JP2018052268A - シート用スライド装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 大きなスライドストロークを確保可能なシート用スライド装置を提供する。【解決手段】 可動レール12に装着されたローラ14Aであって、当該可動レール12に作用する下向きの荷重を受けるとともに第1レール面11Aに転がり接触するローラ14Aと、球状に形成された転動体15Aであって、第2レール面11Bに転がり接触する転動体15Aと、可動レール12に装着され、転動体15Aを回転可能に保持しながら当該転動体15Aを第2レール面11Bに押圧する保持器15Dとを備える。可動レール12の上下方向ガタツキを抑制しながら、大きなスライドストロークを確保することが可能となる。【選択図】 図5

Description

本願は、シートをスライド可能に支持するシート用スライド装置に関する。
例えば、特許文献1に記載のシート用スライド装置では、ロアレールとアッパーレールとの隙間に、鋼球又はローラ等の転動体が回転自在に配設されている。
特開2003−146118号公報
特許文献1に記載の発明では、固定されたロアレールに対してアッパーレールが、長手方向一端側に向けてスライド変位すると、転動体は、スライド変位するアッパーレールに対して長手方向他端側に向けて転動変位する。
このため、特許文献1に記載の発明では、大きなスライドストロークを確保することが難しい。そこで、本願は、大きなスライドストロークを確保可能なシート用スライド装置を提供する。なお、スライドストロークとは、ロアレールに対するアッパーレールのスライド変位長さをいう。
本願では、固定される固定レール(11)であって、上方側に面した第1レール面(11A)及び下方側に面した第2レール面(11B)を有する固定レール(11)と、固定レール(11)に対してスライド可能な可動レール(12)であって、シートを支持するための可動レール(12)と、可動レール(12)に装着されたローラ(14A)であって、当該可動レール(12)に作用する下向きの荷重を受けるとともに第1レール面(11A)に転がり接触するローラ(14A)と、球状に形成された転動体(15A)であって、第2レール面(11B)に転がり接触する転動体(15A)と、可動レール(12)に装着され、転動体(15A)を回転可能に保持しながら当該転動体(15A)を第2レール面(11B)に押圧する保持器(15D)とを備える。
これにより、本願では、ローラ(14A)及び転動体(15A)は、可動レール(12)と一体となって固定レール(11)に対して変位する。つまり、本願では、可動レール(12)が長手方向一端側に向けてスライド変位しても、ローラ(14A)及び転動体(15A)は、スライド変位する可動レール(12)に対して長手方向他端側に向けて転動変位しない。
さらに、保持器(15D)は、転動体(15A)を第2レール面(11B)に押圧するので、可動レール(12)が固定レール(11)に対して上下方向にガタつくことを抑制できる。したがって、本願では、可動レール(12)の上下方向ガタツキを抑制しながら、大きなスライドストロークを確保することが可能となる。
なお、仮に、「第2レール面(11B)に滑り接触(以下、摺動ともいう。)するスライドシューを設けて可動レール(12)の上下方向のガタツキを抑制する構成」を採用すると、第2レール面(11B)とスライドシューとの接触面で発生する摺動荷重(静摩擦力)が大きくなり易い。
このため、上記構成では、可動レール(12)をスライド変位させる際に大きな力を必要とし、スライド操作性が低下するおそれがある。これに対して、本願では、球状の転動体(15A)を利用して上下方向のガタツキを抑制するので、スライド操作性が低下することを抑制できる。
なお、本願に係るシート用スライド装置は、以下のように構成してもよい。
すなわち、固定レール(11)に設けられた第3レール面(11C)であって、水平方向に対して略直交した第3レール面(11C)と、球状に形成された第2の転動体(15B)であって、第3レール面(11C)に転がり接触する第2の転動体(15B)と、第2転動体(15A)を回転可能に保持しながら、当該第2の転動体(15B)を第3レール面(11C)に押圧する第2の保持器(15E)とを備えていてもよい。これにより、水平方向のガタツキも抑制しながら、大きなスライドストロークを確保することが可能となる。
なお、保持器(15D)と第2の保持器(15E)とは一体成形品とすることが望ましい。これにより、部品点数及び組立工数の増大を抑制できる。
