーカル光学系22は、励起光BLの光束径を小さくする縮小光学系である。アフォーカル光学系(縮小光学系)22は、例えば凸レンズ22a,凹レンズ22bから構成されている。
アフォーカル光学系22を通過した励起光BLは第1の位相差素子28aに入射する。第1の位相差素子28aは、光源20と第1光学素子25との間における励起光BLの光路上に配置される。第1の位相差素子28aは、例えば回転可能とされた1/2波長板である。光源20から射出された励起光BLは直線偏光である。第1の位相差素子28aの回転角度を適切に設定することにより、第1の位相差素子28aを透過する励起光BLを、第1光学素子25に対するS偏光成分(第1偏光成分)とP偏光成分(第2偏光成分)とを所定の比率で含む光線とすることができる。第1の位相差素子28aを回転させることにより、S偏光成分とP偏光成分との比率を変化させることができる。すなわち、第1の位相差素子28aは、光源20からの励起光BLをS偏光成分とP偏光成分とに分配する。
第1の位相差素子28aを通過することで生成されたS偏光成分とP偏光成分とを含む励起光BLは拡散板23に入射する。拡散板23としては、例えば、光学ガラスからなる磨りガラスを用いることができる。拡散板23は、励起光BLを拡散させることで、波長変換素子27に入射する励起光BLの照度分布の均一性を高める。拡散板23を経由した励起光BLは第2光学素子24に向かう。
第2光学素子24は、光源20と波長変換素子27との間における励起光BLの光路上に配置される。第2光学素子24は、後述のように波長変換素子27から射出された励起光BLの反射光の少なくとも一部を波長変換素子27に向けて射出する。本実施形態の第2光学素子24は、反射ミラーで構成される。第2光学素子24は、開口24aを有している。開口24aの平面形状は、例えば、円形である。
第2光学素子24は、光源20から射出された励起光BLの主光束の周囲に配置されている。ここで、励起光BLの主光束とは、光源20から射出されて波長変換素子27に向かって進行する光束を意味する。つまり、励起光BLの主光束は波長変換素子27に対して効率良く入射されることが望ましい。
励起光BLの主光束の周囲に配置された第2光学素子24は、励起光BLの主光束を遮らない。本実施形態において、励起光BLは第2光学素子24に設けられた開口24aを経由して第1光学素子25に入射する。これにより、励起光BLは第2光学素子24で遮られることなく、第1光学素子25に入射する。
本実施形態において、第2光学素子24は、アフォーカル光学系22の後段に配置されている。第2光学素子24は、アフォーカル光学系22により光束径が小さくなった励起光BLの周囲に配置されている。そのため、励起光BLを通過させるための開口24aを小型化できる。
第2光学素子24の開口24aを経由した励起光BLは第1光学素子25に入射する。第1光学素子25は、光軸ax1及び照明光軸ax2に対して45°の角度をなすように配置される。
第1光学素子25は、励起光BLを、第1光学素子25に対するS偏光成分の光線BLsとP偏光成分の光線BLpとに分離する偏光分離機能を有する。第1光学素子25は、例えば、プレート型の偏光分離素子で構成される。
また、第1光学素子25は励起光BLとは波長帯が異なる蛍光YLを、その偏光状態にかかわらず透過させる色分離機能を有する。これにより、第1光学素子25は、後述のように、励起光BLの一部と蛍光YLとを合成する合成手段として機能する。
第1光学素子25は、励起光BLを、第1光学素子25に対するS偏光成分の光線BLsとP偏光成分の光線BLpとに分離する偏光分離機能を有する。第1光学素子25は、例えば、プレート型の偏光分離素子で構成される。
また、第1光学素子25は励起光BLとは波長帯が異なる蛍光YLを、その偏光状態にかかわらず透過させる色分離機能を有する。これにより、第1光学素子25は、後述のように、励起光BLの一部と蛍光YLとを合成する合成手段として機能する。
第1光学素子25は、第1の位相差素子28aにより分配された励起光BLのS偏光成分(第1偏光成分)である光線BLsを反射して波長変換素子27へ射出し、励起光BLのP偏光成分(第2偏光成分)である光線BLpを透過して拡散素子30へ射出する。第1光学素子25から射出されたS偏光の光線BLsは、第1の集光光学系26に入射する。第1の集光光学系26は、光線BLsを波長変換素子27の蛍光体34に向けて集光させる。
本実施形態において、第1の集光光学系26は、例えば第1レンズ26a及び第2レンズ26bから構成される。第1の集光光学系26から射出された光線BLsは、波長変換素子27に集光した状態で入射する。
波長変換素子27は、反射層37と、反射層37の光入射側に設けられる蛍光体(波長変換層)34と、蛍光体34を支持する基板35と、蛍光体34を基板35に固定する固定部材36と、を有している。すなわち、本実施形態の波長変換素子27は、励起光BLの入射領域が時間的に変化しない固定型の波長変換素子である。
本実施形態において、蛍光体34は、該蛍光体34の側面と基板35との間に設けられた固定部材36により、基板35に固定される。蛍光体34は、光線BLsの入射する側と反対側の面において、基板35に接触する。
蛍光体34は、光線BLsを吸収して励起される蛍光体を含む。本実施形態の蛍光体34は内部に複数の散乱体Kを含む。散乱体Kとしては、気孔や蛍光体34と屈折率の異なる透過性粒子が用いられる。また、蛍光体34は、ARコートなどの反射防止膜39を表面34aに備えている。
蛍光体34は、光線BLsを波長変換することで、例えば波長帯が500~700nmの蛍光(黄色蛍光)YLを生成して射出する。本実施形態において、蛍光体34は、励起光BLの一部である光線BLsを波長変換して励起光BLと異なる波長帯の蛍光(波長変換光)YLを生成する。反射層37は、蛍光体34で生成された蛍光YLのうち、基板35に向かって進む成分を反射する。
基板35の蛍光体34を支持する面とは反対側の面には、ヒートシンク38が配置されている。波長変換素子27では、このヒートシンク38を介して放熱できるため、蛍光体34の熱劣化を抑制できる。
蛍光体34で生成された蛍光YLのうち、一部の蛍光YLは、反射層37によって反射され、蛍光体34の外部へと射出される。また、蛍光体34で生成された蛍光YLのうち、他の一部の蛍光YLは、反射層37を介さずに蛍光体34の外部へと射出される。このようにして、蛍光YLが蛍光体34から射出される。
蛍光体34から射出された蛍光YLは、非偏光の光である。蛍光YLは、第1の集光光学系26を通過した後、第1光学素子25に入射する。蛍光YLは、第1光学素子25を透過してレンズインテグレーター31に向けて進む。
一方、第1光学素子25から射出された励起光BLのP偏光成分である光線BLpは、第2の位相差素子28bに入射する。第2の位相差素子28bは、第1光学素子25と拡散素子30との間の光路中に配置された1/4波長板から構成されている。したがって、第1光学素子25から射出されたP偏光の光線BLpは、この第2の位相差素子28bによって、例えば、右回り円偏光の青色光BLc1に変換された後、第2の集光光学系29に入射する。
第2の集光光学系29は、例えばレンズ29aから構成され、青色光BLc1を集光させた状態で拡散素子30に入射させる。
第2の集光光学系29は、例えばレンズ29aから構成され、青色光BLc1を集光させた状態で拡散素子30に入射させる。
