JP2020008722A - 照明装置及びプロジェクター - Google Patents

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【課題】コストを低減しつつ、赤色光を効率良くアシストできる、照明装置及びプロジェクターを提供する。【解決手段】青色レーザー発光部21と、赤色レーザー発光部40と、光合成素子24と、拡散反射素子30と、蛍光発光素子27と、青色レーザー発光部からの光を偏光分離する偏光分離合成素子25と、偏光分離合成素子25の一部に設けられ、合成光線束GLのうちの少なくとも赤色レーザー発光部40からの光を反射する反射領域50と、第1位相差板28bと、を備える照明装置2である。偏光分離合成素子25は、反射領域28bで反射した赤色レーザー発光部40からの光を蛍光発光素子27側に導くとともに、青色第1偏光成分BLsを拡散反射素子30側に導き、青色第2偏光成分BLpを蛍光発光素子27側に導く。【選択図】図2

Description

本発明は、照明装置及びプロジェクターに関するものである。
近年、プロジェクターに用いる照明装置として、青色レーザー光と、青色レーザー光で励起して生成した蛍光とを合成して照明光を生成する技術がある。例えば下記特許文献1には、黄色の蛍光、青色レーザー及び赤色レーザー光を合成して出射する照明装置が開示されている。
特開2016−224304号公報
上記照明装置では、合成ミラーにおいて蛍光を透過させるとともに赤色レーザー光が反射されることで2つの光を同じ方向に射出することで照明光を生成する。
ここで、例えば、蛍光に含まれる赤色成分における合成ミラーの透過率を高くした場合、合成ミラーを透過する赤色レーザー光が増加することで、赤色レーザー光に生じる光損失が増大する。一方、例えば、赤色レーザー光における合成ミラーの反射率を高くした場合、蛍光に含まれる赤色成分の合成ミラーによる反射量が増えることで、蛍光に生じる光損失が増大する。このように上記照明装置では、蛍光の赤色成分及び赤色レーザー光のいずれかに常に損失が生じるという問題もあった。
上記の目的を達成するために、本発明の一つの態様の照明装置は、青色レーザー発光部と、赤色レーザー発光部と、前記青色レーザー発光部からの光と前記赤色レーザー発光部からの光とを合成して合成光線束を生成する光合成素子と、前記青色レーザー発光部からの光の一部を拡散して反射する拡散反射素子と、前記青色レーザー発光部からの光の一部により励起されて蛍光を発光するとともに、前記赤色レーザー発光部からの光を拡散して反射する蛍光発光素子と、前記光合成素子の後段に設けられ、前記青色レーザー発光部からの光を偏光分離する偏光分離合成素子と、前記偏光分離合成素子の一部に設けられ、前記合成光線束のうちの少なくとも前記赤色レーザー発光部からの光を反射する反射領域と、前記偏光分離合成素子と前記拡散反射素子との間に設けられた第1位相差板と、を備え、前記偏光分離合成素子は、前記反射領域で反射した前記赤色レーザー発光部からの光を前記蛍光発光素子側に導くとともに、前記青色レーザー発光部からの光を偏光分離した青色第1偏光成分を前記拡散反射素子側に導き、前記青色レーザー発光部からの光を偏光分離した青色第2偏光成分を前記蛍光発光素子側に導き、前記赤色レーザー発光部からの光が前記蛍光発光素子で反射された赤色拡散光と、前記青色第1偏光成分が前記第1位相差板及び前記拡散反射素子を経由した青色拡散光と、前記蛍光と、を合成して照明光を生成する、ことを特徴とする。
上記態様の照明装置において、前記反射領域は、ミラー部材を有する、のが好ましい。
上記態様の照明装置において、前記ミラー部材は、反射ミラーまたは偏光分離ミラーである、のが好ましい。
上記態様の照明装置において、前記ミラー部材は偏光分離ミラーであって、前記赤色レーザー発光部からの光を反射し、前記青色レーザー発光部からの光を透過する色分離機能を有する、のが好ましい。
上記態様の照明装置において、前記ミラー部材は、前記偏光分離合成素子の表面に設けられる、のが好ましい。
上記態様の照明装置において、前記ミラー部材は、前記偏光分離合成素子に設けられた孔または凹部に保持される、のが好ましい。
本発明の一つの態様のプロジェクターは、上記態様に係る照明装置と、前記照明装置からの光を画像情報に応じて変調することにより画像光を形成する光変調装置と、前記画像光を投射する投射光学系と、を備えることを特徴とする。
第1実施形態に係るプロジェクターの概略構成図である。 照明装置の概略構成を示す図である。 第2実施形態に係る偏光分離合成素子の概略構成を示す断面図である。 第1変形例に係る偏光分離合成素子の構成を示す図である。 第2変形例に係る偏光分離合成素子の構成を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
(第一実施形態)
図1は本実施形態のプロジェクターの概略構成図である。