1つの保持器(15D)には、少なくとも2つの転動体(15A)が保持されており、かつ、それらの転動体(15A)は、第2レール面(11B)の長手方向と平行な方向に沿って並んで配列されている。これにより、複数の転動体(15A)に荷重を分散させることができる。
可動レール(12)のうち第2の転動体(15B)を挟んで第3レール面(11C)と対向する部位を対向部(12A)としたとき、第2の転動体(15B)の中心を通る仮想の水平線(Lo)は、第3レール面(11C)及び対向部(12A)と略直交しているこが望ましい。これにより、水平方向の荷重を確実に受けることができるので、水平方向のガタツキを確実に抑制できる。
保持器(15D)のうち転動体(15A)と滑り接触する部位は、球面状の凹部形状であることが望ましい。これにより、転動体(15A)を滑らかに転動させることが可能となる。
因みに、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的構成等との対応関係を示す一例であり、本発明は上記括弧内の符号に示された具体的構成等に限定されるものではない。
本発明の実施形態に係るシート用スライド装置の適用状態を示す図である。 本発明の第1実施形態に係るシート用スライド装置の斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る可動レール12を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る可動レール12を示す断面図である。 本発明の第1実施形態に係る可動レール12を示す断面図である。 Aは図3のA矢視図である。Bは図3のB矢視図である。 Aは本発明の第1実施形態に係る球体転動部15の斜視図である。Bは本発明の第1実施形態に係る球体転動部15の分解斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る可動レール12を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る球体転動部15の斜視図である。
以下に説明する「発明の実施形態」は、本願発明の技術的範囲に属する実施形態の一例を示すものである。つまり、特許請求の範囲に記載された発明特定事項等は、下記の実施形態に示された具体的構成や構造等に限定されるものではない。
以下、本発明の実施形態を図面と共に説明する。なお、各図に付された方向を示す矢印等は、各図相互の関係を理解し易くするために記載したものである。本発明は、各図に付された方向に限定されるものではない。
少なくとも符号を付して説明した部材又は部位は、「1つの」等の断りをした場合を除き、少なくとも1つ設けられている。つまり、当該部材が2以上設けられていてもよい。
(第1実施形態)
本実施形態は、図1に示すように、乗物用シート1を車両等の乗物に対してスライド可能とするシート用スライド装置10に本発明を適用したものである。シート用スライド装置10は、乗物用シート1を支持した状態で当該乗物用シート1をシート前後方向にスライド可能とする。
1.シート用スライド装置の構成
1.1 概略構成
シート用スライド装置10は、図2に示すように、少なくとも固定レール11及び可動レール12を有する。固定レール11は、車両のフロアパネル等に固定されるレールである。なお、本実施形態に係る固定レール11は、その長手方向が乗物用シート1のシート前後方向に一致した状態で車両前後方向に延びるように車両に固定される。
固定レール11は、図4に示すように、第1レール面11A及び第2レール面11Bそれぞれを少なくとも1つ有する。第1レール面11Aは、鉛直方向上方側に面するとともに、上記長手方向と平行な方向に延びる帯板面である。
第2レール面11Bは、鉛直方向下方側に面するとともに、上記長手方向と平行な方向に延びる帯板面である。本実施形態では、第1レール面11Aと第2レール面11Bとは、空隙を介して鉛直方向において対向している。
本実施形態に係る固定レール11は第3レール面11Cを有する。第3レール面11Cは、水平方向に対して略直交するとともに、上記長手方向と平行な方向に延びる帯板面である。第3レール面11Cは、第1レール面11Aと第3レール面11Cとを連結する壁部に設けられている。
本実施形態に係る固定レール11では、可動レール12を挟んで対称の位置に第1レール面11A〜第3レール面11Cそれぞれが設けられている。なお、紙面左側の第1レール面11A等と紙面右側の第1レール面11A等とは、上記長手方向と直交する鉛直方向において、可動レール12を挟んで対称の位置に設けられている。