拡散素子30は、第1光学素子25における波長変換素子27の反対側に配置され、第2の集光光学系29から射出された青色光BLc1を第1光学素子25に向けて拡散反射させる。拡散素子30としては、青色光BLc1をランバート反射させつつ、且つ、偏光状態を乱さないものを用いることが好ましい。なお、拡散素子30として円板状の拡散反射板を回転させる構成を採用してもよい。
以下、拡散素子30によって拡散反射された光を青色光BLc2と称する。本実施形態によれば、青色光BLc1を拡散反射させることで略均一な照度分布の青色光BLc2が得られる。例えば、右回り円偏光の青色光BLc1は左回り円偏光の青色光BLc2として反射される。青色光BLc2は第2の集光光学系29によって平行光に変換された後に再び第2の位相差素子28bに入射する。
左回り円偏光の青色光BLc2は、第2の位相差素子28bによってS偏光の青色光BLs1に変換される。S偏光の青色光BLs1は、第1光学素子25で反射されてレンズインテグレーター31に向けて反射される。
ここで、蛍光体34に励起光として入射した光線BLsの一部は反射されることで蛍光体34の表面34aから射出される。以下、蛍光体34の表面34aから射出する光線BLsの一部を、「反射光Br」と呼ぶ。
ここで、蛍光体34の表面34aから射出される反射光Brとしては、例えば、蛍光体34の表面34aで反射された成分、蛍光体34内部で散乱されて表面34aから射出された成分、あるいは、蛍光体34内で蛍光YLに変換されることなく、反射層37で反射されて表面34aから射出された成分を含む。
このようにして蛍光体34の表面34aから射出された反射光Brは、第1光学素子25に対するS偏光成分およびP偏光成分が混在した非偏光となる。以下、反射光Brのうち、S偏光成分を反射光Brs、P偏光成分を反射光Brpと称す。
図2に示したように、蛍光体34から射出された反射光Brは第1の集光光学系26を経由して第1光学素子25に入射する。P偏光成分である反射光Brpは第1光学素子25を透過する。
本実施形態において、第1光学素子25は、拡散素子30から入射する青色光BLs1と、波長変換素子27から入射する蛍光YLおよび反射光Brpと、を同一方向に向けて射出する。したがって、青色光BLs1、蛍光YLおよび反射光Brpは、第1光学素子25で互いに合成されて白色の照明光WLを生成する。
一方、S偏光成分である反射光Brsは第1光学素子25で反射され、光源20側に戻される。本実施形態では、第1光学素子25で反射された反射光Brsの少なくとも一部が第2光学素子24に入射する。
図3は第2光学素子24による機能を説明した図である。
図3に示すように、第2光学素子24は、反射光Brsを波長変換素子27に向けて反射する。第2光学素子24で反射された反射光Brsは、第1光学素子25で反射され、第1の集光光学系26を経由して波長変換素子27に再び入射し、蛍光YLの励起に再利用される。
図3に示すように、第2光学素子24は、反射光Brsを波長変換素子27に向けて反射する。第2光学素子24で反射された反射光Brsは、第1光学素子25で反射され、第1の集光光学系26を経由して波長変換素子27に再び入射し、蛍光YLの励起に再利用される。
なお、第2光学素子24に入射した反射光Brsのうち、開口24aを通過した成分は蛍光体34側に戻すことができず、光損失となってしまう。
例えば、蛍光体34の表面34aで正反射された反射光Brsは往路と同じ光路を辿って開口24aを通過することで損失となる。
例えば、蛍光体34の表面34aで正反射された反射光Brsは往路と同じ光路を辿って開口24aを通過することで損失となる。
これに対して本実施形態の蛍光体34では、ARコートなどの反射防止膜39を表面34aに設けることで蛍光体34の表面34aで反射光Brsとして正反射される成分を抑制することができる。これにより、蛍光体34内に励起光BLを効率良く入射させることで、反射光Brsのうち損失となり得る正反射成分を低減することができる。
また、本実施形態の蛍光体34では、内部に複数の散乱体Kを含む構造を採用している。このように散乱体Kを内部に設けることで、蛍光体34は、励起光BLを内部で散乱させることで反射光Brsとして往路と同じ光路を辿る成分を減らすことができる。よって、反射光Brsの損失を低減し、励起光BLの光利用効率を向上させることができる。
また、蛍光体34内で蛍光YLに変換されることなく反射層37で反射されて表面34aから射出された反射光Brsは、往路と同じ光路を辿って開口24aを通過して損失となり易い。本実施形態では、上述のように蛍光体34の内部に散乱体Kが設けられるため、反射層37で反射されて表面34aから射出されるまでの間に励起光BLを散乱させることが可能となる。よって、反射層37で正反射されてそのまま開口24aを通過する成分を抑制することで、反射光Brsの損失を低減し、励起光BLの光利用効率を向上させることができる。
第1光学素子25で合成された照明光WLは、レンズインテグレーター31に入射する。レンズインテグレーター31は、第1マルチレンズ31aと第2マルチレンズ31bとを有する。第1マルチレンズ31aは照明光WLを複数の部分光線束に分割するための複数の第1小レンズ31amを有する。
第1マルチレンズ31aのレンズ面(第1小レンズ31amの表面)と光変調装置4R,4G,4Bの各々の画像形成領域とは互いに共役となっている。そのため、第1小レンズ31am各々の形状は、光変調装置4R,4G,4Bの画像形成領域の形状と略相似形(矩形状)となっている。これにより、第1マルチレンズ31aから射出された部分光束各々が光変調装置4R,4G,4Bの画像形成領域にそれぞれ効率良く入射する。
第2マルチレンズ31bは、第1マルチレンズ31aの複数の第1小レンズ31amに対応する複数の第2小レンズ31bmを有する。第2マルチレンズ31bは、重畳レンズ33とともに、第1マルチレンズ31aの各第1小レンズ31amの像を光変調装置4R,4G,4Bの各々の画像形成領域の近傍に結像させる。
レンズインテグレーター31を透過した照明光WLは、偏光変換素子32に入射する。偏光変換素子32は、偏光分離膜と位相差板(1/2位相差板)とをアレイ状に並べて構成される。偏光変換素子32は、照明光WLの偏光方向を所定方向に変換する。より具体的に、偏光変換素子32は、光変調装置4R,4G,4Bの光入射側に配置された偏光板(不図示)の透過軸の方向に対応させる。これにより、上述のように照明光WLを分離して得られる赤色光LR、緑色光LG及び青色光LBの偏光方向は、各光変調装置4R,4G,4Bの入射側偏光板の透過軸方向に対応する。よって、赤色光LR、緑色光LG及び青色光LBは入射側偏光板でそれぞれ遮光されることなく、光変調装置4R,4G,4Bの画像形成領域にそれぞれ良好に導かれる。
偏光変換素子32を透過した照明光WLは、重畳レンズ33に入射する。重畳レンズ33はレンズインテグレーター31と協同して、被照明領域における照明光WLの照度分布を均一化する。
以下、本実施形態の効果について説明する。
本実施形態の光源装置2は、励起光BLを射出する光源20と、反射層37と、反射層37の入射側に設けられて励起光BLを波長変換して励起光BLと異なる波長帯の蛍光YLを生成する蛍光体34と、を有する波長変換素子27と、光源20からの励起光BLを波長変換素子27へ入射させる第1光学素子25と、光源20と波長変換素子27との間における光路上に配置され、波長変換素子27から射出された励起光BLの反射光Brの少なくとも一部を波長変換素子27に向けて射出する第2光学素子24と、を備える。