図1に示すように、本実施形態のプロジェクター1は、スクリーンSCR上にカラー映像を表示する投射型画像表示装置である。プロジェクター1は、照明装置2と、色分離光学系3と、光変調装置4R,光変調装置4G,光変調装置4Bと、合成光学系5と、投射光学系6とを備えている。
本実施形態の照明装置2は、色分離光学系3に向けて白色の照明光WLを射出する。色分離光学系3は、照明装置2からの照明光WLを赤色光LR(例えば、波長帯が600nm〜700nmの光)と、緑色光LG(例えば、波長帯が500nm〜600nmの光)と、青色光LB(例えば、波長帯が440nm〜470nmの光)とに分離する。
色分離光学系3は、第1のダイクロイックミラー7a及び第2のダイクロイックミラー7bと、第1の全反射ミラー8a、第2の全反射ミラー8b及び第3の全反射ミラー8cと、第1のリレーレンズ9a及び第2のリレーレンズ9bとを概略備えている。
第1のダイクロイックミラー7aは、照明装置2からの照明光WLを赤色光LRと、その他の光(緑色光LG及び青色光LB)とに分離する。第1のダイクロイックミラー7aは、分離された赤色光LRを透過すると共に、その他の光(緑色光LG及び青色光LB)を反射する。一方、第2のダイクロイックミラー7bは、緑色光LGを反射すると共に青色光LBを透過することによって、その他の光を緑色光LGと青色光LBとに分離する。
第1の全反射ミラー8aは、赤色光LRの光路中に配置されて、第1のダイクロイックミラー7aを透過した赤色光LRを光変調装置4Rに向けて反射する。一方、第2の全反射ミラー8b及び第3の全反射ミラー8cは、青色光LBの光路中に配置されて、第2のダイクロイックミラー7bを透過した青色光LBを光変調装置4Bに導く。緑色光LGは、第2のダイクロイックミラー7bから光変調装置4Gに向けて反射される。
第1のリレーレンズ9aは青色光LBの光路中における第2のダイクロイックミラー7bと第2の全反射ミラー8bとの間に配置されている。第2のリレーレンズ9bは青色光LBの光路中における第2の全反射ミラー8bと第3の全反射ミラー8cとの間に配置されている。
光変調装置4Rは、赤色光LRを画像情報に応じて変調し、赤色光LRに対応した画像光を形成する。光変調装置4Gは、緑色光LGを画像情報に応じて変調し、緑色光LGに対応した画像光を形成する。光変調装置4Bは、青色光LBを画像情報に応じて変調し、青色光LBに対応した画像光を形成する。
光変調装置4R,光変調装置4G,光変調装置4Bには、例えば透過型の液晶パネルが用いられている。また、液晶パネルの入射側及び射出側各々には、偏光板(図示せず。)が配置されている。以下、光変調装置4R,光変調装置4G,光変調装置4Bを単に光変調装置4R,4G,4Bと称すことにする。
また、光変調装置4R,4G,4Bの入射側には、それぞれフィールドレンズ10R,フィールドレンズ10G,フィールドレンズ10Bが配置されている。フィールドレンズ10R,フィールドレンズ10G,フィールドレンズ10Bは、光変調装置4R,4G,4Bそれぞれに入射する赤色光LR,緑色光LG,青色光LBそれぞれをテレセントリック化する。
合成光学系5には、光変調装置4R,4G,4Bからの画像光が入射する。合成光学系5は、各々が赤色光LR,緑色光LG,青色光LBに対応した画像光を合成し、この合成された画像光を投射光学系6に向けて射出する。合成光学系5には、例えばクロスダイクロイックプリズムが用いられている。
投射光学系6は、投射レンズ群からなり、合成光学系5により合成された画像光をスクリーンSCRに向けて拡大投射する。これにより、スクリーンSCR上には、拡大されたカラー映像が表示される。
(照明装置)
続いて、照明装置2について説明する。図2は照明装置の概略構成を示す図である。図2に示すように、照明装置2は、青色アレイ光源(青色レーザー発光部)21と、第1コリメーター光学系22と、ホモジナイザー光学系23と、第2位相差板28aと、ダイクロイックミラー(光合成素子)24と、偏光ビームスプリッター(偏光分離合成素子)25と、第1のピックアップ光学系26と、蛍光発光素子27と、第1位相差板28bと、第2のピックアップ光学系29と、拡散反射素子30と、赤色補助光源(赤色レーザー発光部)40と、第2コリメーター光学系41と、レンズインテグレーター31と、偏光変換素子32と、重畳レンズ33とを備えている。
青色アレイ光源21と、第1コリメーター光学系22と、ホモジナイザー光学系23と、第2位相差板28aと、ダイクロイックミラー24と、偏光分離合成素子25と、第1位相差板28bと、第2のピックアップ光学系29と、拡散反射素子30とは、青色アレイ光源21の光軸ax1上に順次並んで配置されている。
また、蛍光発光素子27と、第1のピックアップ光学系26と、偏光分離合成素子25と、レンズインテグレーター31と、偏光変換素子32と、重畳レンズ33とは、照明光軸ax2上に順次並んで配置されている。光軸ax1と照明光軸ax2とは、同一面内にあり、互いに直交する。
また、赤色補助光源40と、第2コリメーター光学系41と、ダイクロイックミラー24とは、赤色補助光源40の光軸ax3上に順次並んで配置されている。