以下、固定レール11の長手方向と平行な方向を「延び方向」という。当該延び方向と直交する水平方向を「幅方向」という。因みに、幅方向は、本実施形態ではシート幅方向と一致する。
可動レール12は、固定レール11に対して延び方向にスライド可能であって、乗物用シート1を支持するための可動体である。つまり、乗物用シート1は、可動レール12に連結固定され、可動レール12と共に延び方向に平行移動可能である。
なお、固定レール11及び可動レール12は共に金属製である。このため、第1レール面11A〜第3レール面11Cは金属製である。各第1レール面11A〜第3レール面11Cは、金属板にプレス加工等の塑性加工が施された一体成形品である。
1.2 スライド支持機構
スライド支持機構13(図3参照)は、可動レール12に作用する荷重を受けるとともに、当該可動レール12を固定レール11に対して滑らかにスライド変位させるための機構である。
スライド支持機構13は、ローラ転動部14及び球体転動部15それぞれを少なくとも1つ有して構成されている。なお、図6Aに示すように、可動レール12の幅方向一端側には、延び方向一端側及び他端側それぞれにローラ転動部14及び球体転動部15が設けられている。
図6Bに示すように、可動レール12の幅方向他端側には、その延び方向一端側及び他端側それぞれに球体転動部15が設けられ、その延び方向略中央部にローラ転動部14が設けられている。つまり、1つの可動レール12には、4つの球体転動部15及び3つのローラ転動部14が設けられている。
なお、幅方向一端側に配設された球体転動部15と幅方向他端側に配設された球体転動部15とは、左右対称構造である点を除き、同一の構造である。同様に、幅方向一端側に配設されたローラ転動部14と幅方向他端側に配設されたローラ転動部14とは、左右対称構造である点を除き、同一の構造である。
1.3 ローラ転動部
ローラ転動部14は、図4に示すように、環状のローラ14A及び軸部14B等を有している。ローラ14Aは、軸部14Bを介して可動レール12に回転可能に装着されている。そして、ローラ14Aは、当該可動レール12に作用する下向きの荷重を受けた状態で第1レール面11Aに転がり接触可能である。
本実施形態に係るローラ14Aは金属製である。軸部14Bは、ローラ14Aの内周面と滑り接触してローラ14Aを回転可能に支持する軸受部を構成する。なお、軸部14Bは、溶接等の接合固定手法、又はカシメ等の機械的締結手法にて可動レール12に固定されている。
1.4 球体転動部
球体転動部15は、図7Aに示すように、第1転動体15A、第2転動体15B及び保持器15C等を有して構成されている。第1転動体15A及び第2転動体15Bは、球状に形成された転動体である。
本実施形態に係る第1転動体15A及び第2転動体15Bは、金属製の鋼球である。第1転動体15A及び第2転動体15Bそれぞれは、複数(本実施形態では、2つ)設けられている。
各第1転動体15Aは、図5に示すように、第2レール面11Bに転がり接触する。それらの第1転動体15Aは、第2レール面11Bの長手方向と平行な方向に沿って並んで配列されている。
各第2転動体15Bは第3レール面11Cに転がり接触する。それらの第2転動体15Bは、第3レール面11Cの長手方向と平行な方向に沿って並んで配列されている。つまり、一対の第1転動体15A及び一対の第2転動体15Bそれぞれは、延び方向に沿って並んで配列されている。
保持器15Cは、図7Bに示すように、第1保持器15D及び第2保持器15E等を有する。第1保持器15Dは、一対の第1転動体15Aを回転可能に保持しながら当該第1転動体15Aを第2レール面11Bに押圧するための部材である。
第2保持器15Eは、一対の第2転動体15Bを回転可能に保持しながら当該第2転動体15Bを第3レール面11Cに押圧するための部材である。本実施形態では、第1保持器15Dと第2保持器15Eとは、樹脂又は金属にて構成された一体成形品である。
本実施形態では、第1保持器15Dと第2保持器15Eとは、樹脂製の一体成形品である。以下、第1保持器15Dと第2保持器15Eとを総称する際には、保持器15Cと記す。保持器15Cは、当該保持器15Cが弾性的に変形することにより、第1転動体15A及び第2転動体15Bを押圧する押圧力を発揮する。
保持器15Cのうち各転動体15A、15Bと滑り接触する部位15F、15Gは、球面状の凹部形状となっている。すなわち、第1転動体15Aと滑り接触する部位15F(以下、第1凹部15Fという。)は、各第1転動体15Aについて2つずつ設けられている。