本実施形態の光源装置2は、励起光BLを射出する光源20と、反射層37と、反射層37の入射側に設けられて励起光BLを波長変換して励起光BLと異なる波長帯の蛍光YLを生成する蛍光体34と、を有する波長変換素子27と、光源20からの励起光BLを波長変換素子27へ入射させる第1光学素子25と、光源20と波長変換素子27との間における光路上に配置され、波長変換素子27から射出された励起光BLの反射光Brの少なくとも一部を波長変換素子27に向けて射出する第2光学素子24と、を備える。
本実施形態の光源装置2によれば、光源20と波長変換素子27との間に設けられた第2光学素子24によって、蛍光体34から射出された反射光Brの一部である反射光Brsを波長変換素子27に再び入射させ、蛍光YLの励起に再利用することができる。これにより、波長変換素子27に入射する励起光の光量が増えるため、波長変換素子27で変換される蛍光YLの光量が増加し、明るい蛍光YLを生成することができる。これにより、励起光BLの迷光成分による蛍光YLの発光量の低下を補うために、光源20の出力を高くする必要がなくなるので、光源20の放熱構造を簡素化できる。
したがって、本実施形態の光源装置2によれば、励起光BLの迷光を抑制して波長変換素子27で変換される蛍光YLの光量を増加させることで装置構成の大型化を抑制しつつ、高出力の照明光WLを射出することができる。
したがって、本実施形態の光源装置2によれば、励起光BLの迷光を抑制して波長変換素子27で変換される蛍光YLの光量を増加させることで装置構成の大型化を抑制しつつ、高出力の照明光WLを射出することができる。
本実施形態の光源装置2において、第2光学素子24は、光源20から射出された励起光BLの主光束の周囲に配置される。
この構成によれば、励起光BLの主光束を遮らないように第2光学素子24が配置されるので、励起光BLを波長変換素子27に効率良く入射させることができる。
本実施形態の光源装置2において、光源20と第1光学素子25との間における光路上に配置され、励起光BLの光束径を小さくするアフォーカル光学系22をさらに備え、第2光学素子24は開口24aを有し、アフォーカル光学系22により光束径が小さくなった励起光BLの周囲に開口24aを位置させるように配置される。
この構成によれば、励起光BLを通過させるための開口24aを小型化できる。これにより、開口24aを透過して光源20側に迷光成分として戻ることによる反射光Brの損失をより低減することができる。
本実施形態の光源装置2において、第1光学素子25における波長変換素子27の反対側に配置され、光源20からの励起光BLの一部を拡散させる拡散素子30と、光源20と第1光学素子25との間に配置され、光源20からの励起光BLをS偏光成分の光線BLsとP偏光成分の光線BLpとに分配する第1の位相差素子28aと、をさらに備え、第1光学素子25は、第1の位相差素子28aにより分配された励起光BLの光線BLsを波長変換素子27へ射出し、励起光BLの光線BLpを拡散素子30へ射出する偏光分離機能を有する。
この構成によれば、第1の位相差素子28aを回転させることにより、波長変換素子27および拡散素子30に向かう励起光BLの分配比率を調整することができる。これにより、波長変換素子27から射出される蛍光YLの光量と拡散素子30から射出される青色光BLs1の光量との比を制御することができるので、照明光WLの色バランス(ホワイトバランス)を制御することができる。
本実施形態の光源装置2において、波長変換素子27は、励起光BLの入射領域が時間的に変化しない固定型の波長変換素子である。
この構成によれば、固定型の波長変換素子27を用いることで、光源装置2の小型化を図ることができる。
本実施形態のプロジェクター1は、光源装置2と、光源装置2からの光を画像情報に応じて変調する光変調装置4R,4G,4Bと、光変調装置4R,4G,4Bにより変調された光を投射する投射光学装置6と、を備える。
本実施形態のプロジェクター1によれば、大型化を抑制しつつ、高出力の照明光WLを射出する光源装置2を備えるので、小型でありながら明るい画像を投射することができる。
(第2実施形態)
続いて、第2実施形態の光源装置について説明する。本実施形態の光源装置と第1実施形態の光源装置2との違いは第1光学素子に対する波長変換素子および拡散素子の位置関係である。以下では、第1光学素子に対する波長変換素子および拡散素子の位置関係を主に説明する。なお、上記実施形態と共通の部材については同じ符号を付し、詳細については説明を省略する。
続いて、第2実施形態の光源装置について説明する。本実施形態の光源装置と第1実施形態の光源装置2との違いは第1光学素子に対する波長変換素子および拡散素子の位置関係である。以下では、第1光学素子に対する波長変換素子および拡散素子の位置関係を主に説明する。なお、上記実施形態と共通の部材については同じ符号を付し、詳細については説明を省略する。
図4は本実施形態の光源装置202の概略構成を示す図である。
図4に示すように、本実施形態の光源装置202は、光源20と、アフォーカル光学系22と、拡散板23と、第1の位相差素子28aと、第1光学素子225と、第2光学素子24と、第1の集光光学系26と、波長変換素子27と、第2の位相差素子28bと、第2の集光光学系29と、拡散素子30と、レンズインテグレーター31と、偏光変換素子32と、重畳レンズ33とを備えている。
図4に示すように、本実施形態の光源装置202は、光源20と、アフォーカル光学系22と、拡散板23と、第1の位相差素子28aと、第1光学素子225と、第2光学素子24と、第1の集光光学系26と、波長変換素子27と、第2の位相差素子28bと、第2の集光光学系29と、拡散素子30と、レンズインテグレーター31と、偏光変換素子32と、重畳レンズ33とを備えている。
本実施形態において、光源20と、アフォーカル光学系22と、第1の位相差素子28aと、拡散板23と、第1光学素子225と、第1の集光光学系26と、波長変換素子27とは、光軸ax1上に順次並んで配置されている。また、拡散素子30と、第2の集光光学系29と、第2の位相差素子28bと、第1光学素子225と、レンズインテグレーター31と、偏光変換素子32と、重畳レンズ33とは、照明光軸ax2上に順次並んで配置されている。
本実施形態の第1光学素子225は、第1の位相差素子28aにより分配された励起光BLのS偏光成分(第1偏光成分)である光線BLsを反射して拡散素子30へ射出し、励起光BLのP偏光成分(第2偏光成分)である光線BLpを透過して波長変換素子27へ射出する。本実施形態の第1光学素子225は蛍光YLを、その偏光状態にかかわらず反射する。
本実施形態の場合、第1光学素子225から射出された励起光BLのS偏光成分である光線BLsは、第2の位相差素子28bによって、例えば、左回り円偏光の青色光BLc3に変換された後、第2の集光光学系29により集光されて拡散素子30に入射する。
左回り円偏光の青色光BLc3は、拡散素子30によって拡散反射されることで、例えば、右回り円偏光の青色光BLc4として射出され、第2の集光光学系29によって平行光に変換された後に再び第2の位相差素子28bに入射する。右回り円偏光の青色光BLc4は、第2の位相差素子28bによってP偏光の青色光BLp1に変換される。P偏光の青色光BLp1は、第1光学素子25を透過してレンズインテグレーター31に向けて反射される。
本実施形態の場合、蛍光体34から射出された反射光Brのうち、S偏光成分である反射光Brsは第1光学素子25で反射される。したがって、青色光BLp1、蛍光YLおよび反射光Brsは、第1光学素子225で合成されて照明光WL1を生成する。