青色アレイ光源21は複数の青色レーザー発光素子21aを備える。複数の青色レーザー発光素子21aは光軸ax1と直交する面内において、アレイ状に並んで配置されている。青色レーザー発光素子21aは、例えば青色の光線BL(例えば波長帯が440nm〜470nmの青色レーザー光)を射出する。
青色アレイ光源21から射出された光線BLは、第1コリメーター光学系22に入射する。第1コリメーター光学系22は、青色アレイ光源21から射出された光線BLを平行光に変換する。第1コリメーター光学系22は、例えばアレイ状に並んで配置された複数のコリメーターレンズ22aから構成されている。複数のコリメーターレンズ22aは、複数の青色レーザー発光素子21aに対応して配置される。
第1コリメーター光学系22を通過した光線BLは、ホモジナイザー光学系23に入射する。ホモジナイザー光学系23は、マルチレンズ23a、23bを有する。ホモジナイザー光学系23は、第1のピックアップ光学系26と協働して被照明領域(蛍光体34)における照度分布を均一化する。また、ホモジナイザー光学系23は、第2のピックアップ光学系29と協働して被照明領域(拡散反射素子30)における照度分布を均一化する。
ホモジナイザー光学系23を透過した光線BLは第2位相差板28aに入射する。第2位相差板28aは、例えば回転可能に配置された1/2波長板である。青色レーザー発光素子21aから射出された光線BLは直線偏光である。第2位相差板28aの回転角度を適切に設定することにより、第2位相差板28aを透過する光線BLを、後述する偏光分離合成素子25に対するS偏光とP偏光とを所定の比率で含む光線とすることができる。第2位相差板28aを回転させることにより、S偏光とP偏光との比率を変化させることができる。
第2位相差板28aを通過することで生成されたS偏光とP偏光とを含む光線BLはダイクロイックミラー24に入射する。ダイクロイックミラー24は、光線BLを偏光状態にかかわらず透過させるとともに青色の光線BLと異なる波長帯の赤色光(後述する赤色補助光源40から射出された赤色補助光線RL)を反射し、光線BL及び赤色光を合成して同一方向に射出する。ダイクロイックミラー24を透過した光線BLは偏光分離合成素子25に入射する。
ところで、本実施形態の照明装置2は、赤色補助光源40から射出した光によって照明光WLの赤色成分(赤色光LR)を補うようにしている。これにより、プロジェクター1における表示画像の赤色成分を補うことで最適なホワイトバランスを有する白色光を表示可能となる。赤色補助光源40は赤色レーザー発光素子40aを1つ有する。
本実施形態において、赤色レーザー発光素子40aは所定波長帯の光として赤色補助光線(赤色レーザー光)RLを射出する。具体的に、赤色補助光線RLは、例えば635〜645nmにピーク波長をもつレーザー光である。
赤色レーザー発光素子40aから射出された赤色補助光線RLは、第2コリメーター光学系41に入射する。第2コリメーター光学系41は、赤色レーザー発光素子40aから射出された赤色補助光線RLを平行光に変換する。第2コリメーター光学系41は、コリメーターレンズ41aを有する。
赤色補助光線RLはダイクロイックミラー24に入射する。赤色補助光線RLは、ダイクロイックミラー24で反射され、上述したようにダイクロイックミラー24を透過した光線BLととともに偏光分離合成素子25に入射する。ダイクロイックミラー24は、赤色補助光線RLと光線BLとを合成した合成光線束GLを生成する。
ダイクロイックミラー24は、光軸ax1及び光軸ax3に対して45°の角度をなすように配置される。より具体的に、ダイクロイックミラー24は、合成光線束GLの中心に赤色補助光源40からの赤色補助光線RLを位置させるように、青色アレイ光源21および赤色補助光源40に対して配置されている。赤色補助光線RLは合成光線束GLの中心に位置している。本実施形態において、合成光線束GLの中心は、青色アレイ光源21の光軸ax1に一致する。
偏光分離合成素子25は、偏光ビームスプリッター55と、偏光ビームスプリッター55の一部に設けられた反射領域50と、を有する。
反射領域50は、合成光線束GLのうちの少なくとも赤色補助光源40からの光(赤色補助光線RL)を反射する。反射領域50は、偏光分離合成素子25における赤色補助光線RLの入射位置に設定される。上述のように赤色補助光線RLは合成光線束GLの中心に位置する。そのため、反射領域50は、合成光線束GLの入射方向に平面視した状態で、偏光分離合成素子25における合成光線束GLの入射領域の中心に設けられる。
反射領域50にはミラー部材51が設けられる。本実施形態では、ミラー部材51として反射ミラー51aを用いる。本実施形態において、反射ミラー51aとは光透過性をほとんど有さない、例えば入射した光の透過率が10%以下の特性をもつミラーを意味する。