一対の第1凹部15Fそれぞれは、図5に示すように、第1転動体15Aを挟んで水平方向一方側及び他端側それぞれに設けられている。第2転動体15Bと滑り接触する部位15G(以下、第2凹部15Gという。)は、各第2転動体15Bについて2つずつ設けられている。
一対の第2凹部15Gそれぞれは、第2転動体15Bを挟んで鉛直一方側及び他端側それぞれに設けられている。つまり、一対の第1凹部15F及び一対の第2凹部15Gそれぞれは、上記押圧力と直交する方向から各転動体15A、15Bを挟んで挟持している。
そして、可動レール12のうち第2転動体15Bを挟んで第3レール面11Cと対向する部位を対向部12Aとしたとき、第2の転動体15Bの中心を通る仮想の水平線Loは、第3レール面11C及び対向部12Aと略直交している。
つまり、対向部12Aと第3レール面11Cとは、第2転動体15Bを挟んで水平方向において互いに対向し、かつ、対向部12Aの面と第3レール面11Cとは略平行な一対の面を構成している。
なお、保持器15Cは、対向部12Aを水平方向両側から挟み込むようにして、幅方向の位置決めされた状態で可動レール12に装着されている。延び方向の位置は、図3に示すように、対向部12Aに設けられた凹部状の切り欠き部に保持器15Cが嵌め込まれることにより決められている。
2.本実施形態に係るシート用スライド装置の特徴
本実施形態では、ローラ14A及び第1転動体15Aは、可動レール12と一体となって固定レール11に対して変位する。つまり、本実施形態では、可動レール12が長手方向一端側に向けてスライド変位しても、ローラ14A及び第1転動体15Aは、スライド変位する可動レール12に対して長手方向他端側に向けて転動変位しない。
さらに、保持器15Cは、第1転動体15Aを第2レール面11Bに押圧するので、可動レール12が固定レール11に対して上下方向にガタつくことを抑制できる。したがって、本実施形態では、可動レール12の上下方向ガタツキを抑制しながら、大きなスライドストロークを確保することが可能となる。
保持器15Cは、第3レール面11Cに転がり接触する第2転動体15Bを、当該第3レール面11Cに押圧する。これにより、水平方向のガタツキも抑制しながら、大きなスライドストロークを確保することが可能となる。
第1転動体15A及び第2転動体15Bは、各レール面11B、11Cの長手方向と平行な方向に沿って並んで配列されている。これにより、複数の転動体15A、15Bに荷重を分散させることができる。
第2転動体15Bの中心を通る仮想の水平線Loが第3レール面11C及び対向部12Aと略直交している。これにより、水平方向の荷重を確実に受けることができるので、水平方向のガタツキを確実に抑制できる。
保持器15Cのうち第1転動体15A及び第2転動体15Bと滑り接触する第1凹部15F及び第2凹部15G部位は、球面状の凹部形状である。これにより、第1転動体15A及び第2転動体15Bを滑らかに転動させることが可能となる。
(第2実施形態)
本実施形態は、図8に示すように、第2転動体15Bに代えて「第3レール面11Cに滑り接触(以下、摺動ともいう。)する摺接部15H」を設けて可動レール12の水平方向のガタツキを抑制する構成である。
すなわち、摺接部15Hは、図9に示すように、保持器15Cのうち第3レール面11Cに対向する部位に設けられている。当該摺接部15Hは、第3レール面11C側に向けて凸となるように湾曲した板ばね状である。
このため、摺接部15Hと第3レール面11Cとは、所定の接触面圧にて滑り接触するので、可動レール12の水平方向のガタツキが抑制される。なお、本実施形態では、摺接部15Hと保持器15Cとは、樹脂製の一体成形品である。
なお、上述の実施形態と同一の構成要件等は、上述の実施形態と同一の符号を付したので、重複する説明は省略する。
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、第1レール面11Aと第2レール面11Bとは、空隙を介して鉛直方向において対向していた。しかし、本願明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。すなわち、例えば、第2レール面11Bが第1レール面11Aに対して鉛直方向及び水平方向にずれていてもよい。
上述の実施形態では、第1保持器15Dと第2保持器15Eとが一体成形されて1つの保持器15Cとして部品点数及び組立工数の増大を抑制していた。しかし、本願明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。