本実施形態の場合、蛍光体34から射出された反射光Brのうち、P偏光成分である反射光Brpは第1光学素子225を透過して光源20側に戻る。本実施形態によれば、第1光学素子225を透過した反射光Brpの少なくとも一部を第2光学素子24で反射し、波長変換素子27に再び入射させることで蛍光YLの励起に再利用することができる。
(第2実施形態の効果)
このように本実施形態の光源装置202においても、第1実施形態の光源装置2と同様、励起光BLの迷光を抑制して波長変換素子27で変換される蛍光YLの光量を増加させることで装置構成の大型化を抑制しつつ、高出力の照明光WLを射出することができる。
このように本実施形態の光源装置202においても、第1実施形態の光源装置2と同様、励起光BLの迷光を抑制して波長変換素子27で変換される蛍光YLの光量を増加させることで装置構成の大型化を抑制しつつ、高出力の照明光WLを射出することができる。
(第3実施形態)
続いて、第3実施形態の光源装置について説明する。本実施形態の光源装置と第1実施形態の光源装置2との違いは第2光学素子の配置である。以下では、第2光学素子の位置およびその構成を主に説明する。なお、上記実施形態と共通の部材については同じ符号を付し、詳細については説明を省略する。
続いて、第3実施形態の光源装置について説明する。本実施形態の光源装置と第1実施形態の光源装置2との違いは第2光学素子の配置である。以下では、第2光学素子の位置およびその構成を主に説明する。なお、上記実施形態と共通の部材については同じ符号を付し、詳細については説明を省略する。
図5は本実施形態の光源装置302の概略構成を示す図である。
図5に示すように、本実施形態の光源装置202は、光源20と、アフォーカル光学系22と、拡散板23と、第1の位相差素子28aと、第2光学素子324と、第1光学素子25と、第1の集光光学系26と、波長変換素子27と、第2の位相差素子28bと、第2の集光光学系29と、拡散素子30と、レンズインテグレーター31と、偏光変換素子32と、重畳レンズ33とを備えている。
図5に示すように、本実施形態の光源装置202は、光源20と、アフォーカル光学系22と、拡散板23と、第1の位相差素子28aと、第2光学素子324と、第1光学素子25と、第1の集光光学系26と、波長変換素子27と、第2の位相差素子28bと、第2の集光光学系29と、拡散素子30と、レンズインテグレーター31と、偏光変換素子32と、重畳レンズ33とを備えている。
本実施形態の場合、光源20と、アフォーカル光学系22と、第1の位相差素子28aと、拡散板23と、第1光学素子25と、第2の位相差素子28bと、第2の集光光学系29と、拡散素子30とは、光軸ax1上に順次並んで配置されている。また、波長変換素子27と、第1の集光光学系26と、第2光学素子324と、第1光学素子25と、レンズインテグレーター31と、偏光変換素子32と、重畳レンズ33とは、照明光軸ax2上に順次並んで配置されている。
本実施形態の第2光学素子324は、第1光学素子25と波長変換素子27との間における光路上に配置される。第2光学素子324は、開口324aを有している。開口324aの平面形状は、例えば、円形である。
第2光学素子324は、光源20から射出された励起光BLの主光束を遮らないように配置されている。本実施形態において、励起光BLは第2光学素子324に設けられた開口324aを経由して波長変換素子27に入射する。これにより、励起光BLは第2光学素子324で遮られることなく、波長変換素子27に入射する。
第2光学素子324は、光源20から射出された励起光BLの主光束を遮らないように配置されている。本実施形態において、励起光BLは第2光学素子324に設けられた開口324aを経由して波長変換素子27に入射する。これにより、励起光BLは第2光学素子324で遮られることなく、波長変換素子27に入射する。
第2光学素子324は、波長変換素子27からの射出された光のうち励起光BLの反射光Brの少なくとも一部を反射し、蛍光YLを透過する。本実施形態の第2光学素子324は、反射光BrのうちS偏光成分である反射光(第1偏光成分)Brsを反射し、反射光BrのうちP偏光成分であるの反射光(第2偏光成分)Brpを透過する偏光分離機能を有する。第2光学素子324は、第1光学素子25と同様のプレート型の偏光分離素子で構成されている。
本実施形態において、波長変換素子27から射出された蛍光YLは第2光学素子324を透過するので、第1光学素子25において照明光WLの生成に利用される。
一方、本実施形態において、波長変換素子27から射出された励起光BLの反射光Brが第2光学素子324に入射した際、反射光Brsは第2光学素子324で反射されて第1の集光光学系26を経由して波長変換素子27に入射し、蛍光YLの励起に再利用される。また、反射光Brpは第2光学素子324を透過して第1光学素子25に入射する。反射光Brpは第1光学素子25に対するP偏光成分であるため、第1光学素子25を透過する。
なお、図示は省略するが、励起光BLの反射光Brの一部は第2光学素子324の開口324aを経由して第1光学素子25に入射するが、反射光BrのP偏光成分は第1光学素子25を透過して照明光WLとして利用される。
なお、図示は省略するが、励起光BLの反射光Brの一部は第2光学素子324の開口324aを経由して第1光学素子25に入射するが、反射光BrのP偏光成分は第1光学素子25を透過して照明光WLとして利用される。
本実施形態において、第1光学素子25は、拡散素子30から入射する青色光BLs1と、波長変換素子27から入射する蛍光YLおよび反射光Brpと、を同一方向に向けて射出する。青色光BLs1、蛍光YLおよび反射光Brpは、第1光学素子25で互いに合成されて白色の照明光WLを生成する。
ここで、仮に第2光学素子324をハーフミラーに置き換えた場合、第2光学素子324を透過した反射光Brに含まれる反射光Brpは第1光学素子25を透過して照明光WLとして利用できるが、反射光Brsは第1光学素子25で反射されて光源20側に戻されることで照明光WLとして利用できない。
これに対して本実施形態の光源装置302によれば、第1光学素子25と波長変換素子27との光路上に偏光分離機能を有する第2光学素子324を設けることで、反射光Brsを蛍光YLの再励起に利用し、反射光Brpを照明光WLとして利用することができる。よって、本実施形態の光源装置302によれば、励起光BLの迷光を抑制して波長変換素子27で変換される蛍光YLの光量を増加させることで装置構成の大型化を抑制しつつ、高出力の照明光WLを射出することができる。
(第4実施形態)
続いて、第4実施形態の光源装置について説明する。本実施形態の光源装置と第1実施形態の光源装置2との違いは第1光学素子の構成である。以下では、第1光学素子およびこれに関連する構成を主に説明する。なお、上記実施形態と共通の部材については同じ符号を付し、詳細については説明を省略する。
続いて、第4実施形態の光源装置について説明する。本実施形態の光源装置と第1実施形態の光源装置2との違いは第1光学素子の構成である。以下では、第1光学素子およびこれに関連する構成を主に説明する。なお、上記実施形態と共通の部材については同じ符号を付し、詳細については説明を省略する。
図6は本実施形態の光源装置402の概略構成を示す図である。
図6に示すように、本実施形態の光源装置402は、光源20と、アフォーカル光学系22と、拡散板23と、第2光学素子24と、第1光学素子425と、第1の集光光学系26と、波長変換素子27と、第2の集光光学系29と、拡散素子30と、レンズインテグレーター31と、偏光変換素子32と、重畳レンズ33とを備えている。