ミラー部材51は、偏光ビームスプリッター55の表面55aに直接設けられる。ミラー部材51は、偏光ビームスプリッター55の表面55aに例えば接着材を介して貼り付けられる。そのため、偏光ビームスプリッター55の表面55aを加工する必要が無く偏光分離合成素子25の製造が容易となる。ミラー部材51は、偏光分離合成素子25に入射する赤色補助光線RLを蛍光発光素子27に向けて反射する。ミラー部材51で反射された赤色補助光線RLは第1のピックアップ光学系26に入射する。第1のピックアップ光学系26は、例えば第1レンズ26a及び第2レンズ26bから構成される。
本実施形態において、赤色補助光線RLのビームサイズは光線BLのビームサイズよりも小さくするのが望ましい。このようにすれば、反射領域50に形成される赤色補助光線RLによる照射スポットが小さくなるので、ミラー部材51のサイズを小型化できる。
偏光分離合成素子25は、合成光線束GLのうちの光線BLを、偏光ビームスプリッター55に対するS偏光の光線BLs(青色第2偏光成分)とP偏光の光線BLp(青色第1偏光成分)とに分離する。P偏光の光線BLpは偏光ビームスプリッター55を透過して拡散反射素子30に向かい、S偏光の光線BLsは偏光ビームスプリッター55で反射されて蛍光発光素子27に向かう。
偏光分離合成素子25において、偏光ビームスプリッター55で反射されたS偏光の光線BLsは、ミラー部材51で反射された赤色補助光線RLとともに第1のピックアップ光学系26に入射する。
ここで、光線BLsは、ホモジナイザー光学系23及び第1のピックアップ光学系26を経由することで、蛍光発光素子27の被照明領域に対して照度分布が均一化された状態で入射する。蛍光発光素子27は、蛍光体34と、この蛍光体34を支持する基板35と、蛍光体34を基板35に固定する固定部材36とを有している。
本実施形態において、蛍光体34は、該蛍光体34の側面と基板35との間に設けられた固定部材36により、基板35に固定される。蛍光体34は、光線BLsの入射する側と反対側の面において、基板35に接触する。
蛍光体34は、光線BLsを吸収して励起される。光線BLsにより励起された蛍光体34は、例えば波長帯が500〜700nmの黄色の蛍光YLを射出する。
蛍光体34の光線BLsが入射する側とは反対側(第1のピックアップ光学系26とは反対側)には反射部37が設けられている。反射部37は、蛍光体34で生成された蛍光YLのうち、基板35に向かって進む成分を反射する。
基板35の蛍光体34を支持する面とは反対側の面には、ヒートシンク38が配置されている。蛍光発光素子27では、このヒートシンク38を介して放熱できるため、蛍光体34の熱劣化を防ぐことができる。
蛍光体34で生成された蛍光YLのうち、一部の蛍光YLは、反射部37によって反射され、蛍光体34の光入射面から外部へと射出される。また、蛍光体34で生成された蛍光YLのうち、他の一部の蛍光YLは、反射部37を介さずに蛍光体34の光入射面から外部へと射出される。このようにして、蛍光YLが蛍光体34から第1のピックアップ光学系26に向けて射出される。
また、偏光分離合成素子25のミラー部材51で反射された赤色補助光線RLは、第1のピックアップ光学系26を経由して蛍光体34の上面34aに入射する。蛍光体34内部に入射した赤色補助光線RLは蛍光体34に含まれる散乱体によって散乱された後、上面34aから拡散した状態で射出される。また、赤色補助光線RLの一部は散乱体で散乱されつつ、下面34bに設けられた反射部37で反射されて上面34aから拡散した状態で射出される。
これにより、赤色補助光線RLは蛍光体34に入射することで赤色拡散光RL1として射出される。すなわち、本実施形態において、蛍光体34は赤色補助光線RLに対して拡散板として機能する。赤色拡散光RL1は、蛍光体34で拡散されることで蛍光YLの発光分布に近づく。よって、赤色拡散光RL1と蛍光YLとを合成した後述の照明光WLは表示画像に色ムラを生じ難い。
偏光分離合成素子25に入射した際、合成光線束GLの中心に位置していた赤色補助光線RLは、偏光分離合成素子25で反射された後においても、光線BLsの中心に位置する。よって、赤色補助光線RLは、光線BLsが蛍光体34の上面34aに形成する照射スポットの中心に入射する。これにより、蛍光体34で生成された蛍光YL及び赤色拡散光RL1は互いの発光中心(光軸)が概ね一致する。例えば、蛍光YL及び赤色拡散光RL1の発光中心は照明光軸ax2に位置する。そのため、蛍光YL及び赤色拡散光RL1は照明光軸ax2上に配置された第1のピックアップ光学系26に効率良く取り込まれるようになる。
蛍光YL及び赤色拡散光RL1は第1のピックアップ光学系26にピックアップされることで平行化されて、偏光分離合成素子25に再び入射する。蛍光YL及び赤色拡散光RL1は、偏光分離合成素子25を透過する。
なお、赤色補助光線RLは直線偏光(例えば、偏光ビームスプリッター55に対するP偏光)であるが、赤色拡散光RL1は蛍光体34内部を通り散乱することでランダム偏光(P偏光及びS偏光を含んだ状態)と変換されている。
蛍光YL及び赤色拡散光RL1のうちの偏光分離合成素子25の反射領域50に入射した成分は、ミラー部材51によって反射される。