上述の実施形態では、第3レール面11Cに接触する第2転動体15B又は摺接部15Hを設けていた。しかし、本願明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。すなわち、例えば、第3レール面11C、及び第2転動体15B又は摺接部15Hを廃止してもよい。
上述の実施形態では、第2転動体15Bの中心を通る仮想の水平線Loが第3レール面11C及び対向部12Aと略直交していた。しかし、本願明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。
上述の実施形態に係る摺接部15Hは、保持器15Cとの一体成形品であった。しかし、本願明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。すなわち、例えば、摺接部15Hを金属又は樹脂にて別部品として製造した後、当該摺接部15Hを保持器15Cに組み付けてもよい。
上述の実施形態では、可動レール12の幅方向一端側と他端側とでローラ転動部14の数及び位置が異なっていた。しかし、本願明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。すなわち、例えば、可動レール12の幅方向一端側及び他端側のいずれにおいても、その延び方向両端側それぞれにローラ転動部14が設けられていてもよい。
上述の実施形態では、普通乗用車用シートに本発明に係るシート用スライド装置を適用した。しかし、本発明の適用はこれに限定されるものではなく、その他の自動車用シート、又は鉄道車両、船舶及び航空機等の乗物に用いられるシート、又は劇場用シート等の据え置き型シートにも適用できる。
さらに、本発明は、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されるものではない。したがって、上述した複数の実施形態のうち少なくとも2つの実施形態を組み合わせてもよい。
1… 乗物用シート 10… シート用スライド装置
11… 固定レール 11A… 第1レール面 11B… 第2レール面
11C… 第3レール面 12… 可動レール 12A… 対向部
13… スライド支持機構 14… ローラ転動部 14A… ローラ
14B… 軸部 15… 球体転動部 15A… 第1転動体
15B… 第2転動体 15C… 保持器 15D… 第1保持器
15E… 第2保持器 15F… 第1凹部 15G… 第2凹部

Claims (6)

  1. シートをスライド可能に支持するシート用スライド装置において、
    固定される固定レールであって、上方側に面した第1レール面及び下方側に面した第2レール面を有する固定レールと、
    前記固定レールに対してスライド可能な可動レールであって、シートを支持するための可動レールと、
    前記可動レールに装着されたローラであって、当該可動レールに作用する下向きの荷重を受けるとともに、前記第1レール面に転がり接触するローラと、
    球状に形成された転動体であって、前記第2レール面に転がり接触する転動体と、
    前記可動レールに装着され、前記転動体を回転可能に保持しながら当該転動体を前記第2レール面に押圧する保持器と
    を備えるシート用スライド装置。
  2. 前記固定レールに設けられた第3レール面であって、水平方向に対して略直交した第3レール面と、
    球状に形成された第2の転動体であって、前記第3レール面に転がり接触する第2の転動体と、
    前記可動レールに装着され、前記第2転動体を回転可能に保持しながら当該第2の転動体を前記第3レール面に押圧する第2の保持器と
    を備える請求項1に記載のシート用スライド装置。
  3. 前記保持器と前記第2の保持器とは一体成形品である請求項2に記載のシート用スライド装置。
  4. 1つの前記保持器には、少なくとも2つの前記転動体が保持されており、かつ、それらの転動体は、前記第2レール面の長手方向と平行な方向に沿って並んで配列されている請求項1ないし3のいずれか1項に記載のシート用スライド装置。
  5. 前記可動レールのうち前記第2の転動体を挟んで前記第3レール面と対向する部位を対向部としたとき、
    前記第2の転動体の中心を通る仮想の水平線は、前記第3レール面及び前記対向部と略直交する請求項2又は3に記載のシート用スライド装置。
  6. 前記保持器のうち前記転動体と滑り接触する部位は、球面状の凹部形状である請求項1ないし5のいずれか1項に記載のシート用スライド装置。
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