図6に示すように、本実施形態の光源装置402は、光源20と、アフォーカル光学系22と、拡散板23と、第2光学素子24と、第1光学素子425と、第1の集光光学系26と、波長変換素子27と、第2の集光光学系29と、拡散素子30と、レンズインテグレーター31と、偏光変換素子32と、重畳レンズ33とを備えている。
本実施形態の第1光学素子425は、励起光BLに対して、一部を透過、他の一部を反射するハーフミラーである。本実施形態において、ハーフミラーとは励起光BLの反射率と透過率との割合が等しい場合に限られない。すなわち、本実施形態の第1光学素子425は、光源20から射出された励起光BLのうち、一部を所定の比率で透過させ、他の一部を反射させる、光学素子である。例えば、励起光BLの透過率が30%の第1光学素子425は、励起光BLの反射率が70%となる。なお、第1光学素子425における励起光BLの反射率と透過率との割合は、光源装置402において生成する照明光WLの色味に応じて適宜選択される。
本実施形態の光源装置402は、ハーフミラーで構成された第1光学素子425を用いるため、第1実施形態の光源装置2と異なり、励起光BLをP偏光成分またはS偏光成分に分配するための第1の位相差素子28aを省略できる。また、拡散素子30側から射出される青色光の偏光状態を変換するための第2の位相差素子28bも省略できる。
本実施形態の場合、第1光学素子425に入射した励起光BLは、一部が透過光BL1として拡散素子30側に入射し、一部の残りが反射光BL2として波長変換素子27側に入射する。透過光BL1は拡散素子30で拡散され、青色光BL3として第1光学素子425に再び入射する。第1光学素子425は、青色光BL3の一部を反射してレンズインテグレーター31に向けて射出する。
また、第1光学素子425は、青色光BL3の他の一部である青色光BL4を透過して光源20側に射出する。
本実施形態において、第1光学素子425から光源20側に射出された青色光BL4は第2光学素子24で反射され、第1光学素子425において拡散素子30側に向かう成分と波長変換素子27側に向かう成分とに分離される。よって、第1光学素子425から光源20側に射出された青色光BL4の少なくとも一部が照明光の生成に効率良く利用される。
本実施形態において、第1光学素子425から光源20側に射出された青色光BL4は第2光学素子24で反射され、第1光学素子425において拡散素子30側に向かう成分と波長変換素子27側に向かう成分とに分離される。よって、第1光学素子425から光源20側に射出された青色光BL4の少なくとも一部が照明光の生成に効率良く利用される。
一方、反射光BL2は波長変換素子27に入射する。波長変換素子27は第1光学素子425に向けて蛍光YLおよび反射光Brを射出する。第1光学素子425は、蛍光YLおよび反射光Brの一部を透過してレンズインテグレーター31に向けて射出する。また、第1光学素子425は、蛍光YLおよび反射光Brの他の一部を反射して光源20側に射出する。
本実施形態において、第1光学素子425から光源20側に射出された反射光Brの一部である反射光Br1は第2光学素子24で反射され、第1光学素子425において拡散素子30側に向かう成分と波長変換素子27側に向かう成分とに分離される。よって、第1光学素子425から光源20側に射出された反射光Brの少なくとも一部が照明光WLの生成に効率良く利用される。
なお、図示は省略するが、第1光学素子425から光源20側に射出された蛍光YLは第2光学素子24で反射され、第1光学素子425において拡散素子30側に向かう成分と波長変換素子27側に向かう成分とに分離される。拡散素子30側に向かった蛍光YLは、拡散素子30で拡散反射されることで第1光学素子425に再び入射し、一部が反射されて照明光の一部として利用される。なお、拡散素子30から射出されて第1光学素子425を透過した蛍光YLは再び第2光学素子24で反射されて同様の光路を経由することで、やがて、その少なくとも一部が照明光として取り出される。
また、波長変換素子27側に向かった蛍光YLは、波長変換素子27で拡散反射されることで第1光学素子425に再び入射し、一部が透過されて照明光の一部として利用される。なお、波長変換素子27から射出されて第1光学素子425で反射された蛍光YLは再び第2光学素子24で反射されて同様の光路を経由し、やがて、その少なくとも一部が照明光として取り出される。
このように本実施形態の光源装置402によれば、位相差素子を省略することでコスト低減を図りつつ、青色光BL3と蛍光YLと反射光Brとを含む明るい照明光WL2を生成できる。
(第5実施形態)
続いて、第5実施形態の光源装置について説明する。本実施形態の光源装置と第1実施形態の光源装置2との違いは波長変換素子の構造である。以下では、波長変換素子の構成を主に説明する。なお、上記実施形態と共通の部材については同じ符号を付し、詳細については説明を省略する。
続いて、第5実施形態の光源装置について説明する。本実施形態の光源装置と第1実施形態の光源装置2との違いは波長変換素子の構造である。以下では、波長変換素子の構成を主に説明する。なお、上記実施形態と共通の部材については同じ符号を付し、詳細については説明を省略する。
図7は本実施形態の光源装置502の概略構成を示す図である。
図7に示すように、光源装置502は、光源20と、アフォーカル光学系22と、拡散板23と、第1の位相差素子28aと、第2光学素子24と、第1光学素子25と、第2光学素子24と、第1の集光光学系26と、波長変換素子527と、第2の位相差素子28bと、第2の集光光学系29と、拡散素子30と、レンズインテグレーター31と、偏光変換素子32と、重畳レンズ33とを備えている。
図7に示すように、光源装置502は、光源20と、アフォーカル光学系22と、拡散板23と、第1の位相差素子28aと、第2光学素子24と、第1光学素子25と、第2光学素子24と、第1の集光光学系26と、波長変換素子527と、第2の位相差素子28bと、第2の集光光学系29と、拡散素子30と、レンズインテグレーター31と、偏光変換素子32と、重畳レンズ33とを備えている。
本実施形態の波長変換素子527は、基板535と、蛍光体(波長変換層)534と、反射層537と、モーター528とを備えている。本実施形態の波長変換素子527は、励起光BLの入射領域が時間的に変化する動型の波長変換素子である。
基板535は、例えば、アルミや銅といった放熱性に優れた金属製の円板から構成されている。基板535は、モーター528に固定されることで、回転軸Oの周りに回転可能である。なお、基板535としては、例えば円板が用いられるが、基板535の形状は円板に限定されず、平板であればよい。
基板535の表面535aには、蛍光体534がリング状に形成されている。反射層537は、基板535の表面535aと蛍光体534との間にリング状に配置されている。なお、基板535の表面535aと反対に裏面に放熱性を高める放熱フィンを設けてもよい。
本実施形態の光源装置502によれば、動型の波長変換素子527を備えるため、基板535を回転させることで蛍光体534における励起光BLの入射位置を時間的に変化させることができる。これにより、蛍光体534の同じ部分に励起光BLが常時照射され、蛍光体534が局所的に加熱されて劣化や蛍光変換効率の低下を抑制した信頼性の高い光源装置502を提供できる。
(第6実施形態)
続いて、第6実施形態の光源装置について説明する。本実施形態の光源装置と第1実施形態の光源装置2との違いは第2光学素子の形状である。以下では、第2光学素子の位置およびその構成を主に説明する。なお、上記実施形態と共通の部材については同じ符号を付し、詳細については説明を省略する。