ミラー部材51で反射された反射成分S(蛍光YL及び赤色拡散光RL1の一部)は、不図示の遮光部材で遮光される。そのため、本実施形態の偏光分離合成素子25において、蛍光YL及び赤色拡散光RL1の一部(ミラー部材51による反射成分S)は照明光WLとして利用されない。すなわち、ミラー部材51で反射された成分は光損失となるが、偏光ビームスプリッター55に対するミラー部材51の割合は小さいため、ミラー部材51による光損失は十分少ないと言える。
一方、偏光分離合成素子25を透過したP偏光の光線BLpは第1位相差板28bに入射する。第1位相差板28bは、偏光分離合成素子25と拡散反射素子30との間の光路中に配置された1/4波長板から構成される。したがって、偏光分離合成素子25から射出されたP偏光の光線BLpは、この第1位相差板28bによって、例えば、右回り円偏光の青色光線BLc1に変換された後、第2のピックアップ光学系29に入射する。第2のピックアップ光学系29は、例えば1枚のレンズから構成される。ホモジナイザー光学系23及び第2のピックアップ光学系29を経由した青色光線BLc1は、拡散反射素子30に対して照度分布が均一化された状態で入射する。
拡散反射素子30は、偏光分離合成素子25における蛍光体34の鏡像となる位置に配置され、第2のピックアップ光学系29から射出された青色光線BLc1を偏光分離合成素子25に向けて拡散反射させる。拡散反射素子30としては、入射した光をランバート反射させつつ、且つ、偏光状態を乱さないものを用いることが好ましい。
本実施形態の拡散反射素子30は、例えば、右回り円偏光の青色光線BLc1を左回り円偏光の青色光線BLc2として反射する。青色光線BLc2は第2のピックアップ光学系29によって平行光に変換された後に再び第1位相差板28bに入射する。
また、拡散反射素子30で拡散反射された後、第1位相差板28bを経由して異なる偏光状態に変換された光を青色拡散光BLs1と称する。本実施形態によれば、左回り円偏光の青色光線BLc2は、第1位相差板28bによってS偏光の青色拡散光BLs1に変換される。S偏光の青色拡散光BLs1は、偏光分離合成素子25によってレンズインテグレーター31に向けて反射される。このようにして、本実施形態の偏光分離合成素子25は、青色拡散光BLs1及び赤色拡散光RL1と、蛍光YLとを合成して照明光WLを生成する。
本実施形態において、青色拡散光BLs1は拡散反射素子30で拡散反射されることで蛍光YL及び赤色拡散光RL1の発光分布に近づく。よって、青色拡散光BLs1と赤色拡散光RL1と蛍光YLとを合成した照明光WLは表示画像に色ムラを生じ難い。
なお、光線BLのうちミラー部材51に入射した成分は、その偏光状態によらず反射されて蛍光発光素子27に向かう。すなわち、ミラー部材51に入射したP偏光の光線BLpは拡散反射素子30に入射せず、蛍光発光素子27における蛍光YLの生成に利用されてしまう。このような場合においても、本実施形態の照明装置2によれば、第2位相差板28aを回転させることで光線BLsと光線BLpとの比率を変化させることで、蛍光YLと青色拡散光BLs1との比率を調整することで、後述の照明光WLのホワイトバランスを維持することができる。
照明光WLは、レンズインテグレーター31に向けて射出される。レンズインテグレーター31は、第1マルチレンズ31aと第2マルチレンズ31bとを有する。第1マルチレンズ31aは照明光WLを複数の部分光線束に分割するための複数の第1小レンズ31amを有する。
第1マルチレンズ31aのレンズ面(第1小レンズ31amの表面)と光変調装置4R,4G,4Bの各々の画像形成領域とは互いに共役となっている。そのため、第1小レンズ31am各々の形状は、光変調装置4R,4G,4Bの画像形成領域の形状と略相似形(矩形状)となっている。これにより、第1マルチレンズ31aから射出された部分光束各々が光変調装置4R,4G,4Bの画像形成領域にそれぞれ効率良く入射する。
第2マルチレンズ31bは、第1マルチレンズ31aの複数の第1小レンズ31amに対応する複数の第2小レンズ31bmを有する。第2マルチレンズ31bは、重畳レンズ33とともに、第1マルチレンズ31aの各第1小レンズ31amの像を光変調装置4R,4G,4Bの各々の画像形成領域の近傍に結像させる。
レンズインテグレーター31を透過した照明光WLは、偏光変換素子32に入射する。偏光変換素子32は、偏光分離膜と位相差板(1/2位相差板)とをアレイ状に並べて構成される。偏光変換素子32は、照明光WLの偏光方向を所定方向に変換する。より具体的に、偏光変換素子32は、光変調装置4R,4G,4Bの光入射側に配置された偏光板(不図示)の透過軸の方向に照明光WLの偏光方向を対応させる。これにより、上述のように照明光WLを分離して得られる赤色光LR、緑色光LG及び青色光LBの偏光方向は、各光変調装置4R,4G,4Bの入射側偏光板の透過軸方向に対応する。よって、赤色光LR、緑色光LG及び青色光LBは入射側偏光板でそれぞれ遮光されることなく、光変調装置4R,4G,4Bの画像形成領域にそれぞれ良好に導かれる。
偏光変換素子32を透過した照明光WLは、重畳レンズ33に入射する。重畳レンズ33はレンズインテグレーター31と協働して、被照明領域における照明光WLによる照度分布を均一化する。
以上のように、本実施形態の照明装置2によれば、赤色補助光源40から射出した赤色補助光線RLを蛍光発光素子27で反射させた赤色拡散光RL1を利用して照明光WLを生成できる。赤色拡散光RL1の一部は偏光分離合成素子25の反射領域50(ミラー部材51)で反射されることで光損失を生じるものの、ミラー部材51は偏光ビームスプリッター55の表面55aの一部の狭い領域に設けられるため、反射領域50によって赤色拡散光RL1に生じる損失は十分小さくなる。したがって、本実施形態の照明装置2によれば、赤色光LRを効率良く補うことで、最適なホワイトバランスを有した照明光WLを生成することができる。
また、本実施形態の照明装置2は、偏光ビームスプリッター55の表面55aにミラー部材51を直接貼り付けた構成の偏光分離合成素子25を備えるので、装置の製造コストを低減できる。
また、本実施形態の照明装置2では、偏光分離合成素子25において生じる光損失(赤色S偏光成分KRs)を少なく抑えることができる。したがって、本実施形態の照明装置2によれば、蛍光YLの赤色成分を効率良く利用できる。
また、本実施形態の照明装置2では、赤色補助光源40から射出する赤色補助光線RLの出力を調整することで、照明光WLの赤色成分(赤色光LR)のアシスト量を任意に制御できる。よって、アシスト量を制御することで赤色成分の不足が補われるので、照明光WLとして適正なホワイトバランスを有する光を得ることができる。
また、本実施形態の照明装置2では、赤色レーザー発光素子40aから射出した赤色補助光線RLを蛍光発光素子27で拡散して反射させることができる。これにより、赤色補助光線RLを拡散するための拡散素子が不要となるので、照明装置2の小型化及び低コスト化を図ることができる。
また、本実施形態の照明装置2によれば、第2位相差板28aを回転させることで、S偏光(光線BLs)とP偏光(光線BLp)との比率を変化させて、蛍光YLと青色拡散光BLs1との比率を調整できる。よって、照明光WLの色バランス(ホワイトバランス)を所望の値に調整することができる。
また、本実施形態のプロジェクター1によれば、上記照明装置2を備えるので、赤色光LRが十分に補われることで、最適なホワイトバランスを有する白色光を生成することが可能となる。よって、良質な画像を表示することができる。
(第二実施形態)
続いて、本発明の第二実施形態に係る照明装置について説明する。本実施形態と上記実施形態との構成は偏光分離合成素子のみ異なっており、それ以外の構成は共通である。そのため、以下では、偏光分離合成素子の構成を主体に説明し、上記実施形態と共通の部材については同じ符号を付し、詳細な説明については省略する。
図3は偏光分離合成素子の概略構成を示す断面図である。図3に示すように、本実施形態の偏光分離合成素子125は、偏光ビームスプリッター55と、偏光ビームスプリッター55の一部に設けられた反射領域150と、を有する。
本実施形態において、反射領域150にはミラー部材61が設けられる。本実施形態では、ミラー部材61として偏光分離ミラー61aを用いる。偏光分離ミラー61aとは赤色補助光線RLに対して偏光分離機能をもつミラーを意味する。
偏光分離ミラー61aは、偏光ビームスプリッター55の表面55aに直接設けられる。偏光分離ミラー61aは、偏光ビームスプリッター55の表面55aに例えば接着材を介して貼り付けられる。
本実施形態において、赤色レーザー発光素子40aは、赤色補助光線RLとして偏光分離ミラー61aに対するS偏光を射出する。偏光分離ミラー61aは、偏光分離合成素子25に入射する赤色補助光線RLを蛍光発光素子27に向けて反射する。本実施形態の偏光分離ミラー61aは、赤色補助光線RLと波長帯の異なる光線BLを偏光方向によらず透過させる色分離機能を有する。
本実施形態において、光線BLは偏光方向によらず偏光分離ミラー61aを透過して偏光ビームスプリッター55に入射し、上述のように偏光ビームスプリッター55においてP偏光成分とS偏光成分とに偏光分離される。本実施形態の偏光分離合成素子125によれば、反射領域150(偏光分離ミラー61a)に入射したP偏光の光線BLpを拡散反射素子30側に導くことができる。よって、反射領域150によって生じる光線BLの損失を低減できる。
本実施形態において、偏光分離合成素子125に入射した蛍光YL及び赤色拡散光RL1の多くの成分は、偏光ビームスプリッター55を透過してレンズインテグレーター31に入射する。また、図3に示すように、偏光分離合成素子125に入射した蛍光YL及び赤色拡散光RL1の一部の成分は反射領域150に設けられた偏光分離ミラー61aに入射する。以下、偏光分離ミラー61aに入射した光について説明する。