続いて、第6実施形態の光源装置について説明する。本実施形態の光源装置と第1実施形態の光源装置2との違いは第2光学素子の形状である。以下では、第2光学素子の位置およびその構成を主に説明する。なお、上記実施形態と共通の部材については同じ符号を付し、詳細については説明を省略する。
図8は本実施形態の光源装置602の概略構成を示す図である。
図8に示すように、本実施形態の光源装置602は、光源20と、アフォーカル光学系22と、拡散板23と、第1の位相差素子28aと、第2光学素子624と、第1光学素子25と、第1の集光光学系26と、波長変換素子27と、第2の位相差素子28bと、第2の集光光学系29と、拡散素子30と、レンズインテグレーター31と、偏光変換素子32と、重畳レンズ33とを備えている。
図8に示すように、本実施形態の光源装置602は、光源20と、アフォーカル光学系22と、拡散板23と、第1の位相差素子28aと、第2光学素子624と、第1光学素子25と、第1の集光光学系26と、波長変換素子27と、第2の位相差素子28bと、第2の集光光学系29と、拡散素子30と、レンズインテグレーター31と、偏光変換素子32と、重畳レンズ33とを備えている。
本実施形態の第2光学素子624は、光軸ax1を中心軸とする円錐筒状のミラーで構成される。第2光学素子624は、光軸ax1に沿って並ぶ第1開口端624aおよび第2開口端624bを含む。第1開口端624aは光源20側に位置し、第2開口端624bは第1光学素子25側に位置する。第2開口端624bの開口径は、第1開口端624aの開口径よりも大きい。これにより、第2光学素子624は、光源20から第1光学素子25側に向かって、次第に光軸ax1から離れるように傾斜する反射面625を有している。
第2光学素子624は、光源20から射出された励起光BLの主光束を遮らないように配置されている。本実施形態において、励起光BLは第2光学素子624に設けられた第1開口端624aおよび第2開口端624bを経由して波長変換素子27に入射する。これにより、励起光BLは第2光学素子324で遮られることなく、波長変換素子27に入射する。
本実施形態において、第1光学素子25で反射された反射光Brの一部である反射光Brsは第2光学素子624に入射する。第2光学素子624は反射光Brsの少なくとも一部を波長変換素子27に向けて反射する。第2光学素子624は、上述のように光源20側に向かって光軸ax1に近づくように傾斜する反射面625を有する。そのため、第2光学素子624の反射面625に入射した反射光Brは、光軸ax1に近づく方向に反射される。すなわち、第2光学素子624は、反射光Brsを集光させるように波長変換素子27側に射出する。
第2光学素子624で反射された反射光Brsは集光した状態で波長変換素子27側に射出されるため、波長変換素子27の光入射面である蛍光体34の表面34aよりも手前で焦点Pを結ぶ。よって、反射光Brsは焦点Pよりも拡がった状態で蛍光体34の表面34aに入射する。一方、波長変換素子27に入射する励起光BLは波長変換素子27の入射面である蛍光体34の表面34aで集光するように、光源20から射出される。
図9Aは蛍光体34の表面34aに入射する各光の強度分布を示した図である。図9Bは図9Aにおける各光の強度分布を合成した強度分布を示した図である。
図9Aに示すように、励起光BLは表面34aで集光するように蛍光体34に入射するため、照明光軸ax2上に強度分布のピークP1を持つ。これに対して、反射光Brsは、上述のように表面34aの手前で焦点Pを結び、表面34aの手前で集光するように蛍光体34に入射するため、照明光軸ax2から離れた位置に強度分布のピークP2を持つ。
図9Aに示すように、励起光BLは表面34aで集光するように蛍光体34に入射するため、照明光軸ax2上に強度分布のピークP1を持つ。これに対して、反射光Brsは、上述のように表面34aの手前で焦点Pを結び、表面34aの手前で集光するように蛍光体34に入射するため、照明光軸ax2から離れた位置に強度分布のピークP2を持つ。
本実施形態の場合、図9Aに示すように、第2光学素子624は光軸ax1を中心軸とした円錐筒状の反射面625を有するので、反射光Brsによる強度分布のピークP2は、励起光BLのピークP1の両側に等距離だけ離れて形成される。反射光Brsの一部は励起光BLの周囲と重なる。
すなわち、本実施形態において、第2光学素子624は、波長変換素子27から射出した励起光BLの反射光Brsを、波長変換素子27の入射面である蛍光体34の表面34aにおいて、反射光Brsの強度分布のピークP2が光源20からの励起光BLの強度分布のピークP1からずれて位置するように、入射させる。
すなわち、本実施形態において、第2光学素子624は、波長変換素子27から射出した励起光BLの反射光Brsを、波長変換素子27の入射面である蛍光体34の表面34aにおいて、反射光Brsの強度分布のピークP2が光源20からの励起光BLの強度分布のピークP1からずれて位置するように、入射させる。
本実施形態の第2光学素子624によれば、励起光BLの強度分布のピークP1と反射光Brsの強度分布のピークP2とをずらすことで、図9Bに示すように、蛍光体34の表面34aに対して励起光として入射する光の強度分布の均一性を向上させることができる。
本実施形態によれば、円錐筒状の第2光学素子624を用いることで、蛍光体34に入射する光の強度分布の均一性を向上させることで、蛍光体34の熱による劣化を抑制できる。また、蛍光変換効率の低下を抑制することで明るい照明光を生成することができる。
(第7実施形態)
続いて、第7実施形態の光源装置について説明する。本実施形態の光源装置と第1実施形態の光源装置2との違いは第2光学素子の配置である。以下では、第2光学素子の位置およびその構成を主に説明する。なお、上記実施形態と共通の部材については同じ符号を付し、詳細については説明を省略する。
続いて、第7実施形態の光源装置について説明する。本実施形態の光源装置と第1実施形態の光源装置2との違いは第2光学素子の配置である。以下では、第2光学素子の位置およびその構成を主に説明する。なお、上記実施形態と共通の部材については同じ符号を付し、詳細については説明を省略する。
図10は本実施形態の光源装置702の概略構成を示す図である。
図10に示すように、本実施形態の光源装置702は、光源20と、第2光学素子724と、アフォーカル光学系22と、拡散板23と、第1の位相差素子28aと、第1光学素子25と、第1の集光光学系26と、波長変換素子27と、第2の位相差素子28bと、第2の集光光学系29と、拡散素子30と、レンズインテグレーター31と、偏光変換素子32と、重畳レンズ33とを備えている。
図10に示すように、本実施形態の光源装置702は、光源20と、第2光学素子724と、アフォーカル光学系22と、拡散板23と、第1の位相差素子28aと、第1光学素子25と、第1の集光光学系26と、波長変換素子27と、第2の位相差素子28bと、第2の集光光学系29と、拡散素子30と、レンズインテグレーター31と、偏光変換素子32と、重畳レンズ33とを備えている。
光源20から射出された励起光BLは、2つの発光素子20aから射出された2本の光線Eを含む。すなわち、励起光BLは2本の光線Eで構成される。
第2光学素子724は、光源20とアフォーカル光学系22との間に配置されている。本実施形態の第2光学素子724は、光源20の近傍に配置されている。第2光学素子724は、励起光BLを構成する各光線Eを通過させるための2つの開口724aを有している。開口724aの開口径は、光線Eを遮らない大きさに設定される。なお、開口724aの平面形状は、光線Eの断面に対応した形状、例えば、楕円状や矩形状に設定するのが好ましい。