上述したように赤色拡散光RL1は蛍光体34内部での散乱によってランダム偏光となっている。すなわち、赤色拡散光RL1は偏光分離ミラー61aに対するS偏光成分及びP偏光成分を含んだ状態となっている。
偏光分離ミラー61aは、赤色拡散光RL1を、偏光分離ミラー61aに対するS偏光である赤色拡散光RL1sと、P偏光である赤色拡散光RL1pとに分離する。P偏光の赤色拡散光RL1pは偏光分離ミラー61a及び偏光ビームスプリッター55を透過してレンズインテグレーター31に入射する。一方、S偏光の赤色拡散光RL1sは偏光分離ミラー61aで反射され、不図示の遮光部材で遮光される。
また、黄色光である蛍光YLは緑色蛍光成分KG及び赤色蛍光成分KRを含んでいる。蛍光YLのうち赤色蛍光成分KRの波長帯は赤色拡散光RL1の波長帯を含む。上述のように偏光分離ミラー61aは、赤色拡散光RL1に対して偏光分離機能を有する。すなわち、本実施形態の偏光分離合成素子125は、赤色蛍光成分KRを、偏光分離ミラー61aに対するP偏光である赤色P偏光成分KRpと、偏光分離ミラー61aに対するS偏光である赤色S偏光成分KRsとに分離する。
P偏光である赤色P偏光成分KRpは偏光分離ミラー61a及び偏光ビームスプリッター55を透過してレンズインテグレーター31に入射する。一方、S偏光である赤色S偏光成分KRsは偏光分離ミラー61aで反射され、不図示の遮光部材で遮光される。なお、緑色蛍光成分KGは偏光分離ミラー61a及び偏光ビームスプリッター55を透過してレンズインテグレーター31に入射する。すなわち、偏光分離ミラー61aを透過した蛍光YL´は、緑色蛍光成分KG及び赤色P偏光成分KRpのみから構成される。
このように本実施形態の偏光分離合成素子125において、赤色蛍光成分KR及び赤色拡散光RL1の一部(偏光分離ミラー61aに対するS偏光成分)は照明光WLとして利用されない。偏光分離ミラー61aで反射された成分は光損失となる。本実施形態において、偏光分離ミラー61aは偏光ビームスプリッター55の一部に設けられ、偏光分離ミラー61aに占める偏光分離ミラー61aの割合は小さい。そのため、偏光分離ミラー61aによる光損失は十分少ないと言える。
本実施形態の偏光分離合成素子125によれば、反射領域150に設けるミラー部材61として偏光分離ミラー61aを採用するため、第一実施形態のようにミラー部材として反射ミラーを用いた構成に比べて、ミラー部材61による反射領域50で生じる光損失を低減できるので、蛍光YL及び赤色拡散光RL1を照明光WLとして効率良く利用できる。
また、本実施形態の偏光分離合成素子125において、光線BLは、その偏光方向によらず偏光分離ミラー61aを透過可能である。よって、偏光分離合成素子125によれば、反射領域50による光線BLの光損失が生じないため、光線BLを青色拡散光BLs1及び蛍光YLの生成に効率良く利用できる。
なお、本発明は上記実施形態の内容に限定されることはなく、発明の主旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
例えば、上記実施形態において、偏光分離合成素子25或いは偏光分離合成素子125では、偏光ビームスプリッター55の表面55a上にミラー部材51,61を接着材で張り付ける場合を例に挙げたが、本発明はこれに限定されない。
(第1変形例)
図4は第1変形例に係る偏光分離合成素子の構成を示す図である。
図4に示すように、本変形例の偏光分離合成素子225は、偏光ビームスプリッター155と、偏光ビームスプリッター155の一部に設けられた反射領域250と、を有する。本変形例において、反射領域250にはミラー部材151が設けられる。ミラー部材151としては、上記実施形態のように反射ミラーや偏光分離ミラーを使用可能である。
本変形例において、ミラー部材151は、偏光ビームスプリッター155に設けられた孔155aに保持される。ミラー部材151は孔155aに嵌め込まれている。孔155aは偏光ビームスプリッター155を貫通する。この構成によれば、接着材を用いることなくミラー部材151を偏光ビームスプリッター155に保持することができる。
(第2変形例)
図5は第2変形例に係る偏光分離合成素子の構成を示す図である。
図5に示すように、本変形例の偏光分離合成素子325は、偏光ビームスプリッター255と、偏光ビームスプリッター255の一部に設けられた反射領域350と、を有する。本変形例において、ミラー部材251は、偏光ビームスプリッター255に設けられた凹部255aに保持される。ミラー部材251は凹部255aに嵌め込まれている。この構成によれば、接着材を用いることなくミラー部材251を偏光ビームスプリッター255に保持することができる。
また、上記実施形態及び変形例において、偏光分離合成素子は反射領域を一個のみ有する場合を例に挙げたが、反射領域を複数設けるようにしてもよい。この場合において、反射領域の数は、赤色補助光源40を構成する赤色レーザー発光素子40aの数と一致させてもよい。すなわち、偏光分離合成素子は、複数の赤色レーザー発光素子40aの各々に対応する反射領域を複数有してもよい。