本実施形態において、第2光学素子724は、アフォーカル光学系22により励起光BLの光束径が小さくなる前段に配置されるが、励起光BLを構成する各光線Eに対応した開口724aを設けることで、第2光学素子724の全体に占める開口の割合を小さくできる。このように第2光学素子724における開口面積が小さくなることで、第2光学素子724によってより多くの反射光Brsを波長変換素子27側に反射することができる。
本実施形態によれば、第2光学素子724の設置位置が光源20の近傍に制約された場合であっても、反射光Brsを効率良く波長変換素子27側に入射することで励起光BLを効率良く利用可能となる。
(第8実施形態)
続いて、第8実施形態の光源装置について説明する。なお、上記実施形態と共通の部材については同じ符号を付し、詳細については説明を省略する。
続いて、第8実施形態の光源装置について説明する。なお、上記実施形態と共通の部材については同じ符号を付し、詳細については説明を省略する。
図11は本実施形態の光源装置802の概略構成を示す図である。
図11に示すように、本実施形態の光源装置802は、光源820と、集光光学系21と、拡散板23と、第2光学素子24と、第1光学素子825と、第1の集光光学系26と、波長変換素子27と、レンズインテグレーター31と、偏光変換素子32と、重畳レンズ33とを備えている。
図11に示すように、本実施形態の光源装置802は、光源820と、集光光学系21と、拡散板23と、第2光学素子24と、第1光学素子825と、第1の集光光学系26と、波長変換素子27と、レンズインテグレーター31と、偏光変換素子32と、重畳レンズ33とを備えている。
本実施形態の場合、光源820と、集光光学系21と、拡散板23と、第2光学素子24と、第1光学素子825とは、光源820の光軸ax3上に順次並んで配置されている。また、波長変換素子27と、第1の集光光学系26と、第1光学素子825と、レンズインテグレーター31と、偏光変換素子32と、重畳レンズ33とは、照明光軸ax2上に順次並んで配置されている。
本実施形態の光源820は、第1光源部820Aと、第2光源部820Bと、光束縮小部821と、を有する。第1光源部820Aおよび第2光源部820Bは、第1実施形態の光源20と同様の構成を有しており、各々が射出する光の偏光方向が異なっている。すなわち、第1光源部820Aおよび第2光源部820Bは、複数の発光素子20aおよびコリメートレンズ20bを含み、青色波長帯を有する平行光束として光線束B1,B2をそれぞれ射出する。光束縮小部821は、ミラー821aと、偏光分離ミラー821bとを含む。
ミラー821aは、第1光源部820Aから射出された光線束B1を偏光分離ミラー821bに向けて反射する。本実施形態において、第1光源部820Aから射出された光線束B1は偏光分離ミラー821bに対するS偏光成分の光である。光線束B1は、偏光分離ミラー821bで反射されて集光光学系21側に射出される。
本実施形態において、第2光源部820Bから射出された光線束B2は偏光分離ミラー821bに対するP偏光成分の光である。光線束B2は偏光分離ミラー821bを透過して集光光学系21側に射出される。
このようにして本実施形態の光源820は、光束縮小部821によって光線束B1および光線束B2の光束幅を小さくて集光光学系21に射出することができる。本実施形態の光源装置802では、光線束B1および光線束B2を含む励起光BLを光源820から射出するようになっている。
集光光学系21は少なくとも一つのレンズを含み、励起光BLを集光させた状態で波長変換素子27側に射出する。集光光学系21を経由した励起光BLは拡散板23および第2光学素子24を経由して第1光学素子825に入射する。
本実施形態の第1光学素子825は、透光性基板825aと、光学層825bとを含む。透光性基板825aは、少なくとも蛍光YLおよび励起光BLの波長帯を有する光に対して光透過性を有する基板である。光学層825bは、励起光BLの波長帯を有する光を反射し、蛍光YLの波長帯を有する光を反射するダイクロイックミラーで構成される。光学層825bは、透光性基板825a上における一部の領域に設けられている。光学層825bは、光軸ax3および照明光軸ax2上に設けられている。
第2光学素子24を経由した励起光BLは第1光学素子825の光学層825bで反射されて波長変換素子27に入射する。波長変換素子27から射出された蛍光YLは第1の集光光学系26を経由して第1光学素子825に入射する。蛍光YLは第1光学素子825を透過してレンズインテグレーター31に入射する。
一方、波長変換素子27から射出された励起光BLの反射光Brは第1の集光光学系26を経由して第1光学素子825に入射する。このとき、第1光学素子825における光学層825bと異なる領域に入射した反射光Brの一部は透光性基板825aを透過して第1光学素子825に入射する。
また、第1光学素子825のうち光学層825bに入射した反射光Brの一部は光源820側に反射される。第1光学素子825で反射された反射光Brの一部は第2光学素子24で反射され、第1の集光光学系26を経由して波長変換素子27に入射することで蛍光YLの再励起に利用される。
本実施形態では、集光光学系21により励起光BLの光束幅を縮小した状態とするため、光学層825bのサイズを小型化している。これにより、反射光Brのうち光学層825bに入射して光源820側に射出される光量を抑えて、励起光BLの一部を照明光の青色光として効率良く利用することができる。
本実施形態の光源装置802によれば、上記実施形態と異なり、拡散素子30を設けない構成においても、波長変換素子27から射出される蛍光YLと励起光BLの反射光Brの一部とを利用することで照明光WL3を生成することができる。また、本実施形態の光源装置802によれば、第2光学素子24によって励起光BLの反射光Brを蛍光YLの再励起に利用可能となるので、励起光BLの迷光を抑制して波長変換素子27で変換される蛍光YLの光量を増加させることで装置構成の大型化を抑制しつつ、高出力の照明光を射出することができる。
なお、本発明の一実施形態を例示して説明したが、本発明は上記実施形態のものに必ずしも限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態では、励起光BLの正反射成分を低減するために散乱体Kを蛍光体34内に設ける場合を例に挙げたが、蛍光体34の表面34aに例えば、球状や角錐状の複数の凹凸を含む散乱構造を設けてもよい。
また、第2光学素子を配置する位置は上記実施形態に限定されず、例えば、アフォーカル光学系22を構成する凸レンズ22aと凹レンズ22bとの間に配置されてもよい。あるいは、拡散素子30とアフォーカル光学系22との間に配置されてもよい。
また、上記実施形態では、3つの光変調装置4R,4G,4Bを備えるプロジェクター1を例示したが、1つの光変調装置でカラー映像を表示するプロジェクターに適用することも可能である。さらに、光変調装置としては、上述した液晶パネルに限らず、例えばデジタルミラーデバイスなどを用いることもできる。
また、上記実施形態では、本発明による光源装置をプロジェクターに応用する例を示したが、これに限られない。本発明による光源装置を自動車用ヘッドライトなどの照明器具にも適用することができる。
本発明の態様の光源装置は、以下の構成を有していてもよい。
本発明の一つの態様の光源装置は、励起光を射出する光源と、反射層と、反射層の入射側に設けられて励起光を波長変換して励起光と異なる波長帯の波長変換光を生成する波長変換層と、を有する波長変換素子と、光源からの励起光を波長変換素子へ入射させる第1光学素子と、光源と波長変換素子との間における光路上に配置され、波長変換素子から射出された励起光の反射光の少なくとも一部を波長変換素子に向けて射出する第2光学素子と、を備える。
本発明の一つの態様の光源装置は、励起光を射出する光源と、反射層と、反射層の入射側に設けられて励起光を波長変換して励起光と異なる波長帯の波長変換光を生成する波長変換層と、を有する波長変換素子と、光源からの励起光を波長変換素子へ入射させる第1光学素子と、光源と波長変換素子との間における光路上に配置され、波長変換素子から射出された励起光の反射光の少なくとも一部を波長変換素子に向けて射出する第2光学素子と、を備える。
本発明の一つの態様の光源装置において、第2光学素子は、光源から射出された励起光の主光束の周囲に配置される構成としてもよい。
本発明の一つの態様の光源装置において、光源と第1光学素子との間における光路上に配置され、励起光の光束径を小さくする縮小光学系をさらに備え、第2光学素子は開口を有し、縮小光学系により光束径が小さくなった励起光の周囲に開口を位置させるように配置される構成としてもよい。
本発明の一つの態様の光源装置において、第2光学素子は、第1光学素子と波長変換素子との間における光路上に配置され、波長変換素子からの射出された光のうち励起光の反射光の少なくとも一部を反射し、波長変換光を透過する構成としてもよい。
本発明の一つの態様の光源装置において、第2光学素子は、反射光のうち第1偏光成分を反射し、反射光のうち第2偏光成分を透過する偏光分離機能を有する構成としてもよい。
本発明の一つの態様の光源装置において、第2光学素子は、波長変換素子から射出した励起光の反射光を、波長変換素子の入射面において、反射光の強度分布のピークが光源からの励起光の強度分布のピークからずれて位置するように、入射させる構成としてもよい。
本発明の一つの態様の光源装置において、第1光学素子における波長変換素子の反対側に配置され、光源からの励起光の一部を拡散させる拡散素子と、光源と第1光学素子との間に配置され、光源からの励起光を第1偏光成分と第2偏光成分とに分配する位相差素子と、をさらに備え、第1光学素子は、位相差素子により分配された励起光の第1偏光成分を波長変換素子へ射出し、励起光の第2偏光成分を拡散素子へ射出する偏光分離機能を有する構成としてもよい。
本発明の一つの態様の光源装置において、第1光学素子は、光源から射出された励起光のうち、一部を所定の比率で透過させ、他の一部を反射させる、光学素子である構成としてもよい。
本発明の一つの態様の光源装置において、波長変換素子は、励起光の入射領域が時間的に変化しない固定型の波長変換素子である構成としてもよい。
波長変換素子は、励起光の入射領域が時間的に変化する動型の波長変換素子である構成としてもよい。
本発明の一つの態様のプロジェクターは、以下の構成を有していてもよい。
本発明の一つの態様のプロジェクターは、本発明の上記態様の光源装置と、光源装置からの光を画像情報に応じて変調する光変調装置と、光変調装置により変調された光を投射する投射光学装置と、を備える。
本発明の一つの態様のプロジェクターは、本発明の上記態様の光源装置と、光源装置からの光を画像情報に応じて変調する光変調装置と、光変調装置により変調された光を投射する投射光学装置と、を備える。
1…プロジェクター、2,202,302,402,502,602,702,802…光源装置、4B,4G,4R…光変調装置、6…投射光学装置、20,820…光源、22…アフォーカル光学系(縮小光学系)、24,324,624,724…第2光学素子、24a,324a,724a…開口、25,225,425,825…第1光学素子、27,527…波長変換素子、28a…第1の位相差素子(位相差素子)、30…拡散素子、34,534…蛍光体(波長変換層)、37,537…反射層、BL…励起光、Br…反射光、P1…ピーク(励起光の強度分布のピーク)、P2…ピーク(反射光の強度分布のピーク)、YL…蛍光(波長変換光)、Brs…反射光(第1偏光成分)、Brp…反射光(第2偏光成分)。
Claims (11)
- 励起光を射出する光源と、
反射層と、前記反射層の入射側に設けられて前記励起光を波長変換して前記励起光と異なる波長帯の波長変換光を生成する波長変換層と、を有する波長変換素子と、
前記光源からの前記励起光を前記波長変換素子へ入射させる第1光学素子と、
前記光源と前記波長変換素子との間における光路上に配置され、前記波長変換素子から射出された前記励起光の反射光の少なくとも一部を前記波長変換素子に向けて射出する第2光学素子と、を備える
光源装置。 - 前記第2光学素子は、前記光源から射出された前記励起光の主光束の周囲に配置される
請求項1に記載の光源装置。 - 前記光源と前記第1光学素子との間における光路上に配置され、前記励起光の光束径を小さくする縮小光学系をさらに備え、
前記第2光学素子は開口を有し、前記縮小光学系により光束径が小さくなった前記励起光の周囲に前記開口を位置させるように配置される
請求項1または請求項2に記載の光源装置。 - 前記第2光学素子は、前記第1光学素子と前記波長変換素子との間における光路上に配置され、前記波長変換素子からの射出された光のうち前記励起光の前記反射光の少なくとも一部を反射し、前記波長変換光を透過する
請求項1から請求項3のうちのいずれか一項に記載の光源装置。 - 前記第2光学素子は、前記反射光のうち第1偏光成分を反射し、前記反射光のうち第2偏光成分を透過する偏光分離機能を有する
請求項4に記載の光源装置。 - 前記第2光学素子は、前記波長変換素子から射出した前記励起光の反射光を、前記波長変換素子の入射面において、前記反射光の強度分布のピークが前記光源からの前記励起光の強度分布のピークからずれて位置するように、入射させる
請求項1から請求項5のうちのいずれか一項に記載の光源装置。 - 前記第1光学素子における前記波長変換素子の反対側に配置され、前記光源からの前記励起光の一部を拡散させる拡散素子と、
前記光源と前記第1光学素子との間に配置され、前記光源からの前記励起光を第1偏光成分と第2偏光成分とに分配する位相差素子と、をさらに備え、
前記第1光学素子は、前記位相差素子により分配された前記励起光の前記第1偏光成分を前記波長変換素子へ射出し、前記励起光の前記第2偏光成分を前記拡散素子へ射出する偏光分離機能を有する
請求項1から請求項6のうちのいずれか一項に記載の光源装置。 - 前記第1光学素子は、前記光源から射出された前記励起光のうち、一部を所定の比率で透過させ、他の一部を反射させる、光学素子である
請求項1から請求項6のうちのいずれか一項に記載の光源装置。 - 前記波長変換素子は、前記励起光の入射領域が時間的に変化しない固定型の波長変換素子である
請求項1から請求項8のうちのいずれか一項に記載の光源装置。 - 前記波長変換素子は、前記励起光の入射領域が時間的に変化する動型の波長変換素子である
請求項1から請求項8のうちのいずれか一項に記載の光源装置。 - 請求項1から請求項10までのいずれか一項に記載の光源装置と、
前記光源装置からの光を画像情報に応じて変調する光変調装置と、
前記光変調装置により変調された光を投射する投射光学装置と、を備える
プロジェクター。
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