また、反射領域の数は、赤色レーザー発光素子40aの数よりも少なくしてもよく、1つの反射領域で複数の赤色レーザー発光素子40aから射出された赤色補助光線RLをそれぞれ反射するようにしてもよい。
また、上記実施形態及び変形例において、偏光分離合成素子に対する拡散反射素子30と蛍光発光素子27との位置を入れ替えてもよい。すなわち、偏光分離合成素子で反射したS偏光の光線BLs(青色第1偏光成分)を拡散反射素子30に入射させ、偏光分離合成素子を透過したP偏光の光線BLp(青色第2偏光成分)を励起光として蛍光発光素子27に入射させる構成としてもよい。
また、上記実施形態において、赤色補助光源40とダイクロイックミラー24との間にホモジナイザー光学系を配置してもよい。この構成によれば、蛍光発光素子27上における赤色補助光線RLの照度分布の均一性を向上できる。
また、上記実施形態では本発明による照明装置をプロジェクターに搭載した例を示したが、これに限られない。本発明による照明装置は、照明器具や自動車のヘッドライト等にも適用することができる。
1…プロジェクター、2…照明装置、4B,4G,4R…光変調装置、6…投射光学系、21…青色アレイ光源(青色レーザー発光部)、24…ダイクロイックミラー(光合成素子)、25…偏光ビームスプリッター(偏光分離合成素子)、25,125,225,325…偏光分離合成素子、27…蛍光発光素子、28b…第1位相差板、30…拡散反射素子、40…赤色補助光源(赤色レーザー発光部)、50,150,250,350…反射領域、51,61,151,251…ミラー部材、51a…反射ミラー、55a…表面、61a…偏光分離ミラー、155a…孔、155b…凹部、BL…光線(青色レーザー発光部からの光)、BLs…S偏光の光線(青色第1偏光成分)、BLp…P偏光の光線(青色第2偏光成分)、BLs1…青色拡散光、GL…合成光線束、RL1,RL1p,RL1s…赤色拡散光、WL…照明光、YL…蛍光。

Claims (7)

  1. 青色レーザー発光部と、
    赤色レーザー発光部と、
    前記青色レーザー発光部からの光と前記赤色レーザー発光部からの光とを合成して合成光線束を生成する光合成素子と、
    前記青色レーザー発光部からの光の一部を拡散して反射する拡散反射素子と、
    前記青色レーザー発光部からの光の一部により励起されて蛍光を発光するとともに、前記赤色レーザー発光部からの光を拡散して反射する蛍光発光素子と、
    前記光合成素子の後段に設けられ、前記青色レーザー発光部からの光を偏光分離する偏光分離合成素子と、
    前記偏光分離合成素子の一部に設けられ、前記合成光線束のうちの少なくとも前記赤色レーザー発光部からの光を反射する反射領域と、
    前記偏光分離合成素子と前記拡散反射素子との間に設けられた第1位相差板と、を備え、
    前記偏光分離合成素子は、
    前記反射領域で反射した前記赤色レーザー発光部からの光を前記蛍光発光素子側に導くとともに、前記青色レーザー発光部からの光を偏光分離した青色第1偏光成分を前記拡散反射素子側に導き、前記青色レーザー発光部からの光を偏光分離した青色第2偏光成分を前記蛍光発光素子側に導き、
    前記赤色レーザー発光部からの光が前記蛍光発光素子で反射された赤色拡散光と、前記青色第1偏光成分が前記第1位相差板及び前記拡散反射素子を経由した青色拡散光と、前記蛍光と、を合成して照明光を生成する、
    照明装置。
  2. 前記反射領域は、ミラー部材を有する、
    請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記ミラー部材は、反射ミラーまたは偏光分離ミラーである、
    請求項2に記載の照明装置。
  4. 前記ミラー部材は偏光分離ミラーであって、前記赤色レーザー発光部からの光を反射し、前記青色レーザー発光部からの光を透過する色分離機能を有する、
    請求項3に記載の照明装置。
  5. 前記ミラー部材は、前記偏光分離合成素子の表面に設けられる、
    請求項2乃至4のいずれか一項に記載の照明装置。
  6. 前記ミラー部材は、前記偏光分離合成素子に設けられた孔または凹部に保持される、
    請求項2乃至5のいずれか一項に記載の照明装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の照明装置と、
    前記照明装置からの光を画像情報に応じて変調することにより画像光を形成する光変調装置と、
    前記画像光を投射する投射光学系と、を備える
    プロジェクター。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2021186612A1 (ja) * 2020-03-18 2021-09-23 シャープNecディスプレイソリューションズ株式会社 光源装置およびプロジェクタ
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